JPH06286835A - エレベーティングコンベヤ - Google Patents
エレベーティングコンベヤInfo
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- JPH06286835A JPH06286835A JP7826993A JP7826993A JPH06286835A JP H06286835 A JPH06286835 A JP H06286835A JP 7826993 A JP7826993 A JP 7826993A JP 7826993 A JP7826993 A JP 7826993A JP H06286835 A JPH06286835 A JP H06286835A
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- JP
- Japan
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- small diameter
- conveyor
- pipe
- flight
- diameter portion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 搬送物を小さい動力で確実に搬送する。
【構成】 搬送パイプ11を、高所H1 および低所H2 を
通ってのびるように配置する。搬送パイプ11の高所H1
に排出口21を、低所H2 に投入口22をそれぞれ設ける。
屈曲自在な駆動ループ部材13を、搬送パイプ11内を通っ
て循環しうるように配置する。ループ部材13に、複数の
フライト板14を所定ピッチPで取付ける。搬送パイプ11
の投入口22の近くに小径部35を設ける。小径部35の長さ
Lを、フライト板14のピッチP以上とする。小径部35内
面とフライト板14外面の間隙を、両者の水密性を保ちう
る大きさとする。搬送パイプ11の小径部35以外の部分
を、大径部36とする。
通ってのびるように配置する。搬送パイプ11の高所H1
に排出口21を、低所H2 に投入口22をそれぞれ設ける。
屈曲自在な駆動ループ部材13を、搬送パイプ11内を通っ
て循環しうるように配置する。ループ部材13に、複数の
フライト板14を所定ピッチPで取付ける。搬送パイプ11
の投入口22の近くに小径部35を設ける。小径部35の長さ
Lを、フライト板14のピッチP以上とする。小径部35内
面とフライト板14外面の間隙を、両者の水密性を保ちう
る大きさとする。搬送パイプ11の小径部35以外の部分
を、大径部36とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、土木工事等で掘削し
た孔から土砂を搬出したり、製鉄、セメント工場等で粉
体等を輸送するのに用いられるエレベーティングコンベ
ヤに関する。
た孔から土砂を搬出したり、製鉄、セメント工場等で粉
体等を輸送するのに用いられるエレベーティングコンベ
ヤに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のエレベーティングコンベヤとし
ては、高所および低所を通ってのびるように配置されか
つ高所に排出口が、低所に投入口がそれぞれ設けられて
いる搬送パイプと、搬送パイプ内を通って循環しうるよ
うに配置されかつ複数のフライト板が所定ピッチで取付
けられている屈曲自在な駆動ループ部材とを備えている
ものが知られている。
ては、高所および低所を通ってのびるように配置されか
つ高所に排出口が、低所に投入口がそれぞれ設けられて
いる搬送パイプと、搬送パイプ内を通って循環しうるよ
うに配置されかつ複数のフライト板が所定ピッチで取付
けられている屈曲自在な駆動ループ部材とを備えている
ものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記コンベヤにおい
て、搬送パイプ内面とフライト板外面の間隙が比較的大
きいと、両者の間から搬送物が漏れ、同間隙が比較的小
さいと、搬送物の漏れは無くなるが、両者間の摩擦抵抗
力が大きくなり、大きな動力を必要とする。
て、搬送パイプ内面とフライト板外面の間隙が比較的大
きいと、両者の間から搬送物が漏れ、同間隙が比較的小
さいと、搬送物の漏れは無くなるが、両者間の摩擦抵抗
力が大きくなり、大きな動力を必要とする。
【0004】この発明の目的は、搬送物を漏れ無く確実
に搬送することができ、しかも小さい動力で搬送するこ
とのできるエレベーティングコンベヤを提供することに
ある。
に搬送することができ、しかも小さい動力で搬送するこ
とのできるエレベーティングコンベヤを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によるエレベー
ティングコンベヤは、高所および低所を通ってのびるよ
うに配置されかつ高所に排出口が、低所に投入口がそれ
