JPH06285912A - 新規な複合射出成形装置 - Google Patents
新規な複合射出成形装置Info
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- JPH06285912A JPH06285912A JP7928693A JP7928693A JPH06285912A JP H06285912 A JPH06285912 A JP H06285912A JP 7928693 A JP7928693 A JP 7928693A JP 7928693 A JP7928693 A JP 7928693A JP H06285912 A JPH06285912 A JP H06285912A
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- Japan
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- synthetic resin
- resin
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- injection
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
- B29C45/1603—Multi-way nozzles specially adapted therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 内周通路と外周通路を有し、内周通路と外周
通路はそれぞれ2つ以上に分離され、各通路を自在に開
閉する弁を有するノズルであり、更に各通路がそれぞれ
の射出シリンダーに連結する複合射出成形装置。 【効果】 本発明の装置により複雑な形状の型物で、よ
り均一な表層を有するサンドイッチ構造体が成形でき
る。
通路はそれぞれ2つ以上に分離され、各通路を自在に開
閉する弁を有するノズルであり、更に各通路がそれぞれ
の射出シリンダーに連結する複合射出成形装置。 【効果】 本発明の装置により複雑な形状の型物で、よ
り均一な表層を有するサンドイッチ構造体が成形でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は合成樹脂の射出成形装置
であり、更に詳しくは2種の合成樹脂を型キャビティに
射出し、所望の複合射出成形品を成形する射出成形装置
である。
であり、更に詳しくは2種の合成樹脂を型キャビティに
射出し、所望の複合射出成形品を成形する射出成形装置
である。
【0002】
【従来の技術】型キヤビティに合成樹脂を注入する射出
成形等に於て、第1の合成樹脂を型キャビティに注入し
次いで第2の合成樹脂を注入して、表層が第1の合成樹
脂からなり、内核が第2の合成樹脂からなるサンドイッ
チ構造型物を成形する方法については米国特許第299
6764号明細書等に記載されている。しかし、従来の
サンドイッチ構造型物の成形法では、ごく限られた形状
の成形品の場合にのみ、表層が均一に内核を覆う成形品
を得ることが可能であった。例えば、中央に樹脂を注入
するゲートを持つ場合の円盤状物あるいは円錐状物等の
成形では可能であったが、他の形状では部分的に表層が
厚くなったり、内核が表層を破って表面に露出したりし
ていた。たとえば図9のように、ゲート3が成形品の中
央に設定できない場合、従来のサンドイッチ射出成形
法、すなわち型キャビティに第1の合成樹脂を注入し、
次いで第2の合成樹脂を注入して型キャビティを満す成
形法では、第1の合成樹脂1が均一に表層を形成するこ
とができず、第2の合成樹脂2が片側に偏在する。これ
に対し、特公昭60−4769号公報に記載される方
法、すなわち、2種の合成樹脂を型キャビティへの注入
口で所望の配置で分離した状態で同時に型キャビティに
注入することと、各樹脂をそれぞれ単独で注入すること
とを適宜組合せて用いることにより、図10に示すよう
に均一な表層4と均一な内核5より成るサンドイッチ構
造体が得られる。
成形等に於て、第1の合成樹脂を型キャビティに注入し
