JPH06286213A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH06286213A
JPH06286213A JP7232793A JP7232793A JPH06286213A JP H06286213 A JPH06286213 A JP H06286213A JP 7232793 A JP7232793 A JP 7232793A JP 7232793 A JP7232793 A JP 7232793A JP H06286213 A JPH06286213 A JP H06286213A
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circuit
sub
deskew
clock
scanning
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JP7232793A
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Inventor
Hiroyuki Kaneko
裕行 兼子
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】標準解像度用のディスキュウ回路を用いて解像
度増倍を図る。 【構成】書き込み素子(WE)を複数個、主走査(MS)方向及
び副走査(SS)方向に二次元配列すると共にSS方向配列は
斜め若しくは千鳥格子配列とした書込ヘッド(HD)を有し
画データのラスタデータ(DT)を用いてWEを駆動制御する
ことにより副走査クロック(SC)に同期して所定速度でSS
方向に送られる記録体に像を形成する装置において、SS
方向に標準の解像度で書込むべく、画データの配列をHD
の素子配列に適合させて変換する複数のディスキュウ回
路(DS)11,73 と、解像度の倍増選択時にDSの動作クロッ
クをSCと同一のクロックにすると共に互いのDSは動作時
点を異ならせるべく位相をずらし各DSに与える回路72
と、解像度の倍増選択時に複数のDSを、SS方向解像度増
倍数に対応した周波数にSCを逓倍した逓倍副走査クロッ
クに同期させて順次選択し、入力DTを上記選択したDSに
転送する回路71より構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば記録体に電気潜
像や静電潜像等の潜像を形成し、これをトナーにより現
像することにより記録像を得る電子記録方式等の記録装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、記録装置としてページプリンタが
広く利用されるようになっている。このページプリンタ
には帯電させた感光ドラムにレーザビームで露光描画し
てゆくことにより潜像を形成するレーザビームプリン
タ、多数のLED(発光ダイーオドなどの発光素子)を
近接配置した書き込みヘッドを用い、帯電させた感光体
ドラムにこの書き込みヘッドにより、画データに対応し
て発光制御することで、露光描画してゆくことにより潜
像を形成するLEDプリンタ、多数のイオン放出ホール
を配設したイオンヘッドを用い、画データに対応してイ
オン放出ホールからイオンを放出させることにより、誘
電体ドラム等の記録体にイオンによる潜像を形成するイ
オンプリンタなどがある。
【0003】そして、このようにして記録体に形成され
た潜像は、トナーにより現像され、記録紙に転写してハ
ードコピーとして出力させると云ったものが主流であ
る。勿論、記録紙(記録シート)を記録体として使用
し、潜像形成、トナーによる現像、定着を経て出力され
てハードコピーとして直接得るようにした手法も可能で
はある。
【0004】ところで近年、レーザビームプリンタに代
表されるページプリンタにおいて、標準の解像度による
記録モード(標準モード)の他に、一時的に解像度を上
げることにより、記録された斜め線に生じるいわゆるジ
ャギー、すなわち、斜め線に生じる階段状のギザギザを
目立たなくする高品位モードを持たせている。
【0005】そして、ページプリンタにおいて、高品位
モードを実施させる場合に、それがレーザビームプリン
