JPH06293221A - 自動車のスライディングルーフの回転駆動シャフトの回転数を制限する装置 - Google Patents

自動車のスライディングルーフの回転駆動シャフトの回転数を制限する装置

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JPH06293221A
JPH06293221A JP5227559A JP22755993A JPH06293221A JP H06293221 A JPH06293221 A JP H06293221A JP 5227559 A JP5227559 A JP 5227559A JP 22755993 A JP22755993 A JP 22755993A JP H06293221 A JPH06293221 A JP H06293221A
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JP
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actuating member
crank
arm
rose
shaft
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JP5227559A
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Rainer Grimm
ライナー・グリム
Juergen Deckardt
ユルゲン・デッカルト
Kai Stehning
カイ・シュテーニンク
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Rockwell Golde GmbH
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Rockwell Golde GmbH
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/04Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels
    • B60J7/057Driving or actuating arrangements e.g. manually operated levers or knobs
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05GCONTROL DEVICES OR SYSTEMS INSOFAR AS CHARACTERISED BY MECHANICAL FEATURES ONLY
    • G05G1/00Controlling members, e.g. knobs or handles; Assemblies or arrangements thereof; Indicating position of controlling members
    • G05G1/08Controlling members for hand actuation by rotary movement, e.g. hand wheels
    • G05G1/085Crank handles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20576Elements
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  • Transmission Devices (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】すべての駆動をもっぱら作動クランクの操作に
よって行なうことができる自動車のスライディングルー
フの回転駆動シャフトの回転数を制限する装置の提供を
目的としている。 【構成】クランクアーム5の回動操作によって制御され
る作動部材45とブロックピン19との共働によって、
シャフト1の回転が閉塞位置と摺動蓋の所定の中間位置
でブロックされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のスライディン
グルーフの回転駆動シャフトの回転数を制限する装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のスライディングルーフ
の回転駆動シャフトの回転数を制限する装置は、クラン
クベース(4)とクランクアーム(5)とからなる作動
クランクを備えている。このうち、クランクベース
(4)はシャフトに力を伝達可能に連結されている。ま
た、クランクアーム(5)は枢支ピン(6)によってク
ランクベース(4)に関節連結されている。また、装置
は、シャフト(1)に強固に固定された偏心ディスク
(14)を備えている。偏心ディスク(14)の外周面
には外歯(15)を有する鋸歯状のリング(16)が回
転可能に支持されている。外歯(15)はローズ(7)
の内面にシャフトの軸と同心に設けられた内歯(17)
によって取り囲まれている。偏心ディスク(14)のほ
ぼ偏心量分だけローズ(7)の歯元半径が鋸歯状のリン
グ(16)の歯先半径よりも大きく設定されている。予
め設定された回転数に達した後にシャフト(1)の位置
を制限するための係合手段が鋸歯状のリング(16)と
ローズ(7)とにそれぞれ接続されている。ローズ
(7)に接続された係合手段は、シャフト(1)に対し
て平行に移動可能に案内されるブロックピン(19)で
ある。このブロックピン(19)は鋸歯状のリング(1
