JPH0629433A - 発熱部品の筐体実装具 - Google Patents

発熱部品の筐体実装具

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JPH0629433A
JPH0629433A JP17874992A JP17874992A JPH0629433A JP H0629433 A JPH0629433 A JP H0629433A JP 17874992 A JP17874992 A JP 17874992A JP 17874992 A JP17874992 A JP 17874992A JP H0629433 A JPH0629433 A JP H0629433A
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JP
Japan
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base
heat
housing
substrate
transistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP17874992A
Other languages
English (en)
Inventor
Takafumi Hirano
孝文 平野
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Publication of JPH0629433A publication Critical patent/JPH0629433A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高出力トランジスタのような発熱
部品を搭載している基台において、この基台下部を凹凸
形状にして、筐体への放熱性を高める高出力増幅器の実
装基台を提供する。 【構成】 高出力トランジスタのような回路素子を搭載
する基台1aにおいて、基台1a上面にトランジスタ等
の発熱部品を搭載し、その基台1a下部の形状を凹凸形
状にし、さらにこの基台1aを実装する筐体3aの表面
形状を上記基台1aの凹凸形状に合わせた構造にする。
さらに、基台1aと筐体3aとをネジ4aでっ取り付け
る際に、その基台1aと筐体3aとの接触面に粘着性及
び熱伝動性材を塗布して固定する。これにより、基台1
aと筐体3aとの接触面積が増加し、熱伝動性を高める
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高出力増幅器等の筐体
への実装構造に関し、特に、高周波帯の高出力増幅器を
実装する際の発熱部品の筐体実装具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の高出力増幅器の実装方法は、図3
に示すように、高出力トランジスタ2cのフランジをネ
ジ4cで筐体へ固定し、上記高出力トランジスタで生じ
る熱を、接触面及びネジを介して筐体に伝導させて放熱
させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した、従来の実装
方法では、トランジスタの発する熱を、トランジスタ底
部の接触面及びネジを介して筐体へ逃がしているので、
高周波帯高出力トランジスタ等の底部接触面積が小さい
場合、熱の大部分は、ネジを介して筐体へ放熱される。
このため、トランジスタを筐体に固定するネジの数とネ
ジの大きさに放熱効果が影響を受け、効率のよい放熱が
できない場合がある。この放熱性が悪いと、トランジス
タと筐体との間の接触熱抵抗が増加し、トランジスタの
チャネル温度が増大するため、トランジスタの熱破壊等
の故障を起こしやすく、トランジスタの信頼度が低下す
るといった問題点がある。また、放熱性が悪いと、出力
電力の低下するといった問題点もある。
【0004】そこで本発明の目的は、このような従来の
問題点を除去して、より効率の高い放熱を可能とする発
熱部品の筐体実装具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の解決手段である発熱部品の筐体実装具は、基
台下部の接触面積を広げる少なくとも一つの突起を有す
る、発熱部品を搭載する基台と、この基台を固定する面
を、前記基台下部と嵌合するように成形した筐体とから
なることを特徴とする。
【0006】また、上記解決手段である発熱部品の筐体
実装具に、前記基台及び前記筐体の接触面間に粘着性の
ある熱伝性材を塗布してもよい。
【0007】さらにまた、上記解決手段である発熱部品
の筐体実装具に、前記基台の上面に粘着性のある熱伝性
材を塗布して発熱部品を前記基台に固定してもよい。
【0008】
【作用】ゆえに、本発明の構成は、図1,2に示すよう
に、基台1a、1bの下部を凹凸形状または、台形に成
形してある。そして、この凹凸形状または台形に成形し
た基台1a,1b下部と嵌合するように筐体3a,3b
も成形してあって、さらにこの基台1a,1bと筐体3
a,3bとの接触面間には、粘着性のある伝導性材を塗
布してある。また、基台1a,1bと高出力トランジス
タ2a,2bとは半田付け等によって固定してあり、基
台1a,1bと筐体3a,3bとは、ネジ4a,4bで
固定してある。この粘着性のある熱伝導性材または凹凸
形状の接触面は、基台1a,1bに伝導された高出力ト
ランジスタ2a,2bの発した熱を効率よく筐体3a,
3bに伝導するように作用する。
【0009】従って、基台1a下部形状は、より筐体3
aとの接触面積を大きくする形状がもっとも好ましい。
【0010】
【実施例】次に、本発明について、図1,2を参照しつ
つ以下に説明する。図1,2は、本発明の一実施例の断
面図である。図1において、高出力トランジスタ2a
は、基台1aに取り付けられ、この基台1aがネジ4a