タである場合には、書き込みヘッドとしてレーザ描画装
置を用いるので、そのレーザ光の変調周期を短くするこ
とにより、主走査方向(レーザビームの走査方向)の解
像度を上げることができ、また、レーザ描画装置におけ
るレーザビームの走査に用いるポリゴンミラーの回転速
度等を変えることにより、簡単に副走査方向(紙送り方
向)の解像度も向上できる。
【0006】また、LEDプリンタである場合には、主
走査方向の解像度は書き込みヘッドを構成しているLE
Dの集積度で決まるので、解像度固定であるが、副走査
方向にはLEDの駆動周波数、すなわち、記録体に対す
る副走査の走査周波数を上げることで解像度を上げるこ
とができる。たとえば、特開平4−172061号公報
にはLEDプリンタでの斜線部の補正について同様な例
が述べてある。
【0007】副走査方向での解像度をあげることで、斜
め線が如何にスムーズになるかを図4に示す。すなわ
ち、標準の解像度たとえば300dpiでは記録像は1点1点
が丸いドットで構成され、これが主および副走査方向に
整列するので、像の輪郭が斜めとなる場合には、ドット
のサイズ分の段差が避けられないから、図4(a)のよ
うなギザギザが目立つことになるが、これが副走査方向
の解像度が倍の600dpiになると、主走査方向のサイズは
変わらないものの、副走査方向のピッチが狭まるので、
副走査方向に潰れた小判型のドットとなり、段差は小さ
くなって図4(b)のようにかなり滑らかになる。
【0008】一般のLEDプリンタの場合、LEDの光
量や記録体である感光体の感度が十分であれば、1主走
査ラインを書き込んでから、通常の次期の主走査ライン
を書き込む間に、もう1回1主走査ライン書き込むこと
で、簡単に解像度を倍増できる。
【0009】図5はLEDプリンタの場合の解像度が倍
増された時の書き込みシーケンスを示すタイミングチャ
ートである。記録体の移動と同期した副走査クロックに
同期して、画データに応じて書き込みヘッドの各LED
が駆動される。
【0010】一時的に副走査方向の解像度を高めたい場
合には、同期した副走査クロックの周波数を倍増したク
ロックで画データに応じて各LEDを駆動すれば良い。
しかし、イオンプリンタ等のように書き込みヘッドの書
き込み素子が走査方向に一列に配置されておらず、2次
元平面に千鳥格子状に配列されている書き込みヘッドを
持つページプリンタの場合は、単に副走査クロックの周
波数を上げることでは高解像度化は実現できない。
【0011】ここで、300dpiの解像度のイオンヘッドを
持つプリンタについての、画データの流れを簡単に説明
する。
【0012】図6はイオンプリンタの場合の書き込みヘ
ッドの構造を示す平面図である。図において、1はライ
ン電極と呼ばれるものであり、高圧高周波電圧により、
イオンまたは電子を発生させる。本例の場合はライン電
極1の個数は12ラインである。また、2はフィンガ電
極と呼ばれる電極であり、データの有無により、イオン
または電子の通過を制御する。
【0013】本例の場合フィンガ電極数は#0〜#21
1までの212本であり、12ラインあるライン電極1
を斜めに横切って等間隔で配列されている。各ライン電
極1と各フィンガ電極2は絶縁層を隔てて離間されてお
り、各ライン電極1と各フィンガ電極2の交差する点に
はそれぞれホール3が形成されていて、これがイオン放
出ホールとなる。そして、駆動されたライン電極と駆動
されたフィンガ電極の交差点のイオン放出ホール3より
イオンが放出され、誘電体ドラム等の記録体に当該イオ
ンヘッドを近接配置しておくと、この放出されたイオン
によって潜像が記録体上に形成させることができる。
【0014】図6の構成例の場合、フィンガ電極3はラ
イン電極1の電極群に対して斜めに配置してあるので、
主走査方向におけるドット数は#0のフィンガ電極と#
211のフィンガ電極は、ライン電極群と半分しか交差
できないので、他のフィンガ電極(#2〜#210)の
半数分しか、ホールを形成できない。そのため、これを
考慮すると主走査方向におけるドット数は、211×1
2で2532となる。図7はこのようなイオン書き込み
ヘッドを用いて標準解像度で記録するときのデータ変換
