JPH06292038A - 旅客移動体内映像分配装置 - Google Patents

旅客移動体内映像分配装置

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JPH06292038A
JPH06292038A JP4116317A JP11631792A JPH06292038A JP H06292038 A JPH06292038 A JP H06292038A JP 4116317 A JP4116317 A JP 4116317A JP 11631792 A JP11631792 A JP 11631792A JP H06292038 A JPH06292038 A JP H06292038A
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JP
Japan
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optical
signal
passenger
section
distribution device
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Application number
JP4116317A
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English (en)
Inventor
Kuniaki Uchiumi
邦昭 内海
Kazuki Maeda
和貴 前田
Hiroaki Nakada
裕章 中田
Susumu Morikura
晋 森倉
Hiroaki Yamamoto
浩明 山本
Masaru Fuse
優 布施
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • H—ELECTRICITY
    • H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00—Television systems
    • H04N7/16—Analogue secrecy systems; Analogue subscription systems
    • H—ELECTRICITY
    • H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00—Television systems
    • H04N7/22—Adaptations for optical transmission

Abstract

(57)【要約】 【目的】 航空機や列車のような細長い構造の旅客移動
体内で効率的に多チャンネルの映像信号を各客席へ分配
できる旅客移動体内映像分配装置を提供する。 【構成】 ヘッドエンド部１は、映像信号に関連しかつ
周波数多重された電気信号を出力する。光アンプ部３
は、Ｅ／Ｏ部２により変換された光信号を光増幅する。
１本の光ファイバ伝送路は、光アンプ部３からの光信号
を伝送し、かつその光信号の光パワーの一部を途中で分
岐するための非等分配の複数の光タップ４1〜４n が縦
列して接続されていると共に、最終点で光パワーを分岐
するための等分配の光分岐器６が接続されている。複数
のＯ／Ｅ部５1 〜５n ，５o1〜５omは、光ファイバ伝送
路から分岐された光信号を受光して電気信号に変換す
る。客席映像受信端末７1 〜７p は、各Ｏ／Ｅ部５1 〜
５n ，５o1〜５omにそれぞれ複数個が電気的に接続され
て、Ｏ／Ｅ部５1 〜５n ，５o1〜５omからの電気信号を
受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、旅客移動体内において
多チャンネルの映像信号を各客席へ分配するための旅客
移動体内映像分配装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の旅客移動体内映像分配装置とし
て、例えばＣＡＴＶと同様の同軸ケーブルを用いた装置
