JPH06288288A - 内燃機関制御装置 - Google Patents
内燃機関制御装置Info
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- JPH06288288A JPH06288288A JP7961493A JP7961493A JPH06288288A JP H06288288 A JPH06288288 A JP H06288288A JP 7961493 A JP7961493 A JP 7961493A JP 7961493 A JP7961493 A JP 7961493A JP H06288288 A JPH06288288 A JP H06288288A
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- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、基準位置誤差を自動的に補正
し、制御パラメータの誤演算を防止して高精度化を実現
した内燃機関制御装置を得る。 【構成】 基準位置信号SGTの複数の基準位置区間周
期T(k)及び複数の気筒対応区間周期T720(k)
を計測する周期計測手段31Aと、基準位置区間周期及
び気筒対応区間周期に基づいて各基準位置区間の角度誤
差εθ(k)を検出する角度誤差検出手段34と、角度
誤差の正否を判定して最終的な角度誤差εθ(k)を生
成する誤差判定手段35とを設け、タイマ制御手段32
Aは、最終的な角度誤差に基づいて制御パラメータθ
a′を補正し、制御時間設定手段33Aは、最終的な角
度誤差に基づいてタイマ制御時間Ta′を補正する。
し、制御パラメータの誤演算を防止して高精度化を実現
した内燃機関制御装置を得る。 【構成】 基準位置信号SGTの複数の基準位置区間周
期T(k)及び複数の気筒対応区間周期T720(k)
を計測する周期計測手段31Aと、基準位置区間周期及
び気筒対応区間周期に基づいて各基準位置区間の角度誤
差εθ(k)を検出する角度誤差検出手段34と、角度
誤差の正否を判定して最終的な角度誤差εθ(k)を生
成する誤差判定手段35とを設け、タイマ制御手段32
Aは、最終的な角度誤差に基づいて制御パラメータθ
a′を補正し、制御時間設定手段33Aは、最終的な角
度誤差に基づいてタイマ制御時間Ta′を補正する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、基準位置信号の基準
位置区間周期に基づいて気筒毎の制御パラメータ(点火
時期等)を制御する内燃機関制御装置に関し、特に基準
位置信号の基準位置区間周期の誤差を補正して信頼性を
向上させた内燃機関制御装置に関するものである。
位置区間周期に基づいて気筒毎の制御パラメータ(点火
時期等)を制御する内燃機関制御装置に関し、特に基準
位置信号の基準位置区間周期の誤差を補正して信頼性を
向上させた内燃機関制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の気筒によりクランク軸を
介して回転駆動される内燃機関においては、内燃機関の
回転に同期した基準位置信号及び各種センサからの運転
状態に基づいて各気筒の制御パラメータ(燃料噴射時期
及び点火時期等)を演算するマイクロコンピュータが用
いられる。
介して回転駆動される内燃機関においては、内燃機関の
回転に同期した基準位置信号及び各種センサからの運転
状態に基づいて各気筒の制御パラメータ(燃料噴射時期
及び点火時期等)を演算するマイクロコンピュータが用
いられる。
【0003】通常、点火コイルやインジェクタ等の制御
タイミングは、定常運転時には基準位置信号の示す基準
位置からタイマ制御により行われている。従って、基準
位置信号を生成する角度検出手段は、基準位置信号の立
ち上がり及び立ち下がりエッジが所定クランク角(クラ
ンク軸の回転角度)即ち基準位置を示すように、内燃機
関のクランク軸又はカム軸に設けられている。
タイミングは、定常運転時には基準位置信号の示す基準
位置からタイマ制御により行われている。従って、基準
位置信号を生成する角度検出手段は、基準位置信号の立
ち上がり及び立ち下がりエッジが所定クランク角(クラ
ンク軸の回転角度)即ち基準位置を示すように、内燃機
関のクランク軸又はカム軸に設けられている。
【0004】又、基準位置信号の立ち上がり及び立ち下
がり(基準位置)は、回転周期が不安定で且つ電圧降下
によりECU(電子制御装置)の動作が不安定な始動時
(クランキング時)での点火コイル通電開始時期及び点
火時期にそれぞれ対応している。
がり(基準位置)は、回転周期が不安定で且つ電圧降下
によりECU(電子制御装置)の動作が不安定な始動時
(クランキング時)での点火コイル通電開始時期及び点
火時期にそれぞれ対応している。
【0005】図5は従来の内燃機関制御装置を示す機能
ブロック図、図6は図5内の角度検出手段の構成例を示
す斜視図、図7は角度検出手段から生成される基準位置
信号をコイル電流と共に示す波形図である。
ブロック図、図6は図5内の角度検出手段の構成例を示
す斜視図、図7は角度検出手段から生成される基準位置
信号をコイル電流と共に示す波形図である。
【0006】図5において、1はパルス状の基準位置信
号SGTを生成する公知の角度検出手段であり、例えば
図6のように、内燃機関のカム軸10に設けられてスリ
ット11を有する回転板12と、スリット11に対向す
る発光素子13及び受光素子14からなるフォトカプラ
とにより構成される。
号SGTを生成する公知の角度検出手段であり、例えば
図6のように、内燃機関のカム軸10に設けられてスリ
ット11を有する回転板12と、スリット11に対向す
る発光素子13及び受光素子14からなるフォトカプラ
とにより構成される。
【0007】又、内燃機関の回転に同期して角度検出手
段1から生成される基準位置信号SGTは、図7のよう
に、各気筒の基準位置B75°(上死点から75°手
前)で立ち上がり、基準位置B5°(上死点から75°
手前)で立ち下がる。
段1から生成される基準位置信号SGTは、図7のよう
に、各気筒の基準位置B75°(上死点から75°手
前)で立ち上がり、基準位置B5°(上死点から75°
手前)で立ち下がる。
【0008】図7において、T70は基準位置信号SG
TのHレベル区間(クランク角で70°)の周期、T1
10はLレベル区間(110°)の周期、T180は基
準位置周期、T720は気筒毎に対応した1周期(クラ
ンク軸が2回転するため720°)に相当する気筒対応
区間周期である。基準位置信号SGTの各パルスは、気
筒数に対応し、例えば4気筒の場合、#1、#3、#
4、#2気筒に対応して順次生成される。
TのHレベル区間(クランク角で70°)の周期、T1
10はLレベル区間(110°)の周期、T180は基
準位置周期、T720は気筒毎に対応した1周期(クラ
ンク軸が2回転するため720°)に相当する気筒対応
区間周期である。基準位置信号SGTの各パルスは、気
筒数に対応し、例えば4気筒の場合、#1、#3、#
4、#2気筒に対応して順次生成される。
【0009】又、Tonはコイル電流Iの通電開始時期
に対応したタイマ制御時間、θaは点火時期に対応した
クランク角、Taは点火時期に対応したタイマ制御時間
である。この場合、通電開始時期Tonの基準位置はB
5°であり、点火時期Taの基準位置はB75°であ
る。
に対応したタイマ制御時間、θaは点火時期に対応した
クランク角、Taは点火時期に対応したタイマ制御時間
である。この場合、通電開始時期Tonの基準位置はB
5°であり、点火時期Taの基準位置はB75°であ
る。
【0010】図5において、2は内燃機関の運転状態D
を検出する各種センサであり、吸入空気量センサ、スロ
ットルセンサ及び温度センサ等からなる。従って、運転
状態Dとしては、エンジン負荷を示す吸入空気量(又
は、スロットル開度)、エンジン回転数及び吸気温度等
が含まれる。
を検出する各種センサであり、吸入空気量センサ、スロ
ットルセンサ及び温度センサ等からなる。従って、運転
状態Dとしては、エンジン負荷を示す吸入空気量(又
は、スロットル開度)、エンジン回転数及び吸気温度等
が含まれる。
【0011】3はマイクロコンピュータからなるECU
であり、基準位置信号SGT及び運転状態Dに基づいて
各気筒毎の制御パラメータ(燃料噴射時期、通電時期及
び点火時期等)を生成する。4はECU3からの制御パ
ラメータ信号がベースに印加されてオンオフ駆動される
パワートランジスタ、5はパワートランジスタ4のコレ
クタに接続された一次巻線5aを有する点火コイル、6
は点火コイル5の二次巻線5bに接続されて各気筒内の
混合気を順次燃焼させるための点火プラグである。
であり、基準位置信号SGT及び運転状態Dに基づいて
各気筒毎の制御パラメータ(燃料噴射時期、通電時期及
び点火時期等)を生成する。4はECU3からの制御パ
ラメータ信号がベースに印加されてオンオフ駆動される
パワートランジスタ、5はパワートランジスタ4のコレ
クタに接続された一次巻線5aを有する点火コイル、6
は点火コイル5の二次巻線5bに接続されて各気筒内の
混合気を順次燃焼させるための点火プラグである。
【0012】ECU3は、基準位置信号SGTに基づい
て基準位置周期T180を計測する周期計測手段31
と、基準位置信号SGT、基準位置周期T180及び運
転状態Dに基づいて制御パラメータ例えば点火時期クラ
ンク角θaを演算するタイマ制御手段32と、基準位置
周期T180に基づいて点火時期クランク角θaを点火
時期Ta(タイマ制御時間)に換算する制御時間設定手
段33と、点火時期Taを制御パラメータ信号としてパ
ワートランジスタ4のベースに印加する出力インタフェ
ース39とを備えている。
て基準位置周期T180を計測する周期計測手段31
と、基準位置信号SGT、基準位置周期T180及び運
転状態Dに基づいて制御パラメータ例えば点火時期クラ
ンク角θaを演算するタイマ制御手段32と、基準位置
周期T180に基づいて点火時期クランク角θaを点火
時期Ta(タイマ制御時間)に換算する制御時間設定手
段33と、点火時期Taを制御パラメータ信号としてパ
ワートランジスタ4のベースに印加する出力インタフェ
ース39とを備えている。
【0013】ECU3は、通電開始時期Ton(図7参
照)においてパワートランジスタ4をオンさせ、点火コ
イル5の一次巻線5aに流れるコイル電流Iを立ち上
げ、点火時期Taにおいてパワートランジスタ4をオフ
させてコイル電流Iを遮断し、二次巻線5bに高電圧を
発生させて点火プラグ6を放電させる。
照)においてパワートランジスタ4をオンさせ、点火コ
イル5の一次巻線5aに流れるコイル電流Iを立ち上
