JPH06285216A - ホッパー装置 - Google Patents

ホッパー装置

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JPH06285216A
JPH06285216A JP5073585A JP7358593A JPH06285216A JP H06285216 A JPH06285216 A JP H06285216A JP 5073585 A JP5073585 A JP 5073585A JP 7358593 A JP7358593 A JP 7358593A JP H06285216 A JPH06285216 A JP H06285216A
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JP
Japan
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turntable
medal
hopper
pin
spring
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JP5073585A
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English (en)
Inventor
Shigeki Yamazaki
茂喜 山崎
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Taiyo Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロットマシン等のメダルゲーム機に使用さ
れるホッパー装置に関し、特にそのホッパータンク内で
メダルの目詰まりを防止できる。 【構成】 ホッパータンク20の底壁23には、その傾
斜下端に位置するとともに、ターンテーブル100から
接離する方向にスライド可能に支持されたアンダーガイ
ド170と、このアンダーガイド170をターンテーブ
ル100の表面に向かって接近する方向に付勢するばね
手段(例えば引張りばね180)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スロットマシン等の
メダルゲーム機に使用されるホッパー装置に関し、特に
そのホッパータンクの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のホッパー装置は、メダル
を貯留するホッパータンクと、このホッパータンク内に
貯留されたメダルを1枚ずつ排出するホッパー本体とを
備えていた(例えば特開昭53ー17792号公報、特公昭53ー4
7719号公報等)。上記従来のホッパー本体は、ハウジン
グと、このハウジングに固定されたモータと、このモー
タに連結されるとともに、水平に対し所定の角度傾斜さ
せて、前記ハウジングに回転可能に軸止された回転ディ
スクとを有していた。
【0003】前記ホッパータンクには、回転ディスクの
表面に向かって下り傾斜した底壁を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のホッパー装置は、ホッパータンクの底壁と回転ディス
クとの間に、メダルが詰まり易いという問題点があっ
た。すなわち、ホッパータンクの底壁と回転ディスクと
の間に、メダルが詰まってしまうと、回転ディスクに負
荷が加わり、回転ディスクが回転できなくなってしまう
ことがあった。このため、回転ディスクを逆転させて、
目詰まりを解消しようとする試みもある(特公昭53ー477
19号公報等)。しかし、回転ディスクを正逆転制御しよ
うとすると、モータの駆動制御回路が複雑になってしま
う。また、回転ディスクを逆転させようとしても、メダ
ルが隙間無く詰まってしまうと、回転ディスクの逆転が
できないこともある。
【0005】そこで、本発明は、上記した従来の有する
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、メダルの目詰まりを比較的簡単な構造により防
止できるようにしたホッパー装置を提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の発明
は、ホッパータンク(20)の底壁(23)に、その傾斜下端に
位置するとともに、ターンテーブル(100)から接離する
方向にスライド可能に支持されたアンダーガイド(170)
と、このアンダーガイド(170)をターンテーブル(100)の
表面に向かって接近する方向に付勢するばね手段(例え
