JPH06292078A - 分割動画モニタ装置 - Google Patents

分割動画モニタ装置

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JPH06292078A
JPH06292078A JP5074541A JP7454193A JPH06292078A JP H06292078 A JPH06292078 A JP H06292078A JP 5074541 A JP5074541 A JP 5074541A JP 7454193 A JP7454193 A JP 7454193A JP H06292078 A JPH06292078 A JP H06292078A
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Yoshiaki Maida
佳秋 毎田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の入力映像をリアルタイムで、しかも安
価にモニタ画面に分割表示することが可能な分割動画モ
ニタ装置を提供することを目的としている。 【構成】 異なったテレビカメラで撮影した複数の映像
信号A〜Dを時分割多重するマルチプレクサと、時分割
多重された映像信号をA/D変換するA/D変換器と、
A/D変換された映像信号を各テレビカメラに対応した
映像信号A〜Dに分配するデマルチプレクサと、デマル
チプレクサの出力映像信号を1表示画面に縮小合成する
縮小合成回路とを備えてなる分割動画モニタ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のTVカメラ等か
ら入力される複数の映像信号を合成して、同一画面上に
分割表示する機能を有する分割動画モニタ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】分割動画モニタ装置では、例えば、複数
箇所に設置された監視用のTVカメラから入力される複
数の映像信号が、1つのモニタ画面上に縮小合成されて
表示されるようになっている。このため、複数箇所にお
ける監視映像を、同時に、同一画面上にて観察すること
ができる。分割映像の表示方法としては、複数の映像を
リアルタイムで同時表示する方法(例えば、US.PA
T.4745479を参照のこと)や、複数の映像をノ
ンリアルタイムで、所定時間間隔をもって各分割画面上
に順番に表示する方法がある。前者のリアルタイムで表
示する方法では、入力される各映像信号を縮小合成する
ために、入力される映像信号の数と同数のPIP(Pi
ctur in Picturの略)ユニットが使用さ
れる。そして、各PIPユニットにおいて、夫々のTV
カメラから入力される映像信号がディジタル化され、縮
小映像信号に変換されて合成される。その後、合成され
たデジタル映像信号がアナログ変換され、一つの映像信
号としてビデオ出力される。
【0003】これに対し、後者のノンリアルタイムで表
示する方法では、各TVカメラから入力される映像信号
が、順にデジタル化されて縮小映像信号に変換された
後、順にアナログ化され、順に各分割画面にビデオ出力
される。このため、ビデオ出力がされていない他の分割
画面については、次順の映像が表示される迄、静止画像
が継続表示されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにして、
複数の映像をリアルタイムで、或いはノンリアルタイム
で同一画面上に分割表示する場合には、いずれの場合に
も、入力した各映像信号を縮小映像に変換するために、
A/D変換器で一旦、各映像信号をデジタル化する必要
がある。その場合、使用するA/D変換器の数として
は、リアルタイム表示の場合には、入力される映像信号
の数と同数が必要であり、ノンリアルタイム表示の場合
には、1個か2個設けるだけでよい。なお、A/D変換
器を2個設けた場合には、各分割画面の表示切り換えの
時間が、1個だけ設けた場合に比べ、その2倍となるた
め、ノンリアルタイム表示ではあるが、より見易い表示
状態となる。
【0005】このように、ノンリアルタイム表示の場合
は、リアルタイム表示の場合に比べて、装置コスト面で
有利である。しかしながら、その分割映像の表示状態
は、映像が断続的に表示されるので、その動きのぎこち
なさの感じが避けられない。また、ノンリアルタイム表
示では、当然のことながら、時間情報が少なくなってし
まう。
【0006】本発明は、かかる現状に鑑みてなされたも
のであり、複数の入力映像をリアルタイムで、しかも安
価にモニタ画面に分割表示することが可能な分割動画モ
ニタ装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1にかかる分割動画モニタ装置は、
異なったテレビカメラで撮影した複数の映像信号を時分
割多重するマルチプレクサと、時分割多重された映像信
号をA/D変換するA/D変換器と、A/D変換された
映像信号を各テレビカメラに対応した映像信号に分配す
るデマルチプレクサと、デマルチプレクサの出力映像信
号を1表示画面に縮小合成する縮小合成回路とを備えた
ことを特徴としている。
【0008】また、本発明の請求項2にかかる分割動画
モニタ装置は、複数の映像信号を、第1及び第2の2つ
の映像信号から構成される2つの組に分け、夫々の組の
第1の映像信号についての2水平期間に対し、その1水
