JPH06293386A - キャップシーリングヘッド - Google Patents

キャップシーリングヘッド

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JPH06293386A
JPH06293386A JP8077793A JP8077793A JPH06293386A JP H06293386 A JPH06293386 A JP H06293386A JP 8077793 A JP8077793 A JP 8077793A JP 8077793 A JP8077793 A JP 8077793A JP H06293386 A JPH06293386 A JP H06293386A
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Hiroyasu Murase
紘康 村瀬
Kiyotoshi Suzuki
聖敏 鈴木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャップシーリングヘッドに設けられる螺条
形成ローラ及び折曲ローラの調整を容易にした。 【構成】 昇降可能な支持本体2に支承される回転部材
10に円筒カム部材66を結合すると共に該カム部材6
6内に上下移動自在に円筒軸部材50を支承させ該軸部
材50に、前記円筒カム部材66のカムに従動ローラ6
8を介して当接する揺動レバー58を軸支する。該揺動
レバー58に板バネレバー81を介して螺条形成ローラ
48及び折曲ローラ46を支持させると共に前記従動ロ
ーラ68を偏心軸53を介して前記揺動レバー58に支
承させ、板バネレバー81と偏心軸53との調整により
螺条形成ローラ及び折曲ローラの調整を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は上部外周面に螺溝を有す
る容器にかぶせたアルミニューム等の金属板よりなるコ
ップ状の素材をスクリュウキャップに成形し、容器口に
キャップを締着するキャップシーリングヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、キャップシーラとして、支持
本体と、支持本体に装着されたシーリングヘッド支持手
段と、これに装着されたシーリングヘッドを備えたもの
が実用に供されている。シーリングヘッド支持手段は、
支持本体に固定された中心軸体とこの中心軸体の周囲に
装着された回転部材を備えている。中心軸体は支持本体
と一体に昇降し、また回転部材は中心軸体に対して相対
的に回転自在で、この中心軸体と一体に昇降する。シー
リングヘッドは、取付部と、容器の口頚部に被嵌された
キャップの相対的回転を防止するための押圧用中心軸部
材と、キャップを容器の口頚部に締め付けるための螺条
形成ローラ及び折曲ローラとこれらをキャップに寄せる
カムを備えたキャップシーラ機構を持っている。押圧用
中心軸部材は、シーリングヘッド支持手段の中心軸体に
連結して回転方向を固定されており、またシーリング機
構は、中心軸部材に対して相対的に回転自在で、シーリ
ングヘッド支持手段の回転部材と連結して回転する。中
心軸部材もシーリング機構も、シーリングヘッド支持手
段と一体に昇降する。
【0003】以下にこのキャップシーラの従来例を図6
に基づいて説明すると支持本体2と、支持本体2に装着
された工具支持手段4とこの工具手段6とを備えてい
る。工具支持手段4は上下方向に延びる中心軸体8及び
この中心軸体8に対して相対的に回転自在である回転部
材10を有している。支持本体2には軸受ハウジング1
2が取り付けられ、軸受ハウジング12の内側に軸受部
材14を介して細長い筒状の回転部材10が回転自在に
支持されている。回転部材10の一端部、即ち上端部に
は、固定部材16により伝動プーリ18が装着され該伝
動プーリ18と回転部材10との間にはキー部材20が
介在し、伝動プーリ18と回転部材10は1体になって
回転する。中心軸体8は回転部材10の内側に配設さ
れ、その両端部、即ち上端部及び下端部が軸受部材22
を介して回転部材10に回転自在に支持されている。中
心軸体8の上端部はナット24によりL字状部材26に
固定され、かかるL字状部材26の他端部が軸受ハウジ
ング12の上端部に取り付けられている。具体例では、
軸受ハウジング12の下端面にはキャップ部材28が装
