JPH0628508B2 - プッシュプル昇降圧dc−dcコンバータ - Google Patents

プッシュプル昇降圧dc−dcコンバータ

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JPH0628508B2
JPH0628508B2 JP63184077A JP18407788A JPH0628508B2 JP H0628508 B2 JPH0628508 B2 JP H0628508B2 JP 63184077 A JP63184077 A JP 63184077A JP 18407788 A JP18407788 A JP 18407788A JP H0628508 B2 JPH0628508 B2 JP H0628508B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は直流電圧の出力する損失を低減したプッシュ
プル昇降圧DC−DCコンバータに関するものである。
〔従来の技術〕
従来のプッシュプル昇降圧コンバータの回路図を第1図
に示す。入力直流電源5の両端に入力コンデンサ6が接
続され、直流電源5の一端はダイオード7、昇圧チョー
クコイル8の各一端に接続され、ダイオード7の他端は
昇圧チョークコイル8を通じて直流電源5の他端に接続
されている。昇圧チョークコイル8は他端のプッシュプ
ル用トランス110の一次巻線2,3の接続点に接続さ
れ、一次巻線2,3の他端は主スイッチ用MOSFET9,1
0をそれぞれ通じて直流電源5の他端に接続される。主
スイッチ用 MOSFET 9,10にはそれぞれ寄生ダイオー
ド11,12が存在している。二次巻線4の両端間には
トランス110の分布容量を表わすコンデンサ13が存
在し、また整流用ダイオード14〜17のブリッジ回路
の入力側に接続される。このブリッジ回路の出力側に平
滑コンデンサ18、負荷抵抗器19が接続される。
第2図は第1図のコンバータの各部動作波形である。ス
イッチ素子9,10のゲートには同じ周波数f、同じオ
ン・オフ比で互いに180゜位相がずれたゲート信号 V
G1,VG2が与えられる。時点t0 でスイッチ9が導通して
電流 ID1が流れると同時にチョークコイル8からトラン
ス110の1次側に電流 IL が流れ込む。その結果トラ
ンス110の一次巻線2,3にそれぞれ同じ向きの電圧
-VT が生じ二次巻線4に電流が流れて分布容量13を
充電し、その両端電圧(一次側電圧 VT に対応)が出力
コンデンサ18の電圧を越えると整流ダイオード14,
17がオンとなり電流 IDrにより出力コンデンサ18が
充電される。
スイッチ素子9が時点t3 でオフとなるとスイッチ素子
9のみがオンしてい期間(t0 〜t3 )のチョークコイ
ル8を流れていた電流の連続性から、スイッチ素子9,
10が同時にオフしている期間(t3 〜t4 )にはダイ
オード7がオンし、チョークコイル8の帰還巻線→ダイ
オード7→入力電源5のルートで電流が流れ、チョーク
コイル8の励磁エネルギーを入力電源5に帰還する。同
様にこの期間t3 〜t4 にトランス110の励磁電流は
トランスの1次側には流れることができないために、2
次側に流れるようにトランス巻線に電圧が発生する。こ
のトランス110の励磁電流は、まず、分布容量13の
放電電流として動作する。この結果、トランス110の
電圧 VT は徐々に0に近づく。次にスイッチ素子10が
時点t4 においてオンになるとその直前にスイッチ素子
10の両端に印加されていた電圧 VDS2 により電流 ID2
が流れ、それと同時にチョークコイル8から電流 IL
トランス110の一次側に流れ込む。その結果前と同様
に二次巻線4に電流が流れて、分布容量13と前に逆方
向に充電し、その両端電圧がある値を越えると整流ダイ
オード15,16がオンとなり出力コンデンサ18が充
電される。
このようにしてトランス110の二次側には、第2図の
波形 VT と同じ形で、トランスの巻線比倍の電圧が得ら
れ、その電圧が整流された電圧がコンバータから出力さ
れる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来、第1図に示すようなプッシュプル昇降圧コンバー
タ用トランス110には第3図のようにギャップのない
コア100を用いており、励磁インダクタンスが大きい
ためトランス一次巻線(2または3)に流れる電流に占
める励磁電流の割合は非常に小さい。この励磁電流の値
は、トランスの励磁インダクタンスに蓄積されるエネル
ギーの値を表わしており、従来のコンバータのトランス
の場合、励磁インダクタンスのエネルギーは主スイッチ
のオン期間で前半で2次側に放出され、主スイッチのオ