ば引張りばね180)とを備えていることを特徴とする。
【0007】
【作用】したがって、請求項1記載の発明によれば、ホ
ッパータンク(20)のアンダーガイド(170)とターンテー
ブル(100)の表面との間に、メダル(M)が目詰まりして
も、ターンテーブル(100)が回転する際に、メダル(M)に
押されてアンダーガイド(170)がばね手段(例えば引張
りばね180)に抗してターンテーブル(100)の表面から離
隔する方向にスライドすることで、回転ディスク(50)の
回転抵抗が過大になることを防止できる。
【0008】
【実施例】図1〜17は、本発明の実施例を示すもので
あり、図1はホッパー装置の分解斜視図、図2はホッパ
ー本体の正面図、図3はメダル検出装置の正面図、図4
は同装置の平面図、図5は回転ディスクの要部断面図、
図6は同ディスクの一部拡大断面図、図7は同ディスク
の背面図、図8はカムプレートの正面図、図9は同上の
IX−IX線に沿う断面図、図10は搬送ピンとカムプレー
トとの係合関係を示す説明図、図11はホッパータンク
の斜視図、図12はホッパー装置の要部断面図、図13
はホッパー装置の一部拡大断面図、図14〜16はホッ
パー本体の動作を説明するための一部拡大図、図17は
ホッパータンクの動作を説明するためのホッパー装置の
一部拡大断面図をそれぞれ示す。
【0009】図中、10は、ホッパー装置を示すものであ
り、このホッパー装置10は、例えばスロットマシン等の
メダルゲーム機に使用される。上記ホッパー装置10は、
図1に示すように、大別すると、メダルMを貯留するホ
ッパータンク20と、このホッパータンク20内に貯留され
たメダルMを1枚ずつ排出するホッパー本体30とを備え
ていた。
【0010】上記ホッパー本体30は、さらに大別する
と、図1に示すように、スロットマシン(図示せず)の
内部に固定されるハウジング40と、このハウジング40に
固定されたモータ50と、このモータ50のモータ軸51に固
定され、水平に対し所定の角度で傾斜して回転し、ホッ
パータンク20内に貯留されたメダルMを1枚ずつ揚送す
る回転ディスク60とを有する。
【0011】上記ハウジング40は、図1に示すように、
スロットマシンの筐体(図示せず)の内部に水平状態に
固定される底板41と、この底板41の前縁部から斜め上方
に向かって所要の角度(例えば約65度)で立ち上がっ
た正面板42と、この正面板43を支える、前記底板41の左
右両側縁部からほぼ垂直に延びた左右一対の側板42,42
とを備えている。
【0012】上記正面板43は、図1に示すように、その
中央に前記回転ディスク60の径より大きい径のディスク
収納孔44が形成されている。前記上記正面板43の裏側に
は、図1に示すように、該傾斜した正面板43とほぼ平行
に配置されるとともに、所定の距離離れて配置された内
板45が設けられている。
【0013】上記内板45のほぼ中央には、図1に示すよ
うに、前記モータ50のモータ軸51が通る、比較的大きな
だるま形の貫通孔46が形成されている。一方、前記正面
板43の表面には、図1,2に示すように、一方の側板42
から回転ディスク60に向かってほぼ水平に延び、ナイフ
状に尖ったガイドレール70がねじ止めされている。この
ガイドレール70は、図14〜16に示すように、回転デ
ィスク60の表面に臨み、回転ディスク60の回転により揚
送されたメダルMを水平方向に案内する。
【0014】上記ガイドレール70の上方には、図1,2
に示すように、ガイドレール70により水平方向に案内さ
れたメダルMを外部に排出するためのガイド枠80が、正
面板42の表面にねじ止めされている。このガイド枠80の
内部には、図14に示すように、メダルMをが通る幅の
下り傾斜した案内路81が形成されている。上記ガイド枠
80とガイドレール70との間には、図1,2に示すよう
に、ガイドレール70により水平方向に案内されてガイド
枠80に至るメダルMを1枚づつ検出するメダル検出装置
90が設けられている。
【0015】上記メダル検出装置90は、図3,4に示す
ように、ガイドレール70の上方に揺動可能に支持され、
ガイドレール70により水平方向に案内されるメダルMに
より揺動されるカウントアーム91と、このカウントアー
ム91の揺動を光学的に検出するセンサー92とを備えてい
る。上記カウントアーム91は、図3,4に示すように、
くの字状に屈曲したアーム本体93と、このアーム本体93
から正面板42の裏側に向かって折り返し状に延び、セン
サー92を遮光する遮光部94とを有する。
【0016】上記アーム本体93は、図3,4に示すよう
