JPH06292161A - 情報通信装置 - Google Patents

情報通信装置

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JPH06292161A
JPH06292161A JP4314327A JP31432792A JPH06292161A JP H06292161 A JPH06292161 A JP H06292161A JP 4314327 A JP4314327 A JP 4314327A JP 31432792 A JP31432792 A JP 31432792A JP H06292161 A JPH06292161 A JP H06292161A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L27/32Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
    • H04L27/34Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
    • H04L27/3405Modifications of the signal space to increase the efficiency of transmission, e.g. reduction of the bit error rate, bandwidth, or average power
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    • H04L27/34Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エラー不均一保護信号を符号変調することに
より、冗長性を増すことなくSNRを高める。 【構成】 デジタル化したテレビ信号等のデジタル信号
は、ソース符号化ののちチャネルが割り当てられる。こ
の結果、信号は第1および第2のデータ流で表される
が、第1のデータの方が第2のものより重要と考えられ
る。チャネル割り当て段階で、種々のデータ流のデータ
要素が受信側で誤って検出される確率が異なるように割
り当てを行う。割り当て段階には、マルチレベル符号化
ステップが最低1つは含まれる。割り当て段階で使用す
る信号コンステレーションは、超記号へと分割するが、
超記号の少なくとも幾つか構成する記号間の距離は、最
大部分集合内距離(MID)なるパラメータより小さ
い。第1のデータ流は、超記号シーケンスの識別に使用
し、第2のデータ流は、確認した超記号からの特定の記
号を選択するのに使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル・データの伝
送に関し、特にテレビ信号を表すデジタル・データの伝
送に関する。
【0002】
【従来の技術】慣例的に高品位テレビまたはHDTV
(high definition television)と称する次世代のテレ
ビ技術のために、何らかの形のデジタル伝送が必要とさ
れることは一般の認めるところである。これは、主に、
デジタル信号処理の方がアナログ信号処理より強力なビ
デオ圧縮方式が実施できるためである。しかしながら、
デジタル伝送は種々の受信位置における信号対雑音比
(SNR)の僅かな変化に対し潜在的に敏感であるため
完全なデジタル伝送システムに頼るには幾分不安があっ
た。
【0003】この現象は、時として敷居効果といわれる
が、テレビ放送局からそれぞれ50マイルおよび63マ
イルの位置にある2つの受信機の場合を考えることによ
り説明することができる。放送信号の電力は、大まかに
言って距離の2乗の逆数として変化するので、これらの
テレビ受信機によって受信される信号電力の量の差は約
2dBであると容易に確かめることができる。ここで、
デジタル伝送方式を使用し、かつ50マイル離れた受信
機への伝送が10-6のビット誤り率を示すものと仮定す
る。別のテレビ受像機に対する2dBの信号損失がその
受信機の入力におけるSNRの2dBの減少に変化する
場合、この受信機は、約10-4のビット誤り率で動作す
ることになる。50マイル離れたテレビ受信機が、この
ようなビット誤り率であれば、受信状態は良好である
が、他方のテレビ受信機の受信状態は、おそらく非常に
悪いはずである。このように短い距離で性能が急速に劣
化することは、放送業界により受け入れられるとは一般
に思われない。(比較によれば、現在使用されているア
ナログ・テレビ伝送方式に対する性能の劣化の方が、は
るかに穏やかである。)
【0004】従って、この問題を解決するテレビ用途で
の使用に適したデジタル伝送方式が必要とされている。
a)ケーブル・ベースの再生型のリピータ、またはb)
音声帯域データ用途におけるフォール・バック・データ
速度または制約を受ける電話回線の使用など、その他の
デジタル伝送環境で用いられる解決方法が自由空間のテ
レビ放送環境に適用できないのは明かである。
【0005】ここでは総括的に「エラー不均一保護信号
方式」と称するデジタル・テレビ信号の空中放送のため
の標準的なデジタル伝送の欠点を克服する有利な技術
は、特別な種類のソース符号化段階とそれに続く特別な
種類のチャネル割り当て段階とからなる。さらに具体的
には、ソース符号化段階により、テレビ信号を2つ以上
のデータ流で表し、チャネル割り当て段階において、種
々のデータ流のデータ要素がチャネル誘導エラーの異な
る確率を有する、即ち受信機において誤って検出される
確率が異なる。例えば、前記のデータ流の第1のデータ
流は、全体的なテレビ信号のうち最も重要と見なされる
成分---例えば、音声、フレーミング情報、および核心
部分であるビデオ情報を伝え、このデータ流は、そのデ
ータ要素がチャネル誘導エラーの最低の確率を有するよ
うに割り当てられる。前記のデータ流の第2のデータ流
は、全体的なテレビ信号のうち、第1のデータ流の成分
ほど重要でないと考えられる成分を伝え、そのデータ要
素が第1のデータ流のチャネル誘導エラーの確率ほど低
くない確率を有するように割り当てられる。一般に、幾
つのデータ流でも全体的なテレビ信号を表すことが可能
であり、各データ流が、重要度の異なる成分を伝え、そ
れぞれのエラー確率を持つようにすることができる。こ
の方法によって、テレビ受信機の所在地における受信品
質の穏やかな劣化が可能となる。これは、放送送信機か
らの距離が増加するにともない受信機のビット誤り率が
増加し始めるため、最初に影響を受けるテレビ信号情報
が比較的重要でない部分を表すビットだからである。
【0006】前記の全体的な概念を実施する方式の場
合、ソース符号化段階で生成される異なる等級のデータ
要素に対して異なるレベルのエラー保護を与えて、トレ
リス符号化変調などの符号化変調を用いることによって
雑音免疫性を高めるわけであるが、所定の2N次元のチ
ャネル記号コンステレーション(N≧1)における記号
をグループ分けし、各グループを「超記号(supersymbo
l)」と称する。一連の記号期間のそれぞれの期間にお
