JPH03143187A - カラーテレビジョン受像機のブルーミング低減回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明はカラーテレビジョン受像機のブルーミング低減
回路に関する。

（発明の概要） 本発明はカラーテレビジョン受像機のブルーミング低減
回路に関し、輝度信号のコントラストと色信号の色の濃
さを連動して調整し得るコントラスト、色の濃さ制御回
路と、カラー受像管のガンマ特性を連続的に補償するガ
ンマ補正回路と、カラー受像管に映出される白文字がブ
ルーミングする条件を検出するブルーミング検出回路を
とを具備し、ブルーミング検出回路からの検出出力によ
リガンマ補正回路のガンマ特性を制御すると共にコント
ラスト、色の濃さ制御回路を制１１ｔｌする様にしてブ
ルーミングを低減して伝送画像に忠実な色合いの画像を
得る様にしたものである。

〔従来の技術〕

従来のカラーテレビジョン受像機ではコントラストを上
げて受像していると、明るい白文字等が画像の一部に出
ると、その白文字の周辺がぼけてみえるブルーミング（
Ｂｌｏｏｍｉｎｇ）を生ずる。この様なブルーミングの
発生を抑圧する最も□単な方法はコントラストを低く押
さえて画像を見る様にすればよいが、明るい白文字等が
ない画像ではコントラストが充分にとれない問題が生ず
る。この様な問題を解消する従来例を第８図及び第９図
で説明する。第８図で入力端子Ｔ、にはＶＩＦ（映像中
間周波）回路から複合カラー信号が供給され、Ｙ／Ｃ（
輝度／クロマ）信号分離回路（２）でＹ及びＣ信号に分
離され、Ｙ信号は図示しないがＣ信号との時間差を補償
する遅延回路を通してクリップ回路（３）に供給される
。クリップ回路（３）では第９図に示す様に映像信号（
Ｙ信号）（４）中に含まれるブルーミング発生原因とな
る白文字信号（５）成分を所定のクリップレベルＣＬで
クリップし映像信号を図示はしないが映像信号処理回路
（１）を構成する図示しないシャープネス制御回路を通
してコントラスト制御回路（６）に供給される。コント
ラスト制御回路（６）で映像信号（４）はカラー画像の
明賄の度合の調整が威され、ペデスタルクランプ回路（
７）で直流分再生を行なうと共に輝度調整等が行なわれ
、色信号再生回路（８）に供給される。Ｙ／Ｃ分離回路
（２）で分離されたクロマ信号Ｃは色信号再生回路（８
）に供給される。色信号再生回路（８）には搬送色信号
増幅回路、カラーバスト信号から３　、５８　Ｍ　Ｈｚ
の連続波を取り出す色同期回路、上記搬送色信号増幅回
路からの搬送色信号を３．５８１’ｌＨｚの基準副搬送
波により色信号の復調を行なう復調回路、この復調回路
出力が供給されるマトリックス回路を有し、このマトリ
ックス回路で輝度信号が合体されＲ（赤）。

Ｇ（緑）、Ｂ（青）出力回路を介してカラー受像管（９
）にＲ，Ｇ、Ｂ信号が供給される。色信号再生回路（８
）の搬送色信号増幅回路にはＡ　ＣＣ（Ａｕｔｏｍａｔ
ｔｃＣｏｌｏｒ　Ｃｏｎｔｒｏｌ）増幅器１力ラー制御
色増幅器、カラーキラー回路、バースト増幅器、並に色
の濃さ（ピクチャ）制御回路（１０）等を含んでいる。

この色の濃さ制御回路（１０）は白黒画像のコントラス
トを変えて輝度信号のレベルを変えると同様に搬送色信
号のレベル即ち、色の濃さを同し割合で変えるために入
力端子Ｔ２にコントラストを制御する電圧と色の濃さを
、調整する電圧をピクチャ調整電圧としてコントラスト
及び色の濃さ制御回路（６）（１０）に供給して各制御
回路内の各増幅器の利得を同時に調整する様にしている
。

又、輝度が高くなるとカラー受像管（９）に大きなアノ
ード電流が流れるのを防止するためにＡＢＬ（＾ｕｔｏ
ｍａｔｉｃ　Ｂｒｉｇｈｔｎｅｓｓ　Ｃｏｎｔｒｏｌ）
回路が用いられるが、このＡＢＬ回路には平均値型ＡＢ
Ｌ回路とピーク値型ＡＢＬ回路が知られている。通常の
カラーテレビジョン受像機ではこれらは並設されるが、
第８図はピーク値型ＡＢＬ回路を示している。

