JPH06286143A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
- Publication number
- JPH06286143A JPH06286143A JP7781593A JP7781593A JPH06286143A JP H06286143 A JPH06286143 A JP H06286143A JP 7781593 A JP7781593 A JP 7781593A JP 7781593 A JP7781593 A JP 7781593A JP H06286143 A JPH06286143 A JP H06286143A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- nozzle
- meniscus
- nozzle hole
- ink jet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インクジェット記録装置において、吐出を重
ねてもノズルを浄化の必要がなく、吐出曲がりのない寿
命の長い優れた特性ヘッドを提供する。 【構成】 インクを吐出するノズル孔1の周囲をノズル
板5より突出させ、インク2のメニスカスをノズル孔1
の端面7に形成する。ノズル表面にインク中の染料4が
付着して汚れても、良好なメニスカスを形成でき、吐出
曲がりのない安定したが得られ、ヘッドの浄化の必要が
なくなる。
ねてもノズルを浄化の必要がなく、吐出曲がりのない寿
命の長い優れた特性ヘッドを提供する。 【構成】 インクを吐出するノズル孔1の周囲をノズル
板5より突出させ、インク2のメニスカスをノズル孔1
の端面7に形成する。ノズル表面にインク中の染料4が
付着して汚れても、良好なメニスカスを形成でき、吐出
曲がりのない安定したが得られ、ヘッドの浄化の必要が
なくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OA機器の出力装置と
して用いられるインクジェット記録装置に関するもので
あり、特にヘッド部分の洗浄をしなくても、良好にイン
クを吐出できるように構成したものである。
して用いられるインクジェット記録装置に関するもので
あり、特にヘッド部分の洗浄をしなくても、良好にイン
クを吐出できるように構成したものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピューターの普及
と共に、プリンターの需要の伸びもめざましく、低コス
トで小型化の可能なインクジェット記録装置が注目され
ている。以下、従来のインクジェット記録装置のヘッド
のノズル部分について説明する。図2において、1は平
坦なノズル板5に形成されたノズル孔であり、2はノズ
ル孔1から吐出されるインクであり、良好なメニスカス
が形成されている状態を示している。メニスカスとは、
インク2に所定の圧力を加えた時に、表面張力によりノ
ズル孔1の出口でインクの半球が出きる状態をいい、吐
出の前後ではメニスカスが形成された状態になってい
る。
と共に、プリンターの需要の伸びもめざましく、低コス
トで小型化の可能なインクジェット記録装置が注目され
ている。以下、従来のインクジェット記録装置のヘッド
のノズル部分について説明する。図2において、1は平
坦なノズル板5に形成されたノズル孔であり、2はノズ
ル孔1から吐出されるインクであり、良好なメニスカス
が形成されている状態を示している。メニスカスとは、
インク2に所定の圧力を加えた時に、表面張力によりノ
ズル孔1の出口でインクの半球が出きる状態をいい、吐
出の前後ではメニスカスが形成された状態になってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成においては、インクの吐出回数が少ない時はきれ
いなメニスカスが形成されるが、吐出を重ねてゆくとイ
ンク中の染料がノズル孔1の周辺の端面に付着し、図中
3で示すように、その付着した染料4に引っ張られてメ
ニスカスが崩れ、吐出曲がりを引き起こしてしまう。こ
のため頻繁にノズルを浄化しなければならないという問
題点を有していた。
の構成においては、インクの吐出回数が少ない時はきれ
いなメニスカスが形成されるが、吐出を重ねてゆくとイ
ンク中の染料がノズル孔1の周辺の端面に付着し、図中
3で示すように、その付着した染料4に引っ張られてメ
ニスカスが崩れ、吐出曲がりを引き起こしてしまう。こ
のため頻繁にノズルを浄化しなければならないという問
題点を有していた。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、ノズルの洗浄を行わなくても、吐出曲がりのな
い安定した印字を行えるインクジェット記録装置を提供
することを目的とする。
であり、ノズルの洗浄を行わなくても、吐出曲がりのな
い安定した印字を行えるインクジェット記録装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】この目的を達成するために
本発明のインクジェット記録装置は、インクを吐出する
ノズル孔の周縁部をノズル板より突出させて、その突出
させたノズル孔の端面にインクのメニスカスを形成する
ようにしたものである。
本発明のインクジェット記録装置は、インクを吐出する
ノズル孔の周縁部をノズル板より突出させて、その突出
させたノズル孔の端面にインクのメニスカスを形成する
ようにしたものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、インクのメニスカスはノズ
ル板より突出して形成したノズル孔の端面に形成される
ので、インクの吐出にともなう汚れは、端面部分のみに
付着しそれ以上広がることはない。このためメニスカス
の形成に際しても、インク汚れに良好なメニスカスの形
成が妨げられることはない。
ル板より突出して形成したノズル孔の端面に形成される
ので、インクの吐出にともなう汚れは、端面部分のみに
付着しそれ以上広がることはない。このためメニスカス
の形成に際しても、インク汚れに良好なメニスカスの形
成が妨げられることはない。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1において、6はインク2を吐出
するノズル孔1の周囲を円筒形に突出して形成した突起
ノズル、7は突起ノズル6の端面である。
しながら説明する。図1において、6はインク2を吐出
するノズル孔1の周囲を円筒形に突出して形成した突起
ノズル、7は突起ノズル6の端面である。
【0008】ここで、突起ノズル6の端面7の距離を、
それぞれ5ミクロン、10ミクロン、15ミクロンとし
た突起ノズルを作成し、空気流と静電気を利用したオン
デマンド型のヘッドを用いて実験を行ったところ、15
ミクロンではあまり効果がなかったが、5ミクロンと1
0ミクロンのノズルについては、吐出回数を1億回重ね
ても吐出曲がりは起こらなかった。ビデオカメラを用い
て従来の平坦なノズル孔を観察したところ、正常な吐出
