JPH06289702A - 現像装置及び現像装置を備えたプロセスカートリッジ - Google Patents

現像装置及び現像装置を備えたプロセスカートリッジ

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JPH06289702A
JPH06289702A JP5095503A JP9550393A JPH06289702A JP H06289702 A JPH06289702 A JP H06289702A JP 5095503 A JP5095503 A JP 5095503A JP 9550393 A JP9550393 A JP 9550393A JP H06289702 A JPH06289702 A JP H06289702A
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JP
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developer
developing sleeve
developing
process cartridge
developing device
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Kenji Matsuda
健司 松田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】現像装置の構成を複雑化することなく、現像ス
リーブ両端部からの現像剤の漏洩を防止する。 【構成】現像スリーブ65に弾性部材71を母線方向に
当接させて第1当接部Aを形成し、現像スリーブ65に
対する現像剤塗布量を規制する。現像スリーブ65の左
右両端部に周方向に現像剤漏れ防止部材67を当接させ
て第2当接部Bを形成し、現像剤の漏れを防止する。漏
れ防止部材67の内側の側面部67aに可撓性のシール
部材68を貼着し、微小間隙Sを閉塞して現像スリーブ
65との間に新たな第3当接部Cを形成する。この第3
当接部Cにより、第1当接部Aと第2当接部Bとが隙間
なく連結され、現像剤の漏れを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、レーザビーム
プリンタ等の画像形成装置に装着する現像装置及び現像
装置を備えたプロセスカートリッジに係り、詳しくは、
現像装置からの現像剤の漏れを防止するシール部材の構
成に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、レーザビームプリンタ等の画像
形成装置において、感光ドラム(像担持体)、帯電装
置、クリーニング装置等の各プロセス機器をカートリッ
ジ容器内に一体的に組み込んでプロセスカートリッジを
構成し、このプロセスカートリッジを画像形成装置の装
置本体内に着脱自在に装着するようにして、メンテナン
スの簡便化を図ったものが知られている。
【0003】図11、は電子写真方式画像形成装置に装
着するプロセスカートリッジの概略構成を示す縦断面図
である。
【0004】プロセスカートリッジ1は、カートリッジ
容器2内に、像担持体としての回転ドラム型電子写真感
光体(以下「感光ドラム」という。)3を備えている。
感光ドラム3は、カートリッジ容器2によって矢印R1
方向に回転自在に支持されており、所定の周速度(プロ
セススピード)をもって回転駆動される。
【0005】感光ドラム3の上方には帯電装置5が配設
されている。帯電装置5は、直接帯電部材としての帯電
ローラ5aを有し、帯電ローラ5aは、感光ドラム3表
面に対して所定の押圧力をもって当接されており、感光
ドラム3の矢印R1方向の回転駆動に伴い矢印R2方向
に従動回転する。帯電ローラ5aは、電源5bによって
所定のバイアス電圧が印加される。このバイアス電圧の
印加及び帯電ローラ5aの回転によって、感光ドラム3
表面は、所定の電位に均一に帯電される。
【0006】次いで、その感光ドラム3の均一帯電処理
面に対して露光部において不図示の画像情報露光手段
(レーザビーム走査露光、光像投影スリット露光等)に
よる光像露光Lがなされることで目的の画像情報の静電
潜像が形成される。
【0007】この静電潜像は、現像装置6で現像され