画像の一部に白文字等があってブルーミングを発生する
と平均値型ＡＢＬではアノード電流の制限値以下では追
従しないが、ピーク値型ＡＢＬ回路ではこの様な過大ビ
ームは抑圧出来る。即ち、色信号再生回路（８）から出
力されたＲ、Ｇ、Ｂの原色信号のピークレベルをレベル
制御回路（１１〉に供給する。このレベル制御回路は所
定の闇値以上で″オン゛して次段のＡＢＬ制御電圧発生
回路（１２）に制御信号を出力し、ＡＢＬ制御電圧発生
回路（Ｉ２）はＡＢＬ制御電圧を発生する。このＡ　Ｂ
　Ｌ　ｆｌｉｊ制御電圧を色の濃さ（ピクチャ）制御回
路（１０）とコントラスＩ・制御回路（６）に供給し、
映像信号と色信号の両方を減らして３原色信号Ｒ，Ｇ、
Ｂを所定の闇値以下に抑える様にしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述の第８図及び第９図で説明した従来構成の様に、画
像の一部に映出された白文字等のブルーミングを低減さ
せるためにクリップ回路（３）を用いると、白文字信号
（５）のクリップレベルＣＬより上の明るい部分がクリ
ップされて、白文字周辺に生ずる′にじみ″、即ち、ブ
ルーミングは低減される。然し、明るい部分がクリップ
されてしまうために色が伝送映像信号とは異なったもの
となる問題があった。

又、上述のクリップ回路（３）の配設位置にガンマ補正
回路を設けて、ブルーミングが発生した時にこのガンマ
特性の定まったガンマ補正回路を手動で“オン′”状態
にしてガンマ補正を行なう様にしたものも知られている
。然し、この様なガンマ補正回路を挿入したものでも白
文字等の明るい部分のレベルは第９図の破線で示す曲線
（１３）の様にガンマ補正でなだらかに抑圧されるが、
画面上に例えば、肌色の顔等が映出された場合、顔の中
の輝度信号成分の多い鼻の頭等で色が変って鼻の頭がつ
ぶれた感じの画像になる欠点があった。

本発明は叙上の欠点に鑑み威されたもので、その目的と
するところは自動的にブルーミングを検出し、ガンマ補
正回路を制御することでブルーミングを軽減する様にし
伝送画像に忠実な色合の画像を得る様にしたものである
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のカラーテレビジョン受像機のブルーミング低減
回路はその例が第１図及び第８図に示されている様に、
輝度信号のコントラストと色信号の色の濃さを連動して
調整し得るコントラスト。

色の濃さ制御回路（６）（１０）と、カラー受像管（９
）のガンマ特性を連続的に補償するガンマ補正回路（２
０）と、カラー受像管（９）に映出される白文字がブル
ーミングする条件を検出するブルーミング検出回路（２
１）　（２２）とを具備し、ブルーミング検出回路（２
１）（２２）からの検出出力によりガンマ補正回路（２
０）のガンマ特性を制御すると共にコントラスト、色の
濃さ制御回路（６）（１０）を制御する様にしてブルー
旦ングを軽減して戒るものである。

〔作用〕

本発明のカラーテレビジョン受像機のブルーごング低減
回路によればカラー受像管に映出される白文字がブルー
ミングする条件を検出して連続的にガンマ特性の変えら
れるガンマ補正回路を自動的にコントロールすると共に
色の濃さ及びコントラスト制御回路もコントロールする
様にしたのでブルーミングが軽減された、伝送画像に忠
実な色合の画像かえられる。

〔実施例〕

以下、本発明のカラーテレビジョン受像機のブルーミン
グ低減回路の１実施例を第１図乃至第５図について説明
する。

第１図の系統図に於いて、アンテナ（１４）でキャッチ
されたテレビ放送信号はチューナ（１５）に供給され、
チューナ（１５）では希望の信号を選局手段（１６）で
選局し、増幅後に映像中間周波（Ｖ　Ｉ　Ｆ）信号に変
換され、ＶＩＦ増幅回路（１７）に供給されて、ＶＩＰ
信号は増幅され、更に検波されてコンポジット信号を得
ると共にＶＩＦ信号中から音声中間周波（ＳＴＦ）信号
をつくり、このＳＩＦ信号を増幅、ＦＭ検波して、オー
ディオ信号を得て出力増幅する音声処理回路（１８）を
介してスピーカ（１９）から音声信号を放音させる。

ＶＩＦ増幅回路及び映像検波回路を含む映像受信回路の
出力はＹ／Ｃ分離回路（２）に供給されてＹ信号及びク
ロマ信号に分離され、クロマ信号Ｃは第８図で説明した
映像信号処理回路（１）に供給され、Ｙ信号はガンマ補
正回路（２０）とアナログデジタル変換回路（Ａ／Ｄ）
　（２１）に供給される。