書込み回路構成を示すブロック図であり、データの流れ
を簡単に示したブロック図である。10はラスタデー
タ、11はディスキュウ回路、12はイオンヘッドドラ
イバ、13はイオンヘッド、14は記録体、20は副走
査クロックである。
【0015】ラスタデータ10は記録したい画像の記録
用のデータであり、イオンヘッド13は図6に示した如
き構成のものである。また、イオンヘッドドライバ12
はラスタデータに応じてディスキュウ回路11から得ら
れたイオン放出ホール対応の記録信号を受けてイオンヘ
ッド13の該当するライン電極およびフィンガ電極に対
して印加する電圧を制御してイオン放出をさせるドライ
バである。記録体14は潜像を形成するための例えば、
誘電体ドラムであり、副走査クロック20に同期して回
転駆動される。
【0016】ディスキュウ回路11は入力されたラスタ
データ10について、データの配列の変換を行う回路で
あり、副走査クロックに同期して記録される画像のドッ
トが、時間的空間的にイオンヘッド13のイオン放出ホ
ールのうちの対応する位置のホールとなるように記録信
号を並べ変える回路である。
【0017】このような回路において、記録したい画像
である入力画像のラスタデータ10は、直接、イオンヘ
ッドドライバ12でなく、ディスキュウ回路11で時間
的空間的にイオンヘッド13の千鳥格子に合致すべく並
べかえられ、イオンヘッドドライバ12に送られる。そ
して、イオンヘッドドライバ12によりこの記録信号に
対応してイオンヘッド13の電極が制御され、イオンが
放出されて記録体14上には、ラスタデータ対応の潜像
が形成される。
【0018】図8は図7に示したデータ変換書込み回路
のより詳細な駆動のタイムチャートである。副走査クロ
ックに同期して、一定時間、本例の場合は約30μs毎
に次々とライン電圧が各ライン電極1に10μsの間、
印加される。
【0019】ライン電極1に電圧が印加されているとき
に、各フィンガ電極2が、記録対象である画像のラスタ
データに応じて電圧印加制御されることにより、ライン
電極1と、電圧が印加されたフィンガ電極2との交差す
る点にあるイオン放出ホール3より、イオンが放出さ
れ、このイオン放出があったイオン放出ホール3対応位
置にある記録体上にイオンによる潜像が形成される。
【0020】このようにして全イオン放出ホールそれぞ
れを用いて、画データに応じてイオン放出を行わせるこ
とで、記録体上にイオンによる潜像が書き込まれる訳で
あるが、イオンヘッド13のイオン放出ホール配列構造
が千鳥格子状になっているため、当然その形によって決
まる位置の範囲内で潜像が形成されることになる。
【0021】次に記録体が副走査方向に1/300イン
チ分の1ドット移動すると、次の1副走査クロックが発
せられ、同じようなシーケンスによりラスタデータに基
づき、イオンヘッド13の各ホールを利用してイオン放
出が成され、記録体上の1/300インチ分ドット副走
査方向にずれた位置に潜像が形成される。
【0022】このようなものであるため、主走査方向の
1ラインの線を引くには、イオンヘッドの副走査方向分
のライン数を副走査する必要があり、さらに本実施例の
場合は副走査方向のライン数が12本ではあるが、各ラ
イン間には1/300インチで2ドット分の距離を設け
てあるので、12×3の計36本もの副走査ライン分の
走査が必要となる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来構成
のイオンヘッドにおいては、2次元平面に多数のイオン
放出ホールを千鳥格子状に配列したものであり、主走査
方向に1ラインの線を引くにあたって、イオンヘッドの
副走査方向分のライン数を副走査する必要があり、しか
も、副走査方向のライン間は1/300インチで2ドッ
ト分の距離を設けてあるので、副走査方向のライン数の
3倍もの走査が必要である。
【0024】そのため、高品位モードでの記録を行うに
しても、レーザプリンタやLEDプリンタでは副走査の
クロックを2倍に上げれば済んだものを、イオンヘッド
では単に副走査のクロックを2倍に上げただけでは、副
走査方向の解像度を、レーザプリンタやLEDプリンタ