次いで第2の合成樹脂を注入して、表層が第1の合成樹
脂からなり、内核が第2の合成樹脂からなるサンドイッ
チ構造型物を成形する方法については米国特許第299
6764号明細書等に記載されている。しかし、従来の
サンドイッチ構造型物の成形法では、ごく限られた形状
の成形品の場合にのみ、表層が均一に内核を覆う成形品
を得ることが可能であった。例えば、中央に樹脂を注入
するゲートを持つ場合の円盤状物あるいは円錐状物等の
成形では可能であったが、他の形状では部分的に表層が
厚くなったり、内核が表層を破って表面に露出したりし
ていた。たとえば図9のように、ゲート3が成形品の中
央に設定できない場合、従来のサンドイッチ射出成形
法、すなわち型キャビティに第1の合成樹脂を注入し、
次いで第2の合成樹脂を注入して型キャビティを満す成
形法では、第1の合成樹脂1が均一に表層を形成するこ
とができず、第2の合成樹脂2が片側に偏在する。これ
に対し、特公昭60−4769号公報に記載される方
法、すなわち、2種の合成樹脂を型キャビティへの注入
口で所望の配置で分離した状態で同時に型キャビティに
注入することと、各樹脂をそれぞれ単独で注入すること
とを適宜組合せて用いることにより、図10に示すよう
に均一な表層4と均一な内核5より成るサンドイッチ構
造体が得られる。
【0003】この方法を図11により説明する。第1の
合成樹脂1をゲート3より型キャビティ6に注入し
(1)、次いで第1の合成樹脂1と第2の合成樹脂2と
をゲート口で半円形に分離した状態で同時に型キャビテ
ィ6に注入し(2)、次いで第2の合成樹脂2だけを注
入し(3)、次いで微少量の第1の合成樹脂1を注入す
ると、第1の合成樹脂で形成された均一な表層4と、第
2の合成樹脂で形成された均一な内核5よりなるサンド
イッチ構造体が成形される(4)。この場合にはそれぞ
れ単独で注入される樹脂量及び同時に注入される樹脂量
を、成形される成形品の形状により調節することが必要
であり、特に同時に注入される各樹脂は、型キャビティ
への注入口でその位置及び量が互に調節されることが必
要である。図11に示す形状の場合では、同時に注入す
る各樹脂はゲートで半分づつ2等分した形で同時に注入
すればよい。
合成樹脂1をゲート3より型キャビティ6に注入し
(1)、次いで第1の合成樹脂1と第2の合成樹脂2と
をゲート口で半円形に分離した状態で同時に型キャビテ
ィ6に注入し(2)、次いで第2の合成樹脂2だけを注
入し(3)、次いで微少量の第1の合成樹脂1を注入す
ると、第1の合成樹脂で形成された均一な表層4と、第
2の合成樹脂で形成された均一な内核5よりなるサンド
イッチ構造体が成形される(4)。この場合にはそれぞ
れ単独で注入される樹脂量及び同時に注入される樹脂量
を、成形される成形品の形状により調節することが必要
であり、特に同時に注入される各樹脂は、型キャビティ
への注入口でその位置及び量が互に調節されることが必
要である。図11に示す形状の場合では、同時に注入す
る各樹脂はゲートで半分づつ2等分した形で同時に注入
すればよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】成形品の形状が複雑に
なると、同時に注入する各樹脂の相関関係は複雑になっ
てくる。より複雑な形状の型物で均一な表層を有するサ
ンドイッチ構造物を成形する際には、2種の樹脂の射出
タイミング及び射出量をきめ細かく行う必要がある。す
なわち、2種の樹脂を逐次、同時、及びこれの繰り返し
の射出、更に同時に射出する場合に左右、上下等に分割
して同時射出することを自由にできることが好ましい。
成形品の形状に応じて、これらを自在に行う射出成形装
置が求められている。
なると、同時に注入する各樹脂の相関関係は複雑になっ
てくる。より複雑な形状の型物で均一な表層を有するサ
ンドイッチ構造物を成形する際には、2種の樹脂の射出
タイミング及び射出量をきめ細かく行う必要がある。す
なわち、2種の樹脂を逐次、同時、及びこれの繰り返し
の射出、更に同時に射出する場合に左右、上下等に分割
して同時射出することを自由にできることが好ましい。
成形品の形状に応じて、これらを自在に行う射出成形装
置が求められている。
