JPH06285209A - 囲碁システム - Google Patents

囲碁システム

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JPH06285209A
JPH06285209A JP7974293A JP7974293A JPH06285209A JP H06285209 A JPH06285209 A JP H06285209A JP 7974293 A JP7974293 A JP 7974293A JP 7974293 A JP7974293 A JP 7974293A JP H06285209 A JPH06285209 A JP H06285209A
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JP
Japan
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magnet member
game
magnet
switching
data
Prior art date
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Pending
Application number
JP7974293A
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English (en)
Inventor
Sadamichi Kumada
田 禎 道 熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANSEI SHOKAI KK
Original Assignee
SANSEI SHOKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 対局中に、自動的に棋譜のデータを生成で
き、しかもその棋譜データに基づいて容易に碁石を並べ
ていける囲碁システムを提供する。 【構成】 碁盤目の各々の下方に往復動自在に取り付け
られた磁石部材10と、これら磁石部材10ごとに設け
られ磁石部材10が一方に駆動されたときにスイッチン
グ動作するスイッチング素子8とを具備する碁盤を用い
る。また碁盤目上に置いたときに、対応する磁石部材1
0を一方に駆動する、軟磁性体部材13を少なくとも含
む碁石12を用意する。さらに碁盤のスイッチング素子
8のスイッチング動作に応じて棋譜データを生成する棋
譜データ生成部を用意する。碁盤目に碁石12が置かれ
ると対応する磁石部材10が一方に駆動され、スイッチ
ング素子8がその状態を検出するので、これに基づいて
棋譜データを生成できる。さらに碁盤目に発光表示素子
を設ければ、棋譜データに基づいて手順を順に点燈表示
することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は棋譜データを自動的に
生成することができる囲碁システムに関する。
【0002】
【従来の技術】対局終了後、対局を再現するのは大変困
難である。棋譜を作成すれば、確実に対局が再現できる
が、対局中に棋譜をつけるのは、煩雑であり、また棋譜
に基づいて碁石を並べていくのもやはり煩雑である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、対局中
に、自動的に棋譜のデータを生成でき、しかもその棋譜
データに基づいて容易に碁石を並べていける囲碁システ
ムを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明では、以上の課
題を実現するために、碁盤目の各々の下方に往復動自在
に取り付けられた磁石部材と、これら磁石部材ごとに設
けられ磁石部材が一方に駆動されたときにスイッチング
動作するスイッチング素子とを具備する碁盤を用いる。
また碁盤目上に置いたときに、対応する磁石部材を一方
に駆動する、軟磁性体部材を少なくとも含む碁石を用意
する。碁石全体が軟磁性体でもよい。軟磁性体はたとえ
ば鉄である。さらに碁盤のスイッチング素子のスイッチ
ング動作に応じて棋譜データを生成する棋譜データ生成
部を用意する。碁盤目に碁石が置かれると対応する磁石
部材が一方に駆動され、スイッチング素子がその状態を
検出するので、これに基づいて棋譜データを生成でき
る。この棋譜データ生成部はたとえばマイクロコンピュ
ータで構成できる。さらに碁盤目に発光表示素子を設け
れば、棋譜データに基づいて手順を順に点燈表示するこ
ともできる。またこの棋譜データに応じて手順を画面表
示装置、たとえばCRTディスプレイを用いて表示する
ようにしてもよい。
【0005】
【実施例】以下この発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は碁盤本体1の外観構成を示し、この
