JPH06288490A - ガス制御弁 - Google Patents

ガス制御弁

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JPH06288490A
JPH06288490A JP9663093A JP9663093A JPH06288490A JP H06288490 A JPH06288490 A JP H06288490A JP 9663093 A JP9663093 A JP 9663093A JP 9663093 A JP9663093 A JP 9663093A JP H06288490 A JPH06288490 A JP H06288490A
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JP
Japan
Prior art keywords
valve
gas
chamber
control valve
orifice
Prior art date
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Pending
Application number
JP9663093A
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English (en)
Inventor
Tetsushi Yamaguchi
哲史 山口
Takashi Yoshida
尚 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Walbro Far East Inc
Original Assignee
Walbro Far East Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気流量を調整する絞り弁と燃料ガス流量を
調整するガス弁とに機械的な連結がなく、絞り弁に連動
してガス弁の開度が変化し、空燃比の初期設定や微調整
が容易で安定した空燃比が得られるようにする。 【構成】 空気流量を調整する絞り弁Aの出口通路21
aにオリフイス12を設ける。膜18により区画される
室15をオリフイス12の上流側に、室17をオリフイ
ス12の下流側にそれぞれ連通する。燃料ガス流量を調
整するガス弁Bをばね27の力により閉位置へ付勢す
る。膜18から室17を経て突出するロツド22を、ば
ね27の力に抗してガス弁Bへ当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃焼器へ空気と燃料ガス
の混合ガスを供給するガス制御弁、詳しくはリンク機構
のガタや摩耗による流量のバラツキをなくしたガス制御
弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のリンケージ型ガス制御弁では、空
気流量を加減する絞り弁と燃料ガス流量を加減するガス
弁とは別体で構成され、両者はロツド、ワイヤなどのリ
ンク機構により連動連結され、絞り弁の開度に比例して
ガス弁の開度が変化し、ほぼ一定の空燃比の混合ガスを
燃焼器へ供給する。ところが、長期使用の内にリンク機
構の摩耗や異物の付着により、ガス制御弁の動作部にガ
タが生じると、円滑な動作が妨げられ、空燃比にバラツ
キが生じるという問題がある。
【0003】また、リンケージ型ガス制御弁は燃焼器へ
取り付け後に、正確な空燃比を得るために初期調整を行
う必要があるが、絞り弁とガス弁とは別体で機械的に連
結されているので調整が難しい。特にガス流量か少ない
低負荷運転に対する微調整が非常に難しい。ガス制御弁
が燃焼器のケースの内部にあつて、配設位置が高く狭い
場合は、機械的な微調整ができないこともある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上述の
問題に鑑み、絞り弁とガス弁にリンク結合がなく、絞り
弁に連動してガス弁の開度が変化し、空燃比の初期設定
や微調整が容易で安定した空燃比が得られるノンリンケ
ージ型ガス制御弁を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成は空気流量を調整する絞り弁の出口通
路にオリフイスを設け、膜により区画される一方の室を
オリフイスの上流側に、他方の室をオリフイスの下流側
にそれぞれ連通し、燃料ガス流量を調整するガス弁をば
ねの力により閉位置へ付勢し、前記膜から他方の室を経
て突出するロツドを前記ばねの力に抗してガス弁へ当接
したものである。
【0006】
【作用】絞り弁の出口通路に配設したオリフイスの前後
の差圧は膜型のアクチユエータの膜に作用しロツドを変
位させる。膜型のアクチユエータのロツドはばねの力に
抗してガス弁を開方向へ駆動する。
【0007】オリフイスの前後の差圧は絞り弁を流れる
空気の流量に比例するので、差圧に対応して駆動される
ガス弁を流れる燃料ガスの流量は空気の流量に比例し、
したがつて、燃焼器へ供給される混合ガスの空燃比は、
燃焼器の負荷変動に影響されず、ほぼ一定に維持され
る。
【0008】フラツパ型のパイロツト弁はバイモルフ圧
電素子により電気的に制御され、膜型の圧力制御弁の作
動室の圧力を制御する。つまり、圧力制御弁の開度を加
減し、ガス弁の入口室の圧力を一定に保つように働く。
【0009】
【実施例】図1は本発明に係るガス制御弁の側面断面
図、図2は同ガス制御弁の要部を拡大して示す側面断面
図である。本発明によるガス制御弁は、本体20に形成
した空気の流量を調整する絞り弁Aと、本体20と分割
体30の間に配設した膜型のアクチユエータ19と、分
割体30に形成した燃料ガスの流量を調整するガス弁B
と、ガス弁Bの入口圧を一定に保つ圧力制御弁Cと、圧
力制御弁Cを入口圧に関連して電気的に制御するフラツ
パ型のパイロツト弁Dとを備えている。
【0010】本体20は軸方向に並ぶ入口通路21と出
口通路21aを備えており、入口通路21はフランジ2
0aにより大気または空気源へ、出口通路21aはフラ
ンジ20bにより燃焼器へ接続される。本体20から上
方へ突出する筒体16に、入口通路21と出口通路21
aに直交する円筒部16aが形成され、円筒部16aに
絞り弁Aが回動可能に支持される。円筒部16aと絞り
弁Aとの間の摺動部はシール14により密封される。
【0011】絞り弁Aは中央部に弁孔を形成され、上端
に軽量化のための円筒部10を形成される。円筒部10
は上端壁に相対向する1対の溝10aを形成される。絞
り弁Aを駆動するために、筒体16の上端に結合したス
テツプモータ2は、軸3の下端部を断面方形とされ、円
板状の継手4の角孔へ軸方向相対移動可能に係合され
る。継手4は下方へ突出する1対の脚片4aを絞り弁A
の溝10aへ、ばね5により付勢係合される。ばね5は
軸3に巻装され、かつステツプモータ2と継手4の間へ
介装される。