ン期間の後半で蓄積される。仮りに励磁電流が大きくて
もそのエネルギーがすべて損失になるわけではないが、
トランス巻線等の銅損の増加として一部消費さるため、
通常、励磁電流の値は小さい方が望ましいとされてい
る。しかし、この従来のコンバータで時に高電圧を出力
するために巻線比の大きいトランスを使った場合には、
トランスの分布容量が大きくなるため、励磁電流が小さ
いことによりコンバータ損失が増加するということが発
明者等の解析の結果わかった。以下にその損失増加のメ
カニズムについて第1図及び第2図を参照して説明す
る。
まず、主スイッチ9がオンしている期間(第2図でt0
〜t3 )にトランスの二次側の分布容量13はトランス
巻線の・印側が負の電圧で充電される。時刻t3 におい
て主スイッチ9がオフすると、トランスの励磁電流は二
次巻線の・印から流れ出す方向であるため、分布容量の
電荷を減少させ、電圧が低下する。分布容量13の両端
電圧の変化は一次巻線電圧 VT の変化と相似している。
時刻t4 までに分布容量の電荷が零にならない場合、主
スイッチ10がオンするため、分布容量の電荷はトラン
スの一次側の巻線3→主スイッチ10→主スイッチ9の
寄生ダイオード11→巻線2のループで放電される短絡
電流 IS となり、t4 の直前まで分布容量に蓄えられて
いたエネルギーは損失となる。その後、短絡電流期間
(t4 〜t5 )を過ぎると、昇圧チョークコイル8の電
流 IL で分布容量13が充電され、トランス巻線の・印
側が正の電圧となる。このように、励磁電流が小さい場
合ほど時刻t4 直前の分布容量の電圧( VT 参照)が大
きく残るため、損失が増加する。なお、この分布容量に
よる損失は、一次巻線2(または3)の巻線 NT1と二次
巻線 NT2の比 nr (= NT2/ NT1)が大きいトランスを
用いた高圧出力用コンバータほど、一次側からみた分布
容量の値が大きくなるため増加し、またスイッチング周
波数即ち動作周波数fが高いほど増加する。
以上のような現象は、プッシュプル昇降圧コンバータ用
トランスのコアとしてEIコアやEEコフを用いた場合
でも、これまでコアとコアの接合部分にはギャップを設
けない構成としていたため、同様の動作となる。
このような短絡電流による損失に加え、従来ではチョー
クコイル8の励磁インダクタンスを入力電流リプルの条
件からのみ決定していたのでコンバータの動作周波数f
を高くすると損失が急増するという問題もあった。
本発明の目的は、これらの次点を除去し、プッシュプル
昇降圧DC−DCコンバータのトランスの分布容量に起
因する損失を低減することにある。
さらに、プッシュプル用トランスの励磁インダクタンス
とチョークコイルの励磁インダクタンスの選択範囲を指
定することにより、プッシュプル用トランスの励磁電流
の増加に伴う損失の増加、および出力リプルの増加を抑
えることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、両方のスイッチ素子が同時にオフしている期
間中に主トランスの分布容量電圧を反転させることがで
きるように、プッシュプル昇降圧コンバータ用トランス
の励磁インダクタンスを設計することに最も主要な特徴
とする。
さらに、プッシュプル昇降圧形コンバータのプッシュプ
ル用トランスの励磁インダクタンスの選択範囲とチョー
クコイルの励磁インダクタンスの選択範囲の一方あるい
は両方を規定することを最も主要な特徴とし、高効率・
低リプルで高周波なプッシュプル昇降圧形コンバータを
実現する。
〔発明の原理〕
トランスの分布容量による損失の増加を軽減するため
に、スイッチ素子9,10が同時にオフしている期間に
トランスの励磁電流により分布容量電圧の極性を反転さ
せる。よって、同時オフ期間(t3 〜t4 )を励磁電流
の総電荷量が分布容量電圧を反転するために必要とさる
電荷量より大きいという条件が成立する必要がある。
同時オフ期間(t3 〜t4 )に励磁電流から受け取る電
荷量は(1) 式で示される。
Qcur :期間(t3 〜t4 )に励磁電流から受けとる電
荷量 iTe(t) :トランスの励磁電流 ここで、期間(t3 〜t4 )の励磁電流 iTe(t) はほぼ
励磁電流のピークであり、かつこの期間の変化量は小さ
いことから一定とみなして、この期間の励磁電流をその
ピーク値である ITeと仮定する。この仮定には、励磁電
流から受け取る電荷量 Qcur は(2) 式で表現できる。
D:スイッチングのデューティ比即ちオン・オフ比(1
周期に対するオンしている期間の割合) f:スイッチング周波数 分布容量が必要とする電荷量 Qcdは(3) 式で示される。
