JPH0629334U - 防巣具 - Google Patents

防巣具

Info

Publication number
JPH0629334U
JPH0629334U JP6321292U JP6321292U JPH0629334U JP H0629334 U JPH0629334 U JP H0629334U JP 6321292 U JP6321292 U JP 6321292U JP 6321292 U JP6321292 U JP 6321292U JP H0629334 U JPH0629334 U JP H0629334U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
binding band
support arm
hole
nest
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6321292U
Other languages
English (en)
Inventor
規弘 代継
光男 谷川
Original Assignee
ヨツギ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヨツギ株式会社 filed Critical ヨツギ株式会社
Priority to JP6321292U priority Critical patent/JPH0629334U/ja
Publication of JPH0629334U publication Critical patent/JPH0629334U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電柱や送電塔の支持アーム上に鳥が巣を造る
ことを防止するための防巣具を提供する。 【構成】 電柱21などの支持アーム22の上面または
側面に、鳥がつかまることができない程度の頂角を有す
る防巣具本体2を縛帯10を用いて装着固定し、支持ア
ーム22上に鳥が営巣しないようにした防巣具1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電柱や送電塔の支持アームなどに装着する防巣具に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、森林の開発が進む山野では、住家を追われた鳥類が電柱や送電塔に営巣 することが多くなっている。この巣作りには、木の枝や枯草のほか、金属線のよ うな電気良導体が混入することもある。したがって、営巣場所が支持アーム上で ある場合には、漏電や短絡事故が発生し易く、極めて危険である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように鳥類が支持アーム上に営巣して長期に住みつくことによって漏電や 短絡事故が発生し送電故障の原因となる危険性が高い。
【0004】 上記のような鳥類による送電故障を未然に防止するためには、支持アーム上に 巣を作ることができないようにする必要があり、さらに根本的には、支持アーム 上に鳥がとまれないようにしなければならない。
【0005】 このため本考案は、電柱や送電塔の支持アームに鳥がとまることができず、し たがってこの部分への営巣を不能にした防巣具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、電柱などの支持アームに当接する防巣具本 体と、該防巣具本体を前記支持アームに固定するための縛帯とを含み、 防巣具本体は、側面視で鳥がとまることができない程度に小さい頂角を有する 2等辺三角形状であり、正面視で矩形状とされ、その頂部が、電線および碍子に 対し段差を形成する高さに設定され、 正面壁には、左右側壁に近い下部と上下方向中間部とにそれぞれ正面下部縛帯 通孔と正面上部縛帯通孔とが設けられ、 背面壁には前記正面壁の下部縛帯通孔に対応する位置に背面下部縛帯通孔が設 けられ、 縛帯は、可撓性の帯体と尾錠とが一体形成され、帯体の一方面には鋸歯状歯を 有する係止部が設けられ、 尾錠には、締付け方向への帯体の通過を許すが緩め方向へは前記鋸歯状歯と係 合して帯体の通過を阻止するよう帯体に弾発圧接する鈎片が設けられることを特 徴とする防巣具である。
【0007】
【作用】
支持アームに装着される防巣具本体は、側面視で2等辺三角形状の頂角が、鳥 がとまれない程度の鋭角とされ、また防巣具本体の頂部と送電線または碍子との 間に大きな段差が形成されるため、支持アーム上に鳥が停止できる余地はない。 したがって支持アーム上に鳥が営巣することがない。
【0008】 防巣具本体を支持アームに固定するための縛帯は、締付け方向へ可動であるが 緩め方向への作動が阻止されるため、締付けが容易であり、一旦締付けられた後 、縛帯が緩んで防巣具本体が支持アームから脱落することはない。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の防巣具の使用態様を示す斜視図であり、図2は、防巣具本体の 正面図であり、図3は背面図であり、図4は左側面図であり、図5は右側面図で ある。また図6は防巣具本体の平面図であり、図7は底面図である。
【0010】 図1に示すように、防巣具1は、防巣具本体(以下、本体という)2と該本体 2を電柱21などの支持アーム22に固定する縛帯10とから成る。
【0011】 図2〜図7を参照して、本体2は、合成樹脂、たとえばポリエチレンのブロー 成型によって形成された中空体であって、側面視で2等辺三角形をなし、正面視 で矩形とされる。実施例によると、本体2の高さHは約210mmであり、長さ Lは約150mm、幅Wは約70mmに設定され、この場合の図4に示す2等辺 三角形の頂部の角度θは19゜とされる。鳥の種類にもよるが、鳥がとまって静 止するためには約40゜以上の頂部角度が必要であると言われ、したがってどの ような鳥も本考案の本体2上にとまることはできない。
【0012】 本体2には、正面壁2aと背面壁2bとに左右一対ずつの縛帯通孔3,4,5 が設けられる。すなわち、正面壁2aの、左右側壁2c,2dに近い下部に正面 下部縛帯通孔3,3が、また上下方向中間部に正面上部縛帯通孔4,4が設けら れるとともに、背面壁2bにも、前記正面下部縛帯通孔3,3に対応する位置に 背面下部縛帯通孔5,5が設けられる。
【0013】 本体2の左側壁2cには、連結凸部6が、また右側壁2dに連結凹部7が形成 される。これら連結凸部6と連結凹部7とは、複数の本体2が長手方向に配列装 着されたとき、互いに嵌合して位置決めする。
【0014】 本体2の底壁2eには、水抜孔8が形成され、風雨によって本体内部に侵入し た水を排出する。
