JPH06292220A - 映像信号の色信号振幅制限装置 - Google Patents
映像信号の色信号振幅制限装置Info
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- JPH06292220A JPH06292220A JP7550693A JP7550693A JPH06292220A JP H06292220 A JPH06292220 A JP H06292220A JP 7550693 A JP7550693 A JP 7550693A JP 7550693 A JP7550693 A JP 7550693A JP H06292220 A JPH06292220 A JP H06292220A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 映像色信号の振幅制限を行うに当たり、振幅
制限後の色信号の階調性の欠落や色合いの変化なく行な
う。 【構成】 色復調された色差信号R−Y、B−Yの最大
値を第1の最大値検出回路8で検出し、第1の比較回路
15により、基準電圧と比較し、最大値が基準電圧を越
えている場合はスイッチ回路10がオン状態となる。こ
の時、明るさ調整回路4の出力輝度信号bが第1の加算
回路に送られ、色飽和度調整回路2を通っ経た色差信号
の最大値と加算して実際のマトリクス回路6の出力信号
に等しい検出信号を得、このピークレベルをピーク検出
回路12で数フィールドにわたって検出し、このピーク
検出電圧kと振幅制限電圧lを第2の比較回路13で比
較し、ピーク検出電圧kが振幅制限電圧lを越えた場合
は、色飽和度調整回路2のカラーコントロール信号を第
2の加算回路14により引き下げ、色飽和度を下げる。
制限後の色信号の階調性の欠落や色合いの変化なく行な
う。 【構成】 色復調された色差信号R−Y、B−Yの最大
値を第1の最大値検出回路8で検出し、第1の比較回路
15により、基準電圧と比較し、最大値が基準電圧を越
えている場合はスイッチ回路10がオン状態となる。こ
の時、明るさ調整回路4の出力輝度信号bが第1の加算
回路に送られ、色飽和度調整回路2を通っ経た色差信号
の最大値と加算して実際のマトリクス回路6の出力信号
に等しい検出信号を得、このピークレベルをピーク検出
回路12で数フィールドにわたって検出し、このピーク
検出電圧kと振幅制限電圧lを第2の比較回路13で比
較し、ピーク検出電圧kが振幅制限電圧lを越えた場合
は、色飽和度調整回路2のカラーコントロール信号を第
2の加算回路14により引き下げ、色飽和度を下げる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機等
の画像表示装置において、入力信号の色信号の飽和度が
標準以上に大きい場合にそれらの表示素子のオーバード
ライブやダイナミックレンジを越えて表示能力がなくな
ることを自動的に防止するとともに、その際、色信号の
色合いや階調性を保つことのできる映像信号の色信号振
幅制限装置に関するものである。
の画像表示装置において、入力信号の色信号の飽和度が
標準以上に大きい場合にそれらの表示素子のオーバード
ライブやダイナミックレンジを越えて表示能力がなくな
ることを自動的に防止するとともに、その際、色信号の
色合いや階調性を保つことのできる映像信号の色信号振
幅制限装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像信号を供給する媒体の増加に
より、テレビジョン受像機等の画像表示装置に入力され
る信号は本来の標準レベルを越えるものが多くなってき
ている。映像信号の色信号振幅制限装置は、このような
非標準な信号が入力された場合でも自動的に色信号の振
幅を調整し、映像表示素子のダイナミックレンジ内に振
幅をおさめ、本来の情報を伝達するという働きから重要
視されている。
より、テレビジョン受像機等の画像表示装置に入力され
る信号は本来の標準レベルを越えるものが多くなってき
ている。映像信号の色信号振幅制限装置は、このような
非標準な信号が入力された場合でも自動的に色信号の振
幅を調整し、映像表示素子のダイナミックレンジ内に振
幅をおさめ、本来の情報を伝達するという働きから重要
視されている。
【0003】以下、図面を参照しながら、上述した従来
の映像信号の色信号振幅制限装置の一例について説明を
行う。
の映像信号の色信号振幅制限装置の一例について説明を
