JPH06289688A - 帯電装置、及び同装置を備える電子写真装置 - Google Patents

帯電装置、及び同装置を備える電子写真装置

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JPH06289688A
JPH06289688A JP7785693A JP7785693A JPH06289688A JP H06289688 A JPH06289688 A JP H06289688A JP 7785693 A JP7785693 A JP 7785693A JP 7785693 A JP7785693 A JP 7785693A JP H06289688 A JPH06289688 A JP H06289688A
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JP
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charging
potential
charged
photoconductor
charging device
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Application number
JP7785693A
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English (en)
Inventor
Jiyunichi Nawama
潤一 縄間
Seiichi Suzuki
誠一 鈴木
Akira Kumon
明 九門
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/02Arrangements for laying down a uniform charge
    • G03G2215/026Arrangements for laying down a uniform charge by coronas
    • G03G2215/028Arrangements for laying down a uniform charge by coronas using pointed electrodes

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1次帯電器と2次除電器から成る帯電装置
で、被帯電体の均一な表面電位を得ることを目的とす
る。 【構成】 2次除電部材の除電作用部分の長さを、1次
帯電部材の帯電作用部分の長さよりも大きく設定するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被帯電体を所望の電位
に帯電する帯電装置、及び同装置を備える電子写真装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方法を用いた画像形成装置であ
る電子写真装置を例に説明する。
【0003】電子写真方法では、帯電工程時の感光体へ
の均一な表面電位付与が、像露光工程時に形成される静
電潜像の品質に大きく影響するため、帯電装置は感光体
を所望の電位に均一に帯電する必要がある。
【0004】従来、電子写真装置の帯電装置には、主に
スコロトロンが用いられてきた。その構成を図8に示
す。図8において、101は感光体で、接地したドラム
状の導電性支持体101aと感光層101bとから構成
される。102はコロナ放電源である導電性ワイヤで、
感光体の長手方向に架張されており、通常、直径約50
〜100μmのタングステンワイヤが用いられる。10
3はハウジングで、接地した導電性平板を加工して、ワ
イヤ102を囲むように設けられている。104はグリ
ッド電極で、ハウジング103の感光体面に開口した部
分に設けられており、メッシュ状等の形状を有する。1