【0005】我々はこの射出成形装置について特開平4
−239615号公報を提案したが、2種の樹脂を左
右、上下等に分割して同時射出することが限ずしも十分
に行うことができず更に改良が必要であった。本発明は
これ等の要求に対応するものである。
−239615号公報を提案したが、2種の樹脂を左
右、上下等に分割して同時射出することが限ずしも十分
に行うことができず更に改良が必要であった。本発明は
これ等の要求に対応するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の合成樹
脂と第2の合成樹脂が流動する通路をもつノズルを有す
る装置であり、該ノズルは(1)、第1の合成樹脂が流
動する通路は横断面で2つ以上に分離されており、
(2)、第2の合成樹脂が流動する通路は第1の合成樹
脂が流動する通路の外周に設けられ、且つ横断面で2つ
以上に分離されており、(3)、第1の合成樹脂の通路
と第2の合成樹脂のそれぞれの各通路には、自在に開閉
する弁が設けられており、(4)、第1の合成樹脂の通
路と第2の合成樹脂の通路はそれぞれの樹脂を射出する
射出シリンダーに連結している、ことを特徴とする新規
な複合射出成形装置である。
脂と第2の合成樹脂が流動する通路をもつノズルを有す
る装置であり、該ノズルは(1)、第1の合成樹脂が流
動する通路は横断面で2つ以上に分離されており、
(2)、第2の合成樹脂が流動する通路は第1の合成樹
脂が流動する通路の外周に設けられ、且つ横断面で2つ
以上に分離されており、(3)、第1の合成樹脂の通路
と第2の合成樹脂のそれぞれの各通路には、自在に開閉
する弁が設けられており、(4)、第1の合成樹脂の通
路と第2の合成樹脂の通路はそれぞれの樹脂を射出する
射出シリンダーに連結している、ことを特徴とする新規
な複合射出成形装置である。
【0007】更に本発明は、通路とほぼ直角方向に設置
されたシャフトを、アクチュエーターでシャフトの長手
方向に駆動することにより開閉される弁を有する上記装
置である。更に本発明は、通路とほぼ直角方向に設置さ
れたシャフトをアクチュエーターで回転させることによ
り開閉させる弁を有する上記装置である。
されたシャフトを、アクチュエーターでシャフトの長手
方向に駆動することにより開閉される弁を有する上記装
置である。更に本発明は、通路とほぼ直角方向に設置さ
れたシャフトをアクチュエーターで回転させることによ
り開閉させる弁を有する上記装置である。
【0008】本発明に述べる合成樹脂とは、射出成形し
得る全ての合成樹脂が含まれる。第1の合成樹脂と第2
の合成樹脂は、それを構成する単量体が異っても良い
し、添加物や配合物が異なってもよい。例えば片方が1
級品の樹脂、他方が回収された、若干の異物が混入した
樹脂等の組合せを用い、1級品樹脂が表層を、回収樹脂
が内核を形成した複合射出成形品は良好に使用できる。
得る全ての合成樹脂が含まれる。第1の合成樹脂と第2
の合成樹脂は、それを構成する単量体が異っても良い
し、添加物や配合物が異なってもよい。例えば片方が1
級品の樹脂、他方が回収された、若干の異物が混入した
樹脂等の組合せを用い、1級品樹脂が表層を、回収樹脂
が内核を形成した複合射出成形品は良好に使用できる。
【0009】本発明はノズル構造に大きな特徴を有す
る。ノズル構造は、第1の合成樹脂が流動する通路が内
側に内周通路としてあり、この周囲に第2の合成樹脂が
流動する外周通路がある。内周通路と外周通路はほぼ同
心円状に配置されていることが好ましい。内周通路と外
周通路は、それぞれ2つ以上に、好ましくは3つ以上、
更に好ましくは4つ以上12以下に分離されている。更
にそれぞれの各通路を自在に開閉する弁がとりつけら
れ、これに適当なアクチュエーターで駆動される。アク
チュエーターは油圧シリンダー、エアーシリンダー等油
圧、空圧手段或いは電磁手段などによって直線方向ある
いは/及び回転方向に駆動する。弁には種々の弁が使用
できる。通路とほぼ直角方向に設置されたシャフトを、
アクチュエーターでシャフトの長手方向に駆動すること
により開閉される弁、或いは、通路とほぼ直角方向に設
置されたシャフトをアクチュエーターで回転させること
