JPH0433231A - Ｃａｔｖ周波数多重方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、衛星放送受信機屋外ユニット出力の第１中間
周波数帯（ＢＳ−ＩＦ帯）ＦＭ信号のサービスを基本に
して、ＢＳ−ＩＰ帯を含むサービス帯域に配列した多数
チャネルのＦＭ信号を各種情報のデマンドアクセス方式
サービスとして多数の衛星放送受信機屋内ユニットにそ
れぞれの所望の応じて供給する、いわゆるデマンドアク
セス方式ＣＡＴＶ用ハブにおいて広い周波数帯域に亘る
多数チャネルの信号から所定チャネル数の信号を選択し
て再配列するＣＡＴＶ周波数多重方法に関し、特に、信
号配列帯域幅を縮小することも、信号相互の周波数間隔
も縮小せずに、隣接信号間の混信を防ぐようにしたもの
である。

（発明の概要） 本発明は、１２　ＧＨｚ帯から１．３ＧＨｚ帯に周波数
変換したＢＳ−ＩＰ帯を基本とした１、　３ＧＨ２帯を
含むサービス帯域のＭチャネルの信号から複数チャネル
の信号を選択してデマンドアクセス方式ＣＡＴＶ用に供
する際に、サービス帯のＭチャネルの情報サービス信号
を奇数チャネルと偶数チャネルとのＭ／２チャネルずつ
の２群に分割し、同じ１チャネルおきの周波数間隔Ｗで
その半分Ｗ／２だけ互いにずらしてサービス帯にそれぞ
れ配列し、かかる２群の情報サービス信号を選択的に切
換えてＣＡＴＶ伝送系に送出することにより、送出周波
数帯域を半減させて、しかも、各群配列の１チャネルお
きの周波数間隔は変えずに、隣接混信妨害を防止し得る
ようにしたものである。

（従来の技術） 従来の樹枝型網構成のＣＡＴＶなどで残留側波帯振幅変
調（ＶＳＢ　−ＡＭ）多重信号を複数系統伝送する場合
には、加入者が通常のテレビジョン受像機によって受信
し得るように、複数系統の信号搬送波周波数配列はそれ
ら複数系統のそれぞれに同じ周波数配列が使用される。

デマンドアクセス方式ＣＡＴＶにおける幹線系の多数チ
ャネルの信号のなかから加入者のリクエストに応じて任
意のチャネルのリクエストされた信号のみをハブで選択
して加入者系に伝送する伝送方式においては、加入者系
における伝送チャネルの周波数配列を加入者の受信機に
よる受信が容易となるように設定されるが、幹線系にお
ける伝送チャネルの周波数配列には加入者系におけるよ
うな制約がなく、任意に設定することができ、伝送チャ
ネル数が多い場合には複数の伝送系統を並列に使用する
ことも考えられ、その際、各系統とも同一の周波数配列
とするのが一般と考えられるが、ＣＡＴＶ幹線系におけ
る伝送チャネル周波数配列に関する技術は開示されてい
ない。

（発明が解決しようとする課題） しかして、上述のように、並列伝送の複数伝送系統にお
ける伝送信号チャネルの周波数配列を各系統ともに同一
にすると、ＣＡＴＶのハブにおいて任意所望のチャネル
を系統切換スイッチにより選択する際に、異なる系統の
同一周波数の信号間でクロストークが生じ、所望チャネ
ルの信号に混信妨害を与える、という障害が起こる。

（課題を解決するための手段） 本発明の目的は、上述した課題を解決し、少なくとも２
系統に分けて周波数分割多重信号を同じ周波数で配列し
ても各系統間で系統切換えを行なったときに系統間のク
ロストークが生じないようにしたＣＡＴＶ周波数多重方
法を提供することにある。

