JPH06287890A - 易離解性防湿紙 - Google Patents

易離解性防湿紙

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JPH06287890A
JPH06287890A JP9490493A JP9490493A JPH06287890A JP H06287890 A JPH06287890 A JP H06287890A JP 9490493 A JP9490493 A JP 9490493A JP 9490493 A JP9490493 A JP 9490493A JP H06287890 A JPH06287890 A JP H06287890A
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JP
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moisture
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proof layer
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JP9490493A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Ota
俊之 太田
Mitsuyuki Watanabe
満之 渡辺
Ryoji Ito
良二 伊藤
Hideichiro Shinohara
秀一郎 篠原
Ichiro Tanii
一郎 谷井
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Nissin Chemical Industry Co Ltd
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
Original Assignee
Nissin Chemical Industry Co Ltd
Nippon Paper Industries Co Ltd
Jujo Paper Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防湿・防水・ヒートシール性および古紙回収
性としての離解性が非常に優れる防湿紙を提供するこ
と。 【構成】 Tg(ガラス転移温度)が25〜70℃の範
囲にあるアクリル系エマルジョン100重量部に対して
ワックス系エマルジョンを10〜100重量部の割合で
配合した水性エマルジョンを紙表面上に塗布、乾燥する
ことを特徴とする易離解性防湿紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は防湿紙およびその製造方
法に関し、特に古紙として回収使用する際の離解性に非
常に優れる防湿紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】防湿紙としては、古くは、ターポリン紙
やワックス紙などが知られているが、現在はポリエチレ
ン,ポリプロピレン,塩化ビニルなどの高分子化合物を
紙に塗工,貼合等を施して防湿性・防水性を付与したも
のが一般的に知られている。しかしながら、前述の防湿
紙は、防湿性に関しては充分に機能を発揮し得るもので
あるが、古紙として回収使用する際の離解性が悪く、再
利用が困難であった。そのため、省資源,有効利用の観
点から大きな問題であった。
【0003】上記の欠点を改良し、防湿性,防水性およ
び古紙回収性に優れた紙の製造方法としては、ワックス
系エマルジョン単独もしくは合成ゴム系ラテックスとの
混合液を利用したもの(特公平3−10759号)やア
クリル系エマルジョンとワックス系エマルジョンの混合
液を利用したもの(特公平2−1671号,特願平3−
69050号)などが知られているが、それぞれの方法
によって、製造される防湿・防水紙は防湿・防水性につ
いては塗布量等で調整が可能であるが、その他の品質を
得るには、充分なものではなかった。例えば、ワックス
系エマルジョンを塗工して得られる防湿紙は、耐滑り生
や折り目を入れたときの防湿性および古紙回収性として
の離解性が非常に劣る欠点があった。
【0004】特公平3−10759号による合成ゴム系
ラテックスとワックス系エマルジョンの混合物を塗工す