6)に接続された他方の係合手段の通路と係合する。ま
た、鋸歯状のリング(16)の少なくともある特定の位
置でブロックピン(19)は前記通路との係合がばねの
付勢力によって解除される。係合(押し込まれた)位置
において装置の回転はいずれの方向でも可能となる。非
係合(延出された)位置では装置の回転はいずれの方向
においても妨げられる。鋸歯状のリング(16)に接続
された他方の係合手段は、ローズ(7)内でシャフト
(1)と同軸に回転可能に支持されたブロックリング
(28)の円周上の段部(31,32)として構成され
ている。また、ブロックリング(19)には鋸歯状のリ
ング(16)に固定された突出ピン(36)が係合する
径方向溝(35)が設けられている。さらに、ブロック
リング(28)には段部(31)と段部(32)との間
に環状の肩部(33)が設けられている。この環状の肩
部(33)は起点位置に対応する所定の位置で途切れて
いる。また、環状の肩部(33)は少なくとも1か所の
別個の位置でブロックピン(19)の通路のために途切
れていても良い。さらに、回転を防止する部位を備えた
ブロックピン(19)は環状肩部(33)と係合する横
方向凹部(23)を有している。一方、ローズ(7)に
向けて移動可能に案内される作動部材(45)がクラン
クベース(4)の内部に配置されている。作動クランク
の回転によって作動部材(45)はブロックピン(1
9)と一直線になって移動することができる。その結
果、作動時においては、環状肩部(33)が途切れてい
る特定の位置でブロックピン(19)が他方の係合手段
の通路と係合することができる(ブロックピンが押し込
まれる)。このような装置は、DT 23 33 666 C3;DE 40
26 754C1と、米国特許第3948119 号、GB 1 450 22 9 GB
2 247 916A の明細書において開示されている。これら
に開示された装置は、2つの異なった一連の動作すなわ
ちスライディングルーフの摺動蓋のピボット・アウト及
びピボット・インという行程長さの異なる2つの動作
を、そのための据え付け位置の相違にもかかわらず、1
つのシャフトで行なうことが可能である。
【0003】上記従来の明細書の1つであるDT2333666C
3 において開示されている装置は、ブロックピンが動作
され得る起点位置から操作が開始される。前記2つの一
連の動作の各開始時、あるいは、一方の動作から他方の
動作に切り替わるような場合、例えば、ルーフが閉じら
れた後のスライディング動作から外側への回動動作に切
り替わるような場合には、回動ブロックを解除するため
に、ブロックピンは鋸歯状のリングに接続された係合手
段(ブロックリング)の通路に係合する必要がある。こ
の場合、ブロックリングは2つの機能を果たす。1つ
は、ブロックリングが移動を規制する係合手段を支持す
ることである。もう1つは、ブロックリングがこれに係
合するブロックピンをその環状の肩部によって保持する
ことである。これによって、装置の回転駆動がいずれの
方向でも可能となる。この場合、回転動作をブロックす
るためにブロックピンが非係合状態(突出される状態)
となることができる位置はたった1つである。すなわ
ち、摺動蓋が閉じられている時だけである。摺動蓋の閉
塞と外側への回動動作の全行程にわたってブロックピン
は係合されたままである。したがって、回転操作の中間
位置で回転がブロックされることはない。
【0004】これに対して、DE4026754C1 に開示された
従来の装置は、ブロックピンが通過できる別個のギャッ
プがブロックリングの環状の肩部に少なくとも1つ設け
られている。したがって、さらに別個の特定の中間位置
で、装置の回転操作をブロックすることができ、摺動蓋
をスライドの途中位置で固定することができる。この回
転ブロックと固定は起点位置で行なわれる。ブロックピ
ンがブロックリングの環状肩部に設けられた別個のギャ
ップに対向すると、ブロックピンはこれに作用するばね
の付勢力によって移動されて、装置の回転がブロックさ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したこれら2つの
装置において、ブロックピンを動作させるためにクラン
クベース内に配置された作動部材は、戻り止めボルトと
して構成されるとともに、ブロックピンと同軸に配設さ
れてクランクベースの戻り止めブッシュ内で摺動自在に
案内される。戻り止めボルトは、2つの戻り止め位置の
間で移動でき、戻り止めボルトに固定された操作ノブに
よって動作することができる。シャフトの回転ブロック
が解除されると、操作ノブが常時押圧される。摺動蓋の
望ましい動作を可能にするためには、ノブと折り畳み可
能な作動クランクの操作が要求される。
【0006】これら2つの操作は、作動クランクを人間
工学的に好ましく構成することで容易に可能であり、ま
た、自動車の使用者によって急速に習得されるものであ
る。しかし、操作性の向上を追及するにしたがって、よ
り一層の簡便化が要求されている。
【0007】したがって、本発明の目的は、すべての駆
動をもっぱら作動クランクの操作によって行なうことが
できる自動車のスライディングルーフの回転駆動シャフ
トの回転数を制限する装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】本発明
は、自動車のスライディングルーフの回転駆動のための
シャフトの回転数を制限する装置を提供している。この
装置は、クランクベースとクランクアームとから成る作
動クランクを備えている。クランクベースはシャフトに
力を伝達可能に連結されている。また、装置は、クラン