と同じレベルまで上げることはできない。
【0025】そして、さらに問題はイオンヘッドプリン
タでは、副走査のクロックを2倍に上げたことにより、
データの配列の変換は以前の36副走査分から72副走
査分になり、データの配列の変換を行う従来のディスキ
ュウ回路では全く対応できなくなってしまうことであ
る。そのため、専用の、より大規模なディスキュウ回路
を必要とすることになる。そして、副走査方向の解像度
に応じてディスキュウ回路を切り替えて使用する必要が
生じる。
【0026】図9はそのような構成で考えられたブロッ
ク図であり、300dpi用のディスキュウ回路11の他に、
600dpi用のディスキュウ回路62を用意する。また、デ
ィスキュウ選択回路61を設けて標準モード/高品位モ
ードの選択により、ラスタデータ10の入力ルートをデ
ィスキュウ回路11にするか、ディスキュウ回路62に
するかを選択切り替えする構成としてある。
【0027】この場合、標準モードではラスタデータ1
0はディスキュウ選択回路61を通して標準の解像度時
は300dpi用のディスキュウ回路11に入力され、並び替
えが行われた後、イオンヘッドドライバ12にデータが
送られ、高品位モード時には600dpi用のディスキュウ回
路62に入力され、並び替えが行われた後、イオンヘッ
ドドライバ12にデータが送られることになる。
【0028】このように、主走査方向の書き込みヘッド
が一列になっていない、いわゆる千鳥格子になっている
場合、一時的に副走査方向の解像度を上げるには、標準
の解像度の場合のディスキュウ回路の他に新たに、より
大規模なディスキュウ回路を設計して付加しなければな
らないため、開発工数や、製品コストを押し上げる結果
となる。
【0029】そこでこの本発明の目的とするところは、
従来の標準の解像度の場合のディスキュウ回路を用いて
簡単な構成で一時的に副走査方向の解像度があげられ、
印字品質の向上が図れるようにした記録装置を提供する
ことにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はつぎのように構成する。すなわち、書き込
み素子を複数個、主走査方向および副走査方向に二次元
配列すると共に、副走査方向配列は斜め若しくは千鳥格
子状配列とした書き込みヘッドを有し、画データのラス
タデータを用いて上記書き込み素子を駆動制御すること
により、副走査クロックに同期して所定速度で副走査方
向に送られる記録体に像を形成するようにした記録装置
において、副走査方向に標準の解像度で書き込むべく、
画データの配列を上記書き込みヘッドの素子配列に適合
させて変換する複数のディスキュウ回路と、解像度の倍
増選択時にディスキュウ回路の動作(入力走査)クロッ
クを副走査クロックと同一のクロックにすると共に、互
いのディスキュウ回路は動作時点を異ならせるべく、位
相をずらして各ディスキュウ回路に与える切り替え回路
と、解像度の倍増選択時に上記複数のディスキュウ回路
を、副走査方向解像度の増倍数に対応した周波数に副走
査クロックを逓倍した逓倍副走査クロックに同期させて
順次選択し、入力されるラスタデータを上記選択したデ
ィスキュウ回路に転送するディスキュウ選択回路より構
成する。
【0031】
【作用】このような構成において、ディスキュウ回路は
副走査方向に標準の解像度で書き込むべく、画データの
配列を上記書き込みヘッドの素子配列に適合させて変換
するが、標準の解像度での書き込みにあたっては、複数
のディスキュウ回路のうちの一つを用い、入力される画
データのラスタデータは1走査ライン分を上記配列変換
し、副走査クロックに同期して出力して書き込みヘッド
の対応する素子に与え、記録体上への画データ記録に供
する。
【0032】一方、解像度の倍増選択時には各ディスキ
ュウ回路の動作クロックを副走査クロックと同一のクロ
ックとするが、互いのディスキュウ回路は動作時点を異
ならせるべく、切り替え回路は位相をずらして各ディス
キュウ回路に与える。そして、ディスキュウ選択回路に
より上記複数のディスキュウ回路を、副走査方向解像度
の増倍数に対応した周波数に副走査クロックを逓倍した
逓倍副走査クロックに同期させて順次選択し、入力され
