JPH06286566A - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置

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JPH06286566A
JPH06286566A JP5096740A JP9674093A JPH06286566A JP H06286566 A JPH06286566 A JP H06286566A JP 5096740 A JP5096740 A JP 5096740A JP 9674093 A JP9674093 A JP 9674093A JP H06286566 A JPH06286566 A JP H06286566A
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JP
Japan
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gas generator
storage container
heat insulating
base lower
gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP5096740A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Kogure
暮 雅 明 小
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Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス発生器の作動時の発熱による収納容器の
ベースロアーのガス発生器との接触部の溶融を防止して
ガス発生器の脱落を防止する。 【構成】 収納容器12を構成するベースロアー6の側
部6b側の差込み用開口20の周縁部とガス発生器5と
の接触部に、ガス発生器5の胴部5cに外嵌される円筒
部31a及び端末カバー5bの内側に接触するフランジ
部32aを有する断熱部材30aを介挿する。ベースロ
アー6の側部6c側のボルト挿通用穴21の周縁部とガ
ス発生器5の外側との接触部に、ガス発生器5のボルト
部5dに外嵌される円筒部31b及び胴部5cの外側に
接触するフランジ部32bを有する断熱部材30bを介
挿する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両等の衝突の際に乗員
を保護するエアバッグ装置に関し、更に詳細に説明する
と、上部が開放された収納容器に収納されるガス発生器
と、該ガス発生器の作動時にガスを流入させるように収
納容器に固着されるエアバッグ本体とを備えたエアバッ
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両等の乗員の保護装置とし
てエアバッグ装置が知られている。このエアバッグ装置
としては、実開平2−38860号公報、特公昭56−
43890号公報、更には実開昭61−185642号
公報等が存在する。
【0003】これを図4を用いて説明すると、図中符号
1で示すエアバッグ装置は、車両のインストルメントパ
ネル2内に上部を近接させた状態で配設される。該エア
バッグ装置1は、インストルメントパネル2内でステア
リングメンバー3に設けた支持アーム4に固着され、且
つガス発生器5が収納される収納容器となる合成樹脂製
のベースロアー6を備えている。また、該ベースロアー
6には、前記ガス発生器5の作動時に噴出されるガスが
流入されるようにエアバッグ本体7が固着されている。
【0004】更に、ベースロアー6の上端部には、エア
バッグ本体7を折畳み収納した状態で覆うエアバッグカ
バー8が取付けられている。そして、衝突時等におい
て、ガス発生器5からのガスの流入によりエアバッグ本
体7が膨張し、且つ該カバー8が開放され、エアバッグ
本体7が膨出することにより、乗員を保護するように構
成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記従来の
エアバッグ装置1にあっては、ガス発生器5を収納する
ベースロアー6が合成樹脂材で構成されているため、衝
突時におけるガス発生器5の作動時に、ガス発生器5で
比較的高温(例えば350℃)の発熱が生じることか
ら、この発熱によってベースロアー6のガス発生器5と
の接触部が溶融して、ガス発生器5がベースロアー6か
ら脱落する虞れがある。
【0006】この未解決の課題を解決するために、ベー
スロアー6を耐熱性のある金属で形成することが考えら
れるが、この場合にはその成形工程が複雑となると共に
重量も増加することから、低コスト且つ軽量化の要求に
は応えることができないという課題がある。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みて成された
ものであり、ガス発生器の作動時に収納容器が溶融して
も、ガス発生器の脱落を確実に防止することができるエ
アバッグ装置を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係るエアバッグ装置は、ガス噴出用開口
が形成されている収納容器と、該収納容器の一方の側面
に形成された開口から差込まれ且つ差込み側の先端に設
けたボルト部を他方の側面に形成したボルト挿通用穴を
通してナット部材により締付け固定されるガス発生器
と、該ガス発生器の作動時に該ガス発生器から噴出され
るガスが前記ガス噴出用開口を介して流入されるように
前記収納容器に固着されているエアバッグ本体とを備え
ており、前記収納容器と前記ガス発生器との接触部に断
熱部材を介挿したことを特徴とする。
【0009】また、本発明の断熱部材は、収納容器の開
口またはボルト挿通用穴に内嵌される円筒部と、その一
端側に形成されたフランジ部とで構成されていることを
