JPH06284399A - 動き検出装置 - Google Patents

動き検出装置

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JPH06284399A
JPH06284399A JP9355893A JP9355893A JPH06284399A JP H06284399 A JPH06284399 A JP H06284399A JP 9355893 A JP9355893 A JP 9355893A JP 9355893 A JP9355893 A JP 9355893A JP H06284399 A JPH06284399 A JP H06284399A
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JP
Japan
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circuit
value
image
motion
latch
Prior art date
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Pending
Application number
JP9355893A
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English (en)
Inventor
Makoto Shimokooriyama
信 下郡山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 細かい絵柄で動画像でない場合に、誤って動
画像と判定してしまうことのない動き検出装置を得る。 【構成】 画素データのDラッチ202、引き算回路2
03によるハイパスフィルタで垂直方向の高周波成分を
検出し、その絶対値を足し算回路205、Dラッチ20
7で構成される累算回路に加え総和値を求めて判定回路
208に加える。また、画素データのDラッチ211、
足し算回路212によるローパスフィルタで垂直方向の
低周波成分を検出し、その絶対値を足し算回路214、
Dラッチ216で構成される累算回路に加え総和値を求
めて判定回路208に加える。そして、高周波成分と基
準値とを比較して動きを判定する場合に、低周波成分に
応じて上記基準値を変えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルVTRやコ
ーデックのような画像の伝送装置などで用いられる画像
の動きを検出するための動き検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像信号を高能率符号化して磁気
テープなどの媒体に記録し、再生する民生用VTRが提
案されている。これは、画像信号を所定の画素数毎にま
とめてブロック化した後、離散コサイン変換(以下、D
CTと称す)等の直交変換を施し、変換後の係数に対し
て量子化し、その量子化された値をエントロピー符号化
を行い記録するものである。
【0003】最近の画像圧縮としてはDCTを用いた画
像圧縮が主流となっており、またDCTされる際に符号
化の効率を上げるための動き適応処理が行われている。
この動き適応処理とは、DCTは通常フレーム内の8×
8画素のブロック単位で行われるが、動画像の場合フレ
ーム内処理ではフィールド間の相関が薄れ、垂直方向の
周波数成分が発生し、符号化の効率が低下する。このた
め動きを検出し、動きのあるブロックは8×8画素の処
理をフィールド内の2つの4×8画素に分けてDCTを
行うことにより、符号化の効率を上げるようにしてい
る。上記の動き検出方法としてはフィールド間の差分値
を計算し、その差分値の大きさにより動きのあるブロッ
クか、動きの少ないブロックかを検出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、画像のフィールド間差分により動きを検出し
ているために、画像が動いていない場合でも細かい絵柄
がある場合には、差分値が大きくなり動きあるブロック
と誤って判定してしまうことがあるという問題があっ
た。
【0005】本発明は上記のような問題を解決するため
になされたもので、誤検出をなくすことのできる動き検
出装置を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はブロック内の垂
直方向の高周波成分を検出する検出手段と、垂直方向の
低周波成分を検出する検出手段とを設け、各検出手段に
よって検出された高周波成分と低周波成分とにより、そ
のブロックの動き判定を行うようにしたものである。
【0007】
【作用】高周波成分により動きを判定する基準値を低周
波成分に応じて変えることにより、細かい絵柄の場合で
も誤検出を避けることができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明にかかる動き検出装置が用いら
れるディジタルVTRの構成図を示す。図1において、
記録される映像信号は輝度信号Yと2つの色差信号
r ,Pb とであり、それぞれADコンバータ101、
102、103に入力され、ディジタル画像信号に変換