図において碁盤本体1は通常の碁盤の外観を有し、盤面
には縦横それぞれ19路あり、19掛ける19で合計3
61の目が形成されている。ただ通常の碁盤と異なり、
碁盤本体1の内部には種々の電子部品、電気部品が実装
され、側面にはそれに応じて、電源コード2、フロッピ
ー・ディスケット用のスロット3、各種の操作ボタン
4、5、6が形成されている。
【0006】図2は碁盤本体1の各碁盤目における断面
を模式的に示すものである。図2から分かるように、碁
盤目の下にはそれぞれ1個の発光ダイオード7が設けら
れ、さらにこの発光ダイオード7の下に一対のスイッチ
接点8が設けられている。さらにスイッチ接点8の下に
は所定の空洞9が形成され、この空洞9に磁石片10a
が上下動自在に配置されている。なお、前記磁石片10
aの上部には導電板10bが配置され、スイッチ接点8
をショートさせてオンにする。361個の碁盤目の下に
はこのような構成物がすべて実装されている。なお11
はクッションであり、L1、L2、L3は信号取り出し
用または駆動用の導線である。
【0007】図3は以上のような碁盤本体1の碁盤目の
上に碁石12を置いた状態を示す。この図から明らかな
ように碁石12内部には鉄芯13が設けられている。そ
のため碁石12を碁盤目の上に置くと磁石10が上に引
き付けられスイッチ接点8の間が磁石で導通状態にな
る。
【0008】図4は碁盤本体1内部に実装されている回
路部の構成を示す。図4において発光ダイオード群14
は図2の碁盤目ごとに1個設けられた発光ダイオード7
が361目分集まったものである。この発光ダイオード
群14は発光ダイオード駆動部15を介してデータ処理
部16に接続されている。またスイッチ群17は図2の
一対のスイッチ接点8および磁石片10が構成するスイ
ッチが361目分集まったものである。スイッチ群18
からは所定数(たとえば19本のストローブ線があると
きには361/19=19本)の信号線が取り出され、
インターフェース19を介してデータ処理部16に接続
されている。データ処理部16にはこのほかに操作部2
0(図1の操作スイッチ4、5、6などからなる)がイ
ンターフェース21を介して接続されている。データ処
理部16は、たとえばマイクロコンピュータからなり、
後述するようにスイッチ群18からの各信号線の信号レ
ベルに基づいてすべての碁盤目について石の有無の判別
を行い、また所望の手順で所望の碁盤目の発光ダイオー
ド7を点灯制御するようになっている。メモリ22はこ
のような制御に用いることができる。
【0009】図5はスイッチ群18および発光ダイオー
ド群14の具体的な構成例を示す。この例ではスイッチ
群18と発光ダイオード群14とは一体に構成されてい
る。またこの図において、図2および図3のスイッチ接
点8、磁石片10および発光ダイオード7は1つの発光
ダイーオオード付きスイッチ・ユニットU(U1〜U3
61)として示されている。
【0010】図5において、19本の縦方向の駆動線D
V(DV1〜DV19)に対し、19本の横方向の駆動
線DH(DH1〜DH19)および同様に19本の横方
向の検出線DET(DET1〜DET19)が交差して
いる。各発光ダイオード付きスイッチ・ユニットUは交
差点に接続されている。具体的には、発光ダイオード7
が縦および横の駆動線DV、DHの間に接続され、スイ
ッチ接点8が縦の駆動線DVと横の検出線DHの間に接
続されている。
【0011】縦の駆動線DVはフォト・カプラPCV
(PCV1〜PCV19)のフォト・タランジスタを介
して5ボルトの電源レベルに接続されている。フォト・
カプラPCVの発光ダイオードの一端は5ボルトの電源
レベルに接続されるとともに、スイッチOUTX(OU
TX1〜OUTX19)を介して接地レベルに接続され
ている。横の駆動線DHは別のフォト・カプラPCH
(PCH1〜PCH19)のフォト・トランジスタを介
して接地レベルに接続され、またこのフォト・カプラP
CHの発光ダイオードはスイッチOUTY(OUTY1
〜OUTY19)を介して接地レベルに接続されてい
る。横の検出線DETはさらに別のフォト・カプラPC
D(PCD1〜PCD19)の発光ダイオードを介して
接地レベルに接続され、フォト・カプラPCDのフォト
・トランジスタの一端は5ボルトの電源レベルに接続さ
れ、他端は検出レベルの信号線IN(IN1〜IN1
9)に接続され、さらには図4のインターフェース19
を介してデータ処理部16に接続される。
【0012】図5の構成例では、つぎのようにして石の
有無を判別する。まず、コンピュータの命令によりスイ
ッチOUTX1〜OUTX19を順次にオンにする。オ
ンになっているスイッチOUTXn(nは1〜19)に
対応するフォト・カプラPCVnがオン駆動され、対応
