JPH0628597A - 道路交通流制御装置 - Google Patents
道路交通流制御装置Info
- Publication number
- JPH0628597A JPH0628597A JP4183887A JP18388792A JPH0628597A JP H0628597 A JPH0628597 A JP H0628597A JP 4183887 A JP4183887 A JP 4183887A JP 18388792 A JP18388792 A JP 18388792A JP H0628597 A JPH0628597 A JP H0628597A
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- Japan
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- traffic
- road
- signal
- traffic flow
- controlling
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、道路上の交通流を制御してノロノロ
運転を防止することによってドライバーの負担を軽減
し、また、エネルギーの無駄を削減し、環境汚染を減少
させることが可能な交通流制御装置を提供することにあ
る。 【構成】本発明の交通流制御装置は、道路上の交通量と
自動車の走行速度を計測する交通量計測手段と、前記道
路上の交通の制御を行う信号機と、前記交通量計測手段
からの交通量や走行速度を用いて渋滞などの交通状態を
判断する交通流判断手段と、前記交通流判断手段により
得られた交通の状態から，どのような交通流制御を行う
かを決定する交通流制御戦略決定手段と、前記道路に流
入する交通量を制御するための流入交通量制御手段と、
前記信号機の制御を行う信号機制御手段とから構成され
ているので、渋滞の状態に合せて信号機を操作すること
によりノロノロ運転を解消することができ、その結果ド
ライバーの負荷を軽減し、エネルギーの無駄を削減し、
環境汚染を少なくすることができる。
運転を防止することによってドライバーの負担を軽減
し、また、エネルギーの無駄を削減し、環境汚染を減少
させることが可能な交通流制御装置を提供することにあ
る。 【構成】本発明の交通流制御装置は、道路上の交通量と
自動車の走行速度を計測する交通量計測手段と、前記道
路上の交通の制御を行う信号機と、前記交通量計測手段
からの交通量や走行速度を用いて渋滞などの交通状態を
判断する交通流判断手段と、前記交通流判断手段により
得られた交通の状態から，どのような交通流制御を行う
かを決定する交通流制御戦略決定手段と、前記道路に流
入する交通量を制御するための流入交通量制御手段と、
前記信号機の制御を行う信号機制御手段とから構成され
ているので、渋滞の状態に合せて信号機を操作すること
によりノロノロ運転を解消することができ、その結果ド
ライバーの負荷を軽減し、エネルギーの無駄を削減し、
環境汚染を少なくすることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、道路の交通流を制御す
る交通流制御装置に関するものである。
る交通流制御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、我国では、自動車産業がめざまし
く発展し、また内需拡大政策により国民の自家用車利用
が増大してきた。しかし、自動車の絶対数の増加に道路
の整備が追付いておらず、ウイークデーの都心では慢性
的な渋滞が発生し、都心と郊外とを結ぶ高速道路では、
日祝日の夕方ともなると毎度のように２０〜３０ｋｍ渋
滞が生じるのが現状である。
く発展し、また内需拡大政策により国民の自家用車利用
が増大してきた。しかし、自動車の絶対数の増加に道路
の整備が追付いておらず、ウイークデーの都心では慢性
的な渋滞が発生し、都心と郊外とを結ぶ高速道路では、
日祝日の夕方ともなると毎度のように２０〜３０ｋｍ渋
滞が生じるのが現状である。
【０００３】このような渋滞の原因は、基本的には上記
のように交通量自体が道路の交通容量を超過しているこ
とにあるが、そのほかに、道路構造上の欠陥もしくは制
約ともいうべきものに起因する自然渋滞、事故、雪や大
雨などの気象条件、チェーン規制などの規制事項などが
ある。
のように交通量自体が道路の交通容量を超過しているこ
とにあるが、そのほかに、道路構造上の欠陥もしくは制
約ともいうべきものに起因する自然渋滞、事故、雪や大
雨などの気象条件、チェーン規制などの規制事項などが