いて、所定数の最も重要なデータ要素がチャネル符号化
され、その結果得られるチャネル符号化されたデータ要
素によって、超記号の中の1つを特定する。残りのデー
タ要素も、同様にチャネル符号化されて、前記の特定さ
れた超記号から特定の記号を選択するのに使用される。
【0007】これまで説明した方法は、通常の符号化変
調方式もチャネル記号を一般に「部分集合」と称するグ
ループに分割するという点で、概してこれと類似してい
る。しかしながら、通常の符号化変調方式では、部分集
合における記号間の最小ユークリッド距離(以降、「最
小距離」と称する)が、全体としてのコンステレーショ
ンにおける記号間の最小距離より大きいという制約の下
で部分集合が形成される。しかし、ここで説明する方法
では、超記号の記号間の最小距離は、全体としてのコン
ステレーションにあるの記号間の最小距離と同じであ
る。この距離の特性のため、最も重要なデータ要素に対
する雑音免疫性の方がその他のデータ要素に対するそれ
より多く余裕が与えられ、この免疫性は、超記号間の最
小距離を可能な限り大きく(通常は、コンステレーショ
ンの記号間の最小距離より大きい)保つことにより、最
適化される。具体的には、ひとたび超記号を定義する
と、各超記号が通常のコンステレーションにおける通常
の記号であるかのように、最も重要なデータ要素に対す
る符号を設計することが可能となる。このようにして、
最も重要なデータ要素に対して特定の程度の雑音免疫性
を達成することができる(これは、その他のデータ要素
に対して達成できる雑音免疫性より高い)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、前記の種類の不均一エラー検出信号方式の設計にさ
らに柔軟性を与えることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、チャネ
ル割り当て段階で入力されたデータ流の少なくとも1つ
のデータ要素の符号化にいわゆるマルチレベル符号化を
用いる。例えば、超記号の選択を最終的に決定するデー
タ要素の符号化にマルチレベル符号化を用いることがで
きる。また、これは、選択された超記号の中からの特定
の記号の選択を決定するデータ要素を符号化する場合も
使用することができる。あるいは、マルチレベル符号化
は、両ストリームに対しても使用することができる。マ
ルチレベル符号化が実際にどのように用いられるかは、
符号化されているデータの特定の等級に与えようとする
エラー保護の程度の点から特定用途の必要条件に依存す
る。
【0010】この方法には少なくとも2つの利点があ
る。1つは、符号化される全体的なデータ流のうち最も
重要と考え、扱われるべき所望の割合を実現するように
チャネル符号化を設計する際に高い柔軟性が得られるこ
とである。もう1つの利点は、最も重要なデータと重要
度の低いデータとの間で利用できる冗長性を配分する際
に高い柔軟性が与えられることにより、それらの2つの
等級のデータに対し所望する特定の異なる水準のエラー
保護を達成する機構が得られることである。さらに、別
の利点は、この方法により、本発明によってマルチレベ
ル符号化されるストリームの何れに属するデータ要素の
部分ストリームにも異なる水準の保護を与えることがで
きることである。
【0011】マルチレベル符号化そのものは、当分野で
既に周知の方法である。その方法によれば、符号化する
べきデータ要素を2つ以上の部分ストリームに分割す
る。次に、部分ストリームの中の1つ以上の部分ストリ
ームに対し所望の任意の種類の符号を用いて個々に冗長
符号化を行う。符号化された個々の部分ストリームは、
符号化されずに残った部分ストリームと共にマルチレベ
ル符号の出力を形成する。この出力は、従来の技術で
は、チャネルによって伝送するために所定のコンステレ
ーションのチャネル記号を識別するために使用する。し
かし、従来の技術は、マルチレベル符号化を有利に用い
て全体的なエラー不均一保護信号方式のデータ流の符号
化できるという本発明の中心にある教訓を取り入れてい
ない。
【0012】
【実施例】実施例の説明に進む前に、本明細書において
説明する種々のデジタル信号方式の概念は、例えばデジ
タル無線分野および音声帯域伝送分野においてすべて周
知であるため、ここでは詳細に説明する必要がないこと
に留意されたい。これらの中には、Nをある整数とした
2N次元のチャネル記号コンステレーションを用いる多
次元信号方式、トレリス符号化、スクランブリング(攪
乱方式)、通過帯域の整形、等化、ビタビまたは最尤復
号化などが含まれる。これらの概念の説明は、次の文献
にある。米国特許第3,810,021号(1974年
5月7日発行、発明者:I.カレット(Kalet)ほ
か)、米国特許第4,015,222号(1977年5
月29日発行、発明者:J.ウェルナー(Werner))、
米国特許第4,170,764号(1979年10月9
日、発明者:J.サルツ(Salz)ほか)、米国特許第
4,247,940号(1981年1月27日発行、発
明者:K.H.ミューラー(Mueller))、米国特許第
4,304,962号(1981年12月8日発行、発
明者:R.D.フレイカシ(Fracassi)ほか)、米国特
許第4,457,004号(1984年6月26日発
行、発明者:A.ガーショウ(Gersho)ほか)、米国特
許第4,489,418号(1984年12月18日発
行、発明者:J.E.マゾ(Mazo))、米国特許第4,
520,490号(1985年5月28日、発明者:
L.ウェイ(Wei))、米国特許第4,597,090
号(1986年6月24日、発明者:G.D.フォーニ
(Forney)二世)。
【0013】また、文脈から明らかなとおり、図示した
種々の信号導線にはアナログ信号または直列もしくは並
列のビットを通してもよい。
【0014】図1において、テレビ(TV)信号源10
1が、絵の情報を表すアナログ・ビデオ信号を発生し、
この信号が、ソース符号器104に渡される。ソース符
号器104は、データ要素の少なくとも1つの部分集合
が残りのデータ要素によって表される情報の部分より重
要な情報の一部を表すようなデータ要素からなるデジタ
ル信号を生成する。具体的には、各データ要素は1つの
データ・ビットであり、一連の記号期間の各々に対して
平均m+kの情報ビットが生成される。2Nがコンステ
レーション(後述)の次元数である場合、記号期間は、
N個の信号期間からなる。信号期間は、T秒の持続時間
を有し、従って、各記号期間は、NT秒の持続時間を有
する。ここに明示的に開示した実施例では、偶然に、2
次元のコンステレーションを使用している、即ちN=1
である。そこで、これらの実施例に対しては、信号期間
および記号期間は同じである。
【0015】前記のm+k情報ビットのうち、記号期間
あたりmビットのストリームに含まれるビットは、導線
105に現れるが、記号期間あたりkビットのストリー
ムに含まれ、かつ導線106に現れるビットより重要で
ある。
【0016】導線105および106上のビットは、ス
クランブラ110および111において独立してスクラ
