JPH06291014A - 転写露光装置 - Google Patents

転写露光装置

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JPH06291014A
JPH06291014A JP5077227A JP7722793A JPH06291014A JP H06291014 A JPH06291014 A JP H06291014A JP 5077227 A JP5077227 A JP 5077227A JP 7722793 A JP7722793 A JP 7722793A JP H06291014 A JPH06291014 A JP H06291014A
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JP
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mask
pattern
lens system
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JP5077227A
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JPH07109818B2 (ja
Inventor
Koichi Okada
浩一 岡田
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NEC Corp
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NEC Corp
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】サブハーフミクロン領域における転写露光装置
において、転写パターンの原図であるマスクに周期的に
配列された複数個の欠陥パターンを用い、光学的平均化
処理を行なうことによって無欠陥の転写パターンを得
る。 【構成】光学系1で転写パターンの原図となるマスクa
2を露光し、レンズ系a3の前焦点面に設置したマスク
a2のフーリェ変換像がレンズ系a3の後焦点面に形成
される。マスクa2には周期的に配列した複数個の欠陥
パターンが配置され、レンズ系a3の後焦点面に設置す
るマスクb5には2次元の格子状パターンが形成されて
いる。レンズ系a3の後焦点面でマスクa2のフーリェ
変換像とマスクb5のパターンの光学的掛け算の演算が
生じる。マスクb5からの出力がレンズ系b6によって
再度フーリェ変換され、実像が結像面4に転写パターン
として形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転写露光装置に関し、特
にサブハーフミクロン領域における縮小転写露光装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの加工寸法は益々
小さくなり、サブハーフミクロンの領域に入ってきた。
微細加工技術の中で重要なものに露光技術があるが、微
細パターンを形成する転写露光装置に対する要求加工寸
法は、一層微細パターンが求められることとなってき
た。サブミクロン幅の転写パターンを形成する従来の露
光技術には、縮小転写露光装置が広く用いられている。
【0003】図6に従来の転写露光装置の概念図を示
す。光源系1から照射される露光光によって、転写パタ
ーンの原図であるマスクa2を露光する。そして、レン
ズ系a3によって、結像面4に図7に示すような縮小さ
れた原図と同じ転写パターンが形成される。この際、原
図パターンに欠陥があると、そのまま欠陥パターンが形
成される。この時、マスクa2からレンズ系a3までの
距離をl1 、レンズ系a3から結像面4までの距離をl
2 、焦点距離をfとすると、いわゆる結像の条件1/l
1 +1/l2 =1/fが成立している。また、縮小光学
系であるから、マスクa2の原図は転写パターンの数倍
程度の大きさとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におい
て、要求転写パターンの寸法は近年サブハーフミクロン
の領域に入り、近い将来にはクォーターミクロン以下の
領域に入ってくると予想される。この時、前述のように
原図であるマスクaにおいては、転写パターンの数倍の
大きさであるにもかかわらず要求加工精度は実用上益々
厳しいものとなってきている。すなわち、設計寸法どお
りに原図パターンが加工されるのはもちろんのこと、特
に原図パターンの無欠陥化の要求は最大の課題である。
【0005】通常、原図となるマスクa2(図6)は、
5〜6インチ角の大面積であり、ほぼこの大面積全面に
無欠陥の超微細パターンの加工形成が要求されることに