平期間分の映像部のみを取り出した後、該2水平期間が
終了する迄第2の映像信号を取り出して、入力される2
つの映像信号を1つの映像信号に合成する第1の映像信
号合成手段と、各組毎に合成された前記映像信号を時分
割多重して、1つの時分割多重映像信号とするマルチプ
レクサと、前記時分割多重映像信号をデジタル化して、
時分割多重デジタル映像信号とするデジタル化手段と、
前記時分割多重デジタル映像信号を各組毎にラッチする
ラッチ手段と、ラッチされた各組毎の前記時分割多重デ
ジタル映像信号を、夫々の組についての第1及び第2の
デジタル映像信号に分離する分離手段と、各組における
分離された第1及び第2のデジタル映像信号を夫々記憶
するメモリとを備える一方、各組における前記第1及び
第2の映像信号についての夫々の水平期間及び垂直期間
をカウントするカウント手段と、分離された前記第1の
デジタル映像信号については、前記カウント手段によっ
てカウントされたカウント値に従って、また、分離され
た第2のデジタル映像信号については、前記カウント手
段によってカウントされたカウント値を元に、正規の映
像部が再現されるように、前記メモリへの書込みを制御
する書込み制御手段と、前記メモリに記憶された各デジ
タル映像信号を読み出して1つのデジタル映像信号に合
成する第2の映像信号合成手段と、合成された前記デジ
タル映像信号をアナログ化して、合成アナログ映像信号
とするアナログ化手段と、前記合成アナログ映像信号に
新たな映像同期信号を付加してビデオ出力するビデオ出
力手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】また、本発明の請求項3にかかる分割動画
モニタ装置は、上記請求項2の構成に加え、更に、入力
される複数の各映像信号を同期分離する同期分離手段
と、分離した各水平同期を分周して、各組の第1の映像
信号の1水平期間の映像部のみを取り出す信号を、前記
第1の映像信号合成手段の動作信号として作成する映像
部取り出し信号作成手段と、分離した各水平同期の整数
倍のメインクロックを作成し、該メインクロックを分周
して各映像信号毎のA/D変換クロックを作成するA/
D変換クロック作成手段と、所定の組の第1及び第2の
2つの映像信号について作成した前記各A/D変換クロ
ック期間に相当し、且つ、該2つの映像信号についての
各時分割サンプリング期間が、他の組の第1及び第2の
2つの映像信号についての各時分割サンプリング期間よ
りも短くなるように波形整形したマルチプレクッス信号
を前記マルチプレクサの動作信号として作成するマルチ
プレクッス信号作成手段と、他の組の第1及び第2の2
つの映像信号についての各時分割サンプリング期間中
に、それらの映像信号についての各A/D変換クロック
がかかってくる場合には、該各A/D変換クロックと、
前記所定の組の第1及び第2の2つの映像信号について
の各A/D変換クロックとの論理和をとったものを、ま
た、所定の組の第1及び第2の2つの映像信号について
の各時分割サンプリング期間中に、他の組の第1及び第
2の2つの映像信号についての各A/D変換クロックが
かかってくる場合には、他の組の第1及び第2の2つの
映像信号についての各時分割サンプリング期間中にかか
ってくる各擬似A/D変換クロックを作成して、作成し
た各擬似A/D変換クロックと、前記所定の組の第1及
び第2の2つの映像信号についての各A/D変換クロッ
クとの論理和をとったものを、前記デジタル化手段の動
作クロックとして作成する時分割多重映像信号A/D変
換クロック作成手段と、前記A/D変換クロック作成手
段によって、各映像信号毎に作成したA/D変換クロッ
クを反転したものを、前記ラッチ手段の動作クロックと
するラッチ信号作成手段とを備えたことを備えたことを
特徴としている。
【0010】
【作用】上記構成によれば、本発明の請求項1にかかる
分割動画モニタ装置では、マルチプレクサによって、異
なったテレビカメラで撮影した複数の映像信号が時分割
多重される。次に、A/D変換器によって、この時分割
多重された映像信号がA/D変換される。更に、デマル
チプレクサによって、A/D変換された映像信号が各テ
レビカメラに対応した映像信号に分配される。そして、
縮小合成回路によって、デマルチプレクサの出力映像信
号が1表示画面に縮小合成される。
【0011】このように、時分割多重処理を行うことに
よって、従来のように、複数の映像信号毎にA/D変換
器を設ける必要がなくなる。また、本発明の請求項2に
かかる分割動画モニタ装置では、先ず、入力される複数
の映像信号が、第1の映像信号合成手段によって、第1
及び第2の2つの映像信号から構成される2つの組に分
けられて合成処理される。この場合、夫々の組の第1の
映像信号についての2水平期間に対し、その1水平期間
分の映像部のみが取り出された後、該2水平期間が終了
する迄第2の映像信号が取り出されて、入力される2つ
の映像信号が1つの映像信号に合成される。
【0012】次に、そのようにして各組毎に合成された
映像信号が、マルチプレクサによって時分割多重処理さ
れる。続いて、時分割多重された映像信号が、デジタル
化手段によってデジタル化される。続いて、ラッチ手段
によって、デジタル化された映像信号が各組毎にラッチ
される。続いて、ラッチされた各組毎の映像信号が、分
離手段によって夫々の組についての第1及び第2のデジ
タル映像信号に分離される。続いて、各組における分離
された第1及び第2の映像信号が、メモリに記憶され