Ｙ／Ｃ益肴分離回路（２）で分離されたクロマ信号Ｃは
映像信号処理回路（１）内の色信号再生回路（８）（第
８図参照）に供給され、色の濃さ制御回路（１０）（第
８図参照）等を介してＲＯＢ出力回路からカラー受像管
（９）に供給され、ガンマ補正回路（２０）を通ったＹ
信号は第８図示のコントラスト・制御回路（６）及びペ
デスタルクランプ回路（７）を介して色信号再生回路（
８）に供給される。カラー受像管（９）のアノードには
図示しないが高圧発生回路から高圧が供給され、この高
圧発生回路からＡＢＬ回路を介してＡＢＬ信号がライン
（２４）を介して映像信号処理回路（１）中のペデスタ
ルクランプ回路（７）（第８図参照）及びＣＰ　Ｕ　（
２２）にも供給されている。

又、Ｙ／Ｃ分離回路（２）で分離されたＹ信号はＡ／　
Ｄ　（２１）でデジタルデータに変換される。即ち、フ
ィールド又はフレーム毎の第２図に示す画像（２５）の
中の夫々の走査線（２６）はｎ個の画素（２７）に細か
く分けられ、サンプリングされて、ＣＰＵ（２２）内の
例えば、フィールド又はフレームメモリに書き込まれる
。（例えば１フレームを２５０画素程度にサンプリング
する）ここでＣＰ　Ｕ　（２２）はメモリに記憶した各
画素がブルーミングする条件を検出する。例えば、第２
図Ａに示す画像（２５）中に白文字（２８）等のブルー
ミングを起す明るい部分があると、第３図Ａに示す様に
例えば、１水平走査期間中に発生する映像信号（２９）
中の白文字信号（５）の振幅が高いＩＲＥ、例えば、９
０〜ｌｌ０ＩＲＥユニ７　ト（１１ＲＥ＝１／１４０Ｖ
）を持ったものを検出するとこの検出信号に基づいてＣ
Ｐ　Ｕ　（２２）はガンマ補正回路（２０）をコントロ
ールする。即ち、Ｙ信号のホワイ］・ピークを下げるコ
ントロールを行なう。このガンマ補正回路（２０）は例
えば、第４図へに示す様に構成させることが出来る。第
４図で入力端子Ｔ４及びＴ６間には電流′ｒＡ１１が挿
入され、この入力端子Ｔ４及びＴ５間に抵抗器Ｒ０を並
列接続すると共に、ダイオードとバイアス源並に抵抗器
（ＤｚＥ＋、Ｒ＋）（０２，ＥＸ、Ｒ２）（Ｄ＊、Ｃ３
゜Ｒ３）から成る直列回路を複数個接続すれば各直列回
路のバイアスｒＡＥ　ｒ　、　Ｅ　２　、Ｅ　：Ｉ・・
・・以上で出力電圧Ｖ２は圧縮が行なわれる。即ち、第
４図Ｂに示すθ１　””　ｊａｎ−’　ＲＯ＋θｚ−ｊ
ａｎ−’　Ｒｏ　／　Ｒ＋　＋θｘ−ｔａｎ−’Ｒｏ／
　Ｒｌ／　Ｒｚ　”　”と戒ってダイオードＤ、、Ｄ２
゜Ｄ、・・・・による非直線関数の折れ線の数に応した
ガンマ補正特性曲線（３０）が得られる。この場合バイ
アス源Ｅ　＋　＋　Ｅ　２１　Ｅ　３・・・・のバイア
ス電圧ヲＣＰＵ　（２２）で検出した、高いＩＲＥユニ
ット値に基づいて可変させ、例えば、第４図のガンマ袖
正特性曲線（３１）の様にガンマ補正を強くする様に制
御させればよい。

即ち、本例では第５図のフローヂャートに示す様にＣＰ
　ＩＪ　（２２）は第１ステップＳＴ、ではＹ信弼の自
レベルビーク値を検出し、ピーク値が検出されなければ
第２ステツプＳＴ２ではガンマ補正回路（２０）を“オ
フ”状態（ガンマ１の状Ｂ）と威し、白しヘルピーク値
が検出されたらガンマ補正回路（２０）を第４ステツプ
Ｓ　Ｔ　４に示す様に“オン“状態、即ちガンマ補正を
強くする様に連続的にコントロールすることで、第３図
Ｂの映像波形に示す様に白文字のピーク値は例えば８０
１　ＲＥユニット程度に下げられることになる。更に第
４ステツプＳＴ４終了後に第５ステップＳＴ、に示す様
に例えば、ＣＰ　Ｕ　（２２）は白しヘルビーク検出後
にデジタル−アナログ変換回路（Ｄ／Ａ）　（２３）を
介して映像信号処理回路（１）内の色の濃さ制御回路（
１０）とコントラスト制御回路（６）へのピクチャ調整
電圧をＴげる様なコントロールを行なってエンドに至る
。

