JPH06288206A - アジャスティングシムおよびその製造方法 - Google Patents
アジャスティングシムおよびその製造方法Info
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- JPH06288206A JPH06288206A JP5078045A JP7804593A JPH06288206A JP H06288206 A JPH06288206 A JP H06288206A JP 5078045 A JP5078045 A JP 5078045A JP 7804593 A JP7804593 A JP 7804593A JP H06288206 A JPH06288206 A JP H06288206A
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- adjusting shim
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- adjusting
- chamfering
- shim
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/009—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C04B41/53—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone involving the removal of at least part of the materials of the treated article, e.g. etching, drying of hardened concrete
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 内燃機関の動弁機構に用いられる、軽量なア
ジャスティングシムとその製造方法を提供すること。 【構成】 円板状のセラミックス材料の周縁部を、砥粒
を含有するブラシで面取り加工をすることによって、C
面12をR面13で結んだ形状にしたアジャスティング
シムおよびその製造方法。
ジャスティングシムとその製造方法を提供すること。 【構成】 円板状のセラミックス材料の周縁部を、砥粒
を含有するブラシで面取り加工をすることによって、C
面12をR面13で結んだ形状にしたアジャスティング
シムおよびその製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の動弁機構にお
いて用いられるアジャスティングシムおよびその製造方
法に関する。
いて用いられるアジャスティングシムおよびその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5はエンジンの動弁機構の縦断面図で
ある。図5において、1はエンジンのシリンダヘッド、
2はカム、3はバルブリフター、4はアジャスティング
シム、5は吸排気弁、6はバルブシート、7は弁バネで
ある。図5に示されているものにおいては、カム2によ
ってバルブリフター3を駆動し、カム2の変位を吸排気
弁5に伝えるようにされている。図5から判るように、
バルブリフター3とカム2との間にはアジャスティング
シム4が設置されている。アジャスティングシム4はバ
ルブクリアランスを調整するためのものである。従来、
アジャスティングシムは鋳鉄によるものが多く用いられ
ていたが、近年燃費の改善のために例えば「SAE T
ech、Paper No.920384」に記載された
ように軽量化や摩擦の低減の効果が期待されるセラミッ
クス化が検討されはじめた。さらに特開昭58−748
12に記載されたようにアジャスティングシムとバルブ
リフターを一体型とし、それをセラミックスで構成する
ことにより同様の効果を期待している例もあるが、この
場合形状が複雑となるため応力集中を招き易いととも
に、経済的ではなく実際上実用化は困難である。従って
セラミックス化は単純形状のアジャスティングシムのみ
が好ましい。しかし図6のアジャスティングシムおよび
バルブリフターの縦断面図から判るように、アジャステ
ィングシムはバルブリフター上で摺動をする。この場合
アジャスティングシムをセラミックスに置き換えてバル
ブリフターに従来どうり鋳鉄やアルミを用いると、硬度
の差によりバルブリフターとの接触面8に異常摩耗等が
起こるので、この摩耗を低下させる必要があった。さら
にその製造方法は鋳鉄の代替となり得るためには安価で
経済的なものでなければいけない。
ある。図5において、1はエンジンのシリンダヘッド、
2はカム、3はバルブリフター、4はアジャスティング
シム、5は吸排気弁、6はバルブシート、7は弁バネで
