JPH06291031A - 微細加工方法及びこの方法で加工された加工物 - Google Patents

微細加工方法及びこの方法で加工された加工物

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JPH06291031A
JPH06291031A JP5095499A JP9549993A JPH06291031A JP H06291031 A JPH06291031 A JP H06291031A JP 5095499 A JP5095499 A JP 5095499A JP 9549993 A JP9549993 A JP 9549993A JP H06291031 A JPH06291031 A JP H06291031A
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JP5095499A
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Inventor
Masamichi Fujihira
平 正 道 藤
Masaaki Kurihara
原 正 彰 栗
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Micromachines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子線を用いた場合のような後方散乱やチャ
ージアップ現象等を伴うことなく、また電子線の波長等
に制限されることなく、略プローブ針の大きさで微細加
工を可能にする簡便な微細加工方法を提供する。 【構成】 微細加工方法は、被加工膜上にレジスト膜を
形成する工程と、前記レジスト膜を微細な先端部を有す
る探針によって削り取ることにより略10μm以下の線
幅のパターン、特に好ましくは略100nm以下の線幅
のパターンを形成する工程と、レジスト膜が削り取られ
て露出した前記被加工膜をエッチングして除去する工程
と、を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微細加工方法に係り、
特に、レジスト膜において、分子デバイスにおける分子
操作および分子加工、通常の半導体デバイスやマイクロ
マシンの加工、または記録材料のピット加工等における
微細加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の代表的な微細加工技術として、通
常の半導体デバイスの製造等に用いられているリソグラ
フィの技術が知られている。このリソグラフィ技術によ
る加工手法は電離放射線を被加工基板に照射することに
よりレジストと呼ばれる感光性高分子を硬化あるいは分
解させ、基板上にパターンを形成させ、現像、エッチン
グ工程を経て被加工基板を加工する方法である。
【0003】また、近年、走査型のプローブ顕微鏡が開
発された。例えば、1986年に、G.F.Quate
及びGh.Gerberによって命名、開発された原子
間力顕微鏡(AFM:Atomic Force Mi
croscope)であり(Phys.Rev.Let
t 56.(1986)930)、試料と探針の間には
たらく力を検出し、探針を表面に沿って走査すること
で、表面の像を形成するものである。これらの顕微鏡の
プローブを観察面に走査することにより、観察物の最上
層の原子面の凹凸の観察を行うことができる。
【0004】また、走査型のプローブ顕微鏡の一つであ
る走査型トンネル顕微鏡(STM)のプローブチップを
用いて、原子1個を吸着し所望の位置へ移動しこの原子
を離すという操作により、基板上の吸着性原子を再配置
できることが報告されている(例えば、特開平03ー2
38744)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】リソグラフィ技術を用
いた微細加工方法においては、最小の加工線幅は照射す
る電離放射線の波長に依存し、電離放射線の波長が短い
ほど加工線幅を細くすることができる。現在では、約2
00nmの波長の紫外線を用いて約200nmの線幅ま
での加工が可能になっている。また電子線では数10n
mの線幅までの加工が可能になっている。しかしなが
ら、これら以下の微細な線幅、例えば分子レベルの線幅
の加工については、波長に制限されるため、可能になっ
ていない。
