JPH0628755B2 - 粉体分散機 - Google Patents

粉体分散機

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JPH0628755B2
JPH0628755B2 JP2888391A JP2888391A JPH0628755B2 JP H0628755 B2 JPH0628755 B2 JP H0628755B2 JP 2888391 A JP2888391 A JP 2888391A JP 2888391 A JP2888391 A JP 2888391A JP H0628755 B2 JPH0628755 B2 JP H0628755B2
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JP
Japan
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powder
disperser
nozzle
air flow
classifier
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JP2888391A
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JPH04330957A (ja
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山田幸良
眞 土井
安口正之
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Nisshin Seifun Group Inc
Original Assignee
Nisshin Seifun Group Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、粉体分散機に関し、特
に粉体を単粒子に分散させて分級機に供給するための前
処理を行なうことに適した粉体分散機に関するものであ
る。 【0002】 【従来技術】一般に風力分級機の分級性能を決める要素
の一つとして、供給粉体の気流中での分散度合いの良否
の影響が知られている。すなわち粉体粒子の気流中での
分散度が低く、粉体が部分的な凝集状態を含んで分級室
に入るとすると、凝集状態のものは粗大粒子として分級
されるために当然粗粉側に入り込むこととなって、微粉
側を分級製品とする場合には収率の低下となり、一方粗
粉が製品ならば微粉の混入となってしまうからである。 【0003】このために分級機は一般に分級室の前段部
分に粉体分散のための機構を併有するのが普通である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、風力分級機
において分級対象となる粉体が付着性、凝集性の高いも
のである時には、このような分級機内の分散機構の能力
では充分でないことがあり、例えば超微粉において1μ
m以下の重量が50%を越すと、粉体粒子の付着性、凝
集性が急激に増大して収率の低下、供給口等においての
付着詰まりを招く虞れが高くなる。 【0005】そこで分級機の前段に粉体分散のための別
個の分級機を配設し、これによって分級機を供給する粉
体の分散度合いを高くすることが考えられている。 【0006】図1はこのような分散機を配置した場合の
風力分級機の一例の全体フロー概要を示したものであ
り、フィーダー1から分散機2を介して分級機3に供給
された被処理粉体は、粗粉側5がロータリーバルブ4を
経て回収され、また微粉側7はバクフィルター6を経て
回収されるように設けられているのである。またブロア
ー8は分級機通過空気を吸引状態にしているものであ
る。 【0007】しかし、前記図1で示した分散機2は分級
機3の前段処理装置としての性格のものであり、例えば
既知のメカニカルタイプの分散機を単純に適用したので
は、分級機に供給する粉体の分散度の向上の目的に適合
したものとはできない。その第一の理由は、例えば撹拌
羽根を使用する型のものでは分散機から分級機に至る経
がある程度長くなることが避けられず、この経路中で
の再凝集を招いて分散効果が薄れてしまうからであり、
第二には、被処理対象の粉体は気流中で比較的希薄な状
態での壁面付着などによって分散機ひいては分級機の連
続運転に支障となってしまうからである。更にまたこの
種のメカニカルタイプは装置が大型となる難点もある。 【0008】これらのことから、本発明者は、凝集粒子
を含む粉体を風力分級機に供給する場合にその前処理と
して凝集粒子を単粒子化するのに好適な粉体分散機につ
いて検討を重ねて本発明をなすに至ったものであり、本
発明の目的は、高速空気流によるエゼクタ効果を利用す
ることによって効率よく被処理粉体の分散を図ることが
できる簡易な構造の粉体分散機を提供するところにあ
る。 【0009】 【課題を解決するための手段】このような目的を実現す
る本発明の粉体分散機の特徴は、円管状の狭路の上流か
ら供給された凝集粒子を含む粉体を下流の吐出口から吐
出する粉体ノズルと、この粉体ノズルの吐出口近傍から
下流に向かって円管状の狭路として形成された粉体分散
通路と、上記粉体ノズルの吐出口の外周部から粉体分散
通路の下流に向かって内向きに傾斜した方向に高速空気
流を吹出す円環状の高速空気流吹出口とを備えた構成を
なすところにある。 【0010】また上記構成における粉体分散通路は円
筒状のものであってもよいが、円管状の通路を下流に
向かってその径を漸増させたものであってもよい 【0011】このような構成の分散機によれば、高速空
気流によるエゼクタ作用によって粉体の効率の良い分散
が得られると共に、分散通路では外側壁面に沿って高速
空気流が流れるために粉体粒子の付着が効果的に防止さ
れる。また分散度は高速空気流の流速すなわち空気圧力
調整によって簡単にかえることができるという優れた利
点も得られるものである。 【0012】 【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説
明する。 【0013】図2は円管状の粉体分散通路を有する型の
分散機の実施例を示したものであり、図において11は
分散機の粉体供給口24部分に図示しないボルトにより
固定されたボディ(I)であって、その中央部分に縦型
円管状に設けられた貫通孔12が形成されている。この
貫通孔12は、上部が上方に向かって径の漸増するテー
パー筒部12aをなしていて、り部を介してその下方