る防湿紙は、封緘方法の一つであるヒートシール性能が
非常に劣ると共に、離解性が未だ充分なものではなかっ
た。また、特公平2−1671号や特願平3−6905
0号によるアクリル系エマルジョンとワックス系エマル
ジョンの混合物を塗工する防湿紙は、以下のような欠点
があった。特公平2−1671号では、ヒートシール性
や離解性については、全く触れられておらず、実施例か
ら判断すると通常の非塗工紙並みの離解性能がない。更
に、実施例等では塗工量が多く、2種類のアクリル系エ
マルジョンを混合した方が好ましい為、実際に使用する
際には、非常に手間がかかり、実用的なものではなかっ
た。また、特願平3−69050号ではポリマーTgが
10℃以下のアクリル系エマルジョンを使用している
為、防湿性は良好なものが得られるが、離解性は不充分
となる為、実用的なものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、上記の問題点にかんがみ、発明されたものであり、
防湿・防水・ヒートシール性および古紙回収性としての
離解性が非常に優れる防湿紙を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、Tgが25〜
70℃の範囲にあるアクリル系エマルジョンとワックス
系エマルジョンを、重量比でアクリル系エマルジョン:
ワックス系エマルジョン=100:10〜100で配合
した混合液を紙の表面に常法により塗布,乾燥させて、
離解時に分離,分散し易く、なおかつ防湿性,ヒートシ
ール性に優れる塗工層を設けたことを特徴とするもので
ある。本発明において使用し得るアクリル系エマルジョ
ンは、具体的に、スチレンおよびスチレン誘導体,アク
リル酸(メタクリル酸),アクリル酸(メタクリル酸)
エステル等を共重合したアクリルコポリマー,アクリル
−スチレンコポリマー等の共重合体系を用いることがで
きる。
【0007】更に、本発明においては、古紙回収性の離
解性の観点から、良好な離解性を得るために、使用する
ポリマーのTgが25〜70℃の範囲にあることを必須
条件とする。尚、離解性とポリマーのTgとの相関は、
本発明者等が実験的に見出したものである。Tgが25
℃以下であると、離解時に塗工層を形成しているポリマ
ーの堅さが充分でなく、柔軟で伸びが大きくなり、この
伸びが離解時に受ける剪断力に対しての抵抗力となり、
細かく分離,分散され難く、離解性が非常に劣るものと
なる。また、Tgが低くなればなるほどポリマーが柔ら
かく、伸びが大きくなるため、離解性が非常に劣り、離
解不能に近づく。また、70℃以上であると、塗工層を
形成しているポリマーが非常に堅く、脆くなり、伸びが
小さくなるため、離解性は非常に良好になるが、折り曲
げ時の防湿性や造膜性,ヒートシール性が、悪くなる方
向になるため、ポリマーのTgは25〜70℃の範囲で
なければならない。
【0008】防湿性の観点から、エマルジョンの造膜性
については、ホモポリマーのTgが0℃以上のアクリル
酸メチルやメタクリル酸メチル等のモノマーを含有して
ポリマーのTgを上昇させた方が良好であり、耐水性に
ついてはスチレン等を含有する方がより好ましい。尚、
後記の実施例、比較例におけるエマルジョンのポリマー
のTg(ガラス転移温度)は、1956年発行のBull.A
m.Phys.Soc.に記載のT.G.Foxの方法によって、計算で求
められる数値を示すものである。本発明で使用するワッ
クス系エマルジョンは、パラフィン系ワックスエマルジ
ョン、ポリエチレン系ワックスエマルジョン等の公知の
ワックスエマルジョンを使用することができるが、特に
パラフィン系ワックスエマルジョンは撥水性が大きく透
湿度の調整に好適であり、好ましい。
【0009】上記アクリル系エマルジョンとワックス系
エマルジョンの配合は、重量比でアクリル系エマルジョ
ン100重量部に対して、ワックス系エマルジョンを1
0〜100重量部である。10重量部より少ないと、防
湿性の調整が難しくなり、100重量部より多くなる
と、塗工層が非常に脆くなって折り曲げ時の防湿性が劣
ると共に耐滑り性が極端に悪くなるという問題点があ
る。また、耐滑り性の観点からは、ワックス系エマルジ
ョンを10〜20重量部とする方が好ましい。上述の塗
工液の紙への塗工量は、常法により3〜25g/m2