に、その自由端部にメダルMに接触するカウントローラ
95が固定されている。そして、アーム本体93の長さの途
中は、ねじ96により正面板43の表面に、該ねじ96を中心
に回転可能に支持されている。上記ねじ96には、図3,
4に示すように、蔓巻ばね97のリング状の中心が通され
ている。そして、蔓巻ばね97の一端は、アーム本体93
に、他端は正面板42の表面にねじ止めされたねじ98にそ
れぞれ掛け止められている。このため、アーム本体93
は、蔓巻ばね97のばね力により、カウントローラ95がガ
イドレール70に向かって接近する方向、すなわち図3に
おいて、前記ねじ96を中心に反時計回りに回転するよう
に付勢されている。
【0017】前記センサー92は、図3,4に示すよう
に、カウントアーム91の遮光部94の移動範囲内に位置
し、具体的には、正面板43の裏面に固定されている。す
なわち、アーム本体93のカウントローラ95が、蔓巻ばね
97のばね力により、ガイドレール70に接近した状態で
は、図3に示すように、遮光部94がセンサー92から離隔
している。このため、センサー92の発光素子から出た光
は、受光素子に入光し、受光状態を維持する。
【0018】これに対し、カウントローラ95がガイドレ
ール70を水平に移動するメダルMにより押し上げられ、
アーム本体93が蔓巻ばね97のばね力に抗してねじ96を中
心に回転した際には、図15に示すように、遮光部94が
センサー92に向かって移動する。このため、センサー92
の発光素子から出た光は、遮光部94により遮られ、遮光
状態となる。
【0019】このようにメダル検出装置90は、センサー
92が受光状態から遮光状態になることにより、ガイドレ
ール70を通過するメダルMを1枚づつ検出している。前
記モータ50は、図1に示すように、ハウジング40の内板
45の裏側にねじ止めされ、そのモータ軸51が内板45の貫
通孔46を通して該内板45の表側に突出する。上記モータ
軸51の突出端は、図1に示すように、断面略D字形を成
し、その突出端には、その断面形状と整合する軸孔52を
備えたドーナツ形の連結板53が装着されている。この連
結板53の周囲には、3個のねじ孔54・・・が形成されてい
る。
【0020】前記回転ディスク60は、図1に示すよう
に、大別すると、上記連結板53に固定され、モータ50の
モータ軸51と一体的に回転するとともに、外周方向にメ
ダルMの直径以上の間隔で配置され、表裏面に貫通した
複数のピン穴101・・・を有するターンテーブル100と、こ
のターンテーブル100の各ピン穴101にスライド可能にそ
れぞれ支持されたメダル搬送用の複数の搬送ピン110・・・
と、各搬送ピン110をターンテーブル100の表面から引っ
込む方向にそれぞれ付勢する付勢手段としての複数のス
プリング120・・・(図6)とを備えている。
【0021】上記ターンテーブル100の裏側には、図1
に示すように、ハウジング40の内板45に固定されるとと
もに、搬送ピン110の軸方向後端に当接し、搬送ピン110
をスプリング120のバネ力に抗して、ターンテーブル100
の表面から突出させるカムプレート130が配置されてい
る。前記ターンテーブル100の中央には、図2,5に示
すように、その表面から環状に突出した環状凸部102が
形成され、この環状凸部102の外周にメダル案内路103を
形成している。
【0022】上記環状凸部102は、図5に示すように、
メダルMの厚みにほぼ等しく、ターンテーブル100の表
面から突出している。前記メダル案内路103は、図2,
5に示すように、メダルMの直径にほぼ等しい幅を有
し、その幅中央にピン穴101が位置する。上記ピン穴101
は、図2,6に示すように、搬送ピン110の直径より一
回り大きく形成されている。そして、隣接したピン穴10
1の間隔は、メダルMの直径より少し大きく設定され、
本実施例では、ターンテーブル100の外周方向に36度
間隔で、計10個形成されている。
【0023】前記ターンテーブル100の裏側には、図5
〜7に示すように、各ピン穴101に連通し、搬送ピン110
をスライド可能に保持するピン穴101と同数のピン筒140
・・・が配置されている。上記各ピン筒140は、図5〜7に
示すように、全体がほぼ円筒形を成し、ターンテーブル
100のピン穴101の内径にほぼ等しい外径を有するととも
に、内径が搬送ピン110の外径にほぼ等しい内径を有す
る小径部141と、この小径部141に連通するとともに、タ
ーンテーブル100のピン穴101の内径より一回り大きい外
径を有するとともに、搬送ピン110の外径より一回り大