ある。
【０００４】高速道路についてみると、渋滞時の施策と
しては、入口ブースの開閉による交通の流入量制御や、
情報板・標示板の「渋滞中」表示や「……で出よ」表示
による誘導が一般的であった。
しては、入口ブースの開閉による交通の流入量制御や、
情報板・標示板の「渋滞中」表示や「……で出よ」表示
による誘導が一般的であった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の如き従
来方法では、ある程度の交通量の操作はできるが、渋滞
は免れない。例えば、制限速度が時速８０ｋｍ程度の道
路では、流れ速度が４０ｋｍ程度の渋滞が発生しても、
ドライバーによってさほどの影響はない。しかし、セカ
ンド、サードのギアチェンジを伴うような時速２０ｋｍ
前後の渋滞は、ドライバーの肉体的な疲労を蓄積させ、
精神状態を悪化させる。その結果、事故の増加を招き、
さらに渋滞を長引かせることになる。また、エネルギー
的にみても、経済速度を著しく逸脱しており無駄であ
り、さらに、アイドリング状態でもＣＯの排出は減らず
環境汚染の悪化につながる。発進・停止を繰返すような
渋滞ではなおさらであり、何等かの改善策が望まれてい
た。
来方法では、ある程度の交通量の操作はできるが、渋滞
は免れない。例えば、制限速度が時速８０ｋｍ程度の道
路では、流れ速度が４０ｋｍ程度の渋滞が発生しても、
ドライバーによってさほどの影響はない。しかし、セカ
ンド、サードのギアチェンジを伴うような時速２０ｋｍ
前後の渋滞は、ドライバーの肉体的な疲労を蓄積させ、
精神状態を悪化させる。その結果、事故の増加を招き、
さらに渋滞を長引かせることになる。また、エネルギー
的にみても、経済速度を著しく逸脱しており無駄であ
り、さらに、アイドリング状態でもＣＯの排出は減らず
環境汚染の悪化につながる。発進・停止を繰返すような
渋滞ではなおさらであり、何等かの改善策が望まれてい
た。
【０００６】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は道路上の交通流を制御してノロノロ運転
を防止することによってドライバーの負担を軽減し、ま
た、エネルギーの無駄を削減し、環境汚染を減少させる
ことが可能な交通流制御装置を提供することにある。
で、その目的は道路上の交通流を制御してノロノロ運転
を防止することによってドライバーの負担を軽減し、ま
た、エネルギーの無駄を削減し、環境汚染を減少させる
ことが可能な交通流制御装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の交通流制御装置は、道路上の交通量と自
動車の走行速度を計測する交通量計測手段と、前記道路
上の交通の制御を行う信号機と、前記交通量計測手段か
らの交通量や走行速度を用いて渋滞などの交通状態を判
断する交通流判断手段と、前記交通流判断手段により得
られた交通の状態から，どのような交通流制御を行うか
を決定する交通流制御戦略決定手段と、前記道路に流入
する交通量を制御するための流入交通量制御手段と、前
記信号機の制御を行う信号機制御手段とから構成された
ことを特徴とする。
めに、本発明の交通流制御装置は、道路上の交通量と自
動車の走行速度を計測する交通量計測手段と、前記道路
上の交通の制御を行う信号機と、前記交通量計測手段か
らの交通量や走行速度を用いて渋滞などの交通状態を判
断する交通流判断手段と、前記交通流判断手段により得
られた交通の状態から，どのような交通流制御を行うか
を決定する交通流制御戦略決定手段と、前記道路に流入
する交通量を制御するための流入交通量制御手段と、前
記信号機の制御を行う信号機制御手段とから構成された
ことを特徴とする。
【０００８】
【作用】本発明によると、交通量計測結果に基づいて交
通の状態、すなわち、渋滞は発生しているか、どの程度
の渋滞かなどを把握することにより、流入交通量の制御
だけでよいか、信号機の制御まで行うか、どこの信号機
の制御を行うかなどの交通流制御の戦略を交通流制御戦
略決定手段において決定する。流入交通量の制御だけを
行う場合は、信号機は消灯もしくは「すすめ」の状態に
しておく。信号機の制御を行う場合は、渋滞発生地点近
隣の交通量計測手段により計測した交通量，走行速度，
走行速度の変化量から、該当する信号機の停止信号現示
タイミングと現示時間幅もしくは進行信号現示タイミン
グを決定する。停止信号の現示は、基本的には、車のエ
ンジンを停止するような交通の遮断を考える。
通の状態、すなわち、渋滞は発生しているか、どの程度
の渋滞かなどを把握することにより、流入交通量の制御