着され、また軸受部材14の間及び軸受部材14と伝動
プーリ18の間には、それぞれスペーサ部材30及び3
2が介在している。また、1対の軸受部材22の間及び
軸受部材22とL字状部材26の間にもそれぞれスペー
サ部材34及び36が介在している。かくの通りの工具
支持手段4では、支持本体2が図示していない機構によ
り上下移動することにより、この支持本体2と一体に中
心軸体8及び回転部材10も上下移動する。支持本体2
は上下方向に延びる軸線を中心として回動することはな
く、従って伝動ベルトの如き伝動部材(図示せず)によ
り伝動プーリ18が所定方向に回されると、回転部材1
0が支持本体2及び中心軸体8に対して相対的に上記所
定方向に回転する。
【0004】又工具手段6は、押圧工具手段38と締付
工具手段40を具備している。押圧工具手段38は中心
軸部材42及び押圧工具44を有し、この軸部材42の
一端部、即ち上端部が工具支持手段4の中心軸体8の他
端部、即ち下端部に一体に回転するように装着される。
押圧工具44は中心軸部材42の他端部、即ち下端部に
装着され、その他端面には、容器の口頚部に被嵌された
蓋の天面壁(図示せず)に略対応した形状の凹部が形成
されている。また、締付工具手段40は、一対の折曲ロ
ーラ(スカートローラ)46及び一対の螺条形成ローラ
(スレッドローラ)48を有し、これらが実質上90度
の間隔を置いて配置されている。具体例では、中心軸部
材42の外側にはスリーブ状の円筒軸部材50が配設さ
れ、中心軸部材42の両端部が軸受部材52を介して円
筒部材50に回転自在に支持されている。円筒軸部材5
0には部材54が固定され、かかる部材54に軸部材5
6を介して揺動レバー58が揺動自在に装着され、これ
ら揺動レバー58の各の下端部にそれぞれスリーブ部材
60を介して折曲ローラ46及び螺条形成ローラ48が
回転自在に装着されている(対向する2個の揺動レバー
58には折曲ローラ46が装着され、残りの2個の揺動
レバー58には螺条形成ローラ48が装着されてい
る)。折曲ローラ46及び螺条形成ローラ48は、コイ
ルばね62の偏倚作用により図6に示す位置に保持され
るが、これらコイルばね62の偏倚作用に抗して上記位
置から下方に移動することができる。工具手段6は、更
に、折曲ローラ46及び螺条形成ローラ48を半径方向
内側に移動せしめる、即ちこれら折曲ローラ46及び螺
条形成ローラ48を容器に被嵌された蓋のスカート壁に
作用せしめるための作動機構64を含んでいる。図示の
作動機構64は円筒カム部材66とこの円筒カム部材6
6と協働する従動コロ68を備えている。円筒カム部材
66はスリーブ状の部材から構成され、外側軸部材50
の外側に配置され、円筒カム部材66と円筒軸部材50
との間にはキー部材70が介在している。円筒カム部材
66の外周面には実質上90度の間隔を置いてカム部が
設けられている。一方、従動コロ68は軸部材56に回
転自在に装着された作動アーム72に短軸を介して回転
自在に装着され、各従動コロ68が円筒カム部材66の
対応するカム部に接触する。この円筒カム部材66と円
筒軸部材50及び中心軸部材42(更には部材54、揺
動アーム58)は相対的に上下方向に移動自在であり、
円筒カム部材66に対して円筒軸部材50及び中心軸部
材42が相対的に上方に移動すると円筒カム部材66の
カム部により従動コロ68及び作動アーム72を介して
揺動レバー58が内側に揺動し、これによって折曲ロー
ラ46及び螺条形成ローラ48は内側に移動する。作動
アーム72と揺動レバー58の間に付勢された圧縮ばね
76を置き、調整ボルト82と調整ナット78によって
作動アーム72と揺動レバー58の間隔を保っている。
【0005】かくの通り工具手段6では、中心軸部材4
2が工具支持手段4の中心軸体8に連結され、また円筒
カム部材66が工具支持手段4の回転部材10に連結さ
れる。そして、容器の口頚部に被嵌された蓋を締めると
きは、伝動プーリ18が所定方向に回動され、これによ
り工具支持手段4の回転部材10並びに工具手段6の円
筒カム部材66、円筒軸部材50、部材54、揺動レバ
ー58(これら装着された作動アーム72及び従動コロ
68も)、折曲ローラ46及び螺条形成ローラ48が上
記所定方向に回動される。そして、かかる状態において
支持本体2(これと一体に工具支持手段4及び工具手段
6も)が下方に移動する。支持本体2がかく下降する