05はワイヤ102に印加する直流電圧源、106はグ
リッド電極104に印加する直流電圧源である。
【0005】直流電圧源105を用いてワイヤ102に
高電圧(通常、絶対値で約3〜6kV)を印加すること
により、ワイヤ近傍では気体の絶縁破壊が生じ、いわゆ
るコロナ放電が発生する。コロナ放電は極めて不安定で
あり、コロナ放電をそのまま感光体の帯電に用いること
は出来ない。そこで、ワイヤ周辺にハウジング103を
設け、ワイヤとハウジング間で自続性の安定した放電電
界領域を形成することにより、感光体101の均一な帯
電を行う。感光体の表面電位の制御は、グリッド電極1
04が行う。つまり、直流電圧源106を用いてグリッ
ド電極に感光体の所望電位と同電圧を印加すれば、感光
体表面電位が絶対値でグリッド電極電位より大きくなれ
ば、ワイヤによるコロナ放電で生じた荷電粒子のほとん
どがグリッド電極に流れ込み、感光体表面は絶対値でグ
リッド電極電位以上に帯電されることがない。
【0006】上述した構成、動作を特徴とするスコロト
ロン帯電装置は、用いる部材、また構造がシンプルなの
で、低コストであると言う利点を有する。また、帯電能
力が高いので、高速な印字プロセスにも追従可能であ
る。また、用いる電源が直流電圧源であるので、電源装
置が小型であり、そのことは電子写真装置全体の小型化
につながる。この様な種々の利点を持つ一方で、以下に
述べる欠点を有する。先ず、ワイヤで発生するコロナ放
電を安定化するためにワイヤとハウジング間で安定な放
電電界を形成する必要があるが、そのためには、感光体
を所望の電位に帯電するために必要な有効電流量の約1
00倍程度のコロナ電流がワイヤから発生してしまい、
その結果、空気の絶縁破壊により、コロナ電流量に比例
して多量のオゾンが発生する。オゾンは人体にとって極
めて有害であるばかりでなく、感光体、トナー、また機
構部品等、装置を構成する部材を劣化させ、装置の寿
命、信頼性を著しく低下させてしまう。また他に、スコ
ロトロンの有する欠点としては、電子写真方法の像露光
工程に生じる感光体メモリ、転写工程時に生じる転写メ
モリ等の感光体の電位履歴を除去する能力が低く、スコ
ロトロン帯電装置を用いる電子写真装置では、感光体の
電位履歴を除去する目的で、帯電工程前に感光体を静電
気的に初期化する除電器が必要となり、装置全体の大型
化の原因となる。
【0007】上述のスコロトロン帯電装置の有する欠点
を改善する帯電装置として、ローラ状接触式帯電部材と
感光体間のニップ部で交流電界を形成し感光体を均一に
帯電する帯電方法、また帯電装置が、特公平3−520
58号公報に開示されている。特公平3−52058号
公報に開示されている帯電装置の一実施例について、図
9を参照しながら述べる。
【0008】図9は上述の特公平3−52058号公報
に開示されている帯電装置の一実施例の構成図であり、
107は感光体で、接地したドラム状導電性支持体10
7aと感光層107bとから構成される。108は接触
式帯電部材の一つであるローラ状帯電部材であり、導電
性芯棒108aと半導電性ゴム層108bとから構成さ
れる。109、110は、それぞれ、導電性芯棒108
aに印加する交流電圧源、直流電圧源である。
【0009】ローラ状帯電部材108は感光体107に
接触し、図中矢印の方向に従動する。ローラ状帯電部材
と感光体間の放電開始電圧値の2倍以上のピーク間電圧
値を有する交流電圧を直流電圧に重畳してローラ状帯電
部材の導電性芯棒に印加すれば、ローラ状帯電部材と感
光体間のニップ部では振動電界が形成され、ニップ部の
下流側、つまりローラ状帯電部材と感光体が徐々に離間
する領域では、感光体の表面電位は印加した直流電圧値
に収束する。
【0010】図9に示す上述の帯電装置は、極めて僅か
なオゾン発生(スコロトロン比約1/10〜1/10
0)で均一な帯電を実現し、また、感光体の電位履歴を
除去する能力が大きいので、帯電工程前の除電工程を必
要とせず、電子写真装置全体としての小型化が図れる等
