JPH03163216A - 流体軸受装置 - Google Patents

流体軸受装置

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JPH03163216A
JPH03163216A JP30151889A JP30151889A JPH03163216A JP H03163216 A JPH03163216 A JP H03163216A JP 30151889 A JP30151889 A JP 30151889A JP 30151889 A JP30151889 A JP 30151889A JP H03163216 A JPH03163216 A JP H03163216A
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JP
Japan
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bearing
shaft
bearing surface
housing
bearing body
Prior art date
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Pending
Application number
JP30151889A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromitsu Muraki
村木 宏光
Katsuhiko Tanaka
克彦 田中
Takashi Murai
隆司 村井
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高速回転用の流体軸受装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来の高速回転用の流体軸受装置としては、例えば第4
図に示すようなものがある.この従来技術は、回転部材
である軸lを囲む円筒状のハウジング2を備え、このハ
ウジング2のスリーブ2aの内周面に円環状の軸受体3
が直接に固着されている.軸受体3はスリーブ2aの上
下二箇所に間隔を隔てて配設され、各軸受体3の内周面
がラジアル軸受面4になっている。その軸受面4は軸1
の外径面に設けたラジアル受面5と対向しており、ラジ
アル軸受面4とラジアル受面5との少なくとも一方(図
ではラジアル軸受面4側)に例えば第5図のようなヘリ
ングボーンの動圧発生用の溝6が形威され、ラジアル軸
受Rが構威されている。
又、上記スリーブ2aの下端は基台7aに固定され、ハ
ウジング2はスリーブ2aと基台7aとを備えている。
その基台7a上に直接に円板状の軸受体8が固着され、
この軸受体8の上面は平面状のスラスト軸受面9になっ
ている.このスラスト軸受面9は軸lの下端面に設けた
スラスト受面10と対向しており、スラスト軸受面9と
スラスト受面10との少なくとも一方(図ではスラスト
軸受面9側)にヘリングボーンの動圧発生用の溝1lが
形威され、スラスト軸受Sが構威されている. 〔発明が解決しようとする課題〕 しかし上記従来の流体軸受装置にあっては、複数の円環
状の軸受体3.8がハウジング2に直接に固着されてい
るため、加工誤差の影響を直接に受けてラジアルの各軸
受体3の中心軸が一致しないとか、スラスト軸受面9と
スラスト受面lOとが片当たりするなどの不具合が生じ
、軸受装置を精度よく組立できないことがあるという問
題点があった。
又、軸1と各軸受体3.8との軸受すきまに不釣合があ
っても、軸受体が吸収して平均化することはできないか
ら、軸の回転に伴い発生する振動が大きくなり、高速回
転は不可能になるという問題点があった. さらに、軸lの回転の起動時と停止時には、軸1と軸受
体3,8とが接触摺動するため、軸受面が摩耗し易いと
いう問題点があった。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、軸受体とハウジ
ング面との間に弾性体を介在せしめると共に軸回転で発
生する動圧を軸受体の支持に利用することにより、流体
軸受装置の組立時の加工誤差に起因する芯ずれを逃がし
、軸回転中の振動を小さく抑えて高速回転を可能とし、
しかも起動停止時の摩耗も少ない流体軸受装置を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達威する本発明は、ハウジングに弾性体を
介して支持された軸受体には軸受面が設けられ、該軸受
面は軸に設けた受面と対向し、前記軸受面と受面との少
なくとも一方に動圧発生用の溝を設け、前記軸受体とハ
ウジングとの間の個所には弾性体によって密封された圧
力室が設けられ、前記圧力室は軸受体に設けた流通穴を
介して軸受面と連通ずる。
前記圧力室はハウジングに設けた給気穴と連通させるこ
とができる。
〔作用〕
軸受体がハウジングに直接ではなく弾性体を介して支持
されているため、組立時の加工誤差に起因する複数のラ
ジアルの軸受体の中心軸のずれとスラスト軸受における
片当たりを逃がすことができる。
また、軸受体とハウジングとの間に設けられた圧力室に
は、軸回転で軸受すきまに発生する動圧が流通穴を介し
て負荷される。動圧が導入された容積可変の圧力室は緩
衝器として機能し、軸受体に加わる振動エネルギーを吸
収するから、高速回転中に発生する軸の振動を小さく抑
えることができる。
さらに、軸と軸受体とが接触摺動する起動停止時には、
外部からハウジングに設けた給気穴を介して圧力室に圧
縮性流体を供給すると、軸受体の流通穴を経て軸受すき
まに圧力流体が送りこまれて軸が軸受面とは非接触にな
り、起動トルクが低減されるとともに、接触摺動による
摩耗も低減される。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を表したものである.なお、
従来と同一または相当部分には同一の符号を付してある
。円環状のラジアルの軸受体21は、その外周面22の
軸方向の両端寄りの個所に弾性体である0リング23配
設用の溝24を有し、この溝24にOリング23を配設
している.また、その内周面であるラジアル軸受面4に
は、ヘリングボーンの溝からなる動圧発生用の溝6を有
している.なお、この動圧発生用の溝6は、ハ字状(第
2図)、<字状、または第3図のようなハ字状の中央部
が短い直線溝で連結されたパターンを有するヘリングボ
ーン溝でも良く、またはスバイラルの溝でもよい。
更に、軸受体21の軸方向の中央部には、軸受体21.