と、まず、押圧工具手段38の押圧工具44が、容器の
口頚部に被嵌されている蓋(図示せず)の天面壁周縁部
に当接し、この蓋を容器の口頚部に押圧する。押圧工具
44がかく当接すると、中心軸部材42、中心軸体8、
L字状部材26、軸受ハウジング12及び支持全体2を
介して蓋の容器に対する相対的回転が確実に防止され
る。押圧工具44が上述した如く当接した後、支持本体
2がさらに下降すると、押圧工具44の下降が容器(図
示せず)により阻止される故に、ばね手段(図示せず)
の偏倚作用に抗して押圧工具手段38、即ち押圧工具4
4及び中心軸部材42が他の構成要素(工具支持手段4
及び締付工具手段40)に対して相対的に上方に移動す
る。かくすると、円筒カム部材66に設けられているカ
ム部がそれぞれ対応する従動コロ68に作用し、従動コ
ロ68及び作動アーム72を介して揺動レバー58が内
側に旋回する。かくして、折曲ローラ46が半径方向に
傾動せしめられて蓋のスカート壁下端を半径方向内方に
折曲げて容器の口頚部に形成されている係止あご部(図
示せず)に係止せしめる。同時に、螺状形成ローラ48
が半径方向内方に傾動せしめられて蓋のスカート壁主部
に作用し、容器の口頚部に形成されている雄螺条に対応
して上記スカート壁主部に雄螺条を形成する。蓋と螺状
形成ローラ48または折曲ローラ46との隙間調整は調
整ボルト82と調整ナット78で行い、螺状形成ローラ
48と折曲ローラ46を押すばね力の調整はスプリング
アジャストボルト74を回して圧縮ばね76の付勢力を
調整する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例において
は蓋を容器の口頚部に締め付けるための螺状形成ローラ
48と折曲ローラ46支持する揺動レバー58に多くの
部品が組み込まれ構造が複雑であり、高価となる。蓋と
螺状形成ローラ48または折曲ローラ46との隙間調整
は調整ボルト82と調整ナット78で行い、螺状形成ロ
ーラ48と折曲ローラ46を押すばね力の調整はスプリ
ングアジャストボルト74を回して圧縮ばね76の付勢
力を調整するが、隙間の調整をすると圧縮ばね76の付
勢力も変化するので、圧縮ばね76の付勢力を必ず調整
しなければならなった。従って、調整が複雑となり、再
現性が困難である。
【0007】本発明は、かかる問題点に対処するため開
発されたものであって螺状形成ローラ及び折曲ローラの
調整を容易にすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成を実施例に対応する図1乃至図5を用
いて説明すると本発明は、昇降可能な支持本体2と、該
支持本体2に固定されて支持本体と一体に昇降する中心
軸体8と該中心軸体8の外周に回転自在嵌合されて、前
記支持本体2に支承される回転部材10と、該回転部材
10に結合の円筒カム部材66と、該円筒カム部材66
内に上下移動自在に支承される円筒軸部材50と、該円
筒軸部材50内に嵌挿されて前記中心軸体8に上下動自
在に係合されて、容器の口頚部に被冠されるキャップの
相対的回転を防止する押圧用中心軸部材42と、前記円
筒軸部材50に軸支されて従動コロ68を介して前記円
筒カム部材66のカム部に当接して揺動する揺動レバー
58と、該揺動レバー58に上下動自在に支承されて前
記キャップを容器の口頚部に締付ける螺条形成ローラ4
8及び折曲ローラ46とを具備するキャップシーリング
ヘッドにおいて、前記揺動レバー58に上下方向に長さ
調整自在の板バネレバー81を取り付け該板バネレバー
81を介して前記螺条形成ローラ48及び折曲ローラ4
6を支持すると共に前記従動コロ68を調整自在の偏心
軸53を介して前記揺動レバー58に支承させたことを
特徴とする。
【0009】
【作用】そして本発明は上記の手段によりキャプシーリ
ングの工程では、伝動プーリー18が所定方向に回転駆
動され、これによりシーリングヘッド支持手段4の回転
部材10並びにシーリングヘッド11の円筒カム部材6
6、該円筒カム部材66に回転方向を拘束されている円
筒軸部材50、該円筒軸部材50に取り付けられている
揺動レバー58と従動コロ68、揺動レバー58に取り
付けてある板バネレバー81、板バネレバー81の下端
に備えられている螺条形成ローラ48及び折曲ローラ4
6が同時に上記所定方向に回転駆動される。この状態に
おいて、昇降可能の支持本体2に支持されたシーリング