特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、ガス発生器を収納する収納容
器のガス発生器を挿通支持する側面とこれに接触するガ
ス発生器との間に断熱部材が介挿されているので、ガス
発生器の作動時に比較的高温の発熱が生じたとしても、
その発熱が収納容器に伝達されることを断熱部材で阻止
することができ、収納容器のガス発生器との接触部の溶
融を確実に防止してガス発生器の脱落を確実に防止する
ことができる。また、耐熱部材を円筒部とフランジ部と
で一体形成することにより、収納容器またはガス発生器
への装着を容易に行うことができる。
【0011】
【実施例】図1及び図2は本発明に係るエアバッグ装置
の一実施例を示すものであり、これらの図において、前
述した図3と同一または相当する部分には同一符号を付
して詳細な説明はこれを省略する。
【0012】エアバッグ装置1の収納容器12は、本実
施例ではベースロアー6と、ベースアッパー10とから
形成されているが、ベースロアー6のみから形成するこ
ともできる。ベースロアー6は上部を開放した断面U字
状の胴部6aと、その両端部6b,6cとが合成樹脂材
より一体に形成されている。ベースアッパー10はベー
スロアー6の上部開口6dを閉塞するように組合わされ
ると共に上側面側縁部分10aを残した中央部分にガス
噴出用開口11が形成されている。
【0013】またエアバッグ装置1は、図3で示すと同
様に、ガス発生器5が収納されている収納容器12と、
ガス発生器5から作動時に噴出されるガスがガス噴出用
開口10aを介して流入されるようにベースアッパー1
0の上側面上に固着されているエアバッグ本体7と、該
エアバッグ本体7を折畳み収納した状態でベースアッパ
ー10上側面に被冠して取付けられるエアバッグカバー
8を備えている。
【0014】また、収納容器12を構成するベースアッ
パー10の側部側縁部10bを、ベースロアー6の上部
開口6dに嵌合状態で組付け、ビス13で固着させる。
尚、収納容器12を構成するベースロアー6と、ベース
アッパー10は図示の構成のものに限定されるものでは
ない。
【0015】また、ベースロアー6の胴部6aの底部内
周面に、ガス発生器5の胴体部外周を収納容器12への
差込み方向と直交する方向から接触することで、これを
支える支え部を設けることができる。
【0016】さて、本発明によれば、上述した構成によ
るエアバッグ装置1において、ガス発生器5と収納容器
12を構成するベースロアー6の両側部6b及び6cと
の接触部に例えばアラミド紙で形成された断熱部材30
a及び30bが介挿されていることに特徴を有してい
る。
【0017】即ち、図2に示す如く、ベースロアー6の
側部6bには、ガス発生器5の胴部5cを挿通する差込
み用開口20が穿設されていると共に、側部6cには、
ガス発生器5のボルト部5dが挿通されるボルト挿通用
穴21が穿設されている。
【0018】一方、断熱部材30aは、ガス発生器5の
胴体部5cに外嵌される円筒部31aと、この円筒部3
1aの外側に形成されたガス発生器5の端末カバー5b
の外径より大きい外径を有するフランジ部32aとが一
体形成された構成を有する。
【0019】また、断熱部材30bは、ガス発生器5の
ボルト部5dに外嵌される円筒部31bと、この円筒部
31bの内側にこれと一体に形成されたガス発生器5の
胴体部5cの外径より大きい外径を有するフランジ部3
2bとが一体形成された構成を有する。尚、図3中6d
はガス発生器5のボルト部5dに螺合するナットであ
る。
【0020】そして、このような構成では、ガス発生器
5の胴体部5cに断熱部材30aをそのフランジ部32
aを端末カバー5b側として挿通し、フランジ部32a
を端末カバー5bの内側に当接させ、次いでガス発生器
5のボルト部5dに、断熱部材30bをそのフランジ部
32bを胴体部5c側として挿通し、フランジ部32b
を胴体部5cの外側に当接させる。
【0021】このように、ガス発生器5の両端部に断熱
部材30a,30bを挿通した状態で、ガス発生器5
を、ベースロアー6の一方の側面6bの開口20から差
込んで他方の側面6cのボルト挿通用穴21に挿通さ
せ、ナット6eで固定する。
【0022】また、このような構成によって、ガス発生
器5の差込み作業性を向上させ得ると共に、従来のよう
なワッシャー等の省略による部品点数の削減が可能とな
る。
【0023】このように、ガス発生器5をベースロアー
6に差込んだ状態で、ガス発生器5の胴部5c及びボル
ト部5dが夫々耐熱部材30a及び30bを介して差込
み用開口20及びボルト挿通孔21に夫々挿通されるの
で、ボルト部5d及び胴部5cと差込み用開口20及び
ボルト挿通用穴21との間のガタを防止するパッキンの
役目をすることになり、騒音の発生を防止することがで
きる。
【0024】また車両の衝突時にこれが検出されてガス
発生器5が作動状態となって、例えば350℃の高熱を
発生する状態となっても、ガス発生器5とベースロアー
6との接触位置に断熱部材30a及び30bが介挿され
ているので、その熱量を断熱部材30a及び30bで遮
断してベースロアー6に伝達されることを確実に阻止す
ることができ、ベースロアー6のガス発生器5との接触
部の溶融を防止してガス発生器5の落下を確実に阻止す
ることができる。
【0025】尚、上記実施例においては、断熱部材30
a及び30bをアラミド紙で構成した場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、セラミック、
石綿等の他の断熱材を適用することができる。
【0026】また、上記実施例においては、断熱部材3
0a及び30bを円筒部31a,31bとフランジ部3
2a,32bとを一体成形した場合について説明した
が、これに限らず円筒部とフランジ部とを別体で構成す
るようにしてもよい。