の利点を持つが、一方で、交流電圧源の大型化、また、
交流電界によりニップ部で生じる振動音の発生等の欠点
を有する。
【0011】均一な表面電位を感光体に付与でき、交流
電圧源を用いることなく、感光体の電位履歴を除去する
能力の大きい帯電方法が、特公昭41−21432号公
報、特開昭64−35459号公報に開示されている。
特開昭64−35459号公報に開示されている一実施
例の構成を図10に示す。111は感光体で、接地した
ドラム状導電性支持体111aと感光層111bとから
構成される。112は1次帯電器であり、樹脂製芯棒1
12aの外周に繊維状摩擦帯電部材112aを密に植え
付けたブラシ状の摩擦帯電ローラである。本実施例で
は、負帯電の感光層を使用しているため、繊維にはナイ
ロン繊維を使用している。113は2次除電器である接
触式ローラ状除電部材で、接地した導電性芯棒113a
と半導電性ゴム層113bとから構成される。接触式ロ
ーラ状除電部材113は図中矢印の方向に感光体111
と従動する。摩擦帯電ローラ112を感光体に対して適
当な周速比をもたせて回転させることにより、感光体表
面は、不均一ではあるが、負に帯電される。ここで、接
触式ローラ状除電部材と感光体間の放電開始電圧をVt
hとすれば、1次帯電器通過直後の感光体表面電位V1
の最小値Vminが、所望帯電電位Voに対して、|V
min|≧|Vo|=Vth、である必要がある。1次
帯電器通過直後の感光体表面電位V1は、図11に示す
様に、極めて不均一である。2次除電器通過直後の感光
体中央部付近の表面電位は、図12に示すように、Vt
hに均一化される。
【0012】上述のように、感光体を所望の表面電位に
均一に帯電するために、先ず、所望の電位よりも絶対値
で大きく帯電しておき、その後、所望の表面電位に均一
に除電するという手段を用いることにより、一度で所望
の電位に帯電するスコロトロン等の従来方法に比してよ
り均一に帯電でき、且つ、感光体の電位履歴を除去する
能力が極めて高く、また、交流電圧源を用いることなく
直流電圧源のみで適正動作を行うことが可能である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、殆どの
帯電装置、及び除電装置は、感光体長手方向に対して、
帯電能力、及び除電能力の差を有する。図13に、発明
者らが接触式ローラ状帯電部材を用いて感光体を帯電し
た場合の感光体長手方向の感光体表面電位の測定結果を
示す。本実験では、直径30mmのドラム状負極性積層
型有機感光体を用い、直流電圧源に接続した直径7mm
の導電性芯棒の周りに半導電性ゴム層を設けた接触式ロ
ーラ状帯電部材を総圧1.0kg重で感光体に押圧し、
周速30mm/secで感光体と接触式ローラ状帯電部
材を従動させた。図13から明らかなように、帯電部材
端部では、中央部に比べて電位が上昇する傾向にある。
これは、接触式ローラ状帯電部材端部での押圧力、また
電界の集中等が原因として考えられる。この現象は、高
湿環境になる程顕著であり、図13に示す様な感光体表
面電位のまま像露光工程、現像工程、転写工程を経て、
転写部材上に画像形成を行った場合、画像中央部と端部
での画像濃度差が生じるという問題を有する。また更に
中央部と端部での帯電能力差が大きい場合には、帯電部
材の両端で感光体への火花放電が生じ、火花放電により
感光体にダメージを与えてしまう。
【0014】上述の接触式ローラ状部材を除電部材とし
て用いる場合も、同様に、両端での除電能力上昇という
問題を有する。従って、1次帯電器と2次除電器を組み
合わせて、先ず感光体を所望の電位よりも絶対値で高め
に帯電した後、適当な除電を行ない所望の電位を得る帯
電装置においても、両端と中央部での表面電位の差によ
るところの画像濃度ムラは生じる。
【0015】本発明は上記問題点に鑑み、感光体長手方
向の表面電位ムラ、つまり帯電ムラの極めて少ない帯電