ヘッド支持手段4が下降すると、支持本体2に固設され
ている中心軸8に回転方向を拘束され、相対的に回転停
止状態にある中心軸部材42下端のキャップ押さえ75
が、容器37に被せた未締合のキャップ39の上面に当
接し、中心軸部材42は頭付ボルト49で案内されてい
る4個の圧縮バネ55の付勢力によってスラストベアリ
ング69を介して下向きに押され、容器37も相対的に
回転停止状態にあるので、シーリングヘッド11の回転
部に対するキャップ39の相対的回転は確実に防止され
る。続いて行われるシーリングヘッド11の下降ストロ
ークにより、回転状態にある円筒カム部材66の下部の
カムが下降し、同期回転状態にあるが下降しない円筒軸
部材のデスクブロック47aにピン止めされている揺動
レバー58の従動コロ68を押して、揺動レバー58と
板バネレバー81を傾け、図5に示したように、板バネ
レバー81の下端に設けてある螺条形成ローラ48と折
曲ローラ46を内側に移動させ巻締め作動をさせる。即
ち、螺条形成ローラ48はキャップ39の周壁に作用
し、容器37の口頚部に形成されている雄ネジに対応し
て、キャップ39の周壁に雌ネジを形成する。同時に折
曲ローラ46はキャップ39のスカート下端に作用し、
スカート下端を内側に折曲げて、容器37の口頚部に形
成されている係止顎部に係止させる。螺条形成ローラ4
8と折曲ローラ46を作動させる板バネレバー81は、
移動方向に対し可撓性を有するので容器口頚部の寸法誤
差に対応できる。シーリングヘッド11が所定の角度回
転をし、シーリング作業を終わった後、支持本体2の上
昇により、円筒カム部材66のカムが揺動レバー58の
従動コロ68から離れ、螺条形成ローラ48と折曲ロー
ラ46は外側に移動し、更に支持本体2が上昇すること
によりシーリングの1工程を完了し、容器37を排出
し、次の工程へと移る。
【0010】螺条形成ローラ48、折曲ローラ46とキ
ャップ39のシーリングヘッド11中心線からの距離を
調整したいときは偏心軸53の偏心量を調整する。ま
た、キャップ加工押力を換えたいときは、(図3参照)
ボルト89を緩め、調整板87を長穴に沿って移動し、
板バネレバー81の板バネの有効長さを換えボルト89
締付ける。ストッパボルト85は板バネレバー81の停
止位置において予圧をかけて置くので螺条形成ローラ4
8、及び折曲ローラ46の位置とキャップ加工押力の調
整がそれぞれ単独にできるので調整容易であり再現性も
十分である。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1乃至図5に基づ
いて説明するとキャップシーリング装置は支持本体2
と、支持本体2に装着されたシーリングヘッド支持手段
4と、これらに取り付けられるシーリングヘッド11と
を備えている。昇降可能の支持本体2に固定して支持さ
れた、シーリングヘッド支持手段4は従来技術の例で説
明したものと基本的に同じであるので部品名称、部品番
号等を流用する。
【0012】シーリングヘッド支持手段4は上下方向に
延びる中心軸体8及びこの中心軸体8に対して相対的に
回転自在である回転部材10を有している。支持本体2
には軸受ハウジング12が取り付けられ、軸受ハウジン
グ12の内側に軸受14を介して細長い筒条の回転部材
10が回転自在に支持されている。回転部材10の上端
部には、ナット16により伝動プーリ18が装着されて
いる。伝動プーリ18と回転部材10との間にはキー2
0が介在し、両者一体に回転する。中心軸体8は回転部
材10の内側に配設され、その上端部、下端部は軸受2
2を介して回転部材10に回転自在に支持されている。
中心軸体8の上端部はナット24によりL字状部材26
に固定され、L字状部材26の他端部は軸受ハウジング
12の上端に取り付けられている。軸受ハウジング12
の下端面にはキャップ部材28が装着され、また軸受1
4の間及び軸受14と伝動プーリ18との間には、それ
ぞれスペーサ30及び32が介在している。また、一対
の軸受22の間及び軸受22とL字状部材26との間に
もそれぞれスペーサ部材34及び36が介在している。
このようにシーリングヘッド支持手段4は、支持本体2
が図示していない機構により上下移動することにより、
中心軸体8及び回転部材10も上下移動する。支持本体
2は上下方向に延びる軸線を中心として回転駆動される
ことはなく、したがって伝動ベルトの如き伝動部材(図