クアームをクランクベースに対して関節連結する枢着手
段と、シャフトに強固に固定された偏心ディスクと、偏
心ディスクの外周面上に回転可能に支持された鋸歯状の
リングとを備えている。鋸歯状のリングの外周面には歯
のセットが設けられている。この歯のセットはローズの
内面にシャフトの軸と同心に設けられた歯のセットによ
って取り囲まれている。偏心ディスクのほぼ偏心量分だ
けローズの歯元半径が鋸歯状のリングの歯先半径よりも
大きく設定されている。予め設定された回転数に達した
後にシャフトの位置を制限するための係合手段が鋸歯状
のリングとローズとにそれぞれ接続されている。ローズ
に接続された係合手段は、シャフトに対して平行に移動
可能に案内されるブロックピンである。このブロックピ
ンは鋸歯状のリングに接続された他方の係合手段の通路
と係合する。また、鋸歯状のリングの少なくともある特
定の位置でブロックピンは前記通路との係合がばねの付
勢力によって解除される。係合(押し込まれた)位置に
おいて装置の回転はいずれの方向でも可能となる。非係
合(延出された)位置では装置の回転はいずれの方向に
おいても妨げられる。鋸歯状のリングに接続された他方
の係合手段は、ローズ内でシャフトと同軸に回転可能に
支持されたブロックリングの円周上の段部として構成さ
れている。また、ブロックリングには鋸歯状のリングに
固定された突出ピンが係合する径方向溝が設けられてい
る。さらに、ブロックリングには段部と段部との間に環
状の肩部が設けられている。この環状の肩部は起点位置
に対応する所定の位置で途切れている。また、環状の肩
部は少なくとも1か所の別個の位置でブロックピンの通
路のために途切れていても良い。さらに、回転を防止す
る部位を備えたブロックピンは環状肩部と係合する横方
向凹部を有している。一方、ローズに向けて移動可能に
案内される作動部材がクランクベースの内部に配置され
ている。作動クランクの回転によって作動部材はブロッ
クピンと一直線になって移動することができる。その結
果、作動時においては、環状肩部が途切れている特定の
位置でブロックピンが他方の係合手段の通路と係合する
ことができる(ブロックピンが押し込まれる)。クラン
クアームは、枢支ピンによって回動自在に枢着された短
い指針アームと長い作動アームとを有する2アームレバ
ーとして構成されている。このうち、指針アームは、作
動アームがそのクランク位置にピボット・アウトされる
(外側に回動される)と、作動部材に側方から力を作用
させて、作動部材の最大可動位置に至るまで作動部材を
ローズの方に移動させる。作動部材がこの最大可動位に
達すると、指針アームと作動部材との係合によって力を
伝達することができなくなり、作動部材をばね力によっ
て初期位置に戻すことができるようになる。作動アーム
がその静止位置にピボット・インされる(元の内側位置
に回動される)と、指針アームは、ばね力に対して側方
に力を作用させて、指針アームと作動部材との係合が再
び初期の位置に戻されるまで作動部材を移動させる。
【0009】本発明の一実施例に係わる装置では、作動
クランクを起点位置すなわち自動車のルーフに設けられ
た据え付け凹部に配置される位置から回転位置に動作さ
せるピボット・アウト動作によって、クランクベース内
の作動部材を移動させて、ブロックピンを回転ブロック
が解除される位置まで移動させる。すなわち、クランク
アームの指針アームが作動部材をスライドさせてローズ
本体に当接させ、作動部材がブロックピンに作用するば
ねの付勢力に抗してブロックピンを移動させて回転ブロ
ックを解除する。ピボット・アウト動作の終端で作動部
材とブロックピンの変位動作が完了すると、作動クラン
クはいずれの方向にも回転可能となり、摺動蓋を駆動さ
せることができる。その後、作動部材は指針アームとの
力伝達的な係合が果たされると、ばね力によって初期位
置に戻される。作動クランクが例えば回転作動後に再び
据え付け凹部に回動して戻されると、作動部材はばね力
に抗して指針アームに従動し、クランクの起点位置にお
ける作動部材と指針アームとの係合が復帰される。この
実施例における装置は簡単かつ信頼できる構成を備えて
いる。回転ブロックの解除はクランクアームを単にピボ
ット・アウト(外側に回動させる)ことにより達成でき
る。作動部材が自由度を有してシャフトと平行に移動す
ることができるため、クランクアームはその初期位置に
回動することができる。また、この自由度のおかげによ
り、クランクアームが回動しながら戻された際に指針ア
ームが初期位置に戻されると、この戻り動作に応じて作
動部材が側方に偏向することができるものである。
【0010】指針アームの初期位置への戻り動作に応じ
た作動部材の側方への偏向は、作動部材をピボット装着
することによって可能となる。作動部材は、変位可能で
あると同時に、枢支ピンと平行に延びる枢軸によってク
ランクベース内で枢支されている。
【0011】作動部材には戻り止めとしての2つの凹部
が上下に位置して設けられている。これら2つの凹部は
仕切りウェブによって互いに仕切られている。指針アー
ムはこれら2つの凹部のいずれかと係合することができ
る。また、クランクアームが回動すると、指針アーム
は、その係合した凹部からもう一方の凹部へと乗り越え
て移動することができる。すなわち、指針アームが下側
の凹部と係合している場合には、クランクアームが外側
に回動(ピボット・アウト)すると、作動部材がローズ
に向けて上方に移動し、指針アームが下側の凹部から上
側の凹部に向けて乗り越えて移動すると、作動部材がこ
れを反対方向に戻すばねの付勢力によって下方に移動さ
れる。また、指針アームが上側の凹部と係合している場