Qcd=2・(NT1/NT2)・V0・ Cd …(3) NT1:トランスの一次巻線の巻数 NT2:トランスの二次巻線の巻数 Qcd:分布容量が必要とする電荷量 Cd :1次側換算の分布容量の値 V0 :出力電圧 損失を増加させないように動作するためには、(4) 式に
示す関係を満足する必要がある。
Qcd≦ Qcur (4) (2)〜(4) 式より、励磁電流は(5) 式の条件を満足する
必要がある。
トランスの励磁電流は巻線の巻回数、コア定数、トラン
スに印加さる電圧により決定される。
トランスの最大起磁力 Hm は(6) 式で、最大磁束密度 B
m は(7) 式で示される。
e :トランスコアの実効磁路長 Vt(t):トランス1次巻線に印加される電圧 Ae :トランスコアの実効断面積 ここで、(7) 式の右辺の分子である電圧の半周期と時間
積分値は分布容量の影響を受けず(8) 式として表現でき
る。
よって、最大磁束密度 Bm は(7),(8) 式から(9) 式とし
て表現できる。
また、最大起磁力 Hm と最大磁束密度 Bm との間には、
(10)式の関係がある。
Bm =μ0 ・μ・ Hm …(10) μ0 :真空透磁率 μ:比透磁率 よって、トランスの材質、構成等で決まる励磁電流 ITe
は(6),(9),(10)式より(11)式として示すことができる。
(11)式より、励磁電流 ITeを増加させるためには以下の
方法があり、その損失を示す。
(イ) 実効磁路長…実効磁路長を長くすると、コアの体積
が増加するために鉄損の増加を招く。
(ロ) 1次巻線の巻回数…1次巻線の巻回数を低減する
と、最大磁束密度が増加するために、鉄損の増加を招く
ばかりかトランスが飽和する恐れがある。
(ハ) コアの実効断面積…コアの実効断面積を減少する
と、最大磁束密度が増加するために、鉄損の増加を招く
ばかりかトランスが飽和する恐れがある。
(ニ) 比透磁率…比透磁率を低減することはコア材の選定
により容易に可能であり、鉄損は選定したコアの特性で
決まる。
以上の4つの手法を比較した結果、比透磁率の低いコア
を適用することで、損失を増加させることなく励磁電流
を任意に設定することが可能であることがわかった。
(5)と(11)式とから損失を増加させないように動作する
ための分布容量とトランスの比透磁率との関係を(12)式
に示すとともに、第4図に(12)式から得られる計算結果
と実験結果の1例を示す。
実験結果と設計式から得られた結果は良く一致してお
り、本設計式の妥当性を確認することができた。また、
(12)式を励磁インダクタンス LT1で示すと(13)式とな
る。
LT1:トランスの1次巻線インダクタンス 〔実施例〕 第5図はこの発明のいくつかの実施例を代表して表わし
た昇降圧コンバータの構成図である。第5図でプッシュ
プル用トランス110は前述のように比透磁率が式(12)
の条件を満足するような低い値となるように設計された
ものかあるいはトランスの1次巻線インダクタンスが式
(13)を満足するように設計されたものであり、それ以外
の回路構成は第1図と全く同じである。
第6図は第5図におけるプッシュプル用トランス110
の具体的構成例を示すものである。このトランス110
ではトロイダルコア110にギャプ20を形成すること
によりコア110の比透磁率を等価的に小さくしてい
る。その結果トランス110の励磁インダクタンスが小
さくなり、第5図の実施例におけるトランスの励磁電流
を大きくすることができる。この場合の第5図に示すコ
ンバータの各部の動作波形を第7図に示す。トランスの
励磁電流が増加するため、分布容量13を逆方向に充電
してその極性を反転することができる。従ってスイッチ
10がオンする時点t4 の直前では一次巻線電圧 VT
反転している。この時スイッチ10がオンになってもス
イッチ9の寄生ダイオード11には逆方向電圧が印加さ
れているので分布容量13の電荷が寄生ダイオード11を通
して短絡電流として放電することはない。この結果分布
容量に起因する損失を無くすことができる。
なおトランスの励磁電流は、t4 以降に、昇圧チョーク
コイル8の電流 IL に重畳してトランスの二次側から負
荷電流として供給されるため、励磁電流が増加しても若
干の銅損増加があるものの、殆どの部分は損失とはなら
ず有効に使用される。
式(12)を満足する比透磁率μのトランスコア 100の実現
するにはギャップ20の長さl9 を次式のように選べば
よい。
ここでμ′はコア材料の比透磁率である。
なおギャップ20により励磁電流が増加する理由は次の
ように説明することもできる。ギャップ20を含むコア
100の比透磁率をμ、真空の透磁率をμ0 、起磁力を
H、磁束をBとするとB=μμ0 Hとなる。コア100
にギャップ20を設けるとギャップを設けない場合より
μは小さくなる。ギャップ20を設けても磁束Bが変化
しないため、H=B/μ/μ0 が大きくなり、そのため