示せず)により伝動プーリ18が所定方向に回転駆動さ
れると、回転部材10は支持本体2及び中心軸体8に対
して相対的に上記所定方向に回転する。中心軸体8の下
端には角穴を有するブッシュ41が固設されている。
【0013】11はシーリングヘッドを示し、該シーリ
ングヘッド11は、シーリングヘッド支持手段4の回転
部材10に直接結合されると円筒カム部材66と、該円
筒カム部材66の内部で相対的に上下に摺動できる構造
の、シーリングロール機構とから構成されている。円筒
カム部材66はその上部に雄ネジ66aを有し、シーリ
ングヘッド結合ナット43の雌ネジと螺合し、回転部材
10と容易に脱着することができる。結合された円筒カ
ム部材66と回転部材10との間にはキー35が介在
し、両者は一体に回転する。円筒カム部材66の上部円
板部の円周等配の穴に突通して4個の頭付ボルト49が
上下方向移動可能に配置され、同頭付ボルト49の下端
は、円筒軸部材50下部のデスクブロック50aを支え
る。また、円筒カム部材66の上部円板部とデスクブロ
ック50aの間の頭付きボルト49に付勢された圧縮バ
ネ55が外装されている。円筒カム部材66の外筒にカ
ムが形成される。
【0014】円筒カム部材66内を摺動するシーリング
ロール機構の摺動部材である円筒軸部材50は円筒カム
部材66の内側に上下摺動可能に嵌合し、回転方向はキ
ー59により拘束され常に円筒カム部材66と共に回転
する。円筒軸部材50の中空の貫通穴に中心軸部材42
が嵌合し、同円筒軸部材50にベアリング65,53及
びスラストベアリング69を介して支えられる。
【0015】中心軸部材42は上端に角軸を有し、この
角軸はシーリングヘッド支持手段4の中心軸体8下端の
ブッシュ41の角穴に、上下方向に摺動し得るように嵌
合する。また中心軸部材42の下端にはキャップ押さえ
75が取り付けられている。デスクブロック50aは、
図2に示したように、円周上等配に4条の切欠き溝を有
し、この溝に揺動レバー58が入り水平方向のピン83
により回転可能に支えられる。揺動レバー58の上部に
設けてある切欠き溝に従動コロ68が入り、図4の断面
図で示してあるように、偏心軸53によって回転自在に
支えられる。偏心軸53の偏心量eにより従動コロ68
の位置が変わり、揺動レバー58は2eの範囲内で円筒
カム部材に対し相対位置を調整することができる。揺動
レバー58の各々に板バネレバー81が取り付けられる
(図3参照)。この両者の取り付け位置に重ねて調整板
87がボルト89で取り付けられ、調整板87は長穴8
7aにより位置の調整ができる。各揺動レバー58の板
バネレバー81の中間部に当たる位置に、板バネレバー
81の止まった位置においてバネ力に予圧を与えるため
のストッパボルト85が設けられている。また各揺動レ
バー58の上端に、隣の揺動レバー58と互いに引き合
うように、引っ張りバネ103が掛けられている。シー
リングヘッド11の中心軸に対し、対向する一対の板バ
ネレバー81の下端に支持ブロック91が固着され、同
支持ブロック91と螺合するスリーブ97に螺条形成ロ
ーラ48が回転自在に装着されている。また前記の1対
の板バネレバー81と90度回った位置の、もう一対の
対向する板バネレバー81の下端にも同様に支持ブロッ
ク91が固着されていて、同支持ブロック91と螺合す
るスリーブ99に折曲ローラ46が回転自在に装着され
ている。
【0016】螺条形成ローラ48及び折曲ローラ46
は、それぞれスリーブ97、スリーブ99との間にコイ
ルバネ101を介在させ、このコイルバネ101の付勢
力により図示の位置に保持されるが、これらコイルバネ
101の付勢力に抗して図示位置から下方向に移動する
ことができる。前述の図4に示されたように、偏心軸5
3は止ネジによって揺動レバー58に偏心角度を調整し
ながら取り付けられる。偏心軸53を外側に張り出せ
ば、従動コロ68は円筒カム部材66のカムに押されて
より大きく移動し、螺条形成ローラ48及び折曲ローラ
46の加工力を強くすることができる。
【0017】中心軸部材42の下端に明けられた細長い
穴に検知軸73が摺動自在に嵌合している。検知軸73
の中間に水平のピン79が差込まれ、ピン79は中心軸
部材42の長穴を貫通してリング77で止められてい
る。キャップシーリングの工程において容器37に未締
合のキャップ37が被さっていれば、図5に示してある