ンブルされ、それぞれmおよびkの並列ビットが導線1
12および113上に出力される。(スクランブル処理
は、習慣的に直列ビット・ストリームに対して実施され
る。このように、図1に明示的には示していないが、ス
クランブラ110および111は、スクランブル処理の
前にそれぞれの入力ビットに対し並列/直列変換を行
い、さらに出力において直列/並列変換を行うものと仮
定できる。)次に、信号はチャネルに割り当てられる。
具体的には、導線112および113上のそれぞれのビ
ット・グループは、チャネル符号器114および115
に接続される。これらのチャネル符号器は、各記号期間
に、rおよびpビットのそれぞれ拡張されたグループを
導線121および122上に生成する。ただし、r>m
かつp>kである。これらのビットの値の組み合わせ
で、チャネル記号の所定のコンステレーション(詳細に
後述するような図4のコンステレーションなど)の特定
のチャネル記号が特定される。特定されたチャネル記号
の複雑な平面座標がコンステレーション・マッパー13
1(例えば、参照テーブルまたは論理要素をそのまま組
み合わせたものとして実現される)によって出力され
る。次に、通常の通過帯域の整形およびテレビ変調が、
通過帯域整形器141およびテレビ変調器151によっ
てそれぞれ行われる。そして、結果のアナログ信号は、
アンテナ152によって通信チャネル(この場合、自由
空間チャネル)で放送される。
【0017】本発明の理論的基礎を理解するために、こ
こで図3を考察する。図3は、デジタル無線および音声
帯域データ伝送システムにおいて通常使用される種類の
標準的な2次元データ伝送コンステレーションを示す。
この標準的な方式(慣例的に直交振幅変調(QAM)と
称する)において、それぞれ4つの情報ビットからなる
データ・ワードが、16の可能な2次元チャネル記号の
1つへと割り当てられる。各チャネル記号は、同相座
標、即ちI座標を水平軸に、直交位相座標、即ちQ座標
を垂直軸に有する。各軸におけるチャネル記号の座標
は、±1または±3であるから、各記号とそれに水平ま
たは垂直の方向に隣接する記号の各々との間の距離は、
すべての記号に対して同じであり、この距離は2であ
る。この一様な配置の結果として、同じ量の雑音免疫性
がすべての4情報ビットに与えられる。
【0018】周知のとおり、記号を(この例では)16
以上有する「拡張した」2次元コンステレーションがト
レリスまたはその他のチャネル符号に関連して使用され
る符号化変調方式を用いて、対域幅の効率(信号期間あ
たりの情報ビット)を犠牲にすることなく雑音免疫性を
改善することが可能である。例えば、32の記号からな
る2次元コンステレーションを8状態トレリス符号と共
に使用して図3の符号化しない場合より約4dB改善し
た雑音免疫性を達成しながら、依然として信号期間あた
り4情報ビットの伝送を与えることができる。しかしな
がら、この場合も、本質的に、すべての4情報ビットに
対し同じ量の雑音免疫性が与えられる。
【0019】さらに、異なる等級のビットに対しチャネ
ル誘導エラーの異なる水準の保護を与える一方で、符号
化変調の周知の雑音免疫性および対域幅効率の利点が実
現されることが分かる。具体的には、最も重要なビット
の等級に対し、前記の通常の符号化変調方式で達成でき
るものより十分高い水準のエラー保護を達成することが
可能である。事実、図1の送信機は、さらに詳細に説明
するように、この概念を具体化するものである。
【0020】図1の送信機で使用されるコンステレーシ
ョンは、例えば、図4に示した2次元の32記号コンス
テレーションである。この信号コンステレーションの記
号は、「超記号」と称するグループへと分割される。具
体的には、図4のコンステレーションは、2r=22=4
個の超記号に分割される。この例では、各グループを囲
む四角によって示したように、4象限にある点は、それ
ぞれの超記号を構成する。超記号は、総括的にΩb4b3と
表す。ただし、b4=0,1であり、b3=0,1であ
る。従って、4つの超記号は、Ω00、Ω01、Ω10、およ
びΩ11である。
【0021】この例では、m=1.625かつk=2.
125であるから、全体的なビット率は、ビットの中の
最も重要なビットの等級にある43.33%について、
記号あたり3.75ビットである。(このような小数の
平均ビット率を現実に達成できる方法は、この説明の続
きで明かになる。)符号器114は、この符号器に入力
されるすべての1.625ビットに対し平均0.375
冗長ビットを加えてr=2となるようにする。符号器1
15は、これに入力されるすべての2.125ビットに
対し平均0.875の冗長ビットを加えてp=3となる
ようにする。導線121上の(r=)2ビットによっ
て、4つの超記号の中の1つを特定し、導線122上の
(p=)3記号によって、特定された超記号内部の8つ
のチャネル記号のうちの特定のものを選択する。コンス
テレーションの分割は、超記号の記号間の最小距離(図
4ではd2で表す)が全体としてのコンステレーション
における記号間の最小距離と同じになるように、行われ
る。この特性が与えられると、a)符号器114および
115によって実施される符号、およびb)比率d1/
d2(d1は、超記号間の最小距離である)を適切に選択
することによって、最も重要なビットに対する雑音免疫
性を高めることができる。(超記号の任意の対の間の距
離が超記号のその対の中の1つの任意の記号と他方の超
記号の任意の記号との間の最小距離であるとき、パラメ
ータd1は、超記号のすべての対の間の距離の最小によ
って与えられる。)
【0022】具体的には、4つの超記号が通常のコンス
テレーションの4つの通常の記号であるかのように、こ
こで符号化変調方式を最も重要なビットのために構成す
ることができる。そのような符号化変調方式を設計する
ために、4つの超記号を通常どうり所定の数の部分集合
に分割する。この場合、2つの部分集合があり、b3の
値によって、超記号の各々が何れの部分集合に属するか
を示す。従って、部分集合「0」と称する1つの部分集
合は、超記号Ω00およびΩ10からなり、部分集合「1」
と称する他方の部分集合は、超記号Ω01およびΩ11から
なる。適切な符号を用いて最も重要な入力ビットを符号
化して、a)一連のこれらの部分集合を定義し、かつ
b)その部分集合列の各部分集合に対し部分集合内の特
定の超記号を選択するような符号化された出力ビット流
を生成する。次に、このようにして選択された超記号の
各々から特定の記号を送信するべく選択するために、重
要度の低いビットを用いる。この例では、既に見たよう
に、この選択には、符号化変調の使用も伴う。
【0023】本発明によれば、チャネル符号器の中の最
低1つは、マルチレベル符号を実施する。この例では、
特に、それらの両方がこれを実施する。既に述べたとお
り、マルチレベル符号は、符号化するべきデータ要素
(この例では、ビット)を2つ以上の部分ストリームに
分割した符号である。そして、部分ストリームのうちの
1つ以上の各ストリームを、所望の任意の種類の符号を
用いて、個々に冗長符号化する。個々に符号化された部