装置を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の帯電装置、及び同装置を備えた電子写真
装置は、以下の構成を備える。
【0017】被帯電体の所望帯電電位であるV0 と極性
が同じ、かつ絶対値がV0 よりも大きい電位V1 に被帯
電体を帯電する1次帯電器と、被帯電体の電位を所望帯
電電位V0 に除電する2次除電器とを備え、且つ、被帯
電体に対して、1次帯電器の作用後に2次除電器が作用
する帯電装置であって、前記1次帯電器の帯電作用部分
の被帯電体に対する長手方向の長さをL1 、前記2次除
電器の除電作用部分の被帯電体に対する長手方向の長さ
をL2 としたとき、L1 <L2 であることを特徴とす
る、帯電装置。
【0018】所望帯電電位V0が、電子写真方法におけ
る像露光工程前の感光体表面電位であることを特徴とす
る、上記帯電装置。
【0019】感光体上の静電潜像を現像工程を通して顕
画像とし、顕画像を被転写材に転写する転写工程におい
て、1次帯電器の帯電作用部分の感光体に対する長手方
向と同方向の被転写材の長さをL3 とおくと、L3<L
1、且つ L3<L2、 を満足することを特徴とする上記
帯電装置。
【0020】2次除電器は被帯電体との接触により除電
を行なう除電器であることを特徴とする、上記帯電装
置。
【0021】2次除電器が被帯電体を除電し始めるとき
の2次除電器と被帯電体の電位差の絶対値をVth、2次
除電器に印加した電位(接地も含む)をV2 とすれば、
|V1|≧|V2|+Vthであることを特徴とする上記帯
電装置。
【0022】上記の帯電装置を具備することを特徴とす
る、電子写真装置。
【0023】
【作用】本発明は上記した構成によって、被帯電体を、
1次帯電器で所望帯電電位よりも絶対値で大きく帯電し
た後に、2次除電器により所望帯電電位に均一に除電す
る帯電装置であって、帯電部材、及び除電部材の被帯電
体に対する長手方向の帯電ムラ、除電ムラの生じにくい
帯電作用部分、及び除電作用部分の中央部分を帯電部
分、及び除電部分として用いることにより、均一な被帯
電体の帯電を実現できる。
【0024】また、上記の帯電装置を具備する電子写真
装置は、表面電位がほぼ均一に付与される感光体の中央
部、及びその近傍で作像された顕画像を転写工程により
被転写材に転写して画像形成を行うので、濃度ムラの極
めて少ない画像を得ることが出来る。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明は実施例に示す部材、条件に限定されるものでは
ない。
【0026】以下本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施
例における帯電装置の構成図を示すものである。1は感
光体で、接地したドラム状導電性支持体1aと感光層1
bとから成る。本実施例では負帯電型の感光体を用い
た。2は1次帯電器であり、本実施例では、複数の針状
先端を有するのこぎり歯状帯電部材を用いた。のこぎり
歯状帯電部材の正面図を図2に示す。図2中で、L1は
帯電作用部分の長さ、aは針状先端ピッチ、hは針状先
端高さを表す。3は1次帯電部材に印加する直流電圧源
である。4は2次除電器である接触式ローラ状除電部材
であり、導電性芯棒4aと半導電性ゴム層4bとから成
る。接触式ローラ状除電部材の正面図を図3に示す。図
3中で、L2は除電作用部分の長さを表す。5は2次除
電器の導電性芯棒4aに印加する直流電圧源である。
【0027】図1、図2、図3に示した構成で、以下に
記す材料、条件で実験を行った。感光体1のドラム状導
電性支持体1aには、直径30mm、長手方向長さ30
0mmのアルミニウム素管を用いた。感光層1bは、導
電性支持体1a上に、電荷発生層、電荷輸送層の順序で
積層し、電荷発生層は電荷発生物質であるτ型無金属フ
タロシアニンをメラミン変性熱硬化型樹脂に分散したも