る。
【0013】分離された映像信号のメモリへの記憶にあ
たっては、先ず、カウント手段によって、各組における
第1及び第2の映像信号の夫々の水平期間及び垂直期間
のカウントが行われる。そして、書込み制御手段によっ
て、分離された前記第1のデジタル映像信号について
は、該カウント手段によるカウント値に従って、また、
分離された前記第2のデジタル映像信号については、該
カウント手段によるカウント値を元にして、正規の映像
部が再現されるように、メモリへの書込みが制御され
る。
【0014】次に、該メモリに記憶された各デジタル映
像信号が、第2の映像信号合成手段によって読み出さ
れ、1つの映像信号に合成される。続いて、合成された
映像信号が、アログ化手段によってアナログ化される。
続いて、ビデオ出力手段によって、新たな映像同期信号
が付加されてビデオ出力される。以上のようにして、入
力された複数の映像信号は、確実に時分割多重されてデ
ジタル化されるため、従来のように、複数の映像信号毎
にA/D変換器を設ける必要がなくなる。そして、入力
された複数の映像信号は、確実に同一画面に分割表示さ
れる。
【0015】また、本発明の請求項3にかかる分割動画
モニタ装置では、上記請求項2にかかる分割動画モニタ
装置における、上記第1の映像信号合成手段と、マルチ
プレクサと、デジタル化手段と、ラッチ手段の各動作を
確実に実行させるための動作クロックが次のようにして
作成される。先ず初めに、同期分離手段によって、入力
される複数の各映像信号の同期分離が行われる。続い
て、映像部取り出し信号作成手段によって、分離された
各水平同期が分周され、各組の第1の映像信号の1水平
期間の映像部のみを取り出す信号が作成される。そこ
で、第1の映像信号合成手段は、この映像部取り出し信
号に従い、各組の第1の映像信号の1水平期間の映像部
のみを取り出した後、第1の映像信号の2水平期間が終
了する迄第2の映像信号の取り出して、入力された2つ
の映像信号を合成する。
【0016】また、A/D変換クロック作成手段によっ
て、分離した水平同期の整数倍のメインクロックが作成
され、更に、該メインクロックを分周して各映像信号毎
のA/D変換クロックが作成される。また、マルチプレ
クッス信号作成手段によって、所定の組の第1及び第2
の2つの映像信号について作成した前記各A/D変換ク
ロック期間に相当し、且つ、該2つの映像信号について
の各時分割サンプリング期間が、他の組の第1及び第2
の2つの映像信号についての各時分割サンプリング期間
よりも短くなるように波形整形されたマルチプレクッス
信号が作成される。そこで、マルチプレクサは、このマ
ルチプレクッス信号に従い、各組毎に合成された映像信
号を時分割多重する。
【0017】また、時分割多重映像信号A/D変換クロ
ック作成手段によって、時分割多重された映像信号をデ
ジタル化するためのA/D変換クロックが作成される。
この時分割多重映像信号A/D変換クロックは、次のよ
うにして作成される。即ち、上記所定の組以外の他の組
の第1及び第2の2つの映像信号についての各時分割サ
ンプリング期間中に、それらの映像信号についての各A
/D変換クロックがかかってくる場合には、該各A/D
変換クロックと、前記所定の組の第1及び第2の2つの
映像信号についての各A/D変換クロックとの論理和を
とったものが、時分割多重映像信号A/D変換クロック
とされる。
【0018】また、上記所定の組の第1及び第2の2つ
の映像信号についての各時分割サンプリング期間中に、
該他の組の第1及び第2の2つの映像信号についての各
A/D変換クロックがかかってくる場合には、該他の組
の第1及び第2の2つの映像信号についての各時分割サ
ンプリング期間中にかかってくる各擬似A/D変換クロ
ックを作成して、作成した各擬似A/D変換クロック
と、上記所定の組の第1及び第2の2つの映像信号につ
いての各A/D変換クロックとの論理和をとったもの
が、時分割多重映像信号A/D変換クロックとして作成
される。
【0019】そこで、このようにして作成された時分割
多重映像信号A/D変換クロックに従い、デジタル化手
段は、時分割多重された映像信号のデジタル化を行う。
この結果、時分割多重された映像信号は、確実にデジタ
ル化される。また、ラッチ信号作成手段によって、各映
像信号毎に作成した前記A/D変換クロックを反転した
ラッチ信号が作成される。そこで、作成したラッチ信号
に従い、ラッチ手段は、時分割多重されたデジタル映像
信号をラッチする。
【0020】以上のようにして、上記請求項2にかかる
分割動画モニタ装置における、第1の映像信号合成手段
と、マルチプレクサと、デジタル化手段と、ラッチ手段
の、夫々の動作は、確実に実行される。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って、具
体的に説明する。図1は、本発明にかかる分割動画モニ
タ装置の回路構成例を示すブロック図であって、分割画
面数が4個の場合について示している。この装置では、
入力される4つの非同期のカメラ信号A、B、C、D
(CAMERA IN A〜D)を、主信号A、B(M
AIN)と、副信号C、D(SUB)の2組に分けて処
理するようになっている。また、MAINの組の中で、
信号Aを主(master)とし、信号Bを従(sla
ve)とし、同じく、SUBの組の中で、信号Cを主
(master)とし、信号Dを従(slave)とし
て処理するようになっている。