きい内径を有する大径部142とを備えている。
【0024】そして、ピン筒140は、図5〜7に示すよ
うに、ターンテーブル100の裏側にねじ止めされるホル
ダー150を介して、ターンテーブル100の裏側に固定され
る。前記ホルダー150は、図7に示すように、リング状
を成し、各ピン筒140にそれぞれ連通するピン穴101と同
数の連通孔151・・・が形成されている。前記搬送ピン110
は、図6に示すように、その長さの途中に、その外周か
ら環状に張り出し、ピン筒140の小径部141より一回り大
きく、且つ大径部142の内径以下の外径を有する鍔部111
が形成されている。
【0025】前記スプリング120は、図6に示すよう
に、搬送ピン110とピン筒140の大径部142との隙間内に
配置される。そして、スプリング120は、ピン筒140の大
径部142の底の環状の段部143と搬送ピン110の鍔部111と
の間で圧縮され、搬送ピン110をターンテーブル100の表
面から引っ込む方向に付勢する。このとき、搬送ピン11
0の先端部が、ターンテーブル100の表面から突出するこ
とがないようにしている。また、搬送ピン110の後端部
は、先細状の半球形を成し、ホルダー150の連通孔151を
通して、ターンテーブル100の裏側に突出する。
【0026】一方、ターンテーブル100の中央部には、
図1,2,7に示すように、連結板53の3個のねじ孔54
と整合する位置に同数の取付孔104・・・が形成されてい
る。そして、取付孔104から通したねじ105を、連結板53
のねじ孔54にそれぞれねじ込み、ターンテーブル100を
連結板53を介してモータ50のモータ軸51に直結する。ま
た、上記ねじ105を利用して、図1,2に示すように、
ホッパータンク20内に貯留されたメダルMを攪拌する攪
拌部160が、ターンテーブル100の表面に固定されてい
る。この攪拌部160は、スプーン状を成し、ビニール樹
脂等の弾性材料から形成されている。
【0027】前記カムプレート130は、図8〜10に示
すように、円板状を成し、その外周部分には、ホルダー
150の連通孔151を通して、ターンテーブル100の裏側に
突出する搬送ピン110の半球形後端部を、スプリング120
のバネ力に抗して押し、搬送ピン110の先端部をターン
テーブル100の表面から突出させる押圧部131と、この押
圧部131のターンテーブル100の回転方向前方に位置し、
搬送ピン110の後端部が落ち込むことで、搬送ピン110の
先端部を、スプリング120のバネ力により、ターンテー
ブル100の表面から引っ込ませる凹部132と、この凹部13
2のターンテーブル100の回転方向前方に位置し、凹部13
2から押圧部131に向かって登り傾斜するとともに、搬送
ピン110の後端部をスプリング120のバネ力に抗して押
し、搬送ピン110の先端部をターンテーブル100の表面か
ら徐々に突出させる傾斜部133とが環状に配置されてい
る。
【0028】上記押圧部131は、図8においてA−B間
に円弧状に配置され、例えばカムプレート130の軸心を
中心に約240度の角度範囲に形成されている。前記凹
部132は、図8においてA−C間に円弧状に配置され、
例えばカムプレート130の軸心を中心に約90度の角度
範囲に形成されている。前記傾斜部133は、図8におい
てB−C間に円弧状に配置され、例えばカムプレート13
0の軸心を中心に約30度の角度範囲に形成されてい
る。
【0029】したがって、図8のA−B間においては、
図10に示すように、搬送ピン110の半球形後端部が押
圧部131に押されることで、搬送ピン110の先端部がター
ンテーブル100の表面から突出する。このときの搬送ピ
ン110の先端部の突出量は、メダルMの厚み以下に設定
されている。これは、搬送ピン110の先端部の突出量を
メダルMの厚みより余り大きくすると、2枚のメダルM
が重なった状態で搬送ピン110により搬送されてしまう
のを防止するためである。
【0030】また、図8のA−C間においては、図10
に示すように、搬送ピン110の後端部が凹部132に落ち込
むことで、搬送ピン110の先端部がターンテーブル100の
表面から引っ込む。この状態で、搬送ピン110の先端部
が、ガイドレール70の下方を通過する。さらに、図8の
B−C間においては、図10に示すように、搬送ピン11
0の後端部が傾斜部133に乗り上げ、傾斜部133により徐
々に押されることで、搬送ピン110の先端部がターンテ
ーブル100の表面から徐々に突出する。このため、搬送
ピン110の先端部は、ガイドレール70の下方を通過後、
徐々に突出する。