【0006】また、従来のリソグラフィ技術を用いた微
細加工方法においては、露光、現像、エッチング等の複
雑な工程を有するという問題点があった。
【0007】また、電子線を用いることによりかなり狭
い線幅の微細リソグラフィー加工が可能であることが知
られている。しかしながら、電子線を用いたリソグラフ
ィー加工においては、孤立した線の加工は狭い線幅でも
可能であるとしても、ライン対スペースが1対1のよう
な場合においては電子線の後方散乱のため100nm程
度の線幅(基板の材質等に依存するが)が限界とされて
いる。さらに電子線は電荷を有するためにレジストのチ
ャージアップという現象を生じさせ、描画パターンの位
置ずれを引き起こす。このチャージアップ現象を防止す
るためには被加工基板に導電性の膜を付与する必要があ
るという問題点を有する。
【0008】また、従来の微細加工方法においてレジス
ト膜の材料は、ある特定の波長の放射線に感応すべき感
光基が必要であるという制限があるため、ほぼすべての
有機化合物や無機化合物を適用するわけにはいかなかっ
た。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記従来技術の
有する問題を解消し、電子線を用いた場合のような後方
散乱やチャージアップ現象等を伴うことなく、また電子
線の波長等に制限されることなく、略プローブ針の大き
さで微細加工を可能にする簡便な微細加工方法を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】通常、原子間力顕微鏡
(AFM)等によって試料を観察する場合、試料と探針
との間に例えば10−9N〜10−8N程度の弱い力を
印加しながら試料面に走査し、試料の原子面と探針の原
子面との間に作用する斥力等の大きさを検出することに
よって行われる。
【0011】本発明は、これに対して、従来の原子間力
顕微鏡(AFM)等を作動させる場合とは異なり試料と
探針との間に例えば10−8N〜10−6N程度の強い
力を印加することにより試料を微細加工できる、という
本出願人が発見した知見に基ずくものである。
【0012】上記目的を達成するために、本発明による
微細加工方法は、被加工膜上にレジスト膜を形成する工
程と、前記レジスト膜を微細な先端部を有する探針によ
って削り取ることにより略10μm以下の線幅のパター
ン、特に好ましくは略100nm以下の線幅のパターン
を形成する工程と、レジスト膜が削り取られて露出した
前記被加工膜をエッチングして除去する工程と、を備え
ることを特徴とする。
【0013】また、前記レジスト膜を微細な先端部を有
する探針によって機械的に削り取ることにより略10μ
m以下の線幅のパターン、特に好ましくは略100nm
以下の線幅のパターンを形成する工程は、微細な先端部
を有する探針とレジスト膜の表面との間を、前記先端部
と前記レジスト膜表面との距離が略ゼロのときに前記先
端部の原子面と前記レジスト膜表面の原子面との間に所
定の大きさを越える大きさの力を印加して接触させる工
程と、この力を印加した状態で前記探針と前記レジスト
膜とを前記力の印加方向と略直角方向へ相対変位させる
工程とを備えることが好適である。
【0014】
【作用】被加工膜上に形成されたレジスト膜を微細な先
端部を有する探針によって機械的に削り取り、略10μ
m以下の線幅のパターン、特に好ましくは略100nm
以下の線幅のパターンを形成し、レジスト膜が削り取ら
れて露出した被加工膜をエッチングして除去して被加工
膜を微細加工する。
【0015】微細な先端部を有する探針によって機械的
に削り取る工程において、探針の先端部とレジスト膜の
表面とを接近させて両者の間の距離を略ゼロにしたとき
先端部の原子面とレジスト膜表面の原子面との間には原
子間斥力が作用しているが、所定の大きさを越える大き
さの力を探針の先端部とレジスト膜の表面との間に印加
して先端部とレジスト膜の表面とを接触させる。ここ
で、所定の大きさを越える大きさの力とは、レジスト膜
表面の分子あるいは原子が動き出す力であり、レジスト
膜表面が変形しはじめる力をいう。次に、この力を印加
した状態で探針とレジスト膜とを力の印加方向と略直角
方向へ相対変位させる。この結果、レジスト膜は先端部
の大きさと略等しい大きさで削られる。
【0016】
【実施例】本発明による微細加工方法の実施例を図面を
参照して説明する。先ず図2および図3を参照して、本
実施例に使用する微細加工用装置について説明する。図