げ、点火時期Taにおいてパワートランジスタ4をオフ
させてコイル電流Iを遮断し、二次巻線5bに高電圧を
発生させて点火プラグ6を放電させる。
【0014】尚、図5では、制御パラメータとして点火
コイル5に対する点火時期Taのみを示したが、ECU
3は、例えば、燃料噴射時期に相当するインジェクタ
(図示せず)に対する制御パラメータも生成する。又、
角度検出手段1は、特定気筒を識別するための気筒識別
信号(図示せず)を含んでいてもよい。
コイル5に対する点火時期Taのみを示したが、ECU
3は、例えば、燃料噴射時期に相当するインジェクタ
(図示せず)に対する制御パラメータも生成する。又、
角度検出手段1は、特定気筒を識別するための気筒識別
信号(図示せず)を含んでいてもよい。
【0015】次に、図6及び図7を参照しながら、図5
に示した従来の内燃機関制御装置の動作について説明す
る。車両走行中、内燃機関のカム軸10の回転に応じ
て、角度検出手段1内の受光素子14は、図7のような
基準位置信号SGTを生成してECU3に入力する。同
様に、各種センサ2は、回転数及び負荷等を示す運転状
態Dを検出してECU3に入力する。
に示した従来の内燃機関制御装置の動作について説明す
る。車両走行中、内燃機関のカム軸10の回転に応じ
て、角度検出手段1内の受光素子14は、図7のような
基準位置信号SGTを生成してECU3に入力する。同
様に、各種センサ2は、回転数及び負荷等を示す運転状
態Dを検出してECU3に入力する。
【0016】ECU3内の周期計測手段31は、基準位
置信号SGTの基準位置B75°(立ち上がり)を検出
する毎に、基準位置周期T180を計測する。又、タイ
マ制御手段32は、基準位置信号SGT及び基準位置周
期T180に基づいて、運転状態Dに応じた最適な点火
時期クランク角θaをマップ演算し、制御時間設定手段
33は、基準位置周期T180及び点火時期クランク角
θaに基づいて、点火タイミングに対応した点火時期T
a(基準位置B75°からのタイマ制御時間)を以下の
ように演算する。
置信号SGTの基準位置B75°(立ち上がり)を検出
する毎に、基準位置周期T180を計測する。又、タイ
マ制御手段32は、基準位置信号SGT及び基準位置周
期T180に基づいて、運転状態Dに応じた最適な点火
時期クランク角θaをマップ演算し、制御時間設定手段
33は、基準位置周期T180及び点火時期クランク角
θaに基づいて、点火タイミングに対応した点火時期T
a(基準位置B75°からのタイマ制御時間)を以下の
ように演算する。
【0017】 Ta=θa×(T180/180°) …(1)
【0018】このように、タイマ制御手段32は、基準
位置B75°を基準とした最適の点火時期θaをマップ
演算により求め、制御時間設定手段33は、(1)式に
より点火時期Taを演算し、点火時期Taは、出力イン
タフェース39を介して制御パラメータ信号となり、パ
ワートランジスタ4に印加される。
位置B75°を基準とした最適の点火時期θaをマップ
演算により求め、制御時間設定手段33は、(1)式に
より点火時期Taを演算し、点火時期Taは、出力イン
タフェース39を介して制御パラメータ信号となり、パ
ワートランジスタ4に印加される。
【0019】尚、図5では示されないが、点火コイル5
に対する通電開始時期Tonは、基準位置B5°からの
タイマ制御時間として出力インタフェース39を介して
既に出力されており、コイル電流Iは立ち上がっている
ものとする。又、(1)式のように、点火時期Taは、
内燃機関の回転状態を反映した基準位置周期T180に
より正規化されており、回転状態に応じた最適な点火タ
イミングでコイル電流Iを遮断し、制御対象気筒を点火
させることができる。
に対する通電開始時期Tonは、基準位置B5°からの
タイマ制御時間として出力インタフェース39を介して
既に出力されており、コイル電流Iは立ち上がっている
ものとする。又、(1)式のように、点火時期Taは、
内燃機関の回転状態を反映した基準位置周期T180に
より正規化されており、回転状態に応じた最適な点火タ
イミングでコイル電流Iを遮断し、制御対象気筒を点火
させることができる。
【0020】即ち、基準位置B5°から制御時間Ton
経過後にパワートランジスタ4がオンされてコイル電流
Iの通電が開始され、基準位置B75°から制御時間T
a経過後にパワートランジスタ4がオフされてコイル電
流Iが遮断されると、遮断時点のコイル電流Iの大きさ
に応じて二次巻線5bに負極性の高電圧が発生する。こ
の高電圧は、点火プラグ6の電極間に印加されて放電を
発生させ、制御対象気筒内の混合気を着火させる。
経過後にパワートランジスタ4がオンされてコイル電流
Iの通電が開始され、基準位置B75°から制御時間T
a経過後にパワートランジスタ4がオフされてコイル電
流Iが遮断されると、遮断時点のコイル電流Iの大きさ
に応じて二次巻線5bに負極性の高電圧が発生する。こ
の高電圧は、点火プラグ6の電極間に印加されて放電を
発生させ、制御対象気筒内の混合気を着火させる。
【0021】しかしながら、図6のような角度検出手段
1は、製造時のバラツキ等により、スリット11の位置
に誤差が含まれており、基準位置信号SGTのパルスエ
ッジが正確な基準位置B75°又はB5°を示すとは限
らない。
1は、製造時のバラツキ等により、スリット11の位置
に誤差が含まれており、基準位置信号SGTのパルスエ
ッジが正確な基準位置B75°又はB5°を示すとは限
らない。
【0022】例えば、第1基準位置B75°が実際には
1°だけ進角側にシフトしたクランク角位置B76°で
あったとすると、(1)式から得られる点火時期Ta
は、第1基準位置がB75°であると想定しているた
め、実際の点火タイミングは、目標点火タイミングより
もクランク角で1°分だけ進角側にずれてしまうことに
なる。
1°だけ進角側にシフトしたクランク角位置B76°で
あったとすると、(1)式から得られる点火時期Ta
は、第1基準位置がB75°であると想定しているた
め、実際の点火タイミングは、目標点火タイミングより
もクランク角で1°分だけ進角側にずれてしまうことに
なる。
【0023】即ち、(1)式内の基準位置周期T180
は、実際には181°のクランク角に相当するため、点
火時期Taが所望の点火時期クランク角θaに一致しな
くなる。このため、ECU3で演算された点火時期とは
全く異なる進角側のタイミングで点火が行われてしま
い、内燃機関を損傷するなどの支障を招くことになる。
は、実際には181°のクランク角に相当するため、点
火時期Taが所望の点火時期クランク角θaに一致しな
くなる。このため、ECU3で演算された点火時期とは
全く異なる進角側のタイミングで点火が行われてしま
い、内燃機関を損傷するなどの支障を招くことになる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来の内燃機関制御装
置は以上のように、基準位置信号SGTが正確な基準位
置B75°及びB5°を示すものと仮定して、基準位置
周期T180を演算すると共に制御パラメータ(例え
ば、点火時期Ta)を演算しているので、製造誤差等に
より基準位置B75°又はB5°に誤差が含まれた場合
には高精度の制御が不可能となり、例えば点火時期Ta
が誤制御されてしまい、内燃機関を損傷するおそれがあ
るという問題点があった。
置は以上のように、基準位置信号SGTが正確な基準位
置B75°及びB5°を示すものと仮定して、基準位置
周期T180を演算すると共に制御パラメータ(例え
ば、点火時期Ta)を演算しているので、製造誤差等に
より基準位置B75°又はB5°に誤差が含まれた場合
には高精度の制御が不可能となり、例えば点火時期Ta
が誤制御されてしまい、内燃機関を損傷するおそれがあ
るという問題点があった。
【0025】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、定常運転時の基準位置信号に基
づいて基準位置誤差を自動的に補正することにより、制
御パラメータの誤演算を防止して高精度化を実現した内
燃機関制御装置を得ることを目的とする。
ためになされたもので、定常運転時の基準位置信号に基
づいて基準位置誤差を自動的に補正することにより、制
御パラメータの誤演算を防止して高精度化を実現した内
燃機関制御装置を得ることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る内燃機関制御装置は、内燃機関を回転駆動するための
複数の気筒と、各気筒内の混合気を順次燃焼させるため
の点火コイルと、各気筒毎の基準クランク角に対応した
基準位置を示す基準位置信号を生成する角度検出手段
と、内燃機関の運転状態を検出する各種センサと、基準
位置信号及び運転状態に基づいて内燃機関の制御パラメ
ータを設定するタイマ制御手段と、制御パラメータをタ
イマ制御時間に換算する制御時間設定手段と、基準位置
信号の複数の基準位置区間周期及び複数の気筒対応区間
周期を計測する周期計測手段と、基準位置区間周期及び
気筒対応区間周期に基づいて各基準位置区間の角度誤差
を検出する角度誤差検出手段と、角度誤差の正否を判定
して最終的な角度誤差を生成する誤差判定手段とを設
け、タイマ制御手段は、最終的な角度誤差に基づいて制
御パラメータを補正し、制御時間設定手段は、最終的な
角度誤差に基づいてタイマ制御時間を補正するものであ
る。
る内燃機関制御装置は、内燃機関を回転駆動するための
複数の気筒と、各気筒内の混合気を順次燃焼させるため
の点火コイルと、各気筒毎の基準クランク角に対応した
基準位置を示す基準位置信号を生成する角度検出手段
と、内燃機関の運転状態を検出する各種センサと、基準
位置信号及び運転状態に基づいて内燃機関の制御パラメ
ータを設定するタイマ制御手段と、制御パラメータをタ
イマ制御時間に換算する制御時間設定手段と、基準位置
信号の複数の基準位置区間周期及び複数の気筒対応区間
周期を計測する周期計測手段と、基準位置区間周期及び
気筒対応区間周期に基づいて各基準位置区間の角度誤差
を検出する角度誤差検出手段と、角度誤差の正否を判定
して最終的な角度誤差を生成する誤差判定手段とを設
け、タイマ制御手段は、最終的な角度誤差に基づいて制
御パラメータを補正し、制御時間設定手段は、最終的な
角度誤差に基づいてタイマ制御時間を補正するものであ
る。
【0027】又、この発明の請求項2に係る内燃機関制
御装置は、請求項1において、誤差判定手段は、複数の
角度誤差を更新しながら記憶する記憶手段と、気筒対応
区間周期の間の各角度誤差を加算して誤差加算値を生成
する加算手段と、誤差加算値が定常判定値よりも小さい
ときに定常判定信号を生成する比較手段と、定常判定信
号に応答して記憶手段の内容を最終的な角度誤差として