【0012】膜型のアクチユエータ19は出口通路21
aに配設したオリフイス12の前後の差圧に基づき作動
する。膜(ダイヤフラム)18は本体20と分割体30
との間に挟持され、膜18の上側に室15を、下側に室
17をそれぞれ区画する。室15は通路15aを経て出
口通路21aのオリフイス12よりも上流側へ連通さ
れ、室17は通路17aを経てオリフイス12よりも下
流側へ連通される。膜18に結合したロツド22は室1
7から、室17と出口室23の間の壁部の軸孔22aを
経て出口室23へ突出し、ガス弁Bのロツド26へ当接
する。ロツド22の摺動部はシール22bにより密封さ
れる。
【0013】ガス弁Bは入口室25と出口室23とを結
ぶ弁孔24へ、ばね27の力により付勢される。出口室
23は通路23aを経て出口通路21aへ連通される。
【0014】図2に示すように、合成樹脂などの軽量化
されたロート型の圧力制御弁Cは膜35に支持され、入
口室25と室33とを結ぶ弁孔34を開閉する。室33
に連通する入口通路31は、分割体30のフランジ30
aにより燃料ガス源へ接続される。膜35は分割体30
の底壁と板38の間に挟持され、膜35の上側に室33
を、下側に作動室39をそれぞれ区画する。作動室39
は絞り32を経て入口通路31へ連通し、また作動室3
9の底壁に設けたノズル41、室42、通路36を経て
圧力制御弁Cの下流側、具体的には入口室25へ連通す
る。
【0015】膜からなるパイロツト弁Dは板38と板4
0との間に挟持され、膜の上側に室42を、下側に大気
室43をそれぞれ区画する。板40は支持部材45によ
りバイモルフ圧電素子51を支持される。バイモルフ圧
電素子51の左端は板40を貫通するロツド44により
パイロツト弁Dに連接される。バイモルフ圧電素子51
へ加える電流は、入口室25の圧力を通路37を経て検
出する圧力センサ46の信号と圧力設定器の信号とに基
づく制御装置49の出力により制御される。圧力設定器
と制御装置49を支持する絶縁基板50は、本体20の
底部に結合したケース48の内部に配設される。
【0016】次に、本発明によるガス制御弁の作動につ
いて説明する。制御装置49は圧力センサ46により検
出された入口室25の圧力と設定値との偏差をなくする
ように、バイモルフ圧電素子51へ電流を供給する。例
えば、入口室25の圧力が設定値よりも低くなると、バ
イモルフ圧電素子51の左端が上方へ湾曲し、パイロツ
ト弁Dがノズル41へ接近するので、作動室39の圧力
が高くなり、膜35により圧力制御弁Cが上端面に作用
する入口室25の圧力に打ち勝つて押し上げられ、室3
3(燃料源)の高圧燃料ガスが弁孔34を経て入口室2
5へ流入し、入口室25の圧力が高くなる。逆に、入口
室25の圧力が設定値よりも高くなると、バイモルフ圧
電素子51の左端が下方へ湾曲し、パイロツト弁Dがノ
ズル41から離れるので、作動室39の圧力が低くな
り、圧力制御弁Cが弁孔34へ接近する。こうして、入
口室25の圧力は設定値に維持される。
【0017】ステツプモータ2の非通電時、絞り弁Aは
閉位置へ回動され、オリフイス12の前後に差圧は生じ
ないから、アクチユエータ19のロツド22はばね27
の力を受けて弁孔24を閉じているガス弁Bのロツド2
6に当接している。絞り弁Aがステツプモータ2によ
り、燃焼器の負荷に対応して開方向へ回動されると、大
気または空気源の空気が入口通路21、弁孔13、オリ
フイス12を経て出口通路22aへ流れる。オリフイス
12の上流側に連通する室15の圧力が、オリフイス1
2の下流側に連通する室17の圧力よりも高いので、膜
18によりロツド22が下方へ押され、ガス弁Bがばね
27の力に抗して押し下げられる。入口室25の燃料ガ
スは弁孔24、出口室23、通路23aを経て出口通路
21aへ流れる。こうして、空気流量に見合つた燃料ガ
スが出口通路21aで空気と混合しつつ燃焼器へ供給さ
れる。
【0018】入口室25の圧力は常に設定値に維持され
ているので、出口通路21aへ流れる燃料ガスの流量は
ガス弁Bの下方移動量に比例し、ガス弁Bの下方移動量
は膜型のアクチユエータ19の室15と室17との差圧
に比例し、室15と室17の差圧は絞り弁Aを通過する
空気の流量に比例する。つまり、絞り弁Aを通過する空
気の流量に比例して、ガス弁Bを通過する燃料ガスの流
量が増加するので、燃焼器へ供給される混合ガスの空燃
比は、負荷変動に関係なくほぼ一定に維持される。
【0019】なお、上述の実施例において、絞り弁Aの
開度はステツプモタータ2により調整されるが、手動に
より調整してもよい。また、絞り弁Aはロータリ絞り弁
に限らず、蝶型絞り弁、仕切り弁、ボール弁などを採用
できる。
【0020】
【発明の効果】本発明は上述のように、空気流量を調整
する絞り弁の出口通路にオリフイスを設け、膜により区
画される一方の室をオリフイスの上流側に、他方の室を
オリフイスの下流側にそれぞれ連通し、燃料ガス流量を
調整するガス弁はばねの力により閉位置へ付勢し、前記
膜から他方の室を経て突出するロツドを前記ばねの力に
抗してガス弁に当接したものであるから、次のような効
果を奏する。
【0021】絞り弁とガス弁とは機械的に連結されない
ので、両者の関連配置は制約されず、小型軽量化が可能
であり、燃焼器への取付に適した設計ができる。
【0022】ガス弁の開度は絞り弁の出口通路に配設し
たオリフイスの前後の差圧を入力とする膜型のアクチユ
エータにより加減されるので異物の浸入がなく、動作部
にガタがないので動作が確実であり、空気流量の変化に
対応してガス流量が正確に制御され、ほぼ一定の空燃比
の混合ガスが燃焼器へ供給される。
【0023】ガス弁の入口圧は膜型の圧力制御弁により
所定値に維持され、圧力制御弁の作動室の圧力は、バイ
モルフ圧電素子を利用したフラツパ型のパイロツト弁に
より所定値に維持されるので、ガス弁を通過するガス流
量はガス弁の開度に関連して正確に制御される。
【0024】ガス弁の入口圧はパイロツト弁により自由
に設定できるので、燃焼器の負荷に応じて、例えば軽負
荷では空気流量に対するガス流量を少なくすれば、燃料
ガスの無駄な消費を回避できる。
【0025】燃料ガスの種類に応じ、ガス弁の入口圧を
変更することにより、混合ガスの空燃比を適正な値に調
整できる。
【0026】本発明によるガス制御弁は一体構造のた
め、燃焼器への取付け時、調整する必要がなく、ガス弁
の入口圧は電子制御より微調整できるので、低負荷運転
に対するガス流量の微調整が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス制御弁の正面断面図である。
【図2】同ガス制御弁の要部を拡大して示す側面断面図
である。
【符号の説明】
A:絞り弁 B:ガス弁 C:圧力制御弁 D:パイロ
ツト弁 2:ステツプモータ 12:オリフイス 1
5,17:室 18:膜 21:入口通路 21a:出
口通路 22:ロツド 27:ばね