分ストリームは、符号化されずに残った部分ストリーム
と共に、マルチレベル符号の出力を形成する。
【0024】符号器114および115に対する説明の
ための実施例を図5および6に示す。符号器114は、
2レベル符号を実施するため、2つの符号器1141お
よび1142を備えている。符号器1141によって実
施される冗長符号は、G.C.クラーク(Clark)二世
およびJ.B.ケイン(Cain)による「デジタル通信の
ための誤り訂正符号化(Error-Correction Coding for
Digital Communications)」(ニュー・ヨーク:プリー
ナム、1981年)に示されているような通常のビット
率(R=)7/8のゼロ・サム・パリティ・チェック符
号である。符号器1142によって実施される冗長符号
は、通信に関するIEEE会報COM-32巻p.315-p.3
18(1984年)のY.ヤスダほかによる「ソフト決定
のビタビ復号のための高率で破裂させた畳み込み符号
(High-rate punctured convolutional codes for soft
decision Viterbi decoding)」において示されたよう
な通常のビット率(R=)3/4で破裂させた畳み込み
符号である。動作中、符号器114の内部の直列/並列
変換器1144は、8記号にわたって13ビットを取り
入れ、前記のように記号期間あたりm=1.625ビッ
トの平均入力ビット率を与える。変換器1144の出力
は、ビットからなる2つの部分ストリームからなる。一
方の部分ストリームにおいては、ビットが7の並列グル
ープで符号器1141に与えられる。他方の部分ストリ
ームでは、ビットが6の並列グループで符号器1142
に与えられる。符号器1141は、7入力ビットのすべ
てのグループに対し、8ビット・バッファ1147に与
えられる8出力ビットを生成する。同時に、符号器11
42は、6入力ビットのすべてのグループに対し、バッ
ファ1148に与えられる8出力ビットを生成する。バ
ッファ1147および1148の内容は同期的に読み出
され、各記号期間に2つの各バッファから1ビットずつ
ビットの対が導線121に与えられるようになってい
る。これらのビットが、前記のビットb3およびb4であ
る。ビットb3は、2つの部分集合「0」または「1」
の中の1つを特定し、b4は、特定された部分集合の2
つの超記号の1つを特定する。このように、2つのビッ
トb3およびb4により、4つの超記号Ω00、Ω01、Ω1
0、およびΩ11の1つを特定する。
【0025】符号器115は、3レベル符号を実現する
もので、それなりに符号器1151、1152および1
153を備えている。符号器1151および1152
は、それぞれ符号器1141および1142によって実
施されるものと同じ符号を実施する。符号器1153
は、前記のクラークおよびケインの文献に示されたよう
な率R=1/2の畳み込み符号を実施する。動作中、直
列/並列変換器1154は、8記号の期間にわたって1
7ビットを取り込み、前記のように記号期間あたりk=
2.125ビットの平均入力ビット率を与える。変換器
1154の出力は、ビットの3つの部分ストリームから
なる。1つの部分ストリームのビットは、7の並列グル
ープで符号器1151に与えられる。第2のストリーム
のビットは、6の並列グループで符号器1152に与え
られる。第3のグループでは、ビットが4の並列グルー
プで符号器1153に与えられる。7入力ビットのすべ
ての各グループに対し、符号器1151が、8出力ビッ
トを生成し、これらが8ビット・バッファ1157に与
えられる。6入力ビットの各グループに対し、符号器1
152が8出力ビットを生成し、これらが8ビット・バ
ッファ1158に与えられる。4入力ビットの各グルー
プに対し、符号器1153が8出力ビットを生成し、こ
れらが、8ビット・バッファ1159に与えられる。
【0026】バッファ1157、1158および115
9の内容は、同期して読み出され、各記号の期間に3つ
の各バッファから1ビットずつ3つのビットが、導線1
22に与えられるようになっている。これらの3つのビ
ット(b1、b2およびb3で表される)により、符号器
114の出力で特定される超記号から特定の記号が特定
される。この目的のために、図4に示したようにコンス
テレーション内の各記号に3ビットのラベルを付ける。
これらの3つのビットは、実際には前記のビットb2、
b1およびb1である。
【0027】各超記号の記号は、分割の第1のレベルで
2つの部分集合に分割される。各部分集合は、ラベル化
されたb0の値によって示される4つの記号からなる。
従って、1つの部分集合は、000、010、100および110で
示される4つの記号からなる。他方の部分集合は、00
1、011、101および111で示される4つの記号からなる。
これらの部分集合の各々の記号は、第2のレベルの分割
において2つの第2レベルの部分集合に分割され、それ
らのラベル化されたb0およびb1の値によって特定され
る。第2レベルの各部分集合は、b2によって特定され
る2つの記号からなる。
【0028】それぞれの超記号の記号へのラベルの割り
当ては、任意ではない。むしろ、符号器1151、11
52、および1153によって実施される符号は、分割
の各レベルにおける部分集合間の最小距離を考慮して決
定される。具体的には、分割の第1のレベルにおいて、
最も強力な符号、即ち、最低ビット率の符号(この場
合、符号器1153によって実施されるビット率R=1
/2の符号)を用いてb0を生成する。これは、第1の
レベルにおける部分集合間の最小距離が最小であり、そ
の距離がd1だからである。第2の最も強力でない符
号、即ちそれぞれ符号器1152および1151によっ
て実施されるビット率R=3/4およびR=7/8の符
号が、b1およびb2を生成する。これは、第2レベルの
部分集合の間の最小距離が第1のレベルの最小距離の2
1/2倍の大きさであるのに対し、第2レベルの各部分集
合にある記号間の最小距離が第1のレベルの最小距離の
2倍の大きさだからである。
【0029】このようにエラー不均一保護信号方式にお
いてマルチレベル符号を使用することにより与えられる
利点を以下において説明する。しかし、最初に図2の受
信機を参照する。
【0030】詳細には、アナログ放送信号が、アンテナ
201によって受信され、例えば復調などを含む処理ユ
ニット211における通常のテレビ・フロント・エンド
処理に掛けられ、さらにA/D変換器212によってデ
ジタル形式に変換される。次に、この信号は、通過帯域
チャネル等化器221によって等化され、これによっ
て、伝送された記号のI成分およびQ成分の値に関する
等化器の最良評価値を表す信号が生成される。この評価
値は、以降「受信された記号信号」と称するが、並列の
導線222および223に渡され、チャネル復号器23
1および232によってチャネル復号される。チャネル
復号器231の機能は、超記号の最尤シーケンスを特定
することであり、チャネル復号器232の機能は、記号
の最尤シーケンスを特定することである。従って、復号