るラスタデータを上記選択したディスキュウ回路に転送
する。そして、ディスキュウ回路より変換された出力は
された書き込みヘッドの対応する素子に与え、記録体上
への画データ記録に供する。
【0033】本発明では、副走査方向の解像度を上げる
場合に、副走査クロック毎に複数ある標準の解像度用の
ディスキュウ回路を順次選択し、またディスキュウ回路
の駆動を互いにずらすようにすると共に、画データのラ
スタデータは副走査クロックの倍(解像度を倍にする場
合)のクロックタイミングで上記ディスキュウ回路に振
り分けることにより、斜めあるいは千鳥格子状配列の書
き込みヘッドの素子配列に合うようにデータの配列変換
をすることができ、標準の解像度用のディスキュウ回路
のみを用い、高解像度用の新たなディスキュウ回路を用
いることなく、簡単な構成で高解像度の書き込みを実現
できる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。図1はイオン書き込みヘッドを用い、標
準モード/高品位モードの切り替えを行うことのできる
ようにしたデータ変換書込み回路構成を示すブロック図
であり、データの流れを簡単に示したブロック図であ
る。
【0035】図において、10はラスタデータ、11は
第1ディスキュウ回路、12はイオンヘッドドライバ、
13はイオンヘッド、14は記録体、20は副走査クロ
ック、71はディスキュウ選択回路、72は走査クロッ
ク発生切り替え回路、73は第2ディスキュウ回路、7
4はヘッド書き込みデータ合成回路である。
【0036】ラスタデータ10は記録したい画像の記録
用のデータであり、イオンヘッド13は図6に示した如
き構成のものである。
【0037】また、イオンヘッドドライバ12はラスタ
データに応じてヘッド書き込みデータ合成回路74から
得られたイオン放出ホール対応の記録信号を受けてイオ
ンヘッド13の該当するライン電極およびフィンガ電極
に対して印加する電圧を制御してイオン放出をさせるド
ライバである。記録体14は潜像を形成するための例え
ば、誘電体ドラムであり、副走査クロック20に同期し
て回転駆動される。
【0038】副走査クロック20は高品位モードの場合
には標準モードの場合の2倍に逓倍されて出力されるよ
うにしてある。
【0039】ディスキュウ選択回路71は、入力された
ラスタデータ10を第1ディスキュウ回路11、第2デ
ィスキュウ回路73のいずれか一方に入力するための回
路であり、標準モード時には第1ディスキュウ回路11
に入力し、また、高品位モード時には、入力されたラス
タデータ10が走査ラインの奇数に該当するデータであ
るのか、偶数に該当するデータであるのかにより、第1
ディスキュウ回路11か、第2ディスキュウ回路73か
に振り分けて該当の方に入力させる機能を有するもので
ある。
【0040】また、第1ディスキュウ回路11は入力さ
れたラスタデータ10について、データの配列の変換を
行う回路であり、副走査クロックに同期して記録される
画像のドットが、時間的空間的にイオンヘッド13のイ
オン放出ホールのうちの対応する位置のホールとなるよ
うに記録信号を並べ変える回路である。本実施例では第
1ディスキュウ回路11は標準モード時での入力ラスタ
データの並び替えに利用すると共に、高品位モード時で
は奇数走査ラインに該当する入力ラスタデータの並び替
えに利用する。
【0041】また、第2ディスキュウ回路73は入力さ
れたラスタデータ10について、データの配列の変換を
行う回路であり、副走査クロックに同期して記録される
画像のドットが、時間的空間的にイオンヘッド13のイ
オン放出ホールのうちの対応する位置のホールとなるよ
うに記録信号を並べ変える回路である。
【0042】本実施例では第2ディスキュウ回路73は
標準モード時では使用されず、高品位モード時におい
て、偶数走査ラインに該当する入力ラスタデータの並び
替えに利用する。
【0043】なお、第1ディスキュウ回路11、第2デ
ィスキュウ回路73とも、本実施例の場合、標準解像度
の300dpi用のものを使用している。
【0044】走査クロック発生切り替え回路72は、走
査クロック20を、標準モード時にはそのまま第1ディ