出力する出力手段とを含むものである。
御装置は、請求項1において、誤差判定手段は、複数の
角度誤差を更新しながら記憶する記憶手段と、気筒対応
区間周期の間の各角度誤差を加算して誤差加算値を生成
する加算手段と、誤差加算値が定常判定値よりも小さい
ときに定常判定信号を生成する比較手段と、定常判定信
号に応答して記憶手段の内容を最終的な角度誤差として
出力する出力手段とを含むものである。
【0028】又、この発明の請求項3に係る内燃機関制
御装置は、請求項1又は請求項2において、角度誤差に
基づいて気筒判定信号を生成する気筒判定手段を設け、
気筒判定手段は、角度誤差が気筒判定値よりも大きいと
きに気筒判定信号を生成する比較手段を含み、基準位置
信号は、特定気筒に関連する基準位置区間周期のうちの
少なくとも1つが他の気筒の基準位置区間周期と異な
り、タイマ制御手段は、気筒判定信号に基づいて各気筒
を識別するものである。
御装置は、請求項1又は請求項2において、角度誤差に
基づいて気筒判定信号を生成する気筒判定手段を設け、
気筒判定手段は、角度誤差が気筒判定値よりも大きいと
きに気筒判定信号を生成する比較手段を含み、基準位置
信号は、特定気筒に関連する基準位置区間周期のうちの
少なくとも1つが他の気筒の基準位置区間周期と異な
り、タイマ制御手段は、気筒判定信号に基づいて各気筒
を識別するものである。
【0029】
【作用】この発明の請求項1においては、基準位置信号
の各基準位置区間周期の角度誤差を検出し、正確である
と判定された最終的な角度誤差に基づいて、各基準位置
区間の角度誤差を相殺するように制御パラメータを補正
する。
の各基準位置区間周期の角度誤差を検出し、正確である
と判定された最終的な角度誤差に基づいて、各基準位置
区間の角度誤差を相殺するように制御パラメータを補正
する。
【0030】又、この発明の請求項2においては、各角
度誤差を順次更新しながら記憶しておき、気筒対応区間
周期の間の角度誤差の総和が定常判定値よりも小さいと
きの各角度誤差を、最終的な角度誤差としてタイマ制御
手段に入力する。
度誤差を順次更新しながら記憶しておき、気筒対応区間
周期の間の角度誤差の総和が定常判定値よりも小さいと
きの各角度誤差を、最終的な角度誤差としてタイマ制御
手段に入力する。
【0031】又、この発明の請求項3においては、各角
度誤差を気筒判定値と比較し、気筒判定値より大きい角
度誤差の基準位置区間に対応した気筒を特定気筒として
識別する。
度誤差を気筒判定値と比較し、気筒判定値より大きい角
度誤差の基準位置区間に対応した気筒を特定気筒として
識別する。
【0032】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1を示す機能ブロック図
であり、1、2、39、SGT、D及びIは前述と同様
のものである。又、3A、31A、32A、33A、θ
a′及びTa′は、ECU3、周期計測手段31、タイ
マ制御手段32、制御時間設定手段33、点火時期クラ
ンク角θa及び点火時期Taにそれぞれ対応しており、
図示しないが、パワートランジスタ4〜点火プラグ6は
図5に示した通りである。
する。図1はこの発明の実施例1を示す機能ブロック図
であり、1、2、39、SGT、D及びIは前述と同様
のものである。又、3A、31A、32A、33A、θ
a′及びTa′は、ECU3、周期計測手段31、タイ
マ制御手段32、制御時間設定手段33、点火時期クラ
ンク角θa及び点火時期Taにそれぞれ対応しており、
図示しないが、パワートランジスタ4〜点火プラグ6は
図5に示した通りである。
【0033】この場合、周期計測手段31Aは、各基準
位置区間(基準位置信号SGTのHレベル区間及びLレ
ベル区間)周期T(k)を計測する共に、各気筒対応区
間周期T720(k)を計測する。
位置区間(基準位置信号SGTのHレベル区間及びLレ
ベル区間)周期T(k)を計測する共に、各気筒対応区
間周期T720(k)を計測する。
【0034】図2は4気筒の場合の基準位置信号SGT
を示す波形図であり、基準位置区間周期T(k)及び気
筒対応区間周期T720(k)において、気筒対応区間
分に対応するkは、n−8、n−7、…、nとなる。ε
θ(k)は基準位置区間周期T(k)に対応した各基準
位置区間に含まれる角度誤差である。
を示す波形図であり、基準位置区間周期T(k)及び気
筒対応区間周期T720(k)において、気筒対応区間
分に対応するkは、n−8、n−7、…、nとなる。ε
θ(k)は基準位置区間周期T(k)に対応した各基準
位置区間に含まれる角度誤差である。
【0035】又、図1において、タイマ制御手段32A
は、基準位置信号SGT及び運転状態D、並びに、基準
位置区間周期T(k)及び気筒対応区間周期T720
(k)のみならず、最終的な角度誤差εθ(k)′(後
述する)に基づいて、点火時期クランク角θa′を制御
パラメータとして演算する。又、制御時間設定手段33
Aは、基準位置区間周期T(k)及び最終的な角度誤差
εθ(k)′に基づいて、点火時期クランク角θaを点
火時期Ta′に換算する。
は、基準位置信号SGT及び運転状態D、並びに、基準
位置区間周期T(k)及び気筒対応区間周期T720
(k)のみならず、最終的な角度誤差εθ(k)′(後
述する)に基づいて、点火時期クランク角θa′を制御
パラメータとして演算する。又、制御時間設定手段33
Aは、基準位置区間周期T(k)及び最終的な角度誤差
εθ(k)′に基づいて、点火時期クランク角θaを点
火時期Ta′に換算する。
【0036】更に、ECU3Aは、以下の構成要素34
及び35を含んでいる。34は基準位置区間周期T
(k)及び気筒対応区間周期T720(k)に基づいて
各基準位置区間の角度誤差εθ(k)を検出する角度誤
差検出手段、35は角度誤差εθ(k)の正否を判定し
て最終的な角度誤差εθ(k)′を生成する誤差判定手
段である。最終的な角度誤差εθ(k)′はタイマ制御
手段32A及び制御手段設定手段33Aに入力される。
及び35を含んでいる。34は基準位置区間周期T
(k)及び気筒対応区間周期T720(k)に基づいて
各基準位置区間の角度誤差εθ(k)を検出する角度誤
差検出手段、35は角度誤差εθ(k)の正否を判定し
て最終的な角度誤差εθ(k)′を生成する誤差判定手
段である。最終的な角度誤差εθ(k)′はタイマ制御
手段32A及び制御手段設定手段33Aに入力される。
【0037】誤差判定手段35は、定常判定信号の反転
信号(後述する)に応答して角度誤差εθ(k)を通過
させるアンドゲート41と、複数の角度誤差εθ(k)
を順次更新しながら記憶する記憶手段42と、気筒対応
区間周期T720(k)の間の角度誤差を加算して誤差
加算値εθを生成する加算手段43と、回転数が一定の
定常状態を判定するための基準となる定常判定値α(例
えば、1°程度)を生成する定常判定値生成手段44
と、誤差加算値εθが定常判定値αより小さいときに定
常判定信号Aを生成する比較手段45と、定常判定信号
Aに応答して記憶手段42の内容を最終的な角度誤差ε
θ(k)′として出力するアンドゲート46(出力手
段)と、定常判定信号Aを反転するためのインバータ4
7とを含んでいる。
信号(後述する)に応答して角度誤差εθ(k)を通過
させるアンドゲート41と、複数の角度誤差εθ(k)
を順次更新しながら記憶する記憶手段42と、気筒対応
区間周期T720(k)の間の角度誤差を加算して誤差
加算値εθを生成する加算手段43と、回転数が一定の
定常状態を判定するための基準となる定常判定値α(例
えば、1°程度)を生成する定常判定値生成手段44
と、誤差加算値εθが定常判定値αより小さいときに定
常判定信号Aを生成する比較手段45と、定常判定信号
Aに応答して記憶手段42の内容を最終的な角度誤差ε
θ(k)′として出力するアンドゲート46(出力手
段)と、定常判定信号Aを反転するためのインバータ4
7とを含んでいる。
【0038】定常判定信号Aは、アンドゲート46の一
方の入力端子に印加され、定常状態判定時にアンドゲー
ト46を開き、同時に、インバータ47により反転され
た定常判定信号A′は、アンドゲート41の一方に入力
端子に印加され、定常状態判定時にアンドゲート41を
遮断するようになっている。
方の入力端子に印加され、定常状態判定時にアンドゲー
ト46を開き、同時に、インバータ47により反転され
た定常判定信号A′は、アンドゲート41の一方に入力
端子に印加され、定常状態判定時にアンドゲート41を
遮断するようになっている。
【0039】次に、図2を参照しながら、図1に示した
この発明の実施例1の動作について説明する。角度検出
手段1からの基準位置信号SGT及び各種センサ2から
の運転状態DがECU3Aに入力されると、まず、EC
U3A内の周期計測手段31Aは、基準位置信号SGT
のHレベル区間及びLレベル区間の基準位置区間周期T
(k)を順次計測すると共に、気筒対応区間周期T72
0(k)を順次計測する。
この発明の実施例1の動作について説明する。角度検出
手段1からの基準位置信号SGT及び各種センサ2から
の運転状態DがECU3Aに入力されると、まず、EC
U3A内の周期計測手段31Aは、基準位置信号SGT
のHレベル区間及びLレベル区間の基準位置区間周期T
(k)を順次計測すると共に、気筒対応区間周期T72
0(k)を順次計測する。
【0040】一方、角度誤差検出手段34は、各基準位
置区間周期T(k)及び各気筒対応区間周期T720
(k)に基づいて、以下のように角度誤差εθ(k)を
検出する。
置区間周期T(k)及び各気筒対応区間周期T720
(k)に基づいて、以下のように角度誤差εθ(k)を
検出する。
【0041】εθ(k)={T(k)/T720
(k)}×720°−θ(k)…(2)
(k)}×720°−θ(k)…(2)
【0042】但し、(2)式において、{T(k)/T
720(k)}×720°は気筒対応区間周期T720
(k)で正規化された基準位置区間周期T(k)のクラ
ンク角である。又、θ(k)は各基準位置区間のクラン
ク角であり、基準位置区間がHレベル区間であれば70
°、Lレベル区間であれば110°となる。
720(k)}×720°は気筒対応区間周期T720
(k)で正規化された基準位置区間周期T(k)のクラ
ンク角である。又、θ(k)は各基準位置区間のクラン
ク角であり、基準位置区間がHレベル区間であれば70
°、Lレベル区間であれば110°となる。
【0043】こうして、(2)式より得られた角度誤差
εθ(k)は、誤差判定手段35に入力され、アンドゲ
ート41を介して記憶手段42に順次記憶される。従っ
て、記憶手段42には、常に最新の気筒対応区間周期T
720(k)の間の角度誤差εθ(k)が格納される。
続いて、加算手段43は、記憶手段42内に格納されて
