JPH06285645A - 溶接用コンタクトチップ - Google Patents

溶接用コンタクトチップ

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JPH06285645A
JPH06285645A JP7799193A JP7799193A JPH06285645A JP H06285645 A JPH06285645 A JP H06285645A JP 7799193 A JP7799193 A JP 7799193A JP 7799193 A JP7799193 A JP 7799193A JP H06285645 A JPH06285645 A JP H06285645A
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JP
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welding
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tip
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JP7799193A
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Takashi Oki
貴史 隠岐
Kenichi Sunamoto
健市 砂本
Kunihiro Tagaya
邦弘 多賀谷
Tamaki Uemoto
珠樹 上本
Hideji Masumoto
秀治 升本
Yoshiteru Koikawa
好輝 小井川
Hideo Oyabu
英雄 大藪
Nobuhide Ishikawa
伸英 石川
Chiharu Koga
千春 古賀
Masanao Nakamoto
正直 中本
Hidenori Kuroki
英憲 黒木
Tetsuo Ichikizaki
哲雄 市来崎
Yasuo Kawasako
康男 河迫
Tsuyoshi Morishita
強 森下
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HIROSHIMA SHINTAA KK
MITSUBA KOGYO KK
Mazda Motor Corp
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HIROSHIMA SHINTAA KK
MITSUBA KOGYO KK
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐摩耗性に優れた長寿命の溶接用コンタクト
チップを提供する。 【構成】 溶接用コンタクトチップ100を、コンタク
トチップ本体110の表面に耐熱性樹脂のコーティング
116が施されてなる構成とし、コンタクトチップ10
0の表面にスパッタが付着しても、コーティング116
の介在によりスパッタからコンタクトチップ本体110
への熱伝導量を極く僅かに抑え、コンタクトチップ本体
110の硬さ低下を抑制する。これにより、コンタクト
チップ本体110の軟化→摺動による摩耗増大→給電点
P1の後方変位→溶接用ワイヤ14の電気抵抗増加→電
圧上昇→スパッタの発生率増大→スパッタ付着量の増大
→コンタクトチップ本体110の軟化、という悪循環に
より被溶接部材12の溶接部に所期の溶接ビードを形成
できなくなる、すなわちコンタクトチップ100の寿命
が尽きてしまう、のを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接機の先端部に設け
られる溶接用コンタクトチップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、溶接用コンタクトチ
ップ10は、溶接機20の先端部に設けられ、被溶接部
材12にアーク溶接を施すための溶接用ワイヤ14に給
電するとともに、溶接位置のガイドをする部材である。
このため、コンタクトチップ10は、一般に、溶接用ワ
イヤ14を挿通させる挿通孔16が内部に形成されてお
り、この挿通孔16の先端面開口部から溶接用ワイヤ1