する縦の駆動線DVnのレベルが高レベルになる。この
ときこの駆動線DVn上の碁盤目に石12があると、ス
イッチ・ユニットUnがオンになり、対応する検出線D
ETmのレベルが高レベルになり、対応するフォト・カ
プラPCDmがオン駆動され、対応する信号線INmが
高レベルになる。したがってスイッチOUTXnのオン
のタイミングと信号線INmのレベルに応じて駆動線D
Vn上の碁盤目上の石の有無を判別できる。この判別は
データ処理部16が行える。そしてスイッチOUT1〜
19を一回オン走査すると、すべての碁盤目上の石の有
無を知ることができる。
【0013】また図5の構成例では、つぎのようにして
スイッチ・ユニットUの発光ダイオードを点灯駆動す
る。所定のスイッチ・ユニットUiの発光ダイオードを
点灯するには、そこを通る縦横の駆動線を駆動する。す
なわち対応するスイッチOUTXnおよびOUTYmを
オンにする。そうすると、対応する縦の駆動線DVnは
高レベルになり、他方対応する横の駆動線DHmは低レ
ベルになる。この結果当該発光ダイオード7が点灯駆動
される。たとえばPOS1のスイッチ・ユニットU1の
発光ダイオード7を点灯するにはスイッチOUTX1お
よびOUTY1をオンにする。なおこの例では発光ダイ
オード7によりどこに石を置くかを指示するが、発光ダ
イオード7を連続的に点灯するモードのほかに、たとえ
ばOUTYmをオン・オフ変調して間欠的に発光ダイオ
ード7を点灯させるモードを設ければ、黒石、白石の別
も指示することができる。
【0014】つぎに図4のデータ処理部16の動作につ
いて説明する。データ処理部はたとえば所定時間間隔
(図5の例では、スイッチOUTX1〜19のオン走査
の繰り返し周期。石を順に置く、または剥がす時間より
十分に短い時間間隔)ごとに、どの碁盤目の上に石があ
るかを判別し、前回の判別結果と今回の状態データとを
比較し、不一致があれば、石が置かれた(または剥がさ
れた)と判断し、不一致がなければ、石が置かれない
(または剥がされない)と判断する。不一致があれば、
不一致の位置を決定する。今回、石が増えているなら、
「石が置かれた」と判断し、石が減っているなら「石が
剥がされた」と判定する。そして以上の位置データおよ
び「石が置かれたか」、「石が剥がされたか」のデータ
は、順番を付されたのち、メモリ22にストアされる。
以上のようにして置かれた石、剥がされた石の碁盤目の
位置が順番付けられて記憶され、棋譜データが生成され
る。こののち棋譜を再現するには、棋譜データに基づい
て表示駆動部15を制御して、対応する碁盤目の発光ダ
イオード7を順次点燈表示すればよい。先手番か後手番
かは、たとえば奇数番目が先手と判断し、偶数番目を後
手と判断する。そして先手に対応して「黒」モードで発
光ダイオードを点燈駆動し、後手に対応して「白」モー
ドで発光ダイオードを点燈駆動する。置き碁の場合に
は、対局開始直後に(スタート・ボタンでそのことが分
かる)、複数の碁石が置かれているかどうかを判別し、
置かれていれば置き碁と判別し、その次の手番を後手と
判断する。
【0015】また棋譜データはフローピーディスクにス
トアすることもでき、後日再現したり、棋譜データを管
理保管することもできる。またデータ上互換性があれ
ば、既製の棋譜も再現することができ、たとえば定跡や
プロの対局を再現するようにもできる。さらに他の情報
処理システムたとえばパーソナル・コンピュータの表示
部(CRTなど)に棋譜データに基づく対局の再現を表
示したりすることもできる。
【0016】なお以上の実施例では発光ダイオードを碁
盤目1つに1個ずつにしたが、黒、白ごとに異なる発光
色の発光ダイオードを設けるようにしてもよい。またス
イッチ接点を設けて、磁石の位置を検出するようにした
が、磁気感応素子等を用い、磁石の位置を検出するよう
にもできる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、碁
盤目の下に磁石片部材を移動自在に保持し、軟磁性材料
を含む碁石に応じて磁石片部材を駆動し、これを感知
し、棋譜データを作成するようにしているので、極めて
便利である。また碁石自体は磁石片を含まないので、一
塊になるという不都合がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の実施例の全体の外観を示す斜視図であ
る。
【図2】 碁盤の内部要部を示す模式的断面図である。
【図3】 碁盤の内部要部を示す模式的断面図である。
【図4】 碁盤の内部の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図5】 図4の一部を説明する回路図である。
【符号の説明】
1 碁盤本体 7 発光ダイオード 8 スイッチ接点 9 空洞 10a 磁石片 10b 導電板 12 碁石 13 鉄芯