器232の導線234への出力は、ビットb3およびb4
からなり、一方、復号器231の導線233への出力
は、ビットb0、b1およびb2からなる。
【0031】最も重要なビットおよび重要度の低いビッ
トのストリームは、この実施例では共にマルチレベル符
号化されるので、チャネル復号器231および232
は、それぞれマルチレベル復号器でなければならない。
ビタビ符号方式のような直接的な最尤符号化であれば、
この目的に使用することができる。しかしながら、現在
の説明のための実施例では、マルチレベル復号へのさら
に洗練された方法、即ち、多段復号と称する方法を用い
る。これは、周知の技術であり、詳細は、通信のIEE
E会報(COM37巻p.222-p.229、1989年)の
A.R.コールダーバンク(Calderbank)による「マル
チレベル符号および多段復号方式(Multilevel codes a
nd multistage decoding)」にあり、ここに参照によっ
て取り入れた。現在の目的のためには、多段復号がどの
ように実施されるかの概要を要約すれば十分である。
【0032】具体的には、まずチャネル復号器232
が、符号器114(図5)内部で符号器1142によっ
て符号化されたビットを、符号器1141によって符号
化されたビットに対して行われた復号処理を参照するこ
となく独立して復元する。このため、図15に示したよ
うに、復号器232は、復号b3回路2321、復号b4
回路2323および遅延要素2322を含む。動作中、
受信された記号信号は、(Ω01 υ Ω11)および(Ω00
υ Ω10)において受信された信号の記号に最も近い記
号---およびそれに関係付けられた距離---を最初に見つ
けることによってビットb3を復号するために、回路2
321によって処理される。次に、符号器1142(図
5)によって実施される符号の通常のビタビ復号によっ
てトレリス経路を延長し、その符号器によって符号化さ
れた以前の符号化情報に関する最終決定を生成する。復
号されたビット----元の最も重要なビットの1つ----が
導線234に出力として与えられる。また、このビット
は、符号器1142の符号を用いて回路2321の内部
で再び符号化し、ビットb3を回路2323だけでな
く、後述のように導線236を介してチャネル復号器2
31(図16)にも与える。受信された記号信号の一部
は、遅延要素2322により、直前で説明したようにビ
ットb3の値を与えるに十分な時間だけ送らせる。そし
て、この信号は、回路2323へのビットb3と共に回
路2323に与えられ、ビットb4の決定に進む。ビッ
トb4の決定は、具体的には、超記号Ω0b3およびΩ1b3
において受信された信号の記号に最も近い記号----およ
びそれに関係付けられた距離----を最初に求めることに
よって、行う。これらの距離は、バッファに記憶され、
符号器1141(図5)によって実施された符号の最尤
復号を行うために使用され、これによって、もう1つの
最も重要なビットを導線234に与える。同時に、この
ビットを回路2323の内部で再び符号化して、ビット
b4をチャネル復号器231の導線236に与える。
【0033】なお、この時点で、回路2321および2
323は、明らかにそれぞれの機能を実行するために使
用されているコンステレーションに関する情報の期間内
に与えられなければならない。この情報は、例えば、コ
ンステレーション記憶装置2325に記憶され、「A」
として示されたその出力は、それら双方の回路のほか、
図16の復号器231にも与えられる。
【0034】最も重要なビットが導線234に与えら
れ、ビットb3およびb4の値が復号器231の導線23
6に与えられると、後者のチャネル復号器の内部で多段
復号を進めて、重要度の低いビットを復元することがで
きる。このため、図16に示したように、復号器321
は、復号b0回路2315、復号b1回路2315、復号
b2回路2317、および遅延要素2311、231
2、および2313を備えている。動作中、受信された
記号信号を復号器232内部の処理遅延に等しい量だけ
遅らせることにより、回路2315が、受信された記号
信号を受信すると同時にビットb3およびb4が与えられ
るようにする。次に、回路2315は、超記号Ωb4b3
の中で、受信された信号の記号に最も近く、b0=0か
つ1=1であるような記号を最初に求める。次に、それ
ら2つの最も近い記号に関係付けられた距離を用いて、
ビットb0の復号、従って重要度の低いビットの1つの
復元へと最終的に導いて、前記のようにトレリス経路を
延長する。そして、このビットを回路2315の内部で
再び符号化して、ビットb0の値を回路2316および
2317に与えることができるようにする。後者は、遅
延要素2312および2313の遅延が、再符号化され
たビットを必要に応じて回路2316および2317の
各々が受信できるようにするに十分である場合、他方の
復号回路に関して上述したものと類似の要領で動作し
て、他方の重要度の低いビットを復元する。
【0035】多次元の記号が用いられる場合の復号も、
類似の要領で実施される。
【0036】復号器231および232によって導線2
33および234に出力されるビットは、デスクランブ
ラ241および242(送信器におけるスクランブラ1
10および111の逆関数をそれぞれ実行する)により
デスクランブルされる。次に、適切なテレビ受信機によ
り表示できるように書式化されたテレビ信号をソース復
号器253によってデスクランブラの出力から生成する
ことによって、元のテレビ情報を復元する。次に、この
信号をテレビ受信機260のテレビ視聴者に与える。
【0037】図1および2のシステムによって実施され
るエラー不均一保護信号方式の性能は、丁度説明したよ
うに、公称符号化利得(即ち、非常に低い誤り率での符
号化利得)によって特徴付けることができ、これは、符
号化しない16QAMシステムの信号対雑音比を上回る
SNRにおける利得である。通常の符号のそれぞれの状
態の数を16に選定した場合、最重要ビットおよびそれ
ほど重要でないビットに対する利得は、それぞれ6.2
4dBおよび2.70dBである。しかし、本発明に特
有の利点は、達成された符号化利得の特定のレベルに完
全に依存するわけではない。従来の技術において周知の
符号化構造により、特定の用途において、それ匹敵する
かまたはそれ以上の符号化利得の結果を達成できる。し
かし、本発明が特に有利なところは、用途が与えられた
場合、所望の性能基準を選択し、それらの基準を満たす
符号化方式に容易に到達するための大いに高い可能性を
システム設計者に与える能力にある。
【0038】例えば、前記のシステムの全体的なデータ
・レートは、符号器1141および1151によって実
施される符号をレートR=15/16のゼロ・サム・パ
リティ検査符号に変更する(ほか、符号器において8ビ
ットではなく16ビットのバッファを用いる)ことによ
って、符号化利得に影響を与えることなく記号あたり
3.75ビットから3.875ビットへと増加させるこ
とができる。(同時に、最重要ビットの割合が、43.