る。現像装置6は以下の構成になっている。61は現像
剤の収容室で、現像剤tは、開口部60bを介して現像
室62に送り込まれる。現像室62に送り込まれた現像
剤tは、現像スリーブ65内のマグネット(不図示)に
よって現像スリーブ65表面に吸着され塗布される。現
像スリーブ65は矢印R5方向に回転しており、現像ス
リーブ65に塗布された現像剤tは、現像剤量規制部材
(以下「規制ブレード」という。)69によって、その
塗布量が規制され、これと並行して、現像スリーブ65
と規制ブレード69との摩擦帯電によって適切な電荷が
付与される。電荷の付与された現像剤tは現像スリーブ
65に印加された現像バイアスによって感光ドラム3上
の静電潜像に付着され、静電潜像は現像剤像となる。
【0008】この現像剤像は、給紙部(不図示)から適
切なタイミングで感光ドラム3と転写ローラ75との間
の転写部へ導入された転写材Pに対して転写されてい
く。
【0009】転写部を通った転写材Pは、感光ドラム3
から分離されて像定着部(不図示)へ搬送され、現像剤
像が定着された後、装置本体外部に排出される。
【0010】像転写後の感光ドラム3は、表面がクリー
ニング装置7により転写残り現像剤等の付着汚染物の除
去を受けて清浄面化されて、次の画像形成プロセスに供
される。
【0011】本例のクリーニング装置7はブレードクリ
ーニング式であり、クリーニングブレード7aの先端の
エッジ部を感光ドラム3の面移動方向にカウンタの方向
に所定の押圧力をもって当接させてあり、そのブレード
7aの当接エッジ部で感光ドラム3表面の転写残り現像
剤等が拭掃除去されて感光ドラム3表面が清浄面化され
る。クリーニングブレード7aには製造時に個体潤滑剤
であるポリフッ化ビニリデン(PVDF)が塗布されて
おり画像形成装置の初期使用時のいわゆるブレードめく
れの発生を防止するようにしている。
【0012】前述の帯電ローラ5aはクリーニング装置
7の容器7bに回転軸受け支持させて収容配設されてい
る。
【0013】なお、本例の画像形成装置は感光ドラム
3、帯電装置5、現像装置6、クリーニング装置7の4
個のプロセス機器を、カートリッジ容器2内側に一体的
に収容してプロセスカートリッジ1を形成し、このプロ
セスカートリッジ1を装置本体に対して着脱自在に装着
するようにしている。これによって、メンテナンスの簡
便化を図っている。
【0014】このようにカートリッジ化された現像装置
6では、感光ドラム3と対向する側の開口部において、
現像スリーブ65の左右両端部からの現像剤漏れの防止
は、従来、現像スリーブ65の周面の感光ドラム3と対
向する側に対して側方の一側に当接されている規制ブレ
ード69の両側で、現像スリーブ65の周面の感光ドラ
ム3と対向する側と反対側の部分に、植毛材などからな
る可撓性の現像剤漏れ防止部材(不図示)を当接させる
ことによって行っていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の技術によ
ると、規制ブレード69が剛体の場合には現像剤漏れ防
止部材を規制ブレード69の両端部に突き当てて取り付
けることができ、規制ブレード69と現像剤漏れ防止部
材との間隙をなくすことができる。
【0016】しかしながら、最近は画質の高精度化を図
るため、前記規制ブレード69は弾性体であるものが主
流になっている。規制ブレード69が弾性体である場合
には、現像剤漏れ防止部材を規制ブレード69の両端部
につき当てて取り付けても、その突き当て量が一定せ
ず、このため規制ブレード69の両端部での現像剤漏れ
防止に信頼性が欠けるという問題があった。また規制ブ
レード69等の現像装置6の部品の寸法精度を必要以上
に高くしなければならず、現像装置6の量産性、製造性
が悪く、価格が高くなる欠点もあった。
【0017】さらに漏れ防止法として、現像剤漏れ防止
部材を現像スリーブ65の周方向に対して大きな力を加
え締め付けるという方法もあるが、この方法によるとき
は、現像スリーブ65の駆動に過大なトルクが必要にな
ってしまう欠点ある。
【0018】このほかに現像剤漏れ防止部材の一部を突
出させて規制ブレード69と現像剤漏れ防止部材との隙
間を埋める方法もあるが、この方法によると規制ブレー
ド69が現像スリーブ65を規定値よりも強く押しつけ