励磁電流が増加することになる。励磁電流の増加により
前述したように主スイッチ用 MOSFET 9,10が共にオ
フの期間(t3 〜t4 )において分布容量コンデンサ1
3の電圧が急速に低下する。
第8A図に示すようにコア100のギャップ20に非磁
性体21が充填されてもよい非磁性体21の非透磁率を
μ″とすれば(14)式は次の(14)′式のようになる。
温度変動によりコア100の径が変化し、ギャップ長が
変化してμが変化するおそれがあるが、非磁性体21の
充填により温度変動によるμの変化を抑圧することがで
きる。またこの非磁性体21はトランスの絶縁体による
含浸処理によるストレスを避けるためにも有効に利用さ
れる。
上述ではトランスのコアとしてトロイダルコアを用いた
が、EIコア、EEコアなど他の形状のコアに同様にギ
ャップを設けて低損失化を計ることもできる。またギャ
ップを形成するかわりに第8B図に示すようにコア10
0に切れ込み20′を入れたり、あるいはコアの一部に
穴を空けることにより磁路を形成するコア100に断面
の小さい部分を設けてもよい。
また、当然のようにギャップがなくても磁性体自身の透
磁率が小さな磁性体を高圧トランスのコアに用いても同
様な効果が得られる。
第9図に等価分布容量に対応する損失がトランスの励磁
インダクタンスにより変化する実測例を示す。ギャップ
20を設けない時の励磁インダクタンスLT1を1とした
場合に対し、適当な長さのギャップを設けることにより
T1を約 1/3、約1/7 にそれぞれした場合の相対損失を
第9図中に(A),(B),(C) で示す。この測定結果よりギ
ャップを設けることにより損失が減少し、特に分布容量
が増加すると損失の減少が大きくなることが実証され
た。高圧を得る場合は巻線比の大きなトランスが使用さ
れ、その分布容量は例えば5nF程度であるが、この場
合においてはギャップを設けることにより損失を著しく
減少できることが理解される。
第10図は第5図におけるプッシュプル用トランス11
0を別な構成によりその励磁インダクタンスが等価的に
小さくなるようにした例である。即ち、この例ではトラ
ンス110の2次側に並列にインダクタ22を接続して
等価的にトランス110の励磁インダクタンスを小さく
している。インダクタ22のインダクタンスはその1次
側に換算したインダクタンスとトランス110自体の励
磁インダクタンスの並列合成値が式(13)を満足すように
選ぶ。
第11図は第10図の回路の主スイッチ用MOSFET9,1
0の電圧 VDS1 , VDS2 ,トランス10の一次巻線3の
電圧 VT 及びインダクタ22の電流 IL 、及びその他各
部動作波形である。
第10図の回路動作を第11図に示す各部の動作波形を
従って説明する。
まず、主スイッチ用 MOSFET 9がオンしている期間(第
11図でt0 〜t3 )に、トランス110の二次側の分
布容量13がトランス巻線の・印側が負の電圧で充電さ
れるとともに、インダクタ22の電流 iL が増加する。
時刻t3 において主スイッチ用 MOSFET 9がオフする
と、インダクタ22の電流によって分布容量13の電荷
が減少し、分布容量13に蓄えられていたエネルギーが
インダクタ22の励磁エネルギーに変換される。従っ
て、時刻t4 において主スイッチ用 MOSFET 10がオン
しても、分布容量13の電荷が減少しているため、分布
容量13が起因する損失を減少できる。インダクタ22
の電流はt4 以後に負荷電流として負荷に供給されるた
め、損失にはならない。
従って、トランス110の分容量13が大きくてもプッ
シュプル昇降圧コンバータの損失が小さく抑えられると
いう効果がある。
第12図は第5図におけるトランス110を更に別な構
成により励磁インダクタンスが等価的に小さくなるよう
にした例である。即ち、この例ではトランス110の3
次巻線23に並列にインダクタ22を接続して等価的ト
ランス110の励磁インダクタンスを小さくしている。
この場合のコンバータの動作及び得られる効果は第10
図の場合と全く同じであるので説明を省略する。
なお、トランス110の一次巻線2,3のいずれか、あ
るいは両方に、巻線と並列にインダクタ22を接続して
も同様な効果が得られる。
次に、第13図は、第11図の実施例によるコンバータ
の効率特性を(A) で、第1図の従来回路によるコンバー
タの効率特性を(B) で示したものである。従来のコンバ
ータでは効率が85%以下であるが、本発明のコンバー
タではインダクタ22を追加したことによりインダクタ
22自身の損失が加わったにもかかわらず86%を越え
る効率が得られた。
上述ではトランスのコア100の比透磁率μを小さくす
る場合とインダクタをトランスの巻線に並列接続してト
