JPH06292747A - 飛球方向検出装置及びこれを使用したゴルフシミュレータ - Google Patents
飛球方向検出装置及びこれを使用したゴルフシミュレータInfo
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- JPH06292747A JPH06292747A JP8222493A JP8222493A JPH06292747A JP H06292747 A JPH06292747 A JP H06292747A JP 8222493 A JP8222493 A JP 8222493A JP 8222493 A JP8222493 A JP 8222493A JP H06292747 A JPH06292747 A JP H06292747A
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 5
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 3
- 241000288673 Chiroptera Species 0.000 description 3
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 左右どちらの打席からもゴルフボールを打つ
ことができると同時に、ＣＣＤカメラなどの複雑な装置
を用いることなく、その飛球の水平面に対する打ち上げ
角及び左右方向の打ち出し角を容易に検出できるように
することを目的とする。 【構成】 ティーアップ位置の前方に想定した測定面を
飛球が通過したときに、その通過点の上下方向位置及び
左右方向位置を二次元座標として検出する多数の反射型
光学センサＤ1 〜Ｄ21が、各座標点Ｐに対して少なくと
も二つの方向から光を照射するようにフロア６に埋め込
まれ、ゴルフボールからの反射光を検出した複数の光学
センサＤ1 〜Ｄ21の出力信号に基づいてゴルフボールの
通過点の座標を算出する演算装置１０を備えた。
ことができると同時に、ＣＣＤカメラなどの複雑な装置
を用いることなく、その飛球の水平面に対する打ち上げ
角及び左右方向の打ち出し角を容易に検出できるように
することを目的とする。 【構成】 ティーアップ位置の前方に想定した測定面を
飛球が通過したときに、その通過点の上下方向位置及び
左右方向位置を二次元座標として検出する多数の反射型
光学センサＤ1 〜Ｄ21が、各座標点Ｐに対して少なくと
も二つの方向から光を照射するようにフロア６に埋め込
まれ、ゴルフボールからの反射光を検出した複数の光学
センサＤ1 〜Ｄ21の出力信号に基づいてゴルフボールの
通過点の座標を算出する演算装置１０を備えた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフシミュレータで
ゴルフボールを打ったときに、その飛球の到達位置を算
出するための飛球方向を検出する飛球方向検出装置に関
する。
ゴルフボールを打ったときに、その飛球の到達位置を算
出するための飛球方向を検出する飛球方向検出装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】いわゆるゴルフシミュレータには、大別
して二つのタイプがあり、一つはゴルフボールを打つク
ラブヘッドの移動状態のみから飛球の最終到達位置を算
出するものと、もう一つは打ったゴルフボールの初速，
方向を検出して，これらを考慮に入れ飛球の最終到達位
置を算出するものである。
して二つのタイプがあり、一つはゴルフボールを打つク
ラブヘッドの移動状態のみから飛球の最終到達位置を算
出するものと、もう一つは打ったゴルフボールの初速，
方向を検出して，これらを考慮に入れ飛球の最終到達位
置を算出するものである。
【０００３】前者のタイプは、例えばゴルフクラブの種
類，スイング速度，フェイス角の傾き，クラブヘッドの
横ずれを検出し、これらのデータから飛球の初速，水平
面に対する打ち上げ角，左右方向の打ち出し角，フック
／スライスの別を判断して最終到達位置を算出する。ま
た、後者のタイプは、実際の飛球の初速，方向を検出し
て、そのデータに基づいて最終到達位置を算出するよう
にしていので、スイング状態のみから最終送達位置を算
出する前者のタイプよりも正確に最終到達位置を算出す