ることとなり、現像剤を現像スリーブ65の表面に塗布
する際の塗布量が規定値にならなかったり、電荷が規定
値外になったりして画像領域内での画質の低下を招くば
かりか、現像装置6のトルクアップの要因ともなりう
る。
【0019】現像剤漏れ防止部材の突出部による押しつ
け力のアップを避けるため、モルトプレーン等の柔らか
い別の部材を上記突出部と同じ場所に貼り付ける方法も
従来から実施されているが、この別部材を貼り付けるに
は、そのための貼り付け座面を設ける必要があり、この
ため現像室62の型構造が複雑になるという問題があっ
た。さらに、座面が形成された箇所は、この座面が障害
となって現像室62から現像スリーブ65への現像剤の
流れが滞り、現像剤の供給量が不足となる。したがっ
て、これを防止しようとすると、現像装置6を貼り付け
座面の分だけ大きくせざるを得ないという欠点があっ
た。さらに現像剤漏れ防止部材と上述の別部材とを貼り
付けるとき、両部材の間隙が0にならないと、シールの
効果を発揮しないわけだが、このような貼り付け作業は
非常に困難であるという欠点もある。
【0020】そこで、本発明は、現像剤漏れ防止部材に
可撓性のシール部材を貼着し、このシール部材と像担持
体表面との間に現像剤量規制部材(規制ブレード)の両
端部を挟持することによって、構造を複雑化することな
く、現像剤の漏れを確実に防止するようにした現像装置
及び現像装置を備えたプロセスカートリッジを提供する
ことを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、現像装置は、表面に塗布さ
れた現像剤を担持搬送して、像担持体上の静電潜像に付
着させる現像スリーブと、該現像スリーブ表面にその母
線方向に沿って第1当接部を形成することにより前記現
像スリーブ上の現像剤の塗布量を規制する現像剤量規制
部材とを備えた現像装置において、前記現像剤量規制部
材の左右両端縁から外側に微小間隙を介して配置され、
前記現像スリーブの左右両端部に周方向に沿って第2当
接部を形成する現像剤漏れ防止部材と、該現像剤漏れ防
止部材の内側の側面部に貼着され、前記現像スリーブ表
面との間に前記現像剤量規制部材の左右両端部を挟持す
るとともに、前記微小間隙を閉塞して前記第1当接部と
前記第2当接部とを連結するシール部材とを備える、こ
とを特徴とする。
【0022】また、プロセスカートリッジは、上述の現
像装置と、像担持体とをカートリッジ容器内に一体的に
収容し、該カートリッジ容器を画像形成装置に対して着
脱自在に装着してなることを特徴とする。
【0023】さらに、プロセスカートリッジは、前記カ
ートリッジ容器を、上枠と下枠とによって分割可能に形
成し、これら上枠と下枠とを組合せたときの現像剤の漏
れを防止する漏洩防止部材の一部を、前記シール部材と
して用いるようにしてもよい。
【0024】
【作用】以上構成に基づき、シール部材は、現像剤漏れ
防止部材に取り付けるので、これを取り付けるための特
別な座面等を設ける必要がない。
【0025】また、シール部材は、現像スリーブ表面と
の間に規制ブレード(現像剤量規制部材)の左右両端部
を挟持し、この左右両端部と左右の現像剤漏れ防止部材
との間に形成された微小間隙を閉塞し、第1当接部と第
2当接部とを連結するので、現像剤が漏れでる箇所をな
くすことができる。
【0026】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈実施例1〉まず、本発明に係る現像装置及びこの現像
装置を備えたプロセスカートリッジの概要を説明する。
【0027】図1に、プロセスカートリッジ1の縦断面
を図示する。プロセスカートリッジ1は、枠状のカート
リッジ容器2内に、感光ドラム(像担持体)3、帯電装
置5、現像装置6等のプロセス機器を一体的にカートリ
ッジ化して構成されており、複写機、レーザビームプリ
ンタ等の画像形成装置の装置本体に対して着脱自在に装
着される。
【0028】感光ドラム3は、カートリッジ容器2によ
って矢印R1方向に回転自在に支持されている。感光ド
ラム3表面には、帯電装置5の帯電ローラ5aが当接さ
れていて、この帯電ローラ5aを感光ドラム3の矢印R
1方向の回転に伴って矢印R2方向に従動回転させると