行う。
【0004】図5は、従来の映像信号の色信号振幅制限
装置のブロック図を示すものであり、また図6は各部の
波形図を示したものである。以下図5と図6を用いて説
明する。図5において1は、色信号復調回路で、色副搬
送波に変調された色信号を復調し、R−Y、B−Y、G
−Yまたは任意の二つの色差信号を出力する。2は、色
飽和度調整回路であり、入力色差信号をカラーコントロ
ール信号により適度な色飽和度(振幅)に調整し色差信
号を出力する。また同時に、輝度信号と色信号の比を一
定に保つために、コントラストコントロール信号によっ
ても、輝度信号の振幅に応じた色信号振幅となるように
調整される。3は、輝度信号振幅調整回路であり、入力
輝度信号の振幅をコントラストコントロール信号に応じ
て調整し出力する。4は、明るさ調整回路であり、ブラ
イトコントロール信号に応じ適度信号のペデスタルレベ
ルを一定電位にクランプし出力する。5は、輝度信号振
幅制限回路であり、輝度信号の入力レベル等が大きくな
ったときのオーバードライブ等を防止する回路であり、
振幅制限回路またはガンマ補正回路により行われる。6
は、マトリクス回路であり、輝度信号と色差信号を加算
し色信号R、G、Bを作りCRTや表示デバイスに出力
する。7は、ツェナーダイオードであり、マトリクス回
路の出力信号R、G、Bの振幅が表示デバイスに対して
オーバードライブのとき振幅制限しオーバードライブに
ならないように防止するものである。
装置のブロック図を示すものであり、また図6は各部の
波形図を示したものである。以下図5と図6を用いて説
明する。図5において1は、色信号復調回路で、色副搬
送波に変調された色信号を復調し、R−Y、B−Y、G
−Yまたは任意の二つの色差信号を出力する。2は、色
飽和度調整回路であり、入力色差信号をカラーコントロ
ール信号により適度な色飽和度(振幅)に調整し色差信
号を出力する。また同時に、輝度信号と色信号の比を一
定に保つために、コントラストコントロール信号によっ
ても、輝度信号の振幅に応じた色信号振幅となるように
調整される。3は、輝度信号振幅調整回路であり、入力
輝度信号の振幅をコントラストコントロール信号に応じ
て調整し出力する。4は、明るさ調整回路であり、ブラ
イトコントロール信号に応じ適度信号のペデスタルレベ
ルを一定電位にクランプし出力する。5は、輝度信号振
幅制限回路であり、輝度信号の入力レベル等が大きくな
ったときのオーバードライブ等を防止する回路であり、
振幅制限回路またはガンマ補正回路により行われる。6
は、マトリクス回路であり、輝度信号と色差信号を加算
し色信号R、G、Bを作りCRTや表示デバイスに出力
する。7は、ツェナーダイオードであり、マトリクス回
路の出力信号R、G、Bの振幅が表示デバイスに対して
オーバードライブのとき振幅制限しオーバードライブに
ならないように防止するものである。
【0005】以上のように構成された映像信号の色信号
振幅制限装置について、以下その動作について説明す
る。
振幅制限装置について、以下その動作について説明す
る。
【0006】まず、色副搬送波に変調された色信号aは
色復調回路1に入力され色差信号c、dに復調される。
本実施例ではcはR−Y、dはB−Yとする。この後、
色差信号は色飽和度調整回路2により色飽和度を調整さ
れた後、色差信号f、gとして出力される。一方、輝度
信号は、まず輝度信号振幅調整回路3により、振幅調整
され、その後明るさ調整回路4によりペデスタルレベル
を一定にされた後輝度信号bとして出力される。輝度信
号bは、輝度信号のオーバードライブを防止するための
輝度信号振幅制限回路5に入力され、ガンマ補正、振幅
制限等の処理によりオーバードライブが防止される。以
上の回路系を通過した輝度信号と色信号はマトリクス回
路6に入力され色信号R、G、Bに変換され表示素子に
出力される。この際輝度信号は振幅制限されているが色
差信号の色振幅制限がないため非標準な入力信号で色飽
和度が上がったものが入力された場合、または色飽和度
を調整回路2で上げすぎた場合に結果として色信号R、
G、Bはオーバードライブとなってしまうため、ツェナ
ーダイオード7により振幅制限を行い表示素子に出力す
る様になっている。
色復調回路1に入力され色差信号c、dに復調される。
本実施例ではcはR−Y、dはB−Yとする。この後、
色差信号は色飽和度調整回路2により色飽和度を調整さ
れた後、色差信号f、gとして出力される。一方、輝度