33%から43.55%まで極わずか増加する。)もう
1つの例として、最重要ビットの割合は、34.375
%まで減らすことができるが、同時に、a)符号器11
41、1142、1152、および1153により実施
される符号を、ビット率R=7/8の破裂畳み込み符
号、ビット率R=3/4の畳み込み符号、ビット率R=
7/8のゼロ・サム・パリティ検査符号へと変更し、さ
らにb)バッファ1157に加えられるビットが符号化
されていないビットとなるように符号器1151を除去
することによって、前記のビットに与えることのできる
エラー保護のレベルを増加させることができる。この構
造により、最重要ビットに対しては8dB、重要度の低
いビットに対しては0.22dBの符号化利得が達成さ
れる。さらに、図4におけるd2/d1の比を変えること
によって、最重要ビットの利得と重要度の低いビットの
利得との間でトレード・オフを行うことができる。従っ
て、本発明により、所望のシステムの設計基準を満たす
ために実質的に無限の範囲の設計パラメータ----符号の
ビット率、符号の複雑さ、全体的な符号方式の冗長性、
(重要度の低いビットに使用されるものに対比した場合
の)最重要ビットのエラー保護に使用されるその冗長性
の端数----が利用者に許される。この柔軟性は、種々の
異なる数の記号、記号配置、超記号のグループ化方式、
および部分集合の分割方式を有するコンステレーション
を含む種々の異なるコンステレーションを用いることに
よって、さらに高めることができる。実際に、新たな種
類のコンステレーションを有利に用いて、システム設計
者に一層の柔軟性を提供することができる。これらのコ
ンステレーションは、コンステレーション内部の特別な
距離関係に特徴がある。事実、符号化変調方式の設計に
おける重要なパラメータは、いわゆる部分集合内距離で
ある。このパラメータは、部分集合内の2つの記号間の
最小距離である。本発明の場合とは異なり均一のエラー
保護を与えようとする符号化変調方式の場合、設計の制
約は、すべての部分集合にわたってとられる部分集合内
距離の最小値を最大にするようにコンステレーションを
部分集合に分割することである。この値(「最大部分集
合内距離」またはMIDと定義する)は、特定の分割方
式が与えられ、特定の部分集合の部分集合内距離を(記
号対部分集合の割り当てを変更することによって)さら
に増大させようとしても前記の最小値がそれ以上増大し
ない時に、達成されるものである。
【0039】さらに、エラー均一保護方式とエラー不均
一保護方式との間の重要な相違に留意する必要がある。
前者においては、いわゆる符号化済みのビットに対する
エラー保護は、部分集合シーケンスの間の最小距離によ
って決定される一方、符号化されていないビットに対す
るエラー保護は、1つの部分集合内部の記号間の最小距
離によって決定される。エラー均一保護方式の設計の場
合、すべてのデータに対して均一なエラー保護が望まれ
るので、これら2つの最小値は互いに可能な限り近い方
が望ましい。これらの方式の性能は、部分集合内の記号
間の距離によって支配される。このことは、部分集合シ
ーケンスの間に所望の距離を達成するために符号の複雑
さをいつでも増すことができるという事実に起因する。
【0040】不均一なエラー保護の場合、対比してみる
と、超記号における記号は、重要度の低いビットによっ
て選択される。これらの記号間の距離は、MIDより十
分小さくすることができる。事実、その距離は、全体と
してのコンステレーションの記号間の距離のみによって
制限される。この距離は、重要度の低いビットに対し必
要な水準のエラー保護を与えるように選定される。その
距離を一度固定すると、この事実を利用するために部分
集合の分割を行うことができ、このようにして、同じ複
雑さで通常の符号化変調によって可能であるより長い超
記号シーケンス間の距離の実現を可能とする。このよう
にして、もはや制約を受けることなく、超記号の内部に
おいてすべての記号を互いに離しておくことができる。
【0041】以上のことを考慮すると、エラー不均一保
護信号方式において有用なコンステレーションは、超記
号の中の少なくとも1つの超記号の記号の少なくとも幾
つかの間の最小距離がMIDより小さいという事実によ
って特徴付けられる。事実、この一般的な種類のコンス
テレーションは周知である。しかしながら、従来の分野
では、超記号の記号間の最小距離は、全体としてのコン
ステレーションの記号間の最小距離と同じである。対比
してみると、問題のコンステレーションはそれほど制約
を受けない。つまり、超記号の中の少なくとも1つの超
記号の記号の中の少なくとも幾つかの間の最小距離は、
全体としてのコンステレーションの記号間の最小距離よ
り大きく、やはりMIDより依然として小さい。図解的
に言えば、この基準を満たすコンステレーションは、一
般に、(均一なエラー保護方式に使用されるコンステレ
ーションの部分集合がそうであるように)少なくともあ
る程度は重複する超記号を有すると思われる。つまり、
少なくとも1つの超記号の少なくとも1つの記号が、異
なる超記号の各記号対に、その記号対の互いの距離より
近くなる。
【0042】これらの原理を具体化する説明のための3
2記号のコンステレーションを図7に示す。このコンス
テレーションは、4つの超記号に分割され、それを構成
する記号には、それぞれA、B、CおよびDとラベルを
付けてある。「X」とラベルを付けた距離は、例えば1
であることもあり、これによって、個々の記号が不均一
に配置されたコンステレーションを与えることができ
る。あるいは、「X」を----31/2のように----1より
大きくすることも可能であり、これによって、超記号間
の距離の幾つかは大きくなる。これにより、エラー保護
の所望の水準を達成する上で設計の自由度がさらに加え
られる。
【0043】図7のコンステレーションのMIDは、
「2」であり、これは、図8(同じコンステレーション
がエラー均一保護を与えるように分割されている)の考
察から確認することができる。つまり、例えば「A」と
ラベルが付けられた任意の2つの記号間の最小距離が実