ることができる。
類，スイング速度，フェイス角の傾き，クラブヘッドの
横ずれを検出し、これらのデータから飛球の初速，水平
面に対する打ち上げ角，左右方向の打ち出し角，フック
／スライスの別を判断して最終到達位置を算出する。ま
た、後者のタイプは、実際の飛球の初速，方向を検出し
て、そのデータに基づいて最終到達位置を算出するよう
にしていので、スイング状態のみから最終送達位置を算
出する前者のタイプよりも正確に最終到達位置を算出す
ることができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
場合はクラブヘッドの上下位置を検出せず、後者の場合
も飛球の左右方向を検出するだけで水平面に対する打ち
上げ角度はクラブヘッドの種類によって自動的に決定さ
れてしまうため、トップやテンプラとなってもこれが考
慮されず正しいスイングと判断されて最終到達位置が算
出されてしまうという問題があった。
場合はクラブヘッドの上下位置を検出せず、後者の場合
も飛球の左右方向を検出するだけで水平面に対する打ち
上げ角度はクラブヘッドの種類によって自動的に決定さ
れてしまうため、トップやテンプラとなってもこれが考
慮されず正しいスイングと判断されて最終到達位置が算
出されてしまうという問題があった。
【０００５】クラブヘッドの上下位置を検出すればトッ
プやテンプラを判別することができ、飛球の打ち上げ角
度を検出することがすればトップやテンプラの別を判断
するまでもなく飛球の最終到達位置を正確に算出するこ
とができる。従来より、クラブヘッドの上下位置や飛球
の打ち上げ角度を検出するために例えばスタンス位置の
反対側にセンサを配列したポールを立てたものもある
が、この場合は左右一方の打席が使用できなくなり、ま
た、両側にＣＣＤカメラを設置して切換使用すれば左右
の打席を使用できるものの信号処理が複雑でコストが嵩
むという問題があった。
プやテンプラを判別することができ、飛球の打ち上げ角
度を検出することがすればトップやテンプラの別を判断
するまでもなく飛球の最終到達位置を正確に算出するこ
とができる。従来より、クラブヘッドの上下位置や飛球
の打ち上げ角度を検出するために例えばスタンス位置の
反対側にセンサを配列したポールを立てたものもある
が、この場合は左右一方の打席が使用できなくなり、ま
た、両側にＣＣＤカメラを設置して切換使用すれば左右
の打席を使用できるものの信号処理が複雑でコストが嵩
むという問題があった。
【０００６】そこで、本発明は、左右どちらの打席から
もゴルフボールを打つことができると同時に、ＣＣＤカ
メラなどの複雑な装置を用いることなく、その飛球の水
平面に対する打ち上げ角及び左右方向の打ち出し角を容
易に検出することができるようにすることを技術的課題
としている。
もゴルフボールを打つことができると同時に、ＣＣＤカ
メラなどの複雑な装置を用いることなく、その飛球の水
平面に対する打ち上げ角及び左右方向の打ち出し角を容
易に検出することができるようにすることを技術的課題
としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、ティーアップ位置の前方に想定した測定
面を飛球が通過したときに、その通過点の上下方向位置
及び左右方向位置を二次元座標として検出する多数の反
射型光学センサが、各座標点に対して少なくとも二つの
方向から光を照射するようにフロアに埋め込まれ、ゴル
フボールからの反射光を検出した複数の光学センサの出
力信号に基づいてゴルフボールの通過点の座標を算出す
る演算装置を備えたことを特徴とする。
に、本発明は、ティーアップ位置の前方に想定した測定
面を飛球が通過したときに、その通過点の上下方向位置
及び左右方向位置を二次元座標として検出する多数の反
射型光学センサが、各座標点に対して少なくとも二つの
方向から光を照射するようにフロアに埋め込まれ、ゴル
フボールからの反射光を検出した複数の光学センサの出
力信号に基づいてゴルフボールの通過点の座標を算出す
る演算装置を備えたことを特徴とする。
【０００８】
【作用】本発明によれば、飛球の水平面に対する打ち上
げ角と左右方向の打ち出し角が検出する反射型光学セン
サがフロアに埋め込まれているので、左右どちらの打席
からでもゴルフボールを打つことができる。そして、テ