を径方向に貫通する複数の流通穴26が円周等分に配設
されている。以上のように構威された軸受体21をハウ
ジング2の内径面にすきまを介して嵌合することにより
、軸受体21とハウジング2との間の箇所には、前記O
リング23によって密封された圧力室27が設けられ、
この圧力室27は前記流通穴26を介してラジアル軸受
面4と連通している。
スラスト軸受Sにおける円板状の軸受体3oは、その下
面31の外周寄りの個所に弾性体であるOリング32配
設用の溝33を有し、この溝33にOリング32を配設
している。また、その上面であるスラスト軸受而9には
、動圧発生用の溝11を有している。なお、この動圧発
生用の溝11は、ハ字状、く字状、またはハ字状の中央
部が短い直線溝で連結されたパターンを有するヘリング
ボーン溝でも良く、スパイラルの溝でもよい。更に、軸
受体30のスラスト軸受面9には、軸受体30を厚さ方
向に貫通する複数(図では2個)の流通穴34が設けら
れている。
以上のように構威された軸受体30をハウジングの基台
7aの上面7bに配置することにより、軸受体30とハ
ウジングの基台7aとの間の箇所には、前記Oリング3
2によって密封された圧力室35が設けられ、この圧力
室35は前記流通穴34を介してスラスト軸受而9と連
通している。
上記のスラスト軸受Sにおける圧力室35は、ハウジン
グの基台7aに設けた給気穴36とも連通している。
次に作用を説明する。
流体軸受装置を組立る場合、上下の軸受体2lの中心軸
にずれがあっても、軸受体21とハウジング2との間に
介装されたOリング23の弾性により吸収される。した
がってラジアルの軸受の中心軸のずれが防止される.ま
た、軸受体30をOリング32によって弾性支持するの
でスラスト軸受における片当たりを逃がして精度よく組
立ることかでき、組立性が非常に良い。
軸の停止時は、軸lの下端のスラスト受面lOが軸受体
30のスラスト軸受面9に当接している.この状態から
軸1を回転起動させると、軸1と軸受体30とが接触摺
動するから起動トルクが大きく且つ軸受の摩耗がすすむ
.しかし、基台7aの給気穴36に図外のバルブを介し
て圧縮流体(例えば圧力空気)配管を接続しておき、起
動時に、バルブを開いてこの給気穴36を介し圧力室3
5に圧縮性流体を供給すると、軸受体30の流通穴34
を経てスラスト軸受面9に圧縮性流体が送りこまれる。
これにより軸1をスラスト軸受面9から浮上せしめて、
起動トルクを低減するとともに、接触摺動による摩耗を
低減することができ、耐久性が向上する。
なお、流体軸受装置の定格回転時には、給気穴36に接
続した圧縮流体配管のバルプを閉じて給気穴36に給気
せず、また排気もしない。
軸Iの回転時には、軸受体21のラジアル軸受面4に形
威された動圧発生用の溝6のボンピング作用で、ラジア
ル受面5との間のラジアル軸受すきま内に動圧が発生し
て圧力が高くなり、軸1は軸受体21に対し非接触を保
って半径方向に支持される。この動圧は、同時に軸受体
21とハウジング2との間に設けられた圧力室27に流
通穴26を介して負荷される。弾性体であるOリング2
3でシールされた圧力室27は、動圧が導入された容積
可変のダンバとして機能し、軸受体21に加わる軸回転
の振動エネルギーを吸収する.圧力室27の圧力は軸1
の回転速度に比例して高くなり、ダンバの支持剛性があ
がる。したがって、高速回転時に軸の振れまわりが大き
くなる現象は防止され、安定した高速回転が可能である
一方、スラスト軸受Sにあっては、軸1の回転と同時に
、軸受体30のスラスト軸受面9に形威された動圧発生
用の溝11のポンピング作用で、スラスト受面10との
間のスラスト軸受すきま内に動圧が発生して圧力が高く
なり、軸1は軸受体30に対し非接触を保って軸方向に
浮上したまま支持される. この場合もまた、動圧は同時に軸受体30の圧力室35
に流通穴34を介して負荷され、圧力室35もダンパと
して機能する。これにより、スラスト軸受Sの片あたり
や、スラスト軸受すきまの不均一による軸受性能の低下
という現象は防止される. また、軸lの停止時には、給気穴36から流通穴34を
介してスラスト軸受すきまに圧縮流体を供給すると、ス
ラスト受面10とスラスト軸受面9との接触摺動による
摩耗を低減できる。
上記実施例ではスラスト軸受Sの圧力室35に対しての
み外部から給気を行う,ものとしたが、ラジアル軸受R