により開閉される弁等は良好に使用できる。ノズルは内
周通路と外周通路がそれぞれ第1、第2の合成樹脂を独
立に加熱可塑化し、射出する射出シリンダーに連結す
る。各射出シリンダーのスクリューの移動およびアクチ
ュエーターの作動は制御装置によって指令される。
る。ノズル構造は、第1の合成樹脂が流動する通路が内
側に内周通路としてあり、この周囲に第2の合成樹脂が
流動する外周通路がある。内周通路と外周通路はほぼ同
心円状に配置されていることが好ましい。内周通路と外
周通路は、それぞれ2つ以上に、好ましくは3つ以上、
更に好ましくは4つ以上12以下に分離されている。更
にそれぞれの各通路を自在に開閉する弁がとりつけら
れ、これに適当なアクチュエーターで駆動される。アク
チュエーターは油圧シリンダー、エアーシリンダー等油
圧、空圧手段或いは電磁手段などによって直線方向ある
いは/及び回転方向に駆動する。弁には種々の弁が使用
できる。通路とほぼ直角方向に設置されたシャフトを、
アクチュエーターでシャフトの長手方向に駆動すること
により開閉される弁、或いは、通路とほぼ直角方向に設
置されたシャフトをアクチュエーターで回転させること
により開閉される弁等は良好に使用できる。ノズルは内
周通路と外周通路がそれぞれ第1、第2の合成樹脂を独
立に加熱可塑化し、射出する射出シリンダーに連結す
る。各射出シリンダーのスクリューの移動およびアクチ
ュエーターの作動は制御装置によって指令される。
【0010】内周通路及び外周通路はそれぞれ2以上の
独立した通路を形成し、且つ各弁の開閉あるいは/及び
開度が独立して作動され、射出タイミング及び射出量を
きめ細かく制御し、複雑な成形品の射出成形を良好に行
うことができる。
独立した通路を形成し、且つ各弁の開閉あるいは/及び
開度が独立して作動され、射出タイミング及び射出量を
きめ細かく制御し、複雑な成形品の射出成形を良好に行
うことができる。
【0011】
【実施例1】本発明を図を用いて説明する。図1、図
2、図3、図4、図5は本発明の装置の要部の各断面を
示す図であり、D−D’断面、E−E’断面、A−A’
断面、B−B’断面、C−C’断面をそれぞれ示す。図
に於て第1の合成樹脂の射出シリンダー7と、第2の合
成樹脂の射出シリンダー8の2本の射出シリンダーは互
に分離された状態で下記の1つの射出ノズル9へと連結
される。射出ノズル9は第1の合成樹脂が流動する内周
通路10と、第2の合成樹脂が流動する外周通路11が
設けられる。内周通路10と外周通路11はそれぞれ横
断面で2つ以上に分離されており、分離された各通路を
自由に開閉できる弁12、14を有する。この弁12、
14はアクチュエーターにより駆動され、各通路の樹脂
流動方向とほぼ直交方向に駆動される。各通路に対応す
る位置に油圧シリンダー13、15をそれぞれ60度間
隔に配置し、油圧シリンダーで駆動されるシャフトより
なる弁12、14を移動させて内周通路10と外周通路
11を任意に開閉する。シャフトによる通路10、11
の開閉は、制御装置(図示しない)により、各射出シリ
ンダー7、8の各スクリュー16、17の前進状態を検
知して、開閉される。
2、図3、図4、図5は本発明の装置の要部の各断面を
示す図であり、D−D’断面、E−E’断面、A−A’
断面、B−B’断面、C−C’断面をそれぞれ示す。図
に於て第1の合成樹脂の射出シリンダー7と、第2の合
成樹脂の射出シリンダー8の2本の射出シリンダーは互
に分離された状態で下記の1つの射出ノズル9へと連結
される。射出ノズル9は第1の合成樹脂が流動する内周
通路10と、第2の合成樹脂が流動する外周通路11が
設けられる。内周通路10と外周通路11はそれぞれ横
断面で2つ以上に分離されており、分離された各通路を
自由に開閉できる弁12、14を有する。この弁12、
14はアクチュエーターにより駆動され、各通路の樹脂
流動方向とほぼ直交方向に駆動される。各通路に対応す
る位置に油圧シリンダー13、15をそれぞれ60度間
隔に配置し、油圧シリンダーで駆動されるシャフトより
なる弁12、14を移動させて内周通路10と外周通路
11を任意に開閉する。シャフトによる通路10、11