【0015】 図8は縛帯10の斜視図であり、図9は図8の切断面線IX−IXから見た拡 大断面図である。これらの図に示すように、縛帯10は、本体2と同質の可撓性 帯体11と尾錠12とが一体形成され、帯体11の一方面に、断面が鋸歯状歯1 3aを持つ係止部13が設けられる。帯体11は、その係止部13を内側(図8 の矢符A方向)に向けて曲げられ、前記尾錠12の通孔14に挿通可能とされる 。
【0016】 縛帯10の尾錠12には、前記通孔14に臨む係止歯16を有する鈎片15が 設けられ、該鈎片15は、通孔14に挿通される帯体11に対して弾発圧接する 。
【0017】 この鈎片15は、帯体11に対して、その締付け方向へは自由に通過を許すが 、緩め方向へ無作為に引張るときは鈎片15が鋸歯状歯13aと係合して通過を 阻止する。
【0018】 図1に示すように電柱21の支持アーム22上に本体2を装着固定するには、 本体2の正面下部縛帯通孔3と背面下部縛帯通孔5とを通して左右それぞれ1本 ずつの縛帯10を予め挿通しておき、昇柱後に、作業者によって図10の側面図 に示すように、底壁2eを支持アーム22上に当接させ、前記縛帯10によって 支持アーム22に装着し、帯体11の先端部を引張って締付け固定する。一旦固 定された本体2は、自然状態では帯体11が緩むことがないので強風にも耐える ことができ、そのまま長期にわたって固定される。本体2は、中空であるため軽 く、取扱いが容易であり、安価に提供される。
【0019】 このような装着状態において、本体2の頂角θは、鳥がとまって静止できる角 度より遥かに小さく、頂部高さHは支持アーム22上の送電線24や碍子23の 高さより遥かに大きく、両者間に段差を形成するため、この防巣具1が装着され た支持アーム22上に鳥がとまって営巣することがない。
【0020】 防巣具1を撤去するときなどにおいて、帯体11を緩める必要が生じたときに は、鈎片15の先端部分15aを図9における矢符B方向へ押すことによって鋸 歯状歯13aと係止歯16との係合が外れ、容易に帯体11を尾錠12から引抜 くことができる。
【0021】 図11は、本体2の支持アーム22への他の装着状態を示す側面図である。こ の実施例によると、本体2は支持アーム22の側面に正面壁2aを当接させて固 定される。このとき、縛帯10は、正面上部縛帯通孔4と正面下部縛帯通孔3と に挿通される。
【0022】 なお、図2および図7において、連結凸部6は、左側面の幅方向中央部で、底 面よりの距離H1が約50mmの位置に突設され、その幅W1は10mm、長手 方向長さH2は50mm、突出高Tは7mm程度とされることが望ましい。また 正面上部縛帯通孔4と正面下部縛帯通孔3との距離H3は85mmが適当である 。
【0023】 碍子23の高さが低い場合、または送電線24が張設されていない部分の支持 アーム22上に装着するために別規格の本体20が使用される。この別規格によ ると、高さHは約100mmであり、この場合の頂部角度θは38°とされ、ま た連結凸部6の底面からの距離H1は20mm、長手方向長さH2は40mmに 設定されるほか、正面上部縛帯通孔4と正面下部縛帯通孔3との距離H3は50 mmに設定される。他の寸法は、前述の本体寸法と同一とされる。この別規格の 本体20は、前実施例と同様な使用態様とされるが上下方向の厚みが50mm以 下の支持アームの側面に接圧装着するのに便利である。
【0024】
【考案の効果】
本考案は以上のように、支持アーム上または側面に装着され、縛帯によって締 付け固定される防巣具本体は、その頂部の角度が、鳥がとまることができない鋭 角とされた、側面視で2等辺三角形に設定されている。したがって、防巣具本体 は、支持アーム上に取付けられる碍子や送電線に対して段差を有することと相俟 って、鳥が支持アーム上に巣を造ることができない。
【0025】 縛帯は、帯体の先端部を尾錠に通して、引張るだけで簡単に支持アームに固定 できる。
【0026】 このように、本考案の防巣具を支持アームに装着しておけば鳥の営巣による送 電事故を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防巣具の使用態様を示す斜視図であ
る。
【図2】防巣具本体の正面図である。
【図3】防巣具本体の背面図である。
【図4】防巣具本体の左側面図である。
【図5】防巣具本体の右側面図である。
【図6】防巣具本体の平面図である。
【図7】防巣具本体の底面図である。
【図8】縛帯の斜視図である。
【図9】図8の切断面線IX−IXから見た拡大断面図
である。
【図10】支持アームへの装着状態の正面図である。
【図11】他の装着状態の切欠き正面図である。
【符号の説明】
1 防巣具 2,20 防巣具本体 3,4,5 縛帯通孔 6 連結凸部 10 縛帯 11 帯体 12 尾錠 13 係止部 15 鈎片 21 電柱 22 支持アーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電柱などの支持アームに当接する防巣具
    本体と、該防巣具本体を前記支持アームに固定するため
    の縛帯とを含み、 防巣具本体は、側面視で鳥がとまることができない程度
    に小さい頂角を有する2等辺三角形状であり、正面視で
    矩形状とされ、その頂部が、電線および碍子に対し段差
    を形成する高さに設定され、 正面壁には、左右側壁に近い下部と上下方向中間部とに
    それぞれ正面下部縛帯通孔と正面上部縛帯通孔とが設け
    られ、 背面壁には前記正面壁の下部縛帯通孔に対応する位置に
    背面下部縛帯通孔が設けられ、 縛帯は、可撓性の帯体と尾錠とが一体形成され、帯体の
    一方面には鋸歯状歯を有する係止部が設けられ、 尾錠には、締付け方向への帯体の通過を許すが緩め方向
    へは前記鋸歯状歯と係合して帯体の通過を阻止するよう
    帯体に弾発圧接する鈎片が設けられることを特徴とする
    防巣具。
JP6321292U 1992-09-09 1992-09-09 防巣具 Pending JPH0629334U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6321292U JPH0629334U (ja) 1992-09-09 1992-09-09 防巣具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6321292U JPH0629334U (ja) 1992-09-09 1992-09-09 防巣具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0629334U true JPH0629334U (ja) 1994-04-15