【0031】なお、カムプレート130には、図8,9に
示すように、押圧部131、凹部132及び傾斜部133の内周
部に、同様の押圧部131a、凹部132a及び傾斜部133aが環
状に配置されている。これらの押圧部131a、凹部132a及
び傾斜部133aは、ターンテーブル100のピン穴101の位置
の変更に対応するものであり、具体的には直径の大きい
沖縄向けのメダルMを使用できるようにするためであ
る。その際には、ターンテーブル100のピン穴101の位置
を変更することで容易に対応することができる。
【0032】一方、前記ホッパータンク20は、図11,
12に示すように、中空なケース形を成し、その中空内
部にメダルMを補給するための、上方に向かって略方形
に開口したメダル補給口21と、ホッパー装置10にメダル
Mが供給するための、ターンテーブル100に向かってほ
ぼ円形に開口したメダル供給口22とを備えている。より
具体的には、ホッパータンク20は、図11,12に示す
ように、ホッパー装置10に向かって下り傾斜した底壁23
と、この底壁23の傾斜下端部を円筒形に縁取る前縁部24
と、前記底壁23の傾斜上端部から上方に向かってほぼ垂
直に立ち上がった後壁25と、前記底壁23の左右両側縁か
ら上方に向かって円弧状に湾曲しながら立ち上がり、前
後端が前縁部24及び後壁25に連接した左右両側壁26,26
とを備え、例えば適度な剛性を有する樹脂で一体的に成
形されている。
【0033】前記メダル補給口21は、図11,12に示
すように、上記前縁部24、後壁25及び左右両側壁26によ
り取り囲まれた内部に形成される。前記メダル供給口22
は、図12に示すように、ターンテーブル100の外径に
ほぼ等しい内径を有し、前縁部24により円形に縁取られ
ている。前記前縁部24は、図12に示すように、ハウジ
ング40の正面板42にねじ止めされ、これによりホッパー
タンク20がハウジング40に固定される。
【0034】また、前縁部24の内部には、図11,12
に示すように、メダル供給口22の開口面を一部塞ぐ金属
製のカバー27が固定されている。上記カバー27は、図1
1に示すように、メダル供給口22の上方と、ガイドレー
ル70及びガイド枠80の有る側方をそれぞれ塞ぎ、逆に下
方に向かってはメダル供給口22の開口面積が徐々に増加
するように、斜めにカットされている。このカバー27
は、ガイドレール70及びガイド枠80の箇所で、搬送中の
メダルMと、ホッパータンク20内に貯留されている他の
メダルMとの干渉を防止するためのものである。
【0035】前記底壁23の傾斜下端部には、図11,1
2に示すように、ターンテーブル100にメダルMを案内
するためのアンダーガイド170が、ターンテーブル100か
ら接離する方向にスライド可能に支持されている。上記
アンダーガイド170は、図11,12に示すように、全
体が断面略への字形に屈曲し、例えば金属板から形成さ
れている。より具体的には、アンダーガイド170は、底
壁23と平行に延び、底壁23の下面に沿ってスライドする
スライド基部171と、このスライド基部171の先端部から
ターンテーブル100の表面に向かって斜め下向きに下り
勾配した勾配部172とを備えている。
【0036】上記スライド基部171は、図12,13に
示すように、勾配部172がターンテーブル100の表面に向
かって接近する方向に、ばね手段としての引張りばね18
0により常時付勢されている。上記引張りばね180は、図
12,13に示すように、その一端部が底壁23の下面に
固定された固定板に、又、他端部は、スライド基部171
の後端部を下向きに断面L字形に屈曲して形成したばね
係止部173にそれぞれ係止されている。
【0037】前記アンダーガイド170の最大接近位置
は、図12,13に示すように、ばね係止部173が固定
板の後端部に当接することにより規制される。このと
き、アンダーガイド170の勾配部172の下端とターンテー
ブル100の表面との間隔は、メダルMの厚みにほぼ等し
く設定されている。これに対し、アンダーガイド170の
最大離隔位置は、図17に示すように、アンダーガイド
170の勾配部172が、ホッパータンク20の底壁23の前縁に
当接することにより規制される。このとき、アンダーガ
イド170の勾配部172の下端とターンテーブル100の表面
との間隔は、メダルMの厚み以上に設定されている。
【0038】つぎに、上記した構成を備えたホッパー装
置10の動作について説明する。まず、図12に示すよう
に、ホッパータンク20のメダル補給口22を通して、ホッ
パータンク20内にメダルMを貯留して置く。ホッパータ