なる。転写パターンのより微細化への流れは時代の趨勢
であり、上述の原図マスクパターンの無欠陥化は、実用
技術としてさらに大きな課題となって行くことは自明の
理と言えよう。
【0006】本発明の目的は、このような従来の問題点
を解決すべく無欠陥の原図パターンマスク作成という大
きな課題に対して、光学的平均化処理を行うことにより
無欠陥の転写パターンを得ることが可能な新たな手段に
よって、大きな許容度を与える転写露光装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、転写パターン
の原図となるマスクaと、このマスクaを露光する光学
系と、前記マスクaの後方に設置したレンズ系aと、こ
のレンズ系aの後焦点面に設置したマスクbと、このマ
スクbの後方に設置され縮小した実像を結ばせる光学系
とを備える転写露光装置である。マスクaには基準とな
る転写パターンが2次元平面上において周期的に配置さ
れている。マスクbは2次元の格子状パターンから成っ
ている。縮小した実像を結ばせる光学系は、マスクbが
前焦点面となる位置に配置されたレンズ系bと、このレ
ンズ系bの後焦点面に前記実像を結ばせる結像面とを有
する光学系であるか、あるいは前記レンズ系aの結像の
条件を満たす結像面を有する光学系である。
【0008】
【作用】本発明においては、転写パターンの原図である
マスクaは、基準となる転写パターンが2次元平面にお
いて周期的に配置された構成となっている。基準となる
転写パターン(これを一つの集合体単位と考える)は2
次元平面上に多数配置されており、各々の集合体単位は
完全な無欠陥パターンである必要はない。このような欠
陥を含む原図マスクaを用いて露光を行うことによっ
て、マスクaのフーリェ変換像とマスクbとの光学的掛
け算の演算が生じ、本発明の構成の光学的平均化処理を
用いれば完全な無欠陥の転写パターンを得ることができ
る。このように本発明は、光の分布がフーリェ変換され
て結像面に表われるという原理に基くものであって理論
的に可能であり、また光源系等の条件を満たすことによ
って装置構成が可能である。
【0009】
【実施例】次に本発明について図面を参照して詳細に説
明する。図1は本発明の一実施例の転写露光装置の概念
図である。光源系1を用いて転写パターンの原図である
マスクa2を露光する。マスクa2はレンズ系a3の前
焦点面に設置してあり、レンズ系a3によってマスクa
2の原図のフーリェ変換像がレンズ系a3の後焦点面に
形成される。f1 はレンズ系a3の焦点距離を表してい
る。
【0010】図2にはマスクa2の原図パターンが示し
てある。*印(本来の無欠陥パターン)は一つの基準と
なる転写パターン(一つの集合体単位)を示している。
この集合体単位が2次元平面上に周期的に配列されてい
る。ここで注意すべきことは、図2から分かるように各
々の集合体単位は全て形が異なっており、9個の不完全
パターン(*印が完全パターン)がマスクa2を形成し
ている。すなわち、原図となるマスクa2は複数個の欠
陥パターンが2次元平面上に配置された構成となってい
る。
【0011】次に、図1に戻ってレンズ系a3の後焦点
面にマスクb5を設置する。図3(a)、(b)にマス
クb5のパターン例が示してある。マスクb5のパター
ンは2次元の格子状パターンである。図3(a)のパタ
ーンは2次元格子が露光光を遮る働きをし、格子以外の
所で露光光が透過する。図3(b)のパターンは、2次
元格子状に配置した孔が露光光を透過させる働きをす
る。本実施例に用いるマスクb5は、図3(a)または
図3(b)のいずれでもよい。
【0012】ここまでの結果として、レンズ系a3の後
焦点面において、マスクa2のフーリェ変換像とマスク
b5のパターンとの光学的掛け算の演算が生じる。次い
で、マスクb5からの出力がレンズ系b6によって再度
フーリェ変換され、実像が結像面4に転写パターンとし
て形成される。ここで、マスクb5はレンズ系b6の前
焦点面に、また結像面4は後焦点面にそれぞれ設置す
る。f2 はレンズ系b6の焦点距離を表わしている。結
像面4に結像された実像は、原図パターンをf2/f1
倍(すなわち縮小)したパターンであり、本発明の構成
による光学的平均化処理により、図4に示すように完全
な無欠陥の転写パターンとなる。図4では原理を示すた
めに縮小した形には書いていない。
【0013】すなわち、本発明の構成によれば、複数個
の不完全な欠陥パターンが周期的に配置された原図マス
クパターンから、完全な無欠陥の縮小された周期パター
ンを得ることができる。この時、図2のような複数個の
不完全な欠陥パターン(周期的に配列)について、それ
ぞれ重ね合わせて光学的和をとり平均化処理を施すこと