すなわち、本発明ＣＡＴＶ周波数多重方法は、所定周波
数帯に所定周波数間隔で配列した所定複数チャネルの周
波数分割多重入力信号群を、ダブルヘテロダイン周波数
変換により、前記所定周波数帯に再配列した前記所定複
数チャネルより少ない所望複数チャネルの周波数分割多
重出力信号群に選択的に変換してＣＡＴＶ伝送系に送出
するにあたり、前記所定複数チャネルの前記入力信号群
を互いに異なる１チャネルおきの２群に一旦分割して、
前記所定周波数帯に前記所定周波数間隔でそれぞれ配列
するとともに、前記２群の相互間において当該入力信号
群をそれぞれ配列する周波数位置を前記所定周波数間隔
の１／２だけ互いに異ならせたうえで、当該２群の前記
入力信号を選択的に切換えて前記周波数変換を施すよう
にしたことを特徴とするものである。

（作　用） したがって、本発明周波数多重方法を適用すれば、ＣＡ
ＴＶ幹線系において複数系統に分割して周波数分割多重
信号を並列伝送し、各系統間の切換えを行なっても、系
統間にクロストークを生ずるおそれがなくなる。

（実施例） 以下に図面を参照して実施例につき本発明の詳細な説明
する。

本発明ＣＡＴＶ周波数多重方法による周波数分割多重信
号伝送の好適例として、第１図に示すように、衛星放送
と同じ諸元の例えば４０チャネルのＦＭ信号を、衛星放
送受信機の第１中間周波数帯（ＢＳ−ＩＦ帯）を基準と
して、衛星放送と同じ１チャネルおきの周波数間隔て２
系統に分けて伝送し、ＣＡＴＶ／飄ブにおいて選択的に
切換えてダブルヘテロダイン周波数変換を施し、所望チ
ャネルの信号を選択するようにした信号選択回路装置の
概略構成を第１図に模式的に示す。

図示の概略構成においては、それぞれ例えば４０チャネ
ルのＦＭ信号をそれぞれ１チャネルおきの周波数間隔Ｗ
でサービス帯に配列した周波数分割多重信号をそれぞれ
発生させる２個のＦＭ信号発生器ＩＡおよびＩＢをＡ系
統およびＢ系統の２伝送路にそれぞれ接続し、それぞれ
の周波数分割多重信号を、図示のように、■チャネルお
きの周波数間隔Ｗの半分Ｗ／２だけ互いにずらして伝送
路ＡおよびＢにそれぞれ送出し、切換えスイッチ２によ
り切換えて、いずれか一方の系統から所望チャネルのＦ
Ｍ信号を選択抽出し、第１周波数変換器３および周波数
可変の第１局部発振器４からなる第１周波数変換回路に
導いて例えば１．８ＧＨｚ帯などに一旦周波数変換した
変換出力を、１チャネル分の通過帯域を有するバンドパ
ス・フィルタ（ＢＰＦ）　５を介して、第２周波数変換
器６および周波数固定の第２局部発振器７よりなる第２
周波数変換回路に導いて再度周波数変換を施したＢＳ−
ＩＢ帯の所望チャネルのＦＭ信号を、帯域外のスプリア
ス成分を除去するためのバンドパス・フィルタ（ＢＰＦ
）　８を介して取出す。

なお、図に示すように、Ａ系統には、ＢＳ−ＩＢ帯に配
列される奇数番目のチャネルを基本にして５２、１２　
ＭＨｚ乃至１５４８．１６ＭＨｚの周波数範囲のサービ
ス帯域に４０チャネルのＦＭ信号を配列し、Ｂ系統には
、同じ＜　ＢＳ−ＩＢ帯に配列される偶数番目のチャネ
ルを基本にして３２．９４ＭＨｚ乃至１５２８．９８Ｍ
Ｈｚの周波数範囲のサービス帯域に４０チャネルのＦＭ
信号を配列し、また、最低周波数のチャネルから数えて
Ｍ番目のチャネルのＦＭ搬送波周波数ｆＡＭ＋　　ｆＢ
Ｍは、衛星放送の１チャネルおきの周波数間隔Ｗに対し
てつぎのように表わされる。

