JPH06293102A - サンドイッチ構造体における芯材製造方法 - Google Patents

サンドイッチ構造体における芯材製造方法

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JPH06293102A
JPH06293102A JP10731793A JP10731793A JPH06293102A JP H06293102 A JPH06293102 A JP H06293102A JP 10731793 A JP10731793 A JP 10731793A JP 10731793 A JP10731793 A JP 10731793A JP H06293102 A JPH06293102 A JP H06293102A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
bending means
core material
perforations
sheets
Prior art date
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Pending
Application number
JP10731793A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikazu Nagai
利和 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NDC Co Ltd
Nippon Dia Clevite Co Ltd
Original Assignee
NDC Co Ltd
Nippon Dia Clevite Co Ltd
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Publication date
Application filed by NDC Co Ltd, Nippon Dia Clevite Co Ltd filed Critical NDC Co Ltd
Priority to JP10731793A priority Critical patent/JPH06293102A/ja
Publication of JPH06293102A publication Critical patent/JPH06293102A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 屈曲部位の復元力を均一に低減して展張状態
を良好に保持する様にしてサンドイッチ構造体の製造時
の作業性を向上させる。 【構成】 シート1に屈曲手段であるミシン目と、切断
線を交互に多数形成する工程、シート1の一面における
隣合う屈曲手段間にして且つ、上記間隔を3個分空けた
個所の接着部位に接着剤を塗布する工程、接着剤が塗布
されたシート1の対向する屈曲手段を異なった手段と成
す様に互いにずらして積層して接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は極限までシートの厚み方
向に展張可能と成して屈曲部位での復元力を低減する様
にしたサンドイッチ構造体における芯材製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチック板、金属板、その他
を表面材として、プラスチックフオーム、ハニカム類等
を芯材としたサンドイッチ構造体は種々の分野である航
空機、車輌、建築、家具に使用されている。
【0003】然るに、その中で蜂の巣の形態を呈するハ
ニカム芯材にあっては展張した際における屈曲される部
位には、同一屈曲手段しか設けられていないため、展張
する過程では六角状の中空セルが方形状と成るまでしか
展張出来ず、このため充分大きな展張力を加えて前記屈
曲部位の復元力を均一に低減して展張状態を良好に保持
する芯材とは成らない欠点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はシートの厚み
方向への展張を極限まで可能と成し、屈曲部位の復元力
を均一に低減して展張状態を良好に保持する様にしてサ
ンドイッチ構造体の製造時の作業性を向上させるサンド
イッチ構造体における芯材製造方法を提供せんとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
基づく屈曲部位の復元力を均一に低減すことが出来ない
課題に鑑み、シートの巾方向に形成する屈曲手段を交互
に異なった手段と成して積層状にし、各シートを相互に
部分的に接着することにより、展張を極限まで可能に
し、屈曲部位での復元力を低減することを要旨とするサ
ンドイッチ構造体における芯材製造方法を提供して上記
欠点を解消せんとしたものである。
【0006】以下本発明に係るサンドイッチ構造体にお