ともに、この帯電ローラ5aに帯電電圧を印加すること
によって、感光ドラム3表面を一様の電位に帯電するよ
うになっている。カートリッジ容器2の一部(図1の左
側)には、スリット状露光窓2aが形成されていて、不
図示の露光手段からの光像露光Lがほぼ水平な入射光と
なって、像露光位置Mにおいて感光ドラム3表面を照射
する。これによって、感光ドラム3上には、光像露光L
に応じた静電潜像が形成されるようになっている。この
感光ドラム3上の静電潜像は、現像装置6(後に詳述)
により現像剤tが付着されて、この現像剤像は、画像形
成装置本体側の転写装置(不図示)によって、転写材上
に転写される。現像剤像が転写された転写材は、その後
定着器(不図示)によって現像剤像が定着され、最終的
な画像として装置本体外部に排出される。
【0029】上述の現像装置6は、フレーム状の現像容
器60を備えている。現像容器60は、そのほぼ中央に
縦方向に配置した隔壁60aによって2分割されてい
る。その一方は、現像剤tが収納される収容室61であ
り、もう一方は、後述の現像スリーブ65が配置される
現像室62である。これら収容室61と現像室62と
は、隔壁60aの下部に形成された横長の長方形状の開
口部60bによって連通されている。収容室61には、
攪拌部材63が回転自在に支持されており、この攪拌部
材63が矢印R3方向に回転することにより、収容室6
1内の現像剤tは、攪拌されるとともに開口部60bを
介して現像室62に移動される。
【0030】現像室62の左右両端部には、図2に示す
ように、受部66が形成されている(ただし図2におい
てはその左側のもののみを図示している。なお、以下の
説明においては、同図の矢印K1側を「左」、矢印K2
側を「右」とし、また、本発明に係るプロセスカートリ
ッジ1は、ほぼ左右対称であるので、図2ないし図5に
おいては、その右側部分を省略するものとする。)。開
口部60bの左右両外側に配置された各受部66には、
内側に、ほぼ上方に向けて開口する半円弧状の受面66
aが形成されている。受面66aの一方の上端の内側に
は、係止部66bが突設されている。
【0031】図3に示すように、受面66aには、現像
剤漏れ防止部材67が取り付けられている。現像剤漏れ
防止部材67は、羊毛フェルト等の植毛やウレタンラバ
ーなどの可撓性材料を細長い板状に形成したものであ
り、左右の受部66の各受面66aに対し、一端を係止
部66bに貼着し、残りの部分を受面66aに倣うよう
に半円弧状に貼着している。現像剤漏れ防止部材67
は、左右方向の貼着位置について、内側の側面部67a
が受面66aの内側の端部に合うように配置され、全体
としては受面66aのほぼ半分を覆っている。さらに現
像剤漏れ防止部材67の側面部67aには、角板状のシ
ール部材(後に詳述)68が取り付けられている。
【0032】現像室62側の、開口部60bの上方に
は、規制ブレード(現像剤量規制部材)69を装着する
ための段部60cが形成されている。規制ブレード69
は、断面L字状の左右に長い押え板70と横長の板状の
弾性部材71とによって構成されている。弾性部材71
は、ウレタンゴムブレード、シリコンゴムブレードまた
はリン青銅板によって形成され、上端側が押え板70の
内側に固定される一方、下端側が左右方向全幅にわたっ
て自由端となっている。この規制ブレード69は、押え
板70の左右両側の透孔70aを貫通するねじ72を段
部60cの左右の固定部60dにねじ止めすることによ
って、段部60cに取り付けられている(図4)。この
際、押え板70の左右両端部が、それぞれ係止部66b
との間に、現像剤漏れ防止部材67の一方の端部を挟み
込むようになっている。
【0033】ここで、図5を参照して、弾性部材71の
左右幅W1、左右の現像剤漏れ防止部材67のそれぞれ
の内側の側面部67a間の距離W2、現像スリーブ65
の左右幅W3の関係について説明する。
【0034】現像スリーブ65の左右幅W3は、左右の
現像剤漏れ防止部材67の側面部67a間の距離W2よ
りも大きく、つまりW3>W2に設定されており、現像
スリーブ65の左右両端部と、現像剤漏れ防止部材67
との間には、現像スリーブ65の周方向に沿って第2当
接部B(図5における縦長の斜線部)が形成され、これ
によって、現像室62内の現像剤tが現像スリーブ65