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 碁盤目の各々の下方に往復動自在に取り
    付けられた磁石部材と、該磁石片部材ごとに設けられ該
    磁石部材が一方に駆動されたときにスイッチング動作す
    るスイッチング素子とを具備する碁盤本体と、 上記碁盤本体の碁盤目上に置いたときに上記磁石片を上
    記一方に駆動する、軟磁性体部材を少なくとも含む碁石
    と、 上記スイッチング素子のスイッチング動作に応じて棋譜
    データを生成する棋譜データ生成部とを有することを特
    徴とする囲碁システム。
  2. 【請求項2】 碁盤目の各々の下方に往復動自在に取り
    付けられた磁石部材と、該磁石部材ごとに設けられ該磁
    石部材が一方に駆動されたときにスイッチング動作する
    スイッチング素子と、碁盤目の各々に設けられた発光表
    示素子とを具備する碁盤本体と、 上記碁盤本体の碁盤目上に置いたときに上記磁石部材を
    上記一方に駆動する、軟磁性体部材を少なくとも含む碁
    石と、 上記スイッチング素子のスイッチング動作に応じて棋譜
    データを生成する棋譜データ生成部と、 上記棋譜データに基づいて上記発光表示素子を点燈制御
    する表示制御部とを有することを特徴とする囲碁システ
    ム。
  3. 【請求項3】 碁盤目の各々の下方に往復動自在に取り
    付けられた磁石部材と、該磁石部材ごとに設けられ該磁
    石部材が一方に駆動されたときにスイッチング動作する
    スイッチング素子とを具備する碁盤本体と、 上記碁盤本体の碁盤目上に置いたときに上記磁石部材を
    一方に駆動する、軟磁性体部材を少なくとも含む碁石
    と、 上記スイッチング素子のスイッチング動作に応じて棋譜
    データを生成する棋譜データ生成部と、 画面表示装置の画面に上記棋譜データに基づいて棋譜を
    再現する表示制御部とを有することを特徴とする囲碁シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 碁盤目の各々の下方に往復動自在に取り
    付けられた磁石部材と、該磁石部材ごとに設けられ該磁
    石部材が上記一方に駆動されたときにスイッチング動作
    するスイッチング素子とを具備する碁盤。
  5. 【請求項5】 碁盤目の各々の下方に上下動自在に取り
    付けられた磁石部材と、該磁石部材ごとに設けられ該磁
    石部材が上方に駆動されたときにスイッチング動作する
    スイッチング素子と、碁盤目の各々に設けられた発光表
    示素子とを具備する碁盤。
  6. 【請求項6】 軟磁性体部材を少なくとも含む碁石。
JP7974293A 1993-04-06 1993-04-06 囲碁システム Pending JPH06285209A (ja)

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JP7974293A JPH06285209A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 囲碁システム

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JP7974293A JPH06285209A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 囲碁システム

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ID=13698678

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JP7974293A Pending JPH06285209A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 囲碁システム

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JP (1) JPH06285209A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001032277A1 (fr) * 1999-11-01 2001-05-10 Komiyama, Rokuro Systeme de jeu de go
WO2006137718A1 (en) * 2005-06-23 2006-12-28 Kyoung Ho Kim Folding-type baduk board

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WO2001032277A1 (fr) * 1999-11-01 2001-05-10 Komiyama, Rokuro Systeme de jeu de go
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