布することが好ましく、5〜20g/m2の範囲が、特
に好ましい。塗工量が3g/m2より少ないと防湿性・
ヒートシール性等の品質が劣る傾向にあり、25g/m
2より多いと乾燥能力等のコストが高くなり、不利とな
る。
【0010】また、乾燥温度は、特に制限されるもので
はないが、使用するワックスの融点または、それ以上の
温度とすることが好ましく、乾燥時間との兼ね合いか
ら、経験的に70〜150℃で乾燥すれば、前述の効果
が発現する。また、本発明においては、上記の混合液の
塗工面とは反対の基紙表面に、防滑性やカール防止等を
目的として、防滑剤もしくは防滑剤等を含有するPVA
やデンプン等の公知の材料を用いて塗工させても良い。
本発明の防湿紙は、Tgが25〜70℃の範囲にあるア
クリル系エマルジョンとワックス系エマルジョンの混合
液を紙表面に塗工することにより、塗工層中に非相溶性
のワックスを分散させ、更に塗工層中の樹脂はTgが2
5〜70℃の範囲にある堅く、伸びの小さい樹脂を使用
しているため、離解時に受ける剪断力によって、分離,
分散し易く、Tappi標準離解機で、通常の非塗工紙
が離解できる15分以内に離解可能で、PPC用紙等の
非塗工紙並みの離解性を持つことから、従来のポリエチ
レンラミネート紙等に比べ、古紙回収性に非常に優れ、
実用的である。
【0011】また、ワックスの配合量や塗工量により、
透湿度および耐滑り性を調整することが可能であり、ポ
リエチレンラミネート紙と同等にすることも容易であ
る。また、この防湿紙は、封緘方法の一つであるヒート
シールを行うことも可能であり、一般的に多く使用され
ているポリエチレンラミネート紙よりも低温でヒートシ
ールが可能であり、包装時のコストにも有利である。
【0012】
【実施例】以下本発明を、実施例に従って更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
尚、含有率を示す「%」は固形分の「重量%」、添加量
を示す「部」は「重量部」を示す。 実施例1 スチレン50%,メタクリル酸メチル15%,アクリル
酸エチル5%,アクリル酸2エチルヘキシル30%,ア
クリル酸2%をドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
を乳化剤、過硫酸アンモニウムを重合触媒として、乳化
重合させて、ポリマーのTgが35℃の共重合体エマル
ジョン(固形分40%)を得た。次に、得られたエマル
ジョン固形分100部に対して、パラフィン系ワックス
エマルジョンのプルニット101Z(新中村化学株式会
社製の商品名,固形分40%)を固形分で65部混合
し、塗工液を調整した。得られた塗工液を、83g/m
2の片艶クラフト紙の艶面にマイヤーバーで塗工し、1
30℃で30秒間乾燥して、防湿紙を得た。上記のよう
にして得られた防湿紙は塗工量10.1g/m2であ
り、透湿度試験を行ったところ、透湿度は23.6g/
224hrであり、防湿性は良好であった。
【0013】次に、離解性はToppi標準離解機を用
いて離解し評価したところ、10分間で完全に防湿層が
分離,分散すると共に、繊維も単繊維の状態になり、非
常に良好な離解性であった。この結果は、塗工原紙であ
る片艶クラフト紙の離解に要する時間が8分、そして、
一般的なPPC用紙の離解に要する時間が10分である
ことから、ほとんど非塗工紙の離解性と遜色ない結果で
あり、実際に古紙として再利用することが可能であるこ
とを実証するものである。次にヒートシール性をプレス
圧を1kg/cm2とした場合に、完全シールするため
の加熱条件を調べたところ、防湿層面と防湿層面の場合
が80℃で5秒,防湿層面と非防湿層面の場合が90℃
で5秒の加熱で可能であった。また、この防湿紙の防湿
層面と防湿層面の静摩擦係数は、0.23であった。
尚、ポリマー組成比、Tgを表1、静摩擦係数の結果を
表2、透湿度,離解性,ヒートシール性の結果を表3に
示した。
【0014】尚実施例に用いた試験および評価方法は次
の通りである。 (1)透湿度 JIS Z 0208 防湿包装材料の透湿度試験(恒
温恒湿条件:40℃、90%RH)に準じて、測定し
た。 (2)離解性(古紙回収性) JIS P 8209 パルポ試験用手すき紙調整方法
に示されている標準離解機(Tappi標準離解機使
用:3000rpm)を用いて、常温の水道水に約2.