スキュウ回路11に与え、そして、高品位モード時には
2分の1に分周してそれを第1ディスキュウ回路11に
与えると共に、それを反転させたものを第2ディスキュ
ウ回路73に与えると云った機能を有する回路である。
【0045】つぎに上記構成の本装置の作用を説明す
る。
【0046】本装置では、標準の解像度(標準モード)
の場合には図7で説明した従来と同じ構成となる。すな
わち、標準モードにすると、副走査方向のクロック20
は通常のクロック周波数(この例の場合、300dpi
に適合する周波数で、従来と同じ)を発生し、ディスキ
ュウ選択回路71に与えられると共に、走査クロック発
生切り替え回路72を介してそのまま第1ディスキュウ
回路11にも与えられる。そして、これらはこのクロッ
クで動作することになる。
【0047】一方、標準モードではディスキュウ選択回
路71は第1ディスキュウ回路11のみに入力画データ
のラスタデータ10を与えるように機能することにな
り、入力されたラスタデータ10は、そのまま第1ディ
スキュウ回路11に転送される。そして、第1ディスキ
ュウ回路11でイオンヘッド13の千鳥格子配列用にデ
ータが並べ変えられ、イオンヘッドドライバ12に転送
され、イオンヘッドドライバ12はこのデータによって
イオンヘッド13の対応の電極を制御する。
【0048】これにより、イオンヘッド13より、デー
タ対応にイオンが放出され、記録体14上には画データ
対応に潜像が書き込まれる。
【0049】この動作は従来における標準の解像度の通
常のプリント時、すなわち、従来における標準モード時
でのデータ制御と同じである。
【0050】次に図1の構成において、高品位モードす
なわち、副走査方向の解像度を倍増させる場合の制御に
ついて説明する。また、この場合での動作ブロック構成
を図2にまた、当該ブロック図上でのデータの時間的関
係を表したものを図3のタイミングチャートに示す。
【0051】ここで、本実施例においては副走査方向の
クロック20は図示しない回路で周波数が標準モードで
の“f”から“2f”に倍増されている。図2は図1の
構成において、一時的に副走査方向の解像度を倍増した
場合の制御方法のブロック図を示しているが、副走査方
向のクロック20が“2f”に倍増されているにもかか
わらず、第1ディスキュウ回路11および第2ディスキ
ュウ回路73に与えられるクロックはその半分の“f”
である。そのため、第1ディスキュウ回路11および第
2ディスキュウ回路73とも、同一の従来から用いられ
ているディスキュウ回路をそのまま、利用できる構成と
なっている。
【0052】今、画データのラスタデータ10が入力さ
れると、それはディスキュウ選択回路71に与えられ
る。ディスキュウ選択回路71ではこの入力されたラス
タデータ10が走査ラインの奇数に該当するデータであ
るのか、偶数に該当するデータであるのかにより、第1
のディスキュウ回路11か、第2のディスキュウ回路7
3かに振り分けて入力するように動作する。
【0053】例えば、ディスキュウ選択回路71では入
力されたラスタデータ10が走査ラインが奇数に該当す
るものである場合は、その一走査ライン分のデータを第
1のディスキュウ回路11に送り、走査ラインの偶数に
該当するものである場合には、第2のディスキュウ回路
73に送る。
【0054】図3に示すように第1ディスキュウ回路1
1での副走査クロック用信号101(図3(b))及び
第2のディスキュウ回路73での副走査クロック用信号
102(図3(e))は、実際の副走査クロック20
(図3(a))を2分周した信号を用いる。また、図3
に示すように、この分周された副走査クロック101お
よび102は、反転の関係になっているの。
【0055】従って、二つのディスキュウ回路11,7
3は、動作の時点は異なるが、標準の解像度(標準モー
ド)の場合と同じタイミングでデータを変換してゆく。
このようにして、第1のディスキュウ回路11と、第2
のディスキュウ回路73は交互に動作することになり、
入力されたラスタデータ10を並び替えて出力すること
になる。
【0056】そして、動作タイミングがずれることによ
り、第1ディスキュウ回路11から出力された変換デー