ランスのインダクタンスを小さくする場合を説明したが
これらの両方を組合わせてもよいことは明らかである。
〔改善された発明の原理〕
第5図及び第7図の実施例においてプッシュプル用トラ
ンス110の分布容量に起因する損失を低減するため式
(13)を満足するようにトランス110を設計することを
説明したが、式(13)を満たすようにトランスの1次巻線
インダクタンスを小さくするとトランスの励磁電流が増
加し、スイッチ素子9がオフする以前にトランスの1次
側を流れる電流が0になってしまう。この場合の第5図
におけるチョークコイル8を流れる電流 IL とその励磁
電流成分ΔILe、トランス110の励磁電流ΔITe及び整
流用ダイオード14,17を流れる電流 ID をスイッチ
9,10のゲート信号 VG1, VG2の変化とともに第14
A図に示す。チョークコイル8の電流 IL からトランス
の励磁電流ΔITeを引算した差がトランスの1次側を流
れる電流であり、これは整流用ダイオード14〜18に
流れる電流 IDrに対応する。従って第14A図からわか
るようにトランスの励磁電流が ITeが増加する、即ち I
Teの振幅が大になるとスイッチ素子9がオフする以前に
トランスの1次側の流れる電流が0になる(t3 ′)。
その結果、従来チョークコイル8電流 IL が流れている
期間t3 ′〜t3 )に2次側から負荷に電流 IDrが流れ
なくなり、整流用ダイオード14,17がオンしている
期間が等価的に短く、 TD ′となる。その結果、同じパ
ワーを得るために整流用ダイオードの整流 IDrの実効値
が増加し、整流用ダイオードのオン期間の損失が増加す
る欠点がある。また、出力リプルも増加する欠点があ
る。そこで、これらの欠点を除くため、昇圧チョークの
インダクタンス値を下げ、出力リプルが従来技術と同程
度になる設計条件について検討する。
出力リプルを小さくするには2次側の整流ダイオードに
流れる電流 IDrが1次側のスイッチ素子9,10の電流
の導通幅と同じにしなければならない。
以下では二次側の整流ダイオード14〜18を流れる電
流 IDrが一次側のスイッチ素子9,10の電流の導通幅
と同じになるためのチョークコイル8のインダクタンス
とトランス110のインダクタンスに要求される条件を
降圧モード、昇圧モード、及びこれらの混合モードに分
けて説明する。
(イ) 降圧モード 第5図においてスイッチ素子9.10のオン・オフ比
(デューティ比)Dを0.5>D≧0に選んで動作した
場合は降圧モードであり、その場合のコンバータの入出
力電圧とデューティ比Dの関係を式(15)に、チョークコ
イル8を流れる電流の平均値 ILAV を式(16)に、チョー
クコイル8の励磁電流の振幅Δ1Leを式(17)に、トラン
ス110の励磁電流の振幅ΔITeを式(18)にそれぞれ示
す。
ただし、 Ei は入力直流電圧、 Vc トランス一次側換算
出力電圧、 NL1及び NL2はチョークコイル8の主及び帰
還巻線の巻線数、 VL は VL =( NL1/ NL2)Ei で与
えられるチョークコイル8の主巻線換算電圧、P0 はコ
ンバータの出力電力、 LL1はチョークコイル8の主巻線
インダクタンス、 LT1はトランス110の一次側巻線イ
ンダクタンスである。またトランス110に流れる電流
(チョークコイル8の主巻線を流れる電流 IL に対応)
はチョークコイル8からトランス110の一次側に流れ
込む方向を正とする。
<条件1> スイッチ素子9がオンする時点(t0)において、トランス
110を流れる電流が負にならないためには次式(19)を
満足する必要がある。
式(19)と式(16),(17),(18)より、チョークコイル8の主
巻線のインダクタンス LL1は次式(20)を満足しなければ
ならない。
式(20)の分母は常に正である(D<0.5)ことから分
子の正、負により2つの場合に分かれる。
ケース1: 式(20)の分子が正の場合は次式(21),(22)
を満足する必要がある。
ケース2:式(20)の分子が負の場合は LT1は負になるの
で考える必要はない。
<条件2> スイッチ素子9がオフする時点(t3)においてトランス1
10を流れる電流が負にならないためには次式(23)を満
足する必要がある。
式(23)と式(16),(17),(18)より、チョークコイル8の
主巻線のインダクタンス LL1は次式(24)を満足しなけれ
ばならない。
式(24)の分母は常に正である(D<0.5)。したがっ
て分子の正、負により2つの場合に分かれる。
ケース1:式(24)の分子が正の場合は次式(25),(26)を
満足する必要がある。
ケース2:式(24)の分子が負の場合は次式(27),(28)を
満足する必要がある。
ただし式(24)の分子が負であるので式(28)の右辺は常に