の左右両端部から外側に漏れ出すのを防止している。ま
た、弾性部材71は、その左右幅W1が左右の側面部6
7a間の距離W2よりも小さく、つまりW1<W2に設
定されている。したがって、左右幅がW3の現像スリー
ブ65の周面に対し、弾性部材71を当接させたときに
は、両者の間には、現像スリーブ65の母線方向に沿っ
た第1当接部A(図5の横長の斜線部)が形成される。
そして、現像スリーブ65と現像剤漏れ防止部材67と
の間の第2当接部Bと、現像スリーブ65と弾性部材7
1との間の第1当接部Aとの間には、現像剤漏れ防止部
材67の側面部67aと弾性部材71の左右端縁71a
との隙間に対応する(W2−W1)/2=Sの微小間隙
が形成される。したがって、このままでは、現像室62
から弾性部材71の左右両側の微小間隙Sを通って漏れ
出る現像剤tが発生する。
【0035】本発明では、この現像剤tの漏れを防止す
るために、図6(図4を矢印α方向から見た断面図)に
示すように、現像剤漏れ防止部材67の弾性部材71側
の側面部67aにシール部材68を貼着していることが
特徴である。さらに本実施例における具体的な貼り付け
箇所を説明すると、左右方向の位置については、左右の
現像剤漏れ防止部材67のそれぞれの内側の側面部67
aであり、また、現像スリーブ65の周方向の位置につ
いては、現像スリーブ65表面と弾性部材71との第1
当接部Aのちょうど裏側である。つまり、現像スリーブ
65の表面とシール部材68とによって、弾性部材71
の左右両端部を挟持するようになっている。さらにシー
ル部材68を後述のように適度に弾性のある部材で形成
することによって、このシール部材68が、第1当接部
Aと第2当接部Bとの間の微小間隙Sに入り込み、ここ
に新たな第3当接部Cを形成して、この微小間隙Sを確
実に閉塞するようにしている。これにより、現像剤tが
弾性部材71の左右両端で微小隙間Sを通って、感光ド
ラム1に側に不当に漏れるのを確実に防止している。
【0036】現像剤漏れ防止部材67の側面部67aに
貼り付けられたシール部材68の材質としては発泡性ポ
リウレタン等の柔らかいものが好ましい。なぜならばシ
ール部材68は、弾性部材71の左右両端部において、
この弾性部材71とオーバーラップする位置に貼り付け
られるため、可撓性が不足すると、弾性部材71の両端
を現像スリーブ65に強く押しつけてしまい、現像スリ
ーブ65の駆動トルクを必要以上に上げてしまうばかり
でなく、弾性部材71の左右両端の押圧力が規定値より
も高くなりがちで、この場合には画像の濃度が低くなる
など、画質にも悪影響を及ぼすおそれがあるからであ
る。したがってシール部材68を柔らかいものにするこ
とにより画質に影響を与えることなく、しかも現像スリ
ーブ65の駆動トルクを軽減することに対して有効であ
る。
【0037】また本実施例によれば、シール部材68
は、現像剤漏れ防止部材67の側面部67aに貼り付け
られることから、このシール部材68を貼着するための
特別な貼り付け座面等を現像室62内に設ける必要がな
く、したがって、座面によって現像剤tの流れが妨げら
れることもない。このため、画像領域全体を有効に使用
することができ、現像装置6、ひいてはプロセスカート
リッジ1の小型化に対しても有効である。 〈実施例2〉図7に、実施例2のプロセスカートリッジ
101の断面を図示する。このプロセスカートリッジ1
01は像担持体としての感光ドラム103と、これの周
囲に配設されるプロセス手段としてのクリーニング装置
107、現像装置106及び帯電装置105をプロセス
カートリッジ101の上枠102A、下枠102B内に
一体的に組み込んで構成され、これが不図示の画像形成
装置本体に対して着脱自在に装着される。
【0038】したがって、感光ドラム103が寿命に達
したり、現像装置106内の現像剤tが消費されてなく
なった場合には、プロセスカートリッジ101を装置本
体から取り出し、これを新しいものと交換することによ
って、メンテナンスの簡便化が図れる。
【0039】ところで、前記クリーニング装置107
は、クリーニングブレード107a、スクイシート10
7b、廃現像剤収容部107c等を備えており、廃現像
剤収容部107cを構成する上枠102Aと下枠102
Bとにそれぞれ配置した漏洩防止部材107d、107