信号は、まず輝度信号振幅調整回路3により、振幅調整
され、その後明るさ調整回路4によりペデスタルレベル
を一定にされた後輝度信号bとして出力される。輝度信
号bは、輝度信号のオーバードライブを防止するための
輝度信号振幅制限回路5に入力され、ガンマ補正、振幅
制限等の処理によりオーバードライブが防止される。以
上の回路系を通過した輝度信号と色信号はマトリクス回
路6に入力され色信号R、G、Bに変換され表示素子に
出力される。この際輝度信号は振幅制限されているが色
差信号の色振幅制限がないため非標準な入力信号で色飽
和度が上がったものが入力された場合、または色飽和度
を調整回路2で上げすぎた場合に結果として色信号R、
G、Bはオーバードライブとなってしまうため、ツェナ
ーダイオード7により振幅制限を行い表示素子に出力す
る様になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、色信号出力jは、図6に示すようにツェ
ナーダイオードで振幅制限されるため、制限された部分
が本来持っている色の階調性が削除され、本来の色合い
を十分に表現することができなくなるという問題点を有
していた。
うな構成では、色信号出力jは、図6に示すようにツェ
ナーダイオードで振幅制限されるため、制限された部分
が本来持っている色の階調性が削除され、本来の色合い
を十分に表現することができなくなるという問題点を有
していた。
【0008】本発明は上記問題点に鑑み、振幅制限を行
っても、本来の色の階調性や色合いを表現することがで
きる色信号の振幅制限装置を提供するものである。
っても、本来の色の階調性や色合いを表現することがで
きる色信号の振幅制限装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の映像信号の色信号振幅制限装置は、第1の
最大値検出回路と、第2の最大値検出回路と、第1の加
算回路と、第2の加算回路と、スイッチ回路と、ピーク
値検出回路と、第1の比較回路と、第2の比較回路と、
クランプ回路と、平均輝度レベル検出回路と、クリップ
回路とを備えた構成としたものである。
めに本発明の映像信号の色信号振幅制限装置は、第1の
最大値検出回路と、第2の最大値検出回路と、第1の加
算回路と、第2の加算回路と、スイッチ回路と、ピーク
値検出回路と、第1の比較回路と、第2の比較回路と、
クランプ回路と、平均輝度レベル検出回路と、クリップ
回路とを備えた構成としたものである。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成によって、まず、輝度信
号の振幅調整回路と明るさ調整回路、またはクランプ回
路のみを通った輝度信号を入力とするスイッチ回路を、
第1の最大値検出回路と第1の比較回路により飽和度調
整を行う前の復調後の色差信号の高色飽和度部分を検出
しその部分でスイッチを閉じる。このスイッチ回路の出
力信号と、色飽和度調整を行った色差信号の最大値を第
2の最大値検出回路で検出した信号に第1の加算回路で
加算し色飽和度の高い部分の色信号出力R、G、Bの信
号振幅に相当する成分を求め、その加算後の信号のある
一定期間のピーク値をピーク値検出回路で検出し、第2
の比較回路でそのピーク値と予め設定された表示素子に
より決まる最大振幅に相当する振幅制限電圧とを比較
し、ピーク値が振幅制限電圧を越えるような場合は、色
飽和度を制御するカラーコントロール電圧を第2の加算
回路により引き下げるように動作させるようにフィード
バック制御することにより、色飽和度の高い部分の振幅
や階調性を損う事なく色信号の振幅制限を行うことがで
きることとなる。
号の振幅調整回路と明るさ調整回路、またはクランプ回
路のみを通った輝度信号を入力とするスイッチ回路を、
第1の最大値検出回路と第1の比較回路により飽和度調
整を行う前の復調後の色差信号の高色飽和度部分を検出
しその部分でスイッチを閉じる。このスイッチ回路の出
力信号と、色飽和度調整を行った色差信号の最大値を第
2の最大値検出回路で検出した信号に第1の加算回路で
加算し色飽和度の高い部分の色信号出力R、G、Bの信
号振幅に相当する成分を求め、その加算後の信号のある
一定期間のピーク値をピーク値検出回路で検出し、第2
の比較回路でそのピーク値と予め設定された表示素子に
より決まる最大振幅に相当する振幅制限電圧とを比較
し、ピーク値が振幅制限電圧を越えるような場合は、色
飽和度を制御するカラーコントロール電圧を第2の加算