だけでよいか、信号機の制御まで行うか、どこの信号機
の制御を行うかなどの交通流制御の戦略を交通流制御戦
略決定手段において決定する。流入交通量の制御だけを
行う場合は、信号機は消灯もしくは「すすめ」の状態に
しておく。信号機の制御を行う場合は、渋滞発生地点近
隣の交通量計測手段により計測した交通量，走行速度，
走行速度の変化量から、該当する信号機の停止信号現示
タイミングと現示時間幅もしくは進行信号現示タイミン
グを決定する。停止信号の現示は、基本的には、車のエ
ンジンを停止するような交通の遮断を考える。
【０００９】その結果、交通は信号機により遮断される
が、停止中はドライバーも運転から解放され、短い間で
もエンジンを停止することができ、最悪の渋滞状態であ
るノロノロ運転は回避されるので、燃料すなわちエネル
ギーの削減や環境汚染の軽減を行うことができる。
が、停止中はドライバーも運転から解放され、短い間で
もエンジンを停止することができ、最悪の渋滞状態であ
るノロノロ運転は回避されるので、燃料すなわちエネル
ギーの削減や環境汚染の軽減を行うことができる。
【００１０】なお、我国では短い時間の車の停止中にエ
ンジンを切るといった習慣がない（諸外国においては、
環境破壊の面から徹底している国もある）。そこで、本
発明の実施にあたっても、まず、『渋滞制御用信号機に
より停止する場合は信号現示間隔が長いために基本的に
エンジンを切って青信号になるのを待つ』という習慣付
けが必要である。また、道路上の車に対しても、交通流
制御に関する情報を随時通知するようにする。
ンジンを切るといった習慣がない（諸外国においては、
環境破壊の面から徹底している国もある）。そこで、本
発明の実施にあたっても、まず、『渋滞制御用信号機に
より停止する場合は信号現示間隔が長いために基本的に
エンジンを切って青信号になるのを待つ』という習慣付
けが必要である。また、道路上の車に対しても、交通流
制御に関する情報を随時通知するようにする。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１は、本発明の一実施例のブロック構成図であ
る。同図において、道路上に設置してある交通量計測手
段１からの出力である交通量や走行速度は、交通流判断
手段２に入力され交通状態の判断に使われる。ここで判
断された交通状態により、流入交通量だけを制御する
か，信号機を制御するか，といった交通流制御戦略が交
通流制御戦略決定手段３により決定される。その結果、
流入交通量制御手段４により流入交通量が制御され、信
号機制御手段５により信号機６が制御される。
する。図１は、本発明の一実施例のブロック構成図であ
る。同図において、道路上に設置してある交通量計測手
段１からの出力である交通量や走行速度は、交通流判断
手段２に入力され交通状態の判断に使われる。ここで判
断された交通状態により、流入交通量だけを制御する
か，信号機を制御するか，といった交通流制御戦略が交
通流制御戦略決定手段３により決定される。その結果、
流入交通量制御手段４により流入交通量が制御され、信
号機制御手段５により信号機６が制御される。
【００１２】図２は、本発明の交通流制御装置を高速道
路に適用した概要図である。ここでは、主として交通流
制御戦略決定手段３により信号機３１，３２，…の制御
を行う場合について説明する。
路に適用した概要図である。ここでは、主として交通流
制御戦略決定手段３により信号機３１，３２，…の制御
を行う場合について説明する。
【００１３】同図に示すように、高速道路１０にはトン
ネル２０のように自然渋滞の発生しやすいポイントがあ
る。トンネル２０は、上り坂の最高位にあることが多
く、またそれゆえ登坂車線が設置されていることもあ
る。トンネル２０に至る道はカーブも多い。トンネル２
０が長ければトンネル内での事故防止のため、一車線規
制を行う場合もある。これらが渋滞の原因である。
ネル２０のように自然渋滞の発生しやすいポイントがあ
る。トンネル２０は、上り坂の最高位にあることが多
く、またそれゆえ登坂車線が設置されていることもあ
る。トンネル２０に至る道はカーブも多い。トンネル２
０が長ければトンネル内での事故防止のため、一車線規
制を行う場合もある。これらが渋滞の原因である。
【００１４】このため、トンネル内事故防止用の一車線
規制用信号機３０とその制御を行う信号機制御手段４０
と、ノロノロ渋滞防止用信号機３１，信号機３２，……
とその信号機の制御を行う信号機制御手段４１，信号機
制御手段４２，……とを設置する。信号機の建植間隔
は、道路の交通特性にもよるが、１０ｋｍがひとつの目
安である。