2に示すように加工物1の上方には図示しないホルダー
によって探針2がZ方向に移動自在に保持されている。
被加工膜からなる加工物1はテーブル3上に載置されて
固定され、テーブル3はX,Y方向へ移動自在である。
また、テーブル3の下方からはZ方向へ探針2に対して
所定の大きさの力を印加できるようになっている。
【0017】図3に探針2の一例を示す。この探針2は
カンチレバー4を有し、カンチレバー4の先端にはピラ
ミッド形ベース5が固着され、ピラミッド形ベース5の
先端にはプローブチップ6が固着されている。プローブ
チップ6の形状を拡大して図4(b)に示す。プローブ
チップ6のアスぺクト比は約10対1であり、先端の曲
率半径は約200オングストロームである。なお探針2
としては、例えばTopoMetrix社製あるいはナ
ノプローブ社製のものを用いることが可能である。ま
た、テーブル3、探針2やこれらの制御装置や検出装置
としては、例えばカリフォルニア工科大学によって製品
化されたTMX−200SPM(Scanning P
robe Microscope)(日製産業株式会社
販売)やSPI3700(セイコー電子工業製)等を用
いることができる。
【0018】また、プローブチップ6の材質としては、
カーボン、ダイヤモンド、シリコン、窒化シリコン、酸
化シリコンや、これらの材料を金属または金属酸化物で
コートしたものを用いることができる。
【0019】次に図1を参照して、本実施例における工
程を詳細に説明する。図1(a)に示すように、加工物
としての被加工膜1は基板10上に積層されている。基
板10はシリコン基板のような半導体基板やガラス基板
である。
【0020】次に、図1(b)に示すように、被加工膜
1上にレジスト膜11を形成する。
【0021】次に、図1(c)に示すように、プローブ
チップ6をレジスト膜11上に移動させて所望のパター
ンにレジスト膜11を削り取る。プローブチップ6によ
りレジスト膜を削り取る工程は詳細には次のように行わ
れる。
【0022】まず、探針2とレジスト膜11の表面との
間の距離が略ゼロになるように探針2をレジスト膜11
に接近させる。このとき、探針2のプローブチップ6の
原子面とレジスト膜11の表面の原子面との間には、L
ennard−Jones型のポテンシャルU(r)=
4ε((σ/r)12−(σ/r))で近似されるよ
うに、遠距離では分散力による引力が作用するのに対
し、プローブチップ6の原子面と加工物1の表面の原子
面との間の距離が略ゼロのときにはPauliの排他律
による原子間斥力が作用している。次に、所定の大きさ
を越える大きさの力でテーブル3をZ方向へプローブチ
ップ6に対して押し上げる。ここで、所定の大きさを越
える大きさの力とは、加工物1表面の分子あるいは原子
が動き出す力であり、レジスト膜11表面が変形しはじ
める力をいう。この力の大きさは、通常、原子間力顕微
鏡(AFM)等によって試料を観察する場合よりも高い
針圧であり、例えば10−8Nから10−6Nの大きさ
である。この力の大きさは加工物1の硬度等に依存して
実験的に設定される。次に、この力を印加した状態で、
テーブル3をX,Y平面で探針2に対して所望の加工方
向へ相対変位させる。この相対変位は例えばピエゾ素子
を駆動することによって行われる。
【0023】上述した図1(c)に示す工程によりレジ
スト膜11が所望のパターンで削り取られ、図1(d)
に示すように、所望のパターンに応じて被加工膜1が露
出する。
【0024】次に、残存するレジスト膜11をべーキン
グあるいは光照射により処理した後、図1(e)に示す
ようにエッチングする。そして、図1(f)に示すよう
に露出された被加工膜1を取り除く。
【0025】次に、残存するレジスト膜11を剥離し、
図1(g)に示すように、所望のパターンが被加工膜1
に形成される。
【0026】上述した実施例において、レジスト膜11
の材料として、プローブチップ6の材質より柔らかいも
のであればよく、ほとんどすべての有機化合物や無機化
合物を適用することができる。従来の微細加工方法にお
いてレジスト膜の材料は、ある特定の波長の放射線に感
応すべき感光基が必要であるという制限があったが、本
実施例においては、レジスト膜11を機械的に削り取る
からである。
【0027】なお、レジスト膜11はLB膜のような分
子オーダーで制御された構造を有するものが好適であ
る。このLB膜は例えばポリイオンコンプレックス型L