dによって、上枠102Aと下枠102Bとの結合部か
ら現像剤tが漏れることを防止している。
【0040】また、前記現像装置106は、現像スリー
ブ165、規制ブレード169、現像剤tの収容室16
1は、図8に示すように上枠102Aと下枠102Bと
を漏洩防止部材164a、164a、164bを介して
結合することによって、上枠102Aと下枠102Bと
の結合部から現像剤tが漏れ出ることを防止している。
なお、160bは開口部であって、プロセスカートリッ
ジ101を装置本体(不図示)に装着する際に、事前に
シール(不図示)を引き抜くことによって、この開口部
160bから現像剤tが現像スリーブ165に向けて移
動することを可能にする。現像スリーブ165は矢印R
5方向に回転駆動される。また現像室162内には、規
制ブレード(現像剤量規制部材)169および現像剤漏
れ防止部材167が設けられている。現像装置106内
の現像剤tは現像スリーブ165内の不図示のマグネッ
トローラによって現像スリーブ165に吸着され塗布さ
れる。現像剤tは、つづいて、規制ブレード169によ
って現像スリーブ165上に一定量に塗布されると同時
に、規制ブレード169と現像スリーブ165との圧に
よる摩擦帯電によって規定値の電荷が与えられる。電荷
の与えられた現像剤tは現像スリーブ165表面に吸着
された状態で、感光ドラム103に向けて担持搬送さ
れ、感光ドラム103上に形成されている静電潜像に付
着されて、これを現像する。
【0041】このとき本実施例におけるプロセスカート
リッジ101は、図8に示すように上枠102Aと下枠
102Bとが分割構成になっており、上枠10Aには、
現像剤tの収容室161、開口部160b及び帯電装置
105、及び上枠102Aと下枠102Bとを結合した
ときの、両者の隙間を埋めるための漏洩防止部材164
a、164a、107d、107d等が配設されてい
る。一方、下枠102Bには、クリーニングブレード1
07a、スクイシート107b、廃現像剤収容部107
c等からなるクリーニング装置107、及び現像スリー
ブ165、規制ブレード169、現像室162等からな
るの現像装置106が配設され、さらに、上枠102A
と下枠102Bとを結合したときの隙間を埋めるために
漏洩防止部材164bが配設されている。
【0042】上述の構成において漏洩防止部材164b
は規制ブレード169の近傍に位置するために該漏洩防
止部材164bの形状を、図9(a)に示すような形状
に形成し、凸部を折り曲げて(同図(b))この凸部を
シール部材168とし、現像剤漏れ防止部材167の、
開口部160側の側面部167aに貼り付けることによ
り、図10に示すようなシール部材168を構成するこ
とができる。
【0043】以上よりシール部材168が、前述の実施
例1のシール部材68と同様の効果を持つことができ
る。
【0044】以上の実施例1及び実施例2においては、
現像装置6、106がそれぞれプロセスカートリッジ
1、101に組み込まれているものについて説明した
が、本発明に係る現像装置6、106は、プロセスカー
トリッジ1、101を使用しない構成の画像形成装置に
対しても、ほぼ同じ構成で適用し、ほぼ同等の効果を上
げることができるのはもちろんである。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、現像剤漏れ防止部
材の内側の側面部にシール部材を貼り付け、このシール
部材と現像スリーブとの間に規制ブレード(現像剤量規
制部材)を挟持することによって、規制ブレード左右両
端部に形成されていた微小間隙を閉塞して、第1当接部
と第2当接部とを隙間なく連結することができるので、
規制ブレードの左右両端部、つまり現像スリーブの左右
両端部近傍から像担持体に向けて現像剤が漏れ出すこと
を有効に防止することができる。
【0046】また、シール部材は、現像剤漏れ防止部材
の側面部に貼着するため、シール部材を貼着するための
特別な座面等を設ける必要がないので、構成が簡単とな
り、しかも座面等が現像剤の流れを妨げることに起因す
る画質の低下を防止することができる。したがって、画
質を低下させることなく、装置全体を小型化することが
できる。
【0047】さらに、現像装置製作に際しては、量産