ある。図5に示されているものにおいては、カム2によ
ってバルブリフター3を駆動し、カム2の変位を吸排気
弁5に伝えるようにされている。図5から判るように、
バルブリフター3とカム2との間にはアジャスティング
シム4が設置されている。アジャスティングシム4はバ
ルブクリアランスを調整するためのものである。従来、
アジャスティングシムは鋳鉄によるものが多く用いられ
ていたが、近年燃費の改善のために例えば「SAE T
ech、Paper No.920384」に記載された
ように軽量化や摩擦の低減の効果が期待されるセラミッ
クス化が検討されはじめた。さらに特開昭58−748
12に記載されたようにアジャスティングシムとバルブ
リフターを一体型とし、それをセラミックスで構成する
ことにより同様の効果を期待している例もあるが、この
場合形状が複雑となるため応力集中を招き易いととも
に、経済的ではなく実際上実用化は困難である。従って
セラミックス化は単純形状のアジャスティングシムのみ
が好ましい。しかし図6のアジャスティングシムおよび
バルブリフターの縦断面図から判るように、アジャステ
ィングシムはバルブリフター上で摺動をする。この場合
アジャスティングシムをセラミックスに置き換えてバル
ブリフターに従来どうり鋳鉄やアルミを用いると、硬度
の差によりバルブリフターとの接触面8に異常摩耗等が
起こるので、この摩耗を低下させる必要があった。さら
にその製造方法は鋳鉄の代替となり得るためには安価で
経済的なものでなければいけない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来の
事情に鑑み、相手材に対する攻撃性の低いセラミックス
製アジャスティングシムおよびその安価な製造方法を提
供しようとするものである。
事情に鑑み、相手材に対する攻撃性の低いセラミックス
製アジャスティングシムおよびその安価な製造方法を提
供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】発明者は、アジャスティ
ングシムによるバルブリフターへの攻撃が図1に示した
周縁部9の形状及び上下面10と外周面11の面粗度に
依存し、それらへの考慮により上記のような攻撃性を問
題とされない水準まで低減できること、さらに周縁部分
の加工方法として砥粒を含有したブラシを用いることが
有効との知見を得、本発明に到着した。
ングシムによるバルブリフターへの攻撃が図1に示した
周縁部9の形状及び上下面10と外周面11の面粗度に
依存し、それらへの考慮により上記のような攻撃性を問
題とされない水準まで低減できること、さらに周縁部分
の加工方法として砥粒を含有したブラシを用いることが
有効との知見を得、本発明に到着した。
【0005】本発明の構成は、特許請求の範囲に記載の
とおりのアジャスティングシムおよびその製造方法であ
る。すなわち、本発明は、セラミックス材料からなり、
その周縁がC面をR面で結んだ形状に面取り加工してあ
ることを特徴とするアジャスティングシムである。
とおりのアジャスティングシムおよびその製造方法であ
る。すなわち、本発明は、セラミックス材料からなり、
その周縁がC面をR面で結んだ形状に面取り加工してあ
ることを特徴とするアジャスティングシムである。
【0006】CとはJISB−0701の角の平面取り
の大きさを示す符号で、本発明でいうC面とは面取り面
のことをいう。Rも同じJISに記載された角の丸い面
取りの大きさを示す符号であり、本発明でいうR面とは
丸く面を取った、その面のことをいう。
の大きさを示す符号で、本発明でいうC面とは面取り面
のことをいう。Rも同じJISに記載された角の丸い面
取りの大きさを示す符号であり、本発明でいうR面とは
丸く面を取った、その面のことをいう。
【0007】さらにその上下面および外周面の面粗度が
Rmax=1.6μm以下であるアジャスティングシムで
ある。本発明で用いられるセラミックス焼結体は、窒化
物、炭化物、酸化物やそれらの複合物の中で様々な物質
が考えられるが、アジャスティングシムの軽量化と摩擦
の低減の目的からは窒化珪素もしくはサイアロンが望ま
しい。
Rmax=1.6μm以下であるアジャスティングシムで
ある。本発明で用いられるセラミックス焼結体は、窒化
物、炭化物、酸化物やそれらの複合物の中で様々な物質
が考えられるが、アジャスティングシムの軽量化と摩擦
の低減の目的からは窒化珪素もしくはサイアロンが望ま
しい。
【0008】セラミックス焼結体は、原料粉末を所定の
形状に成型後、焼結されさらに加工工程を経て製品とし
て完成する。上下面、外周に引続き周縁部を所定形状に
機械加工するが、本発明においては図2に示すようにC
面12をR面13で結んだ形状に加工してあることを特
徴とする。面取り加工を行わないと、周縁部の角部によ
りバルブリフターに損傷を与える、又たとえC面取りを