がある。この場合、信号の分配は必要なところで同軸ケ
ーブルからタップ方式で信号を取り出すことによって行
なう。一方、光信号を光ファイバを用いて分配する網構
成は、等分配の光分岐器を用いた、図７の（Ａ）に示す
ようなスター形式、もしくは図７の（Ｂ）に示すような
多段スター形式のトポロジーが一般的である。これは、
等分配の光分岐器は過剰損失が最も小さいことから、網
全体としての損失を最も小さくでき、したがって全分配
数を最も多くできるからである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな同軸ケーブルを用いたタップ方式による従来の旅客
移動体内映像分配装置においては、旅客移動体内の劣悪
な電磁環境からの電磁干渉を受けやすいだけでなく、他
の機器への電磁干渉を発生させやすく、また接地電位の
差および変動による影響を避けがたいという課題を有し
ていた。
【０００４】このような電磁的な課題を避けるために、
伝送路として光ファイバを用いることが有効であるが、
上記従来のようなスター形式もしくは多段スター形式の
網構成では、航空機や列車のような細長い構造の旅客移
動体内では縦方向へ布設する光ファイバの芯線数が多く
なり、特にヘッドエンド部の近くで多くなる。一般的に
航空機や列車のような細長い構造の旅客移動体内におい
ては、伝送用には細い管路しかないので、多くの芯線数
の光ファイバを布設しなければならないということは大
きな課題である。また、メインテナンスのために伝送路
途中で外せるようにコネクタ接続が必要であるが、コネ
クタの数が非常に多くなり、外した後、繋ぎ直す場合に
ファイバの識別が難しいという課題もあった。
【０００５】本発明はかかる事情に鑑みて成されたもの
であり、航空機や列車のような細長い構造の旅客移動体
内で効率的に多チャンネルの映像信号を各客席へ分配で
きる旅客移動体内映像分配装置を提供することを目的と
する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、映像
信号に関連しかつ周波数多重された電気信号を出力する
ヘッドエンド部と、このヘッドエンド部からの電気信号
を光信号に変換する電気光変換部と、この電気光変換部
からの光信号を光増幅する光アンプ部と、この光アンプ
部からの光信号を伝送し、かつその光信号の光パワーの
一部を途中で分岐するための非等分配の複数の光分岐器
が縦列して接続されていると共に、最終点で光パワーを
分岐するための等分配あるいは非等分配の光分岐器が接
続されている１本の光ファイバ伝送路と、この光ファイ
バ伝送路の最終点もしくは途中で分岐された光信号を受
光して電気信号に変換する複数の光電気変換部と、この
各光電気変換部にそれぞれ複数個が電気的に接続され
て、光電気変換部からの電気信号を受信する客席映像受
信端末とを備えたことを特徴としている。
【０００７】請求項４の発明は、映像信号に関連しかつ
周波数多重された電気信号を出力するヘッドエンド部
と、このヘッドエンド部からの電気信号を光信号に変換
する電気光変換部と、この電気光変換部からの光信号を
伝送し、かつその光信号の光パワーの一部を途中で分岐
するための非等分配の複数の光分岐器が縦列して接続さ
れていると共に、最終点で光パワーを分岐するための等
分配あるいは非等分配の光分岐器が接続されている１本
の光ファイバ伝送路と、この光ファイバ伝送路の途中に
介装されて、伝送中に減衰した前記光信号を光増幅する
光アンプ部と、前記光ファイバ伝送路の最終点もしくは
途中で分岐された光信号を受光して電気信号に変換する
複数の光電気変換部と、この各光電気変換部にそれぞれ
複数個が電気的に接続されて、光電気変換部からの電気
信号を受信する複数の客席映像受信端末とを備えたこと
を特徴としている。
【０００８】請求項７の発明は、映像信号に関連しかつ
周波数多重された電気信号を出力するヘッドエンド部
と、このヘッドエンド部からの電気信号を光信号に変換
する電気光変換部と、この電気光変換部からの光信号を
光増幅する第１の光アンプ部と、この第１の光アンプ部
からの光信号を伝送し、かつその光信号の光パワーの一