規制用信号機３０とその制御を行う信号機制御手段４０
と、ノロノロ渋滞防止用信号機３１，信号機３２，……
とその信号機の制御を行う信号機制御手段４１，信号機
制御手段４２，……とを設置する。信号機の建植間隔
は、道路の交通特性にもよるが、１０ｋｍがひとつの目
安である。
【００１５】また、交通量を計測する交通量計測手段
（トラフィック・カウンタ、略してトラカンと呼ぶ）５
１，５２，……が渋滞の発生しやすいところを中心に、
それぞれ信号機３１，３２，……の下流側に設置されて
いる。
（トラフィック・カウンタ、略してトラカンと呼ぶ）５
１，５２，……が渋滞の発生しやすいところを中心に、
それぞれ信号機３１，３２，……の下流側に設置されて
いる。
【００１６】交通流制御戦略決定手段３は信号機の制御
を行うよう信号機制御手段４０に信号を送る。信号機制
御手段４０では、信号機３０の信号機制御を行っている
旨のの信号を信号機制御手段４１に送る。信号機制御手
段４１にはトラカン５１の出力である交通量、走行速度
を入力することにより、交通密度、流れ速度の把握を行
い信号機３１の制御を行う。また、その結果はトラカン
５２の出力とともに信号機制御手段４２に入力され、信
号機３２の制御を行う。以下、同様にトラカンと信号機
制御手段により信号機の制御が行なわれる。
を行うよう信号機制御手段４０に信号を送る。信号機制
御手段４０では、信号機３０の信号機制御を行っている
旨のの信号を信号機制御手段４１に送る。信号機制御手
段４１にはトラカン５１の出力である交通量、走行速度
を入力することにより、交通密度、流れ速度の把握を行
い信号機３１の制御を行う。また、その結果はトラカン
５２の出力とともに信号機制御手段４２に入力され、信
号機３２の制御を行う。以下、同様にトラカンと信号機
制御手段により信号機の制御が行なわれる。
【００１７】次に、本実施例の作用について説明する。
信号機制御手段４０では、交通流制御戦略決定手段３の
指令により、各車線に対応した信号を順次あらかじめ設
定した一定時間青信号にすることによって、トンネル内
に進入する車の台数を規制する。この際、このトンネル
の先でも渋滞しているような場合には車の進入台数を減
らすためにどの車線も青信号でない時間を設けることが
効果的である。
信号機制御手段４０では、交通流制御戦略決定手段３の
指令により、各車線に対応した信号を順次あらかじめ設
定した一定時間青信号にすることによって、トンネル内
に進入する車の台数を規制する。この際、このトンネル
の先でも渋滞しているような場合には車の進入台数を減
らすためにどの車線も青信号でない時間を設けることが
効果的である。
【００１８】信号機制御手段４１では、下流側のトラカ
ン５１の交通量と走行速度とから、図３に示すように、
全車線ともあらかじめ設定した信号現示時間で渋滞が解
消するまで青信号と赤信号とを繰返す。赤信号の現示時
間は、基本的にエンジンを停止することを前提として決
定する。
ン５１の交通量と走行速度とから、図３に示すように、
全車線ともあらかじめ設定した信号現示時間で渋滞が解
消するまで青信号と赤信号とを繰返す。赤信号の現示時
間は、基本的にエンジンを停止することを前提として決
定する。
【００１９】信号機制御手段４２も同様に下流側のトラ
カン５２の交通量と走行速度とから、全車線ともあらか
じめ設定した信号現示時間で渋滞が解消するまで青信号
と赤信号とを繰返す。この際、信号変化のタイミング
は、下流側の信号機制御手段４１のタイミングと合せる
ものとする。また、どこまでの信号機を制御するかは、
さらに上流側区間のトラカンにより計測される交通量や
走行速度が、しきい値外になるまでとする。
カン５２の交通量と走行速度とから、全車線ともあらか
じめ設定した信号現示時間で渋滞が解消するまで青信号
と赤信号とを繰返す。この際、信号変化のタイミング
は、下流側の信号機制御手段４１のタイミングと合せる
ものとする。また、どこまでの信号機を制御するかは、
さらに上流側区間のトラカンにより計測される交通量や
走行速度が、しきい値外になるまでとする。
【００２０】一方、道路上のドライバーに対しては、信
号機による停止なのか、単に前が詰まっているだけなの
かを知らしめるために、道路標示板による「渋滞制御用
信号機による交通流制御実施中」の表示やハイウェイ・
ラジオや路側通信、ＧＰＳ（Ground Positioning Syste
m ）などを利用した情報提供システムによる情報提供を
行う。
号機による停止なのか、単に前が詰まっているだけなの
かを知らしめるために、道路標示板による「渋滞制御用
信号機による交通流制御実施中」の表示やハイウェイ・