負となり LL1は任意の値でよい。
以上の降圧モード(D<0.5)における条件1,2を
まとめると次のようになる。
条件1のケース1と条件2のケース1の式(21),(25)か
ら式(29)が、及び式(22),(26) から式(30)が得られる。
条件1のケース1と条件2のケース2の式(21),(27)か
ら式(31)が、及び式(24)から式(32)が得られる。
(ロ) 昇圧モード 第5図のスイッチ素子9,10のオン・オフ比Dを1>
D≧0.5に選んで動作した場合は昇圧モードであり、
その場合のコンバータの入出力電圧とオン・オフ比Dの
関係を式(33)に、チョークコイル8を流れる電流の平均
値 ILav を式(34)に、チョークコイル8の励磁電流振幅
ΔILeを式(35)に、トランス110の励磁電流の振幅ΔI
Teを式(36)にそれぞれ示す。
<条件1> スイッチ素子9がオンする時点(t0)において、トランス
110を流れる電流が負にならないためには次式(37)を
満足する必要がある。
式(37)と式(34),(35),(36)から、チョークコイル8の主
巻線のインダクタンス LL1は次式(38)を満足しなければ
ならない。
式(38)の分母は1>D≧0.5なので正である。従って
分子の正、負により2つの場合に分かれる。
ケース1:式(38)の分子が正の場合は次式(39),(40)を
満足する必要がある。
ケース2:式(38)の分子が負の場合は式(38)の右辺は負
となるので式(38)を満足する LL1は存在しない。
<条件2> スイッチ素子9がオフとなる時点(t3)において、トラン
ス110を流れる電流が負にならないためには次式(41)
を満足する必要がある。
電流 ILav ,ΔILe,ΔITeは全て正又は0なので式(41)
は常に満足している。
以上の昇圧モード(1>D≧0.5)における条件1,
2をまとめると次式(42),(43)となる。
(ハ) 混合モード スイッチ素子9,10のオン・オフ比Dを0〜1の範囲
で任意に変化させてコンバータを動作させる場合は、ト
ランス110の一次巻線インダクタンス LT1とチョーク
コイル8の主巻線インダクタンス LL1は式(13),(29),(3
1),(42) を同時に満足する LT1と式(30),(32),(43)を同
時に満足する LL1の値をそれぞれ選べばよい。
〔改善した発明の実施例〕
第14B図は第5図のコンバータにおいて、式(13),(2
9),(30),(31),(32)を満足するようなトランス110の
一次巻線インダクタンス LT1とチョークコイル8の主巻
線インダクタンス LL1を選び、降圧モードで動作した場
合の各部の動作波形を示す。
チョークコイル8のインダクタンス LL1を減少させ、チ
ョークコイル8の励磁電流の振幅ΔILeを増加させるこ
とによりスイッチ素子9がオフする以前にトランス11
0の1次側を流れる電流、従って整流用ダイオードを流
れる電流 IDrが0にならないように設計できている。こ
の結果、トランス110の励磁電流を増加させたことに
伴う整流用ダイオード14〜17のオン期間が挟まるこ
とがなくなリ、整流用ダイオードの電流 IDrの実効値の
増加に伴う損失および出力リプルの増加を防ぐことが可
能となる。
たとえば、降圧モードのみで動作する場合のトランス1
10のインダクタンス LT1とチョークコイル8のインダ
クタンス LL1の選択すべき範囲について1例を以下に示
す。
第15図は入力電圧Ei とトランス110のインダクタ
ンスLT1の関係を示す。
図中ケース1の LT1の範囲は式(13),(31)の条件を同時
に満足する場合である。一方、ケース2の LT1の範囲は
式(13),(29)の条件を同時に満足する場合である。
ケース1の条件の下で、分布容量による損失を増加させ
ないためには、 LL1は(32)式の条件を満足する必要があ
り、その範囲を第16図に斜線の領域で示す。一方、ケ
ース2の条件の下で、分布容量による損失を増加させな
いためには、 LL1は(30)式の条件を満足する必要があ
り、その範囲を第17図に斜線の領域で示す。
〔発明の効果〕
以上説明したように、プッシュプル昇降圧コンバータ用
トランスのインダクタンスをある範囲で設計することに
よって、分布容量に蓄えられた電荷を放電前に励磁エネ
ルギーに変換するため、トランスの分布容量に起因する
損失を無くする効果がある。
また、トランス110の1次巻線のインタグタンスとチ
ョークコイル8の主巻線の励磁インダクタンスを前記の
式を満足するように選択することにより、出力電流のパ
ルス幅を狭めることなく、負荷に電力を供給できる利点
がある。
このように、出力電流のパルス幅を狭めずに動作するこ
とが可能であり、平滑コンデンサ18から負荷にエネル
