JPH06292690A - 歯科用グラインダユニット - Google Patents

歯科用グラインダユニット

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Publication number
JPH06292690A
JPH06292690A JP8464193A JP8464193A JPH06292690A JP H06292690 A JPH06292690 A JP H06292690A JP 8464193 A JP8464193 A JP 8464193A JP 8464193 A JP8464193 A JP 8464193A JP H06292690 A JPH06292690 A JP H06292690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbine
shaft
thrust bearing
grinder unit
thrust
Prior art date
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Pending
Application number
JP8464193A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Fujikawa
芳夫 藤川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP8464193A priority Critical patent/JPH06292690A/ja
Publication of JPH06292690A publication Critical patent/JPH06292690A/ja
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  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で安価な歯科用グラインダユニッ
トを提供する。 【構成】 端部にタービン22を設けた軸21をケース
4との間に設けた静圧流体軸受23で支持し、タービン
22部分と静圧流体軸受23の部分に圧力流体を導入し
てタービン22と軸21を回転させ、タービン22の側
面とそれと相対する字面中央に、凸球面35と平面36
の点接触支持によるスラスト軸受34を設け、静圧流体
軸受23でラジアル方向の力を支持し、スラスト軸受3
4でスラスト方向の力を支持することにより、簡単な構
造で軸21の高速回転を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、歯科用ハンドピース
のグラインダユニット、特に部品点数の削減により構造
を簡略化し、製作コストの低減を可能にしたグラインダ
ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】図5のように、歯科用ハンドピース1
は、握持部2の先端に設けたヘッド3のケース4内にグ
ラインダユニットを収納し、このユニットの軸に切削工
具5を取付け、後端の圧力流体供給パイプ6からグライ
ンダユニットに圧力流体を供給し、該ユニットの回転に
より切削工具5を回転駆動するようになっている。
【0003】上記のグラインダユニットは、切削時にお
ける患者の苦痛をやわらげ、かつ切削工具の耐久性及び
切削効率を高めるために、高速回転で長寿命が必要とさ
れていた。
【0004】従来のグラインダユニットは、図6に示す
ように、タービン7の両側面に同軸心状となる軸8、8
を一体に設け、ケース4内において、軸8、8をそれぞ
れ静圧流体軸受9、9で支持するようにし、軸8、8と
静圧流体軸受9、9の間にはラジアルギャップ10、1
0を形成し、タービン7の側面と両静圧流体軸受9、9
の端面との間にスラストギャップ11、11を形成する
と共に、タービン7の外周とラジアルギャップ10、1
0及びスラストギャップ11、11に圧力流体供給孔1
2、13、14より高速圧力流体を導入するようになっ
ている。
【0005】上記タービン7と軸8、8の回転時に、ラ
ジアルギャップ10、10及びスラストギャップ11、
11内に薄い流体膜を形成し、高速(50,000rp
m)回転するタービン7及び軸8、8をラジアル、スラ
スト両方向に関し軸承していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
グラインダユニットは、タービン7及び軸8、8の支持
を、ラジアル、スラスト両方向とも流体軸受で軸承して
いたため、高速回転に耐え、長寿命であるという利点が
ある反面、構造が複雑で部品点数が増え、製造コストが
高くつくという問題がある。
【0007】そこでこの発明は、タービン及び軸のスラ
スト方向の支持を機械的に行なうことにより構造の簡略
化を図り、製作コストの低減を可能にすることができる
歯科用グラインダユニットを提供することを課題として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、タービンの側面中央部とそれと
相対する受面中央部に、凸球面と平面の点接触支持によ
るスラスト軸受を形成した構成を採用したものである。
【0009】
【作用】タービンと軸のスラスト方向を支持するスラス
ト軸受が、凸球面と平面の点接触支持による機械式にな
っているので、スラスト軸受に対する圧力流体の供給が
不要になり、その分構造がシンプルになって製造コスト
も安価である。
【0010】また、スラスト軸受はタービン側面の軸心
部で点接触支持するため、摩擦トルクが小さく、高速回
転の使用に十分耐えることができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面の図1乃
至図4に基づいて説明する。
【0012】図示のように、歯科用ハンドピースにおけ
るヘッド3の先端ケース4内に収納したグラインダユニ
ットは、軸21の一方端部にタービン22を一体に設
け、軸21のジャーナル部はケース4内において円筒型
静圧流体軸受23で支持され、タービン22は後蓋24
で閉鎖されたタービン室25内に収納されている。この
軸21の他端側は、切削工具を装着可能にするか、又
は、切削工具を一体に設けた構造になっている。
【0013】上記円筒型静圧流体軸受23は、内周面と
軸21の間にラジアルギャップ26を形成するスリーブ
27をケース4内に収納し、上下に嵌着したOリング2
8、28でスリーブ27を弾力的に支持している。
【0014】ケース4に設けた圧力流体の供給通路29
は、供給孔30でタービン室25に連通し、タービン2
2を回転させた圧力流体(気体又は流体)は排出通路3
1から流出する。また、供給通路29は軸受用供給通路
32でスリーブ27の外側に連通し、スリーブ27の外
周に供給された圧力流体は、スリーブ27に設けた通孔
33を通ってラジアルギャップ26に流入し、ラジアル
ギャップ26内に薄い流体膜を形成し、軸21の回転を
ラジアル方向に軸承する。
【0015】前記タービン22の側面中央部と、それと
相対向する後蓋24の受面中央部に、凸球面と平面の点
接触支持によるスラスト軸受34が形成され、タービン
22及び軸21のスラスト方向の力を支えるようになっ
ている。
【0016】図1と図2に示すスラスト軸受34の第1
の例は、タービン22の側面に凸球面35を突設し、後