ける芯材製造方法としては、シートに屈曲手段を形成す
る工程、シートに接着剤を塗布する工程、各シートを積
層して接着する工程から成る。
【0007】屈曲手段を形成する工程としては、シート
の巾方向に所定間隔にて屈曲手段であるミシン目と、切
断線を交互に多数形成したり、又は全てをミシン目とす
る場合には隣合うミシン目の穿設度合に強弱を持たせて
いる。
【0008】シートに接着剤を塗布する工程としては、
屈曲手段が形成された多数枚のシートを用意し、該シー
トの一方面における隣合う屈曲手段間にして且つ、上記
間隔を3個分空けた個所の接着部位に接着剤を塗布す
る。
【0009】各シートを積層して接着する工程として
は、接着剤が塗布されたシートを、積層されるべき隣合
う他のシートとの間にて、各シートの対向する屈曲手段
を異なった手段と成す様にシートを互いにずらして積層
して接着する。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は方形板状に形成されたシートであり、該シ
ート1の巾方向には所定間隔Lにて屈曲手段2を平行に
多数形成しており、かかる屈曲手段2としてはミシン目
3や、Vノッチ又はスリット等の切断線4を用い、この
ミシン目3と切断線4を交互に形成している。
【0011】又、切断線4はシート1の表面側および裏
面側に交互に形成している。
【0012】シート1の材質は、アルミ、プラスチッ
ク、紙類等があり、且つ単層状のものであったり、若し
くはプラスチックであればラミネートされたもの、又紙
類であれば段ボール等の異種、若しくは同種の材質を多
層状にて形成したものがある。
【0013】又、切断線4は単層状のシート1であれば
Vノッチを形成し、又多層状にて成るシート1であれば
少なくとも一層を残す程度にスリットを形成する。
【0014】次に、他の実施例としては全ての屈曲手段
2をミシン目3と成し、かかるミシン目3の穿設度合に
強弱を持たせて交互に形成している。
【0015】かかるミシン目3の穿設度合に強弱を持た
せるには、上下に横架され、且つ回転制御されるローラ
ー5、5aにおいて、一方のローラー5の軸方向にはミシ
ン目3を形成するための方形鋸歯状の穿孔歯6を上記間
隔Lの2倍の間隔にて周設し、他方のローラ5aには穿孔
歯6が通過する案内溝7を形成し、かかるローラー5、
5aの上下位置を調整することにより、シート1に穿設さ
れるミシン目3の穿設度合に強弱を持たせる。
【0016】尚、切断線4を形成するには、上記ミシン
目3と同様にして、かかる方形鋸歯状の穿孔歯6の代わ
りに連続した環状の切削刃(図示せず)にて形成する。
【0017】次に、上記屈曲手段2が形成された多数枚
のシート1を用意し、下方のシート1に対して上方に積
層されるシートとを部分的に接着するため、シート1の
表面および裏面側のどちらか一方の接着部位8に接着剤
9を塗布するものであって、かかる接着部位8として
は、隣合う屈曲手段2間の上記間隔Lを3個分空けた部
位と成している。
【0018】そして、接着剤9が塗布されたシート1を
積層されるべき隣合う他のシート1との間において、各
シート1の対向する屈曲手段2を異なった手段と成す様
にシート1を互いにずらして下方のシート1上に積層し
て接着する。
【0019】次に、以下同様にして順次各シート1に接
着剤9を塗布することにより、積層された隣合うシート
1の対向する屈曲手段2は異なった手段が位置すると共
に、接着された2枚一組みの集合シート10間では上記3
個分空けた間隔Lの内、中間部位の間隔L相互が接着さ
れる芯材11と成る。
【0020】次に本発明に係る芯材の作用について説明
すると、先ず、芯材11をシート1の厚み方向に展張する
と、接着部位であるミシン目3および切断線4から屈曲
して図3、4及び6、7に示す様に、中空セル12が六角
蜂の巣状となって連続形成、所謂ハニカム状に屈曲形成
される。
【0021】しかる後、シート1の巾方向である矢印A
方向へ芯材11を圧縮すると、更に接着部位2であるミシ
ン目3が屈曲、即ちミシン目3が屈曲頂部と成ってシー
ト1がV字状に屈曲されることにより、本来ハニカム状
に屈曲された程度では復元力が低減されないミシン目3
であっても、かかる状態まで屈曲されるため、他の接着
部位2である切断線4と同程度まで復元力が減少する。
【0022】
【発明の効果】要するに本発明は、シート1の巾方向に
所定間隔Lにて屈曲手段2であるミシン目3と、切断線
4を交互に多数形成する工程、上記屈曲手段2が形成さ
れた多数枚のシート1を用意し、該シート1の一方面に
おける隣合う屈曲手段2間にして且つ、上記間隔Lを3
個分空けた個所の接着部位8に接着剤9を塗布する工
程、接着剤9が塗布されたシート1を、積層されるべき
隣合う他のシート1との間にて、各シート1の対向する
屈曲手段2を異なった手段と成す様にシート1を互いに
ずらして積層して接着する工程を包含するので、積層さ