ぞれ設けられている搬送パイプと、搬送パイプ内を通っ
て循環しうるように配置されかつ複数のフライト板が所
定ピッチで取付けられている屈曲自在な駆動ループ部材
とを備えているエレベーティングコンベヤにおいて、搬
送パイプの投入口の近くに小径部が設けられ、小径部の
長さが、フライト板のピッチ以上となされ、小径部内面
とフライト板外面の間隙が、両者の水密性を保ちうる大
きさとなされ、搬送パイプの小径部以外の部分が、大径
部となされていることを特徴とするものである。
ティングコンベヤは、高所および低所を通ってのびるよ
うに配置されかつ高所に排出口が、低所に投入口がそれ
ぞれ設けられている搬送パイプと、搬送パイプ内を通っ
て循環しうるように配置されかつ複数のフライト板が所
定ピッチで取付けられている屈曲自在な駆動ループ部材
とを備えているエレベーティングコンベヤにおいて、搬
送パイプの投入口の近くに小径部が設けられ、小径部の
長さが、フライト板のピッチ以上となされ、小径部内面
とフライト板外面の間隙が、両者の水密性を保ちうる大
きさとなされ、搬送パイプの小径部以外の部分が、大径
部となされていることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】この発明によるエレベーティングコンベヤで
は、搬送パイプの投入口の近くに小径部が設けられ、小
径部の長さが、フライト板のピッチ以上となされている
から、搬送パイプ内を移動させられる複数のフライト板
のうち、少なくとも1つのフライト板が小径部内にあ
る。
は、搬送パイプの投入口の近くに小径部が設けられ、小
径部の長さが、フライト板のピッチ以上となされている
から、搬送パイプ内を移動させられる複数のフライト板
のうち、少なくとも1つのフライト板が小径部内にあ
る。
【0007】さらに、小径部内面とフライト板外面の間
隙が、両者の水密性を保ちうる大きさとなされているか
ら、搬送パイプとフライト板の間から搬送物が漏れる恐
れがない。
隙が、両者の水密性を保ちうる大きさとなされているか
ら、搬送パイプとフライト板の間から搬送物が漏れる恐
れがない。
【0008】また、搬送パイプの小径部以外の部分が、
大径部となされているから、搬送パイプ内面とフライト
板外面間の摩擦抵抗力が小さい。
大径部となされているから、搬送パイプ内面とフライト
板外面間の摩擦抵抗力が小さい。
【0009】
【実施例】この発明の実施例を、図面を参照してつぎに
説明する。
説明する。
【0010】エレベーティングコンベヤは、図1に示す
ように、高所H1 および低所H2 を通ってのびるように
配置されている搬送パイプ11と、高所H1 に配置されて
いる駆動スプロケット12と、搬送パイプ11内を通って循
環しうるように配置されかつスプロケット12に巻き掛け
られているループ部材13と、ループ部材13に所定間隔を
おいて取付けられている複数のフライト板14とを備えて
いる。
ように、高所H1 および低所H2 を通ってのびるように
配置されている搬送パイプ11と、高所H1 に配置されて
いる駆動スプロケット12と、搬送パイプ11内を通って循
環しうるように配置されかつスプロケット12に巻き掛け
られているループ部材13と、ループ部材13に所定間隔を
おいて取付けられている複数のフライト板14とを備えて
いる。
【0011】高所H1 は、低所H2 の前斜め上にある。
高所H1 および低所H2 のレベル差は、必要に応じて設
定されるが、実用的には最大30〜50mである。
高所H1 および低所H2 のレベル差は、必要に応じて設
定されるが、実用的には最大30〜50mである。
【0012】搬送パイプ11の高所H1 に下向き排出口21
が、その低所H2 に上向き投入口22がそれぞれ設けられ
ている。排出口21の下方には、排出シュート23がその上
端開口を排出口21に臨ませるように配置されている。投
入口22には投入シュート24の下端開口が接続されてい
る。
が、その低所H2 に上向き投入口22がそれぞれ設けられ
ている。排出口21の下方には、排出シュート23がその上
端開口を排出口21に臨ませるように配置されている。投
入口22には投入シュート24の下端開口が接続されてい
る。
【0013】搬送パイプ11は、送り側経路11Aおよび戻
り側経路11Bを有している。送り側経路11Aおよび戻り
側経路11Bは、複数種類のパイプ部材をフランジを介し
て接続することにより形成されている。すなわち、送り
側経路11Aは、投入口22から前向きにのびた下水平部25
と、下水平部25の前端からL字屈曲部26を介して上向き
にのびた後垂直部27と、後垂直部27の上端からL字屈曲
部26を介して前向きにのびた上水平部28と、上水平部28
の前端からL字屈曲部26を介して下向きにのびた前垂直
部29とよりなる。前垂直部29の前半分は、排出口21を形
成するように切欠かれている。戻り側経路11Bは、送り
側経路11Aの前垂直部29の前方を間隔をおいて上向きに