行ったとしてもその形状によっては角部が残りバルブリ
フターに損傷を与えることになる。そのためC面をR面
で結んだ形状が望ましい。R面は攻撃性の低減の面から
はより望ましいが、加工費用の増大の面から望ましくな
い。
形状に成型後、焼結されさらに加工工程を経て製品とし
て完成する。上下面、外周に引続き周縁部を所定形状に
機械加工するが、本発明においては図2に示すようにC
面12をR面13で結んだ形状に加工してあることを特
徴とする。面取り加工を行わないと、周縁部の角部によ
りバルブリフターに損傷を与える、又たとえC面取りを
行ったとしてもその形状によっては角部が残りバルブリ
フターに損傷を与えることになる。そのためC面をR面
で結んだ形状が望ましい。R面は攻撃性の低減の面から
はより望ましいが、加工費用の増大の面から望ましくな
い。
【0009】C面をR面で結んだ形状の大きさは0.0
5mm以上0.5mm以下が望ましい。0.05mm未
満では、相手材に対する攻撃性が低減しない。0.5m
mを超えると相手材に対する攻撃性の低減の目的には十
分であるが、反面面取り加工に時間がかかり生産性の点
から望ましくない。さらに1mm以上ではアジャスティ
ングシムの厚みは通常2.5〜3.5mmのため端の強
度が低下しチッピングが発生する。
5mm以上0.5mm以下が望ましい。0.05mm未
満では、相手材に対する攻撃性が低減しない。0.5m
mを超えると相手材に対する攻撃性の低減の目的には十
分であるが、反面面取り加工に時間がかかり生産性の点
から望ましくない。さらに1mm以上ではアジャスティ
ングシムの厚みは通常2.5〜3.5mmのため端の強
度が低下しチッピングが発生する。
【0010】さらに上下面および外周面の面粗度はR
max=1.6μm以下、望ましくは1.0μm以下であ
る。上下面および外周面の面粗度はRmax=1.6μm
を超えると長時間稼働によりバルブリフターに摩耗が発
生する。
max=1.6μm以下、望ましくは1.0μm以下であ
る。上下面および外周面の面粗度はRmax=1.6μm
を超えると長時間稼働によりバルブリフターに摩耗が発
生する。
【0011】面取り加工は砥粒を含有したブラシを用い
ることが必要である。従来面取り加工は、ダイヤモンド
やすりなどを用いて手作業で行うか、造形砥石を作製し
た上で機械化して行われていた。手作業では形状が安定
せず、当然製造方法が経済的ではない。造形砥石は高価
であり、さらに砥石作業面が加工箇所である工作物の角
部で偏摩耗するため寿命が短く製造方法が経済的ではな
い。さらに欠陥が入りやすく使用中にチッピング等の問
題が生じ易い。砥粒を含有したブラシは、弾性があるた
め周縁部のみを効果的に加工できる。さらに角状の部分
のみ加工するため、面粗度をRmax=1.6μm以下、
望ましくは1.0μm以下にした上下面および外周面の
面粗度を低下させることがない。
ることが必要である。従来面取り加工は、ダイヤモンド
やすりなどを用いて手作業で行うか、造形砥石を作製し
た上で機械化して行われていた。手作業では形状が安定
せず、当然製造方法が経済的ではない。造形砥石は高価
であり、さらに砥石作業面が加工箇所である工作物の角
部で偏摩耗するため寿命が短く製造方法が経済的ではな
い。さらに欠陥が入りやすく使用中にチッピング等の問
題が生じ易い。砥粒を含有したブラシは、弾性があるた
め周縁部のみを効果的に加工できる。さらに角状の部分
のみ加工するため、面粗度をRmax=1.6μm以下、
望ましくは1.0μm以下にした上下面および外周面の
面粗度を低下させることがない。
【0012】本発明における加工方法の詳細は、アジャ
スティングシムを回転させたうえで、アジャスティング
シムに対して垂直方向に回転させた砥粒を含有したホイ
ール形状のブラシを周縁に押し当てることにより、非常
に効率的に周縁がC面をR面で結んだ形状に加工され
る。ブラシを押し当てる圧力を上げ、アジャスティング
シムおよびブラシの回転数を上げることにより、周縁を
C面をR面で結んだ形状に高速で加工することが可能で
ある。一方ブラシを押し当てる圧力を下げ、アジャステ
ィングシムおよびブラシの回転数を下げることによって
周縁部の形状はよりR面に近づく。しかし相手材に対す
る攻撃性の低減の面からは本発明のC面をR面で結んだ
形状でも同様の効果があり、加工能率の向上の為には加
工時間を短くでき、かつブラシの摩耗が少ない本発明の
形状が望ましい。他にカップ状にしたブラシでも加工可
能であるが、本発明では両面同時に加工が可能で経済的
に非常に優れている。
スティングシムを回転させたうえで、アジャスティング
シムに対して垂直方向に回転させた砥粒を含有したホイ
ール形状のブラシを周縁に押し当てることにより、非常
に効率的に周縁がC面をR面で結んだ形状に加工され
る。ブラシを押し当てる圧力を上げ、アジャスティング