【0022】次に、図に示す回路に従って、非同期の4
つの入力カメラ信号が、縮小合成されてビデオ出力され
るまでの動作について説明する。先ず、入力された4つ
のカメラ信号A、B、C、Dは、夫々、バッファ(B)
→前置フィルタ(LPF1。ローパスフィルタであっ
て、後段の量子化のために、前もってノイズを除去する
ために設けられる)→クランプ回路(CP。入力レベル
を一定にするために設けられる)を経て、MAIN信号
A、Bについては切り換えスイッチSW1に、SUB信
号C、Dについては切り換えスイッチSW2に入力され
る。
【0023】続いて、切り換えスイッチSW1が切り換
えられることにより、MAIN信号AとBが合成され、
また、切り換えスイッチSW2が切り換えられることに
より、SUB信号CとDが合成される。合成された各映
像信号は、更に、マルチプレクサ(MPX)に入力され
る。マルチプレクサ(MPX)では、入力された各合成
映像信号の時分割多重処理が行われ、時分割多重映像信
号が作成される。更に、この時分割多重映像信号は、A
/D変換回路(A/D)でデジタル化され、ラッチ回路
A、B及びラッチ回路C、Dによってラッチされる。そ
の後、切り換えスイッチSW3及び切り換えスイッチS
W4によって、デジタル化された各映像信号A及びB
と、映像信号CとDに分離され、夫々が対応する各メモ
リ(MEMORY)A〜Dに映像データとして書き込ま
れる。
【0024】次に、各メモリA〜Dに書き込まれた4つ
の各映像データは、セレクタ(SELECTER)によ
ってメモリから順に取り出され、一つの映像信号に合成
される。そして、合成された映像信号は、D/A変換回
路(D/A)でアナログ化され、更に、後置きフィルタ
(LPF2)によって高域ノイズを除去された後、加算
器(+)で、同期信号発生回路(SYNC GENER
ATER)で作成された新たな水平同期信号(HD)及
び垂直同期信号(VD)を付加されて、バッファ(B)
を介し、ビデオ出力される。
【0025】なお、上記クランプ回路(CP)には、入
力レベルを一定にするために、また、上記A/D変換回
路(A/D)には、量子化レベルを一定にするために、
基準電圧(REF.VOLTAGE)が入力されるよう
になっている。一方、入力された4つの各映像信号を縮
小合成してビデオ出力する上述の処理とは別に、入力さ
れた4つのカメラ信号A、B、C、Dの夫々は、回路ブ
ロックGにおける同期分離回路(SYNC.SEPA)
に入力されて同期分離され、水平同期信号(HD)と垂
直同期信号(VD)が作成される。次に、作成された水
平同期信号(HD)を元にして、クロック作成回路(P
LL、即ち、フェーズロックループで構成されている)
で水平周波数の整数倍(なお、この値については、映像
の画面上における解像度によって決定される)のメイン
クロック(MAIN CLK A〜D。図3を参照のこ
と)が作成され、各回路ブロックAに入力される。
【0026】MAIN信号A及びBに対する各回路ブロ
ックAでは、入力された各映像信号A、Bについて作成
された夫々のメインクロックが分周され、夫々の信号に
ついてのA/D変換クロックと、マルチプレクサにおけ
る時分割多重処理のための動作クロックとなるマルチプ
レックスクロック(MPX CLK)とが作成される。
ここでは、作成したメインクロックを1/2分周したも
のと、更に1/2分周したものとのAND(論理積)を
とることによって、マルチプレックスクロックを作成す
るようになっている。また、メインクロックの反転クロ
ックと、作成したマルチプレックスクロックのAND
(論理積)をとることにより、A/D変換クロックが作
成されるようになっている。
【0027】次に、作成されたMAIN信号A及びBに
ついての各A/D変換クロックは、回路ブロックDにお
ける切り換えスイッチSW5によって切り換えられて、
回路ブロックEに入力される。また、作成されたMAI
N信号A及びBについてのマルチプレックスクロック
は、回路ブロックEにおける切り換えスイッチSW6に
よって切り換えられ、マルチプレクサに入力される。
【0028】同様にして、SUB信号C及びDについて
も、各回路ブロックAにて、夫々の信号についての各A
/D変換クロックが作成される。そして、作成された各
A/D変換クロックは、回路ブロックDにおける切り換
えスイッチSW7によって切り換えられ、回路ブロック
Eに入力される。なお、SUB信号C及びDについて
は、マルチプレックスクロックは作成しない。
【0029】回路ブロックEでは、切り換えスイッチS
W6からのマルチプレックスクロック(MPX CL
K。即ち、信号A及び信号Bについてのマルチプレック
スクロック)がシェイプ回路(SHAPE)で波形整形
された後、この信号がDフリップフロップ(D)でラッ
チされる。更に、切り換えスイッチSW5から入力され
た信号A及び信号Bについての各A/D変換クロックと
の位相が比較され、A/D変換器(A/D)における時
分割多重信号のA/D変換クロックが作成されてA/D
変換器に出力される(なお、回路ブロックEの各部にお
ける信号g〜lの状態については、図3において詳述す
る)。
【0030】また、切り換えスイッチSW5から入力さ
れたMAIN信号A及び信号BについてのA/D変換ク
ロックの反転信号、並びに切り換えスイッチSW7から
入力された信号C及び信号DについてのA/D変換クロ
ックの反転信号については、夫々、ラッチ回路A、B並
びにラッチ回路C、Dの動作クロックであるラッチクロ