性、製造性、信頼性を損なうことなく、現像剤の漏れを
有効に防止するものを製作することができ、しかも、シ
ール部材の適度な可撓性により、現像スリーブの駆動ト
ルクを不当に引き上げることもない。
【0048】このような現像装置を備えたプロセスカー
トリッジにおいても、ほぼ同様の効果を期待することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るプロセスカートリッジ
の縦断面図。
【図2】同じく規制ブレード取付け前の現像装置の斜視
図。
【図3】同じく現像剤漏れ防止部材、シール部材を取り
付けた現像装置の斜視図。
【図4】同じく図3の状態にさらに規制ブレードを取り
付けた現像装置の斜視図。
【図5】同じく組立後の現像装置の正面図。
【図6】同じく(a)、(b)は、図4のα線矢視図。
【図7】本発明の実施例2に係るプロセスカートリッジ
の縦断面図。
【図8】同じくプロセスカートリッジの上枠と下枠とを
分離させた状態を示す縦断面図。
【図9】同じく(a)、(b)は、漏洩防止部材に突設
させたシール部材の構成を示す斜視図。
【図10】同じくシール部材を現像装置に取り付けた状
態を示す斜視図。
【図11】従来のプロセスカートリッジの縦断面図。
【符号の説明】
1、101 プロセスカートリッジ 2、102 カートリッジ容器 3、103 像担持体(感光ドラム) 6、106 現像装置 65、165 現像スリーブ 67、167 現像剤漏れ防止部材 67a、167a現像剤漏れ防止部材の側面部 68、168 シール部材 69、169 現像剤量規制部材(規制ブレード) 71a 現像剤量規制部材の左右両端縁 102A 上枠 102B 下枠 A 第1当接部 B 第2当接部 S 微小間隙 t 現像剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に塗布された現像剤を担持搬送し
    て、像担持体上の静電潜像に付着させる現像スリーブ
    と、該現像スリーブ表面にその母線方向に沿って第1当
    接部を形成することにより前記現像スリーブ上の現像剤
    の塗布量を規制する現像剤量規制部材とを備えた現像装
    置において、 前記現像剤量規制部材の左右両端縁から外側に微小間隙
    を介して配置され、前記現像スリーブの左右両端部に周
    方向に沿って第2当接部を形成する現像剤漏れ防止部材
    と、 該現像剤漏れ防止部材の内側の側面部に貼着され、前記
    現像スリーブ表面との間に前記現像剤量規制部材の左右
    両端部を挟持するとともに、前記微小間隙を閉塞して前
    記第1当接部と前記第2当接部とを連結するシール部材
    とを備える、 ことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の現像装置と、像担持体と
    をカートリッジ容器内に一体的に収容し、該カートリッ
    ジ容器を画像形成装置に対して着脱自在に装着してな
    る、 ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記カートリッジ容器を、上枠と下枠と
    によって分割可能に形成し、これら上枠と下枠とを組合
    せたときの現像剤の漏れを防止する漏洩防止部材の一部
    を、前記シール部材として用いる、 ことを特徴とする請求項2記載のプロセスカートリッ
    ジ。
JP5095503A 1993-03-30 1993-03-30 現像装置及び現像装置を備えたプロセスカートリッジ Pending JPH06289702A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09114230A (ja) * 1995-10-20 1997-05-02 Canon Inc 現像剤担持体、現像装置、及びプロセスカートリッジ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09114230A (ja) * 1995-10-20 1997-05-02 Canon Inc 現像剤担持体、現像装置、及びプロセスカートリッジ

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