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気流量を調整する絞り弁の出口通路にオ
    リフイスを設け、膜により区画される一方の室をオリフ
    イスの上流側に、他方の室をオリフイスの下流側にそれ
    ぞれ連通し、燃料ガス流量を調整するガス弁をばねの力
    により閉位置へ付勢し、前記膜から他方の室を経て突出
    するロツドを前記ばねの力に抗してガス弁へ当接したこ
    とを特徴とするガス制御弁。
  2. 【請求項2】前記ガス弁と燃料ガス源との間に膜型の圧
    力制御弁を配設し、圧力制御弁の作動室を燃料ガス源へ
    連通し、かつバイモルフ圧電素子により駆動されるフラ
    ツパ型のパイロツト弁を経て圧力制御弁の下流側へ連通
    した、請求項1に記載のガス制御弁。
JP9663093A 1993-03-31 1993-03-31 ガス制御弁 Pending JPH06288490A (ja)

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JP9663093A JPH06288490A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 ガス制御弁

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JP9663093A JPH06288490A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 ガス制御弁

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JPH06288490A true JPH06288490A (ja) 1994-10-11

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ID=14170160

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JP9663093A Pending JPH06288490A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 ガス制御弁

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JP (1) JPH06288490A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015170267A (ja) * 2014-03-10 2015-09-28 旭有機材工業株式会社 流量調整弁及びこれを備える流体制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015170267A (ja) * 2014-03-10 2015-09-28 旭有機材工業株式会社 流量調整弁及びこれを備える流体制御装置

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