合には、クランクアームが内側に回動(ピボット・イ
ン)すると、作動部材が枢軸を中心に前後にのみ回動す
る。
【0012】ばねの付勢力は作動部材に連続的に作用し
ている。作動部材は、一方ではスライド動作を案内する
クランクッベースのストッパーに向けて付勢され、他方
ではローズから離れる下方向に向けて付勢されている。
【0013】一直線上に配置された2つのベリングジャ
ーナルは、作動部材の両側の下端部付近に設けられてお
り、作動部材の枢軸を形成している。これらのベリング
ジャーナルは、クランクベース内に互いに対向して配置
された2つの細長い穴内に摺動自在に係合されている。
これらの細長い穴は作動部材の移動方向に延びている。
【0014】作動部材に連続的に作用するばねの付勢力
は螺旋状の圧縮ばねによって付与される。この圧縮ばね
の一端は、戻り止めとしての2つの凹部が位置する側と
反対側で作動部材と当接し、圧縮ばねの他端は、クラン
クベースの所定の面と当接している。圧縮ばねの両端
は、ばねが作動部材方向に向かう力成分と下方向に向か
う力成分とを付与するように取り付けられている。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例を
説明する。まず、装置の知られた構造及び原理を図1な
いし図6を参照しつつ説明する。シャフト1の一端には
鋸状のヘッド2が設けられ、シャフト1の他端にはキー
止めされた駆動ピニオン3が設けられている。駆動ピニ
オン3の両側には、摺動蓋(sliding lid)を作動させる
ための2方向に案内可能な歯付きケーブル(図示しな
い)が既知の方法によって係合されている。作動クラン
クが鋸歯状のヘッド2に押し付けられており、そのため
に、作動クランクにはヘッド2の歯と対応する受け歯が
形成されている。作動クランクはクランクベース4とク
ランクアーム5とからなる。作動クランクの端部には作
動ノブ5aが回転自在に取り付けられている。クランク
ベース4とクランクアーム5は枢支ピン6によって関節
連結されている。クランクアーム5は、クランクベース
4とクランクアーム5との間に作用する死点ピン(止り
センタピン)18(図9参照)の付勢力によって、クラ
ンクベース4に対して付勢されており、据え付け凹部6
4にセットされた折り畳み位置で安定した状態に保持さ
れる。ローズ7を貫通するシャフト1は、ローズ7に固
定されたベアリングカバー10とベアリングリング11
における部位8,9のそれぞれで回転自在に支持されて
いる。
【0016】ローズ7には車体の一部に装置を装着する
ための孔12(図2参照)が設けられている。ベアリン
グカバー10はローズ7の例えば外周部にピーニングに
よって取り付け固定されている。駆動シャフト1の溝と
係合する固定ワッシャ13によって駆動ピニオン3が駆
動シャフト1に同軸に固定されている。
【0017】偏心ディスク14は、シャフト1に強固に
固定されるが、シャフト1と一体形成されているのが好
ましい。また、シャフト1の中心軸からの偏心率eが図
2に示されている。ディスク14は鋸歯状のリング16
を支持している。リング16にはローズ7の内歯17
(図2参照)によってローズ7と係合する外歯15が設
けられている。例えば図示するように、外歯15は34
個の歯で構成され、内歯17は36個の歯で構成されて
いる。
【0018】次に、上記装置の操作方法について説明す
る。シャフト1とこのシャフト1に噛み合い状態でキー
止めされた構成部材が作動クランクによってある方向に
回転されると、偏心ディスク14が鋸歯状のリング16
を動かす。したがって、鋸歯状のリング16の外歯15
が静止状態の内歯17の内部で回転する。外歯15と内
歯17の歯数が2個違うため、シャフト1が1回転する
と、リング16と内歯17との相対的な位置が2つの歯
の部分の寸法分だけ周方向にずれる。したがって、鋸歯
状のリング16はシャフト1の回転方向に対して反対方
向に回転するが、その角速度はそのオーダーの分だけ小
さくなる。したがって、シャフト1が所定の回転数に達
した後に、リング16上に装着された隣接部材と静止状
態の隣接部材との接合によって、シャフト1が停止さ
れ、結局、シャフト1の回転が制限される。つまり、ピ
ニオン3によって駆動される構成要素の移動が制限され
る。
【0019】以下に説明するように、係合手段がローズ
7とリング16とに配置されている。すなわち、図1及
び図8に詳細に示すように、ブロックピン19がローズ
7内でシャフト1と平行に摺動自在に案内されている。
ローズ7の円筒状の穴20は、ローズ7に強固に連結さ
れた蓋21によって、外側が閉じられている。蓋21に
は開口部が設けられている。この開口部はローズ7から
延出するブロックピン19の部位22を案内する。横方
向凹部23を備えたブロックピン19の端部は、ローズ
7の穴24内で案内される。螺旋状の圧縮ばね25がブ
ロックピン19と円筒状の穴20との間の環状空間内に
挿入されている。そして、圧縮ばね25は、その一端部
がブロックピン19に固定されたフランジ部26に支持
され、他端部がローズ7に支持されている。穴24はシ
ャフト1を同心円状に囲む環状チャンネル27まで続い
ており、環状チャンネル27内までブロックピン19が
延び出ている。
【0020】ブロックリング28が環状チャンネル27
内に設置されている。ブロックリング28は、その内面
29(図6参照)によって、ローズ7の環状突起30上
に回転自在に支持されている。円周上の段部31,32
(図2及び図6参照)がブロックリング28上に設けら
れており、これらの段部31,32はブロックリング2
8の接合部を形成している。ブロックリング28の環状