蓋24の受面を平面36としたものである。
【0017】図3に示すスラスト軸受34の第2の例
は、後蓋24の受面に凸球面35を突設し、タービン2
2の側面を平面36としたものである。
【0018】図4に示す第3の例は、後蓋24で球体3
7を保持し、この球体37の突出部分を凸球面35とす
ると共に、タービン22の側面を平面36としたもので
ある。
【0019】この第3の例において、上記と逆に、球体
37をタービン22側に取付け、後蓋24の受面を平面
としてもよい。
【0020】上記のスラスト軸受34は、凸球面35と
平面36がタービン22の回転軸芯上で点接触してスラ
スト方向の力を支えるため、接触部の周速は極めて小さ
く、摩擦トルクの発生を極端に少なくすることができ、
摩耗による損耗寿命を大幅にに延ばせる。
【0021】また、スラスト軸受34の耐摩耗を向上さ
せるため、回転部と固定部の接触や使用時の負荷による
接触等に耐えるよう、凸球面35や平面36を形成する
材料として、潤滑作用にあるものや、耐摩耗性、耐焼付
性に優れたものを採用すればよい。
【0022】ちなみに、凸球面35に無電解ニッケルメ
ッキ、平面36を形成する部材にはグラファイトを含む
銅合金を用いて形成する。この組合せは、凸球面35に
クロムメッキやセラミックの被覆、平面36を形成する
材料に、固体潤滑作用のある2硫化モリブデン等を分
散、含浸、被覆したもの、又はテフロンあるいはナイロ
ンで構成してもよい。さらに、凸球面35と平面36の
材料の組合せは上記と逆であってもよい。
【0023】この発明のグラインダユニットは上記のよ
うな構成であり、タービン22及び静圧流体軸受23に
圧力流体を供給し、タービン22とこれと一体の軸21
を高速回転させ、軸21に装着又は一体に設けた切削工
具で虫歯などの治療を行なう。
【0024】上記タービン22及び軸21の回転時にお
いて、スラスト方向の力をスラスト軸受34で支持し、
ラジアル方向の力を静圧流体軸受23のラジアルギャッ
プ26で形成される薄い流体膜で支持する。
【0025】スラスト軸受34は凸球面35と平面36
の点接触により、摩擦トルクの発生を極端に少なくして
スラスト方向の力を支えると共に、静圧流体軸受23
は、Oリング28、28でスリーブ27を弾性支持して
いるので、弾性支持のない場合に比較して、ホワール等
の高速回転に伴う不安定振動を吸収し、高速回転時の安
定性を確保する。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、ター
ビンの側面とその受面とに、凸球面と平面の点接触支持
によるスラスト軸受を設けたので、圧力流体の供給は、
タービンと軸を支持する流体軸受だけでよく、スラスト
軸受への供給は不要になるので、構造の簡略化が図れる
と同時に、部品点数の削減が可能になり、その分製作コ
ストが安価になるので、患者1人に使用した後は捨てる
使い捨てが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るグラインダユニットにおけるス
ラスト軸受の第1の例を示す縦断面図
【図2】図1の矢印II−IIに沿う横断平面図
【図3】スラスト軸受の第2の例を示す縦断面図
【図4】スラスト軸受の第3の例を示す縦断面図
【図5】歯科用ハンドピースを示す正面図
【図6】従来のグラインダユニットを示す縦断面図
【符号の説明】
4 ケース 21 軸 22 タービン 23 静圧流体軸受 24 後蓋 26 ラジアルギャップ 34 スラスト軸受 35 凸球面 36 平面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸の端部にタービンを設け、この軸のジ
    ャーナル部をケースとの間に設けた流体軸受で支持し、
    タービン部分に圧力流体を導入して軸を回転させるよう
    にした歯科用グラインダユニットにおいて、 タービンの側面中央部とそれと相対する受面中央部に、
    凸球面と平面の点接触支持によるスラスト軸受を形成し
    たことを特徴とする歯科用グラインダユニット。
JP8464193A 1993-04-12 1993-04-12 歯科用グラインダユニット Pending JPH06292690A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8464193A JPH06292690A (ja) 1993-04-12 1993-04-12 歯科用グラインダユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8464193A JPH06292690A (ja) 1993-04-12 1993-04-12 歯科用グラインダユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06292690A true JPH06292690A (ja) 1994-10-21

Family

ID=13836324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8464193A Pending JPH06292690A (ja) 1993-04-12 1993-04-12 歯科用グラインダユニット

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JP (1) JPH06292690A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008540021A (ja) * 2005-05-17 2008-11-20 イエダ リサーチ アンド ディベロップメント カンパニー リミテッド 歯科用具および医療用具に使用する低摩擦コーティング
US11446413B2 (en) 2014-01-06 2022-09-20 Yeda Research And Development Co. Ltd. Attenuation of encrustation of medical devices using coatings of inorganic fullerene-like nanoparticles

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008540021A (ja) * 2005-05-17 2008-11-20 イエダ リサーチ アンド ディベロップメント カンパニー リミテッド 歯科用具および医療用具に使用する低摩擦コーティング
US9877806B2 (en) 2005-05-17 2018-01-30 Yeda Research And Development Co. Ltd. Low friction coatings for use in dental and medical devices
US11446413B2 (en) 2014-01-06 2022-09-20 Yeda Research And Development Co. Ltd. Attenuation of encrustation of medical devices using coatings of inorganic fullerene-like nanoparticles

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