【0027】更に、本発明は上述した実施例構造には限
定されず、エアバッグ装置1各部の形状、構造等を適宜
変形、変更し得ることは言うまでもない。例えばガス発
生器5、ベースロアー6及びベースアッパー10、更に
はリテーナやエアバッグ本体等の形状、構造等として種
々の変形例が考えられることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るエアバ
ッグ装置によれば、ガス噴出用開口が形成されている収
納容器と、該収納容器の一方の側面に形成された開口か
ら差込まれ且つ差込み側の先端に設けたボルト部を他方
の側面に形成したボルト挿通用穴を通してナット部材に
より締付け固定されるガス発生器と、該ガス発生器の作
動時に該ガス発生器から噴出されるガスが前記ガス噴出
用開口を介して流入されるように前記収納容器に固着さ
れているエアバッグ本体とを備えており、前記収納容器
とガス発生器との接触部に断熱部材を介挿した構成とし
たので、簡単な構造にもかかわらず、ガス発生器の作動
時の発熱が収納容器に伝達されることを断熱部材で確実
に阻止することができ、収納容器の溶融を確実に防止し
てガス発生器の落下を確実に防止することができるとい
う優れた効果が得られる。
【0029】また、本発明によれば、断熱部材が円筒部
とフランジ部とが一体形成されて構成されているので、
この断熱部材をガス発生器に外嵌した状態で収納容器に
装着することにより、ガス発生器と収納容器との接触部
に容易に介挿することができ、また断熱部材がガス発生
器のガタ付きを防止し、低級音の発生を防止することが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアバッグ装置の要部構成を説明
するための断面図。
【図2】本発明の収納容器としてのベースロアーの断面
図。
【図3】従来のエアバッグ装置の配設状態を説明するた
めの概略断面図。
【符号の説明】
1 エアバッグ装置 5 ガス発生
器 5a ガス噴出穴 5b 端末カバ
ー 5c 胴部 5d ボルト部 6 ベースロアー 6a 胴部 6b 側部 6c 側部 6d 上部開口 6e ナット 7 エアバッグ本体 8 エアバッ
グカバー 10 ベースアッパー 12 収納容器 20 差込み用開口 21 ボルト挿
通穴 30a 断熱部材 30b 断熱部材 31a 円筒部 31b 円筒部 32a フランジ部 32b フランジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス噴出用開口が形成されている収納容
    器と、該収納容器の一方の側面に形成された開口から差
    込まれ且つ差込み側の先端に設けたボルト部を他方の側
    面に形成したボルト挿通用穴を通してナット部材により
    締付け固定されるガス発生器と、該ガス発生器の作動時
    に該ガス発生器から噴出されるガスが前記ガス噴出用開
    口を介して流入されるように前記収納容器に固着されて
    いるエアバッグ本体とを備えており、前記収納容器と前
    記ガス発生器との接触部に断熱部材を介挿したことを特
    徴とするエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 断熱部材は、収納容器の開口またはボル
    ト挿通用穴に内嵌される円筒部と、その一端側に形成さ
    れたフランジ部とで構成されていることを特徴とする請
    求項1記載のエアバッグ装置。
JP5096740A 1993-03-31 1993-03-31 エアバッグ装置 Pending JPH06286566A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5096740A JPH06286566A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 エアバッグ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5096740A JPH06286566A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 エアバッグ装置

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JPH06286566A true JPH06286566A (ja) 1994-10-11

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ID=14173101

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JP5096740A Pending JPH06286566A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 エアバッグ装置

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JP (1) JPH06286566A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05310094A (ja) * 1991-10-19 1993-11-22 Dr Ing H C F Porsche Ag 自動車搭乗者用の拘束装置
JPH063756B2 (ja) * 1985-03-14 1994-01-12 松下電工株式会社 照明制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH063756B2 (ja) * 1985-03-14 1994-01-12 松下電工株式会社 照明制御装置
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