のを用い、電荷輸送層は、電荷輸送物質であるテトラフ
ェニルブタジエン誘導体をポリカーボネート樹脂に分子
分散したものを用いた。膜厚は、電荷輸送層が約0.2
μm、電荷発生層が約20μmである。実験時には感光
体1を図1中の矢印の方向に周速25mm/secで回
転させた。
【0028】1次帯電部材2には、針状先端ピッチaが
2mm、針状先端高さhが3mm、帯電作用部分L1が
200mmののこぎり歯状電極を用いた。針状先端と感
光体間距離は3mmに設定し、直流電圧源3を用いて1
5μAの負極性の定電流を1次帯電部材2に印加した。
【0029】2次除電部材の半導電性ゴム層4bには、
水分子を媒体とするイオン伝導を促進するLi塩をウレ
タンエラストマーに内添したものを用い、その体積抵抗
率を106Ω・cmとした。2次除電部材の導電性芯棒
の直径を3mmとし、2次除電部材の直径は半導電性ゴ
ム層を含めて13mmとした。また、除電作用部分の長
さL2は、L1<L2となるよう、250mmとした。2
次除電部材4は感光体1に接触させ、従動させた。導電
性芯棒には直流電圧源5を用いて負極性定電圧100V
を印加した。
【0030】図4に、上記条件下で感光体を帯電した場
合の、感光体長手方向の表面電位を表す。2次除電部材
の除電作用部分の長さL2を1次除電部材の帯電作用部
分の長さL1より大きくする(L2>L1)ことによ
り、2次除電部材の除電作用部分端部での過剰除電を防
いだ、均一な感光体の帯電が実現した。この時の感光体
表面電位の絶対値は、2次除電部材と感光体間の放電開
始電圧Vth(=520V)と、2次除電部材に印加し
たバイアス電圧100Vを足し合わせた値である620
Vになった。また、1次帯電直後で2次除電の影響を受
けない時の感光体表面電位は、絶対値で約700Vから
900Vの範囲内であった。
【0031】比較実験として、L1=L2とした場合の
感光体長手方向の表面電位の測定結果を図5に示す。L
1=L2とした以外は、実施例1と同様に実験を行っ
た。図5から明らかなように、2次除電部材の除電作用
部分の端部が、1次帯電を受けた感光体表面の除電を行
うために、感光体端部では過剰に除電が行われ、表面電
位が絶対値で低下し、均一な帯電が実現しない。
【0032】以上のように、帯電作用長さがL1である
ところの1次帯電部材によって被帯電体を所望の電位よ
りも絶対値で大きく帯電した後に、除電作用長さがL2
であるところの2次除電部材によって所望の電位に均一
に除電を行い、被帯電体を所望の電位に帯電する帯電装
置において、L2>L1 とすることにより、2次除電部
材の端部での除電ムラの影響を受けない均一な帯電が実
現する。
【0033】以下本発明の第2の実施例について図面を
参照しながら説明する。図6は第2の実施例の電子写真
装置の構成図を示す。
【0034】6は感光体で、接地したドラム状導電性支
持体6aと感光層6bとから成る。ここでは、第1の実
施例と同一の感光体を用いた。7は1次帯電部材で、導
電性芯棒7aと半導電性ゴム層7bとから成る。1次帯
電部材7には、第1の実施例で用いた2次除電部材と同
一のものを用いた。8は1次帯電部材の導電性芯棒7a
に印加する直流電圧源である。9は2次除電部材であ
り、導電性芯棒9aと半導電性ゴム層9bとから成る。
2次除電部材9には、1次帯電部材と同様に、第1の実
施例で用いた2次除電部材と同一のものを用いた。10
は2次除電部材の導電性芯棒に印加する直流電圧源であ
る。11は像露光装置、12は現像装置、13は転写装
置である。14は被転写材であり、本実施例では60g
紙を用いた。被転写材の正面図を図7に示す。図7中の
L3は被転写材の幅、つまり本実施例では紙幅を表し、
又、矢印は、紙送り方向を表す。
【0035】上述の構成で、下記の条件で実験を行っ
た。感光体6は、第1の実施例と同様、周速25mm/
secで図6中矢印の方向に回転させた。1次帯電部材
7、及び2次除電部材9は、それぞれ感光体に総圧1.