ック(LATCH CLK A.B及びC.D)とし
て、各ラッチ回路に出力される。
【0031】回路ブロックBでは、作成されたMAIN
信号A及びB、並びにSUB信号C及びDについての各
A/D変換クロックを、水平アドレスカウンタ(H C
OUNTER)がカウントして、メモリA及びメモリ
B、並びにメモリC及びメモリDにおける各信号A〜D
の水平方向の書込みアドレス(MEMORY WRIT
E ADDRESS)が決定される。また、水平同期信
号(HD)を1/2分周したクロックを、垂直アドレス
カウンタ(V COUNTER)がカウントして、垂直
方向の書込みアドレス(MEMORY WRITE A
DDRESS)が決定される。そして、このようにして
決定したMAIN及びSUBの主(master)側の
信号A及び信号Cについての書込みアドレスに従い、メ
モリA及びメモリCに各映像データの書込みが行われ
る。また、MAIN及びSUBの従(slave)側の
信号B及び信号Dについて決定した書込みアドレスは、
回路ブロックFに入力される。
【0032】回路ブロックFには、先述したように、M
AIN及びSUBの従(slave)側の信号B及び信
号Dについて決定した、メモリB及びメモリDについて
の書込みアドレスデータが入力される。そして、信号B
についての書込みアドレスデータは、回路ブロックC
(後述する)で作成された制御信号LINE SW1に
よってラッチされて比較され、該制御信号LINE S
W1との論理積をとることによって、その書込みのタイ
ミング信号(WRITE ENABLE)が作成され
る。また、信号Dについての書込みアドレスデータは、
信号Dについての回路ブロックAで作成されたA/D変
換クロックによってラッチされて比較され、その書込み
のタイミング信号(WRITE ENABLE)が作成
される。このようにして、そして、決定した書込みアド
レスに、夫々の書込みタイミングに従って、メモリA〜
Dに各映像データの書込みが行われる。なお、信号B及
び信号Dのメモリへの書込みについつては、図2の説明
において、詳述する。
【0033】回路ブロックCは、MAINの信号Aと信
号Cについてのみ設けられている。そして、回路ブロッ
クCでは、MAIN及びSUBの主(master)側
の信号Aと信号Cについて、それらの水平同期信号(H
D)をシェイプ回路(SHAPE)で波形整形して得た
信号WHD(WIDE HD。図2を参照のこと)と、
その1/2分周した信号の論理積(AND)をとること
によって、切り換えスイッチSW1及びSW2を切り換
えるための制御信号(LINE SW1及びLINE
SW2)が作成される。そして、この作成された制御信
号LINE SW1に従って、切り換えスイッチSW1
と、切り換えスイッチSW5と、切り換えスイッチSW
6と、切り換えスイッチSW3の各スイッチが切り換え
られる。また、作成された制御信号LINE SW2に
従って、切り換えスイッチSW2と、切り換えスイッチ
SW4とが切り換えられる。なお、先述したMAINの
信号Aについて作成したマルチプレクッスクロックは、
制御信号LINE SW1に対応して動作するようにな
っている。
【0034】一方、各メモリA〜Dに書き込まれた映像
データA〜Dを読み出す場合には、メモリコントローラ
(MEMORY CONTROLLER)によって、読
み出しが制御される。即ち、同期信号発生回路(SYN
C GENERATER)で作成された新たな水平同期
信号(HD)と垂直同期信号(VD)、並びに、該水平
同期信号(HD)を元に作成したメインクロックに従
い、水平アドレスカウンタ(H COUNTER)がモ
ニタ画面における水平方向の読み出しアドレスを、ま
た、垂直アドレスカウンタ(V COUNTER)が垂
直方向の読み出しアドレスをカウントするように制御さ
れる。そして、各カウント値が比較されて読み出し該当
エリアが検出される。そこで、検出された読み出し該当
エリアのアドレスに従い、読み出しタイミング(REA
D ENABLE)の制御が行われ、各映像データにつ
いての読み出しが行われる。また、この際、メモリコン
トローラにより、入力された映像信号の縮小合成を行う
ために、各メモリA〜Dに書き込まれた映像データの読
み出し速度がコントロールされる。
【0035】図2は、図1に示す入力カメラ信号A、B
及びそれらの合成信号、並びに、入力カメラ信号C、D
及びそれらの合成信号の夫々の波形と、かかる合成信号
を作成するための制御信号の波形を示す波形図である。
図中、上半分には、メイン側(MAIN SIDE)の
入力カメラ信号A及びBと、その他の関係信号の波形
が、下半分には、サブ側SUB SIDE)の入力カメ
ラ信号C及びDと、その他の関係信号の波形が夫々示さ
れている。
【0036】(a)は、MAINの主(master)
信号A(CAMERA IN A)の入力波形を、
(b)は、信号Aから映像部のみを取り出すための信号
「WIDE HD A」の波形を、(c)は、MAIN
の従(slave)信号B(CAMERA IN B)
の入力波形を、(d)は、信号Bから映像部のみを取り
出すための信号「WIDE HD B」の波形を、
(e)は、切り換えスイッチSW1の切り換え制御を行
うために、図1に示す信号Aについての回路ブロックC
で作成される制御信号LINE SW1の波形を、
(f)は、制御信号LINESW1に従って切り換えら
れるスイッチSW1から出力される合成カメラ信号A.