部を途中で分岐するための非等分配の複数の光分岐器が
縦列して接続されていると共に、最終点で光パワーを分
岐するための等分配あるいは非等分配の光分岐器が接続
されている１本の光ファイバ伝送路と、この光ファイバ
伝送路の途中に介装されて、伝送中に減衰した前記光信
号を光増幅する第２の光アンプ部と、前記光ファイバ伝
送路の最終点もしくは途中で分岐された光信号を受光し
て電気信号に変換する複数の光電気変換部と、この各光
電気変換部にそれぞれ複数個が電気的に接続されて、光
電気変換部からの電気信号を受信する複数の客席映像受
信端末とを備えたことを特徴としている。
【０００９】
【作用】請求項１の発明において、ヘッドエンド部は、
映像信号に関連しかつ周波数多重された電気信号を出力
する。電気光変換部は、ヘッドエンド部からの電気信号
を光信号に変換する。光アンプ部は、電気光変換部から
の光信号を光増幅する。１本の光ファイバ伝送路は、光
アンプ部からの光信号を伝送し、かつその光信号の光パ
ワーの一部を途中で分岐するための非等分配の複数の光
分岐器が縦列して接続されていると共に、最終点で光パ
ワーを分岐するための等分配あるいは非等分配の光分岐
器が接続されている。複数の光電気変換部は、光ファイ
バ伝送路の最終点もしくは途中で分岐された光信号を受
光して電気信号に変換する。客席映像受信端末は、各光
電気変換部にそれぞれ複数個が電気的に接続されて、光
電気変換部からの電気信号を受信する。
【００１０】請求項４の発明において、ヘッドエンド部
は、映像信号に関連しかつ周波数多重された電気信号を
出力する。電気光変換部は、ヘッドエンド部からの電気
信号を光信号に変換する。１本の光ファイバ伝送路は、
電気光変換部からの光信号を伝送し、かつその光信号の
光パワーの一部を途中で分岐するための非等分配の複数
の光分岐器が縦列して接続されていると共に、最終点で
光パワーを分岐するための等分配あるいは非等分配の光
分岐器が接続されている。光アンプ部は、光ファイバ伝
送路の途中に介装されて、伝送中に減衰した光信号を光
増幅する。複数の光電気変換部は、光ファイバ伝送路の
最終点もしくは途中で分岐された光信号を受光して電気
信号に変換する。複数の客席映像受信端末は、各光電気
変換部にそれぞれ複数個が電気的に接続されて、光電気
変換部からの電気信号を受信する。
【００１１】請求項７の発明において、ヘッドエンド部
は、映像信号に関連しかつ周波数多重された電気信号を
出力する。電気光変換部は、ヘッドエンド部からの電気
信号を光信号に変換する。第１の光アンプ部は、電気光
変換部からの光信号を光増幅する。１本の光ファイバ伝
送路は、第１の光アンプ部からの光信号を伝送し、かつ
その光信号の光パワーの一部を途中で分岐するための非
等分配の複数の光分岐器が縦列して接続されていると共
に、最終点で光パワーを分岐するための等分配あるいは
非等分配の光分岐器が接続されている。第２の光アンプ
部は、光ファイバ伝送路の途中に介装されて、伝送中に
減衰した光信号を光増幅する。複数の光電気変換部は、
光ファイバ伝送路の最終点もしくは途中で分岐された光
信号を受光して電気信号に変換する。複数の客席映像受
信端末は、各光電気変換部にそれぞれ複数個が電気的に
接続されて、光電気変換部からの電気信号を受信する。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。 （実施例１）図１は本発明の実施例１における旅客移動
体内映像分配装置の構成図で、この旅客移動体内映像分
配装置は、ヘッドエンド部１と、電気光変換部（以下
「Ｅ／Ｏ部」と記す）２と、光アンプ部３と、光分岐器
としての光タップ４1 〜４n と、光電気変換部（以下
「Ｏ／Ｅ部」と記す）５1 〜５n ，５o1〜５omと、光分
岐器６と、客席映像受信端末７1 〜７p とを備えてい
る。なお図示を省略しているが、Ｏ／Ｅ部５1 以外の各
Ｏ／Ｅ部５2 〜５n ，５o1〜５omにも客席映像受信端末
７1 〜７p がそれぞれ接続されている。ヘッドエンド部
１は、映像信号に関連しかつ周波数多重された電気信号
を出力する。Ｅ／Ｏ部２は、ヘッドエンド部１から出力