5cm角の古紙をパルプ濃度が3%となる量を加えて、
離解を行い、古紙が完全に単繊維の集合であるパルプ状
になるまでの離解時間を測定した。評価方法は、離解後
の液および手抄きシート作製後の繊維状態を目視で判断
した。
【0015】(3)ヒートシール性 テスター産業製のヒートシーラーを用いて、プレス圧を
1kg/cm2とした場合に、完全シールするための加
熱条件(温度と時間)を測定した。試料のヒートシール
面は、防湿層面と防湿層面および防湿層面と非防湿層面
の2種類について、測定した。 (4)静摩擦係数 JIS P 8147 紙及び板紙の摩擦係数試験方法
に準じて、測定した。尚、防湿層面と防湿層面で測定を
行い、評価した。
【0016】実施例2 実施例1の塗工量を10.1g/m2から14.5g/
2とした他は実施例1と全く同様にして防湿紙を作製
した。得られた防湿紙の透湿度は、16.8g/m224h
rであった。また、ヒートシール性は、防湿層面と防湿
層面の場合が80℃で5秒、防湿層面と非防湿層面の場
合が90℃で5秒の加熱条件であり、離解は10分で可
能であった。また、静摩擦係数は、0.20であった。
これは、塗工量を変更することによって、離解性、ヒー
トシール性に悪影響を及ぼすことなく、透湿度を調整す
ることが可能であることを実証するものである。
【0017】実施例3 実施例1で得られたエマルジョンを固形分100部に対
して、実施例1と同様なパラフィン系ワックスエマルジ
ョンを固形分25部となるように、混合した以外は、実
施例1と全く同様にして防湿紙を作製した。得られた防
湿紙は、塗工量10.3g/m2で透湿度が55.0g
/m224hrであった。また、ヒートシール性は、防湿層
面と防湿層面の場合が80℃で5秒、防湿層面と非防湿
層面の場合が90℃で5秒の加熱条件であり、離解は1
0分で可能であった。また、この防湿紙の防湿層面と防
湿層面の静摩擦係数は、0.48であり、滑り易いワッ
クス成分の配合量を減少することにより、耐滑り性を向
上させることも、本発明では可能である。この結果は、
ワックスの配合量を少なくすることにより、防湿層面の
耐滑り性を向上させることができると共に、ワックスの
配合割合によって、離解性,ヒートシール性に悪影響を
及ぼすことがないことを、実証するものである。
【0018】実施例4 スチレン70部,アクリル酸ブチル30部,メタクリル
酸5部をドデシルベンゼルスルホン酸ナトリウムを乳化
剤,過硫酸アンモニウムを重合触媒として、乳化重合さ
せて、ポリマーのTgが33℃の共重合体エマルジョン
(固形分40%)を得た。次に、得られたエマルジョン
固形分100部に対して、パラフィン系ワックスエマル
ジョンのセロゾール428(中京油脂株式会社製の商品
名,固形分50%)を固形分で45部混合し、塗工液を
調整した。得られた塗工液を実施例1と同様の紙に同様
の方法で塗工乾燥し、塗工量11.0g/m2の防湿紙
を作製した。得られた防湿紙の透湿度は、36.0g/
224hrであった。また、ヒートシール性は、防湿層面
と防湿層面の場合が、80℃で5秒、防湿層面と非防湿
層面の場合が、90℃で5秒の加熱条件であり、離解は
15分で可能であった。また、この防湿紙の防湿層面と
防湿層面の静摩擦係数は、0.31であった。これは、
アクリル系エマルジョンのポリマー組成が異なっても、
Tgが25℃以上であれば、Tappi標準離解機で1
5分以内に離解可能であることを実証するものである。
【0019】実施例5 スチレン65部,アクリル酸ブチル25部,アクリル酸
エチル10部,アクリル酸2部,メタクリル酸3部をラ
ウリル硫酸ナトリウム及びポリオキシエチレンノニルフ
ェノールエーテルを乳化剤,過硫酸アンモニウムを重合
触媒として、乳化重合させて、ポリマーのTgが30℃
の共重合体エマルジョン(固形分55%)を得た。次
に、得られたエマルジョン固形分100部に対して、パ
ラフィン系ワックスエマルジョンのセロゾール428を
固形分で65部混合し、塗工液を調整した。得られた塗
工液を実施例1と同様の方法で塗工乾燥し、塗工量1
0.8g/m2の防湿紙を作製した。得られた防湿紙の
透湿度は、18.2g/m224hrであった。また、ヒー
トシール性は、防湿層面と防湿層面の場合が、80℃で
5秒、防湿層面と非防湿層面の場合が、90℃で5秒の
加熱条件で可能であり、離解は15分で可能とあった。
また、この防湿紙の防湿層面と防湿層面の静摩擦係数
は、0.20であった。
【0020】比較例1 スチレン60部,アクリル酸2エチルヘキシル40部,
