JPH0628905U - 車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯

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JPH0628905U
JPH0628905U JP6413992U JP6413992U JPH0628905U JP H0628905 U JPH0628905 U JP H0628905U JP 6413992 U JP6413992 U JP 6413992U JP 6413992 U JP6413992 U JP 6413992U JP H0628905 U JPH0628905 U JP H0628905U
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JP
Japan
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extension member
light
reflecting mirror
cover lens
headlight
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Withdrawn
Application number
JP6413992U
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Inventor
春夫 寺岡
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH0628905U publication Critical patent/JPH0628905U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の主な目的は、エクステンション部材を
有する前照灯においてグレア光を防止することにある。 【構成】ハウジング11の前面側にカバーレンズ12が
設けられている。ハウジング11の内部に、光源として
の前照灯バルブ13が収容されている。前照灯バルブ1
3のフィラメント14から後方に出た光は、反射鏡15
によって前方に反射させられるようになっている。反射
鏡15の前側下方にエクステンション部材30が設けら
れている。エクステンション部材30は、光透過性材料
からなる透明基板32と、透明基板32の底面に形成さ
れた光輝処理反射面33とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車などの車両に用いられる前照灯に関する。
【0002】
【従来の技術】
乗用車用の前照灯において、デザイン的な要望あるいは空力特性の観点などか ら、カバーレンズの前面が大きく傾斜したものが採用されることがある。このよ うな前照灯の場合、カバーレンズ自体にレンズカットが施されているとフィラメ ントから出た光がカバーレンズを透過しにくくなるため、レンズカットはほとん ど設けられていない。このため、マルチパラボラや自由曲面などをもつ反射鏡に よって所望の配光パターンを得るようにしている。
【0003】 上記カバーレンズを通過する光は実質的に直進するため、カバーレンズごしに 前照灯の内部が見えやすくなる。たとえば反射鏡の端面が見えたり、カバーレン ズとハウジングとの接合部分が見えることがあるなど、前照灯の内部処理をうま く行わないと外観に悪影響が出やすく、高級感を損う原因となる。
【0004】 上記の問題に対処するため、図5に示される前照灯1のように、カバーレンズ 2と反射鏡3との間の下部にエクステンション部材4を配置することがある。従 来のエクステンション部材4は、平板状の樹脂基板の上面に、アルミニウム蒸着 あるいはクロムめっきなどの光輝処理を施したものであり、前照灯1の内部を隠 すことができるとともに、エクステンション部材4の光輝処理によって、高級感 も演出できる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来例においては、平坦なエクステンション部材4の上面に 光輝処理が施されているため、フィラメント5から投射された光の一部がエクス テンション部材4の表面で反射して平行光線6になると、上方に向かうグレア光 の原因となる。
【0006】 こうしたグレア光を防ぐために、エクステンション部材4の上面にグレア防止 塗装を施したり、エクステンション部材4の上面を粗面にするなどの対策も考え られたが、このような表面処理は光輝処理に比べて高級感に欠けるとともに、反 射鏡との異質感を生じる原因になることもある。 従って本考案の目的は、エクステンション部材を設けてもグレア光の発生を抑 制できかつ高級感が損なわれないような車両用前照灯を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を果たすために開発された本考案の車両用前照灯は、前面側にカバー レンズが設けられるハウジングと、上記ハウジングの内部に収容された光源とし ての前照灯バルブと、上記前照灯バルブのフィラメントから後方に出た光を前方 に反射させる反射鏡と、上記反射鏡の前側下方に設けられていて上記カバーレン ズの方向に延びるエクステンション部材とを備えた車両用前照灯において、上記 エクステンション部材は、光透過性材料からなる透明基板と、この透明基板の底 面に設けられた光輝処理反射面とを備えているか、または、僅かに上に凸の湾曲 した形状の反射面を有していることを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案の前照灯において、前照灯バルブのフィラメントから出て後方に向かう 光は反射鏡によって反射されて前方に向かい、カバーレンズを通って前方を照射 する。反射鏡は所望の配光パターンが得られるような形状に成形されている。反 射鏡によって反射された光の一部はエクステンション部材に達する。エクステン ション部材が透明基板とその底面に形成された光輝処理反射面とからなる場合、 エクステンション部材に達した光は透明基板に入射し、透明基板の内部にて反射 を繰返すなどして次第に減衰する。エクステンション部材が上に凸の湾曲した反 射面をもつ場合は、この反射面に届いた光は凸面による拡散光となって外部に出 る。いずれの場合も、上方へのグレア光を抑制する上で効果がある。
【0009】
【実施例】
以下に本考案の第1実施例について、図1ないし図3を参照して説明する。 図1に示された自動車用前照灯10は、ハウジング11と、ハウジング11の 前面側に設けられたカバーレンズ12と、ハウジング11の内部に収容された光 源としての前照灯バルブ13と、前照灯バルブ13のフィラメント14から後方 に出た光を前方に反射させる反射鏡15などを備えている。前照灯バルブ13は 反射鏡15の光軸上に配されている。