された電気信号を光信号に変換する。光アンプ部３は、
Ｅ／Ｏ部２から出力された光信号を光増幅する。光タッ
プ４1 〜４n は、非等分配に光を分岐する。Ｏ／Ｅ部５
1 〜５n ，５o1〜５omは、光タップ４1 〜４n もしくは
光分岐器６からの光信号を受信し、電気信号に変換す
る。光分岐器６は、等分配に光を分岐する。客席映像受
信端末７1 〜７p は、Ｏ／Ｅ部５1 〜５n ，５o1〜５om
からの電気信号を受信する。光アンプ部３と光タップ４
1 〜４n と光分岐器６とＯ／Ｅ部５1 〜５n ，５o1〜５
omとの間は光ファイバで結ばれており、これが光ファイ
バ伝送路を構成している。
【００１３】次に動作を説明する。ヘッドエンド部１か
らの電気信号は、Ｅ／Ｏ部２により光信号に変換され、
光アンプ部３により光増幅されて、光ファイバ伝送路に
出力される。光タップ４1 〜４n により分岐された光信
号は、それぞれＯ／Ｅ部５1〜５n により受信され、電
気信号つまりヘッドエンド部１からの出力信号と等価な
信号に変換される。一方、光タップ４n からの出力光信
号のうち大きい方の出力光信号は、光分岐器６により等
分配され、それぞれＯ／Ｅ部５o1〜５omにより受信さ
れ、電気信号に変換される。そして各Ｏ／Ｅ部５1 〜５
n ，５o1〜５omに接続された客席映像受信端末７1 〜７
p は、Ｏ／Ｅ部５1 〜５n ，５o1〜５omからの電気信号
を受信し、映像を再生する。
【００１４】なお、光タップ４1 〜４n の数および光分
岐器６の分岐数は、送受信間レベル差に依存して決定さ
れる。また、各Ｏ／Ｅ部５1 〜５n ，５o1〜５omに接続
される客席映像受信端末７1〜７p の台数は、実際の座
席配置や電磁環境によって左右され、個別に決定され
る。
【００１５】また、ヘッドエンド部１から出力される、
映像信号に関連しかつ周波数多重された電気信号は、例
えば多チャンネルＦＭ映像信号を周波数多重した１つの
ＦＭ−ＦＤＭ信号であってもよいし、各ディジタル映像
信号をＱＡＭ方式で変調した多チャンネルの信号を周波
数多重した１つのＱＡＭ−ＦＤＭ信号であってもよい。
また、Ｏ／Ｅ部５1 〜５n ，５o1〜５omによりチャンネ
ルの同調および復調を行い、Ｏ／Ｅ部５1 〜５n ，５o1
〜５omから各客席映像受信端末７1 〜７p へ所望の映像
信号をベースバンド信号形式で伝送する構成としてもよ
いし、Ｏ／Ｅ部５1 〜５n ，５o1〜５omによりチャンネ
ルの同調およびＱＡＭ復調を行い、Ｏ／Ｅ部５1 〜
５n ，５o1〜５omから各客席映像受信端末７1 〜７p へ
所望の映像信号をディジタル信号形式で伝送する構成と
してもよいし、Ｏ／Ｅ部５1 〜５n ，５o1〜５omにより
チャンネルの同調とＱＡＭ復調とディジタル映像信号の
復号とを行い、Ｏ／Ｅ部５1 〜５n ，５o1〜５omから各
客席映像受信端末７1 〜７p へ所望の映像信号をベース
バンド信号形式で伝送する構成としてもよい。すなわ
ち、ＦＤＭ形式の電気信号からベースバンド映像信号を
再生する信号処理機能は大きく同調、復調に分けられ
る。変調方式がＱＡＭの場合はこれに復号の処理機能が
加わる。これら３つの処理機能をＯ／Ｅ部５1 〜５n ，
５o1〜５omと客席映像受信端末７1 〜７p とで分担する
ことになるが、この分担の方法によってＯ／Ｅ部５1 〜
５n ，５o1〜５omと客席映像受信端末７1 〜７p との間
の信号形式が決定される。処理機能の分担の方法は、各
部に使用するモジュールに市販品を流用するか、新たに
機能を統合するかによっても変わるし、コスト、サイ
ズ、適した接続形態によっても影響を受ける。
【００１６】また上記実施例１においては、Ｏ／Ｅ部５
1 〜５n ，５o1〜５omと客席映像受信端末７1 〜７p と
の接続形態をバス形式としたが、他の形式、例えばスタ
ー形式でもよい。特にこの部分における信号形式がベー
スバンド形式であればスター形式が適している。図２は
光ファイバ伝送路の光分岐の具体例の説明図で、光タッ
プ４1 〜４16は２０ｄＢタップ、光タップ４17〜４24は
１０ｄＢタップ、光分岐器６は４分岐器である。いま、