アクリル酸2部を用いて、実施例1と同様にして、ポリ
マーのTgが20℃の共重合体エマルジョンを得た。次
に、得られたエマルジョン固形分100部に対して、実
施例1と同様なパラフィン系ワックスエマルジョンを6
5部混合し、この塗工液を実施例1と同様にして塗工、
乾燥して防湿紙を作製した。得られた防湿紙は、塗工量
12.9g/m224hrで透湿度が24.0g/m224hrで
あった。また、ヒートシール性は、防湿層面と防湿層面
の場合が90℃で5秒、防湿層面と非防湿層面の場合が
80℃で3秒の加熱条件で可能であった。しかしなが
ら、離解性は、完全に防湿層が分離,分散し、繊維が単
繊維の状態になるまでに、60分間の離解時間を必要と
し、非常に劣っていた。この結果から、ポリマーのTg
が20℃と低いアクリル系エマルジョンを使用する場
合、防湿性、ヒートシール性はかなり良好なものが得ら
れるが、離解性がかなり劣ることがわかる。
【0021】比較例2 ポリエチレンをラミネートした市販のポリクラフト紙に
ついて、実施例1と同様にして透湿度,離解性,ヒート
シール性の測定を行った。透湿度は、18μのポリエチ
レンをラミネートしたポリクラフト紙では36.5g/
224hrであったが、離解性は60分離解を行っても、
ポリエチレンおよび繊維のかたまりが認められ、離解性
不良であることが確認された。また、ヒートシール性の
加熱条件は、防湿層面と防湿層面の場合が100℃で5
秒、防湿層面と非防湿層面の場合が120℃で3秒の加
熱が必要であった。
【0022】比較例3 特公平3−10759号の実施品に相当する、メチルメ
タクリレート・ブタジェン共重合体とパラフィンワック
スから成る塗工層を有する市販品について、実施例1と
同様に各種の性能評価を行ったところ、透湿度は58.
4g/m224hrであった。また、離解性は単繊維の状態
になるのに20分の時間を必要とすると共に、防湿層が
分離,分散するのに約60分の時間が必要であった。こ
れは、ポリエチレンラミネート紙等に比べて、良好であ
るが、PPC用紙等の非塗工紙に比べると充分といえる
ものではなかった。また、ヒートシール性の加熱条件
は、防湿層面と防湿層面の場合が100℃で5秒、防湿
層面と非防湿層面では、シール状態のばらつきが多く、
150℃で5秒以内の加熱では測定が不能であり、ヒー
トシール性能が非常に劣るものであった。
【0023】
【表1】 (*1) 計算値。
【0024】
【表2】 (*1) 防湿層面と防湿層面の静摩擦係数
【0025】
【表3】 (*1) 防湿層面と防湿層面のヒートシール評価結果。 (*2) 防湿層面と非防湿層面のヒートシール評価結果。 (*3) ポリエチレンの厚さ(μm)である。 (*4) 150℃×5秒以内の条件では、ヒートシール不
可。 (*5) 繊維は、20分間の離解で単繊維状になるが、防
湿層が分離、分散するには約60分の離解時間が必要で
あった。
【0026】
【発明の効果】本発明によって、得られる防湿紙は、防
湿性,防水性,ヒートシール性が良好であると共に、離
解性が非常に優れるため、既存の離解設備を利用するこ
とが可能であり、古紙としての再利用化が非常に容易に
なる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】上記の欠点を改良し、防湿性,防水性およ
び古紙回収性に優れた紙の製造方法としては、ワックス
系エマルジョン単独もしくは合成ゴム系ラテックスとの
混合液を利用したもの(特公平3−10759号)やア
クリル系エマルジョンとワックス系エマルジョンの混合
液を利用したもの(特公平2−1671号,特願平3−
69050号)などが知られているが、それぞれの方法
によって、製造される防湿・防水紙は防湿・防水性につ
いては塗布量等で調整が可能であるが、その他の品質を
得るには、充分なものではなかった。例えば、ワックス
系エマルジョンを塗工して得られる防湿紙は、摩擦係数
の低下が大きく、折り目を入れたときの防湿性および古
紙回収性としての離解性が非常に劣る欠点があった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】尚、後記の実施例、比較例におけるエマル
ジョンのポリマーのTg(ガラス転移温度)は、195
6年発行のBull.Am.Phys.Soc.に記載
のT.G.Foxの方法によって、計算で求められる数
値を示すものである。本発明で使用するワックス系エマ
ルジョンは、パラフィン系ワックスエマルジョン、ポリ
