JPH06285470A - イオン水生成器 - Google Patents

イオン水生成器

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JPH06285470A
JPH06285470A JP10192293A JP10192293A JPH06285470A JP H06285470 A JPH06285470 A JP H06285470A JP 10192293 A JP10192293 A JP 10192293A JP 10192293 A JP10192293 A JP 10192293A JP H06285470 A JPH06285470 A JP H06285470A
Authority
JP
Japan
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electrode
voltage
electrolysis
power supply
electrodes
Prior art date
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Pending
Application number
JP10192293A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Nonomura
々 村 和 幸 野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電解槽電極に白金黒電極を使用し、ボルタン
グラムを導入して最適洗浄を行うイオン水生成器を提供
する。 【構成】 洗浄時、制御部11は±1.5V可変出力の
電極チェック電源9をonにして、白金黒電極7,8間
へ印加し、流れる電流を電流検出器5により検出する。
この電極チェック印加電圧値と、検出電流値からボルタ
ングラムを作成して基準ボルタングラムと比較し、電極
チェック電源を洗浄電源とする洗浄動作等により、電極
洗浄を行って基準ボルタングラムのレベルに復帰させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、白金黒電極を装填した
イオン水生成器に関し、詳しくは電極の状態チェックに
ボルタングラムを導入して電極の洗浄制御を行うイオン
水生成器に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のイオン水生成器のブロック
図であり、水圧スイッチ56からの検出信号Aにより電
解槽53への水道水流入を検知すると、制御部55は、
ユーザーが指定入力したPH値に対応する電解モード
(例えば、電解モード4:30V,3:25V,2:2
0V,1:15Vの4段階等)の電解電圧を電解電源回
路50に設定し、スイッチ回路54をonさせ電解槽5
3内の白金電極(陽極、陰極)間に電解電源を印加して
電解を開始する。
【0003】電解が予め設定された所定時間継続した
ら、電極表面に堆積するカルシュームイオン等のスケー
ルを除去するため、極性反転スイッチ51を切り換え電
極間に逆電圧を印加して、一定時間連続して電極洗浄を
行う。電解槽53に対する過電流保護は電流センサー5
2で監視して行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示す従来技術においては、ステンレス上に白金メッキを
施した通常の白金電極を使用しているので、これ以上電
解効率を上げることが難しく、電解槽、イオン水生成器
の小型化が出来ないという問題がある。また、電極の洗
浄動作においては、所定の電解時間経過後予め装置側に
設定されている一定時間、電解電源の極性を反転した逆
電圧印加によって洗浄を行うようにしているため、水質
等のユーザー使用環境の相違から常に過洗浄、洗浄不足
が発生している可能性が高く、最適洗浄が行われていな
いという問題点がある。本発明は上述の問題点に鑑みて
なされたものであり、見掛上の表面積を拡大する白金黒
電極を採用して電解効率を上げるとともに、電極のスケ
ール堆積状態のチェックに、ボルタングラムを導入する
ことにより正確な電極の状態を得て、最適洗浄を可能と
するイオン水生成器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、電解槽の電極である陽極、陰極間に電解
電圧を印加して電解を行うと共に、極性を反転した電解
電圧を前記電極間に印加して電極洗浄を行うイオン水生
成器において、白金上に白金鍍金を施すことにより見掛
上の電極表面積を拡大した白金黒電極と、電極チェック
・データとしてのボルタングラムを作成するため前記白
金黒電極間に印加され、電極洗浄用の洗浄電源としても
使用される電極チェック電源と、前記電極チェック電源
の電圧の印加によって流れる電流値を検出する電流検出
器と、前記電極チェック電源の可変出力タイミングを制
御し、前記電極チェック電圧値と前記電流検出器の検出
電流値とからボルタングラムを作成し、このボルタング
ラムと基準ボルタングラムとの比較により電極洗浄制御
を行う制御部とを備えている。
【0006】
【作用】この発明によれば、電極の洗浄を行う場合、制
御部は±1.5V可変出力の電極チェック電源を白金黒
電極間へ印加し、出力電圧を変化させながらその間の対
応電流を電流検出器の検出値から読取り、印加電圧値と
検出電流値の対応をボルタングラムに作成する。この電
極に不純物が付着した状態のボルタングラムと、基準デ
ータとして記憶しているボルタングラムとを比較して、
基準のボルタングラムに復帰するように洗浄動作を制御
するので、正確な電極データに基づく最適洗浄が可能と
なる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。図1は本発明の一実施例のブロック図
である。図2は本発明の基準ボルタングラムを示す図で
ある。図3は不純物付着時のボルタングラムを示す図で
ある。図において、1は電圧調整可能な電圧を出力する
電解電源である。2は電解電源1の出力をオン/オフ制
御するスイッチ、3は洗浄時に電解電源1の出力電圧を
極性反転信号aによって反転するための極性反転スイッ
チ、4は過電流保護用の電流センサー、5は電極間に電
極チェック電源を印加した場合の対応電流を検出する電
流検出器である。6は電解槽であり透過隔膜で分離され