れた隣合うシート1の対向する屈曲手段2は異なった手
段が位置すると共に、接着された2枚一組みの集合シー
ト10間では上記3個分空けた間隔Lの内、中間部位の間
隔L相互が接着される芯材11と成ることにより、芯材11
をシート1の厚み方向に展張して中空セル12をハニカム
状に屈曲形成した後、シート1の巾方向より芯材11を圧
縮すると、更に接着部位2であるミシン目3が屈曲して
本来ハニカム状に屈曲された程度では復元力が低減され
ないミシン目3であっても、他の屈曲部位2である切断
線4と同程度まで復元力が減少することより、確実にハ
ニカム状の形態を保持することが出来、このためサンド
イッチ構造体を製造する際の作業性を向上させることが
出来る。
【0023】又、上記屈曲手段2をミシン目3と成し、
かかるミシン目3の穿設度合に強弱を持たせた場合であ
っても、上記と同様なる作用効果を生じ、且つ本発明の
場合には全ての屈曲手段2をミシン目3と成しているた
め、屈曲手段2を形成するための装置、工程を省略する
ことによって、上記発明に比べてコスト低減することが
出来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートが積層された芯材を示す正
面図である。
【図2】シートの平面及び正面図である。
【図3】本発明に係る芯材をハニカム状態に展張した正
面図である。
【図4】同上芯材の斜視図である。
【図5】同上芯材を更にシート巾方向より圧縮した状態
の正面図である。
【図6】同上芯材の他の実施例の正面図である。
【図7】同上芯材の斜視図である。
【図8】ミシン目を形成するためのローラーの正面図で
ある。
【図9】図8のAーA断面図である。
【符号の説明】
1 シート 2 屈曲手段 3 ミシン目 4 切断線 8 接着部位 9 接着剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの巾方向に所定間隔にて屈曲手段
    であるミシン目と、切断線を交互に多数形成する工程、
    上記屈曲手段が形成された多数枚のシートを用意し、該
    シートの一方面における隣合う屈曲手段間にして且つ、
    上記間隔を3個分空けた個所の接着部位に接着剤を塗布
    する工程、接着剤が塗布されたシートを、積層されるべ
    き隣合う他のシートとの間にて、各シートの対向する屈
    曲手段を異なった手段と成す様にシートを互いにずらし
    て積層して接着する工程を包含することを特徴とするサ
    ンドイッチ構造体における芯材製造方法。
  2. 【請求項2】 上記屈曲手段をミシン目と成し、かかる
    ミシン目の穿設度合に強弱を持たせて交互に形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載のサンドイッチ構造体にお
    ける芯材製造方法。
JP10731793A 1993-04-08 1993-04-08 サンドイッチ構造体における芯材製造方法 Pending JPH06293102A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10731793A JPH06293102A (ja) 1993-04-08 1993-04-08 サンドイッチ構造体における芯材製造方法

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JP10731793A JPH06293102A (ja) 1993-04-08 1993-04-08 サンドイッチ構造体における芯材製造方法

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JPH06293102A true JPH06293102A (ja) 1994-10-21

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ID=14456010

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JP10731793A Pending JPH06293102A (ja) 1993-04-08 1993-04-08 サンドイッチ構造体における芯材製造方法

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6078731A (ja) * 1983-10-04 1985-05-04 大脇 信夫 段ボ−ルシ−トコアによる芯材の製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6078731A (ja) * 1983-10-04 1985-05-04 大脇 信夫 段ボ−ルシ−トコアによる芯材の製造方法

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