ンク20内に貯留されたメダルMは、図12,13に示す
ように、その底壁23の下り傾斜により、傾斜下端部に集
まる。
【0039】底壁23の傾斜下端部に集まったメダルM
は、図13に示すように、アンダーガイド170の勾配部1
72の下り勾配により、ターンテーブル100の下端部表面
に集められる。一方、モータ50が駆動されると、そのモ
ータ軸51の回転により、ターンテーブル100が、図2に
おいて反時計回りに所要角度回転される。
【0040】上記ターンテーブル100が回転されると、
その下端部表面に集められるメダルMの外周が、図13
に示すように、ターンテーブル100の表面から突出した
搬送ピン110により押されて、メダル案内路103に集めら
れる。より具体的に説明すると、メダルMは、アンダー
ガイド170の勾配部172により、図13に示すように、タ
ーンテーブル100の傾斜した表面とほぼ平行に起立させ
られる。このため、メダルMは、図2に示すように、隣
接する突出状態の両搬送ピン110の間隔内に1枚づつは
まり込む。そして、ターンテーブル100が回転すると、
メダルMの外周が、両搬送ピン110のうち、回転回転方
向後方に位置する突出状態の搬送ピン110に押されて、
ターンテーブル100と一体的に回転する。
【0041】このとき、メダルMの表面が、図13に示
すように、ターンテーブル100の傾斜により、その表面
に密着する。また、メダルMの外周は、図2に示すよう
に、回転方向後方に位置する突出状態の搬送ピン110、
及びターンテーブル100の表面から突出した環状凸部102
の外周縁に当接する。このため、メダルMは、図2に示
すように、ターンテーブル100の表面から落下すること
なく、ターンテーブル100と一体的に回転し、下方より
上方に向かって隣接した突出状態の両搬送ピン110の間
隔内にはまり込んだ状態で1枚づつ揚送される。
【0042】そして、メダルMは、図14に示すよう
に、ターンテーブル100の頂点まで揚送されると、突出
状態の搬送ピン110が引っ込むことで、回転方向後方に
位置するメダルMに押されて、ガイドレール70の上縁に
乗り上げる。このため、メダルMは、回転方向後方に位
置するメダルMに順次押されることで、ガイドレール70
に沿って水平方向に搬送される。
【0043】ガイドレール70に沿って水平方向に搬送さ
れるメダルMは、その搬送途中で、図14に示すよう
に、メダル検出装置90のカウントローラ95に当接する。
そして、ターンテーブル100がさらに回転すると、図1
5に示すように、メダルMの外周によりカウントローラ
95を押し上げる。このため、カウントアーム91が蔓巻ば
ね97のばね力に抗してねじ96を中心に回転することで、
遮光部94がセンサー92に向かって移動する。このため、
センサー92が受光状態から遮光状態となることで、メダ
ルMの通過が検出される。
【0044】その後、メダルMは、図16に示すよう
に、カウントローラ95の下を通過後、ターンテーブル10
0のさらなる回転より、回転方向後方に位置するメダル
Mに押されて、ガイドレール70からガイド枠80に押し出
される。ガイド枠80に押し出されたメダルMは、ガイド
枠80内の案内路81の下り傾斜により、ホッパー装置10の
外部、図示しないがスロットマシンの表面のメダル受皿
を通して遊技者に排出される。
【0045】なお、図面に示した実施例では、搬送ピン
110の付勢手段として例えばスプリング120を使用した
が、スプリングに限らず、板ばねや引張りばね等を用い
てもよい。また、ホッパータンク20のアンダーガイド17
0のばね手段としての引張りばね180を使用したが、引張
りばねに限らず、板ばねや圧縮ばね等を用いてもよい。
【0046】一方、ピン穴101の間隔を、ターンテーブ
ル100の外周方向に36度間隔で、計10個形成した
が、これに限らず、メダルMの直径に応じて角度間隔を
任意に変更可能である。例えば、メダルMの直径が小さ
い場合には、36度より小さい角度間隔となるし、逆に
メダルMの直径が大きい場合には、36度より大きい角
度間隔となる。
【0047】また、ピン穴101や搬送ピン110の個数も、
10個に限らず、任意に変更可能である。例えば、ピン
穴101の角度間隔を、小さくした場合には、ピン穴101や
搬送ピン110の個数が10個より多くなるし、逆にピン
穴101の角度間隔を、大きくした場合には、ピン穴101や
搬送ピン110の個数が10個より少なくなる。さらに、
カムプレート130の押圧部131を240度の角度範囲に、
凹部132を90度の角度範囲に、傾斜部133を30度の角