の肩部33が段部31と段部32との間で延在してお
り、この肩部33の起点位置にはブロックピン19が通
過することができるギャップ34が設けられている。も
う一つのギャップである途切れ部60と更に他のギャッ
プ(図示しない)が中間位置に設けられている。この中
間位置では、摺動蓋を中間位置まで上昇もしくはスライ
ドするために、装置の回転が妨げられる。段部31と段
部32との間には径方向溝35が設けられている。この
径方向溝35には鋸歯状のリング16に装着された突出
ピン36(図2及び図3参照)が嵌め込まれている。径
方向溝35がスリット状に形成されているため、リング
16が回転すると、突出ピン36は偏心率eを調整する
ために径方向溝35内をスライドすることができる。ブ
ロックピン19の横方向凹部23とブロックリング28
の環状肩部33との間の望ましい係合を行なわしめるた
めにブロックピン19が回転しないようにしなければな
らない。そのために、ブロックピン19の内端にはブロ
ックリング28に対向してブロックリング28と全面当
接する平面部37(図2参照)が設けられている。
【0021】図2に示す一点鎖線の内円は、シャフト1
と、シャフト1と同心円状にローズ7に設けられた環状
部材とに対する偏心ディスク14の相対的な位置を示し
ている。また、リブ38は、このリブ38と対応する窪
みを有するベアリング・リング11の回転を防止する。
【0022】次に、図1、図8、図9を参照しつつクラ
ンク基部4の構成について説明する。クランクベース4
は、芯部39と、芯部39を取り囲むように芯部39に
固定されたカバー部40と、カバー部40の開口を閉塞
する蓋体41とからなる。芯部39には鋸歯状の凹部4
2が設けられており、この凹部42を用いてクランクベ
ース4がシャフト1の鋸状のヘッド2に押し付けられて
噛み合わせられる(図9参照)。芯部39を貫通すると
ともにシャフト1の内側ねじ部とヘッド2の内側ねじ部
とに螺合するねじ部材43によってクランクベース4が
シャフト1に固定される。このシャフト1への固定は、
ブロックピン19の部位22によってクランクベース4
の回転が防止されるように、クランク基部4とローズ7
との所定の軸上における相対的な位置で行われる。その
ため、ローズ7に対向するクランクベース4の表面には
スリット44が設けられている。このスリット44の幅
は、スリット44に係合するブロックピン19の部位2
2の幅寸法よりも若干大きく形成されている。ブロック
ピン19の延出部22がスリット44と係合すると、装
置の回転が阻止(ブロック)される(図1参照)。次
に、このような回転ブロックを解除する付設部材につい
て説明する。
【0023】作動部材45は、クランクベース4内に位
置するブロックピン19と共働し、クランクアーム5の
斜面内で摺動自在に案内されるとともに、2つの平行な
側壁46によって区画されたクランクベース4の空間4
7内で枢軸的に案内される。作動部材45の枢軸は、2
つの互いに一直線上に配置されたベアリングジャーナル
48を形成している。2つのベアリングジャーナル4
8,48は互いに作動部材45の下端部付近の両側に配
置されるとともに2つの側壁46,46に形成された細
長い穴49,49に摺動自在かつ回転自在に係合してい
る。細長い穴49,49は、作動部材45の移動方向す
なわちシャフト1と平行に方向づけられている。細長い
穴49の長手方向が作動部材45の摺動方向と一致する
ように、作動部材45はその上部前面50(図7参照)
がクランクベース4の所定の横方向壁51に沿ってスラ
イドするように装着されている。
【0024】作動部材45には戻り止めとしての2つの
凹部53,54が上下に位置して設けられている。これ
ら2つの凹部53,54は仕切りウェブ52によって互
いに仕切られている。2アームレバー(two-armed leve
r)として形成されるクランクアーム5の指針アーム55
は、凹部53,54と係合する。指針アーム55は、そ
の枢支された位置に応じて、上方の凹部53と下方の凹
部54のいずれかに位置される。作動部材45は、一連
の動作の特定の状態において、回動によって偏向するこ
とができるため、指針アーム55は仕切りウェブ52を
乗り越えることができる。
【0025】戻り止めとしての2つの凹部53,54と
反対側の作動部材の側面には螺旋状に圧縮ばねの一端が
当接している。また、この圧縮ばねの他端がクランクベ
ース4の所定の面57すなわち芯部39を付勢してい
る。面57と、この面57から突出する据え付けジャー
ナル58と、突出する据え付けジャーナル61を有する
作動部材45の軸受面59とは、それぞれ、作動部材4
5の移動方向に対しある角度をなして設けられている。
そして、作動部材45は、一方では作動部材45のため
のピボット止め(pivot stop) を形成する横方向壁51
に対して常時付勢され、他方ではローズ7から離れる下
方向に常時付勢される。これは、螺旋状の圧縮ばね56
によって達成される。このばねは、螺旋状に巻かれるこ
とによって予め圧縮されているばかりでなく、図1に示
す静止位置では、その端部が所定の位置まで上方に曲げ
られている。
【0026】さらに、作動部材45の頂部には鼻状に突
出する突出部62が設けられている。この突出部62は
ブロックピン19の下端と共働できるように形成されて
いる。
【0027】次に、装置の操作方法について説明する。
図1は作動クランクの静止位置を示している。この静止
位置において、作動クランクは、そのクランクアーム5
を用いて、図1の一点鎖線で示される自動車のルーフラ
イナーの据え付け凹部63に枢着される。摺動蓋(slid