の開閉は、制御装置(図示しない)により、各射出シリ
ンダー7、8の各スクリュー16、17の前進状態を検
知して、開閉される。
【0012】第1の合成樹脂が流動する内周通路10
と、第2の合成樹脂が流動する外周通路11の各6本づ
つの通路は、ノズルの先端部で各対の内外通路が一つに
なっていることが好ましい。図1に示すC−C’の部位
の断面を示す第5図に於て、内周通路10と外周通路1
1はノズル先端で合計6本の通路18となり、ノズル外
へ通じている。
と、第2の合成樹脂が流動する外周通路11の各6本づ
つの通路は、ノズルの先端部で各対の内外通路が一つに
なっていることが好ましい。図1に示すC−C’の部位
の断面を示す第5図に於て、内周通路10と外周通路1
1はノズル先端で合計6本の通路18となり、ノズル外
へ通じている。
【0013】内周通路と外周通路の位置関係はノズル先
端部では同一角度にあること、すなわち内周通路の真上
に外周通路があることが、通路を合体させる上で好まし
い。一方、各通路を弁で自在に開閉するには図3と図4
に示す様に角度がずれた位置にあることが好ましい。従
って、内周通路あるいは外周通路は弁からノズル先端部
の間で位置関係の角度が変化することが好ましく、図で
は通路位置が30度変化している例を示している。
端部では同一角度にあること、すなわち内周通路の真上
に外周通路があることが、通路を合体させる上で好まし
い。一方、各通路を弁で自在に開閉するには図3と図4
に示す様に角度がずれた位置にあることが好ましい。従
って、内周通路あるいは外周通路は弁からノズル先端部
の間で位置関係の角度が変化することが好ましく、図で
は通路位置が30度変化している例を示している。
【0014】ここでは、第1の合成樹脂が内周通路を、
第2の合成樹脂が外周通路を形成することで説明した
が、内周通路と外周通路が逆の場合も全く同様であり、
これも本発明に含まれる。
第2の合成樹脂が外周通路を形成することで説明した
が、内周通路と外周通路が逆の場合も全く同様であり、
これも本発明に含まれる。
【0015】
【実施例2】本発明を、更に図6、図7、図8を加えて
説明する。図6、図7、図8は通路とほぼ直角方向に設
置されたシャフトをアクチュエーターで回転させること
により開閉される弁を有する装置であり、他の点は実施
例1と同様である。すなわち、圧縮空気等で駆動される
(ベーン形等の)ロータリーアクチュエーター19によ
りほぼ90度の角度に回転されるシャフト20が樹脂通
路20にほぼ直角に入っており、該シャフトには穴21
があり、該シャフトをほぼ90度回転させることによ
り、通路を自在に開閉する。
説明する。図6、図7、図8は通路とほぼ直角方向に設
置されたシャフトをアクチュエーターで回転させること
により開閉される弁を有する装置であり、他の点は実施
例1と同様である。すなわち、圧縮空気等で駆動される
(ベーン形等の)ロータリーアクチュエーター19によ
りほぼ90度の角度に回転されるシャフト20が樹脂通
路20にほぼ直角に入っており、該シャフトには穴21
があり、該シャフトをほぼ90度回転させることによ
り、通路を自在に開閉する。
【0016】
【実施例3】金形キャビティが157mm×100mm
×3mmの長方形状で、金型キャビティへの合成樹脂注
入口が中央より長手方向に24mm偏心している金型を
用い、図1〜図5に示した成形装置を用いて複合成形を
行った。第1の合成樹脂として高密度ポリエチレンの1
級品、第2の合成樹脂として回収された若干の異物が混
入した高密度ポリエチレンを用い、表層が第1の合成樹
脂、内核が第2の合成樹脂より成る複合構造体を成形
し、第2の合成樹脂が表層に現れず且つ、第2の合成樹
脂の最大注入量の状態の表層樹脂と内核樹脂の比を測定
した。
×3mmの長方形状で、金型キャビティへの合成樹脂注
入口が中央より長手方向に24mm偏心している金型を
用い、図1〜図5に示した成形装置を用いて複合成形を
行った。第1の合成樹脂として高密度ポリエチレンの1
級品、第2の合成樹脂として回収された若干の異物が混
入した高密度ポリエチレンを用い、表層が第1の合成樹
脂、内核が第2の合成樹脂より成る複合構造体を成形