ィー位置から打たれたゴルフボールは、測定面を通過す
るときに少なくとも二つの方向から測定光が照射され
て、光学センサの出力信号に基づいてその通過点の座標
が特定され、その座標に基づいて飛球の水平面に対する
打ち上げ角と左右方向の打ち出し角が検出される。した
がって、これらのデータに基づいてトップ／テンプラを
判別するまでもなく飛球の最終到達位置を正確に算出す
ることができる。
げ角と左右方向の打ち出し角が検出する反射型光学セン
サがフロアに埋め込まれているので、左右どちらの打席
からでもゴルフボールを打つことができる。そして、テ
ィー位置から打たれたゴルフボールは、測定面を通過す
るときに少なくとも二つの方向から測定光が照射され
て、光学センサの出力信号に基づいてその通過点の座標
が特定され、その座標に基づいて飛球の水平面に対する
打ち上げ角と左右方向の打ち出し角が検出される。した
がって、これらのデータに基づいてトップ／テンプラを
判別するまでもなく飛球の最終到達位置を正確に算出す
ることができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図１は本発明に係る飛球方向検出装
置を使用したゴルフシミュレータを示すフローシート、
図２はその側面図、図３は図１のＢ−Ｂ線断面図であ
る。
具体的に説明する。図１は本発明に係る飛球方向検出装
置を使用したゴルフシミュレータを示すフローシート、
図２はその側面図、図３は図１のＢ−Ｂ線断面図であ
る。
【００１０】図中１は、金属パイプ２などで枠組みされ
たケージであって、天井面及び左右側面に防護ネット３
が張られ、正面には天井部に配された投影装置４から映
し出されるゴルフコースを投影するスクリーン５が設け
られている。打席となるフロア６には、人工芝を形成し
たマット７が敷設され、適宜な昇降装置により昇降され
るティー８の前後に、複数の反射式光学センサ９，９・
・・を左右方向に所定間隔で並設したクラブヘッド移動
状態検出手段Ｓ1 及びＳ2 が設けられている。
たケージであって、天井面及び左右側面に防護ネット３
が張られ、正面には天井部に配された投影装置４から映
し出されるゴルフコースを投影するスクリーン５が設け
られている。打席となるフロア６には、人工芝を形成し
たマット７が敷設され、適宜な昇降装置により昇降され
るティー８の前後に、複数の反射式光学センサ９，９・
・・を左右方向に所定間隔で並設したクラブヘッド移動
状態検出手段Ｓ1 及びＳ2 が設けられている。
【００１１】このクラブヘッド移動状態検出手段Ｓ1 及
びＳ2 は、インパクト前後におけるクラブヘッドのフェ
イス角及び横ずれを光学的に検出するためのもので、前
記マット７内に埋設されると共に、各光学センサ９内に
は測定光を真上に照射する発光素子と、クラブヘッドか
らの反射光を受光する受光素子とが内蔵されている。そ
して、クラブヘッドがどの光学センサ９，９・・の上を
通過したかによりクラブヘッドの横ずれの度合いを検出
すると共に、各光学センサ９，９・・で反射光を受光し
た時点の時間差に基づいてクラブヘッドのフェイス角の
傾き（オープン／クローズ）を検出する。
びＳ2 は、インパクト前後におけるクラブヘッドのフェ
イス角及び横ずれを光学的に検出するためのもので、前
記マット７内に埋設されると共に、各光学センサ９内に
は測定光を真上に照射する発光素子と、クラブヘッドか
らの反射光を受光する受光素子とが内蔵されている。そ
して、クラブヘッドがどの光学センサ９，９・・の上を
通過したかによりクラブヘッドの横ずれの度合いを検出
すると共に、各光学センサ９，９・・で反射光を受光し
た時点の時間差に基づいてクラブヘッドのフェイス角の
傾き（オープン／クローズ）を検出する。
【００１２】Ｓ3 は、ティー８の位置から打ち出された
ゴルフボールの水平面に対する打ち上げ角度及び左右方
向の打ち出し角度を検出する飛球方向検出手段であっ
て、ティー８の前方に想定した測定面上の各座標点Ｐに
対して、少なくとも二つの方向から光を照射する反射型
光学センサＤ1 〜Ｄ21が、左右方向に所定間隔で一列に
並設されて、前記マット７内に埋設されている。なお、
ゴルフボールが通過したときに必ずその座標を検出する
ことができるように、座標点Ｐ間の距離はゴルフボール
の直径よりも小さく選定されている。