4を送り出し可能とされている。
【0003】コンタクトチップ10は、高い導電性を必
要とすることはもちろんであるが、これ以外にも、溶接
部からの輻射熱や該コンタクトチップ10に付着したス
パッタからの吸熱により軟化したり、高温腐食の進行が
著しいものであってはならないという条件がある。
【0004】このような条件の下、銅−クロム、銅−ク
ロム−ジルコニウム等の高導電耐熱銅合金からなるコン
タクトチップが、従来から多く用いられている(古川電
工時報(昭和43年11月発行)参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコンタクトチップでは、スパッタの付着による軟化
の問題をまだ十分に解決することができない。図7は、
銅−クロム製コンタクトチップに対してマイクロビッカ
ース高温硬さ試験を行った結果を示すグラフである。こ
のグラフから、摂氏450度を超えるあたりから硬さが
著しく低下することが分かる。また、図8から明らかな
ように、コンタクトチップの先端面に近い部位ほどスパ
ッタの付着量が多くなるため、スパッタの付着による軟
化の程度が著しくなっている。
【0006】このようにコンタクトチップが軟化してし
まうと、コンタクトチップは、溶接用ワイヤとの摺動に
よる摩耗が著しくなり、その寿命が短くなってしまう、
という問題がある。
【0007】このコンタクトチップの摩耗とその寿命と
の関係について詳述すると、以下の通りである。
【0008】すなわち、図6において、溶接用ワイヤ1
4は溶接部に順次送り出されるが、この溶接用ワイヤ1
4は導電効率を高めるため横からの力(ワイヤの変形弾
性力+バネ押付け力)でコンタクトチップ10に押え付
けられている。これにより、溶接用ワイヤ14は、挿通
孔16の先端および後端の角部の点P1、P2において
コンタクトチップ10と接触し、そして、これらの点P
1、P2がコンタクトチップ10から溶接用ワイヤ14
への給電点となる。上記溶接用ワイヤ14は一般に硬い
(ビッカース硬さHv(0.2)350程度)ので、相
対的に軟らかいコンタクトチップ10が、溶接用ワイヤ
14の送出しの際の該溶接用ワイヤ14との摺動により
摩耗することとなる。
【0009】コンタクトチップ10は軟化すると上記摺
動による摩耗が著しくなるが、この摩耗により、コンタ
クトチップ10から溶接用ワイヤ14への給電点P1、
P2のうち被溶接部材12に近いP1はコンタクトチッ
プ10の先端から後端側へ変位するので、被溶接部材1
2の溶接部と上記給電点P1との距離が長くなる。この
距離が長くなれば、溶接用ワイヤ14の電気抵抗が増加
し、十分な電流が溶接部に供給されなくなるので、溶接
ビードが不安定になる。すなわち、溶接ビードが細くな
って、溶接部の強度が低下する。さらに、コンタクトチ
ップ10先端部の摩耗により、溶接ワイヤ14先端の位
置が狙った溶接点を外れてしまうため、著しい溶接不良
を引き起こすこととなる。
【0010】これに対し、上記電流値を一定に維持する
ために電圧を上げると、スパッタの発生率が高くなり、
コンタクトチップ10へのスパッタ付着量も多くなる。
このスパッタ付着による軟化で摩耗が一層発達し、つい
には電圧調整では上記電流値を一定に維持しきれなくな
り、その結果、被溶接部材12に所期の溶接ビードを形
成することができなくなる。このように所期の溶接ビー
ドを形成できなくなったということは、コンタクトチッ
プとしての寿命が尽きたことを意味する。
【0011】つまり、コンタクトチップは、溶接用ワイ
ヤとの摺動による摩耗が著しくなると、その寿命も著し
く短くなってしまうこととなる。
【0012】特に、自動車用鋼板等のように表面処理が
施された材料を溶接する場合には、合金となったスパッ
タが発生するが、上記合金は主としてFe−Znであ
り、低融点であるため、コンタクトチップ10へのスパ
ッタ付着が生じやすく、上記摩耗による短寿命化が大き
な問題となっている。
【0013】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、耐摩耗性に優れた長寿命の溶接用コン
タクトチップを提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る溶接用コン
