JPH06286792A - 点検窓及びこれを装着した流体収納装置 - Google Patents

点検窓及びこれを装着した流体収納装置

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JPH06286792A
JPH06286792A JP5071374A JP7137493A JPH06286792A JP H06286792 A JPH06286792 A JP H06286792A JP 5071374 A JP5071374 A JP 5071374A JP 7137493 A JP7137493 A JP 7137493A JP H06286792 A JPH06286792 A JP H06286792A
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JP
Japan
Prior art keywords
glass plate
frame body
inspection window
frame
hole
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Pending
Application number
JP5071374A
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English (en)
Inventor
Koichi Imai
浩一 今井
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IMAOKA MOORUDEINGU KK
Original Assignee
IMAOKA MOORUDEINGU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数、製造工程を低減し得る点検窓及び
これを装着した流体収納装置を提供する。 【構成】 弾性を有する合成樹脂により形成された枠体
17によってガラス板16をその周側面と両端面の周縁
部との三方から囲繞することにより点検窓15を得る。
また、この点検窓15を流体容器1に固定するために、
液体容器1に流体収納部2に接続されて外部に向けて開
口する通孔5を形成し、ガラス板16の一端面に対向さ
せて環状のシール部材7を支える受け座10と枠体17
の一端面が取り付けられる取付座11とを通孔5の開口
面の周囲に位置させて液体容器1に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄えられた流体の状態
を確認する点検窓及びこれを装着した流体収納装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、収納された流体の残量或いは状態
を確認するために点検窓を具備する流体容器がある。流
体は目的に応じて種々のものがあり、耐熱性、耐油性、
耐薬品性等が求められることが多々あり、このために点
検窓に透明なガラス板が多用されている。
【0003】その第一の従来例を図4に示す。図中、1
は流体容器である。この例における流体容器1は自動車
のクーラーに利用されるもので、フロンR12、フロン
134A等の冷媒を収納する流体収納部2を有する。こ
の流体容器1には、凝縮器(図示せず)から給送される
冷媒を導入する導入口3と、冷媒を膨張弁(図示せず)
を介して蒸発器(図示せず)に排出する排出口4と、流
体収納部2に接続された通孔5とが形成されている。通
孔5の端部には拡開凹部6が形成され、この拡開凹部6
には、Oリング7と、透明なガラス板8が熱溶着された
金属リング9とが挿入され、拡開凹部6の周縁を内方に
加締めることにより金属リング9が固定されている。O
リング7は通孔5の開口面の周囲に形成された平坦な受
け座10と金属リング9との間に挾持され、金属リング
9の周囲は拡開凹部6の側面から外側に拡開する取付座
11に支えられている。これにより、ガラス板8及び通
孔5を通して内部の状態が確認される。
【0004】次に、第二の従来例を図5に示す。図4に
おいて説明した部分と同一構造の部分については同一符
号を用い説明も省略する。図5は流体容器1の一部を示
すもので、拡開凹部6に挿入されたOリング7とリング
状のパッキング12とガラス板8とは、拡開凹部6の内
周面に螺合されたリング状の押え螺子13により固定さ
れている。Oリング7は受け座10とガラス板8との間
に挾持され、ガラス板8の周囲は拡開凹部6の側面から
外側に拡開する取付座11にパッキング12を介して支
えられている。
【0005】さらに、第三の従来例を図6に示す。図6
も流体容器1の一部を示すもので、拡開凹部6には、O
リング7とパッキング12とガラス板8と押えリング1
4とが順次挿入され、これらは拡開凹部6の周縁を内側
に加締めることにより固定されている。ここでも、Oリ
ング7は受け座10とガラス板8との間で挾持され、ガ
ラス板8の周囲は拡開凹部6の側面から外側に拡開する
取付座11にパッキング12を介して支えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す第一の従来
例は、金属リング9が切削加工により形成されるため加
工費用が増加し、また、高温でガラス板8の周囲を金属
リング9に溶着するため高熱処理費が増加する。さら
に、ガラス板8は金属リング9に溶着されるまでは何ら
かの支持部材により定位置で支えておく必要があり、こ
のときに、支持部材に支えられるガラス板8の端面が熱
により軟化するため透明度が低下する問題があり、歩留
まりも低下する。
【0007】図5に示す第二の従来例は、押え螺子13
が切削加工により形成されるため加工費用が増加する。
さらに、ガラス板8を押え螺子13により取付座11に