ing lid)が閉じられている時すなわちブロックピン19
がブロックリング28のギャップ34と係合される時だ
けでなく、スライドされもしくは枢軸を中心に回動され
た摺動蓋の開位置において、ブロックリング28の環状
肩部33の例えばギャップ60などの別個のギャップに
よってブロックピン19の解除が可能となるような場合
においても、作動クランクはこの図1に示す静止位置に
ある。図1に示すように延出したブロックピン19は、
スリット44と係合される下端部22を有しており、こ
の下端部22によって作動クランクの回転が防止され、
摺動蓋の駆動が妨げられる。この静止位置において、指
針アーム55は作動部材45の下側の凹部54と係合さ
れる。そして、この場合、作動部材45は最も下側に移
動された位置に置かれるとともにその前面50が横方向
壁51と当接する。また、この位置では、ベアリングジ
ャーナル48が細長い穴49の下端面と当接する。
【0028】図10に示すように、クランクアーム5を
ピボット・アウトする(外側に回動する)と、指針アー
ム55がその下側凹部54との係合によって作動部材4
5を上方に移動させる。また、作動部材45の上方への
移動にともなってブロックピン19も上方に移動する。
しかしながら、この場合、ブロックピン19がその横方
向凹部23内にブロックリング28の環状肩部33を受
け入れることができるほど十分上方に移動されていない
ため、装置の回転駆動は依然妨げられている。
【0029】図11は、クランクアーム5が十分下方に
回動されて回転可能となった状態を示している。この場
合、ブロックピン19は十分に押し込まれてギヤップ3
4から(摺動蓋が部分的に回動されている状態にあって
はギヤップ60から)抜け出る。そして、この時、回転
ブロックが解除され、作動クランクは所望の回転方向に
回転できる。また、下側の凹部54と係合して仕切りウ
ェブ52に下側から当接する指針アーム55が作動部材
45を移動の上限位置に移動させる。この位置では、突
出部62がカバー21の下端面に当接しており、依然、
ブロックピン19が作動部材45の傾斜面64の下端部
に位置されたままにある。この状態では、まず、ピボッ
トベアリング48を中心とする作動部材45の時計回り
(図11において)の回動が妨げられる。作動クランク
がいずれかの方向に僅かに回転すると、ブロックピン1
9の下端部が傾斜面64から離れる。その結果、螺旋状
の圧縮ばね56は作動部材45を初期位置(図1)に向
けて下方に押し戻すことができる。このような状態にな
ると、指針アーム55と作動部材45の下側の凹部54
との係合状態を解除するように作動部材45が時計方向
に回動し、前面50が一時的に横方向壁51から離れる
ように持ち上げられる。そして、仕切りウェブ52が指
針アーム55の端部を乗り越えてスライドすると、圧縮
ばね56が作動部材45をその下限位置に移動させる。
これらの一連の動作はばねの付勢力によって瞬時に行な
われる。この時、指針アーム55は、図12に示すよう
に、作動部材45の上側の凹部53と係合している。作
動クランクがピボット・アウトされる状態が図14に示
されている。この図は、クランクアーム5のそれぞれの
回動角に応じた作動部材45の摺動位置を示している。
図示のように、ブロックピン19は、作動部材45によ
って、その延出された位置から押し込まれた位置へと移
動される。
【0030】図12は、作動クランクが180度回転し
て摺動蓋が移動した状態を示している。図示のように、
作動クランクが十分にピボット・アウトされると、すな
わち、据え付け凹部63に対する嵌め込み状態が解除さ
れると、回転ブロックが解除され、ブロックピン19が
押し込まれる。これにより、ブロックピン19は、圧縮
されたばね25がブロックピン19を延出させる方向に
付勢するにもかかわらず、ブロックピン19の横方向凹
部23とブロックリング28の環状肩部33との係合に
よって、その軸方向の移動が妨げられる。また、この状
態で、作動部材45は安定した下限位置にある。また、
この位置では、作動部材45のベアリングピン48が細
長い穴49の下端面に当接し、作動部材45の前面50
が横方向壁51に当接している。作動クランクが据え付
け凹部63と向き合う回転位置に移動されると、クラン
クアーム5を据え付け凹部63内に嵌め込むことは可能
であるが、ブロックピン19が押し込まれた位置に保持
されている限りにおいてはブロックピン19に影響を与
えることはない。しかしながら、作動クランクがピボッ
ト・インされると、指針アーム55が仕切りウェブ52
の上面と当接することによって、指針アーム55は作動
部材45を圧縮ばね56の付勢力に抗して回動させる。
指針アーム55が仕切りウェブ52を乗り越えて下方に
スライドされるとすぐ、圧縮ばね56は、作動部材45
を反対方向に回動させて、前面50と横方向壁51とが
当接するとともに下側凹部54と指針アーム55とが係
合する元の位置まで作動部材45を戻す。
【0031】図13は、作動クランクが図1のように据
え付け凹部63と向き合う位置に置かれた状態を示して
いる。この状態では、環状肩部33のギャップ34の位
置で横方向凹部23と環状肩部33との係合が解除され
るため、ブロックピン19はこれに作用する圧縮ばね2
5によって下方に突き出される。これによって、ブロッ
クピン19は再びクランクベース4のスリット44と係
合し、作動クランクの回転が防止され、装置の駆動が妨
げられる。この時、作動部材45は依然その下限位置に
位置されたままである。しかし、前述したように圧縮ば
ね56の付勢力に抗して指針アーム55を回動動作させ
れば、作動クランクが据え付け凹部63にセットされ