いる気筒対応区間周期T720(k)分の加算手段εθ
(k)を加算し、誤差加算値εθを算出する。誤差加算
値εθは、以下のように、k=n−8からk=nまでの
総和式の絶対値で表わされる。
εθ(k)は、誤差判定手段35に入力され、アンドゲ
ート41を介して記憶手段42に順次記憶される。従っ
て、記憶手段42には、常に最新の気筒対応区間周期T
720(k)の間の角度誤差εθ(k)が格納される。
続いて、加算手段43は、記憶手段42内に格納されて
いる気筒対応区間周期T720(k)分の加算手段εθ
(k)を加算し、誤差加算値εθを算出する。誤差加算
値εθは、以下のように、k=n−8からk=nまでの
総和式の絶対値で表わされる。
【0044】εθ=|Σεθ(k)| …(3)
【0045】続いて、比較器45は、誤差加算値εθを
定常判定値αと比較し、誤差加算値εθが定常判定値α
よりも小さいときに回転数が一定の定常状態と判定し、
Hレベルの定常判定信号Aを生成する。なぜなら、各気
筒対応区間周期T720(k)は、基準位置信号SGT
の同一気筒のパルス周期であるため、各基準位置誤差の
有無にかかわらず常に720°のクランク角に対応し、
定常状態での気筒対応区間周期T720(k)分の誤差
加算値εθは理論的に0となるからである。
定常判定値αと比較し、誤差加算値εθが定常判定値α
よりも小さいときに回転数が一定の定常状態と判定し、
Hレベルの定常判定信号Aを生成する。なぜなら、各気
筒対応区間周期T720(k)は、基準位置信号SGT
の同一気筒のパルス周期であるため、各基準位置誤差の
有無にかかわらず常に720°のクランク角に対応し、
定常状態での気筒対応区間周期T720(k)分の誤差
加算値εθは理論的に0となるからである。
【0046】従って、比較器45から定常判定信号Aが
生成された場合、記憶手段42内の各角度誤差εθ
(k)(k=n−8、n−7、…、n)は定常状態での
正確な角度誤差を示していると見なされる。このとき、
反転された定常判定信号A′によりアンドゲート41を
遮断し、以後の角度誤差εθ(k)が記憶手段42に入
力されないようにすると共に、アンドゲート46を開い
て記憶手段42内の角度誤差εθ(k)を最終的な角度
誤差εθ(k)′としてタイマ制御手段32A及び制御
時間設定手段33Aに入力する。
生成された場合、記憶手段42内の各角度誤差εθ
(k)(k=n−8、n−7、…、n)は定常状態での
正確な角度誤差を示していると見なされる。このとき、
反転された定常判定信号A′によりアンドゲート41を
遮断し、以後の角度誤差εθ(k)が記憶手段42に入
力されないようにすると共に、アンドゲート46を開い
て記憶手段42内の角度誤差εθ(k)を最終的な角度
誤差εθ(k)′としてタイマ制御手段32A及び制御
時間設定手段33Aに入力する。
【0047】タイマ設定手段32Aは、前述と同様に基
準位置信号SGT及び運転状態Dに基づいて求められた
点火時期クランク角θaに対し、その点火時期クランク
角θaの基準位置に対応する区間の角度誤差εθ(k)
を加算し、補正された点火時期クランク角θa′を生成
する。例えば、基準位置区間周期T(n−8)に対応す
る基準位置区間パルスの立ち上がりが制御時間の基準位
置であれば、点火時期クランク角θa′は以下のように
表わされる。
準位置信号SGT及び運転状態Dに基づいて求められた
点火時期クランク角θaに対し、その点火時期クランク
角θaの基準位置に対応する区間の角度誤差εθ(k)
を加算し、補正された点火時期クランク角θa′を生成
する。例えば、基準位置区間周期T(n−8)に対応す
る基準位置区間パルスの立ち上がりが制御時間の基準位
置であれば、点火時期クランク角θa′は以下のように
表わされる。
【0048】θa′=θa+εθ(n−8) …(4)
【0049】続いて、制御時間設定手段33Aは、点火
時期クランク角θa′を最終的な角度誤差εθ(k)に
より補正しながら、タイマ制御時間即ち点火時期Ta′
に換算する。
時期クランク角θa′を最終的な角度誤差εθ(k)に
より補正しながら、タイマ制御時間即ち点火時期Ta′
に換算する。
【0050】このとき、隣接する2つの基準位置区間周
期T(k)及びT(k+1)を用いて、各周期T70及
びT110の和に相当する基準位置周期T180が求め
られる。又、この基準位置周期T180に対する角度誤
差は、隣接する2つの角度誤差εθ(k)及びεθ(k
+1)の和で求められる。従って、例えば、基準位置区
間周期T(n−8)に対応する基準位置区間パルスの立
ち上がりが制御基準位置の場合、補正された点火時期T
a′は、前述の(1)式より、以下のように表わされ
る。
期T(k)及びT(k+1)を用いて、各周期T70及
びT110の和に相当する基準位置周期T180が求め
られる。又、この基準位置周期T180に対する角度誤
差は、隣接する2つの角度誤差εθ(k)及びεθ(k
+1)の和で求められる。従って、例えば、基準位置区
間周期T(n−8)に対応する基準位置区間パルスの立
ち上がりが制御基準位置の場合、補正された点火時期T
a′は、前述の(1)式より、以下のように表わされ
る。
【0051】Ta′=θa′×[{T(n−8)+T
(n−7)}/{180°+εθ(n−8)+εθ(n
−7)}] …(5)
(n−7)}/{180°+εθ(n−8)+εθ(n
−7)}] …(5)
【0052】これにより、制御時間設定手段33Aは、
基準位置誤差による基準位置区間周期T(k)の誤差を
相殺した正確な点火時期Ta′を演算することができ
る。この点火時期Ta′は、通電開始時期Tonと共に
制御パラメータとしてパワートランジスタ4に印加され
る。従って、タイマ制御手段32Aにより演算された所
望の点火時期クランク角θa′で制御対象気筒を点火さ
せることができ、例えば異常進角の点火時期に制御され
るようなことはなく、内燃機関の損傷を防止することが
できる。
基準位置誤差による基準位置区間周期T(k)の誤差を
相殺した正確な点火時期Ta′を演算することができ
る。この点火時期Ta′は、通電開始時期Tonと共に
制御パラメータとしてパワートランジスタ4に印加され
る。従って、タイマ制御手段32Aにより演算された所
望の点火時期クランク角θa′で制御対象気筒を点火さ
せることができ、例えば異常進角の点火時期に制御され
るようなことはなく、内燃機関の損傷を防止することが
できる。
【0053】実施例2.尚、上記実施例1では、気筒識
別について特に言及しなかったが、特定気筒に対応する
基準位置信号SGTのパルス幅にオフセットを設定して
おけば、角度誤差εθ(k)に基づいて気筒識別を行う
ことができる。
別について特に言及しなかったが、特定気筒に対応する
基準位置信号SGTのパルス幅にオフセットを設定して
おけば、角度誤差εθ(k)に基づいて気筒識別を行う
ことができる。
【0054】図3はこの発明の実施例2(請求項3に対
応)を示す機能ブロック図であり、1B、SGT′、3
B及び32Bは、図1内の角度検出手段1、基準位置信
号SGT、ECU3A及びタイマ制御手段32Aにそれ
ぞれ対応している。図4は特定気筒の対応パルス幅のみ
にオフセットが設定された基準位置信号SGT′を示す
波形図であり、ΔTはオフセットに相当するクランク角
である。
応)を示す機能ブロック図であり、1B、SGT′、3
B及び32Bは、図1内の角度検出手段1、基準位置信
号SGT、ECU3A及びタイマ制御手段32Aにそれ
ぞれ対応している。図4は特定気筒の対応パルス幅のみ
にオフセットが設定された基準位置信号SGT′を示す
波形図であり、ΔTはオフセットに相当するクランク角
である。
【0055】図3において、タイマ制御手段32Bは、
気筒判定信号B(後述する)に基づいて各気筒を識別す
るようになっている。又、ECU3Bは以下の構成要素
50を含んでいる。
気筒判定信号B(後述する)に基づいて各気筒を識別す
るようになっている。又、ECU3Bは以下の構成要素
50を含んでいる。
【0056】50は角度誤差εθ(k)に基づいて気筒
識別信号Bを生成する気筒判定手段であり、気筒判定用
の基準となる気筒判定値β(例えば、3°程度)を生成
する気筒判定値生成手段51と、角度誤差εθ(k)を
気筒判定値βと比較して角度誤差εθ(k)が気筒判定
値βよりも大きいときに気筒判定信号Bを生成する比較
器52とから構成されている。
識別信号Bを生成する気筒判定手段であり、気筒判定用
の基準となる気筒判定値β(例えば、3°程度)を生成
する気筒判定値生成手段51と、角度誤差εθ(k)を
気筒判定値βと比較して角度誤差εθ(k)が気筒判定
値βよりも大きいときに気筒判定信号Bを生成する比較
器52とから構成されている。
【0057】この場合、例えば図4のように、基準位置
信号SGT′の特定気筒に対応するパルス幅がオフセッ
ト分ΔT(クランク角で5°)だけ長く設定されてお
り、図4(a)の場合は、パルスの立ち上がりがB80
°(他気筒ではB75°)に設定され、図4(b)の場
合は、パルスの立ち下がりがB0°即ちTDC(他気筒
ではB5°)に設定されている。
信号SGT′の特定気筒に対応するパルス幅がオフセッ
ト分ΔT(クランク角で5°)だけ長く設定されてお
り、図4(a)の場合は、パルスの立ち上がりがB80
°(他気筒ではB75°)に設定され、図4(b)の場
合は、パルスの立ち下がりがB0°即ちTDC(他気筒
ではB5°)に設定されている。
【0058】従って、特定気筒に関連するHレベルパル
スの基準位置区間周期T75が他の気筒の基準位置区間
周期T70よりも長く設定されている。但し、図4
(b)の場合、Lレベル区間に関しては、特定気筒の基
準位置区間周期T105は他気筒の基準位置区間周期T
110よりも短くなる。図4では、特定気筒に関連する
Hレベルパルスの基準位置区間T75を他気筒よりも長
く設定した場合を示したが、逆に短く設定してもよい。
スの基準位置区間周期T75が他の気筒の基準位置区間
周期T70よりも長く設定されている。但し、図4
(b)の場合、Lレベル区間に関しては、特定気筒の基
準位置区間周期T105は他気筒の基準位置区間周期T
110よりも短くなる。図4では、特定気筒に関連する
Hレベルパルスの基準位置区間T75を他気筒よりも長
く設定した場合を示したが、逆に短く設定してもよい。
【0059】図3において、比較器52は、角度誤差ε
θ(k)を気筒判定値βと比較し、もし、εθ(k)>
βであれば、その角度誤差εθ(k)を有する基準位置
区間周期に関連する気筒が特定気筒であることを示す気
筒判定信号Bを生成する。気筒判定信号Bはタイマ制御
手段32Bに入力され、これにより、タイマ制御手段3
2Bは、各気筒を確実に識別し、各気筒に対する制御パ
ラメータを演算することができる。