２０ｄＢタップである光タップ４1 〜４16の損失は過剰
損失込みで２２ｄＢと０．５ｄＢ、１０ｄＢタップであ
る光タップ４17〜４24の損失は過剰損失込みで１１．５
ｄＢと１ｄＢ、４分岐器である光分岐器６の１出力当り
の損失は過剰損失込みで７ｄＢとする。送受間レベル差
を３６ｄＢ、各光タップ４ 1 〜４24間、光タップ４24と
光分岐器６との間、光タップ４1 と光アンプ部３との間
にはそれぞれ１箇所の光コネクタがあり、その損失を１
箇所当り０．２ｄＢとすると、図２のように分岐数が決
定される。つまり、この例では２８分岐が可能である。
２８台のＯ／Ｅ部５1 〜５28にそれぞれ４台の客席映像
受信端末７1〜７4 が接続可能であるとすると、全体と
して１１２台の客席映像受信端末を接続できる。
【００１７】コストや保守の点で、使用する部品の品種
はできるだけ少ない方がよいので、この例では３品種だ
けを用いて構成した。当然のことながら、各部の光信号
レベルに応じてもっと多くの品種の光タップ４1 〜４n
や光分岐器６を用いれば、分岐数を増やすことができ、
したがって、客席映像受信端末７1 〜７p を増やすこと
はできる。
【００１８】代表的な点におけるマージンを示すと、Ｏ
／Ｅ部５1 の入力端で１３．８ｄＢ、Ｏ／Ｅ部５9 の入
力端で６．６ｄＢ、Ｏ／Ｅ部５16の入力端で０．３ｄ
Ｂ、Ｏ／Ｅ部５17の入力端で９．９ｄＢ、Ｏ／Ｅ部５24
の入力端で０．１ｄＢ、Ｏ／Ｅ部５25〜５28の入力端で
３．２ｄＢである。このように、場所によりマージンが
かなり異なっているので、光タップ４1 〜４24で分岐し
た後、さらに光信号を分岐すればさらに全分岐数を増や
すことが可能である。この場合の例を次に示す。
【００１９】図３は光ファイバ伝送路の光分岐の別の具
体例の説明図で、図２の例と比較して、４分岐器からな
る光分岐器６1 〜６10と、２分岐器からなる光分岐器６
21〜６27とが追加されている。４分岐器からなる光分岐
器６1 〜６10の１出力当りの損失は過剰損失込みで７ｄ
Ｂ、２分岐器からなる光分岐器６21〜６27の１出力当り
の損失は過剰損失込みで３．５ｄＢとし、その他の条件
は図２に示す例と同じとする。
【００２０】このように、光タップ４1 〜４8 ，４17，
４18の後段側に光分岐器６1 〜６10を挿入し、光タップ
４9 〜４12，４19〜４21の後段側に光分岐器６21〜６27
を挿入すれば、６５分岐が可能となる。６５台のＯ／Ｅ
部５1 〜５65にそれぞれ４台の客席映像受信端末７1 〜
７4 が接続可能であるとすると、全体として２６０台の
客席映像受信端末が接続できる。ただし、この例では光
ファイバ伝送路の網構成がそれだけ複雑になるので、光
ファイバ布設の実際の状況に合わせて、可能であればこ
のような構成にしてもよい。 （実施例２）図４は本発明の実施例２における旅客移動
体内映像分配装置の構成図で、図１に示す実施例１と比
較して、光アンプ部３を光ファイバ伝送路の途中に設け
た構成が異なっている。なお客席映像受信端末７1 〜７
p は図示を省略している。
【００２１】このような構成は、Ｅ／Ｏ部２の出力が大
きい場合に採用される。特に、Ｅ／Ｏ部２の直後に光ア
ンプ部３を置くとその出力レベルが大きくなりすぎる場
合にこの構成が適している。光アンプ部３の挿入位置
は、光アンプ部３のＮＦ特性および利得により最適の位
置が決定される。このような構成において、光アンプ部
３が光ファイバアンプの場合、励起の方法が２通りあ
る。一方の方法は光アンプ部３に励起光源を持つ方法
で、他方の方法はヘッドエンド部１側から光信号と同じ
伝送路を介して光アンプ部３まで励起光を伝送する方法
である。励起光源をヘッドエンド部１側に持つことによ
り、保守が容易になる利点がある。また光タップ４1 〜
４n に、光信号は分岐するが励起光は分岐しない波長依
存性を持ったものを採用すれば、励起光の減衰を最小限
に抑えることが出来る。 （実施例３）図５は本発明の実施例３における旅客移動
体内映像分配装置の構成図で、図１に示す実施例１と比
較して、光アンプ部３2 を追加した構成が異なってい
る。なお客席映像受信端末７1 〜７p は図示を省略して
いる。