のびた前垂直部31と、前垂直部31の上端からL字屈曲部
26を介して後向きにのびた上水平部32と、上水平部32の
後端からL字屈曲部26を介して下向きにのび、途中で左
向きに折曲げられているS字屈曲部33と、送り側経路11
Aの下水平部25の左方をこれと平行に、S字屈曲部33の
下端からL字屈曲部26を介して後向きにのびた下水平部
34と、下水平部34の後端と送り側経路11Aの下水平部25
の後端を連絡している互いに接続された2つのL字屈曲
部26とよりなる。全てのL字屈曲部26およびS字屈曲部
33の局率は同一である。
り側経路11Bを有している。送り側経路11Aおよび戻り
側経路11Bは、複数種類のパイプ部材をフランジを介し
て接続することにより形成されている。すなわち、送り
側経路11Aは、投入口22から前向きにのびた下水平部25
と、下水平部25の前端からL字屈曲部26を介して上向き
にのびた後垂直部27と、後垂直部27の上端からL字屈曲
部26を介して前向きにのびた上水平部28と、上水平部28
の前端からL字屈曲部26を介して下向きにのびた前垂直
部29とよりなる。前垂直部29の前半分は、排出口21を形
成するように切欠かれている。戻り側経路11Bは、送り
側経路11Aの前垂直部29の前方を間隔をおいて上向きに
のびた前垂直部31と、前垂直部31の上端からL字屈曲部
26を介して後向きにのびた上水平部32と、上水平部32の
後端からL字屈曲部26を介して下向きにのび、途中で左
向きに折曲げられているS字屈曲部33と、送り側経路11
Aの下水平部25の左方をこれと平行に、S字屈曲部33の
下端からL字屈曲部26を介して後向きにのびた下水平部
34と、下水平部34の後端と送り側経路11Aの下水平部25
の後端を連絡している互いに接続された2つのL字屈曲
部26とよりなる。全てのL字屈曲部26およびS字屈曲部
33の局率は同一である。
【0014】図6を参照すると、送り側経路11Aの下水
平部25には、所定の長さLをもつ小径部35が形成されて
いる。この部分以外の経路の全ては、大径部36となさ
れ、小径部35と大径部36の境界にはテーパ部37が形成さ
れている。
平部25には、所定の長さLをもつ小径部35が形成されて
いる。この部分以外の経路の全ては、大径部36となさ
れ、小径部35と大径部36の境界にはテーパ部37が形成さ
れている。
【0015】送り側経路11Aの下水平部25を形成してい
るパイプ部材は、耐摩耗性材料、例えば合成樹脂、セラ
ミックで形成され、これ以外のパイプ部材は鉄で形成さ
れている。
るパイプ部材は、耐摩耗性材料、例えば合成樹脂、セラ
ミックで形成され、これ以外のパイプ部材は鉄で形成さ
れている。
【0016】スプロケットは、図2および図3に詳しく
示すように、送り側経路11Aの前垂直部29と戻り側経路
11Bの前垂直部31の間を左右方向にのびた水平回転軸41
に取付けられているボス42と、これより90度の等間隔
で放射状にのびた4つのアーム43と、各アーム43の先端
部に設けられているフォーク状歯44とを有している。回
転軸41は、同両前垂直部29,31の左右両側において軸受
45でそれぞれ支持されている。回転軸41の右端部にはモ
ータ46の出力軸がカップリング47を介して連結されてい
る。歯44のピッチサークル径Dは、上記局率Rの2倍で
ある。
示すように、送り側経路11Aの前垂直部29と戻り側経路
11Bの前垂直部31の間を左右方向にのびた水平回転軸41
に取付けられているボス42と、これより90度の等間隔
で放射状にのびた4つのアーム43と、各アーム43の先端
部に設けられているフォーク状歯44とを有している。回
転軸41は、同両前垂直部29,31の左右両側において軸受
45でそれぞれ支持されている。回転軸41の右端部にはモ
ータ46の出力軸がカップリング47を介して連結されてい
る。歯44のピッチサークル径Dは、上記局率Rの2倍で
ある。
【0017】ループ部材13は、長短2種の多数のロッド
51,52で構成されている。図4および図5に詳細に示す
ように、長ロッド51の両端面には一文字状の切欠溝53が
それぞれ形成されている。両切欠溝53の両側壁にはピン
固定孔54が同心状に形成されている。長ロッド51の外面
長さの中央部にはフランジ状のスプロケット被係合部55
が設けられている。被係合部55の外面には環状のフライ
ト板取付溝56が形成されている。取付溝56の両側壁には
ピン挿入孔57が4つずつ等間隔で両側壁に同じ様に形成
されている。短ロッド52の端面にも、長ロッド51と同じ
ように、切欠溝58およびピン固定孔59が形成されてい
る。
51,52で構成されている。図4および図5に詳細に示す
ように、長ロッド51の両端面には一文字状の切欠溝53が
それぞれ形成されている。両切欠溝53の両側壁にはピン
固定孔54が同心状に形成されている。長ロッド51の外面
長さの中央部にはフランジ状のスプロケット被係合部55