シムおよびブラシの回転数を上げることにより、周縁を
C面をR面で結んだ形状に高速で加工することが可能で
ある。一方ブラシを押し当てる圧力を下げ、アジャステ
ィングシムおよびブラシの回転数を下げることによって
周縁部の形状はよりR面に近づく。しかし相手材に対す
る攻撃性の低減の面からは本発明のC面をR面で結んだ
形状でも同様の効果があり、加工能率の向上の為には加
工時間を短くでき、かつブラシの摩耗が少ない本発明の
形状が望ましい。他にカップ状にしたブラシでも加工可
能であるが、本発明では両面同時に加工が可能で経済的
に非常に優れている。
【0013】ブラシに含有する砥粒は、通常セラミック
ス焼結体の加工に用いられる、ダイヤモンド、炭化珪素
など使用が好ましい。粒度は荒いとチッピングが発生
し、細かいと加工能率が低下するため#80〜#400
程度が望ましい。
ス焼結体の加工に用いられる、ダイヤモンド、炭化珪素
など使用が好ましい。粒度は荒いとチッピングが発生
し、細かいと加工能率が低下するため#80〜#400
程度が望ましい。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の製造方法を具
体的に説明する。窒化珪素焼結体を用いてアジャスティ
ングシムを作製した。その際上下面および外周面の面粗
度を下記表1のように変化させた。周縁部分は図3の状
況で加工を行った。図中4はアジャスティングシムであ
り、又14はホイールであり、又15は砥粒を含有した
ブラシであり、又16はアジャスティングシムの回転治
具であり、又17はアジャスティングシムの支持治具で
ある。すなわちアジャスティングシムを回転させたうえ
で、アジャスティングシムに対して垂直方向に回転させ
た砥粒を含有したブラシを周縁に押し当てることにより
C面をR面で結んだ形状に0.3mm及び0.05mm
面取り加工を行った。さらに比較例として周縁部分の未
加工なもの、およびC面をR面で結んだ形状に0.03
mm面取り加工を行ったもの、およびC面に0.3mm
面取り加工を行ったものを作製した。
体的に説明する。窒化珪素焼結体を用いてアジャスティ
ングシムを作製した。その際上下面および外周面の面粗
度を下記表1のように変化させた。周縁部分は図3の状
況で加工を行った。図中4はアジャスティングシムであ
り、又14はホイールであり、又15は砥粒を含有した
ブラシであり、又16はアジャスティングシムの回転治
具であり、又17はアジャスティングシムの支持治具で
ある。すなわちアジャスティングシムを回転させたうえ
で、アジャスティングシムに対して垂直方向に回転させ
た砥粒を含有したブラシを周縁に押し当てることにより
C面をR面で結んだ形状に0.3mm及び0.05mm
面取り加工を行った。さらに比較例として周縁部分の未
加工なもの、およびC面をR面で結んだ形状に0.03
mm面取り加工を行ったもの、およびC面に0.3mm
面取り加工を行ったものを作製した。
【0015】このようにして作製したアジャスティング
シムを市販の2000cc自動車用ガソリンエンジンか
ら流用した直接駆動方式OHC動弁機構(シリンダーヘ
ッド)を取り付けたモータリング装置により、機関換算
回転数、2000rpmで240H運転後のバルブリフ
ターの摩耗量を測定した。
シムを市販の2000cc自動車用ガソリンエンジンか
ら流用した直接駆動方式OHC動弁機構(シリンダーヘ
ッド)を取り付けたモータリング装置により、機関換算
回転数、2000rpmで240H運転後のバルブリフ
ターの摩耗量を測定した。
【0016】結果を表1に示す。表1より明らかなよう
に本発明のアジャスティングシムを用いることにより、
相手材に対する攻撃性が低下しバルブリフターの摩耗量
は測定限界の0.05μm以下であり、比較例のような
バルブリフターの顕緒な摩耗は認められない。さらに本
発明のアジャスティングシムを実車に搭載したが、2万
km走行後もバルブリフターに損傷はみられなかった。
に本発明のアジャスティングシムを用いることにより、
相手材に対する攻撃性が低下しバルブリフターの摩耗量
は測定限界の0.05μm以下であり、比較例のような
バルブリフターの顕緒な摩耗は認められない。さらに本
発明のアジャスティングシムを実車に搭載したが、2万
km走行後もバルブリフターに損傷はみられなかった。
【0017】
【表1】
【図1】アジャスティングシムの縦断面図、
【図2】アジャスティングシムの周辺部の拡大図、
【図3】ホイール型ブラシによるアジャスティングシム
の周辺部加工装置の側面の概念図、
の周辺部加工装置の側面の概念図、
【図4】同、上面の概念図、
【図5】エンジン動弁機構の縦断面図、
【図6】アジャスティングシムおよびバルブリフターの
縦断面図。
縦断面図。