【００２２】このような構成は、実施例１よりも分岐数
を増やしたい場合に採用できる。つまり光アンプ部３2
は中継器の機能を果たしている。ただし、光アンプ部３
2 は無雑音ではないので、無制限には中継段数を増加し
ていくことはできない。このような構成において、光ア
ンプ部３1 ，３2 が光ファイバアンプの場合、励起の方
法が２通りある。１つは光アンプ部３1 ，３2 に励起光
源を持つ方法で、もうひとつはヘッドエンド部１側から
光信号と同じ伝送路を介して光アンプ部３1 ，３2 まで
励起光を伝送する方法である。励起光源をヘッドエンド
部１側に持つことにより、保守が容易になる利点があ
る。光タップ４1 〜４n に、光信号は分岐するが励起光
は分岐しない波長依存性を持ったものを採用すれば、励
起光の減衰を最小限に抑えることが出来る。 （実施例４）図６は本発明の実施例４における旅客移動
体内映像分配装置の構成図で、この実施例は上記実施例
１〜３の旅客移動体内映像分配装置を並列動作させるも
のである。すなわち、光アンプ部３の出力を４分岐器か
らなる光分岐器１１により４分岐させ、分配系１２〜１
５に供給する。分配系１２〜１５の各々は、上記実施例
１の旅客移動体内映像分配装置における光ファイバ伝送
路から客席映像受信端末７1 〜７p までを含めた分配系
のうち図２に示すものである。
【００２３】このような構成は、横方向にかなり多くの
座席数を有する旅客機を想定したものであり、縦方向に
各座席群毎に並列に複数の光ファイバを布設することに
より分配系１２〜１５からなる４システムを並列に設置
する。このようにすれば、光ファイバや分配用の電気ケ
ーブルをできるだけ横方向に布設せずに施工でき、光フ
ァイバや分配用の電気ケーブルが通路をまたぐことがな
い。
【００２４】なお上記実施例４においては、光アンプ部
３の後段で分岐したが、ヘッドエンド部１よりも後段側
であればどこで分岐してもよい。分岐点がヘッドエンド
部１に近いほど信頼性は増すが、コストがそれだけかか
るので、その兼ね合いで決めればよい。また上記実施例
４においては、分配系１２〜１５の各々を、上記実施例
１の旅客移動体内映像分配装置における光ファイバ伝送
路から客席映像受信端末７1 〜７p までを含めた分配系
のうち図２に示すものとしたが、上記実施例１の旅客移
動体内映像分配装置における光ファイバ伝送路から客席
映像受信端末７1 〜７pまでを含めた分配系のうち図３
に示すものとしてもよく、あるいは上記実施例２の旅客
移動体内映像分配装置における光ファイバ伝送路から客
席映像受信端末７ 1 〜７p までを含めたものとしてもよ
く、あるいは上記実施例３の旅客移動体内映像分配装置
における光ファイバ伝送路から客席映像受信端末７1 〜
７p までを含めたものとしてもよい。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、映
像信号に関連しかつ周波数多重された電気信号を出力す
るヘッドエンド部と、ヘッドエンド部からの電気信号を
光信号に変換する電気光変換部と、電気光変換部からの
光信号を伝送し、かつその光信号の光パワーの一部を途
中で分岐するための非等分配の複数の光分岐器が縦列し
て接続されていると共に、最終点で光パワーを分岐する
ための等分配あるいは非等分配の光分岐器が接続されて
いる１本の光ファイバ伝送路と、光ファイバ伝送路の最
終点もしくは途中で分岐された光信号を受光して電気信
号に変換する複数の光電気変換部と、各光電気変換部に
それぞれ複数個が電気的に接続されて、光電気変換部か
らの電気信号を受信する客席映像受信端末と、光ファイ
バ伝送路の光信号を光増幅する光アンプ部とを設けたの
で、航空機や列車のような細長い構造の旅客移動体内で
効率的に多チャンネルの映像信号を各客席へ分配でき
る。したがって、メインテナンス用のコネクタの数も少
なくて済み、光分岐器の品種が少なくてもかなり多くの
信号分配が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例１における旅客移動体内映像分
配装置の構成図である。
【図２】光ファイバ伝送路の光分岐の具体例の説明図で