θ(k)を気筒判定値βと比較し、もし、εθ(k)>
βであれば、その角度誤差εθ(k)を有する基準位置
区間周期に関連する気筒が特定気筒であることを示す気
筒判定信号Bを生成する。気筒判定信号Bはタイマ制御
手段32Bに入力され、これにより、タイマ制御手段3
2Bは、各気筒を確実に識別し、各気筒に対する制御パ
ラメータを演算することができる。
【0060】この場合、角度検出手段1Bは、特定気筒
に対するスリット11(図6参照)のみがオフセット分
ΔTに対応する量だけ長く(又は、短く)形成されてい
ればよいので、気筒識別信号を個別に生成する必要がな
い。又、気筒判定値βよりも大きい角度誤差εθ(k)
が存在しても、タイマ制御手段32B及び制御時間設定
手段33Aは、角度誤差εθ(k)の大きさとは全く無
関係に、前述の(4)式及び(5)を用いて点火時期ク
ランク角θa′及び点火時期Ta′を演算することがで
き、特にECU3B内のソフトウェアが複雑化すること
もない。
に対するスリット11(図6参照)のみがオフセット分
ΔTに対応する量だけ長く(又は、短く)形成されてい
ればよいので、気筒識別信号を個別に生成する必要がな
い。又、気筒判定値βよりも大きい角度誤差εθ(k)
が存在しても、タイマ制御手段32B及び制御時間設定
手段33Aは、角度誤差εθ(k)の大きさとは全く無
関係に、前述の(4)式及び(5)を用いて点火時期ク
ランク角θa′及び点火時期Ta′を演算することがで
き、特にECU3B内のソフトウェアが複雑化すること
もない。
【0061】実施例3.尚、上記実施例2では、特定気
筒のオフセット分ΔTに相当する角度誤差εθ(k)を
5°に設定し、気筒判定値βを3°に設定したが、オフ
セット分ΔTは製造上及びタイミング制御上の支障がな
い範囲内で任意の値に設定可能なことは言うまでもな
い。
筒のオフセット分ΔTに相当する角度誤差εθ(k)を
5°に設定し、気筒判定値βを3°に設定したが、オフ
セット分ΔTは製造上及びタイミング制御上の支障がな
い範囲内で任意の値に設定可能なことは言うまでもな
い。
【0062】実施例4.又、実施例1及び実施例2で
は、内燃機関が4気筒の場合を例にとって、基準位置信
号SGT及びSGT′を示したが、他の複数気筒の内燃
機関であっても同等の作用効果を奏する。又、制御パラ
メータとして、点火時期クランク角θa′及び点火時期
Ta′を演算する場合を示したが、インジェクタに対す
る燃料噴射時期及び点火コイル5に対する通電開始時期
を演算する場合であっても同等の効果を奏する。
は、内燃機関が4気筒の場合を例にとって、基準位置信
号SGT及びSGT′を示したが、他の複数気筒の内燃
機関であっても同等の作用効果を奏する。又、制御パラ
メータとして、点火時期クランク角θa′及び点火時期
Ta′を演算する場合を示したが、インジェクタに対す
る燃料噴射時期及び点火コイル5に対する通電開始時期
を演算する場合であっても同等の効果を奏する。
【0063】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、内燃機関を回転駆動するための複数の気筒と、各気
筒内の混合気を順次燃焼させるための点火コイルと、各
気筒毎の基準クランク角に対応した基準位置を示す基準
位置信号を生成する角度検出手段と、内燃機関の運転状
態を検出する各種センサと、基準位置信号及び運転状態
に基づいて内燃機関の制御パラメータを設定するタイマ
制御手段と、制御パラメータをタイマ制御時間に換算す
る制御時間設定手段と、基準位置信号の複数の基準位置
区間周期及び複数の気筒対応区間周期を計測する周期計
測手段と、基準位置区間周期及び気筒対応区間周期に基
づいて各基準位置区間の角度誤差を検出する角度誤差検
出手段と、角度誤差の正否を判定して最終的な角度誤差
を生成する誤差判定手段とを設け、タイマ制御手段は、
最終的な角度誤差に基づいて制御パラメータを補正し、
制御時間設定手段は、最終的な角度誤差に基づいてタイ
マ制御時間を補正し、各基準位置区間の角度誤差を相殺
するようにしたので、基準位置誤差を自動的に補正する
ことができ、制御パラメータの誤演算を防止して高精度
化を実現した内燃機関制御装置が得られる効果がある。
ば、内燃機関を回転駆動するための複数の気筒と、各気
筒内の混合気を順次燃焼させるための点火コイルと、各
気筒毎の基準クランク角に対応した基準位置を示す基準
位置信号を生成する角度検出手段と、内燃機関の運転状
態を検出する各種センサと、基準位置信号及び運転状態
に基づいて内燃機関の制御パラメータを設定するタイマ
制御手段と、制御パラメータをタイマ制御時間に換算す
る制御時間設定手段と、基準位置信号の複数の基準位置
区間周期及び複数の気筒対応区間周期を計測する周期計
測手段と、基準位置区間周期及び気筒対応区間周期に基
づいて各基準位置区間の角度誤差を検出する角度誤差検
出手段と、角度誤差の正否を判定して最終的な角度誤差
を生成する誤差判定手段とを設け、タイマ制御手段は、
最終的な角度誤差に基づいて制御パラメータを補正し、
制御時間設定手段は、最終的な角度誤差に基づいてタイ
マ制御時間を補正し、各基準位置区間の角度誤差を相殺
するようにしたので、基準位置誤差を自動的に補正する
ことができ、制御パラメータの誤演算を防止して高精度
化を実現した内燃機関制御装置が得られる効果がある。
【0064】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1において、誤差判定手段は、複数の角度誤差を更新し
ながら記憶する記憶手段と、気筒対応区間周期の間の各
角度誤差を加算して誤差加算値を生成する加算手段と、
誤差加算値が定常判定値よりも小さいときに定常判定信
号を生成する比較手段と、定常判定信号に応答して記憶
手段の内容を最終的な角度誤差として出力する出力手段
とを含み、気筒対応区間分の角度誤差の総和が定常判定
値よりも小さいときの各角度誤差を最終的な角度誤差と
してタイマ制御手段に入力するようにしたので、基準位
置誤差を自動的に補正することができ、制御パラメータ
の誤演算を防止して高精度化を実現した内燃機関制御装
置が得られる効果がある。
1において、誤差判定手段は、複数の角度誤差を更新し
ながら記憶する記憶手段と、気筒対応区間周期の間の各
角度誤差を加算して誤差加算値を生成する加算手段と、
誤差加算値が定常判定値よりも小さいときに定常判定信
号を生成する比較手段と、定常判定信号に応答して記憶
手段の内容を最終的な角度誤差として出力する出力手段
とを含み、気筒対応区間分の角度誤差の総和が定常判定
値よりも小さいときの各角度誤差を最終的な角度誤差と
してタイマ制御手段に入力するようにしたので、基準位
置誤差を自動的に補正することができ、制御パラメータ
の誤演算を防止して高精度化を実現した内燃機関制御装
置が得られる効果がある。
【0065】又、この発明の請求項3によれば、請求項
1又は請求項2において、角度誤差に基づいて気筒判定
信号を生成する気筒判定手段を設け、気筒判定手段は、
角度誤差が気筒判定値よりも大きいときに気筒判定信号
を生成する比較手段を含み、基準位置信号は、特定気筒
に関連する基準位置区間周期のうちの少なくとも1つが
他の気筒の基準位置区間周期と異なり、タイマ制御手段
は、気筒判定信号に基づいて各気筒を識別するようにし
たので、制御パラメータの誤演算を防止して高精度化を
実現すると共に、個別の気筒識別信号を不要として角度
検出手段を簡略化した内燃機関制御装置が得られる効果
がある。
1又は請求項2において、角度誤差に基づいて気筒判定
信号を生成する気筒判定手段を設け、気筒判定手段は、
角度誤差が気筒判定値よりも大きいときに気筒判定信号
を生成する比較手段を含み、基準位置信号は、特定気筒
に関連する基準位置区間周期のうちの少なくとも1つが
他の気筒の基準位置区間周期と異なり、タイマ制御手段
は、気筒判定信号に基づいて各気筒を識別するようにし
たので、制御パラメータの誤演算を防止して高精度化を
実現すると共に、個別の気筒識別信号を不要として角度
検出手段を簡略化した内燃機関制御装置が得られる効果
がある。
【図1】この発明の実施例1を示す機能ブロック図であ
る。
る。
【図2】この発明の実施例1の動作を説明するための波
形図である。
形図である。
【図3】この発明の実施例2を示す機能ブロック図であ
る。
る。
【図4】この発明の実施例2における基準位置信号SG
Tを示す波形図である。
Tを示す波形図である。
【図5】従来の内燃機関制御装置を示す機能ブロック図
である。
である。
【図6】一般的な角度検出手段の構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】従来の内燃機関制御装置の動作を説明するため
の波形図である。
の波形図である。
1、1B 角度検出手段 2 各種センサ 3A、3B ECU 31A 周期計測手段 32A、32B タイマ制御手段 33A 制御時間設定手段 34 角度誤差検出手段 35 誤差判定手段 42 記憶手段 43 加算手段 45 比較器 46 アンドゲート(出力手段) 5 点火コイル 50 気筒判定手段 52 比較器 A 定常判定信号 B 気筒判定信号 B75°、B5° 基準位置 B80°、TDC 特定気筒の基準位置 D 運転状態 SGT、SGT′ 基準位置信号 Ta′ 点火時期 T75 特定気筒の基準位置周期 T(k) 基準位置区間周期 T720(k) 気筒対応区間周期 α 定常判定値 β 気筒判定値 εθ(k) 角度誤差 εθ(k)′ 最終的な角度誤差 εθ 誤差加算値 θa′ 点火時期クランク角
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】又、内燃機関の回転に同期して角度検出手
段1から生成される基準位置信号SGTは、図7のよう
に、各気筒の基準位置B75°(上死点から75°手
前)で立ち上がり、基準位置B5°(上死点から5°手
前)で立ち下がる。
段1から生成される基準位置信号SGTは、図7のよう
に、各気筒の基準位置B75°(上死点から75°手
前)で立ち上がり、基準位置B5°(上死点から5°手
前)で立ち下がる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】又、Tonはコイル電流Iの通電開始時期
に対応したタイマ制御時間、θaは点火時期に対応した
クランク角、Taは点火時期に対応したタイマ制御時間
である。この場合、通電開始時期Tonの基準位置はB
5°であり、点火時期タイマ制御時間Taの基準位置は
B75°である。
に対応したタイマ制御時間、θaは点火時期に対応した
クランク角、Taは点火時期に対応したタイマ制御時間
である。この場合、通電開始時期Tonの基準位置はB