B膜である。また、レジスト膜11は重合性化合物から
なる膜でもよく、この重合性化合物からなる膜は、例え
ば重合性LB膜である。また、重合性LB膜は例えばポ
リイオンコンプレクス型LB膜である。
【0028】また、レジスト膜11の成膜方法は、スピ
ンコート、蒸着、スパッタリング、浸漬、化学的気相成
長CVD、または分子線エピタキシーのいずれかの方法
である。レジスト膜11の膜厚は、25nm乃至100
0nmであることが好適である。
【0029】また、レジスト膜11は重合性部位を有す
る材料を用い、パターンを形成する工程の後に、熱によ
ってべーキングするか光を照射するかして後重合させる
ことによりエッチング耐性に優れた膜を得ることができ
る。この際、べーキングはレジスト膜11と被加工膜1
との密着性を強める効果を有し、このべーキング温度は
レジスト膜11の種類にもよるが、70℃乃至180℃
であることが好適である。
【0030】また、上述した実施例において、被加工膜
1の成膜方法には、スピンコート(回転塗布)、蒸着、
スパッタリング、浸漬、CVD(化学的気相成長)、ま
たはMBE(分子線エピタキシー)の各方法やLB法を
用いることができる。また、本実施例が適用できる被加
工膜1はLB膜等に限らず、無機系材料としてシリコ
ン、窒化シリコン、ガリウム砒素等の化合物半導体、塗
布型シリコン酸化膜等も可能であり、また、有機材料と
してはカーボン、ノボラッククレゾール、ポリビニルフ
ェノール、ポリメチルメタクレート(PMMA),ポリ
メチルイソプロピルケトン(PMIPK)等の高分子化
合物や低分子量の有機化合物も可能である。特にLB膜
に関しては、通常の脂肪酸からなるLB膜の他に、ポリ
イオンコンプレックス型LB膜や、重合性部位を有する
両親媒性化合物からなるLB膜等を用いることができ
る。
【0031】また、上述した実施例において、エッチン
グ法としては、ウエットまたはドライのどちらでもよ
い。ウエットエッチングのエッチャントは加工膜の種類
によって異なるが、クロムに対しては硝酸第2セリウム
アンモニウムまたは酸化シリコンにフッ酸が好適であ
る。クロムのドライエッチングにおいては、CHCl
やCClが好適である。
【0032】次に、上述の実施例を具体的に実験した結
果について説明する。図4乃至図7に、加工前後の被加
工膜1表面のAFM像写真を示す。なお、図4乃至図7
における縦、横の単位はμmである。例えば図4におい
ては、横の長さは15μmである。また、図4乃至図7
の各々の底部にある横棒は、被加工膜1の表面の高さ方
向の形状を濃淡で示したものである。例えば図4におい
ては、最大の高さは53.298nmである。基板10
としての石英基板上に、被加工膜1としてのクロム膜を
スパッタリング法で膜厚20nmの膜を形成した。
【0033】この基板10上に、アラキジン酸をLB法
により11個の層を累積し、27.5nmの膜厚の均一
なレジスト膜11を形成した。図4に加工前のレジスト
膜11の表面の写真を示す。なお、ここで明るい部分は
成膜中に付着したゴミ等によるものである。
【0034】次に図2および図3に示した微細加工用装
置として、市販の原子間力顕微鏡(AFM)を用い、針
圧10−7Nでプローブチップ6をレジスト膜11の膜
面で走査してレジスト膜11を削り取った。図5にレジ
スト膜11を削り取った後の被加工膜1の表面のAFM
像写真を示す。十字状のパターンがレジスト膜11を削
り取った部分を示す。約100nmの線幅のパターンが
得られていることが認められる。
【0035】次に硝酸第2セリウムアンモニウム中に浸
漬し、露出している被加工膜1のクロム層をエッチング
した。図6にクロム層をエッチングした後の被加工膜1
の表面のAFM像写真を示す。
【0036】次にレジスト膜11をクロロホルムで剥離
した。図7にレジスト膜11をクロロホルムで剥離した
後の被加工膜1の表面のAFM像写真を示す。なお、図
6および図7における十字状のパターンは、ウエット式
のエッチングによりエッチング液が削り取られた境界部
に侵入しているため、図5に示すようなエッチング前の
十字状のパターンより広くなっており、約400nmの
線幅となっている。この線幅が広くなってしまうことは
ドライ式のエッチングを採用することによって回避で
き、これによって図5における線幅と同等の約100n
mの線幅を得ることが可能である。
【0037】以上のように、プローブチップ6の走査に