ある。
【図３】光ファイバ伝送路の光分岐の別の具体例の説明
図である。
【図４】本発明の実施例２における旅客移動体内映像分
配装置の構成図である。
【図５】本発明の実施例３における旅客移動体内映像分
配装置の構成図である。
【図６】本発明の実施例４における旅客移動体内映像分
配装置の構成図である。
【図７】従来の旅客移動体内映像分配装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
１ ヘッドエンド部 ２ Ｅ／Ｏ部 ３，３1 ，３2 光アンプ部 ４1 〜４n 光タップ ５1 〜５n ，５o1〜５om Ｏ／Ｅ部 ６ 光分岐器 ７1 〜７p 客席映像受信端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森倉 晋 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山本 浩明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 布施 優 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 映像信号に関連しかつ周波数多重された
    電気信号を出力するヘッドエンド部と、 前記ヘッドエンド部からの電気信号を光信号に変換する
    電気光変換部と、 前記電気光変換部からの光信号を光増幅する光アンプ部
    と、 前記光アンプ部からの光信号を伝送し、かつその光信号
    の光パワーの一部を途中で分岐するための非等分配の複
    数の光分岐器が縦列して接続されていると共に、最終点
    で光パワーを分岐するための等分配あるいは非等分配の
    光分岐器が接続されている１本の光ファイバ伝送路と、 前記光ファイバ伝送路の最終点もしくは途中で分岐され
    た光信号を受光して電気信号に変換する複数の光電気変
    換部と、 前記各光電気変換部にそれぞれ複数個が電気的に接続さ
    れて、光電気変換部からの電気信号を受信する客席映像
    受信端末とを備えたことを特徴とする旅客移動体内映像
    分配装置。
  2. 【請求項２】 ヘッドエンド部は、多チャンネルＦＭ映
    像信号を周波数多重した１つのＦＭ−ＦＤＭ信号を出力
    する構成としたことを特徴とする請求項１に記載の旅客
    移動体内映像分配装置。
  3. 【請求項３】 ヘッドエンド部は、各ディジタル映像信
    号をＱＡＭ方式で変調した多チャンネルの信号を周波数
    多重した１つのＱＡＭ−ＦＤＭ信号を出力する構成とし
    たことを特徴とする請求項１に記載の旅客移動体内映像
    分配装置。
  4. 【請求項４】 映像信号に関連しかつ周波数多重された
    電気信号を出力するヘッドエンド部と、 前記ヘッドエンド部からの電気信号を光信号に変換する
    電気光変換部と、 前記電気光変換部からの光信号を伝送し、かつその光信
    号の光パワーの一部を途中で分岐するための非等分配の
    複数の光分岐器が縦列して接続されていると共に、最終
    点で光パワーを分岐するための等分配あるいは非等分配
    の光分岐器が接続されている１本の光ファイバ伝送路
    と、 前記光ファイバ伝送路の途中に介装されて、伝送中に減
    衰した前記光信号を光増幅する光アンプ部と、 前記光ファイバ伝送路の最終点もしくは途中で分岐され
    た光信号を受光して電気信号に変換する複数の光電気変
    換部と、 前記各光電気変換部にそれぞれ複数個が電気的に接続さ
    れて、光電気変換部からの電気信号を受信する複数の客
    席映像受信端末とを備えたことを特徴とする旅客移動体
    内映像分配装置。
  5. 【請求項５】 ヘッドエンド部は、多チャンネルＦＭ映
    像信号を周波数多重した１つのＦＭ−ＦＤＭ信号を出力
    する構成としたことを特徴とする請求項４に記載の旅客
    移動体内映像分配装置。
  6. 【請求項６】 ヘッドエンド部は、各ディジタル映像信