度範囲にそれぞれ形成したが、少なくともガイドレール
70の下側に凹部132が位置していれば足り、前記した角
度範囲に限らず、自由に変更可能である。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、メダルの目詰まりを比較的簡単な
構造により防止できるようにしたホッパー装置を提供し
ようとするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホッパー装置の分解斜視図である。
【図2】ホッパー本体の正面図である。
【図3】メダル検出装置の正面図である。
【図4】メダル検出装置の平面図である。
【図5】回転ディスクの要部断面図である。
【図6】回転ディスクの一部拡大断面図である。
【図7】回転ディスクの背面図である。
【図8】カムプレートの正面図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿うカムプレートの断面図で
ある。
【図10】搬送ピンとカムプレートとの係合関係を示す
説明図である。
【図11】ホッパータンクの斜視図である。
【図12】ホッパー装置の要部断面図である。
【図13】ホッパー装置の一部拡大断面図である。
【図14】ホッパー本体の動作を説明するための一部拡
大図である。
【図15】図14に対応し、ターンテーブルがさらに回
転した状態を示すホッパー本体の一部拡大図である。
【図16】図14に対応し、ターンテーブルが図15の
状態からさらに回転した状態を示すホッパー本体の一部
拡大図である。
【図17】ホッパータンクの動作を説明するためのホッ
パー装置の一部拡大断面図である。
【符号の説明】
10 ホッパー装置 20 ホッパータンク 21 メダル補給口 22 メダル供給口 23 底壁 24 前縁部 25 後壁 26 側壁 27 カバー 30 ホッパー本体 40 ハウジング 41 底板 42 正面板 43 側板 44 ディスク収納孔 45 内板 46 貫通孔 50 モータ 51 モータ軸 52 軸孔 53 連結板 54 ねじ孔 60 回転ディスク 70 ガイドレール 80 ガイド枠 81 案内路 90 メダル検出装置 91 カウントアーム 92 センサー 93 アーム本体 94 遮光部 95 ガイドローラ 96 ねじ 97 蔓巻ばね 98 ねじ 100 ターンテーブル 101 ピン穴 102 環状凸部 103 メダル案内路 104 取付孔 105 ねじ 110 搬送ピン 111 鍔部 120 付勢手段としてのス
プリング 130 カムプレート 131 押圧部 132 凹部 133 傾斜部 140 ピン筒 141 小径部 142 大径部 143 段部 150 ホルダー 151 連通孔 160 攪拌部 170 アンダーガイド 171 スライド基部 172 勾配部 173 ばね係止部 180 ばね手段としての引
張りばね 190 固定板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メダルを貯留するホッパータンクと、こ
    のホッパータンク内に貯留されたメダルを1枚ずつ排出
    するホッパー本体とを備え、 上記ホッパー本体は、ハウジングと、このハウジングに
    固定されたモータと、このモータに連結されるととも
    に、水平に対し所定の角度傾斜させて、前記ハウジング
    に回転可能に軸止された回転ディスクとを有し、 前記ホッパータンクには、回転ディスクの表面に向かっ
    て下り傾斜した底壁を有するホッパー装置において、 上記ホッパータンクの底壁には、その傾斜下端に位置す
    るとともに、ターンテーブルから接離する方向にスライ
    ド可能に支持されたアンダーガイドと、このアンダーガ
    イドをターンテーブルの表面に向かって接近する方向に
    付勢するばね手段とを備えていることを特徴とするホッ
    パー装置。
JP5073585A 1993-03-31 1993-03-31 ホッパー装置 Pending JPH06285216A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0588490A1 (en) * 1992-09-03 1994-03-23 Hitachi, Ltd. Electric motor for a printer and a disk drive with a magnetic bearing device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20030828