5°であり、点火時期タイマ制御時間Taの基準位置は
B75°である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】ECU3は、基準位置信号SGTに基づい
て基準位置周期T180を計測する周期計測手段31
と、基準位置信号SGT、基準位置周期T180及び運
転状態Dに基づいて制御パラメータ例えば点火時期クラ
ンク角θaを演算するタイマ制御手段32と、基準位置
周期T180に基づいて点火時期クランク角θaを点火
時期Ta(タイマ制御時間)に換算する制御時間設定手
段33と、点火時期タイマ制御時間Taを制御パラメー
タ信号としてパワートランジスタ4のベースに印加する
出力インタフェース39とを備えている。
て基準位置周期T180を計測する周期計測手段31
と、基準位置信号SGT、基準位置周期T180及び運
転状態Dに基づいて制御パラメータ例えば点火時期クラ
ンク角θaを演算するタイマ制御手段32と、基準位置
周期T180に基づいて点火時期クランク角θaを点火
時期Ta(タイマ制御時間)に換算する制御時間設定手
段33と、点火時期タイマ制御時間Taを制御パラメー
タ信号としてパワートランジスタ4のベースに印加する
出力インタフェース39とを備えている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】ECU3は、通電開始時期Ton(図7参
照)においてパワートランジスタ4をオンさせ、点火コ
イル5の一次巻線5aに流れるコイル電流Iを立ち上
げ、点火時期タイマ制御時間Taにおいてパワートラン
ジスタ4をオフさせてコイル電流Iを遮断し、二次巻線
5bに高電圧を発生させて点火プラグ6を放電させる。
照)においてパワートランジスタ4をオンさせ、点火コ
イル5の一次巻線5aに流れるコイル電流Iを立ち上
げ、点火時期タイマ制御時間Taにおいてパワートラン
ジスタ4をオフさせてコイル電流Iを遮断し、二次巻線
5bに高電圧を発生させて点火プラグ6を放電させる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】尚、図5では、制御パラメータとして点火
コイル5に対する点火時期タイマ制御時間Taのみを示
したが、ECU3は、例えば、燃料噴射時期に相当する
インジェクタ(図示せず)に対する制御パラメータも生
成する。又、角度検出手段1は、特定気筒を識別するた
めの気筒識別信号(図示せず)を含んでいてもよい。
コイル5に対する点火時期タイマ制御時間Taのみを示
したが、ECU3は、例えば、燃料噴射時期に相当する
インジェクタ(図示せず)に対する制御パラメータも生
成する。又、角度検出手段1は、特定気筒を識別するた
めの気筒識別信号(図示せず)を含んでいてもよい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】ECU3内の周期計測手段31は、基準位
置信号SGTの基準位置B75°(立ち上がり)を検出
する毎に、基準位置周期T180を計測する。又、タイ
マ制御手段32は、基準位置信号SGT及び基準位置周
期T180に基づいて、運転状態Dに応じた最適な点火
時期クランク角θaをマップ演算し、制御時間設定手段
33は、基準位置周期T180及び点火時期クランク角
θaに基づいて、点火タイミングに対応した点火時期タ
イマ制御時間Ta(基準位置B75°からのタイマ制御
時間)を以下のように演算する。
置信号SGTの基準位置B75°(立ち上がり)を検出
する毎に、基準位置周期T180を計測する。又、タイ
マ制御手段32は、基準位置信号SGT及び基準位置周
期T180に基づいて、運転状態Dに応じた最適な点火
時期クランク角θaをマップ演算し、制御時間設定手段
33は、基準位置周期T180及び点火時期クランク角
θaに基づいて、点火タイミングに対応した点火時期タ
イマ制御時間Ta(基準位置B75°からのタイマ制御
時間)を以下のように演算する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】このように、タイマ制御手段32は、基準
位置B75°を基準とした最適の点火時期θaをマップ
演算により求め、制御時間設定手段33は、(1)式に
より点火時期タイマ制御時間Taを演算し、点火時期タ
イマ制御時間Taは、出力インタフェース39を介して
制御パラメータ信号となり、パワートランジスタ4に印
加される。
位置B75°を基準とした最適の点火時期θaをマップ
演算により求め、制御時間設定手段33は、(1)式に
より点火時期タイマ制御時間Taを演算し、点火時期タ
イマ制御時間Taは、出力インタフェース39を介して
制御パラメータ信号となり、パワートランジスタ4に印
加される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】尚、図5では示されないが、点火コイル5
に対する通電開始時期Tonは、基準位置B5°からの
タイマ制御時間として出力インタフェース39を介して
既に出力されており、コイル電流Iは立ち上がっている
ものとする。又、(1)式のように、点火時期タイマ制
御時間Taは、内燃機関の回転状態を反映した基準位置
周期T180により正規化されており、回転状態に応じ
た最適な点火タイミングでコイル電流Iを遮断し、制御
対象気筒を点火させることができる。
に対する通電開始時期Tonは、基準位置B5°からの
タイマ制御時間として出力インタフェース39を介して
既に出力されており、コイル電流Iは立ち上がっている
ものとする。又、(1)式のように、点火時期タイマ制
御時間Taは、内燃機関の回転状態を反映した基準位置
周期T180により正規化されており、回転状態に応じ
た最適な点火タイミングでコイル電流Iを遮断し、制御
対象気筒を点火させることができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】即ち、基準位置B5°から制御時間Ton
経過後にパワートランジスタ4がオンされてコイル電流
Iの通電が開始され、基準位置B75°から点火時期タ
イマ制御時間Ta経過後にパワートランジスタ4がオフ
されてコイル電流Iが遮断されると、遮断時点のコイル
電流Iの大きさに応じて二次巻線5bに負極性の高電圧
が発生する。この高電圧は、点火プラグ6の電極間に印
加されて放電を発生させ、制御対象気筒内の混合気を着
火させる。
経過後にパワートランジスタ4がオンされてコイル電流
Iの通電が開始され、基準位置B75°から点火時期タ
イマ制御時間Ta経過後にパワートランジスタ4がオフ
されてコイル電流Iが遮断されると、遮断時点のコイル
電流Iの大きさに応じて二次巻線5bに負極性の高電圧
が発生する。この高電圧は、点火プラグ6の電極間に印
加されて放電を発生させ、制御対象気筒内の混合気を着
火させる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】例えば、第1基準位置B75°が実際には
1°だけ進角側にシフトしたクランク角位置B76°で
あったとすると、(1)式から得られる点火時期タイマ
制御時間Taは、第1基準位置がB75°であると想定
しているため、実際の点火タイミングは、目標点火タイ
ミングよりもクランク角で1°分だけ進角側にずれてし
まうことになる。
1°だけ進角側にシフトしたクランク角位置B76°で
あったとすると、(1)式から得られる点火時期タイマ
制御時間Taは、第1基準位置がB75°であると想定
しているため、実際の点火タイミングは、目標点火タイ
ミングよりもクランク角で1°分だけ進角側にずれてし
まうことになる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】即ち、(1)式内の基準位置周期T180
は、実際には181°のクランク角に相当するため、点
火時期タイマ制御時間Taが所望の点火時期クランク角
θaに一致しなくなる。このため、ECU3で演算され
た点火時期とは全く異なる進角側のタイミングで点火が
行われてしまい、内燃機関を損傷するなどの支障を招く
ことになる。
は、実際には181°のクランク角に相当するため、点
火時期タイマ制御時間Taが所望の点火時期クランク角
θaに一致しなくなる。このため、ECU3で演算され
た点火時期とは全く異なる進角側のタイミングで点火が
行われてしまい、内燃機関を損傷するなどの支障を招く
ことになる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【発明が解決しようとする課題】従来の内燃機関制御装
置は以上のように、基準位置信号SGTが正確な基準位
置B75°及びB5°を示すものと仮定して、基準位置
周期T180を演算すると共に制御パラメータ(例え
ば、点火時期タイマ制御時間Ta)を演算しているの
で、製造誤差等により基準位置B75°又はB5°に誤
差が含まれた場合には高精度の制御が不可能となり、例
えば点火時期タイマ制御時間Taが誤制御されてしま
い、内燃機関を損傷するおそれがあるという問題点があ
った。
置は以上のように、基準位置信号SGTが正確な基準位
置B75°及びB5°を示すものと仮定して、基準位置
周期T180を演算すると共に制御パラメータ(例え
ば、点火時期タイマ制御時間Ta)を演算しているの
で、製造誤差等により基準位置B75°又はB5°に誤
差が含まれた場合には高精度の制御が不可能となり、例
えば点火時期タイマ制御時間Taが誤制御されてしま
い、内燃機関を損傷するおそれがあるという問題点があ
った。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】
【実施例】 実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1を示す機能ブロック図
であり、1、2、39、SGT、D及びIは前述と同様
のものである。又、3A、31A、32A、33A、θ
a′及びTa′は、ECU3、周期計測手段31、タイ
マ制御手段32、制御時間設定手段33、点火時期クラ
ンク角θa及び点火時期タイマ制御時間Taにそれぞれ
対応しており、図示しないが、パワートランジスタ4〜
点火プラグ6は図5に示した通りである。
する。図1はこの発明の実施例1を示す機能ブロック図
であり、1、2、39、SGT、D及びIは前述と同様
のものである。又、3A、31A、32A、33A、θ
a′及びTa′は、ECU3、周期計測手段31、タイ
マ制御手段32、制御時間設定手段33、点火時期クラ
ンク角θa及び点火時期タイマ制御時間Taにそれぞれ
対応しており、図示しないが、パワートランジスタ4〜
点火プラグ6は図5に示した通りである。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】図2は4気筒の場合の基準位置信号SGT