回路により引き下げるように動作させるようにフィード
バック制御することにより、色飽和度の高い部分の振幅
や階調性を損う事なく色信号の振幅制限を行うことがで
きることとなる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例の映像信号の色信号振幅
制限装置について、図面を参照しながら説明する。
制限装置について、図面を参照しながら説明する。
【0012】図1は本発明の第1の実施例における映像
信号の色信号振幅制限装置のブロック図を示すものであ
る。また、図2は図1の各部の波形を示した波形図であ
る。
信号の色信号振幅制限装置のブロック図を示すものであ
る。また、図2は図1の各部の波形を示した波形図であ
る。
【0013】図1において、1は色復調回路、2は色飽
和度調整回路、3は輝度信号振幅調整回路、4は明るさ
調整回路、5は輝度信号振幅制限回路、6はマトリクス
回路でありこの構成については従来の実施例と同様であ
る。8は、第1の最大値検出回路であり、色復調した色
差信号R−Y、B−Yの最大値(振幅の大きいほう)を
検出する。15は第1の比較回路であり、第1の最大値
検出回路の出力に接続され、その最大値が標準レベルで
100%に近いかそれを越えている場合にスイッチ回路
10をオンするように動作する。10はスイッチ回路で
あり、明るさ調整回路からの輝度信号を入力し、オンし
た場合はその信号を第1の加算回路に入力する。9は、
第2の最大値検出回路であり、色飽和度調整回路の出力
の色差信号の最大値を検出する。11は、第1の加算回
路であり9で検出した最大値とスイッチ回路10の出力
を加算する。12は、ピーク検出回路であり、第1の加
算回路の出力信号のピーク値を数フィールドにわたり検
出し、出力する。13は、第2の比較回路であり、ピー
ク検出回路の検出結果と、予め設定された表示素子によ
って決まる最大振幅レベルを表す振幅制限電圧とを比較
し、ピーク検出の結果が振幅制限電圧を越えた場合は第
2の加算回路14によりカラーコントロール信号を引き
下げ色飽和度を下げるように動作する。14は、このた
めの第2の加算回路である。
和度調整回路、3は輝度信号振幅調整回路、4は明るさ
調整回路、5は輝度信号振幅制限回路、6はマトリクス
回路でありこの構成については従来の実施例と同様であ
る。8は、第1の最大値検出回路であり、色復調した色
差信号R−Y、B−Yの最大値(振幅の大きいほう)を
検出する。15は第1の比較回路であり、第1の最大値
検出回路の出力に接続され、その最大値が標準レベルで
100%に近いかそれを越えている場合にスイッチ回路
10をオンするように動作する。10はスイッチ回路で
あり、明るさ調整回路からの輝度信号を入力し、オンし
た場合はその信号を第1の加算回路に入力する。9は、
第2の最大値検出回路であり、色飽和度調整回路の出力
の色差信号の最大値を検出する。11は、第1の加算回
路であり9で検出した最大値とスイッチ回路10の出力
を加算する。12は、ピーク検出回路であり、第1の加
算回路の出力信号のピーク値を数フィールドにわたり検
出し、出力する。13は、第2の比較回路であり、ピー
ク検出回路の検出結果と、予め設定された表示素子によ
って決まる最大振幅レベルを表す振幅制限電圧とを比較
し、ピーク検出の結果が振幅制限電圧を越えた場合は第
2の加算回路14によりカラーコントロール信号を引き
下げ色飽和度を下げるように動作する。14は、このた
めの第2の加算回路である。
【0014】以上のように構成された映像信号の色信号
振幅制限装置について、以下図1及び図2を用いてその
動作を説明する。
振幅制限装置について、以下図1及び図2を用いてその
動作を説明する。
【0015】まず、色復調された色差信号c、d(cは
R−Y、dはB−Y)の最大値を第1の最大値検出回路
8で検出し信号eを得る。信号eは第1の比較回路15
により、標準振幅レベルで100%付近を表す基準電圧
oと比較され、信号eがoを越えている場合はスイッチ
回路10がオン状態となる。このスイッチ回路10に
は、明るさ調整回路4の出力輝度信号bが接続され、ス
イッチオン時にはこの信号bが第1の加算回路に送られ
る。また第1の加算回路11のもう一方の入力には、色
飽和度調整回路2を通った後の色差信号の最大値hが入
力されており、hとbを加算することで、飽和度の高い
部分の実際のマトリクス回路6の出力信号に等しい検出
信号iが得られる。この検出信号iのピークレベルをピ