て、指針アーム55が図1に示すように再び下側の凹部
54と係合する。
【0032】作動クランクのピボット・インの一連の動
作と、指針アーム55が上側凹部53との係合から下側
凹部54との係合に移行する一連の動作とが図15に示
されている。図15は、図13と異なり、ブロックピン
19が押し込められた位置で示されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】静止位置で作動クランクが据え付け凹部にセッ
トされた状態を示す装置の断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う部分断面図である。
【図4】ブロックピンとブロックリングの非係合位置を
示す部分側面図である。
【図5】ブロックピンとブロックリングの係合位置を示
す部分側面図である。
【図6】ブロックリングの一実施例を示す斜視図であ
る。
【図7】作動部材の斜視図である。
【図8】図1のVIII−VIII線に沿う正面断面図である。
【図9】図1のIX−IX線に沿う正面断面図である。
【図10】作動クランクのピボット・アウト操作の途中
を示す図1と同様の断面図である。
【図11】作動クランクを図10の状態から十分にピボ
ット・アウト操作した状態を示す断面図である。
【図12】作動クランクを図10の状態から180°回
転操作した状態を示す断面図である。
【図13】作動クランクが起点位置に配置されたブロッ
クピンの非係合状態を示すとともに、作動クランクを据
え付け凹部にセット可能な状態を示す断面図である。
【図14】作動クランクをピボット・アウトする一連の
動作を示す装置の部分拡大断面図である。
【図15】静止位置で作動クランクを据え付け凹部にセ
ットする一連の動作を示す図14の断面図である。
【符号の説明】
1…シャフト、4…クランクベース、5…クランクアー
ム、6…枢支ピン、7…ローズ、14…偏心ディスク、
15…外歯、16…鋸歯状リング、17…内歯、19…
ブロックピン、23…横方向凹部、25…ばね、28…
ブロックリング、33…肩部、34…ギャップ、36…
突出ピン、45…作動部材、48…枢軸、49…細長い
穴、53,54…凹部、55…指針アーム、56…圧縮
ばね。
フロントページの続き (72)発明者 ユルゲン・デッカルト ドイツ連邦共和国、6457 マインタール 3、ルイス − サント − リンク 1 (72)発明者 カイ・シュテーニンク ドイツ連邦共和国、6232 バート・ソーデ ン、アウフ・デル・クラウトバイデ 24

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトに力を伝達可能に連結されたク
    ランクベースとクランクアームとから成る作動クランク
    を備え、また、クランクアームをクランクベースに対し
    て関節連結する枢着手段と、シャフトに強固に固定され
    た偏心ディスクと、偏心ディスクの外周面上に回転可能
    に支持された鋸歯状のリングとを備え、鋸歯状のリング
    の外周面には歯のセットが設けられ、この歯のセットは
    ローズの内面にシャフトの軸と同心に設けられた歯のセ
    ットによって取り囲まれ、偏心ディスクのほぼ偏心量分
    だけローズの歯元半径が鋸歯状のリングの歯先半径より
    も大きく設定され、また、予め設定された回転数に達し
    た後にシャフトの位置を制限するための係合手段が鋸歯
    状のリングとローズとにそれぞれ接続され、ローズに接
    続された係合手段は、シャフトに対して平行に移動可能
    に案内されるブロックピンであり、このブロックピンは
    鋸歯状のリングに接続された他方の係合手段の通路と係
    合し、また、鋸歯状のリングの少なくともある特定の位
    置でブロックピンは前記通路との係合がばねの付勢力に
    よって解除され、係合位置において装置の回転がいずれ
    の方向でも可能となり、非係合位置では装置の回転がい
    ずれの方向においても妨げられ、鋸歯状のリングに接続
    された他方の係合手段は、ローズ内でシャフトと同軸に
    回転可能に支持されたブロックリングの円周上の段部と
    して構成され、また、ブロックリングには鋸歯状のリン
    グに固定された突出ピンが係合する径方向溝が設けら
    れ、さらに、ブロックリングには段部と段部との間に環
    状の肩部が設けられ、この環状の肩部は起点位置に対応
    する所定の位置で途切れており、また、環状の肩部は少
    なくとも1か所の別個の位置でブロックピンの通路のた
    めに途切れており、さらに、回転を防止する部位を備え
    たブロックピンは環状肩部と係合する横方向凹部を有
    し、一方、ローズに向けて移動可能に案内される作動部
    材がクランクベースの内部に配置され、作動クランクの
    回転によって作動部材はブロックピンと一直線になって
    移動することができ、その結果、作動時においては、環
    状肩部が途切れている特定の位置でブロックピンが他方
    の係合手段の通路と係合することができ、また、クラン
    クアームは、枢支ピンによって回動自在に枢着された短
    い指針アームと長い作動アームとを有する2アームレバ
    ーとして構成され、このうち、指針アームは、作動アー
    ムがそのクランク位置にピボット・アウトされると、作
    動部材に側方から力を作用させて、作動部材の最大可動
    位置に至るまで作動部材をローズの方に移動させ、作動
    部材がこの最大可動位に達すると、指針アームと作動部