を示す波形図であり、基準位置区間周期T(k)及び気
筒対応区間周期T720(k)において、気筒対応区間
分に対応するkは、n−7、n−6、…、nとなる。ε
θ(k)は基準位置区間周期T(k)に対応した各基準
位置区間に含まれる角度誤差である。
を示す波形図であり、基準位置区間周期T(k)及び気
筒対応区間周期T720(k)において、気筒対応区間
分に対応するkは、n−7、n−6、…、nとなる。ε
θ(k)は基準位置区間周期T(k)に対応した各基準
位置区間に含まれる角度誤差である。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】又、図1において、タイマ制御手段32A
は、基準位置信号SGT及び運転状態D、並びに、基準
位置区間周期T(k)及び気筒対応区間周期T720
(k)のみならず、最終的な角度誤差εθ′(k)(後
述する)に基づいて、点火時期クランク角θa′を制御
パラメータとして演算する。又、制御時間設定手段33
Aは、基準位置区間周期T(k)及び最終的な角度誤差
εθ′(k)に基づいて、点火時期クランク角θa′を
点火時期タイマ制御時間Ta′に換算する。
は、基準位置信号SGT及び運転状態D、並びに、基準
位置区間周期T(k)及び気筒対応区間周期T720
(k)のみならず、最終的な角度誤差εθ′(k)(後
述する)に基づいて、点火時期クランク角θa′を制御
パラメータとして演算する。又、制御時間設定手段33
Aは、基準位置区間周期T(k)及び最終的な角度誤差
εθ′(k)に基づいて、点火時期クランク角θa′を
点火時期タイマ制御時間Ta′に換算する。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】更に、ECU3Aは、以下の構成要素34
及び35を含んでいる。34は基準位置区間周期T
(k)及び気筒対応区間周期T720(k)に基づいて
各基準位置区間の角度誤差εθ(k)を検出する角度誤
差検出手段、35は角度誤差εθ(k)の正否を判定し
て最終的な角度誤差εθ′(k)を生成する誤差判定手
段である。最終的な角度誤差εθ′(k)はタイマ制御
手段32A及び制御手段設定手段33Aに入力される。
及び35を含んでいる。34は基準位置区間周期T
(k)及び気筒対応区間周期T720(k)に基づいて
各基準位置区間の角度誤差εθ(k)を検出する角度誤
差検出手段、35は角度誤差εθ(k)の正否を判定し
て最終的な角度誤差εθ′(k)を生成する誤差判定手
段である。最終的な角度誤差εθ′(k)はタイマ制御
手段32A及び制御手段設定手段33Aに入力される。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】誤差判定手段35は、定常判定信号の反転
信号(後述する)に応答して角度誤差εθ(k)を通過
させるアンドゲート41と、複数の角度誤差εθ(k)
を順次更新しながら記憶する記憶手段42と、気筒対応
区間周期T720(k)の間の角度誤差を加算して誤差
加算値εθを生成する加算手段43と、回転数が一定の
定常状態を判定するための基準となる定常判定値α(例
えば、1°程度)を生成する定常判定値生成手段44
と、誤差加算値εθが定常判定値αより小さいときに定
常判定信号Aを生成する比較手段45と、定常判定信号
Aに応答して記憶手段42の内容を最終的な角度誤差ε
θ′(k)として出力するアンドゲート46(出力手
段)と、定常判定信号Aを反転するためのインバータ4
7とを含んでいる。
信号(後述する)に応答して角度誤差εθ(k)を通過
させるアンドゲート41と、複数の角度誤差εθ(k)
を順次更新しながら記憶する記憶手段42と、気筒対応
区間周期T720(k)の間の角度誤差を加算して誤差
加算値εθを生成する加算手段43と、回転数が一定の
定常状態を判定するための基準となる定常判定値α(例
えば、1°程度)を生成する定常判定値生成手段44
と、誤差加算値εθが定常判定値αより小さいときに定
常判定信号Aを生成する比較手段45と、定常判定信号
Aに応答して記憶手段42の内容を最終的な角度誤差ε
θ′(k)として出力するアンドゲート46(出力手
段)と、定常判定信号Aを反転するためのインバータ4
7とを含んでいる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】こうして、(2)式より得られた角度誤差
εθ(k)は、誤差判定手段35に入力され、アンドゲ
ート41を介して記憶手段42に順次記憶される。従っ
て、記憶手段42には、常に最新の気筒対応区間周期T
720(k)の間の角度誤差εθ(k)が格納される。
続いて、加算手段43は、記憶手段42内に格納されて
いる気筒対応区間周期T720(k)分の加算手段εθ
(k)を加算し、誤差加算値εθを算出する。誤差加算
値εθは、以下のように、k=n−7からk=nまでの
総和式の絶対値で表わされる。
εθ(k)は、誤差判定手段35に入力され、アンドゲ
ート41を介して記憶手段42に順次記憶される。従っ
て、記憶手段42には、常に最新の気筒対応区間周期T
720(k)の間の角度誤差εθ(k)が格納される。
続いて、加算手段43は、記憶手段42内に格納されて
いる気筒対応区間周期T720(k)分の加算手段εθ
(k)を加算し、誤差加算値εθを算出する。誤差加算
値εθは、以下のように、k=n−7からk=nまでの
総和式の絶対値で表わされる。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】従って、比較器45から定常判定信号Aが
生成された場合、記憶手段42内の各角度誤差εθ
(k)(k=n−7、n−6、…、n)は定常状態での
正確な角度誤差を示していると見なされる。このとき、
反転された定常判定信号A′によりアンドゲート41を
遮断し、以後の角度誤差εθ(k)が記憶手段42に入
力されないようにすると共に、アンドゲート46を開い
て記憶手段42内の角度誤差εθ(k)を最終的な角度
誤差εθ′(k)としてタイマ制御手段32A及び制御
時間設定手段33Aに入力する。
生成された場合、記憶手段42内の各角度誤差εθ
(k)(k=n−7、n−6、…、n)は定常状態での
正確な角度誤差を示していると見なされる。このとき、
反転された定常判定信号A′によりアンドゲート41を
遮断し、以後の角度誤差εθ(k)が記憶手段42に入
力されないようにすると共に、アンドゲート46を開い
て記憶手段42内の角度誤差εθ(k)を最終的な角度
誤差εθ′(k)としてタイマ制御手段32A及び制御
時間設定手段33Aに入力する。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】タイマ設定手段32Aは、前述と同様に基
準位置信号SGT及び運転状態Dに基づいて求められた
点火時期クランク角θaに対し、その点火時期クランク
角θaの基準位置に対応する区間の角度誤差εθ′
(k)を加算し、補正された点火時期クランク角θa′
を生成する。例えば、基準位置区間周期T(n−8)に
対応する基準位置区間パルスの立ち上がりが制御時間の
基準位置であれば、点火時期クランク角θa′は以下の
ように表わされる。
準位置信号SGT及び運転状態Dに基づいて求められた
点火時期クランク角θaに対し、その点火時期クランク
角θaの基準位置に対応する区間の角度誤差εθ′
(k)を加算し、補正された点火時期クランク角θa′
を生成する。例えば、基準位置区間周期T(n−8)に
対応する基準位置区間パルスの立ち上がりが制御時間の
基準位置であれば、点火時期クランク角θa′は以下の
ように表わされる。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】 θa′=θa+εθ′(n−8) …(4)
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】続いて、制御時間設定手段33Aは、点火
時期クランク角θa′を最終的な角度誤差εθ′(k)
により補正しながら、点火時期タイマ制御時間Ta′に
換算する。
時期クランク角θa′を最終的な角度誤差εθ′(k)
により補正しながら、点火時期タイマ制御時間Ta′に
換算する。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】このとき、隣接する2つの基準位置区間周
期T(k)及びT(k+1)を用いて、各周期T70及
びT110の和に相当する基準位置周期T180が求め
られる。又、この基準位置周期T180に対する角度誤
差は、隣接する2つの角度誤差εθ′(k)及びεθ′
(k+1)の和で求められる。従って、例えば、基準位
置区間周期T(n−8)に対応する基準位置区間パルス
の立ち上がりが制御基準位置の場合、補正された点火時
期タイマ制御時間Ta′は、前述の(1)式より、以下
のように表わされる。
期T(k)及びT(k+1)を用いて、各周期T70及
びT110の和に相当する基準位置周期T180が求め
られる。又、この基準位置周期T180に対する角度誤
差は、隣接する2つの角度誤差εθ′(k)及びεθ′
(k+1)の和で求められる。従って、例えば、基準位
置区間周期T(n−8)に対応する基準位置区間パルス
の立ち上がりが制御基準位置の場合、補正された点火時
期タイマ制御時間Ta′は、前述の(1)式より、以下
のように表わされる。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】Ta′=θa′×[{T(n−8)+T
(n−7)}/{180°+εθ′(n−8)+εθ′
(n−7)}] …(5)
(n−7)}/{180°+εθ′(n−8)+εθ′
(n−7)}] …(5)
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】これにより、制御時間設定手段33Aは、
基準位置誤差による基準位置区間周期T(k)の誤差を
相殺した正確な点火時期タイマ制御時間Ta′を演算す
ることができる。この点火時期タイマ制御時間Ta′
は、通電開始時期Tonと共に制御パラメータとしてパ
ワートランジスタ4に印加される。従って、タイマ制御
手段32Aにより演算された所望の点火時期クランク角
θa′で制御対象気筒を点火させることができ、例えば
異常進角の点火時期に制御されるようなことはなく、内
燃機関の損傷を防止することができる。
基準位置誤差による基準位置区間周期T(k)の誤差を
相殺した正確な点火時期タイマ制御時間Ta′を演算す
ることができる。この点火時期タイマ制御時間Ta′
は、通電開始時期Tonと共に制御パラメータとしてパ
ワートランジスタ4に印加される。従って、タイマ制御