ーク検出回路12により数フィールドにわたって検出
し、ピーク検出電圧kを得る。次に、このピーク検出電
圧kと振幅制限電圧lを第2の比較回路13で比較し、
ピーク検出電圧kが振幅制限電圧lを越えた場合は、色
飽和度調整回路2の飽和度を調整するカラーコントロー
ル信号を第2の加算回路14により引き下げ、その結
果、色飽和度を下げるように動作する。第2の最大値検
出回路から第2の加算回路までの回路はフィードバック
ループを構成しており、先ほどの動作により、ピーク検
出電圧kが振幅制限電圧lを越した場合、結果として、
その二つが等しくなるところまで色飽和度調整回路の増
幅度が下がりフィードバック動作が終了することとな
る。
R−Y、dはB−Y)の最大値を第1の最大値検出回路
8で検出し信号eを得る。信号eは第1の比較回路15
により、標準振幅レベルで100%付近を表す基準電圧
oと比較され、信号eがoを越えている場合はスイッチ
回路10がオン状態となる。このスイッチ回路10に
は、明るさ調整回路4の出力輝度信号bが接続され、ス
イッチオン時にはこの信号bが第1の加算回路に送られ
る。また第1の加算回路11のもう一方の入力には、色
飽和度調整回路2を通った後の色差信号の最大値hが入
力されており、hとbを加算することで、飽和度の高い
部分の実際のマトリクス回路6の出力信号に等しい検出
信号iが得られる。この検出信号iのピークレベルをピ
ーク検出回路12により数フィールドにわたって検出
し、ピーク検出電圧kを得る。次に、このピーク検出電
圧kと振幅制限電圧lを第2の比較回路13で比較し、
ピーク検出電圧kが振幅制限電圧lを越えた場合は、色
飽和度調整回路2の飽和度を調整するカラーコントロー
ル信号を第2の加算回路14により引き下げ、その結
果、色飽和度を下げるように動作する。第2の最大値検
出回路から第2の加算回路までの回路はフィードバック
ループを構成しており、先ほどの動作により、ピーク検
出電圧kが振幅制限電圧lを越した場合、結果として、
その二つが等しくなるところまで色飽和度調整回路の増
幅度が下がりフィードバック動作が終了することとな
る。
【0016】以上のように発明の第1の本実施例によれ
ば、色飽和度が非常に高い信号が入力された場合、信号
そのものを制限して階調を欠落させるのではなく、色飽
和度を下げることで本来の色の階調性や色合いを保った
ままで色信号の振幅制限を行うことができる。
ば、色飽和度が非常に高い信号が入力された場合、信号
そのものを制限して階調を欠落させるのではなく、色飽
和度を下げることで本来の色の階調性や色合いを保った
ままで色信号の振幅制限を行うことができる。
【0017】以下本発明の第2の実施例について図面を
参照しながら説明する。図3は本発明の第2の実施例に
おける映像信号の色信号振幅制限装置のブロック図を示
すものである。図3において、16〜19以外の構成要
素については、第1の実施例と全く同様である。16
は、クランプ回路であり、輝度信号のペデスタルレベル
または同期信号の先端を一定電位にクランプする。17
は、平均輝度レベル検出回路であり、輝度信号の平均輝
度レベル(APL)を検出する。18はクリップ回路で
あり、平均輝度レベルのうち平均輝度レベルが低い部分
の検出信号をクリップし平坦化する。19は、第3の加
算回路であり、クリップされた平均輝度レベルと色信号
の振幅制限電圧を加算し、APLに応じた振幅制限電圧
を出力する。
参照しながら説明する。図3は本発明の第2の実施例に
おける映像信号の色信号振幅制限装置のブロック図を示
すものである。図3において、16〜19以外の構成要
素については、第1の実施例と全く同様である。16
は、クランプ回路であり、輝度信号のペデスタルレベル
または同期信号の先端を一定電位にクランプする。17
は、平均輝度レベル検出回路であり、輝度信号の平均輝
度レベル(APL)を検出する。18はクリップ回路で
あり、平均輝度レベルのうち平均輝度レベルが低い部分
の検出信号をクリップし平坦化する。19は、第3の加
算回路であり、クリップされた平均輝度レベルと色信号
の振幅制限電圧を加算し、APLに応じた振幅制限電圧
を出力する。
【0018】以上のように構成された映像信号の色信号
振幅制限装置について、以下図3及び図4を用いてその
動作を説明する。
振幅制限装置について、以下図3及び図4を用いてその
動作を説明する。
【0019】図4は、本実施例で新たに加わった16〜
19のブロックの動作を示したものである。第2の実施