エチレン系ワックスエマルジョン等の公知のワックスエ
マルジョンを使用することができるが、特にパラフィン
系ワックスエマルジョンは撥水性が大きく透湿度の調整
に好適であり、好ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】上記アクリル系エマルジョンとワックス系
エマルジョンの配合は、重量比でアクリル系エマルジョ
ン100重量部に対して、ワックス系エマルジョンを1
0〜100重量部である。10重量部より少ないと、防
湿性の調整が難しくなり、100重量部より多くなる
と、塗工層が非常に脆くなって折り曲げ時の防湿性が劣
ると共に摩擦係数が極端にくなるという問題点があ
る。また、摩擦係数の観点からは、ワックス系エマルジ
ョンを10〜20重量部とする方が好ましい。上述の塗
工液の紙への塗工量は、常法により3〜25g/m
布することが好ましく、5〜20g/mの範囲が、特
に好ましい。塗工量が3g/mより少ないと防湿性・
ヒートシール性等の品質が劣る傾向にあり、25g/m
より多いと乾燥能力等のコストが高くなり、不利とな
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、ワックスの配合量や塗工量により、
透湿度および摩擦係数を調整することが可能であり、ポ
リエチレンラミネート紙と同等にすることも容易であ
る。また、この防湿紙は、封緘方法の一つであるヒート
シールを行うことも可能であり、一般的に多く使用され
ているポリエチレンラミネート紙よりも低温でヒートシ
ールが可能であり、包装時のコストにも有利である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【実施例】以下本発明を、実施例に従って更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
尚、含有率を示す「%」は固形分の「重量%」、添加量
を示す「部」は「重量部」を示す。 実施例1 スチレン50%,メタクリル酸メチル15%,アクリル
酸エチル5%,アクリル酸2エチルヘキシル30%,ア
クリル酸2%をドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
を乳化剤、過硫酸アンモニウムを重合触媒として、乳化
重合させて、ポリマーのTgが35℃の共重合体エマル
ジョン(固形分40%)を得た。次に、得られたエマル
ジョン固形分100部に対して、パラフィン系ワックス
エマルジョンのプルニット101Z(新中村化学株式会
社製の商品名,固形分40%)を固形分で65部混合
し、塗工液を調整した。得られた塗工液を、83g/m
の片艶クラフト紙の艶面にマイヤーバーで塗工し、1
30℃で30秒間乾燥して、防湿紙を得た。上記のよう
にして得られた防湿紙は塗工量10.1g/mであ
り、透湿度試験を行ったところ、透湿度は23.6g/
24hrであり、防湿性は良好であった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】次に、離解性はTppi標準離解機を用
いて離解し評価したところ、10分間で完全に防湿層が
分離,分散すると共に、繊維も単繊維の状態になり、非
常に良好な離解性であった。この結果は、塗工原紙であ
る片艶クラフト紙の離解に要する時間が8分、そして、
一般的なPPC用紙の離解に要する時間が10分である
ことから、ほとんど非塗工紙の離解性と遜色ない結果で
あり、実際に古紙として再利用することが可能であるこ
とを実証するものである。次にヒートシール性をプレス
圧を1kg/cmとした場合に、完全シールするため
の加熱条件を調べたところ、防湿層面と防湿層面の場合
が80℃で5秒,防湿層面と非防湿層面の場合が90℃
で5秒の加熱で可能であった。また、この防湿紙の防湿
層面と防湿層面の静摩擦係数は、0.23であった。
尚、ポリマー組成比、Tgを表1、静摩擦係数の結果を
表2、透湿度,離解性,ヒートシール性の結果を表3に
示した。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】尚実施例に用いた試験および評価方法は次
の通りである。 (1)透湿度 JIS Z 0208 防湿包装材料の透湿度試験(恒
温恒湿条件:40℃、90%RH)に準じて、測定し
た。 (2)離解性(古紙回収性) JIS P 8209 パル試験用手すき紙調整方法
に示されている標準離解機(Tappi標準離解機使
用:3000rpm)を用いて、常温の水道水に約2.