B(MIXED A.B)の波形を夫々示している。
【0037】図で示すように、(b)の「WIDE H
D A」及び(d)の「WIDEHD B」の信号は共
に、夫々の水平同期を波形整形して、該当する信号A及
び信号Bの映像部と同期信号部分とを区別できるように
なっている。また、制御信号「LINE SW1」は、
(b)の「WIDE HD A」の信号を元に作成さ
れ、信号Aの2水平期間の内で1水平期間分の映像部の
みを取り出せる信号となっている。即ち、この場合の1
水平期間分の映像部のみを取り出すDUTYは、50%
以下となっている。従って、(f)の「MIXED
A.B」の波形としては、(e)の制御信号「LINE
SW1」の信号がオンされている間は信号Aの映像部
(図中、nfh LINE OF A SIGNALとして
示す。即ち、信号Aについてのn回目の水平走査ライン
に該当する映像信号のことである)のみの波形となり、
オフされている場合には、信号B(図中、mth line、(m
+1)th lineとして示す。即ち、信号Bについてのm回目
の水平走査ラインに該当する映像信号と、これに続く水
平同期信号と、(m+1)回目の水平走査ラインに該当
する映像信号の連続した信号となる)の波形となる。
【0038】このように、制御信号「LINE SW
1」は、slave信号Bの期間がその1水平期間以上
となる期間、オフ状態となっているので、結局、合成カ
メラ信号A.Bでのslave信号Bとしては、その2
水平期間に跨がった中途半端なカメラ信号となる。そこ
で、かかるslave信号Bについては、上記「WID
E HD A」及び「WIDE HD B」から得られ
る位置情報を元に、図1における回路ブロックBの水平
アドレスカウンタ(H COUNTER)をカウントし
てメモリB上に書き込む際に、図中(g)に示す、信号
Bの1水平期間の信号REPRODUCE SIGNA
L mth line、即ち、信号Bが正規の映像信号となるよ
うに、書込みが制御される。この結果、信号Aと合成さ
れることによって一旦2水平期間に跨がる半端なカメラ
信号となったslave信号Bは、メモリB上にて、正
規のカメラ信号、即ち、(m+1)th lineにmth lineが続い
た信号として書き込まれる。
【0039】なお、(g)が示す波形の中で、「OVE
RLAP PART」として示す信号部分は、書き込み
の際に、合成信号A.BのBについてのカウントアドレ
スに、新たに書き込まれる信号Bが重なって書き込まれ
る部分を示している。(h)は、SUBの主(mast
er)信号C(CAMERA IN C)の入力波形
を、(i)は、信号Cから映像部のみを取り出すために
作成した信号「WIDE HD C」の波形を、(j)
は、SUBの従(slave)信号D(CAMERA
IN D)の入力波形を、(k)は、信号Dから映像部
のみを取り出すための信号「WIDE HD D」の波
形を、(l)は、切り換えスイッチSW2の切り換え制
御を行うために、作成される制御信号LINE SW2
の波形を、(m)は、制御信号LINE SW2に従っ
て切り換えられる切り換えスイッチSW2から出力され
る合成カメラ信号C.D(MIXED C.D)の波形
を夫々示している。
【0040】上述したMAIN側の信号と同様に、合成
カメラ信号C.Dでのslave信号Dとしては、その
2水平期間に跨がった半端なカメラ信号となる。そこ
で、同様にして、メモリD上に書き込む際に、図中
(n)に示す、信号Dの1水平期間の信号REPROD
UCE SIGNAL mth line、即ち、信号Dが新た
な映像信号となるように、書込みが制御される。その結
果、信号Cと合成されることによって一旦2水平期間に
跨がる中途半端なカメラ信号となったslave信号D
は、正式なカメラ信号としてメモリD上に書き込まれ
る。
【0041】(o)は、上記(f)及び(m)に示す合
成カメラ信号(MIXED A.B及びMIXED
C.D)が、図1に示すマルチプレクサ(MPX)によ
って時分割多重処理され、時分割多重信号(MULTI
PLEXED A,B,C,D)となった状態を示して
いる。図中、「×」はマルチプレクサによる切り換えポ
イントを示している。そして、図から明らかなように、
「×〜×」間には、MAIN側の信号A及び信号Bの何
れかの信号と、SUB側の信号C及び信号Dの何れかの
信号との組み合わせからなる2つの信号が時分割多重信
号となって伝送されるようになっている。
【0042】図3は、図1に示す分割動画モニタ装置で
使用される各制御クロックの動作タイミングを示すタイ
ミングチャートである。図中、左右のチャートを分断す
る縦線は、制御信号「LINE SW1」による切り換
えスイッチSW1のスイッチングポイントを示してい
る。(a)は、MAINの入力カメラ信号A及びBにつ
いて、図1に示す夫々の回路ブロックGで作成したメイ
ンクロック(MAINCLK A/B)の波形を、
(b)は、(a)に示すメインクロックを、図1に示す
夫々の回路ブロックAで分周して作成した2信号A及び
Dと、2信号B及びCを切り換えるためのマルチプレッ
クス信号(MPX A/D,B/C)の波形を示してい
る。即ち、パルスが立っている期間については、信号A
(或いは信号B)が伝送され、パルスが立っていない期
間については、信号D(或いは信号C)が伝送されるよ
うになっている。(c)は、同じく、(a)に示すメイ
ンクロックを、図1に示す夫々の回路ブロックAで分周
して作成した信号A及び信号Bに対するA/D変換用の
クロック(A/D CLK for A/B)の波形を
示している。即ち、パルスが立っている期間に、信号A
(或いは信号B)のA/D変換が一応行われるものとし
ている。また、(d)は、(b)に示すマルチプレック
ス信号に従って、時分割多重処理されることにより作成
されたアナログ信号(MPXED ANALOG SI
GNAL A/D,B/C)の状態を示している。
【0043】次に、(e)は、SUBの入力カメラ信号