し、第2の合成樹脂が表層に現れず且つ、第2の合成樹
脂の最大注入量の状態の表層樹脂と内核樹脂の比を測定
した。
【0017】従来のサンドイッチ成形法、すなわち、第
1の合成樹脂を注入し次いで第2の合成樹脂を注入する
成形法と、図11に示した成形法、すなわち、第1の合
成樹脂のみをノズルの内周通路より型キャビティに注入
し、次いでノズルのと外周部通路の一部を開いて第1の
合成樹脂と第2の合成樹脂を同時に分割して注入し、次
いで第1の合成樹脂を止めて、第2の合成樹脂のみを注
入して型キャビティを満す成形法とで成形し、成形品の
表層樹脂/内核樹脂比を測定した。
1の合成樹脂を注入し次いで第2の合成樹脂を注入する
成形法と、図11に示した成形法、すなわち、第1の合
成樹脂のみをノズルの内周通路より型キャビティに注入
し、次いでノズルのと外周部通路の一部を開いて第1の
合成樹脂と第2の合成樹脂を同時に分割して注入し、次
いで第1の合成樹脂を止めて、第2の合成樹脂のみを注
入して型キャビティを満す成形法とで成形し、成形品の
表層樹脂/内核樹脂比を測定した。
【0018】その結果、従来のサンドイッチ成形法の
(第1の合成樹脂/第2の合成樹脂)比は70/30で
あり、表層は不均一であった。一方、図11に示した成
形法で、本発明の装置で成形した成形品の(第1の合成
樹脂/第2の合成樹脂)比は35/65であり、第2の
合成樹脂が多く内核に入り、より均一な表層より成るサ
ンドイッチ構造体であった。
(第1の合成樹脂/第2の合成樹脂)比は70/30で
あり、表層は不均一であった。一方、図11に示した成
形法で、本発明の装置で成形した成形品の(第1の合成
樹脂/第2の合成樹脂)比は35/65であり、第2の
合成樹脂が多く内核に入り、より均一な表層より成るサ
ンドイッチ構造体であった。
【0019】
【発明の効果】本発明の装置により複雑な形状の型物
で、より均一な表層を有するサンドイッチ構造物が成形
できる。
で、より均一な表層を有するサンドイッチ構造物が成形
できる。
【図1】本発明の装置の要部を各断面で示す模式図であ
る。
る。
【図2】本発明の装置の要部を各断面で示す模式図であ
る。
る。
【図3】本発明の装置の要部を各断面で示す模式図であ
る。
る。
【図4】本発明の装置の要部を各断面で示す模式図であ
る。
る。
【図5】本発明の装置の要部を各断面で示す模式図であ
る。
る。
【図6】本発明の装置の要部を各断面で示す模式図であ
る。
る。
【図7】本発明の装置の要部を各断面で示す模式図であ
る。
る。
【図8】本発明の装置の要部を各断面で示す模式図であ
る。
る。
【図9】2種の樹脂が不均一な層構成をなす成形品の断
面図である。
面図である。
【図10】2種の樹脂が均一な層構成をなす成形品の断
面図である。
面図である。
【図11】図7の成形品を射出成形する手順を示す模式
図である。
図である。
1 第1の合成樹脂 2 第2の合成樹脂 3 ゲート 4 均一な表層 5 均一な内核 6 型キャビティ 7 第1の合成樹脂の射出シリンダー 8 第2の合成樹脂の射出シリンダー 9 射出ノズル 10 内周通路 11 外周通路 12 弁 13 アクチュエーター 14 弁 15 アクチュエーター 16 第1のスクリュー 17 第2のスクリュー 18 合体通路 19 ロータリーアクチュエーター 20 シャフト 21 シャフトの穴
Claims (3)
- 【請求項1】 第1の合成樹脂と第2の合成樹脂が流動
する通路をもつノズルを有する装置であり、該ノズルは
(1)、第1の合成樹脂が流動する通路は横断面で2つ
以上に分離されており、(2)、第2の合成樹脂が流動
する通路は第1の合成樹脂が流動する通路の外周に設け
られ、且つ横断面で2つ以上に分離されており、
(3)、第1の合成樹脂の通路と第2の合成樹脂のそれ
ぞれの各通路には、自在に開閉する弁が設けられてお
り、(4)、第1の合成樹脂の通路と第2の合成樹脂の
通路はそれぞれの樹脂を射出する射出シリンダーに連結
している、ことを特徴とする新規な複合射出成形装置。 - 【請求項2】 通路とほぼ直角方向に設置されたシャフ
トを、アクチュエーターでシャフトの長手方向に駆動す