0kg重で押圧し、感光体に従動させた。1次帯電部材
の導電性芯棒7aには、直流電圧源8を用いて負極性定
電圧1.3kVを印加した。2次除電部材の導電性芯棒
9aには、直流電圧源10を用いて負極性定電圧100
Vを印加した。像露光装置11には、本実施例では出力
0.5mWのレーザを用い、感光体上に潜像を形成し
た。現像器12には、磁性1成分トナーを用い、接触式
現像スリーブを有するものを用い、本実施例では、トナ
ーの帯電量は約−6μC/gであり、現像スリーブには
直流負極性定電圧350Vを印加した。また、現像スリ
ーブは長さ300mmのものを用いた。転写装置である
コロトロン13は、充分な転写効率を得るため、コロト
ロンのワイヤに約200μAの正極性の定電流を印加し
た。コロトロンのワイヤ長さは300mmのものを用い
た。被転写材である紙は、1次帯電部材の帯電作用部分
の長さ、及び2次除電部材の除電作用部分の長さ250
mmより小さくなるように、紙幅L3が200mmのも
のを用いて実験した。また、本実施例の比較実験とし
て、紙幅が250mmのものを用いて実験した。この比
較実験においては、紙幅を250mmとした以外は、第
2の実施例と同一構成、同一材料、同一条件で実験を行
った。
【0036】本実施例に示す電子写真装置で画像出しを
行った結果、紙幅全域にわたって、極めて均一な濃度の
画像が得られた。又、本実施例の比較実験による画像
は、紙端部と中央部での画像濃度の差が大きく顕著に現
れた。
【0037】以上のように、帯電作用長さがL1である
ところの1次帯電部材によって、所望の電位よりも絶対
値で大きく被帯電体を帯電した後に、除電作用長さがL
2であるところの2次除電部材によって所望の電位に均
一に除電することによって、被帯電体を所望の電位に帯
電する帯電装置を備える電子写真装置において、被転写
材の幅L3を、L3<L1、且つ L3<L2 とすることに
より、被転写材の幅全域にわたって、濃度ムラの極めて
少ない画像を得ることが出来る。
【0038】なお、第1の実施例において、1次帯電部
材2は複数の針状先端を有するのこぎり歯状帯電部材と
したが、1次帯電部材2はコロトロン、スコロトロン、
また、接触式ローラ状帯電部材等であってもよい。
【0039】また、第2の実施例において、1次帯電部
材7は接触式ローラ状帯電部材としたが、1次帯電部材
7はコロトロン、スコロトロン、また複数の針状先端を
有するのこぎり歯状帯電部材等であってもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明の帯電装置は、被帯
電体の長手方向に対する帯電作用部分の長さがL1であ
るところの1次帯電器により、被帯電体を所望の電位よ
りも絶対値で大きく帯電した後に、被帯電体の長手方向
に対する除電作用長さがL2であるところの2次除電器
により、被帯電体を所望の電位に均一に除電する帯電装
置において、L1<L2とすることにより、2次除電部材
の端部での除電ムラの影響を殆ど受けることの無い、被
帯電体の均一な帯電が実現する。
【0041】また、被帯電体の長手方向に対する帯電作
用部分の長さがL1であるところの1次帯電器により、
被帯電体を所望の電位よりも絶対値で大きく帯電した後
に、被帯電体の長手方向に対する除電作用長さがL2で
あるところの2次除電器により、被帯電体を所望の電位
に均一に除電する帯電装置を有する電子写真装置におい
て、被転写材幅をL3とする時、L3<L1、且つ L3<
L2とすることにより、被転写材の全幅にわたって、画
像濃度ムラの極めて少ない画像を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の帯電装置の構成図
【図2】本発明の第1の実施例の帯電装置における1次
帯電部材2の正面図
【図3】本発明の第1の実施例の帯電装置における2次
除電部材4の正面図
【図4】本発明の第1の実施例の帯電装置を用いて感光
体を帯電した場合の、感光体長手方向の感光体表面電位
の測定結果の特性図
【図5】本発明の第1の実施例の比較例である帯電装置
を用いた場合の、感光体長手方向の感光体表面電位の測
定結果の特性図
【図6】本発明の第2の実施例の電子写真装置の構成図
【図7】本発明の第2の実施例の電子写真装置における
被転写材14の正面図
【図8】従来例のスコロトロン帯電装置の構成図
【図9】従来例の接触式ローラ状帯電部材を用いた帯電
装置の構成図
【図10】従来例の、ブラシ状摩擦1次帯電部材と接触
式ローラ状2次除電部材とから成る帯電装置の構成図
【図11】ブラシ状摩擦帯電部材により感光体を帯電し
た場合の、感光体長手方向の感光体表面電位の測定結果
の特性図
【図12】図10に示す帯電装置を用いて感光体を帯電