押圧する構造であるため、ガラス板8の破損を防止する
ためには、ガラス板8と取付座11との間に緩衝材とし
てのパッキング12を必要とする。場合によっては、押
え螺子13とガラス板8との間にも緩衝材を必要とす
る。これにより、部品点数及び組立工数が増加する問題
がある。
【0008】図6に示す第三の従来例も、押えリング1
4が切削加工により形成されるため加工費用が増加す
る。さらに、ガラス板8を押えリング14により取付座
11に押圧する構造であるため、ガラス板8の破損を防
止するためには、ガラス板8と取付座11との間に緩衝
材としてのパッキング12を必要とする。これにより、
部品点数が増加し、Oリング7の他に、パッキング12
とガラス板8と押えリング14とを一つずつ拡開凹部6
にセットしなければならず、組立工数が増加する問題が
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
透明なガラス板を設け、弾性を有する合成樹脂により形
成された枠体によって前記ガラス板をその周側面と両端
面の周縁部との三方から囲繞した。
【0010】請求項2記載の発明は、透明なガラス板を
設け、弾性を有する合成樹脂により形成された枠体によ
って前記ガラス板をその周側面と両端面の周縁部との三
方から囲繞してなる点検窓を設け、流体収納部が内部に
形成された液体容器に、前記流体収納部に接続されて外
部に向けて開口する通孔を形成し、前記ガラス板の一端
面に対向させて環状のシール部材を支える受け座と前記
枠体の一端面が取り付けられる取付座とを前記通孔の開
口面の周囲に位置させて前記液体容器に形成した。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明は、ガラス板を囲繞する枠
体を弾性を有する合成樹脂で形成することにより、緩衝
材を介在させることなく枠体を流体容器に直接固定する
ことができ、これにより、点検窓の部品点数を少なくす
ることができる。また、ガラス板の周側面と両端面の周
縁部とを枠体で囲繞する構造であるため、成形金型にガ
ラス板をセットして枠体を成形する工法の採用が可能と
なり、このインサート成形により枠体とガラス板とを一
体に結合して点検窓の製造工程を短縮することが可能と
なる。
【0012】請求項2記載の発明は、ガラス板を囲繞す
る枠体の一端面を流体容器の取付座に固定するが、合成
樹脂製の枠体自身の弾性により、緩衝材を介在させるこ
となく枠体を取付座に直接固定することができ、これに
より、部品点数を少なくすることができる。また、ガラ
ス板の周側面と両端面の周縁部とを枠体で囲繞する構造
であるため、成形金型にガラス板をセットして枠体を成
形する工法の採用が可能となり、このインサート成形に
より枠体とガラス板とを一体に結合して点検窓の製造工
程を短縮することができる。さらに、ガラス板と枠体と
は一つの部品として一体に結合されているため、流体容
器に対する組立作業性をも簡略化することが可能とな
る。
【0013】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1に基づいて説明
する。流体容器1の構造は基本的に従来例と同様である
ので、同一部分は同一符号を用いて説明する。本実施例
においても、流体容器1は自動車のクーラーに利用され
るもので、フロンR12、フロン134A等の冷媒を有
する流体収納部2を有する。この流体容器1には、冷媒
を導入する導入口3と、冷媒を排出する排出口4と、流
体収納部2に接続された通孔5とが形成されている。通
孔5の端部には拡開凹部6が形成され、この拡開凹部6
の底部には通孔5の開口面の周囲に位置する受け座10
が形成され、拡開凹部6の内周面には外側に拡開する取
付座11が形成されている。
【0014】次いで、拡開凹部6に装着される点検窓1
5が設けられている。この点検窓15は、透明なガラス
板16を成形金型のキャビティ(図示せず)にセット
し、そのキャビティに弾性を有する合成樹脂を射出する
ことにより、ガラス板16の全周側面と両端面の周縁部
との三方が合成樹脂製の枠体17により囲繞された形で
形成される。
【0015】この点検窓15はシール部材としてのOリ
ング7とともに拡開凹部6に挿入され、拡開凹部6の周
縁を内方に加締めることにより固定されている。この状
態では、Oリング7はガラス板16の一端面(下面)と
受け座10との間で挾持され、枠体17の一端面(下
面)は取付座11に直接固定されている。
【0016】このような構成において、枠体17は取付
座11に位置決めされるため、拡開凹部6の周縁を内方
に加締めるときにOリング7を過剰に圧縮することなく
強固に枠体17を固定することができる。この状態で
は、流体容器1内の冷媒はOリング7により枠体17側
に回り込むことがなく、したがって、合成樹脂製の枠体
17が変質或いは劣化することはない。このことは、流
体容器1に冷媒以外の他の流体を収納した場合にも言え
ることである。また、流体容器1の内部の流体の残量或
いは状態はガラス板16及び通孔5を通して確認され
る。
【0017】なお、流体容器1の拡開凹部6の周縁を内
方に加締める方法において、枠体17を強固に固定する
には、図2に示すように、枠体17の周縁に傾斜部17
aを形成することが好ましい。この場合、枠体17の両
端面の周縁に対称的に傾斜部17aを形成することによ
り、拡開凹部6に対し枠体17を上下何れの方向からも
挿入することができる。これにより、組立時の煩雑さを
解消することができる。この場合には、取付座11の周
縁に多少の曲面が形成されていたとしても、枠体17を
取付座11に密着させることができる。
【0018】次いで、本発明の第二の実施例を図3に基
づいて説明する。図3は流体容器18の一部を示すもの
で、この流体容器18の端面には、通孔5の開口面の周