5cm角の古紙をパルプ濃度が3%となる量を加えて、
離解を行い、古紙が完全に単繊維の集合であるパルプ状
になるまでの離解時間を測定した。評価方法は、離解後
の液および手抄きシート作製後の繊維状態を目視で判断
した。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】実施例2 実施例1の塗工量を10.1g/mから14.5g/
とした他は実施例1と全く同様にして防湿紙を作製
した。得られた防湿紙の透湿度は、16.8g/m
24hrであった。また、ヒートシール性は、防湿層面
と防湿層面の場合が80℃で5秒、防湿層面と非防湿層
面の場合が90℃で5秒の加熱条件であり、離解は10
分で可能であった。また、静摩擦係数は、0.20であ
った。これは、塗工量を変更することによって、離解
性、ヒートシール性に悪影響を及ぼすことなく、透湿度
を調整することが可能であることを実証するものであ
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】実施例3 実施例1で得られたエマルジョンを固形分100部に対
して、実施例1と同様なパラフィン系ワックスエマルジ
ョンを固形分25部となるように、混合した以外は、実
施例1と全く同様にして防湿紙を作製した。得られた防
湿紙は、塗工量10.3g/mで透湿度が55.0g
/m 24hrであった。また、ヒートシール性は、
防湿層面と防湿層面の場合が80℃で5秒、防湿層面と
非防湿層面の場合が90℃で5秒の加熱条件であり、離
解は10分で可能であった。また、この防湿紙の防湿層
面と防湿層面の静摩擦係数は、0.48であり、滑り易
いワックス成分の配合量を減少することにより、摩擦係
を向上させることも、本発明では可能である。この結
果は、ワックスの配合量を少なくすることにより、防湿
層面の摩擦係数を向上させることができると共に、ワッ
クスの配合割合によって、離解性,ヒートシール性に悪
影響を及ぼすことがないことを、実証するものである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】実施例4 スチレン70部,アクリル酸ブチル30部,メタクリル
酸5部をドデシルベンゼルスルホン酸ナトリウムを乳化
剤,過硫酸アンモニウムを重合触媒として、乳化重合さ
せて、ポリマーのTgが33℃の共重合体エマルジョン
(固形分40%)を得た。次に、得られたエマルジョン
固形分100部に対して、パラフィン系ワックスエマル
ジョンのセロゾール428(中京油脂株式会社製の商品
名,固形分50%)を固形分で45部混合し、塗工液を
調整した。得られた塗工液を実施例1と同様の紙に同様
の方法で塗工乾燥し、塗工量11.0g/mの防湿紙
を作製した。得られた防湿紙の透湿度は、36.0g/
24hrであった。また、ヒートシール性は、防
湿層面と防湿層面の場合が、80℃で5秒、防湿層面と
非防湿層面の場合が、90℃で5秒の加熱条件であり、
離解は15分で可能であった。また、この防湿紙の防湿
層面と防湿層面の静摩擦係数は、0.31であった。こ
れは、アクリル系エマルジョンのポリマー組成が異なっ
ても、Tgが25℃以上であれば、Tappi標準離解
機で15分以内に離解可能であることを実証するもので
ある。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】実施例5 スチレン65部,アクリル酸ブチル25部,アクリル酸
エチル10部,アクリル酸2部,メタクリル酸3部をラ
ウリル硫酸ナトリウム及びポリオキシエチレンノニルフ
ルエーテルを乳化剤,過硫酸アンモニウムを重合触
媒として、乳化重合させて、ポリマーのTgが30℃の
共重合体エマルジョン(固形分55%)を得た。次に、
得られたエマルジョン固形分100部に対して、パラフ
ィン系ワックスエマルジョンのセロゾール428を固形
分で65部混合し、塗工液を調整した。得られた塗工液
を実施例1と同様の方法で塗工乾燥し、塗工量10.8
g/mの防湿紙を作製した。得られた防湿紙の透湿度
は、18.2g/m 24hrであった。また、ヒー
トシール性は、防湿層面と防湿層面の場合が、80℃で
5秒、防湿層面と非防湿層面の場合が、90℃で5秒の
加熱条件で可能であり、離解は15分で可能あった。
また、この防湿紙の防湿層面と防湿層面の静摩擦係数
は、0.20であった。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】比較例1 スチレン60部,アクリル酸2エチルヘキシル40部,
アクリル酸2部を用いて、実施例1と同様にして、ポリ