ゴルフボールの水平面に対する打ち上げ角度及び左右方
向の打ち出し角度を検出する飛球方向検出手段であっ
て、ティー８の前方に想定した測定面上の各座標点Ｐに
対して、少なくとも二つの方向から光を照射する反射型
光学センサＤ1 〜Ｄ21が、左右方向に所定間隔で一列に
並設されて、前記マット７内に埋設されている。なお、
ゴルフボールが通過したときに必ずその座標を検出する
ことができるように、座標点Ｐ間の距離はゴルフボール
の直径よりも小さく選定されている。
【００１３】各光学センサＤ1 〜Ｄ21には、真上及び左
右４５度の１〜３方向に測定光を照射するように１〜３
個の発光素子と、その反射光を受光する１〜３個の受光
素子が内蔵され、反射光を受光した光学センサＤ1 〜Ｄ
21により飛球が通過した座標点Ｐを特定することができ
る。例えば、ゴルフボールが点Ａを通過した場合、光学
センサＤ8 ，Ｄ21で反射光が受光され、通過点と反射光
を受光するセンサの組み合わせは１：１になるので、光
学センサＤ1 〜Ｄ21の検出信号に基づいて座標点を特定
することができる。
右４５度の１〜３方向に測定光を照射するように１〜３
個の発光素子と、その反射光を受光する１〜３個の受光
素子が内蔵され、反射光を受光した光学センサＤ1 〜Ｄ
21により飛球が通過した座標点Ｐを特定することができ
る。例えば、ゴルフボールが点Ａを通過した場合、光学
センサＤ8 ，Ｄ21で反射光が受光され、通過点と反射光
を受光するセンサの組み合わせは１：１になるので、光
学センサＤ1 〜Ｄ21の検出信号に基づいて座標点を特定
することができる。
【００１４】この場合、飛球方向検出装置Ｓ3 とティー
８との間隔をＬとすれば、ゴルフボールの通過点の座標
Ｐ（ｘ，ｙ）から、飛球の水平面に対する打ち上げ角ａ
は、 ａ＝ｔａｎ-1〔ｙ／（ｘ2 ＋Ｌ2 ）1/2 〕 で表され、左右方向の打ち出し角ｂは、 ｂ＝ｔａｎ-1〔ｘ／Ｌ〕 で表される。なお、ティー８の昇降によりゴルフボール
の高さが変動する場合は、ティー８の高さをｈとして、
ｙをｙ−ｈに置き換えればよい。
８との間隔をＬとすれば、ゴルフボールの通過点の座標
Ｐ（ｘ，ｙ）から、飛球の水平面に対する打ち上げ角ａ
は、 ａ＝ｔａｎ-1〔ｙ／（ｘ2 ＋Ｌ2 ）1/2 〕 で表され、左右方向の打ち出し角ｂは、 ｂ＝ｔａｎ-1〔ｘ／Ｌ〕 で表される。なお、ティー８の昇降によりゴルフボール
の高さが変動する場合は、ティー８の高さをｈとして、
ｙをｙ−ｈに置き換えればよい。
【００１５】また、クラブヘッド移動状態検出手段Ｓ2
と飛球方向検出装置Ｓ3 は、飛球の初速を検出する初速
検出手段を兼用しており、ゴルフボールがクラブヘッド
移動状態検出手段Ｓ2 を通過した時点から飛球方向検出
装置Ｓ3 を通過するまでの時間ｔを測定する時計を備え
ている。例えば、各検出装置Ｓ2 ，Ｓ3 の距離をｋ，通
過時間をｔとすれば、初速Ｖ0は、 Ｖ0 ＝（Ｌ2 ＋ｘ2 ＋ｙ2 ）1/2 （ｋ／Ｌ）／ｔ で表される。
と飛球方向検出装置Ｓ3 は、飛球の初速を検出する初速
検出手段を兼用しており、ゴルフボールがクラブヘッド
移動状態検出手段Ｓ2 を通過した時点から飛球方向検出
装置Ｓ3 を通過するまでの時間ｔを測定する時計を備え
ている。例えば、各検出装置Ｓ2 ，Ｓ3 の距離をｋ，通
過時間をｔとすれば、初速Ｖ0は、 Ｖ0 ＝（Ｌ2 ＋ｘ2 ＋ｙ2 ）1/2 （ｋ／Ｌ）／ｔ で表される。
【００１６】１０は、各光学センサの出力信号に基づい
て飛球の最終到達位置を算出する演算装置であって、そ
の入力側に、クラブヘッド移動状態検出手段Ｓ1 ，Ｓ2
と飛球方向検出手段Ｓ3 が接続され、出力側には打席か
ら見たゴルフコース及び打ったゴルフボールのゴルフコ
ース上の位置を前記スクリーン５に投影する投影装置４
と、ゴルフコースの全景を表す平面図及びグリーンまで
のアンジュレーションを表す断面図を上下に分けて表示
するＣＲＴディスプレイ１１が接続されている。
て飛球の最終到達位置を算出する演算装置であって、そ
の入力側に、クラブヘッド移動状態検出手段Ｓ1 ，Ｓ2
と飛球方向検出手段Ｓ3 が接続され、出力側には打席か
ら見たゴルフコース及び打ったゴルフボールのゴルフコ
ース上の位置を前記スクリーン５に投影する投影装置４
と、ゴルフコースの全景を表す平面図及びグリーンまで
のアンジュレーションを表す断面図を上下に分けて表示