タクトチップは、コンタクトチップ本体の先端部外面に
耐熱性樹脂のコーティングを施すことにより、上記目的
達成を図るようにしたものである。
【0015】すなわち、請求項1に記載したように、溶
接用ワイヤを挿通させる挿通孔が内部に形成され、該挿
通孔の先端面開口部から前記溶接用ワイヤを送り出し可
能とされた溶接用コンタクトチップにおいて、前記溶接
用コンタクトチップが、コンタクトチップ本体の先端部
外面に耐熱性樹脂のコーティングが施されてなる、こと
を特徴とするものである。
【0016】上記「耐熱性樹脂のコーティング」は、コ
ンタクトチップ本体の先端部外面にのみ施すようにして
もよいし、コンタクトチップ本体のそれ以外の表面にも
施すようにしてもよい。
【0017】
【発明の作用および効果】上記構成に示すように、請求
項1記載の発明によれば、スパッタの付着量が多くなる
コンタクトチップ本体の先端部外面に耐熱性樹脂のコー
ティングが施されているので、輻射熱の断熱効果とスパ
ッタが付着し難くなることにより該先端部の硬さ低下を
抑制することができ、これにより、コンタクトチップ本
体の軟化→摺動による摩耗増大→給電点の後方変位→溶
接用ワイヤの電気抵抗増加→電圧上昇→スパッタの発生
率増大→スパッタ付着量の増大→コンタクトチップ本体
の軟化、という悪循環により被溶接部材の溶接部に所期
の溶接ビードを形成できなくなる、すなわちコンタクト
チップの寿命が尽きてしまう、のを抑制することができ
る。
【0018】したがって、本発明によれば、耐摩耗性に
優れた長寿命の溶接用コンタクトチップを得ることがで
きる。
【0019】上記「耐熱性樹脂」は、耐熱性を有する樹
脂であれば、特定の樹脂に限定されるものではないが、
特に耐熱性に優れたフッ素系樹脂が好ましく、さらに、
シロキサン系無機ポリマを含有するフッ素系樹脂が好ま
しい。これは、シロキサン系無機ポリマを含有させるこ
とにより耐熱性が高くなり、その結果コーティング上に
スパッタが付着しにくくなるという効果が得られるから
である。
【0020】この場合、請求項2に記載したように、シ
ロキサン系無機ポリマの含有率は30〜70重量%とす
るのが好ましい。ここに、30〜70重量%としたの
は、30重量%未満の含有率ではスパッタ付着抑制効果
が十分でなく、一方、70重量%を超える含有率では耐
熱性樹脂を塗布しにくくなるからである。
【0021】また、上記「耐熱性樹脂」に、請求項3に
記載したように、Si3 4 、Al2 3 およびSiC
のうち少なくとも1種を含有させて、いわゆるセラミッ
ク分散型の耐熱性樹脂とすることが好ましい。これらの
セラミック粉末を含有することにより耐熱性が高くな
り、その結果コーティング上にスパッタが付着しにくく
なるという効果が得られるからである。
【0022】この場合、請求項4に記載したように、上
記セラミックの含有率は2〜10体積%とするのが好ま
しい。ここに、2〜10体積%としたのは、2体積%未
満の含有率ではスパッタ付着抑制効果が十分でなく、一
方、10体積%を超える含有率では、耐熱性樹脂の粘度
が上がりすぎて塗布しにくくなるからであり、また、コ
ーティングの表面が荒れてスパッタが付着しやすくなる
からである。
【0023】さらに、上記「耐熱性樹脂」のコーティン
グの膜厚は、請求項5に記載したように、10〜30μ
mとするのが好ましい。ここに、10〜30μmとした
のは、10μm未満の膜厚ではスパッタ付着抑制効果が
十分でなく、一方、30μmを超える膜厚ではダレが発
生して耐熱性樹脂を塗布しにくくなるからである。
【0024】上記「耐熱性樹脂」のコーティング後の表
面粗さは、請求項5に記載したように、中心線平均粗さ
で0.5μm以下でかつ最大高さの粗さで2μm以下と
するのが好ましい。このような限定を加えるのは、コー
ティングの表面が粗くなるほどアンカ効果によりスパッ
タが付着しやすくなるので、これを防止するためであ
る。
【0025】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例について説明する。
【0026】図1は、本発明に係る溶接用コンタクトチ
ップの一実施例を示す側断面図である。
【0027】この溶接用コンタクトチップ100の基本