ラジオや路側通信、ＧＰＳ（Ground Positioning Syste
m ）などを利用した情報提供システムによる情報提供を
行う。
【００２１】信号機の制御を行い交通流を遮断すること
により、場合によっては旅行時間が長くなり、社会的生
産性に支障をきたすことも考えられる。そこで、図１に
示す交通流判断手段２では、渋滞発生ポイントとその上
流側に重点的に配置された全線にわたる交通量計測手段
１の出力である交通量と走行速度に基づき、単独の渋滞
発生ポイントだけの渋滞か、もしくは複数の渋滞発生ポ
イントにまたがる渋滞かを判断する。
により、場合によっては旅行時間が長くなり、社会的生
産性に支障をきたすことも考えられる。そこで、図１に
示す交通流判断手段２では、渋滞発生ポイントとその上
流側に重点的に配置された全線にわたる交通量計測手段
１の出力である交通量と走行速度に基づき、単独の渋滞
発生ポイントだけの渋滞か、もしくは複数の渋滞発生ポ
イントにまたがる渋滞かを判断する。
【００２２】そして、交通流制御戦略決定手段３では、
複数の渋滞発生ポイントにまたがる渋滞時には信号機の
制御を行い、満たない場合は流入交通量の制御だけを行
う。流入交通量の制御では、渋滞箇所の手前の流入口
で、渋滞箇所の交通量と流入箇所の交通量の関係から、
図４に示すように、「渋滞箇所の交通量が極めて多く、
流入口の交通量も多い場合は、開ける入口ブースを設置
数の半分にする」「渋滞箇所の交通量が多く、流入口の
交通量が少ない場合は、開ける入口ブースを１ヵ所にす
る」といった流入口のブースの開閉制御を行うことによ
り、当該道路上を走行する交通量を操作する。
複数の渋滞発生ポイントにまたがる渋滞時には信号機の
制御を行い、満たない場合は流入交通量の制御だけを行
う。流入交通量の制御では、渋滞箇所の手前の流入口
で、渋滞箇所の交通量と流入箇所の交通量の関係から、
図４に示すように、「渋滞箇所の交通量が極めて多く、
流入口の交通量も多い場合は、開ける入口ブースを設置
数の半分にする」「渋滞箇所の交通量が多く、流入口の
交通量が少ない場合は、開ける入口ブースを１ヵ所にす
る」といった流入口のブースの開閉制御を行うことによ
り、当該道路上を走行する交通量を操作する。
【００２３】上述したように、交通量や渋滞の状態・レ
ベルは、季節やその日の天候、時間帯などによって微妙
に異なるし変化するが、本実施例によると、信号機制御
手段による信号機の制御を渋滞発生ポイントから串刺し
の形で下流側に連ね、それぞれの場所での交通量・渋滞
状況を参照しながら信号機を制御することにより、適切
なノロノロ運転防止が行える。これによってドライバー
の負担及び無駄なエネルギーの消費を無くし、環境汚染
を少なくすることが可能となる。また、信号機を設置す
ることにより、場合によっては旅行時間が長くなること
も考えられる。このため、本発明では、渋滞の度合いに
よって信号機制御を行うかどうかを判断する機能ももた
せている。
ベルは、季節やその日の天候、時間帯などによって微妙
に異なるし変化するが、本実施例によると、信号機制御
手段による信号機の制御を渋滞発生ポイントから串刺し
の形で下流側に連ね、それぞれの場所での交通量・渋滞
状況を参照しながら信号機を制御することにより、適切
なノロノロ運転防止が行える。これによってドライバー
の負担及び無駄なエネルギーの消費を無くし、環境汚染
を少なくすることが可能となる。また、信号機を設置す
ることにより、場合によっては旅行時間が長くなること
も考えられる。このため、本発明では、渋滞の度合いに
よって信号機制御を行うかどうかを判断する機能ももた
せている。
【００２４】なお、本発明は、道路上に信号機を設置
し、渋滞の状態に合せて信号機を操作することによりノ
ロノロ運転を解消しようとするものであり、信号機の現
示変更タイミングについてはしきい値で与えるほか、信
号区間長と走行速度の関係から計算で算出する方法も考
えられる。
し、渋滞の状態に合せて信号機を操作することによりノ
ロノロ運転を解消しようとするものであり、信号機の現
示変更タイミングについてはしきい値で与えるほか、信
号区間長と走行速度の関係から計算で算出する方法も考
えられる。
【００２５】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、道路上に信号機を設置し、渋滞の状態に合せて信号
機を操作することによりノロノロ運転を解消することが
でき、その結果ドライバーの負荷を軽減し、事故を防止
し、エネルギーの無駄を削減し、環境汚染を少なくする
ことができる交通流制御装置を提供することができる。