ｆＡＭ＝ｆＡゆ１ゎ＋（Ｍ−１）Ｗ　　　　　（１）ｆ
ＢＭ　”　ｆＢｍｌゎ＋（Ｍ−１）Ｗ　　　　　（２）
ここに、　ｆＡｆｆｉｉ＋＋　−ｆＢ＋ａｌ。＝０．５
Ｗ　　（３）しかして、ダブルヘテロダイン周波数変換
出力としてＢ５−１ｃｈ（１０４９，４８ＭＨｚ）に任
意チャネルのＦＭ信号を取出すものとすると、その変換
出力のＦＭ搬送波周波数ｆｎｓ−１ｃｈはつぎのように
なる。

ｆｍｓ−＋ｃｈ　　＝　　ｆＡ＋＋＋１ｍ　＋２６Ｗし
かして、ダブルヘテロダイン周波数変換の際にイメージ
混信妨害の発生を避けるために、バンドパス・フィルタ
（ＢＰＦ）　５の中心周波数を入力信号の最高周波数よ
り高い１８６５．８８ＭＨｚに設定すると、第２局部発
振器７の発振周波数は、第２周波数変換出力周波数を上
述したｆｍｓ−＋　ｃｈ（１０４９，４８ＭＨｚ）とす
るために７６Ｗ（２９１５，３６ＭＨｚ）に設定するこ
とになる。

また、Ａ系統におけるＭ番目のチャネルを選択するとき
の第１局部発振器４の発振周波数ｆ、。１をつぎのよう
に選定すれば、任意チャネルのＦＭ信号を周波数変換し
て搬送波周波数ｆ８ｇ−１ｅｂの変換出力ＦＭ信号が得
られる。

ｆＬＯＩ　　＝　　（４９＋Ｍ）　　・　Ｗ　　　　　
（４）また、Ｂ系統におけるに番目のチャネルを選択す
るときには、同様にして、第１局部発振器４の発振周波
数ｆＬａ　＋をつぎのように選定する。

ｆＬＯＩ　”　（４８，５＋Ｋ）・Ｗ（５）なお、かか
る局部発振周波数ｆＬｏ＋の選定は、いずれのときにも
位相ループ制御（ＰＬＬ）の技術によって容易に達成す
ることができる。

つぎに、上述のように構成した本発明周波数多重方法に
よる信号選択回路装置を、デマンドアクセス方式ＣＡＴ
Ｖにおいて衛星放送受信機屋内ユニット出力のＢＳ−Ｉ
Ｂ帯を基本とした４０チャネル分のサービス帯域のＦＭ
信号を選択的に分配するいわゆるハブとして使用し、加
入者の希望に応じた４チャネルの情報サービス信号を選
択的に送出するようにしたデマンドアクセス方式光ＣＡ
ＴＶ系の概略構成の例を模式的に第２図に示す。図示の
概略構成においては、ＣＡＴＶヘッドエンドｌｌ内のＦ
Ｍ信号発生器１２Ａおよび１２Ｂからの第１図に示した
と同様の例えば４０チャネル分ずつの周波数分割多重Ｆ
Ｍ信号を電光変換器１３Ａおよび１３Ｂにそれぞれ供給
して適切な波長の搬送光波をそれぞれ強度変調し、その
被変調光波を幹線系ＣＡＴＶ用光ファイバ１４Ａおよび
１４Ｂをそれぞれ介して送出し、ハブにおける幹線系光
電変換器１５Ａおよび１５ＢによりＢＳ−ＩＰ帯ＦＭ信
号群にそれぞれ再変換して加入者ハブ１６−１〜１６−
Ｍにそれぞれ並列に供給する。例えば、加入者ハブ１９
−１においては、それらの情報サービスＦＭ信号群をＢ
５−１ｃｈ、　Ｂ５−５ｃｈ、Ｂ５−９ｃｈ、Ｂ５−１
３ｃｈに再配列するようにして分配器１７−Ａおよび１
７−Ｂ、切換スイッチ１８−１〜１８−４、周波数変換
回路１９−１〜１９−４、合成器２０よりなる信号選択
回路により所望チャネルの周波数分割多重ＢＳ−ＩＰ帯
ＦＭ信号に選択的に変換し、ハブにおける下り映像信号
送出用電光変換器２１および光分波器２２を順次に介し
て得た被変調光波を加入者系ＣＡＴＶ用光ファイバ２５
−１により送出し、受信端末の加入者装置２６−１にお
いては、入来した被変調光波を光分波器２７を介して加
入者用下り映像信号用光電変換器２８によりＢＳ−ＩＰ
帯ＦＭ信号に再変換し、分配器２９を介し、４台の衛星
放送受信屋内ユニット３０−１〜３０−４に並列に供給
する。