より、幅100nmの線幅のパターンを描くことが可能
である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子線を用いた場合のような後方散乱やチャージアップ
現象等を伴うことなく、また電子線の波長等に制限され
ることなく、略プローブ針の大きさに応じた微細加工を
可能にする簡便な微細加工方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の微細加工方法による工
程を示す図。
【図2】本発明を実施する装置を概略的に示した図。
【図3】探針の一実施例を示す図。
【図4】加工前のレジスト膜の表面を示す原子間力顕微
鏡(AFM)による写真。
【図5】レジスト膜を削り取った後の被加工膜の表面の
AFM像写真。
【図6】クロム層をエッチングした後の被加工膜の表面
のAFM像写真。
【図7】レジスト膜をクロロホルムで剥離した後の被加
工膜1の表面のAFM像写真。
【符号の説明】
1 被加工膜 2 探針 3 テーブル 4 カンチレバー 5 ピラミッド形ベース 6 プローブチップ 10 基板 11 レジスト膜

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工膜上にレジスト膜を形成する工程
    と、前記レジスト膜を微細な先端部を有する探針によっ
    て削り取ることにより略10μm以下の線幅のパター
    ン、特に好ましくは略100nm以下の線幅のパターン
    を形成する工程と、レジスト膜が削り取られて露出した
    前記被加工膜をエッチングして除去する工程と、を備え
    ることを特徴とする微細加工方法。
  2. 【請求項2】前記レジスト膜を微細な先端部を有する探
    針によって機械的に削り取ることにより略10μm以下
    の線幅のパターン、特に好ましくは略100nm以下の
    線幅のパターンを形成する工程は、 微細な先端部を有する探針とレジスト膜の表面との間
    を、前記先端部と前記レジスト膜表面との距離が略ゼロ
    のときに前記先端部の原子面と前記レジスト膜表面の原
    子面との間に所定の大きさを越える大きさの力を印加し
    て接触させる工程と、この力を印加した状態で前記探針
    と前記レジスト膜とを前記力の印加方向と略直角方向へ
    相対変位させる工程とを備えることを特徴とする請求項
    1に記載の微細加工方法。
  3. 【請求項3】前記レジスト膜が高分子からなることを特
    徴とする請求項1に記載の微細加工方法。
  4. 【請求項4】前記レジスト膜がLB膜からなることを特
    徴とする請求項1に記載の微細加工方法。
  5. 【請求項5】前記LB膜がポリイオンコンプレックス型
    LB膜であることを特徴とする請求項4に記載の微細加
    工方法。
  6. 【請求項6】前記レジスト膜が重合性化合物からなる膜
    であることを特徴とする請求項1に記載の微細加工方
    法。
  7. 【請求項7】前記重合性化合物からなる膜は重合性LB
    膜であることを特徴とする請求項6に記載の微細加工方
    法。
  8. 【請求項8】前記LB膜がポリイオンコンプレクス型L
    B膜であることを特徴とする請求項7に記載の微細加工
    方法。
  9. 【請求項9】前記レジスト膜の成膜方法は、スピンコー
    ト、蒸着、スパッタリング、浸漬、化学的気相成長CV
    D、または分子線エピタキシーのいずれかの方法である
    ことを特徴とする請求項1に記載の微細加工方法。
  10. 【請求項10】前記レジスト膜は重合性部位を有し、前
    記パターンを形成する工程の後に、光または熱によって
    後重合させる工程を有することを特徴とする請求項1に
    記載の微細加工方法。
  11. 【請求項11】請求項1乃至請求項10のいずれか1項
    に記載の微細加工方法によって微細加工された加工物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6640433B1 (en) * 1997-05-13 2003-11-04 Canon Kabushiki Kaisha Method for forming a micro-pattern
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