的構成は、図6に示す従来の溶接用コンタクトチップ1
0と同様であるので、その詳細についての説明は省略す
るが、本実施例のコンタクトチップ100は、コンタク
トチップ本体110の先端部外面112および外周面1
14に耐熱性樹脂のコーティング116が施されてなっ
ている。
【0028】上記構成により、コンタクトチップ100
の表面にスパッタが付着しても、コーティング116の
介在によりスパッタからコンタクトチップ本体110へ
の熱伝導量は極く僅かとなるため、コンタクトチップ本
体110の硬さ低下を抑制でき、これにより、コンタク
トチップ本体110の軟化→摺動による摩耗増大→給電
点P1の後方変位→溶接用ワイヤ14の電気抵抗増加→
電圧上昇→スパッタの発生率増大→スパッタ付着量の増
大→コンタクトチップ本体110の軟化、という悪循環
により被溶接部材12の溶接部に所期の溶接ビードを形
成できなくなる、すなわちコンタクトチップ100の寿
命が尽きてしまう、のを抑制することができる。
【0029】したがって、本実施例によれば、耐摩耗性
に優れた長寿命の溶接用コンタクトチップを得ることが
できる。
【0030】表1および図2、3は、本実施例に係る溶
接用コンタクトチップ100の効果を確認するために、
6種類のコーティングを施したコンタクトチップについ
て行った実験の内容を示すデータである。
【0031】
【表1】
【0032】表1に示すように、番号1、2は本実施例
に係るコンタクトチップであり、番号0、3、4、5、
6は比較例であって、番号0は、コーティングが施され
ていないコンタクトチップであり、番号3、4、5、6
は、その他の耐熱性樹脂以外の材料のコーティングが施
されているコンタクトチップである。
【0033】図2は、上記各コンタクトチップを用いて
溶接を行ったときの時間当たりの穴径変化量を示すグラ
フであって、12時間アーク溶接を行った後に挿通孔1
6の先端の径(外径)および後端の径(中径)の各々の
変化量(μm)を12で割って得た値を合計したグラフ
である。なお、外径の原寸は1.46mmであり、中径
の原寸は1.30mmである。
【0034】図2から明らかなように、本実施例に係る
コンタクトチップ(番号1、2)は、他のコンタクトチ
ップに比して穴径変化量が小さい。特に、給電点P1の
後方変位の原因となる外径変化量が小さい。このこと
は、本実施例に係るコンタクトチップが耐摩耗性に優れ
ていることを示すものである。
【0035】図3は、本実施例に係るコンタクトチップ
(番号1、2)の先端面の表面性状を、番号3、4のコ
ンタクトチップの先端面の表面性状と比較した測定結果
である。
【0036】図3から明らかなように、本実施例に係る
コンタクトチップ(番号1、2)が、中心線平均粗さ
(Ra)で共に0.5μm以下であり、かつ、最大高さ
の粗さ(Rmax)で共に2μm以下あるいは2μmを
僅かに超える程度であるのに対し、番号3、4のコンタ
クトチップは、いずれも、中心線平均粗さ(Ra)が
0.5μmより大幅に大きく、かつ、最大高さの粗さ
(Rmax)も2μmより大幅に大きくなっている。こ
のことは、本実施例に係るコンタクトチップは優れた表
面性状を有していることを示すものであり、コンタクト
チップにスパッタが付着しにくいことを示すものであ
る。
【0037】図4は、Si3 4 粉末の体積含有率と溶
接可能時間との関係を示すグラフである。なお、この実
験に用いられたコンタクトチップは、コンタクトチップ
本体の先端部外面および外周面に、シロキサン系無機ポ
リマを50重量%含有するフッ素系樹脂のコーティング
を膜厚20μmとなるように施したものである。
【0038】図4から明らかなように、Si3 4 の粒
子径は0.1〜0.3μmが好ましく、また、その含有
率は2〜10体積%とするのが好ましい。
【0039】図5は、コーティングの膜厚と溶接可能時
間との関係を示すグラフである。なお、この実験に用い
られたコンタクトチップは、コンタクトチップ本体の先
端部外面および外周面に、シロキサン系無機ポリマを5
0重量%含有するフッ素系樹脂(94体積%)に粒子径
0.3μmのSi3 4 粉末(6体積%)を含有させて
なる耐熱性樹脂である。
【0040】図5から明らかなように、コーティングの