例の他のブロックの動作については第1の実施例と同様
であるため説明は省略する。第2の実施例と第1の実施
例との違いは、色信号の振幅制限電圧を第3の加算回路
を用いてAPLに応じて変化させている点にあり、第2
の実施例によれば、輝度信号振幅調整回路3や明るさ調
整回路4を通過した信号がなくても、入力された輝度信
号で、本色信号振幅制限装置が実現できるものである。
19のブロックの動作を示したものである。第2の実施
例の他のブロックの動作については第1の実施例と同様
であるため説明は省略する。第2の実施例と第1の実施
例との違いは、色信号の振幅制限電圧を第3の加算回路
を用いてAPLに応じて変化させている点にあり、第2
の実施例によれば、輝度信号振幅調整回路3や明るさ調
整回路4を通過した信号がなくても、入力された輝度信
号で、本色信号振幅制限装置が実現できるものである。
【0020】まず、入力された輝度信号はクランプ回路
16に入力されクランプされる。この出力信号の一方は
スイッチ回路10に導かれ、第1の実施例と同様の動作
を行い、もう一方の出力は平均輝度レベル検出回路17
に入力され平均輝度レベルが検出される。この検出特性
を図4(a)に示す。ここで、本来CRT(陰極線管)
においてオーバードライブの条件になるのはAPLが低
い部分だけであることに着目して、クリップ回路18に
より平均輝度レベルの低い部分を一定値に平坦化する。
この状態を図4(b)に示す。つぎに、このクリップさ
れた平均輝度レベルと第1の実施例で用いた振幅制限電
圧lを第3の加算回路で加算し、新たな振幅制限電圧s
を得る。この振幅制限電圧sの平均輝度レベルによる変
化の状態を図4(c)に示す。この振幅制限電圧sを第
2の比較回路に加えることで、平均輝度レベルが低い場
合はより振幅制限が強く、逆に平均輝度レベルが高い場
合は振幅制限が弱まることとなり、本来効果が欲しい平
均輝度レベルが低い映像において振幅制限を効果的にか
けることができる。
16に入力されクランプされる。この出力信号の一方は
スイッチ回路10に導かれ、第1の実施例と同様の動作
を行い、もう一方の出力は平均輝度レベル検出回路17
に入力され平均輝度レベルが検出される。この検出特性
を図4(a)に示す。ここで、本来CRT(陰極線管)
においてオーバードライブの条件になるのはAPLが低
い部分だけであることに着目して、クリップ回路18に
より平均輝度レベルの低い部分を一定値に平坦化する。
この状態を図4(b)に示す。つぎに、このクリップさ
れた平均輝度レベルと第1の実施例で用いた振幅制限電
圧lを第3の加算回路で加算し、新たな振幅制限電圧s
を得る。この振幅制限電圧sの平均輝度レベルによる変
化の状態を図4(c)に示す。この振幅制限電圧sを第
2の比較回路に加えることで、平均輝度レベルが低い場
合はより振幅制限が強く、逆に平均輝度レベルが高い場
合は振幅制限が弱まることとなり、本来効果が欲しい平
均輝度レベルが低い映像において振幅制限を効果的にか
けることができる。
【0021】以上のように第2の実施例によれば、輝度
信号に対して、クランプ回路、平均輝度レベル検出回
路、クリップ回路、第3の加算回路を設けることで、輝
度信号振幅調整回路3や明るさ調整回路4を通過した信
号がなくても、色信号振幅制限装置が実現できるもので
あり、振幅制限された部分の階調の欠落や色合いの変化
を無くすことのできる色振幅制限装置を提供するもので
ある。
信号に対して、クランプ回路、平均輝度レベル検出回
路、クリップ回路、第3の加算回路を設けることで、輝
度信号振幅調整回路3や明るさ調整回路4を通過した信
号がなくても、色信号振幅制限装置が実現できるもので
あり、振幅制限された部分の階調の欠落や色合いの変化
を無くすことのできる色振幅制限装置を提供するもので
ある。
【0022】なお、第1の実施例において色復調回路の
出力色差信号は、R−Y、B−Yとしたが、これは、R
−Y、B−Y、G−Yの内の任意の一つ、または二つ、
または全部でもよい。一つの場合は第1及び第2の最大
値検出回路は削除できる。
出力色差信号は、R−Y、B−Yとしたが、これは、R
−Y、B−Y、G−Yの内の任意の一つ、または二つ、
または全部でもよい。一つの場合は第1及び第2の最大
値検出回路は削除できる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は、色飽和度の高い
部分の階調性を損う事や色合いが変化することなく色信