際に「2」である。図7において、対比してみると、本
発明により対応する最小距離は、「2」より小さい。具
体的には、21/2である。さらに、図式的に見ることに
より、部分集合AおよびBは、部分集合CおよびDと同
様に互いに重複し合う。(従って、図4において行った
ように超記号を囲む四角を描くことは不可能である。)
【0044】別の説明のためのコンステレーション(こ
れは64個の記号を有する)を図9に示す。この場合
も、コンステレーションは、図7に対して使用したもの
と同様のラベルの付け方を用いてラベル付けした4つの
超記号に分割されている。
【0045】図10から図14においても同様のラベル
の付け方を用いているので、これらのコンステレーショ
ンの編成については、さらに説明の必要はない。
【0046】次の第1表および第2表は、エラー不均一
保護信号方式を与える観点から本発明によって与えられ
る優れた柔軟性を示すものである。エラー不均一保護信
号方式により、a)最重要ビットの割合、b)符号の全
体的な冗長度、c)符号化利得、およびピーク電力対平
均電力の比(これは、地上および衛星の電話チャネルの
ような電力が限られたチャネルの場合、重要な考慮項目
である)の種々の異なる組み合わせが与えられる。第1
表は、ビットの25%が最重要ビットを構成する符号の
表である。第2表は、その他の種々の割合のビットが最
重要ビットを構成する符号の表である。
【表1】
【表2】
【表3】
【0047】これらの表において、Pは次元あたりの平
均電力を表し、PARはピーク電力対平均電力の比を、
2はその引数によって表される超記号の間のユークリ
ッド距離の2乗を、Γは最重要ビットに対する公称符号
化利得を、そしてγは重要度の比較的低いビットに対す
る公称符号化利得を示し、[g1,g2]は指定された畳
み込み符号に対する8進表記の生成マトリックスであ
り、Lはパリティ検査符号の長さである。不均一なコン
ステレーションに対する不均一性の程度は、zによって
決定される。また、これらの表は、達成可能な利得をx
の関数として示す。
【0048】第1表および第2表に掲げたようなエラー
不均一保護信号方式の設計において、一般に、あるパラ
メータの値が与えられなければならない。これらの値に
は、(a)利用可能なチャネルの帯域幅、(b)最悪の
場合のチャネルSNR、(c)ビットの等級の数、
(d)各等級におけるビットの割合、(e)最悪なチャ
ネル状態の下で最終的に受信される信号の所望の品質、
(f)容認できる復号器の複雑度、および(g)ピーク
電力対平均電力の比が含まれる。これらが与えられる
と、与えられたパラメータの値を用いてエラー不均一保
護方式の設計に移ることができる。
【0049】一般に、記号あたり約1つの全体的冗長ビ
ットを許すように信号コンステレーションを選択するこ
とから開始する。必要な超記号の数は、記号あたりの重
要なビットの実際の数によって決定する。例えば、ビッ
トの25%以上で50%以下が重要であり、利用できる
帯域幅および必要とされる全体的なビット率により、例
えば記号あたり4情報ビットと示される場合、記号あた
り1情報ビットを伝送しなければならない。さらに、重
要なビットに対しある量の冗長性を与えることが望まれ
ると仮定すると、4つの超記号を有する2次元コンステ
レーションを用いることが合理的である。ここに開示し
た種々のコンステレーションやその他の所望のコンステ
レーションを初期の設計の選択として使用することがで
きる。次に、ビット流に対して使用するべき符号化方式
を、それに割り当てようとする相対的な冗長性によって
選択する。重要なことは、本発明によるマルチレベル符
号の使用によって、所望の設計基準の達成を促進できる
ことである。分析により、最悪の場合のSNRにおいて
望まれる品質がこの時点で至る設計により達成できない
ようならば、実際にそれを達成できるかどうかを調べる
目的で別のコンステレーションか、またはその他の符号
を調査することができる。これができないようならば、
容認可能な復号器の複雑度のような以前に与えた条件を
1つ以上緩和しなければならない場合もある。符号の設
計の選択に影響し得る他のパラメータのほか、他の設計
基準も考えられる。
【0050】それぞれ異なる超記号からの記号の対の間
の距離がそれら2つの超記号の記号の任意の対の間の最
小距離である場合、特定された各超記号から記号を選択
するために使用されるビットの値をそれらの記号に割り
当てるのに都合のよい方法に従って、前記の記号の対を
同じ重要度の比較的低いビットの値に割り当てる。この
ような方法を図10に示す。同図においては、図4と同
様に、各記号は、b2、b1およびb0の組の値でラベル
が付けられている。例えば、超記号Ω00、Ω01、Ω10、
およびΩ11のそれぞれにおいて110とラベル付けされ
た記号は、すべて前記の基準を満たす。このようなラベ
ルの付け方(これは、コンステレーションおよび超記号
の幾何学的状態に応じて等級を変化させるように実現す
ることができる)は、正しい超記号シーケンスの再生時
にエラーが起こっても重要度の比較的低いビットが正し
く復号される確率が改善されるという点において好都合
である。これに加えて、前記の最小距離基準を満たさな
いような記号に対するビット割り当てを同様に賢明に選
択することよってさらに恩恵を得ることも可能である。
しかしながら、これは、図4のコンステレーションに関
連して先に説明した例の場合のように超記号の内部の記
号に対して実施される符号化によって課せられる制限の
範囲内で実行する必要がある。
【0051】以上は、本発明の原理を単に説明しただけ
である。例えば、説明のために実施例は、2つのデータ
流(最も重要なものおよび重要度の比較的低いもの)を
用いて実施したが、本発明は、3つ以上のストリームを
含む方式においても使用することができる。さらに、2
次元のコンステレーションを示したが、本発明は、2次
元以上のコンステレーションを用いる方式の場合も使用
することができる。
【0052】また、本明細書では、例えばソース符号
器、スクランブラのように個別的な機能構成ブロックに