【0010】 カバーレンズ12の前面は、図示しない車体のフロント形状に応じた角度で傾 斜している。従ってこのカバーレンズ12は、光が通りやすいようにレンズカッ トがほとんど設けられていないかあるいはレンズカットが全く設けられていない ほぼ平坦なものとしている。配光パターンを左右する反射鏡15は、マルチパラ ボラあるいは自由曲面等の反射面15aを有し、前照灯バルブ13のフィラメン ト14から後方に出た光を所望の配光パターンとなるように前方に反射させるよ うにしている。
【0011】 すれ違いビーム用の前照灯バルブ13の場合、その前面側にフード20が設け られている。但し、走行ビーム用のようにフード20を必要としない場合もある し、あるいは前照灯バルブ13の前端部にグレア防止用黒色塗装部21を設けた ものであってもよい。カバーレンズ12とハウジング11との接合部分22はシ ール材23によってシールされた状態で、図示しない固定用部品によって固定さ れている。なお、図2に示した例では、すれ違いビーム用前照灯バルブ13の隣 りに、走行ビーム用の前照灯バルブ26が設けられている。
【0012】 反射鏡15の前側下方にエクステンション部材30が設けられている。エクス テンション部材30は、上記接合部分22や反射鏡15の前端下縁部15bなど が外部から見えないように、カバーレンズ12の下壁部12aに沿ってカバーレ ンズ12の前面に向かって延びている。図示例のエクステンション部材30は、 ねじ等の固定用部品31によってカバーレンズ12に固定されている。なお、エ クステンション部材30はハウジング11側に固定されていてもよい。
【0013】 上記エクステンション部材30は、ポリカーボネートなどの透明樹脂からなる 平板状の透明基板32と、この透明基板32の底面に設けられた光輝処理反射面 33とを有し、図3に示されるように反射鏡15によって反射された反射光34 を透明基板32に入射させるようにしている。
【0014】 光輝処理反射面33は、例えばアルミニウム蒸着あるいはクロムめっきなどで あり、透明基板32に斜めに入射した光35を透明基板32の表面側に向かって 斜めに反射させるようにしている。
【0015】 この実施例の前照灯10によれば、カバーレンズ12の前方から前照灯10の 内部を見たとき、エクステンション部材30の光輝処理反射面33が反射鏡15 の輝きと調和した外観となる。このため前照灯10の内部を隠すことができると ともに適度な輝きが得られ、高級感がかもしだされる。
【0016】 前照灯バルブ13を点灯した際には、フィラメント14から出た光の一部がエ クステンション部材30に届いても、この光の一部は屈折によって透明基板32 に取込まれ、光輝処理反射面33にて反射するとともに透明基板32の表面との 間で反射を繰返すなどして減衰した光となる。また、エクステンション部材30 の表面において直接反射する光は僅かである。このため上方へのグレア光の発生 を抑える上で効果的である。
【0017】 なお図4は本考案の第2実施例を示すものであり、この実施例の前照灯40に 使われているエクステンション部材41は、僅かに上に凸の湾曲した形状の反射 面42を有している。この第2実施例の場合、エクステンション部材41に届い た光は上に凸の反射面42において反射するため、反射位置に応じて異なる角度 で光が反射することによって平行光線とはならない拡散光となるため、グレア光 の抑制効果が発揮される。
【0018】
【考案の効果】
本考案によれば、エクステンション部材を設けてもグレア光の発生を抑えるこ とができ、眩しさの原因を排除できるとともに、高級感のある前照灯が得られる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す車両用前照灯の図2
中の I-I 線に沿う断面図。
【図2】図1に示された前照灯の正面図。
【図3】図1に示された前照灯のエクステンション部材
と反射光を示す概略図。
【図4】本考案の第2実施例を示す車両用前照灯の断面
図。
【図5】従来の前照灯においてエクステンション部材に
よる反射光を示す概略図。
【符号の説明】
10…自動車用前照灯、11…ハウジング、12…カバ
ーレンズ、13…前照灯バルブ、14…フィラメント、
15…反射鏡、30…エクステンション部材、32…透
明基板、33…光輝処理反射面、41…エクステンショ
ン部材、42…反射面。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面側にカバーレンズが設けられるハウジ
    ングと、上記ハウジングの内部に収容された光源として
    の前照灯バルブと、上記前照灯バルブのフィラメントか
    ら後方に出た光を前方に反射させる反射鏡と、上記反射
    鏡の前側下方に設けられていて上記カバーレンズの方向
    に延びるエクステンション部材とを備えた車両用前照灯
    において、上記エクステンション部材は、光透過性材料
    からなる透明基板と、上記透明基板の底面に設けられた
    光輝処理反射面とを備えていることを特徴とする車両用
    前照灯。
  2. 【請求項2】前面側にカバーレンズが設けられるハウジ
    ングと、上記ハウジングの内部に収容された光源として
    の前照灯バルブと、上記前照灯バルブのフィラメントか
    ら後方に出た光を前方に反射させる反射鏡と、上記反射
    鏡の前側下方に設けられていて上記カバーレンズの方向
    に延びるエクステンション部材とを備えた車両用前照灯
    において、上記エクステンション部材は、僅かに上に凸
    の湾曲した形状の反射面を有していることを特徴とする
    車両用前照灯。
JP6413992U 1992-09-14 1992-09-14 車両用前照灯 Withdrawn JPH0628905U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010015935A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Stanley Electric Co Ltd 照明用車両用灯具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010015935A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Stanley Electric Co Ltd 照明用車両用灯具

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Effective date: 19970306