た電極が設けられている。
【0008】7は電解槽6の陽極、8は陰極であり、と
もに、白金(Pt)電極表面にさらにPt鍍金を施して
凹凸の多い白金鍍金層を電析させた白金黒電極である。
白金黒電極は表面状の凹凸により通常のPt電極に比較
して、その見掛上の表面積が1000倍ぐらいにも増加
する。従って、電極の表面積が大きくなれば電解におけ
る比抵抗が小さくなり、反応がスムーズに起こるように
なるので、電解槽6の電解効率が上り小型化も可能にな
ってくる。
【0009】9は電極チェック電源であって、制御部か
らの指令信号により直流±1.5Vをスイープ出力する
ボルタングラム用の電源である。10は電極チェック電
源9の出力をオン/オフするスイッチであり、極性反転
スイッチ3の入力側端子に接続されている。11は従来
のイオン水生成器におけるイオン水生成処理動作の制御
部の他に、電極チェック電源を使用するボルタングラム
の作成、及び、作成したボルタングラムと予め記憶して
いる基準ボルタングラムとの比較による最適洗浄制御を
行うマイクロコンピュータからなる制御部である。
【0010】つぎに動作について説明する。電解電源1
から指定PHに対応する電解モードの電圧を電解槽6に
印加して電解を開始し、電解継続中の電解電流の低下に
より洗浄動作に移る場合に、制御部11は電解on/o
ff信号によりスイッチ2を開いて、電解電源1の電極
への電圧の印加を停止する。そして、電極チェック電源
9の±1.5Vの三角波スイープ出力をスイッチ10を
介して電極7,8間に印加する。
【0011】印加した±1.5V三角波スイープ出力に
対応する電流を電流検出器5により検出し、制御部11
は印加電圧値と対応電流値をプロットし、電圧−電流曲
線として図3のようなボルタングラムを作成する、この
ボルタングラムは電解における陽極界面での酸素イオン
による酸化反応、陰極界面での水素イオンによる還元反
応や不純物の吸着状態等を含む電極状態に関するデータ
を提供するものである。
【0012】図3に示すボルタングラムは、不純物吸着
時の陽極7,陰極8の状態を表す吸着波(吸着電流によ
る),ピーク電流等を示している。図2の基準ボルタン
グラムに比較して、水素酸化波(a)が小さくなり、酸
素吸着波(b)が変形して高電位側にシフトし、酸素吸
着波(c)は吸着不純物が全て溶解しないために小さく
なり、水素吸着波(d)も同様に小さいことを示してい
る。制御部11は作成した図3のボルタングラムと、図
2に示す基準ボルタングラムの各反応ブロック(a),
(b),(c),(d)におけるレベル比較を行って、
図3のボルタングラムが図2の基準ボルタングラムに復
帰するように洗浄動作を制御する。
【0013】洗浄動作については、通常の洗浄手順で、
電解電源1を極性反転スイッチ3で反転して、逆電圧印
加により洗浄した後再チェックするようにしてもよい
し、電解電源1とはセパレートされている電極チェック
電源9をそのまま洗浄用電源とし、50mv〜1.5V
の三角波出力を所定電気量に達するまで数10回出力す
る方法で洗浄を行うようにしてもよい。ボルタングラム
が復帰したら、洗浄終了として再び電解動作に戻る。洗
浄時電解電源1を用いると逆方向の過電流が、不純物が
なくなる迄の間流れる。従って電解電圧より低い電圧で
複数回に分けて行う方法として電極チェック電源9を用
いる。電極チェック電源9による洗浄は、ボルタングラ
ムのデータを確認して、より定量的な洗浄処理が行える
こと、制御部11における制御手順の中断がないこと等
の利点がある。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
見掛け上の電極表面積を拡大できる白金黒電極と、電極
チェック・データとしてのボルタングラムを作成するた
め白金黒電極間に印加され、電極洗浄用の洗浄電源とし
ても使用される±1.5V可変出力の電極チェック電源
と、その電極チェック電圧の印加によって流れる電流値
を検出する電流検出器と、電極チェック電源の可変出力
タイミングを制御し、電極チェック電圧値と検出電流値
からボルタングラムを作成して正常時の基準ボルタング
ラムとの比較により電極洗浄制御を行う制御部を備えた
ので、電解効率が向上して装置の小型化が可能になると
ともに、電極状態を正確に検出して最適洗浄が可能にな
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるイオン水生成器のブロ
ック図である。
【図2】本発明の基準ボルタングラムを示す図である。
【図3】本発明の不純物付着時のボルタングラムを示す
図である。
【図4】従来のイオン水生成器のブロック図である。
【符号の説明】
1 電解電源 2,10 スイッチ 3 極性反転スイッチ 5 電流検出器 6 電解槽 7 陽極 8 陰極 9 電極チェック電源 11 制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解槽の電極である陽極、陰極間に電解
    電圧を印加して電解を行うと共に、極性を反転した電解
    電圧を前記電極間に印加して電極洗浄を行うイオン水生
    成器において、 白金上に白金鍍金を施すことにより見掛上の電極表面積
    を拡大した白金黒電極と、電極チェック・データとして
    のボルタングラムを作成するため前記白金黒電極間に印
    加され、電極洗浄用の洗浄電源としても使用される電極
    チェック電源と、前記電極チェック電源の電圧の印加に
    よって流れる電流値を検出する電流検出器と、前記電極
    チェック電源の可変出力タイミングを制御し、前記電極
    チェック電圧値と前記電流検出器の検出電流値とからボ
    ルタングラムを作成し、このボルタングラムと基準ボル
    タングラムとの比較により電極洗浄制御を行う制御部と
    を備えたことを特徴とするイオン水生成器。
JP10192293A 1993-04-05 1993-04-05 イオン水生成器 Pending JPH06285470A (ja)

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JPH06285470A true JPH06285470A (ja) 1994-10-11

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