連続して設けられた粉体分散通路12bは、下方に向
かって径の漸増するように形成されている。またこのボ
ディ(I)11は、本体部13の外側に設けられた上方
に突出する環状のフランジ14外周に雌ねじ15が形成
され、次記するボディ(II)16が螺着されるように
設けられている。 【0014】ボディ16は、下端部において周状に突出
するフランジ17を有し、その外周にボディ(I)11
の雌ねじ15に螺合する雄ねじ18が形成されていると
共に、中央部の凹部がボディ(I)の本体部13の外周
密的に嵌合して空所19を形成するように設けられ
ていおり、更にこの凹部の中央部には、下方に突出して
前記ボディ11のテーパー筒部12aに入り込むノズル
20が設けられている。このノズル20は外周壁が下方
に向かって径の漸減する形状をなすことにより、ボディ
11テーパー筒部12aとの間で環状の小隙通路を形成
するものであり、したがってそのノズル20の下端にお
いて該ノズルの開口を囲んだ環状の開口をなしている。
そしてこの環状の開口は、ボディ16のポート21から
空所19に供給される空気流の吹出口すなわちエゼクト
効果を生ずる高速空気流吹出口28をなすのである。 【0015】またノズル20は下端の開口20aから上
部のホッパー部22に連なるように粉体通路を備えてい
る。前記ホッパー部22には図示しないフィーダーより
適宜粉体が供給される。 【0016】なお図中において25は回転する分級ロー
タ25の上面に固着されている円錐体であり、その頂部
は粉体分散通路に臨むように設けられている。27はシ
ールリングである。 【0017】以上の構成において、ホッパー部22に粉
体を供給すると共に、ポート21より例えば3.0kg
f/cm2 の圧力空気を供給させて、分散と同時に分級
機23への粉体空気流の供給を行なうと、ノズル20の
下端部において周囲の環状開口である高速空気流吹出口
28から吹出される高速空気流によるエゼクト効果によ
り、ノズル20の開口から吐出する粉体は効果的に分散
されることが実験的に確認された。すなわち、例えば炭
酸カルシウム粉体の場合には、本例の分散機を用いない
場合と比べて微粉側の収率が向上し、特に酸化アルミニ
ウムの超微粉(1μm以下75〜85%)のものでは、
従来分級中に詰まりが生じて分級が難しかったのに対
し、本例の分散機を併用した場合には、連続的な装置稼
働による分級処理が可能となり、分級効率も微粉側で1
μm以下98%の回収が達成された。 【0018】また分級精度を示す数値としてのκ=(D
P25 )/(DP75 )(ただしDP25=25%分離径、D
P75 =75%分離径でκが1に近づくほどよい)は本例
分散機の有無によりκ=0.52からκ=0.60に向
上した。 【0019】これらは、本例の分散機を通った粉体流は
中間経路を経ることなく直ちに分級機に入るために再凝
集を生じにくいこと、同時に粉体供給口等での壁面付着
も防止されているため等の理由に基づくものと考えられ
る。また本例の分散機は構造が極めて簡単でかつ小型の
であり、設備的な有利さをもつ他、エゼクタ方式に
よるため粉体供給側の負荷変動の影響もあまり受けない
という利点も併せ奏するものである。 【0020】なお、ノズル20の開口を囲む高速空気流
吹出口28の径、吹出し方向、粉体分散通路の長さ、形
状は、被処理対象である粉体の性質、処理容量等によっ
て適宜変更採用することができるが、一般に高速空気流
の吹出方向はノズルからの粉体吐出方向に対して45度
以下の内向き鋭角をなすことがよく、特に出来るだけ粉
体吐出方向に沿った吹出し方向とすることによって粉体
の壁面付着防止に効果がある。 【0021】 【発明の効果】以上述べた如く、本発明の粉体分散機
は、比較的小型の装置として前述した種々の効果、すな
わちエゼクタ作用によって効率良く分散状態の粉体を得
ることができ、また外側壁面には高速空気流が流れるた
め粉体粒子が付着することが防止され、更にエゼクタ方
式によるため、構造が簡単で小型であり、粉体供給側の
負荷変動の影響もあまり受けないという効果もあり、そ
の有用性は極めて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を分散機を備えた風力分級機システムの
全体フローの概要図である。 【図2】本発明の一実施例の分散機の縦断面図である。 【符号の説明】 1・・・フィーダー、2・・・分散機、3・・・分級
機、4・・・ロータリーバルブ、6・・・バクフィルタ
ー、11・・・ボディI、12a・・・テーパー筒部、
12b・・・粉体分散通路、16・・・ボディII、1
9・・・空所、20・・・ノズル、21・・・ポート、
22・・・ホッパー部、23・・・分級機、24・・・
粉体供給口、25・・・分級ロータ、26・・・円錐
体、28・・・高速空気流吹出口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭39−3568(JP,B1) 特公 昭57−45919(JP,B2)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【1】 円管状の狭路の上流から供給された凝集粒子を
    含む粉体を下流の吐出口から吐出する粉体ノズルと、こ
    の粉体ノズルの吐出口近傍から下流に向かって円管状の
    狭路として形成された粉体分散通路と、上記粉体ノズル
    の吐出口の外周部から粉体分散通路の下流に向かって内
    向きに傾斜した方向に高速空気流を吹出す円環状の高速
    空気流吹出口とを備えたことを特徴とする粉体分散機。 【2】 円管状の粉体分散通路が、下流に向かって径が
    漸増していることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の粉体分散機。
JP2888391A 1991-02-22 1991-02-22 粉体分散機 Expired - Lifetime JPH0628755B2 (ja)

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JP5885953B2 (ja) * 2011-07-25 2016-03-16 株式会社カワタ 粉体分散装置および方法
JP7427919B2 (ja) * 2019-11-08 2024-02-06 大同特殊鋼株式会社 粉末材料の製造方法
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