C及びDについて、同じく図1に示す夫々の回路ブロッ
クGで作成したのメインクロック(MAIN CLK
D/C)の波形であり、(f)は、(e)に示すメイン
クロックを、同じく図1に示す回路ブロックAで分周し
て作成した信号D及び信号Cに対するA/D変換用のク
ロック(A/D CLK for D/C)の波形を示
している。次に、(g)〜(l)は、図1に示す回路ブ
ロックEの各部における信号の状態を示している。
(g)は、(b)に示すマルチプレックス信号(MPX
A/D,B/C)を、パルスが立っている期間(Re
produced area)が(b)で示すものより
長くなるように波形整形したマルチプレックス信号(S
HAPED MPX)を示している。
【0044】また、(h)は、(g)に示すマルチプレ
ックス信号を、(f)に示すA/D変換用のクロックに
従って、図1に示す回路ブロックEにおけるD−フリッ
プフロップでラッチした信号状態を示しており、(f)
に示す信号D及び信号Cに対するA/D変換用のクロッ
クが、信号A及び信号Bのデータ期間に入ったか否かを
検知するようになっている。即ち、ここでのパルスが
「H」である時には、そのデータサンプリング期間に入
っており、「L」である時には、そのデータサンプリン
グ期間外であることを検知するようになっている。
(i)は、(g)に示すマルチプレックス信号を反転し
て作成した、信号D及び信号Cに対する擬似A/D変換
用のクロック(Reproduced A/D CLK
for D/C)の波形を示している。そして、
(j)は、(h)と(i)の論理積(AND)をとった
信号の状態を示しており、信号A及び信号Bのデータサ
ンプリング期間に入った時にのみパルスが立つ、信号C
及び信号Dについての擬似A/Dクロックを示してい
る。
【0045】一方、信号A及び信号Bのデータサンプリ
ング期間外に対する、信号C及び信号DについてのA/
D変換クロックは、(l)に示す信号状態となるが、こ
の状態は、(h)に示すラッチ状態の信号を反転して作
成した信号状態(k)と、(f)に示す信号状態の論理
積(AND)をとることよって得られる。ここでは、
(k)に示す信号状態が、信号A及び信号Bのデータサ
ンプリング期間外にのみ「H」となるようになっている
ので、その場合には(f)に示す信号D及び信号Cに対
するA/D変換用のクロックを出力するものとしてい
る。そして、(j)及び(l)が示す2つの信号と、
(c)に示す信号A及び信号BについてのA/D変換用
クロックとの論理和(OR)をとることによって、
(m)に示す、マルチプレクサから送信される時分割多
重信号の総A/D変換クロックが作成されるようになっ
ている。
【0046】なお、(m)が示す信号状態において、破
線で示すパルスの移動範囲は、信号A及び信号Bのデー
タ期間外に対する、信号C及び信号DについてのA/D
変換用クロックのパルス移動可能範囲を示している。こ
のようにして、作成された合成カメラ信号A.Bと合成
カメラ信号C.Dは、時分割多重信号となった後も、確
実にA/D変換ができるようになる。その結果として、
(n)が示すように、デジタル化された時分割多重信号
データ(Digitized DATA)が得られる。
【0047】また、図1に示すラッチ回路A.B及びラ
ッチ回路C.Dで使用するデジタル化された時分割多重
信号データをラッチするために必要なラッチクロック
は、次のようにして作成される。信号A及び信号Bにつ
いてのラッチクロック(LATCH CLK A/B)
については、(o)に示すように、(c)に示す信号A
及び信号BについてのA/D変換用クロックを反転して
作成され、また、信号C及び信号Dについてのラッチク
ロック(LATCH CLK C/D)については、
(p)に示すように、(f)に示す信号C及び信号Dに
ついてのA/D変換用クロックを反転して作成される。
【0048】なお、(p)が示す信号状態において、破
線で示すパルスの移動範囲は、信号C及び信号Dについ
てのA/D変換用クロックのパルス移動可能範囲を示し
ている。このようにして、作成された合成カメラ信号
A.Bと合成カメラ信号C.Dは、時分割多重信号とな
り、A/D変換されてデジタル化された状態にて、確実
にラッチすることができるようになり、続く、メモリA
〜Dへの書込みが確実に行えるようになる。
【0049】
【発明の効果】本請求項1にかかる発明によれば、異な
ったテレビカメラで撮影した複数の映像信号が時分割多
重されてA/D変換された後、各映像信号に分配され、
更に、縮小合成されて1画面に表示されるため、従来の
ように、入力される映像信号毎にA/D変換器を設ける
必要がなくなり、装置コストが大幅に削減される。
【0050】また、本請求項2及び請求項3にかかる発
明によれば、入力された複数の映像信号が2つの映像信
号毎に合成され、1つの時分割多重映像信号に変換され
てデジタル化された後、分離されてメモリ上に個々の映
像データとして展開される。そして、展開された個々の
映像データがメモリから読み出されて再合成された後、
アナログ化され、新たな同期信号が付加されてビデオ出
力される。
【0051】従って、入力される映像信号毎にA/D変
換器を設ける必要がなくなり、装置コストが大幅に削減
されると共に、入力される複数の映像信号は、確実に同
一画面上にリアルタイムに表示される。このため、性能
をいささかなりとも低下させることなく、安価な分割動
画モニタ装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる分割動画モニタ装置の回路構成
例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す入力カメラ信号A、B及びそれらの
合成信号、並びに、入力カメラ信号C、D及びそれらの
合成信号の夫々の波形と、かかる合成信号を作成するた
めの制御信号の波形を示す波形図である。
【図3】図1に示す分割動画モニタ装置で使用される各