    号をＱＡＭ方式で変調した多チャンネルの信号を周波数
    多重した１つのＱＡＭ−ＦＤＭ信号を出力する構成とし
    たことを特徴とする請求項４に記載の旅客移動体内映像
    分配装置。
  7. 【請求項７】 映像信号に関連しかつ周波数多重された
    電気信号を出力するヘッドエンド部と、 前記ヘッドエンド部からの電気信号を光信号に変換する
    電気光変換部と、 前記電気光変換部からの光信号を光増幅する第１の光ア
    ンプ部と、 前記第１の光アンプ部からの光信号を伝送し、かつその
    光信号の光パワーの一部を途中で分岐するための非等分
    配の複数の光分岐器が縦列して接続されていると共に、
    最終点で光パワーを分岐するための等分配あるいは非等
    分配の光分岐器が接続されている１本の光ファイバ伝送
    路と、 前記光ファイバ伝送路の途中に介装されて、伝送中に減
    衰した前記光信号を光増幅する第２の光アンプ部と、 前記光ファイバ伝送路の最終点もしくは途中で分岐され
    た光信号を受光して電気信号に変換する複数の光電気変
    換部と、 前記各光電気変換部にそれぞれ複数個が電気的に接続さ
    れて、光電気変換部からの電気信号を受信する複数の客
    席映像受信端末とを備えたことを特徴とする旅客移動体
    内映像分配装置。
  8. 【請求項８】 ヘッドエンド部は、多チャンネルＦＭ映
    像信号を周波数多重した１つのＦＭ−ＦＤＭ信号を出力
    する構成としたことを特徴とする請求項７に記載の旅客
    移動体内映像分配装置。
  9. 【請求項９】 ヘッドエンド部は、各ディジタル映像信
    号をＱＡＭ方式で変調した多チャンネルの信号を周波数
    多重した１つのＱＡＭ−ＦＤＭ信号を出力する構成とし
    たことを特徴とする請求項７に記載の旅客移動体内映像
    分配装置。
  10. 【請求項１０】 光電気変換部によりチャンネルの同調
    および復調を行い、前記光電気変換部から各客席映像受
    信端末へ所望の映像信号をベースバンド信号形式で伝送
    する構成としたことを特徴とする請求項２，５，８のい
    ずれかに記載の旅客移動体内映像分配装置。
  11. 【請求項１１】 光電気変換部によりチャンネルの同調
    およびＱＡＭ復調を行い、前記光電気変換部から各客席
    映像受信端末へ所望の映像信号をディジタル信号形式で
    伝送する構成としたことを特徴とする請求項３，６，９
    のいずれかに記載の旅客移動体内映像分配装置。
  12. 【請求項１２】 光電気変換部によりチャンネルの同調
    とＱＡＭ復調とディジタル映像信号の復号とを行い、前
    記光電気変換部から各客席映像受信端末へ所望の映像信
    号をベースバンド信号形式で伝送する構成としたことを
    特徴とする請求項３，６，９のいずれかに記載の旅客移
    動体内映像分配装置。
  13. 【請求項１３】 光アンプ部は光ファイバアンプからな
    り、励起用の光をヘッドエンド側から光ファイバ伝送路
    を介して伝送して前記光アンプ部を励起する構成とした
    ことを特徴とする請求項４，５，６のいずれかに記載の
    旅客移動体内映像分配装置。
  14. 【請求項１４】 第２の光アンプ部は光ファイバアンプ
    からなり、励起用の光をヘッドエンド側から光ファイバ
    伝送路を介して伝送して前記第２の光アンプ部を励起す
    る構成としたことを特徴とする請求項７，８，９のいず
    れかに記載の旅客移動体内映像分配装置。
  15. 【請求項１５】 光分岐器が、励起用の光を分岐しない
    波長依存性を有する構成としたことを特徴とする請求項
    １３または１４に記載の旅客移動体内映像分配装置。
  16. 【請求項１６】 光分岐器の品種が、分岐の数よりも少
    ない構成としたことを特徴とする請求項１〜９あるいは
    １５のいずれかに記載の旅客移動体内映像分配装置。
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