においても、ノズル孔1の周縁部に約10ミクロンはメ
ニスカスが広がる事が確認されている。上記構成におい
ては、端面7にインク中の染料が付着しても、ノズル表
面の端部が10ミクロン以下であるためにメニスカスの
崩れは生じず、吐出曲がりについて安定した記録を行う
事ができるものである。
それぞれ5ミクロン、10ミクロン、15ミクロンとし
た突起ノズルを作成し、空気流と静電気を利用したオン
デマンド型のヘッドを用いて実験を行ったところ、15
ミクロンではあまり効果がなかったが、5ミクロンと1
0ミクロンのノズルについては、吐出回数を1億回重ね
ても吐出曲がりは起こらなかった。ビデオカメラを用い
て従来の平坦なノズル孔を観察したところ、正常な吐出
においても、ノズル孔1の周縁部に約10ミクロンはメ
ニスカスが広がる事が確認されている。上記構成におい
ては、端面7にインク中の染料が付着しても、ノズル表
面の端部が10ミクロン以下であるためにメニスカスの
崩れは生じず、吐出曲がりについて安定した記録を行う
事ができるものである。
【0009】ちなみに、現在市販されている気泡を利用
したりピエゾを利用したりするインクジェット記録装置
では、48〜64個のノズル構成で寿命は10〜40億
ドットと報告されており、1ノズルの寿命に換算し直す
と1億回以下であり、それらの多くは頻繁にノズル表面
の汚れを拭き取る機構を付けたものである。これに対し
本実施例の実験では、全く表面の拭き取りはせずに行っ
た。
したりピエゾを利用したりするインクジェット記録装置
では、48〜64個のノズル構成で寿命は10〜40億
ドットと報告されており、1ノズルの寿命に換算し直す
と1億回以下であり、それらの多くは頻繁にノズル表面
の汚れを拭き取る機構を付けたものである。これに対し
本実施例の実験では、全く表面の拭き取りはせずに行っ
た。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明は、インクを吐出す
るノズル孔の周縁部を突出させ、その突出部の端面にイ
ンクのメニスカスを形成するようにしたので、インクの
吐出によって端面の一部がインク中の染料によって汚れ
ても、その影響を受けずに良好なメニスカスを形成する
ことができる。ノズル部の洗浄を行わなくても、吐出曲
がりのない安定した特性が得られるので、浄化装置にか
かるコストの低減ができ、またメンテナンスを容易にす
ることができる。
るノズル孔の周縁部を突出させ、その突出部の端面にイ
ンクのメニスカスを形成するようにしたので、インクの
吐出によって端面の一部がインク中の染料によって汚れ
ても、その影響を受けずに良好なメニスカスを形成する
ことができる。ノズル部の洗浄を行わなくても、吐出曲
がりのない安定した特性が得られるので、浄化装置にか
かるコストの低減ができ、またメンテナンスを容易にす
ることができる。
【図1】本発明の実施例におけるインクジェット記録装
置のヘッド部分の断面図
置のヘッド部分の断面図
【図2】従来のインクジェット記録装置のヘッド部分の
断面図
断面図
1 ノズル孔 2 インク 3 崩れたメニスカス 4 インク染料 5 ノズル板 6 突起ノズル 7 端面
Claims (1)
- 【請求項1】 インクを吐出するノズル孔の周縁部をノ
ズル板より突出させて、その突出させたノズル孔の端面
にインクのメニスカスを形成するようにしたインクジェ
ット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7781593A JPH06286143A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7781593A JPH06286143A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06286143A true JPH06286143A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=13644528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7781593A Pending JPH06286143A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06286143A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005199430A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Hitachi Home & Life Solutions Inc | インクジェット記録装置 |
JP2007069491A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-03-22 | Canon Finetech Inc | 記録ヘッドとその製造方法 |
JP2011079274A (ja) * | 2009-10-09 | 2011-04-21 | Mimaki Engineering Co Ltd | インクジェットプリンタ、インクジェットヘッド、及び印刷方法 |
US9039114B2 (en) | 2013-01-29 | 2015-05-26 | Kyocera Document Solutions Inc. | Inkjet recording apparatus |
-
1993
- 1993-04-05 JP JP7781593A patent/JPH06286143A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005199430A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Hitachi Home & Life Solutions Inc | インクジェット記録装置 |
JP2007069491A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-03-22 | Canon Finetech Inc | 記録ヘッドとその製造方法 |
JP4722633B2 (ja) * | 2005-09-07 | 2011-07-13 | キヤノンファインテック株式会社 | 記録ヘッドとその製造方法 |
JP2011079274A (ja) * | 2009-10-09 | 2011-04-21 | Mimaki Engineering Co Ltd | インクジェットプリンタ、インクジェットヘッド、及び印刷方法 |
US9039114B2 (en) | 2013-01-29 | 2015-05-26 | Kyocera Document Solutions Inc. | Inkjet recording apparatus |
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