ることにより開閉される弁を有する請求項1の装置。 - 【請求項3】 通路とほぼ直角方向に設置されたシャフ
トを、アクチュエーターで回転させることにより開閉さ
れる弁を有する請求項1の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7928693A JPH06285912A (ja) | 1993-02-02 | 1993-04-06 | 新規な複合射出成形装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-15401 | 1993-02-02 | ||
JP1540193 | 1993-02-02 | ||
JP7928693A JPH06285912A (ja) | 1993-02-02 | 1993-04-06 | 新規な複合射出成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06285912A true JPH06285912A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=26351534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7928693A Withdrawn JPH06285912A (ja) | 1993-02-02 | 1993-04-06 | 新規な複合射出成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06285912A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100815918B1 (ko) * | 2006-09-08 | 2008-03-21 | 김소자 | 혼합물 성형 유니트 및 이를 갖는 혼합성형물 제조장치 |
WO2010140018A1 (en) * | 2009-06-05 | 2010-12-09 | Hertek Sa | System and process of molding of plastic materials |
JP2015058574A (ja) * | 2013-09-17 | 2015-03-30 | 日精樹脂工業株式会社 | ホットランナーノズルと、このホットランナーノズルを取り付けた金型と、この金型による成形方法、及び成形品 |
EP3459707A1 (en) * | 2008-06-30 | 2019-03-27 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Injection molding device and process for molding a laminated preform |
-
1993
- 1993-04-06 JP JP7928693A patent/JPH06285912A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
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CN104552776A (zh) * | 2013-09-17 | 2015-04-29 | 日精树脂工业株式会社 | 热流道喷嘴、金属模、利用该金属模的成形方法及成形品 |
CN104552776B (zh) * | 2013-09-17 | 2018-06-05 | 日精树脂工业株式会社 | 热流道喷嘴、金属模、利用该金属模的成形方法及成形品 |
US10384381B2 (en) | 2013-09-17 | 2019-08-20 | Nissei Plastic Industrial Co., Ltd. | Hot runner nozzle, metal mold equipped with hot runner nozzle, and molding method and molded product provided by metal mold |
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