するＣＲＴディスプレイ１１が接続されている。
【００１７】そして、演算装置１０では、クラブヘッド
移動状態検出手段Ｓ1 ，Ｓ2 からの出力信号に基づいて
インパクト前後におけるクラブヘッドの横ずれの度合い
及びフェイス角の傾き検出し、当該検出手段Ｓ2 及び飛
球方向検出手段Ｓ3 の出力信号に基づいて飛球の初速Ｖ
0 を検出し、飛球方向検出手段Ｓ3 の出力信号に基づい
て飛球の水平面に対する打ち上げ角ａと左右方向の打ち
出し角ｂを検出する。
移動状態検出手段Ｓ1 ，Ｓ2 からの出力信号に基づいて
インパクト前後におけるクラブヘッドの横ずれの度合い
及びフェイス角の傾き検出し、当該検出手段Ｓ2 及び飛
球方向検出手段Ｓ3 の出力信号に基づいて飛球の初速Ｖ
0 を検出し、飛球方向検出手段Ｓ3 の出力信号に基づい
て飛球の水平面に対する打ち上げ角ａと左右方向の打ち
出し角ｂを検出する。
【００１８】この場合、まず、飛球の水平面に対する打
ち上げ角ａと左右方向の打ち出し角ｂと、飛球の初速Ｖ
0 とゴルフコースのアンジュレーションに基づいて、ク
ラブが理想的に振られたときの到達位置を算出する。次
いで、インパクト前後のクラブヘッドの横ずれの度合い
及びフェイス角の傾きに応じてフック／スライスの修正
をし、最終到達位置を算出する。
ち上げ角ａと左右方向の打ち出し角ｂと、飛球の初速Ｖ
0 とゴルフコースのアンジュレーションに基づいて、ク
ラブが理想的に振られたときの到達位置を算出する。次
いで、インパクト前後のクラブヘッドの横ずれの度合い
及びフェイス角の傾きに応じてフック／スライスの修正
をし、最終到達位置を算出する。
【００１９】例えば、クラブフェイスの傾きと横ずれを
それぞれ５段階ずつ設定すると、傾きと横ずれの組み合
わせが２５パターンとなり、これをインパクトの前後に
ついて検出すると２５×２５＝６２５パターンの組み合
わせが考えられる。この夫々のパターンについて、例え
ばフック・スライスに関する修正データを予め記憶させ
ておき、飛球方向と初速のみから算出された到達位置に
修正を加えて最終到達位置を算出する。さらに、風の影
響も考慮しようとする場合には、風速／風向を乱数など
で発生させ、打ったときの風速／風向による補正を加え
るようにしておけばよい。
それぞれ５段階ずつ設定すると、傾きと横ずれの組み合
わせが２５パターンとなり、これをインパクトの前後に
ついて検出すると２５×２５＝６２５パターンの組み合
わせが考えられる。この夫々のパターンについて、例え
ばフック・スライスに関する修正データを予め記憶させ
ておき、飛球方向と初速のみから算出された到達位置に
修正を加えて最終到達位置を算出する。さらに、風の影
響も考慮しようとする場合には、風速／風向を乱数など
で発生させ、打ったときの風速／風向による補正を加え
るようにしておけばよい。
【００２０】以上が本発明の一例構成であって、次にそ
の作用について説明する。ラウンドプレイを行なう場
合、まず、投影装置４によりティー位置から見たゴルフ
コースをスクリーン５上に投影し、ティー８を所定高さ
まで上昇させてゴルフボールをティーアップした状態
で、ゴルフボールを打ち出すと、クラブヘッドが検出手
段Ｓ1 〜Ｓ3 上を通過すると共に、打ち出されたゴルフ
ボールが検出手段Ｓ2 ，Ｓ3 上を通過する。
の作用について説明する。ラウンドプレイを行なう場
合、まず、投影装置４によりティー位置から見たゴルフ
コースをスクリーン５上に投影し、ティー８を所定高さ
まで上昇させてゴルフボールをティーアップした状態
で、ゴルフボールを打ち出すと、クラブヘッドが検出手
段Ｓ1 〜Ｓ3 上を通過すると共に、打ち出されたゴルフ
ボールが検出手段Ｓ2 ，Ｓ3 上を通過する。
【００２１】即ち、クラブヘッド及びゴルフボールの双
方が検出手段Ｓ2 ，Ｓ3 上を通過することとなるが、通
過したものがクラブヘッドであるかゴルフボールである
かはその幅を検出することにより判別される。そして、
ゴルフボールが検出手段Ｓ2 ，Ｓ3 上を通過したときの
出力信号に基づいて飛球方向及び初速が算出され、クラ
ブヘッドが検出手段Ｓ1 ，Ｓ2 上を通過したときの出力
信号に基づいてクラブヘッドのフェイス角の傾き及び横
ずれが検出される。
方が検出手段Ｓ2 ，Ｓ3 上を通過することとなるが、通
過したものがクラブヘッドであるかゴルフボールである