タと、第2ディスキュウ回路73から出力された変換デ
ータは高解像度時(高品位モード)での副走査クロック
20(図3(a))より、1クロック分ずれることにな
る。
【0057】各々のディスキュウ回路11,73からの
変換されたデータ(図3(f),(g))は、ヘッド書
き込みデータ合成回路74で時間的に加え合わされ(図
3(h))、イオンヘッドドライバ12に転送され、イ
オンヘッド13より記録体14上に書き込まれる。
【0058】これによって、副走査方向の解像度が2倍
増になった画像が記録体14上に潜像として形成されて
ゆくことになる。
【0059】このように、本装置はディスキュウ回路を
2系統設け、これらは標準のものを用いるようにすると
共に、各ディスキュウ回路に画データのラスタデータを
振り分けるためのディスキュウ選択回路を設け、標準モ
ード時には画データのラスタデータを一方のディスキュ
ウ回路のみに与える構成とし、また、高品位モード時に
は副走査クロックを倍増してディスキュウ選択回路の動
作を倍増させると共に、ディスキュウ選択回路には画デ
ータのラスタデータが走査ラインの奇数ライン用/偶数
ライン用のものかで2つのディスキュウ回路の対応のも
のに振り分けて与えるようにし、2つのディスキュウ回
路の駆動は倍増した副走査クロックを半分に分周して一
方に、そして、他方にはその分周クロックの反転させた
ものを与えて、動作タイミングが高品位モード時での1
クロック分ずれるように構成し、両ディスキュウ回路の
変換出力を合成回路により合成して書き込みヘッドの駆
動に供するようにしたものであり、標準モードでは一方
のディスキュウ回路のみを使用し、駆動クロックは従来
と同じ周波数の副走査クロックで行い、高品位モードで
はラスタデータの振り分けの動作には副走査クロックの
周波数を2倍増したクロックにより行い、2つのディス
キュウ回路に振り分けて供給するようにし、各ディスキ
ュウ回路では上記クロックを半分に分周したクロックの
タイミングでかつ、互いに反転の関係にあるタイミング
で変換動作させ、これを合成して書き込みに供するよう
にしたものである。
【0060】そして、高品位モードでは、2つのディス
キュウ回路に分担させてラスタデータの変換処理を行わ
せることにより、各ディスキュウ回路では処理速度を従
来の標準モードでの速度にて行いつつも、書き込みヘッ
ドでの書き込みは倍になるようにして、副走査方向のラ
イン数の密度を増倍させ、高品位化を可能にすると共
に、2つのディスキュウ回路はともに標準モードで使用
する従来のものと同一の仕様のものを利用することがで
きるようになるものである。
【0061】従って、ディスキュウ回路を高品位動作用
に特別に設計することなく、標準的な回路をそのまま利
用できるので、装置のコストアップを抑えることがで
き、また、開発工数も削減できる他、副走査方向のライ
ン数の密度をイオンヘッドのライン電極の副走査方向配
列ピッチに影響されることなくドット密度を増大させる
ことが可能となって、レーザプリンタやLEDプリンタ
と同一の高解像度を実現できる。
【0062】なお、本発明は上述した実施例に限定する
ことなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して
実施し得るものである。例えば、上述の実施例は副走査
方向の解像度が2倍になったものであるが、データの書
き込みヘッドへの転送速度が間に合えば、標準のディス
キュウ回路をその倍数分、持つことによって、同様な構
成でより大きな倍数の副走査方向の解像度をあげるプリ
ントヘッドの書き込み制御を容易に実現できる。
【0063】
【発明の効果】以上、本発明によれば、主走査方向に一
列でなく、千鳥格子の構成をしているプリンタの書き込
みヘッドを持つページプリンタにおいても、標準の解像
度の複数のディスキュウ回路と簡単な付属回路のみで、
副走査方向の解像度を向上させることができ、より印字
品質の高い出力画像のプリントが容易に得られる。ま
た、新たに、所望する副走査方向の解像度用の、より大
規模なディスキュウ回路を設計する必要がなく、開発工
数を短縮できる。さらに、このようなディスキュウ回路
は、回路規模が大きいため、ゲートアレイ化されている