又、第２ステップＳＴ、終了後には第３ステップＳＴ、
に示す様にＣＰ　Ｕ　（２２）はピクチャ調整電圧を上
げる様なコントロールを行なってエンドに至ることにな
る。

上述の色の濃さ制御回路（１０）とコントラスト制御回
路（６）の電圧を隆げるコントロールをＣＰｔＪ（２２
）で行なう場合、ピクチャ調整電圧がピクチャ調整用の
可変抵抗器で充分に下げられていればＣ１）　Ｕ　（２
２）はこれを検知して、この様な制御を行なわないこと
は明らかである。更に、第８図で説明したＡＢＬ制御電
圧発生回路（１２）を通じてコントラスト制御回路（６
）並に色の濃さ制御回路（１０）に供給するピクチャ調
整電圧が充分に絞られている場合も同様にＣＰ　ｔＪ　
（２２）はこのＡＢＬ値を検出して、第５ステップＳＴ
、に示す動作を行わない。

本例はこの様に構成させ動作させたのでブルーミングが
有効に防止出来て伝送画像に忠実な色合の画像が得られ
る。

更に第６図及び第７図によって本発明の他の実施例を説
明する。

第６図は本発明のカラーテレビジョン受像機のブルーミ
ング低減回路の他の実施例を示すものであり、第１図と
の対応部分には同一符号を付して重複説明を省略する。

本例ではＹ信号をピー′クホールド回路（３２）に供給
し、各ラインのホワイトピーク値をホールドし、このピ
ーク値をＡ　／　Ｄ　（２２）に供給し、ＣＰ　Ｕ　（
２３）を介してガンマ補正回路（２０）のガンマ特性を
連続的にコントロールしたものである。又、第７図は映
像信号処理回路（１）からのＲＧＢ出力信号を夫々Ｒの
ホワイトピーク検出回路（３３Ｒ）及びＧのホワイトピ
ーク検出回路（３３Ｇ）並にＢのホワイトピーク検出回
路（３３Ｂ）に供給して夫々のホワイトピーク値を検出
し、このＲＯＢのホワイトピーク値がカラー受像管（９
）の最大駆動電流近くになったときガンマ補正回路（２
０）をコントロールする様にしたものである。この様な
構成に於いても、ガンマ及びピクチャー（コントラスト
及び色の濃さ）補正量が従来に比べて少なく済むので肌
色の一部が汚れる様な画像の映出が防止出来て、伝送信
号に忠実な画面が再生出来る。尚、本発明は叙上の実施
例に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変更し得ることは明白である。

（発明の効果） 本発明のカラーテレビジョン受像機のブルーミング低減
回路によればブルーミングが有効に低減出来て伝送画像
に忠実な画像が得られる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のカラーテレビジョン受像機のブルー多
ング低減回路の一実施例を示す系統図、第２図は本発明
の画面説明図、第３図は本発明の波形説明図、第４図は
本発明に用いるガンマ補正回路の説明図、第５図は本発
明のフローチャー１・を示す線図、第６図及び第７図は
本発明のカラーテレビジョン受像機のブルーミング低減
回路の他の実施例を示す系統図、第８図は従来のカラー
テレビジョン受像機のブルーミング低減回路の系統図、
第９図は第８図の波形説明図である。 （１）は映像信号処理回路、（２）はＹ／Ｃ分離回路、
（３）はクリップ回路、（６）はコントラスト制御回路
、（１０）は色の濃さ制御回路、（２０）はガンマ補正
回路、（２１）はＡ／Ｄ、（２２）はＣＰ　Ｕ、　（２
３）はＤ／Ａ、（３２）はピークホールド回路、　（３
３１？）　（３３Ｇ）　（３３Ｂ）はＲＧ、Ｂのホワイ
トピーク検出回路である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 輝度信号のコントラストと色信号の色の濃さを連動して
   調整し得るコントラスト、色の濃さ制御回路と、 カラー受像管のガンマ特性を連続的に補償するガンマ補
   正回路と、 上記カラー受像管に映出される白文字がブルーミングす
   る条件を検出するブルーミング検出回路とを具備し、 該ブルーミング検出回路からの検出出力により上記ガン
   マ補正回路のガンマ特性を制御すると共に上記コントラ
   スト、色の濃さ制御回路を制御する様にしてブルーミン
   グを低減して成ることを特徴とするカラーテレビジョン
   受像機のブルーミング低減回路。