が設けられている。被係合部55の外面には環状のフライ
ト板取付溝56が形成されている。取付溝56の両側壁には
ピン挿入孔57が4つずつ等間隔で両側壁に同じ様に形成
されている。短ロッド52の端面にも、長ロッド51と同じ
ように、切欠溝58およびピン固定孔59が形成されてい
る。
【0018】長短のロッド51,52は1つ置き交互に端部
同士突き合わせるようにエンドレスに並べられ、長短の
ロッド51,52の相対する端部において、互いに連結され
た2つの楕円状リング61によって長短のロッド51,52が
連結されている。すなわち、2つの楕円状リング61の一
方が長ロッド51の切欠溝53に、その他方が短ロッド52の
切欠溝57にそれぞれはめ込まれ、2つの連結ピン62が2
つのリング61に通されるように長短ロッド51,52のピン
固定孔54,59に打ち込まれている。
同士突き合わせるようにエンドレスに並べられ、長短の
ロッド51,52の相対する端部において、互いに連結され
た2つの楕円状リング61によって長短のロッド51,52が
連結されている。すなわち、2つの楕円状リング61の一
方が長ロッド51の切欠溝53に、その他方が短ロッド52の
切欠溝57にそれぞれはめ込まれ、2つの連結ピン62が2
つのリング61に通されるように長短ロッド51,52のピン
固定孔54,59に打ち込まれている。
【0019】上記のように長短のロッド51,52が連結さ
れた状態で両ロッド51,52の隙間は、実質的に零に等し
く設定されている(勿論、製造上の誤差を考慮しての隙
間は必要である)。これを詳しく説明すると、長ロッド
51の切欠溝53にはめ込まれたリング61の外面の一端部61
aは、長ロッド51の切欠溝53の底53aに当接させられ、
同リング61の外面の他端部61bは短ロッド52の端面52a
に当接させられている。短ロッド52の切欠溝57にはめ込
まれたリング61についても、同様である(符号参照)。
さらに、互いに連結された2つのリング61の連結端内面
61c同士が当接させられている。
れた状態で両ロッド51,52の隙間は、実質的に零に等し
く設定されている(勿論、製造上の誤差を考慮しての隙
間は必要である)。これを詳しく説明すると、長ロッド
51の切欠溝53にはめ込まれたリング61の外面の一端部61
aは、長ロッド51の切欠溝53の底53aに当接させられ、
同リング61の外面の他端部61bは短ロッド52の端面52a
に当接させられている。短ロッド52の切欠溝57にはめ込
まれたリング61についても、同様である(符号参照)。
さらに、互いに連結された2つのリング61の連結端内面
61c同士が当接させられている。
【0020】フライト板14は、合成樹脂のような耐摩耗
性材料で半円環状に形成された2つの分割片71よりな
る。両分割片71は、取付溝56にはめ込まれ、合体させら
れて円環状をなしている。両分割片71のピン挿入孔57と
対応するか所にはゴムブッシュ72が貫通状に取付けられ
ている。ピン挿入孔57を通して係合ピン73がゴムブッシ
ュ72に強制的に押し込まれている。ゴムブッシュ72の摩
擦抵抗力により、ゴムブッシュ72から係合ピン73が不用
意に抜け出すことが防止され、これにより、両分割片71
の長ロッド51への取付けが果たされている。係合ピン73
のゴムブッシュへ72の着脱により、フライト板14の交換
が簡単に行える。
性材料で半円環状に形成された2つの分割片71よりな
る。両分割片71は、取付溝56にはめ込まれ、合体させら
れて円環状をなしている。両分割片71のピン挿入孔57と
対応するか所にはゴムブッシュ72が貫通状に取付けられ
ている。ピン挿入孔57を通して係合ピン73がゴムブッシ
ュ72に強制的に押し込まれている。ゴムブッシュ72の摩
擦抵抗力により、ゴムブッシュ72から係合ピン73が不用
意に抜け出すことが防止され、これにより、両分割片71
の長ロッド51への取付けが果たされている。係合ピン73
のゴムブッシュへ72の着脱により、フライト板14の交換
が簡単に行える。
【0021】図6を参照すると、搬送パイプ11の小径部
35内面とフライト板14外面の間隙は、水密性を保ち得る
大きさ、例えば、0.1〜0.2mm程度に保たれてい
る。一方、搬送パイプ11の大径部36内面とフライト板14
外面の間隙は、搬送物の漏れはできるだけ防止しうる大
きさで、両面の摩擦力をできるだけ減少させうる大き
さ、例えば4〜5mm程度に保持されている。さらに、フ
ライト板14のピッチPは、小径部35の長さLに等しい
か、これよりわずかに小さくなるように設定されてい
る。
35内面とフライト板14外面の間隙は、水密性を保ち得る
大きさ、例えば、0.1〜0.2mm程度に保たれてい
る。一方、搬送パイプ11の大径部36内面とフライト板14
外面の間隙は、搬送物の漏れはできるだけ防止しうる大
きさで、両面の摩擦力をできるだけ減少させうる大き
さ、例えば4〜5mm程度に保持されている。さらに、フ
ライト板14のピッチPは、小径部35の長さLに等しい