号の振幅制限を行うことができる。
部分の階調性を損う事や色合いが変化することなく色信
号の振幅制限を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における映像信号の色信
号振幅制限装置のブロック図
号振幅制限装置のブロック図
【図2】同映像信号の色信号振幅制限装置の波形図
【図3】本発明の第2の実施例における映像信号の色信
号振幅制限装置のブロック図
号振幅制限装置のブロック図
【図4】同映像信号の色信号振幅制限装置の動作説明図
【図5】従来の映像信号の色信号振幅制限装置のブロッ
ク図
ク図
【図6】同映像信号の色信号振幅制限装置の波形図
8 第1の最大値検出回路 9 第2の最大値検出回路 10 スイッチ回路 11 第1の加算回路 12 ピーク値検出回路 13 第2の比較回路 14 第2の加算回路 15 第1の比較回路 16 クランプ回路 17 平均輝度レベル検出回路 18 クリップ回路 19 第3の加算回路
Claims (2)
- 【請求項1】 映像信号の輝度信号の振幅を調整するコ
ントラストコントロール回路と、このコントラストコン
トロール回路の前段または後段に配置され輝度信号の明
るさを調整するブライトネスコントロール回路と、映像
信号の色信号を復調した色差信号R−Y、B−Y、G−
Y、またはそれらの任意の二つの信号の最大値を検出す
る第1の最大値検出回路と、この第1の最大値検出回路
の出力に接続され、この最大値の振幅と予め設定した電
圧とを比較し最大値の振幅が大きい場合を検出する第1
の比較回路と、この第1の比較回路に接続され、第1の
比較回路の比較結果が最大値が大きい場合にオンし、入
力を振幅調整及び明るさ調整された後の輝度信号に接続
したスイッチ回路と、復調後の色差信号の色飽和度を調
整した後の色差信号のR−Y、B−Y、G−Y、または
それらの任意の二つの信号の最大値を検出する第2の最
大値検出回路と、この第2の最大値検出回路の出力に接
続され、この最大値とスイッチ回路の出力とを加算する
第1の加算回路と、この第1の加算回路の出力に接続さ
れ、この加算回路の出力信号の一定期間ピーク値を検出
するピーク検出回路と、このピーク検出回路の出力に接
続されピーク検出回路の出力信号と予め設定した振幅制
限電圧とを比較し、ピーク検出の電圧が振幅制限電圧よ
り大きい場合に出力信号を出すように構成された第2の
比較回路と、カラーコントロール電圧と第2の比較回路
の出力を加算する第2の加算回路と、この第2の加算回
路の出力電圧に応じて復調された色差信号の振幅を調整
する色飽和度調整回路とを具備し、色信号の飽和度が標
準レベルを越えるような信号が入力された場合でも色合
いを変化させずに表示素子のオーバードライブを制限す
ることができることを特徴とする映像信号の色信号振幅
制限装置。 - 【請求項2】 映像信号の輝度信号をクランプするクラ
ンプ回路と、この輝度信号の平均輝度レベルを求める平
均輝度レベル検出回路と、この平均輝度レベルの低い部
分の検出信号をクリップするクリップ回路と、このクリ
ップ回路の出力信号と、予め設定した色信号の振幅制限
電圧とを加算する第3の加算回路と、映像信号の色信号
を復調した色差信号R−Y、B−Y、G−Y、またはそ
れらの任意の二つの信号の最大値を検出する第1の最大
値検出回路と、この第1の最大値検出回路の出力に接続
され、この最大値の振幅と予め設定した電圧とを比較し
最大値の振幅が大きい場合を検出する第1の比較回路
と、この第1の比較回路に接続され、第1の比較回路の
比較結果が最大値が大きい場合にオンし、入力を輝度信
号のクランプ回路の出力に接続したスイッチ回路と、復
調後の色差信号の色飽和度を調整した後の色差信号のR
−Y、B−Y、G−Y、またはそれらの任意の二つの信
号の最大値を検出する第2の最大値検出回路と、この第
2の最大値検出回路の出力に接続され、この最大値とス
イッチ回路の出力とを加算する第1の加算回路と、この
第1の加算回路の出力に接続され、この加算回路の出力
信号の一定期間のピーク値を検出するピーク検出回路
と、このピーク検出回路の出力に接続されピーク検出回
路の出力信号と第3の加算回路の出力電圧とを比較し、
ピーク検出の電圧が第3の加算回路の出力電圧より大き
い場合に出力信号を出すように構成された第2の比較回
路と、カラーコントロール電圧と第2の比較回路の出力
を加算する第2の加算回路と、この第2の加算回路の出
力電圧に応じて復調された色差信号の振幅を調整する色