によって、図4のような完全な無欠陥のパターンが周期
的に形成されて結像され、本発明の目的は達成される。
【0014】図5は本発明の他の実施例である転写露光
装置の概念図を示している。光源系1を用いて転写パタ
ーンの原図であるマスクa2を露光する。マスクa2は
前述の図2の説明のとおりである。レンズ系a3によっ
て、マスクa2の原図パターンのフーリェ変換像がレン
ズ系a3の後焦点面に形成される。fはレンズ系a3の
焦点距離を表わしている。また、レンズ系a3の後焦点
面にマスクb5を設置する。マスクb5は前述の図3
(a)、(b)に示したとおりであり、図(a)、
(b)のいずれを用いてもよい。
【0015】ここまでの結果として、レンズ系a3の後
焦点面において、マスクa2のフーリェ変換像とマスク
b5のパターンとの光学的掛け算の演算が生じる。マス
クb5からの出力が、結像面4において実像、すなわち
転写パターンとして形成される。この時、マスクb5か
らの出力はレンズ系a3によって再度フーリェ変換さ
れ、l2 /l1 倍(すなわち縮小)した転写パターンが
形成される。ここでは、1個のレンズ系a3がフーリェ
変換と結像の2役を務めている。図5において、l1
マスクa2からレンズ系a3までの距離、l2 はレンズ
系a3から結像面4までの距離を表わしており、いわゆ
るレンズの結像の条件1/l1 +1/l2=1/fが満
たされている。
【0016】図2に示した欠陥を含んだ原図パターンで
あるマスクa2から、図4に示した無欠陥の転写パター
ンが得られる基本原理は実施例1と同様である。従っ
て、本実施例の構成によっても本発明の目的は達成され
る。図1、図5に示した実施例において、レンズ系a3
およびレンズ系b6の表わし方については、図では1個
のレンズのみで代表したが、多数のレンズの組合せから
成るレンズ系でも光束を収斂するレンズ系であれば一向
に差し支えない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、周期的に
配置した複数個の欠陥(不完全)パターンから成る原図
マスクから、縮小された無欠陥の周期的に配置された転
写パターンを得ることができるので、原図パターンの無
欠陥化を行う必要がなくなり、原図パターンマスクの作
成に極めて大きな許容度を与えることができるようにな
り、光学露光転写技術に新たな可能性を与え、サブハー
フミクロン領域の微細パターン形成における転写技術の
実用化を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である転写露光装置の概念図
である。
【図2】原図マスクパターン図である。
【図3】2次元の格子状マスクパターン図で、同図
(a)、(b)はそれぞれパターン例である。
【図4】転写パターン図である。
【図5】本発明の他の実施例である転写露光装置の概念
図である。
【図6】従来の転写露光装置の概念図である。
【図7】従来の原図マスクパターンを転写したパターン
図である。
【符号の説明】
1 光源系 2 マスクa 3 レンズ系a 4 結像面 5 マスクb 6 レンズ系b

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写パターンの原図となるマスクaと、
    このマスクaを露光する光源系と、前記マスクaの後方
    に設置したレンズ系aと、このレンズ系aの後焦点面に
    設置したマスクbと、このマスクbの後方に設置され縮
    小した実像を結ばせる光学系とを備えることを特徴とす
    る転写露光装置。
  2. 【請求項2】 前記マスクaには基準となる転写パター
    ンが2次元平面上において周期的に配置されている請求
    項1記載の転写露光装置。
  3. 【請求項3】 前記マスクbは2次元の格子状パターン
    から成る請求項1記載の転写露光装置。
  4. 【請求項4】 前記縮小した実像を結ばせる光学系は、
    前記マスクbが前焦点面となる位置に配置されたレンズ
    系bと、このレンズ系bの後焦点面に前記実像を結ばせ
    る結像面とを有する光学系であるか、あるいは前記レン
    ズ系aの結像の条件を満たす結像面を有する光学系であ
    る請求項1記載の転写露光装置。
JP5077227A 1993-04-02 1993-04-02 転写露光装置 Expired - Lifetime JPH07109818B2 (ja)

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JPH07109818B2 JPH07109818B2 (ja) 1995-11-22

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