ギーを供給する期間が短くなるので、平滑コンデンサ1
8の容量を低減することができ、かつ、トランスの分布
容量に起因する損失を無くすことできるので、プッシュ
プル昇降圧DC−DCコンバータを高効率化、小形化、
軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のプッシュプル昇降圧DC−DCコンバー
タの回路図、 第2図は第1図のコンバータの動作を説明するための各
部の波形を示す図、 第3図は第1図のコンバータに使われるプッシュプル用
トランスの一例を示す図、 第4図はこの発明の原理に従った条件を満足するトラン
スの比透磁率と分布容量の関係を示す図、 第5図はこの発明のプッシュプル昇降圧DC−DCコン
バータの回路図、 第6図はこの発明のコンバータで使われるトランスの例
を示す図、 第7図はこの発明のコンバータの動作を説明するための
第5図における各部の波形を示す図、 第8A図はこの発明のコンバータで使われるトランスの
他の例を示す図、 第8B図はこの発明のコンバータで使われるトランスの
更に他の例を示す図、 第9図はこの発明の原理によりトランスのインダクタン
スを減少させた場合のコンバータの損失とトランスの分
布容量との関係を示すグラフ、 第10図はこの発明のコンバータの他の実施例を示す回
路図、 第11図は第10図のコンバータの動作を説明するため
の各部の波形を示す図、 第12図はこの発明のコンバータの更に他の実施例を示
す回路図、 第13図は第12図の実施例によるコンバータの効率を
従来のものと比較したグラフ、 第14A図は第6図においてトランスのインダクタンス
の増加に伴う問題を説明するための各部の波形を示す
図、 第14B図は第14A図で示した問題を解決した場合の
動作を説明するための各部の波形を示す図、 第15図は改善した動作を実現する条件を満たすトラン
スのインダクタンスと入力電圧の領域の例を示すグラ
フ、 第16図は改善した動作を実現する条件を満たすチョー
クコイルのインダクタンスと入力電圧の領域の例を示す
グラフ、及び 第17図は改善した動作を実現する条件を満たすチョー
クコイルのインダクタンスと入力電圧の領域の他の例を
示すグラフである。 5:直流電源、7:帰還ダイオード、8:チョークコイ
ル、9,10:スイッチ素子、11,12:スイッチ素
子の寄生ダイオード、13:トランスの分布容量、14
〜17:整流ダイオード、18:平滑コンデンサ、11
0:トランス、100:コア、20:コアのギャップ、
20′:コアの切り込み部、22:インダクタ。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−12706(JP,U) 実開 昭58−25582(JP,U) 特公 昭60−36606(JP,B2) 特公 昭61−795(JP,B2)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電圧供給手段と、前記直流電圧供給手
    段に直列に接続されたチョークコイルと、互いに直列接
    続された第1及び第2の一次巻線と二次巻線を有するプ
    ッシュプル用トランスと、前記プッシュプル用トランス
    の前記二次巻線に接続されその出力を整流するための整
    流回路と、前記整流回路の整流出力を平滑する平滑回路
    と、直列接続された前記第1及び第2の一次巻線の両端
    にそれぞれ一端が接続され他端が互いに接続された第1
    及び第2スイッチ素子とを含み、前記第1及び第2スイ
    ッチ素子の互いに接続された前記他端と前記第1及び第
    2一次巻線の接続点とがそれぞれ直列接続された前記直
    流電圧供給手段と前記チョークコイルの両端に接続され
    たプッシュプル昇降圧DC−DCコンバータにおいて、
    前記プッシュプル用トランスの一次側インダクタンスL
    T1が次式 を満たし、ただしDは前記第1及び第2スイッチ素子の
    オン・オフ比、fはそのオン・オフ周波数、 Cd は前記
    プッシュプル用トランスに寄生する分布容量の1次側換
    算値、であるプッシュプル昇降圧DC−DCコンバー
    タ。
  2. 【請求項2】前記プッシュプル用トランスのコアはギャ
    ップを有する特許請求の範囲第1項記載のプッシュプル
    昇降圧DC−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】前記プッシュプル用トランスのコアはその
    断面が小さくされた部分を有する特許請求の範囲第1項
    記載のプッシュプル昇降圧DC−DCコンバータ。
  4. 【請求項4】前記プッシュプル用トランスの前記第1及