よって実施されるように本発明を説明したが、それらの
構成ブロックの任意の1つ以上を1つ以上の適切なプロ
グラムされたプロセッサ・チップ、デジタル信号プロセ
ッサ(DSP)チップなどを用いて実施することも可能
である。
【0053】従って、この技術分野の当業者であれば、
本発明の種々の変形例が考えられるが、それらはいずれ
も本発明の技術的範囲に包含される。
【0054】尚、特許請求の範囲に記載した参照番号
は、発明の容易なる理解のためで、その技術的範囲を制
限するように解釈されるべきではない。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、本
発明によるエラー不均一保護信号方式に1つ以上のマル
チレベル符号を取り入れることにより、a)最も重要な
データ要素に対する符号化利得、b)重要度の低いデー
タ要素に対する符号化利得、およびc)最も重要なデー
タ要素の割合の特定の所望の組み合わせをさらに容易に
達成することができる。符号化理論の観点から、この結
果は、本発明により符号化方式全体に導入される冗長性
を最も重要なデータ要素の符号化と重要度の低いデータ
要素の符号化との間で実質的に任意の比率で割り当てる
ことができるという事実から生じることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を具体化する送信機のブロック図
である。
【図2】図1の送信機によって送られる信号のための受
信機のブロック図である。
【図3】従来の技術の信号コンステレーションを表す図
である。
【図4】図1の送信機によって使用される信号コンステ
レーションを表す図である。
【図5】本発明により図1の送信機において使用される
説明のためのマルチレベル符号器を示す図である。
【図6】本発明により図1の送信機において使用される
説明のためのマルチレベル符号器を示す図である。
【図7】図1の送信機によって代わりに使用できる信号
コンステレーションを表す図である。
【図8】エラー均一保護方式で一般に使用される種類の
信号コンステレーションを表す図である。
【図9】図1の送信機において代わりに使用し得る別の
信号コンステレーションを表す図である。
【図10】図1の送信機において代わりに使用し得る別
の信号コンステレーションを表す図である。
【図11】図1の送信機において代わりに使用し得る別
の信号コンステレーションを表す図である。
【図12】図1の送信機において代わりに使用し得る別
の信号コンステレーションを表す図である。
【図13】図1の送信機において代わりに使用し得る別
の信号コンステレーションを表す図である。
【図14】図1の送信機において代わりに使用し得る別
の信号コンステレーションを表す図である。
【図15】本発明によって図2の受信機で用いられる多
段復号器の例を示す。
【図16】本発明によって図2の受信機で用いられる多
段復号器の例を示す。
【符号の説明】
101 ビデオ信号源 104 ソース符号器 110、111 スクランブラ 114、115 チャネル符号器 131 コンステレーション・マッパー 141 通過帯域整形器 151 テレビ変調器 211 テレビ・フロント・エンド処理 212 A/D 221 通過帯域チャネル等化器 231、232 チャネル復号器 241、242 デスクランブラ 253 ソース復号器 260 テレビ受信機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1および第2のデータ要素
    のストリームからなる、情報を表すデジタル信号を生成
    する手段(104)と、 前記ストリームの少なくとも一方をマルチレベル符号化
    する手段(114)を備えて、前記第1のデータ・スト
    リームのデータ要素に対するチャネル誘導エラーの確率
    が前記第2のデータ・ストリームのデータ要素に対する
    チャネル誘導エラーの確率より小さくなるように前記デ
    ジタル信号にチャネルを割り当てるチャネル割当手段
    (110、111、114、115、131)と、 前記のチャネルが割り当てられた信号を通信チャネルで
    伝送する手段(141、151)とを備えたことを特徴
    とする情報通信装置。
  2. 【請求項2】 前記情報がテレビ信号情報であり、かつ
    データの第1のストリームが、前記第2のストリームの
    データ要素によって表されるテレビ信号情報より重要な
    テレビ信号情報を表すことを特徴とする請求項1記載の
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ストリームの前記の少なくとも一方
    が、少なくとも2つの部分ストリームを含み、かつ前記
    マルチレベル符号化手段が、チャネル割り当てに使用す
    るために符号化済みの信号を形成するために、前記部分
    ストリームの少なくとも1つを冗長符号化し、さらに前
    記の1つのストリームの冗長符号化された部分ストリー
    ムのすべてと前記の1つのストリームの冗長符号化され
    ていない部分ストリームとを結合する手段(1141、
    1142)を備えたことを特徴とする請求項1記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 前記チャネル割当手段が、データ要素を
    表す所定のコンステレーションから記号のシーケンスを
    選択し、 前記コンステレーションが、超記号からなり、かつ前記
    の超記号の中の少なくとも1つの超記号内部の記号間の
    最小距離が、前記コンステレーションに対する最大の部
    分集合内距離より小さいことを特徴とする請求項3記載
    の装置。
  5. 【請求項5】 前記の超記号の中の前記の少なくとも1
    つの超記号の記号間の最小距離が、全体としてのコンス
    テレーションの記号間の最小距離より大きいことを特徴
    とする請求項4記載の装置。
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