1 エンジンのシリンダヘッド 2 カム 3 バルブリフター 4 アジャスティングシム 5 吸排気弁 6 バルブシート 7 弁バネ 8 バルブリフターとの接触面 9 アジャスティングシムの周縁 10 アジャスティングシムの外周面 11 アジャスティングシムの上下面 12 C面 13 R面 14 ホイール 15 砥粒を含有したブラシ 16 アジャスティングシムの回転治具 17 アジャスティングシムの支持治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山川 晃 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内
Claims (4)
- 【請求項1】 セラミックス材料からなり、その周縁が
C面をR面で結んだ形状に面取り加工してあることを特
徴とするアジャスティングシム。 - 【請求項2】 その上下面および外周面の面粗度がR
max=1.6μm以下であることを特徴とする請求項1
記載のアジャスティングシム。 - 【請求項3】 砥粒を含有したブラシを用いて面取り加
工をすることを特徴とする請求項1または請求項2記載
のアジャスティングシムの製造方法。 - 【請求項4】 アジャスティングシムを回転させなが
ら、アジャスティングシムに対して垂直方向に回転させ
た、砥粒を含有するホイール形状のブラシを周縁に押し
当てることにより面取り加工することを特徴とする請求
項1または請求項2記載のアジャスティングシムの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5078045A JPH06288206A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | アジャスティングシムおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5078045A JPH06288206A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | アジャスティングシムおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06288206A true JPH06288206A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=13650883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5078045A Pending JPH06288206A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | アジャスティングシムおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06288206A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012178306A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-13 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 端子金具 |
JPWO2022085380A1 (ja) * | 2020-10-22 | 2022-04-28 |
-
1993
- 1993-04-05 JP JP5078045A patent/JPH06288206A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012178306A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-13 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 端子金具 |
JPWO2022085380A1 (ja) * | 2020-10-22 | 2022-04-28 | ||
CN116323041A (zh) * | 2020-10-22 | 2023-06-23 | 住友电气工业株式会社 | 烧结齿轮的制造方法 |
CN116323041B (zh) * | 2020-10-22 | 2023-09-29 | 住友电气工业株式会社 | 烧结齿轮的制造方法 |
US11802617B2 (en) | 2020-10-22 | 2023-10-31 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Method of manufacturing sintered gear |
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