かはその幅を検出することにより判別される。そして、
ゴルフボールが検出手段Ｓ2 ，Ｓ3 上を通過したときの
出力信号に基づいて飛球方向及び初速が算出され、クラ
ブヘッドが検出手段Ｓ1 ，Ｓ2 上を通過したときの出力
信号に基づいてクラブヘッドのフェイス角の傾き及び横
ずれが検出される。
【００２２】次いで、これらの飛球方向，初速，クラブ
ヘッドの横ずれ及びフェイス角の傾きに関するデータか
ら、飛球の最終到達位置を数学的に算出する。この場
合、風の影響を考慮する場合には、風速及び風向による
修正を加えればよい。そして、これらのデータに基づい
て投影装置４により、ゴルフコース上にゴルフボールが
打ち出された様子がスクリーン５に投影されると共に、
ＣＲＴディスプレイ１１に飛球の軌跡が表示される。
ヘッドの横ずれ及びフェイス角の傾きに関するデータか
ら、飛球の最終到達位置を数学的に算出する。この場
合、風の影響を考慮する場合には、風速及び風向による
修正を加えればよい。そして、これらのデータに基づい
て投影装置４により、ゴルフコース上にゴルフボールが
打ち出された様子がスクリーン５に投影されると共に、
ＣＲＴディスプレイ１１に飛球の軌跡が表示される。
【００２３】その後、スクリーン５にはその到達地点か
らグリーン方向を見たときのゴルフコースが投影され、
ティー８はフロア６の下まで降下されて、続けてラウン
ドプレイを行なうことができる。なお、複数人でプレイ
するときには、予め人数及びプレイヤー名等を入力して
おき、１打目は所定の順番で打ち、２打目以降は例えば
グリーンから遠い順にプレイヤー名をスクリーン５やＣ
ＲＴディスプレイ１１に表示させて、各プレイヤーごと
にその最終到達位置から見たゴルフコースを投影すれば
よい。また、複数のゴルフシミュレータを接続して各プ
レイヤーの成績を集計するようにすれば、同一のゴルフ
コースで数十，数百人のコンぺティションを開催するこ
ともできる。
らグリーン方向を見たときのゴルフコースが投影され、
ティー８はフロア６の下まで降下されて、続けてラウン
ドプレイを行なうことができる。なお、複数人でプレイ
するときには、予め人数及びプレイヤー名等を入力して
おき、１打目は所定の順番で打ち、２打目以降は例えば
グリーンから遠い順にプレイヤー名をスクリーン５やＣ
ＲＴディスプレイ１１に表示させて、各プレイヤーごと
にその最終到達位置から見たゴルフコースを投影すれば
よい。また、複数のゴルフシミュレータを接続して各プ
レイヤーの成績を集計するようにすれば、同一のゴルフ
コースで数十，数百人のコンぺティションを開催するこ
ともできる。
【００２４】さらに、飛球方向検出手段Ｓ3 として、光
学センサＤ1 〜Ｄ21を所定間隔で左右方向に並設した場
合について説明したが、図４に示すように、左右両側か
ら所定角度で測定光を放射するように配列してもよく、
要するに、飛球が通過する座標が特定できるように各座
標点に対して少なくとも二つの方向から測定光が照射さ
れるように配列されていればよい。
学センサＤ1 〜Ｄ21を所定間隔で左右方向に並設した場
合について説明したが、図４に示すように、左右両側か
ら所定角度で測定光を放射するように配列してもよく、
要するに、飛球が通過する座標が特定できるように各座
標点に対して少なくとも二つの方向から測定光が照射さ
れるように配列されていればよい。
【００２５】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、飛
球の水平面に対する打ち上げ角を検出する光学センサが
フロアに埋め込まれているので、左右どちらの打席から
もゴルフボールを打つことができると同時に、ＣＣＤカ
メラなどの複雑な装置を用いることなく、その飛球の打
ち上げ角及び左右方向の打ち出し角を容易に検出して正
確な最終到達位置を算出することができるという優れた
効果を有する。
球の水平面に対する打ち上げ角を検出する光学センサが
フロアに埋め込まれているので、左右どちらの打席から
もゴルフボールを打つことができると同時に、ＣＣＤカ
メラなどの複雑な装置を用いることなく、その飛球の打
ち上げ角及び左右方向の打ち出し角を容易に検出して正
確な最終到達位置を算出することができるという優れた
効果を有する。
【図１】本発明装置を示すフローシート。
【図２】その側面図。