か、これよりわずかに小さくなるように設定されてい
る。
【0022】図7を参照して、長短のロッド51,52の長
さについて説明する。いま、隣り合う2つのフライト板
14が、長ロッド51とともに搬送パイプ11の局率Rにそう
経路Mの始点と終点に位置し、短ロッド52が同経路Mの
始点と終点の中間点に位置しているとする。この場合、
短ロッド52の軸線Nが同経路Mの接線となるように長短
のロッド51,52の長さl1 ,l2 が決められている。こ
れにより、長短のロッド51,52は、同経路M、すなわち
搬送パイプ11の軸線上を必ず移動することになり、両ロ
ッド51,52間の隙間が零であるため、両ロッド51,52が
搬送パイプの軸線に対し傾斜させられることがなく、し
たがって、フライト板14が倒れる恐れがない。
さについて説明する。いま、隣り合う2つのフライト板
14が、長ロッド51とともに搬送パイプ11の局率Rにそう
経路Mの始点と終点に位置し、短ロッド52が同経路Mの
始点と終点の中間点に位置しているとする。この場合、
短ロッド52の軸線Nが同経路Mの接線となるように長短
のロッド51,52の長さl1 ,l2 が決められている。こ
れにより、長短のロッド51,52は、同経路M、すなわち
搬送パイプ11の軸線上を必ず移動することになり、両ロ
ッド51,52間の隙間が零であるため、両ロッド51,52が
搬送パイプの軸線に対し傾斜させられることがなく、し
たがって、フライト板14が倒れる恐れがない。
【0023】モータ46によってスプロケット12を回転駆
動すると、スプロケット12の歯44が長ロッド51を挟んだ
状態でその被係合部55に係合して(図2および図3参
照)、これを押動することにより、フライト板14が順次
投入口22から搬送経路にそって排出口21に向かって移動
させられていく。
動すると、スプロケット12の歯44が長ロッド51を挟んだ
状態でその被係合部55に係合して(図2および図3参
照)、これを押動することにより、フライト板14が順次
投入口22から搬送経路にそって排出口21に向かって移動
させられていく。
【0024】投入口22から投入された搬送物は、そこに
差し掛かったフライト板14によって搬送経路にそって押
動されていき、排出口21まで至ると、そこから排出され
る。
差し掛かったフライト板14によって搬送経路にそって押
動されていき、排出口21まで至ると、そこから排出され
る。
【0025】搬送物が水を多量に含むようなものである
場合、搬送パイプ11の小径部35をフライト板14が搬送物
を搬送しながら移動する際、上記のように、両者の間隙
が水密性を保ち得るように設定されているため、搬送物
が両者の間隙を漏れる恐れが無い。そのため、搬送物は
漏れなく確実に小径部35を通過させられる。小径部35を
通過させられた搬送物がその搬送方向下流の大径部36に
差し掛かると、そこでは搬送パイプ11とフライト板14の
間から搬送物が漏れる恐れがあるが、その搬送方向上流
側からは小径部35を通過させられた搬送物が送られてく
るため、確実に下流に向かって搬送されていく。
場合、搬送パイプ11の小径部35をフライト板14が搬送物
を搬送しながら移動する際、上記のように、両者の間隙
が水密性を保ち得るように設定されているため、搬送物
が両者の間隙を漏れる恐れが無い。そのため、搬送物は
漏れなく確実に小径部35を通過させられる。小径部35を
通過させられた搬送物がその搬送方向下流の大径部36に
差し掛かると、そこでは搬送パイプ11とフライト板14の
間から搬送物が漏れる恐れがあるが、その搬送方向上流
側からは小径部35を通過させられた搬送物が送られてく
るため、確実に下流に向かって搬送されていく。
【0026】
【発明の効果】この発明によれば、搬送パイプ内を移動
させられる複数のフライト板のうち、少なくとも1つの
フライト板が小径部内にあるし、搬送パイプとフライト
板の間から搬送物が漏れる恐れがないから、搬送物を確
実に搬送することができる。
させられる複数のフライト板のうち、少なくとも1つの
フライト板が小径部内にあるし、搬送パイプとフライト
板の間から搬送物が漏れる恐れがないから、搬送物を確
実に搬送することができる。
【0027】また、搬送パイプ内面とフライト板外面間
の摩擦抵抗力が小さいから、小さい動力でフライト板を
駆動することができる。
の摩擦抵抗力が小さいから、小さい動力でフライト板を
駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるコンベヤの斜視図である。
【図2】同コンベヤの駆動スプロケットおよびその周辺
部の側面図である。
部の側面図である。
【図3】図2のIII ーIII 線にそう断面図である。
【図4】同コンベヤのロッドおよびフライト板の分解斜
視図である。
視図である。
【図5】同ロッドの連結端部の側面図である。
【図6】同コンベヤの搬送パイプの小径部およびその周