ことが多いが、本発明では、その使用個数が増加するだ
けであるので、生産時のコストを抑制でき、しかも、部
品も管理し易いと云う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための図であって、
イオン書き込みヘッドを用い、標準モード/高品位モー
ドの切り替えを行うことのできるようにしたデータ変換
書込み回路構成例を示すブロック図。
【図2】本発明の実施例を説明するための図であって、
高品位モード時でのデータ変換書込み回路構成 図1の
要部の詳細を示す回路構成を示す図。
【図3】本発明の実施例を説明するための図であって、
図2の回路での動作を説明するタイミングチャート。
【図4】従来例を説明するための図であって、標準モー
ドのときのドット記録状態と、高品位モードでのドット
記録状態を示す図。
【図5】従来例を説明するための図であって、LEDプ
リンタにおける高品位モード(解像度が倍増された時)
での書き込みシーケンスを示すタイミングチャート。
【図6】従来例を説明するための図であって、イオンプ
リンタの場合の書き込みヘッドの構造を示す平面図。
【図7】従来例を説明するための図であって、図6のイ
オン書き込みヘッドを用いて標準解像度で記録するとき
のデータ変換書込み回路構成を示すブロック図。
【図8】従来例を説明するための図であって、図7に示
したデータ変換書込み回路のより詳細な駆動のタイムチ
ャート。
【図9】従来例を説明するための図であって、図6のイ
オン書き込みヘッドを用いて高品位モードで記録すると
きのデータ変換書込み回路構成を示すブロック図。
【符号の説明】
10…ラスタデータ 11…第1ディスキュウ回路 12…イオンヘッドドライバ 13…イオンヘッド 14…記録体 20…副走査クロック 71…ディスキュウ選択回路 72…走査クロック発生切り替え回路 73…第2ディスキュウ回路 74…ヘッド書き込みデータ合成回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書き込み素子を複数個、主走査方向およ
    び副走査方向に二次元配列すると共に、副走査方向配列
    は斜め若しくは千鳥格子状配列とした書き込みヘッドを
    有し、画データのラスタデータを用いて上記書き込み素
    子を駆動制御することにより、副走査クロックに同期し
    て所定速度で副走査方向に送られる記録体に像を形成す
    るようにした記録装置において、 副走査方向に標準の解像度で書き込むべく、画データの
    配列を上記書き込みヘッドの素子配列に適合させて変換
    する複数のディスキュウ回路と、 解像度の倍増選択時にディスキュウ回路の動作クロック
    を副走査クロックと同一のクロックにすると共に、互い
    のディスキュウ回路は動作時点を異ならせるべく、位相
    をずらして各ディスキュウ回路に与える切り替え回路
    と、 解像度の倍増選択時に上記複数のディスキュウ回路を、
    副走査方向解像度の増倍数に対応した周波数に副走査ク
    ロックを逓倍した逓倍副走査クロックに同期させて順次
    選択し、入力されるラスタデータを上記選択したディス
    キュウ回路に転送するディスキュウ選択回路と、より構
    成することを特徴とする記録装置。
JP7232793A 1993-03-30 1993-03-30 記録装置 Withdrawn JPH06286213A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020001240A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 キヤノン株式会社 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020001240A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 キヤノン株式会社 画像形成装置

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