ば、道路上に信号機を設置し、渋滞の状態に合せて信号
機を操作することによりノロノロ運転を解消することが
でき、その結果ドライバーの負荷を軽減し、事故を防止
し、エネルギーの無駄を削減し、環境汚染を少なくする
ことができる交通流制御装置を提供することができる。
【図１】本発明の一実施例のブロック構成図。
【図２】本発明を高速道路に適用した概要図。
【図３】本発明に係る交通量と走行速度から信号機の現
示時間を決める図。
示時間を決める図。
【図４】本発明に係る流入交通量の制御を行うための具
体的な方策を示した図。
体的な方策を示した図。
１…交通量計測手段、２…交通流判断手段、３…交通流
制御戦略決定手段、４…流入交通量制御手段、５…信号
機制御手段、６…信号機、１０…道路、３０，３１，３
２…信号機、４０，４１，４２…信号機制御手段、５
１，５２…交通量計測手段。
制御戦略決定手段、４…流入交通量制御手段、５…信号
機制御手段、６…信号機、１０…道路、３０，３１，３
２…信号機、４０，４１，４２…信号機制御手段、５
１，５２…交通量計測手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０８Ｇ 1/095 Ｅ 2105−3Ｈ
Claims (1)
- 【請求項１】 道路上の交通量と自動車の走行速度を計
測する交通量計測手段と、前記道路上の交通の制御を行
う信号機と、前記交通量計測手段からの交通量や走行速
度を用いて渋滞などの交通状態を判断する交通流判断手
段と、前記交通流判断手段により得られた交通の状態か
ら，どのような交通流制御を行うかを決定する交通流制
御戦略決定手段と、前記道路に流入する交通量を制御す
るための流入交通量制御手段と、前記信号機の制御を行
う信号機制御手段とから構成されたことを特徴とする道
路交通流制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18388792A JP3187143B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 道路交通流制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18388792A JP3187143B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 道路交通流制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0628597A true JPH0628597A (ja) | 1994-02-04 |
| JP3187143B2 JP3187143B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=16143560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18388792A Expired - Fee Related JP3187143B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 道路交通流制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3187143B2 (ja) |
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002203080A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-19 | Horiba Ltd | 環境負荷制御システム |
| WO2009016773A1 (ja) | 2007-07-30 | 2009-02-05 | Shouzou Iwamoto | パケット交通管制システム |
| CN102610114A (zh) * | 2012-03-09 | 2012-07-25 | 西安费斯达自动化工程有限公司 | 一种基于离散模型的公路信息显示牌的设置方法 |
| CN102610113A (zh) * | 2012-03-09 | 2012-07-25 | 西安费斯达自动化工程有限公司 | 一种基于改进离散模型的路段信息显示牌的设置方法 |
| CN102842221A (zh) * | 2012-08-30 | 2012-12-26 | 西北工业大学 | 基于Ross宏观交通流模型的FPGA在线预测控制方法 |
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