辺部の縦断面図である。
辺部の縦断面図である。
【図7】同搬送パイプの屈曲部およびその周辺部の縦断
面図である。
面図である。
11 搬送パイプ 13 ループ部材 14 フライト板 21 排出口 22 投入口 35 搬送パイプ小径部 36 搬送パイプ大径部 51 長ロッド 52 短ロッド 56 取付溝 71 分割片 73 係合ピン
Claims (1)
- 【請求項1】 高所H1 および低所H2 を通ってのびる
ように配置されかつ高所H1 に排出口21が、低所H2 に
投入口22がそれぞれ設けられている搬送パイプ11と、 搬送パイプ11内を通って循環しうるように配置されかつ
複数のフライト板14が所定ピッチPで取付けられている
屈曲自在な駆動ループ部材13と、 を備えているエレベーティングコンベヤにおいて、 搬送パイプ11の投入口22の近くに小径部35が設けられ、
小径部35の長さLが、フライト板14のピッチP以上とな
され、小径部35内面とフライト板14外面の間隙が、両者
の水密性を保ちうる大きさとなされ、搬送パイプ11の小
径部35以外の部分が、大径部36となされている、 ことを特徴とするエレベーティングコンベヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5078269A JPH0825607B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | エレベーティングコンベヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5078269A JPH0825607B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | エレベーティングコンベヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06286835A true JPH06286835A (ja) | 1994-10-11 |
JPH0825607B2 JPH0825607B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=13657267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5078269A Expired - Lifetime JPH0825607B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | エレベーティングコンベヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0825607B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100646772B1 (ko) * | 2006-08-07 | 2006-11-23 | 중앙종합기계 주식회사 | 파이프라인형 체인 컨베이어 |
CN112173755A (zh) * | 2020-09-17 | 2021-01-05 | 五河县顺鹏农副产品有限公司 | 一种面粉加工用小麦提升设备 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6229451U (ja) * | 1985-08-06 | 1987-02-23 | ||
JPH0243117A (ja) * | 1988-08-04 | 1990-02-13 | Tokyu Constr Co Ltd | 移送装置 |
-
1993
- 1993-04-05 JP JP5078269A patent/JPH0825607B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6229451U (ja) * | 1985-08-06 | 1987-02-23 | ||
JPH0243117A (ja) * | 1988-08-04 | 1990-02-13 | Tokyu Constr Co Ltd | 移送装置 |
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KR100646772B1 (ko) * | 2006-08-07 | 2006-11-23 | 중앙종합기계 주식회사 | 파이프라인형 체인 컨베이어 |
CN112173755A (zh) * | 2020-09-17 | 2021-01-05 | 五河县顺鹏农副产品有限公司 | 一种面粉加工用小麦提升设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0825607B2 (ja) | 1996-03-13 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960827 |