なお、各屋内ユニットを観視している加入者からの所望
チャネル選択のリクエストは、リクエストエンコーダ３
１により符号信号化して上りチャネルリクエスト信号用
電光変換器３２により被変調光波に変換し、光ファイバ
２５−１を介して加入者ハブ１６−１内の上りリクエス
ト信号用光電変換器２３により符号信号に再変換し、リ
クエストデコーダ２４により制御信号に変換して周波数
変換回路１９−１〜１９−４をそれぞれ制御し、リクエ
ストされた所望チャネルのＦＭ信号を加入者装置２６−
１に送出する。

また、他の加入者ハブ１６−２〜１６−Ｍおよび加入者
装置２６−２〜２６−Ｍにおいても、それぞれ独立に、
上述したと全く同様の情報サービス信号受信が行なわれ
る。

なお、以上の説明においては、サービス帯域における４
０チャネルのＦＭ信号から任意所望チャネルの信号をＢ
Ｓ−ＩＰ帯の４チャネルに変換する場合の例について述
べたが、本発明方法による信号選択回路装置は、この例
に限られることなく、等間隔で周波数分割多重した入力
信号であれば、全く同様に処理し得ること勿論である。

（発明の効果） 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ＣＡ
ＴＶ幹線系に衛星放送受信機屋外ユニット出力を含む情
報サービスの周波数分割多重信号を伝送する２系統の伝
送路を設けて、それぞれの信号搬送波の周波数配列を周
波数間隔の半分だけ互いにずらすので、所望チャネル選
択のための系統切換えの際に生ずる系統間のクロストー
クを軽減することができ、信号品質が向上するとともに
、信号選択回路装置の経済性も向上する、という格別の
効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法による周波数多重回路の動作の態様
を示すブロック線図、 第２図はデマンドアクセス方式ＣＡＴＶ系の概略構成を
示すブロック線図である。 １．１２・・・ＦＭ信号発生器 ２．１８・・・切換えスイッチ ３．６・・・周波数変換器 ４．７・・・局部発振器 ５．８・・・バンドパス・フィルタ（ＢＰＦ）９・・・
最低周波数ｆ１゜の搬送波 １０・・・最高周波数ＬａＸの搬送波 １１・・・ＣＡＴＶヘッドエンド １３、２１．３２・・・電光変換器 １４、２５・・・光ファイバ １５、２３．２８・・・光電変換器 １６・・・加入者ハブ １７・・・分配器 １９・・・周波数変換回路 ２０・・・合成器 ２２・・・光分波器 ２４・・・リクエスト・デコーダ ２６・・・加入者装置 ２７・・・光分波器 ３０・・・衛星放送受信屋内ユニット ３１・・・リクエスト・エンコーダ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、所定周波数帯に所定周波数間隔で配列した所定複数
   チャネルの周波数分割多重入力信号群を、ダブルヘテロ
   ダイン周波数変換により、前記所定周波数帯に再配列し
   た前記所定複数チャネルより少ない所望複数チャネルの
   周波数分割多重出力信号群に選択的に変換して ＣＡＴＶ伝送系に送出するにあたり、 前記所定複数チャネルの前記入力信号群を 互いに異なる１チャネルおきの２群に一旦分割して、前
   記所定周波数帯に前記所定周波数間隔でそれぞれ配列す
   るとともに、前記２群の相互間において当該入力信号群
   をそれぞれ配列する周波数位置を前記所定周波数間隔の
   １／２だけ互いに異ならせたうえで、当該２群の前記入
   力信号を選択的に切換えて前記周波数変換を施すように
   したことを特徴とするＣＡＴＶ周波数多重方法。