手段32Aにより演算された所望の点火時期クランク角
θa′で制御対象気筒を点火させることができ、例えば
異常進角の点火時期に制御されるようなことはなく、内
燃機関の損傷を防止することができる。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】50は角度誤差εθ(k)に基づいて気筒
識別信号Bを生成する気筒判定手段であり、気筒判定用
の基準となる気筒判定値β(例えば、3°程度)を生成
する気筒判定値生成手段51と、角度誤差εθ(k)の
絶対値を気筒判定値βと比較して角度誤差の絶対値|ε
θ(k)|が気筒判定値βよりも大きいときに気筒判定
信号Bを生成する比較器52とから構成されている。
識別信号Bを生成する気筒判定手段であり、気筒判定用
の基準となる気筒判定値β(例えば、3°程度)を生成
する気筒判定値生成手段51と、角度誤差εθ(k)の
絶対値を気筒判定値βと比較して角度誤差の絶対値|ε
θ(k)|が気筒判定値βよりも大きいときに気筒判定
信号Bを生成する比較器52とから構成されている。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】この場合、例えば図4のように、基準位置
信号SGT′の特定気筒に対応するHレベルのパルス幅
がオフセット分ΔT(クランク角で5°)だけ長く設定
されており、図4(a)の場合は、パルスの立ち上がり
がB80°(他気筒ではB75°)に設定され、図4
(b)の場合は、パルスの立ち下がりがB0°即ちTD
C(他気筒ではB5°)に設定されている。
信号SGT′の特定気筒に対応するHレベルのパルス幅
がオフセット分ΔT(クランク角で5°)だけ長く設定
されており、図4(a)の場合は、パルスの立ち上がり
がB80°(他気筒ではB75°)に設定され、図4
(b)の場合は、パルスの立ち下がりがB0°即ちTD
C(他気筒ではB5°)に設定されている。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】図3において、比較器52は、角度誤差ε
θ(k)の絶対値を気筒判定値βと比較し、もし、|ε
θ(k)|>βであれば、その角度誤差εθ(k)を有
する基準位置区間周期に関連する気筒が特定気筒である
ことを示す気筒判定信号Bを生成する。気筒判定信号B
はタイマ制御手段32Bに入力され、これにより、タイ
マ制御手段32Bは、各気筒を確実に識別し、各気筒に
対する制御パラメータを演算することができる。
θ(k)の絶対値を気筒判定値βと比較し、もし、|ε
θ(k)|>βであれば、その角度誤差εθ(k)を有
する基準位置区間周期に関連する気筒が特定気筒である
ことを示す気筒判定信号Bを生成する。気筒判定信号B
はタイマ制御手段32Bに入力され、これにより、タイ
マ制御手段32Bは、各気筒を確実に識別し、各気筒に
対する制御パラメータを演算することができる。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】この場合、角度検出手段1Bは、特定気筒
に対するスリット11(図6参照)のみがオフセット分
ΔTに対応する量だけ長く(又は、短く)形成されてい
ればよいので、気筒識別信号を個別に生成する必要がな
い。又、気筒判定値βよりも大きい角度誤差εθ(k)
が存在しても、タイマ制御手段32B及び制御時間設定
手段33Aは、角度誤差εθ(k)の絶対値の大きさと
は全く無関係に、前述の(4)式及び(5)を用いて点
火時期クランク角θa′及び点火時期タイマ制御時間T
a′を演算することができ、特にECU3B内のソフト
ウェアが複雑化することもない。
に対するスリット11(図6参照)のみがオフセット分
ΔTに対応する量だけ長く(又は、短く)形成されてい
ればよいので、気筒識別信号を個別に生成する必要がな
い。又、気筒判定値βよりも大きい角度誤差εθ(k)
が存在しても、タイマ制御手段32B及び制御時間設定
手段33Aは、角度誤差εθ(k)の絶対値の大きさと
は全く無関係に、前述の(4)式及び(5)を用いて点
火時期クランク角θa′及び点火時期タイマ制御時間T
a′を演算することができ、特にECU3B内のソフト
ウェアが複雑化することもない。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】実施例4.又、実施例1及び実施例2で
は、内燃機関が4気筒の場合を例にとって、基準位置信
号SGT及びSGT′を示したが、他の複数気筒の内燃
機関であっても同等の作用効果を奏する。又、制御パラ
メータとして、点火時期クランク角θa′及び点火時期
タイマ制御時間Ta′を演算する場合を示したが、イン
ジェクタに対する燃料噴射時期及び点火コイル5に対す
る通電開始時期を演算する場合であっても同等の効果を
奏する。
は、内燃機関が4気筒の場合を例にとって、基準位置信
号SGT及びSGT′を示したが、他の複数気筒の内燃
機関であっても同等の作用効果を奏する。又、制御パラ
メータとして、点火時期クランク角θa′及び点火時期
タイマ制御時間Ta′を演算する場合を示したが、イン
ジェクタに対する燃料噴射時期及び点火コイル5に対す
る通電開始時期を演算する場合であっても同等の効果を
奏する。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1、1B 角度検出手段 2 各種センサ 3A、3B ECU 31A 周期計測手段 32A、32B タイマ制御手段 33A 制御時間設定手段 34 角度誤差検出手段 35 誤差判定手段 42 記憶手段 43 加算手段 45 比較器 46 アンドゲート(出力手段) 5 点火コイル 50 気筒判定手段 52 比較器 A 定常判定信号 B 気筒判定信号 B75°、B5° 基準位置 B80°、TDC 特定気筒の基準位置 D 運転状態 SGT、SGT′ 基準位置信号 Ta′ 点火時期タイマ制御時間 T75 特定気筒の基準位置周期 T(k) 基準位置区間周期 T720(k) 気筒対応区間周期 α 定常判定値 β 気筒判定値 εθ(k) 角度誤差 εθ′(k) 最終的な角度誤差 εθ 誤差加算値 θa′ 点火時期クランク角
【手続補正32】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正33】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
Claims (3)
- 【請求項1】 内燃機関を回転駆動するための複数の気
筒と、 前記各気筒内の混合気を順次燃焼させるための点火コイ
ルと、 前記各気筒毎の基準クランク角に対応した基準位置を示
す基準位置信号を生成する角度検出手段と、 前記内燃機関の運転状態を検出する各種センサと、 前記基準位置信号及び前記運転状態に基づいて前記内燃
機関の制御パラメータを設定するタイマ制御手段と、 前記制御パラメータをタイマ制御時間に換算する制御時
間設定手段とを備えた内燃機関制御装置において、 前記基準位置信号の複数の基準位置区間周期及び複数の
気筒対応区間周期を計測する周期計測手段と、 前記基準位置区間周期及び前記気筒対応区間周期に基づ
いて各基準位置区間の角度誤差を検出する角度誤差検出
手段と、 前記角度誤差の正否を判定して最終的な角度誤差を生成
する誤差判定手段とを設け、 前記タイマ制御手段は、前記最終的な角度誤差に基づい
て前記制御パラメータを補正し、 前記制御時間設定手段は、前記最終的な角度誤差に基づ
いて前記タイマ制御時間を補正することを特徴とする内
燃機関制御装置。 - 【請求項2】 前記誤差判定手段は、 前記複数の角度誤差を更新しながら記憶する記憶手段
と、 前記気筒対応区間周期の間の前記各角度誤差を加算して
誤差加算値を生成する加算手段と、 前記誤差加算値が定常判定値よりも小さいときに定常判
定信号を生成する比較手段と、 前記定常判定信号に応答して前記記憶手段の内容を最終
的な角度誤差として出力する出力手段とを含むことを特
徴とする請求項1の内燃機関制御装置。 - 【請求項3】 前記角度誤差に基づいて気筒判定信号を
生成する気筒判定手段を設け、 前記気筒判定手段は、前記角度誤差が気筒判定値よりも
大きいときに気筒判定信号を生成する比較手段を含み、 前記基準位置信号は、特定気筒に関連する基準位置区間
周期のうちの少なくとも1つが他の気筒の基準位置区間
周期と異なり、 前記タイマ制御手段は、前記気筒判定信号に基づいて前
記各気筒を識別することを特徴とする請求項1又は請求
項2の内燃機関制御装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7961493A JPH06288288A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 内燃機関制御装置 |
| US08/223,446 US5429093A (en) | 1993-04-05 | 1994-04-05 | Apparatus for controller internal combustion engine |
| DE4411714A DE4411714C2 (de) | 1993-04-05 | 1994-04-05 | Vorrichtung zur Steuerung einer Brennkraftmaschine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7961493A JPH06288288A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 内燃機関制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06288288A true JPH06288288A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=13694933
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7961493A Pending JPH06288288A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-06 | 内燃機関制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06288288A (ja) |
-
1993
- 1993-04-06 JP JP7961493A patent/JPH06288288A/ja active Pending
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