飽和度調整回路とを具備し、色信号の飽和度が標準レベ
ルを越えるような信号が入力された場合でも色合いを変
化させずに表示素子のオーバードライブを制限すること
ができることを特徴とする映像信号の色信号振幅制限装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07550693A JP3158768B2 (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 映像信号の色信号振幅制限装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07550693A JP3158768B2 (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 映像信号の色信号振幅制限装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06292220A true JPH06292220A (ja) | 1994-10-18 |
JP3158768B2 JP3158768B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=13578200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07550693A Expired - Fee Related JP3158768B2 (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 映像信号の色信号振幅制限装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3158768B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001045514A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-02-16 | Thomson Licensing Sa | クロマ過負荷保護装置 |
JP2003009164A (ja) * | 2001-06-19 | 2003-01-10 | Sanyo Electric Co Ltd | ディジタルカメラ |
JP2009206836A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | ▲ぎょく▼瀚科技股▲ふん▼有限公司 | カラー画質を調整するためのシステムおよび方法 |
-
1993
- 1993-04-01 JP JP07550693A patent/JP3158768B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001045514A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-02-16 | Thomson Licensing Sa | クロマ過負荷保護装置 |
JP4600952B2 (ja) * | 1999-06-30 | 2010-12-22 | トムソン ライセンシング | クロマ過負荷保護装置 |
JP2003009164A (ja) * | 2001-06-19 | 2003-01-10 | Sanyo Electric Co Ltd | ディジタルカメラ |
US7251057B2 (en) | 2001-06-19 | 2007-07-31 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Digital camera |
JP2009206836A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | ▲ぎょく▼瀚科技股▲ふん▼有限公司 | カラー画質を調整するためのシステムおよび方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3158768B2 (ja) | 2001-04-23 |
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---|---|---|---|
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