位置に検知軸73が押上げられ、同時にリング77も上
昇して、板バネレバー81の下端の支持ブロック91及
びこれに支持された螺条形成ローラ48及び折曲ローラ
46は内側に移動できて、支障なくキャップシーリング
加工の作業に入ることができるが、もし、容器37にキ
ャップ39が被さっていなければ、検知軸73もリング
77も上昇せず、板バネレバー81下端の支持ブロック
91がリング77に内蔵の軸受に当たって止まり、板バ
ネレバー81は撓み、螺条形成ローラ48及び折曲ロー
ラ46は容器37の口頚に直接触れなくなる。
【0018】67は容器口頚をセンタリングするガイド
リングであり、頭付ボルト49の下端に延長して設けら
れた延長ボルト105の先端に取り付けられる。
【0019】
【発明の効果】このように本発明によるときは円筒カム
部材内に上下移動自在に支承される円筒軸部材に軸支さ
れて円筒カム部材のカムに当接して揺動する揺動レバー
には上下方向に長さ調整自在の板バネレバーを取り付
け、該板バネレバーを介して揺動レバーに支承される螺
条形成ローラ及び折曲ローラを支持したものであるから
板バネレバーは移動方向に対し可撓性を有するのでレバ
ーの作動範囲が柔軟性をもち容器口頚の寸法のばらつき
に対応できると共に板バネの有効長さを変えることによ
って巻締め押圧力の調整がそれぞれ単独にできるので調
整が容易になり而も揺動レバーを円筒カム部材のカムに
当接させる従動ローラはこれを調整自在の偏心軸を介し
て揺動レバーに支承させたから、偏心軸の調整によって
螺条形成ローラ及び折曲ローラのキャップからの距離が
調整され、その調整が容易となる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB矢視側面図である。
【図4】図2のC−C線断面図である。
【図5】図1の作動時の断面図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 支持本体 8 中心軸体 10 回転部材 42 中心軸部材 46 折曲ローラ 48 螺条形成ローラ 50 円筒軸部材 53 偏心軸 58 揺動レバー 66 円筒カム部材 68 従動コロ 81 板バネレバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降可能な支持本体と、該支持本体に固
    定されて支持本体と一体に昇降する中心軸体と該中心軸
    体の外周に回転自在嵌合されて、前記支持本体に支承さ
    れる回転部材と、該回転部材に結合の円筒カム部材と、
    該円筒カム部材内に上下移動自在に支承される円筒軸部
    材と、該円筒軸部材内に嵌挿されて前記中心軸体に上下
    動自在に係合されて、容器の口頚部に被冠されるキャッ
    プの相対的回転を防止する押圧用中心軸部材と、前記円
    筒軸部材に軸支されて従動コロを介して前記円筒カム部
    材のカム部に当接して揺動する揺動レバーと、該揺動レ
    バーに上下動自在に支承されて前記キャップを容器の口
    頚部に締付ける螺条形成ローラ及び折曲ローラとを具備
    するキャップシーリングヘッドにおいて、前記揺動レバ
    ーに上下方向に長さ調整自在の板バネレバーを取り付け
    該板バネレバーを介して前記螺条形成ローラ及び折曲ロ
    ーラを支持すると共に前記従動コロを調整自在の偏心軸
    を介して前記揺動レバーに支承させたことを特徴とする
    キャップシーリングヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003040395A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Shibuya Kogyo Co Ltd キャッパ
CN103193187A (zh) * 2013-04-02 2013-07-10 江苏汤姆包装机械有限公司 导流槽盖定向压盖装置

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JP2003040395A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Shibuya Kogyo Co Ltd キャッパ
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