を用いて筐体3aに取り付けられている。また、上記基
台1aと高出力トランジスタ2aとは、半田付け等によ
って固定されている。基台1aの下部は、筐体3aとの
接触面積を大きくするため、台形の形に成形してある。
そして、筐体3aの基台1aとの接触面も、その基台1
aの下部と緊密に嵌合するような形状に成形されてい
る。そして、この基台1aと筐体3aとをネジ4aによ
って固定するが、この基台1a固定の際に、基台1a及
び筐体3aの接触面に成形時にできる微細な粗さがある
場合では、粘着性のある熱伝導性材5aを基台1aの接
触面に塗布して組み立てても良い。これにより基台1a
と筐体3aとの接触面の接触性が向上し、高出力トラン
ジスタ2aから筐体3aへの熱伝導性をより高めること
ができる。また、高出力トランジスタ2aと基台1aと
の接触面にも、熱伝導性の高い接着剤等を塗布してもよ
い。
【0011】図2において、高出力トランジスタ2a
は、基台1bに取り付けられ、この基台1bがネジ4b
を用いて筐体3bに取り付けられている。また、上記基
台1bと高出力トランジスタ2aとは、半田付け等によ
って固定されている。基台1bの下部は、筐体3bとの
接触面積を大きくするため、凹凸形状にしてある。そし
て、筐体3bの基台1bとの接触面も、その基台1bの
下部と緊密に嵌合するような形状に成形されている。そ
して、この基台1bと筐体3bとをネジ4bによって固
定するが、この基台1b固定の際に、基台1b及び筐体
3bの接触面に成形時にできる微細な粗さがある場合で
は、粘着性のある熱伝導性材5bを基台1bの接触面に
塗布して組み立てても良い。これにより基台1bと筐体
3bとの接触面の接触性が向上し、高出力トランジスタ
2aから筐体3bへの熱伝導性をより高めることができ
る。また、高出力トランジスタ2aと基台1bとの接触
面にも、熱伝導性の高い接着剤等を塗布してもよい。
【0012】なお、上記において、高出力トランジスタ
2aと基台1a,1bとは半田付けで固定したが、高出
力トランジスタ2aと基台1a,1bと筐体3a,3b
とを、ネジ4a,4bで一体に固定するようにしても良
い。この場合にも、高出力トランジスタ2aと基台1
a,1bとの間隙及び、基台1a,1bと筐体3a,3
bとの間隙に、上記粘着性のある熱伝材料5a,5bを
塗布しておいても良い。また、基台1a,1bの材質に
ついても、熱伝導率の高いものであれば、いかなるもの
であってもよく、本発明では特に限定するものではな
い。さらにまた、基台1a,1bの下部形状について
も、凹凸のみならず、凸面若しくは凹面に成形した湾曲
形状でもよく、特にその形状を限定するものではない
し、基台1a,1bの上面の形状も特に限定するもので
はない。
【0013】また、基台1a,1bの下部の形状は、凹
凸形状であっても、筐体3a,3bの上面を、上記のよ
うに、基台1a,1bと嵌合する形状でなく、従来どう
り平面とし、その平面上に基台1a,1bをネジ4a,
4bで固定した際にできる、隙間を熱伝導性のよい樹脂
で充填してもよい。しかもその充填樹脂は、経時変化に
よって固形化する、例えば、エポキシ系の接着剤等であ
ってもよい。つまり、基台1a,1bの熱を効率よく筐
体3a,3bに伝導する構造であれば、筐体3a,3b
の構造はいかなるものであってもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、高出力
トランジスタのような発熱部品を搭載する基台におい
て、この基台下部の形状を凹凸形状若しくは湾曲形状等
にし、しかも筐体をこの凹凸形状等に嵌合するように成
形して、基台と筐体とを接合した。さらに、必要なら
ば、粘着性のある熱伝導性材を基台と筐体との間隙に塗
布したので、基台から筐体への熱伝導性を高めることが
でき、トランジスタで発生する熱をより効率良く筐体等
に放熱させることができ、トランジスタのチャネル温度
上昇を押さえることができる。これによって、トランジ
スタの熱破壊を防止し、トランジスタの信頼性をより向
上させることができる。また、上記のようにトランジス
タの放熱性を高めることで、トランジスタの出力低下を
押さえることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の実装断面図である。
【図2】本発明の一実施例の実装断面図である。
【図3】従来の高出力増幅器の実装断面図である。
【符号の説明】
1a,1b 基台 2a,2b,2c 高出力トランジスタ 3a,3b,3c 筐体 4a,4b,4c ネジ 5a,5b 粘着性のある熱伝性材料

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台下部の接触面積を広げる少なくとも一
    つの突起を有する、発熱部品を搭載する基台と、 この基台を固定する面を、前記基台下部と嵌合するよう
    に成形した筐体とからなることを特徴とする発熱部品の
    筐体実装具。
  2. 【請求項2】基台下部の接触面積を広げる少なくとも一
    つの突起を有する、発熱部品を搭載する基台と、 この基台を固定する筐体と前記基台との間に充填する熱
    伝導材とからなることを特徴とする発熱部品の筐体実装
    具。
  3. 【請求項3】前記基台及び前記筐体の接触面間に粘着性
    のある熱伝性材を塗布したことを特徴とする請求項1記
    載の発熱部品の筐体実装具。
  4. 【請求項4】前記基台の上面に粘着性のある熱伝性材を
    塗布して発熱部品を前記基台に固定したことを特徴とす
    る請求項1,2または3記載の発熱部品の筐体実装具。
JP17874992A 1992-07-07 1992-07-07 発熱部品の筐体実装具 Pending JPH0629433A (ja)

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