【図３】図１のＢ−Ｂ線断面図。
【図４】他の実施例を示す概略構成図。
１・・・ケージ ２・・・金属パイプ ３・・・防護ネット ４・・・投影装置 ５・・・スクリーン ６・・・フロア ７・・・マット ８・・・ティー ９・・・反射式光学センサ Ｓ1 ，Ｓ2 ・・・クラブヘッド移動状態検出手段 Ｓ3 ・・・飛球方向検出手段 Ｄ1 〜Ｄ21・・・反射式光学センサ １０・・・演算装置
Claims (2)
- 【請求項１】 ティーアップ位置の前方に想定した測定
面を飛球が通過したときに、その通過点の上下方向位置
及び左右方向位置を二次元座標として検出する多数の反
射型光学センサ（Ｄ1 〜Ｄ21）が、各座標点（Ｐ）に対
して少なくとも二つの方向から光を照射するようにフロ
ア（６）に埋め込まれ、ゴルフボールからの反射光を検
出した複数の光学センサ（Ｄ1 〜Ｄ21）の出力信号に基
づいてゴルフボールの通過点の座標を算出する演算装置
（10）を備えたことを特徴とする飛球方向検出装置。 - 【請求項２】 ティーアップ位置の前後に配設され、イ
ンパクト前後におけるクラブヘッドの横ずれの度合い及
びフェイス角の傾きを光学的に検出するクラブヘッド移
動状態検出手段（Ｓ1 ，Ｓ2 ）と、ティーアップ位置か
ら打ち出された飛球の初速を検出する初速検出手段（Ｓ
2 ，Ｓ3 ）と、飛球の水平面に対する打ち上げ角度及び
左右方向の打ち出し角度を検出する飛球方向検出手段
（Ｓ3 ）と、飛球の初速及び飛球方向，クラブヘッドの
横ずれの度合い及びフェイス角の傾きに基づいてゴルフ
ボールの最終到達位置を算出する演算装置（10）とを備
え、前記飛球方向検出手段（Ｓ3 ）は、ティーアップ位
置の前方に想定した測定面を飛球が通過したときに、そ
の通過点の上下方向位置及び左右方向位置を二次元座標
として検出する多数の反射型光学センサ（Ｄ1 〜Ｄ21）
が、各座標点（Ｐ）に対して少なくとも二つの方向から
光を照射するようにフロア（６）に埋め込まれて成るこ
とを特徴とするゴルフシミュレータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8222493A JPH06292747A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 飛球方向検出装置及びこれを使用したゴルフシミュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8222493A JPH06292747A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 飛球方向検出装置及びこれを使用したゴルフシミュレータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06292747A true JPH06292747A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=13768443
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8222493A Pending JPH06292747A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 飛球方向検出装置及びこれを使用したゴルフシミュレータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06292747A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100955951B1 (ko) * | 2009-05-08 | 2010-05-03 | 황상용 | 골프공 탄도 측정 장치 |
-
1993
- 1993-04-08 JP JP8222493A patent/JPH06292747A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100955951B1 (ko) * | 2009-05-08 | 2010-05-03 | 황상용 | 골프공 탄도 측정 장치 |
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