制御クロックの動作タイミングを示すタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
SW 切り換えスイッチ MPX マルチプレクサ A/D A/D変換回路 LATCH ラッチ回路 MEMORY メモリ SELECTER セレクタ MEMORY CONTROLLER メモリコントロ
ーラ SYNC.SEPA 同期分離回路 H COUNTER 水平カウンタ V COUNTER 垂直カウンタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なったテレビカメラで撮影した複数の
    映像信号を時分割多重するマルチプレクサと、 時分割多重された映像信号をA/D変換するA/D変換
    器と、 A/D変換された映像信号を各テレビカメラに対応した
    映像信号に分配するデマルチプレクサと、 デマルチプレクサの出力映像信号を1表示画面に縮小合
    成する縮小合成回路とを備えてなる分割動画モニタ装
    置。
  2. 【請求項2】 入力される複数の映像信号を縮小合成し
    て同一画面上に分割表示する分割動画モニタ装置であっ
    て、 前記複数の映像信号を、第1及び第2の2つの映像信号
    から構成される2つの組に分け、夫々の組の第1の映像
    信号についての2水平期間に対し、その1水平期間分の
    映像部のみを取り出した後、該2水平期間が終了する迄
    第2の映像信号を取り出して、入力される2つの映像信
    号を1つの映像信号に合成する第1の映像信号合成手段
    と、 各組毎に合成された前記映像信号を時分割多重して、1
    つの時分割多重映像信号とするマルチプレクサと、 前記時分割多重映像信号をデジタル化して、時分割多重
    デジタル映像信号とするデジタル化手段と、 前記時分割多重デジタル映像信号を各組毎にラッチする
    ラッチ手段と、 ラッチされた各組毎の前記時分割多重デジタル映像信号
    を、夫々の組についての第1及び第2のデジタル映像信
    号に分離する分離手段と、 各組における分離された第1及び第2のデジタル映像信
    号を夫々記憶するメモリとを備える一方、 各組における前記第1及び第2の映像信号についての夫
    々の水平期間及び垂直期間をカウントするカウント手段
    と、 分離された前記第1のデジタル映像信号については、前
    記カウント手段によってカウントされたカウント値に従
    って、また、分離された第2のデジタル映像信号につい
    ては、前記カウント手段によってカウントされたカウン
    ト値を元に、正規の映像部が再現されるように、前記メ
    モリへの書込みを制御する書込み制御手段と、 前記メモリに記憶された各デジタル映像信号を読み出し
    て1つのデジタル映像信号に合成する第2の映像信号合
    成手段と、 合成された前記デジタル映像信号をアナログ化して、合
    成アナログ映像信号とするアナログ化手段と、 前記合成アナログ映像信号に新たな映像同期信号を付加
    してビデオ出力するビデオ出力手段とを備えたことを特
    徴とする分割動画モニタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の分割動画モニタ装置であっ
    て、更に、 入力される複数の各映像信号を同期分離する同期分離手
    段と、 分離した各水平同期を分周して、各組の第1の映像信号
    の1水平期間の映像部のみを取り出す信号を、前記第1
    の映像信号合成手段の動作信号として作成する映像部取
    り出し信号作成手段と、 分離した各水平同期の整数倍のメインクロックを作成
    し、該メインクロックを分周して各映像信号毎のA/D
    変換クロックを作成するA/D変換クロック作成手段
    と、 所定の組の第1及び第2の2つの映像信号について作成
    した前記各A/D変換クロック期間に相当し、且つ、該
    2つの映像信号についての各時分割サンプリング期間
    が、他の組の第1及び第2の2つの映像信号についての
    各時分割サンプリング期間よりも短くなるように波形整
    形したマルチプレクッス信号を前記マルチプレクサの動
    作信号として作成するマルチプレクッス信号作成手段
    と、 他の組の第1及び第2の2つの映像信号についての各時
    分割サンプリング期間中に、それらの映像信号について
    の各A/D変換クロックがかかってくる場合には、該各
    A/D変換クロックと、前記所定の組の第1及び第2の
    2つの映像信号についての各A/D変換クロックとの論
    理和をとったものを、 また、所定の組の第1及び第2の2つの映像信号につい
    ての各時分割サンプリング期間中に、他の組の第1及び
    第2の2つの映像信号についての各A/D変換クロック
    がかかってくる場合には、他の組の第1及び第2の2つ
    の映像信号についての各時分割サンプリング期間中にか
    かってくる各擬似A/D変換クロックを作成して、作成
    した各擬似A/D変換クロックと、前記所定の組の第1
    及び第2の2つの映像信号についての各A/D変換クロ
    ックとの論理和をとったものを、前記デジタル化手段の
    動作クロックとして作成する時分割多重映像信号A/D
    変換クロック作成手段と、 前記A/D変換クロック作成手段によって、各映像信号
    毎に作成したA/D変換クロックを反転したものを、前
    記ラッチ手段の動作クロックとするラッチ信号作成手段
    とを備えたことを特徴とする分割動画モニタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100345327B1 (ko) * 1995-12-19 2002-12-16 삼성탈레스 주식회사 주사 변환 회로

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