の圧力室27に対しても外部から給気を行うようにして
もよい。
また、ハウジング2に給気穴36を設けなくても良い。
また、ラジアル軸受用の軸受休21を支持する弾性体2
3を二個ではなくて三個や四個以上として軸受体21の
支持剛性を上げ、またスラスト軸受用の軸受体30を支
持する弾性体32を二個以上として軸受体30の支持剛
性を上げても良い。
また、ラジアル軸受用の動圧発生用の溝6は、ラジアル
軸受面4とラジアル受面5とのどちらに設けてもよく、
或いは双方に設けてもよい。同様に、スラスト軸受用の
動圧発生用の溝11は、スラスト軸受面9とスラスト受
面10とのどちらに設けてもよく、或いは双方に設けて
もよい。
また、軸受体21.30は、切削加工の容易な黄銅,ア
ルミ合金,ステンレス鋼などで形威し、その内周面と外
周面と両端面とのうち少なくとも内周面には、セラミッ
ク溶射により硬質膜を形威してもよい。これにより軸l
との摺動性が良好となり、起動・停止時の接触による摩
耗を低減できる。
また、軸1および軸受体21.30の全体をセラミック
製としてもよい。その場合は使用流体が腐食性を有する
ものに対して好適である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、ハウジングに弾
性体を介して支持された軸受体に軸受面を設け、その軸
受面は軸に設けた受面と対向し、それら軸受面と受面と
の少なくとも一方に勤圧発生用の溝を設けると共に、前
記軸受体とハウジングとの間の個所には弾性体によって
密封された圧力室を設けて、その圧力室は軸受体に設け
た流通穴を介して軸受面と連通ずるものとした。
そのため、軸受体とハウジング面との間に、弾性体の弾
性力と軸回転で発生する動圧力を利用したダンパが形威
され、加工誤差に起因する軸受体の芯ずれを逃がして容
易に組立可能で、回転中の振動を吸収して高速回転可能
で、しかも起動停止時の摩耗も少ない流体軸受装置を提
供することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一半実施例の縦断面図、第2図はその
ラジアル軸受面の動圧発生用の溝のパターンの一例を示
す部分図、第3図は同じく動圧発生用の溝のパターンの
他の例を示す部分図、第4図は従来の流体軸受装置の縦
断面図、第5図はそのラジアル軸受面の動圧発生用の溝
のパターンの一例を示す部分図である。 図中、1は軸、2はハウジング、4はラジアル軸受面、
5はラジアル受面、6,11は動圧発生用の溝、9はス
ラスト軸受面、lOはスラスト受面、21.30は軸受
体、23.32はOリング(弾性体)、26.34は流
通穴、27.35は圧力室、36は給気穴。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハウジングに弾性体を介して支持された軸受体に
    は軸受面が設けられ、該軸受面は軸に設けた受面と対向
    し、前記軸受面と受面との少なくとも一方に動圧発生用
    の溝を設け、前記軸受体とハウジングとの間の個所には
    弾性体によって密封された圧力室が設けられ、前記圧力
    室は軸受体に設けた流通穴を介して軸受面と連通する流
    体軸受装置。
  2. (2)圧力室がハウジングに設けた給気穴と連通する請
    求項(1)記載の流体軸受装置。
JP30151889A 1989-11-20 1989-11-20 流体軸受装置 Pending JPH03163216A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2290355A (en) * 1993-02-09 1995-12-20 Ebara Corp Bearing device
CN102392851A (zh) * 2011-11-03 2012-03-28 武汉理工大学 可控磁流润滑推力轴承
CN106677836A (zh) * 2017-03-14 2017-05-17 华电能源股份有限公司富拉尔基发电厂 喷气辅助中心支承减振调节汽轮机气封的方法及装置
CN106948875A (zh) * 2017-03-13 2017-07-14 华电能源股份有限公司富拉尔基发电厂 喷气减振调节汽轮机气封间隙的方法及减振装置

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