    材との係合によって力を伝達することができなくなり、
    作動部材をばね力によって初期位置に戻すことができ、
    また、作動アームがその静止位置にピボット・インされ
    ると、指針アームは、ばね力に対して側方に力を作用さ
    せて、指針アームと作動部材との係合が再び初期の位置
    に戻されるまで作動部材を移動させることを特徴とする
    自動車のスライディングルーフの回転駆動シャフトの回
    転数を制限する装置。
  2. 【請求項2】 作動部材は、変位可能であると同時に、
    枢支ピンと平行に延びる枢軸によってクランクベース内
    で枢支されていることを特徴とする請求項1に記載の装
    置。
  3. 【請求項3】 作動部材には戻り止めとしての2つの凹
    部が上下に位置して設けられ、これら2つの凹部は仕切
    りウェブによって互いに仕切られ、指針アームはこれら
    2つの凹部のいずれかと係合することができ、また、ク
    ランクアームが回動すると、指針アームは、その係合し
    た凹部からもう一方の凹部へと乗り越えて移動すること
    ができ、指針アームが下側の凹部と係合している場合に
    は、クランクアームがピボット・アウトすると作動部材
    がローズに向けて上方に移動し、指針アームが下側の凹
    部から上側の凹部に向けて乗り越えて移動すると作動部
    材がこれを反対方向に戻すばねの付勢力によって下方に
    移動され、また、指針アームが上側の凹部と係合してい
    る場合には、クランクアームがピボット・インすると、
    作動部材が枢軸を中心に前後にのみ回動することを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 ばねの付勢力が作動部材に連続的に作用
    し、作動部材が、一方ではスライド動作を案内するクラ
    ンクッベースのストッパーに向けて付勢され、他方では
    ローズから離れる下方向に向けて付勢されていることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の装置。
  5. 【請求項5】 ばねの付勢力が作動部材に連続的に作用
    し、作動部材が、一方ではスライド動作を案内するクラ
    ンクッベースのストッパーに向けて付勢され、他方では
    ローズから離れる下方向に向けて付勢されていることを
    特徴とする請求項3に記載の装置。
  6. 【請求項6】 一直線上に配置された2つのベリングジ
    ャーナルが作動部材の両側の下端部付近に設けられて作
    動部材の枢軸を形成し、これらのベリングジャーナル
    は、クランクベース内に互いに対向して配置された2つ
    の細長い穴内に摺動自在に係合され、これらの細長い穴
    は作動部材の移動方向に延びていることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の装置。
  7. 【請求項7】 作動部材には戻り止めとしての2つの凹
    部が上下に位置して設けられ、これら2つの凹部は仕切
    りウェブによって互いに仕切られ、指針アームはこれら
    2つの凹部のいずれかと係合することができ、また、ク
    ランクアームが回動すると、指針アームは、その係合し
    た凹部からもう一方の凹部へと乗り越えて移動すること
    ができ、指針アームが下側の凹部と係合している場合に
    は、クランクアームがピボット・アウトすると作動部材
    がローズに向けて上方に移動し、指針アームが下側の凹
    部から上側の凹部に向けて乗り越えて移動すると作動部
    材がこれを反対方向に戻すばねの付勢力によって下方に
    移動され、また、指針アームが上側の凹部と係合してい
    る場合には、クランクアームがピボット・インすると、
    作動部材が枢軸を中心に前後にのみ回動し、ばねの付勢
    力が作動部材に連続的に作用し、作動部材が、一方では
    スライド動作を案内するクランクッベースのストッパー
    に向けて付勢され、他方ではローズから離れる下方向に
    向けて付勢され、一直線上に配置された2つのベリング
    ジャーナルが作動部材の両側の下端部付近に設けられて
    作動部材の枢軸を形成し、これらのベリングジャーナル
    は、クランクベース内に互いに対向して配置された2つ
    の細長い穴内に摺動自在に係合され、これらの細長い穴
    は作動部材の移動方向に延びていることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の装置。
  8. 【請求項8】 作動部材に連続的に作用するばねの付勢
    力は螺旋状の圧縮ばねによって付与され、この圧縮ばね
    の一端は、戻り止めとしての2つの凹部が位置する側と
    反対側で作動部材と当接し、圧縮ばねの他端は、クラン
    クベースの所定の面と当接し、圧縮ばねの両端は、ばね
    が作動部材方向に向かう力成分と下方向に向かう力成分
    とを付与するように取り付けられていることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の装置。
JP5227559A 1992-09-12 1993-09-13 自動車のスライディングルーフの回転駆動シャフトの回転数を制限する装置 Pending JPH06293221A (ja)

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