    び第2一次巻線と前記二次巻線の少くとも1つに並列に
    インダクタが接続された特許請求の範囲第1,2又は3
    項記載のプッシュプル昇降圧DC−DCコンバータ。
  5. 【請求項5】前記プッシュプル用トランスは三次巻線を
    有し、前記三次巻線にインダクタが並列に接続された特
    許請求の範囲第1,2又は3項記載のプッシュプル昇降
    圧DC−DCコンバータ。
  6. 【請求項6】前記プッシュプル用トランスのコアの比透
    磁率μは次式 を満し、ここでAe及びle は前記コアの実効断面積及び
    実効磁路長、μ0 は真空の透磁率、N1は前記第1及び第
    2一次巻線の巻数である特許請求の範囲第1,2又は3
    項記載のプッシュプル昇降圧DC−DCコンバータ。
  7. 【請求項7】前記ギャップの長さlg は次式 を満し、ここでμ′は前記コアの材料の比透磁率,μ″
    は前記ギャップをうめる材料の比透磁率である特許請求
    の範囲第6項記載のプッシュプル昇降圧DC−DCコン
    バータ。
  8. 【請求項8】前記オン・オフ比Dは0.5≧D≧0であ
    り、前記チョークコイルのインダクタンスLL1と前記プ
    ッシュプル用トランスの一次側インダクタンスLT1が次
    及び 又は次式 かつ 及び を満足し、ここでP0は前記平滑回路からの出力電力、
    VL は前記チョークコイルの主巻線換算電圧、 Vc は前
    記プッシュプル用トランスの一次側換算出力電圧である
    特許請求の範囲第1項記載のプッシュプル昇降圧DC−
    DCコンバータ。
  9. 【請求項9】前記オン・オフ比Dは1≧D>0.5であ
    り、前記チョークコイルのインダクタンスLL1と前記プ
    ッシュプル用トランスの一次側インダクタンスLT1が次
    を満足し、ここでP0は前記平滑回路からの出力電力、 V
    c は前記プッシュプル用トランスの一次側換算出力電
    圧、 Ei は前記直流電圧供給手段からの出力電圧である
    特許請求の範囲第1項記載のプッシュプル昇降圧DC−
    DCコンバータ。
  10. 【請求項10】前記チョークコイルのインダクタンスL
    L1と前記プッシュプル用トランスの一次側インダクタン
    スLT1は次式 かつ 及び かつ 又は次式 かつ かつ 及び かつ を満足し、ここでP0は前記平滑回路からの出力電力、 V
    L は前記チョークコイルの主巻線換算電圧、 Vc は前記
    プッシュプル用トランスの一次側換算出力電圧、 Ei
    前記直流電圧供給手段からの出力電圧である特許請求の
    範囲第1項記載のプッシュプル昇降圧DC−DCコンバ
    ータ。
  11. 【請求項11】前記プッシュプル用トランスのコアはギ
    ャップを有する特許請求の範囲第8,9又は10項記載
    のプッシュプル昇降圧DC−DCコンバータ。
  12. 【請求項12】前記プッシュプル用トランスのコアはそ
    の断面が小さくされた部分を有する特許請求の範囲第
    8,9又は10項記載のプッシュプル昇降圧DC−DCコ
    ンバータ。
  13. 【請求項13】前記プッシュプル用トランスの前記第1
    及び第2一次巻線と前記二次巻線の少くとも1つに並列
    にインダクタが接続された特許請求の範囲第8,9又は
    10項記載のプッシュプル昇降圧DC−DCコンバー
    タ。
  14. 【請求項14】前記プッシュプル用トランスは三次巻線
    を有し、前記三次巻線にインダクタが並列に接続された
    特許請求の範囲第8,9又は10項記載のプッシュプル
    昇降圧DC−DCコンバータ。
  15. 【請求項15】前記プッシュプル用トランスのコアの比
    透磁率μは次式 を満たし、ここで Ae 及びle は前記コアの実効断面積
    及び実効磁路長、μ0 は真空の透磁率、N1は前記第1及
    び第2一次巻線の巻数である特許請求の範囲第8,9又
    は10項記載のプッシュプル昇降圧DC−DCコンバー
    タ。
  16. 【請求項16】前記ギャップの長さlg は次式 を満たし、ここでμ′は前記コアの材料の比透磁率,
    μ″は前記ギャップをうめる材料の比透磁率である特許
    請求の範囲第15項記載のプッシュプル昇降圧DC−D
    Cコンバータ。
JP63184077A 1987-08-21 1988-07-22 プッシュプル昇降圧dc−dcコンバータ Expired - Lifetime JPH0628508B2 (ja)

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