した場合の、感光体中央部付近の感光体表面電位の特性
【図13】接触式ローラ状帯電部材に直流電圧を印加し
て感光体を帯電した場合の、感光体長手方向の感光体表
面電位の測定結果の特性図
【符号の説明】
1 感光体 1a 導電性支持体 1b 感光層 2 1次帯電部材 3 直流電圧源 4 2次除電部材 4a 導電性芯棒 4b 半導電性ゴム層 5 直流電圧源 L1 のこぎり歯状帯電部材の帯電作用長さ a のこぎり歯状帯電部材の針状先端間距離 h のこぎり歯状帯電部材の針状部分の高さ L2 ローラ状帯電(除電)部材の帯電(除電)作用長
さ 6 感光体 6a 導電性支持体 6b 感光層 7 1次帯電部材 7a 導電性芯棒 7b 半導電性芯棒 8 直流電圧源 9 2次除電部材 9a 導電性芯棒 9b 半導電性ゴム層 10 直流電圧源 11 像露光装置 12 現像装置 13 転写装置 14 被転写材 L3 被転写材幅 101 感光体 101a 導電性支持体 101b 感光層 102 ワイヤ 103 ハウジング 104 グリッド電極 105 ワイヤ電源 106 グリッド電源 107 感光体 107a 導電性支持体 107b 感光層 108 ローラ状帯電部材 108a 導電性芯棒 108b 半導電性ゴム層 109 交流電圧源 110 直流電圧源 111 感光体 111a 導電性支持体 111b 感光層 112 ブラシ状1次帯電部材 112a 導電性芯棒 112b ブラシ 113 ローラ状2次除電部材 113a 導電性芯棒 113b 半導電性ゴム層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被帯電体の所望帯電電位であるV0 と極性
    が同じ、かつ絶対値がV0 よりも大きい電位V1 に被帯
    電体を帯電する1次帯電器と、被帯電体の電位を所望帯
    電電位V0 に除電する2次除電器とを備え、且つ、被帯
    電体に対して、1次帯電器の作用後に2次除電器が作用
    する帯電装置であって、前記1次帯電器の帯電作用部分
    の被帯電体に対する長手方向の長さをL1 、前記2次除
    電器の除電作用部分の被帯電体に対する長手方向の長さ
    をL2 としたとき、L1 <L2 であることを特徴とす
    る、帯電装置。
  2. 【請求項2】所望帯電電位V0が、電子写真方法におけ
    る像露光工程前の感光体表面電位であることを特徴とす
    る、請求項1記載の帯電装置。
  3. 【請求項3】感光体上の静電潜像を現像工程により顕画
    像とし、顕画像を被転写材に転写する転写工程におい
    て、1次帯電器の帯電作用部分の感光体に対する長手方
    向と同方向の被転写材の長さをL3 とおくと、L3<L
    1、且つ L3<L2、 を満足することを特徴とする請求
    項1記載の帯電装置。
  4. 【請求項4】2次除電器は被帯電体との接触により除電
    を行なう除電器であることを特徴とする、請求項1およ
    び請求項3記載の帯電装置。
  5. 【請求項5】2次除電器が被帯電体を除電し始めるとき
    の2次除電器と被帯電体の電位差の絶対値をVth、2次
    除電器に印加した電位(接地も含む)をV2 とすれば、
    |V1|≧|V2|+Vth であることを特徴とする請求
    項1および請求項3記載の帯電装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の帯電装置を具備することを
    特徴とする、電子写真装置。
  7. 【請求項7】請求項3記載の帯電装置を具備することを
    特徴とする、電子写真装置。
JP7785693A 1993-04-05 1993-04-05 帯電装置、及び同装置を備える電子写真装置 Pending JPH06289688A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7962055B2 (en) 2006-04-19 2011-06-14 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
JP2021047285A (ja) * 2019-09-18 2021-03-25 富士ゼロックス株式会社 帯電装置及び画像形成装置

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US7962055B2 (en) 2006-04-19 2011-06-14 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
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