Family

ID=13222669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6321292U Pending JPH0629334U (ja) 1992-09-09 1992-09-09 防巣具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0629334U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010067587A (ko) * 2001-02-19 2001-07-13 엄정욱 전주 완금용 정전사고방지기
KR100580660B1 (ko) * 2006-01-05 2006-05-16 김호광 전주용 새둥지 방지장치
JP2021013316A (ja) * 2019-07-10 2021-02-12 中国電力株式会社 抱腕金用鳥害防止具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010067587A (ko) * 2001-02-19 2001-07-13 엄정욱 전주 완금용 정전사고방지기
KR100580660B1 (ko) * 2006-01-05 2006-05-16 김호광 전주용 새둥지 방지장치
JP2021013316A (ja) * 2019-07-10 2021-02-12 中国電力株式会社 抱腕金用鳥害防止具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR200447077Y1 (ko) 수목 지지대용 연결구
EP1746697B1 (en) Securing element for securing a box to a wire cable tray
JPH0629334U (ja) 防巣具
US4159395A (en) Cable guard
DE3930012A1 (de) Vorrichtung zur abwehr von voegeln
US3176944A (en) Universal drop wire clamp
CN210628537U (zh) 一种双孔型铜接线端子
US3218385A (en) Cable brace
KR200148836Y1 (ko) 전주애자 보호용 덮개
US1955450A (en) Connecting clamp or splicer for cables
JP2649506B2 (ja) 営巣防止用抱きアームカバー
KR200426171Y1 (ko) 까치집 방지장치
CN210960118U (zh) 挡鼠板及挡鼠围墙
KR970000094Y1 (ko) 조류 둥지 방지용 완금 커버
CN219672280U (zh) 一种用于电线杆及钢绞线的藤蔓野草防爬罩
US1620804A (en) Insulator
KR200207466Y1 (ko) 완금 커버
EP1035274A1 (en) Fencing panel ties
JPH06335326A (ja) 樹木・支柱結束具
KR0132112Y1 (ko) 조류둥지용 지지대
KR100469818B1 (ko) 전신주 까치집 축조 방지 장치
JPH0739291A (ja) 鳥害防止器
JP2509448Y2 (ja) 端末装置の防滴構造
KR200220566Y1 (ko) 전주용 스텝 로드
JPH027144Y2 (ja)