膜厚は10〜30μmが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る溶接用コンタクトチップの一実施
例を示す側断面図
【図2〜5】上記実施例の作用を示す実験データ
【図6】従来例を示す、図1と同様の図
【図7〜8】従来例の作用を示す実験データ
【符号の説明】
12 被溶接部材 14 溶接用ワイヤ 16 挿通孔 100 コンタクトチップ 110 コンタクトチップ本体 112 先端面 114 外周面 116 コーティング P1、P2 給電点
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 砂本 健市 広島県広島市安芸区船越南2−6−3 あ かね鉄工有限会社内 (72)発明者 多賀谷 邦弘 広島県広島市西区商工センター6−4−11 株式会社コンセック内 (72)発明者 上本 珠樹 広島県山県郡千代田町新氏神35 新ダイワ 工業株式会社内 (72)発明者 升本 秀治 広島県東広島市高屋町大字高屋東116−31 辰栄工業株式会社内 (72)発明者 小井川 好輝 広島県安芸郡府中町新地1−14 デルタ工 業株式会社内 (72)発明者 大藪 英雄 広島県広島市安芸区船越南1−6−1 株 式会社日本製鋼所内 (72)発明者 石川 伸英 広島県広島市南区出島1−33−64 協和レ ジナス株式会社内 (72)発明者 古賀 千春 広島県広島市安佐南区長束3−44−17−8 広島アルミニウム工業株式会社内 (72)発明者 中本 正直 広島県広島市安芸区中野東4丁目6番1号 三葉工業株式会社内 (72)発明者 黒木 英憲 広島県東広島市西条町大字下見 (72)発明者 市来崎 哲雄 広島県広島市西区観音新町四丁目6−22 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 河迫 康男 広島県広島市安佐南区中筋四丁目11番14号 広島シンター株式会社内 (72)発明者 森下 強 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接用ワイヤを挿通させる挿通孔が内部
    に形成され、該挿通孔の先端面開口部から前記溶接用ワ
    イヤを送り出し可能とされた溶接用コンタクトチップに
    おいて、 前記溶接用コンタクトチップが、コンタクトチップ本体
    の先端部外面に耐熱性樹脂のコーティングが施されてな
    る、ことを特徴とする溶接用コンタクトチップ。
  2. 【請求項2】 前記耐熱性樹脂が、シロキサン系無機ポ
    リマを30〜70重量%含有するフッ素系樹脂からな
    る、ことを特徴とする請求項1記載の溶接用コンタクト
    チップ。
  3. 【請求項3】 前記耐熱性樹脂が、Si3 4 、Al2
    3 およびSiCのうち少なくとも1種を含有してい
    る、ことを特徴とする請求項1または2記載の溶接用コ
    ンタクトチップ。
  4. 【請求項4】 前記Si3 4 、Al2 3 およびSi
    Cのうち少なくとも1種の含有率が2〜10体積%であ
    る、ことを特徴とする請求項3記載の溶接用コンタクト
    チップ。
  5. 【請求項5】 前記耐熱性樹脂のコーティングの膜厚が
    10〜30μmである、ことを特徴とする請求項1、
    2、3または4記載の溶接用コンタクトチップ。
  6. 【請求項6】 前記耐熱性樹脂のコーティング後の表面
    粗さが、中心線平均粗さで0.5μm以下でかつ最大高
    さの粗さで2μm以下である、ことを特徴とする請求項
    1、2、3、4または5記載の溶接用コンタクトチッ
    プ。
JP7799193A 1993-04-05 1993-04-05 溶接用コンタクトチップ Pending JPH06285645A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR101678516B1 (ko) * 2015-07-10 2016-11-22 김상천 용접용 팁 및 이의 제조방법

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