マーのTgが20℃の共重合体エマルジョンを得た。次
に、得られたエマルジョン固形分100部に対して、実
施例1と同様なパラフィン系ワックスエマルジョンを6
5部混合し、この塗工液を実施例1と同様にして塗工、
乾燥して防湿紙を作製した。得られた防湿紙は、塗工量
12.9g/ で透湿度が24.0g/m 24h
rであった。また、ヒートシール性は、防湿層面と防湿
層面の場合が90℃で5秒、防湿層面と非防湿層面の場
合が80℃で3秒の加熱条件で可能であった。しかしな
がら、離解性は、完全に防湿層が分離,分散し、繊維が
単繊維の状態になるまでに、60分間の離解時間を必要
とし、非常に劣っていた。この結果から、ポリマーのT
gが20℃と低いアクリル系エマルジョンを使用する場
合、防湿性、ヒートシール性は良好なものが得られる
が、離解性がかなり劣ることがわかる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】比較例2 ポリエチレンをラミネートした市販のポリクラフト紙に
ついて、実施例1と同様にして透湿度,離解性,ヒート
シール性の測定を行った。透湿度は、18μのポリエチ
レンをラミネートしたポリクラフト紙では36.5g/
24hrであったが、離解性は60分離解を行っ
ても、ポリエチレンおよび繊維のかたまりが認められ、
離解性不良であることが確認された。また、ヒートシー
ル性の加熱条件は、防湿層面と防湿層面の場合が100
℃で5秒、防湿層面と非防湿層面の場合が120℃で3
秒の加熱が必要であった。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】比較例3 特公平3−10759号の実施品に相当する、メチルメ
タクリレート・ブタジェン共重合体とパラフィンワック
スから成る塗工層を有する市販品について、実施例1と
同様に各種の性能評価を行ったところ、透湿度は58.
4g/m 24hrであった。また、離解性は単繊維
の状態になるのに20分の時間を必要とすると共に、防
湿層が分離,分散するのに約60分の時間が必要であっ
た。これは、ポリエチレンラミネート紙等に比べて、良
好であるが、PPC用紙等の非塗工紙に比べると充分と
いえるものではなかった。また、ヒートシール性の加熱
条件は、防湿層面と防湿層面の場合が100℃で5秒、
防湿層面と非防湿層面では、シール状態のばらつきが多
く、150℃で5秒以内の加熱では測定が不能であり、
ヒートシール性能が非常に劣るものであった。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【表3】
フロントページの続き (72)発明者 篠原 秀一郎 福井県武生市北府2丁目17番33号 日信化 学工業株式会社内 (72)発明者 谷井 一郎 福井県武生市北府2丁目17番33号 日信化 学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Tg(ガラス転移温度)が25〜70℃
    の範囲にあるアクリル系エマルジョン100重量部に対
    してワックス系エマルジョンを10〜100重量部の割
    合で配合した水性エマルジョンを紙表面上に塗布、乾燥
    することを特徴とした、Tappi標準離解機で15分
    以内に離解可能な易離解性防湿紙。
JP9490493A 1993-03-31 1993-03-31 易離解性防湿紙 Pending JPH06287890A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018200783A1 (en) 2017-04-28 2018-11-01 Sun Chemical Corporation Heat sealable barrier coating
JP2021507125A (ja) * 2017-12-22 2021-02-22 ミツビシ ハイテック ペーパー ヨーロップ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング リサイクル可能なバリア紙
US11773300B2 (en) 2017-09-27 2023-10-03 Dow Global Technologies Llc Acrylic adhesive compositions and methods of making same
JP2024008119A (ja) * 2022-07-07 2024-01-19 サカタインクス株式会社 水性熱溶着剤、及び、熱溶着紙

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