囲に位置してOリング7を支える受け座10と、後述す
る枠体を支える取付座19と、この取付座19に位置す
る複数の螺子孔20とが形成されている。この流体容器
18の他の部分の構造は図1に示す流体容器1の構造と
基本的に同一であるので説明も省略する。
【0019】次いで、流体容器18の取付座19に取り
付けられる点検窓21が設けられている。この点検窓2
1も、透明なガラス板16を成形金型のキャビティ(図
示せず)にセットし、そのキャビティに弾性を有する合
成樹脂を射出することにより、ガラス板16の全周側面
と両端面の周縁部との三方が合成樹脂製の枠体22によ
り囲繞された形で形成される。この枠体22は外側に突
出する拡開部23を有し、この拡開部23には流体容器
18の螺子孔20に対応する取付孔24が形成されてい
る。そして、これらの取付孔24に通した取付螺子25
を螺子孔20に螺合することにより、枠体22の一端面
(下面)が取付座19に固定されている。この状態で
は、Oリング7はガラス板16の一端面(下面)と受け
座10との間で挾持されている。
【0020】本実施例は、流体容器18に対する枠体2
2の取付構造のみが前記実施例と異なるが、その他の作
用は前記実施例と同様である。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、透明なガラス板
を設け、弾性を有する合成樹脂により形成された枠体に
よって前記ガラス板をその周側面と両端面の周縁部との
三方から囲繞したので、ガラス板を囲繞する枠体を弾性
を有する合成樹脂で形成することにより、緩衝材を介在
させることなく枠体を流体容器に直接固定することがで
き、これにより、点検窓の部品点数を少なくすることが
でき、また、ガラス板の周側面と両端面の周縁部とを枠
体で囲繞する構造であるため、成形金型にガラス板をセ
ットして枠体を成形する工法の採用が可能となり、この
インサート成形により枠体とガラス板とを一体に結合し
て点検窓の製造工程を短縮することができる等の効果を
有する。
【0022】請求項2記載の発明は、透明なガラス板を
設け、弾性を有する合成樹脂により形成された枠体によ
って前記ガラス板をその周側面と両端面の周縁部との三
方から囲繞してなる点検窓を設け、流体収納部が内部に
形成された液体容器に、前記流体収納部に接続されて外
部に向けて開口する通孔を形成し、前記ガラス板の一端
面に対向させて環状のシール部材を支える受け座と前記
枠体の一端面が取り付けられる取付座とを前記通孔の開
口面の周囲に位置させて前記液体容器に形成したので、
ガラス板を囲繞する枠体の一端面を流体容器の取付座に
固定するが、合成樹脂製の枠体自身の弾性により、緩衝
材を介在させることなく枠体を取付座に直接固定するこ
とができ、これにより、部品点数を少なくすることがで
き、また、ガラス板の周側面と両端面の周縁部とを枠体
で囲繞する構造であるため、成形金型にガラス板をセッ
トして枠体を成形する工法の採用が可能となり、このイ
ンサート成形により枠体とガラス板とを一体に結合して
点検窓の製造工程を短縮することができ、さらに、ガラ
ス板と枠体とは一つの部品として一体に結合されている
ため、流体容器に対する組立作業性をも簡略化すること
ができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示すもので、一部を断
面にした正面図である。
【図2】点検窓の変形例を示す縦断正面図である。
【図3】本発明の第二の実施例を示す一部の縦断正面図
である。
【図4】第一の従来例を示すもので、一部を断面にした
正面図である。
【図5】第二の従来例を示す一部の縦断正面図である。
【図6】第三の従来例を示す一部の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 流体容器 2 流体収納部 5 通孔 7 シール部材 10 受け座 11 取付座 15 点検窓 16 ガラス板 17 枠体 18 流体容器 19 取付座 21 点検窓 22 枠体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明なガラス板を設け、弾性を有する合
    成樹脂により形成された枠体によって前記ガラス板をそ
    の周側面と両端面の周縁部との三方から囲繞したことを
    特徴とする点検窓。
  2. 【請求項2】 透明なガラス板を設け、弾性を有する合
    成樹脂により形成された枠体によって前記ガラス板をそ
    の周側面と両端面の周縁部との三方から囲繞してなる点
    検窓を設け、流体収納部が内部に形成された液体容器
    に、前記流体収納部に接続されて外部に向けて開口する
    通孔を形成し、前記ガラス板の一端面に対向させて環状
    のシール部材を支える受け座と前記枠体の一端面が取り
    付けられる取付座とを前記通孔の開口面の周囲に位置さ
    せて前記液体容器に形成したことを特徴とする流体収納
    装置。
JP5071374A 1993-03-30 1993-03-30 点検窓及びこれを装着した流体収納装置 Pending JPH06286792A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4105390B2 (ja) * 1998-01-19 2008-06-25 モー,ウルリヒ 細胞または組織成分を培養するための培養装置および方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4105390B2 (ja) * 1998-01-19 2008-06-25 モー,ウルリヒ 細胞または組織成分を培養するための培養装置および方法

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