される。また、オーディオ信号はADコンバータ123
によりディジタルオーディオ信号に変換される。上記デ
ィジタル画像信号は、フレームメモリ104に書き込ま
れ、読み出される際に固定長化単位内のデータの平均化
とバースト誤り訂正とのためにシャフリング回路124
によりシャフリングされて読み出され、DCT回路10
5でDCT(離散コサイン変換)により直交変換され
る。メモリ104から読み出される際にDCTの基本単
位である垂直8画素、水平8画素のブロック単位にフレ
ーム内で読み出されるが、DCTされる際に符号化の効
率を上げるための動き適応処理が行われる。
【0009】DCTは通常フレーム内の8×8画素のブ
ロック単位で行われるが、動画像の場合は、フレーム内
の処理ではフィールド間の相関が薄れ、垂直方向の周波
数成分が発生し、符号化の効率が低下する。このため、
動き検出回路106により動きのあるブロックを検出
し、その動きブロックでは8×8画素の処理をフィール
ド内の2つの4×8画素に分けてDCTを行うことによ
り、効率を上げるようにしている。また、動き処理をし
たブロックのDCTされたデータは量子化器(図示せ
ず)で量子化され、高周波に発生するわずかな係数は0
にまるめられて、データが削減される。
【0010】量子化された係数は可変長符号化回路(V
LC)107でさらに圧縮される。圧縮されたデータは
上記ディジタルオーディオ信号と共にECC回路108
に加えられて訂正符号を付加され、さらにシスコン12
5により制御されるフォーマッター109でVTRのト
ラックフォーマットに並び変えられる。そして、変調回
路110でディジタル変調され、シスコン125により
制御される記録再生部111の磁気テープに記録され
る。
【0011】再生時は、磁気テープに記録されたデータ
を読み出し、変調されたデータを復調回路112でもと
のディジタルデータに変換し、デフォーマッター113
でシスコン125の制御によりトラックフォーマットか
らデータを元に戻し、エラー訂正回路114によって伝
送路中で発生したデータを正しいデータに訂正する。こ
れらのデータのうちオーディオデータはD/Aコンバー
タ126に加えられ、画像データは可変調符号のデコー
ド回路(VLD)115によって可変長符号から固定長
の符号に伸長され、さらに逆DCT回路116で逆量子
化と逆DCT変換とが実行される。
【0012】この時、動きブロックについては、画像デ
ータとともに送られてきた動き情報をもとに、動き制御
回路117で動きが小さい(静止画)ブロックについて
はフレーム内の8×8画素処理による逆DCTを行い、
動きが大きい(動画)ブロックについては2つの4×8
画素のフィールド内処理による逆DCTを行った後、メ
モリ118に書き込む。次に、メモリ118よりデシャ
フリング処理によってシャフリングを解きながらラスタ
スキャン順に読み出す。
【0013】そして、エラー訂正回路114で訂正しき
れなかったデータに関しては、フラグをエラー修整回路
119に送って欠落ブロックをその周囲の画素や前フレ
ームのデータを用いて補間した後、D/Aコンバータ1
20、121、122でディジタルデータからアナログ
データに変換してコンポーネント信号として出力する。
【0014】次にDCTを行う際の動き検出回路106
について説明する。
【0015】図2は本発明にかかる動き検出回路106
の実施例を示すものであり、図2において、201は図
1のフレームメモリ104から読み出された画像データ
が入力される入力端子、202はDラッチ、203は引
き算回路、204は絶対値回路、205は足し算回路、
206はセレクタ、207はDラッチ、208は判定回
路、209は制御回路、210は出力端子、211はD
ラッチ、212は足し算回路、213は絶対値回路、2
14は足し算回路、215はセレクタ、216はDラッ
チである。
【0016】次に動作について説明する。
【0017】入力端子201にはフレームメモリから図
3に示す番号順に読み出された画素データが入力され
る。Dラッチ202、引き算回路203によってハイパ
スフィルタが構成されており、画素データがこのハイパ
スフィルタに入力されることにより、引き算回路203
の出力に垂直方向の高周波成分が得られる。この高周波
成分は絶対値回路204で絶対値に変換された後、足し
算回路205に入力される。足し算回路205、セレク
タ206、Dラッチ207によって累算回路が構成さ
れ、上記絶対値が累算回路に入力されることにより、画
像の垂直方向の差分値のブロック内の総和値が得られ
る。この総和値が制御回路209によってブロック単位
に判定回路208に取り込まれる。
【0018】一方、Dラッチ211と足し算回路212
とによって垂直方向の低周波成分を検出するローパスフ
ィルタが構成されており、足し算回路212の出力が絶
対値回路213に入力されて絶対値が取られる。また、
足し算回路214、セレクタ215、Dラッチ216に
よって累算回路が構成され、上記絶対値はこの累算回路
によって総和がとられ、1ブロックごとに判定回路20
8に入力される。
【0019】図4は判定回路208の第1の実施例によ
る内部構成を示すものである。
【0020】図4において、401は図2のDラッチ2
07からのデータの入力端子で、ブロック内の画像の垂
直方向の高周波成分が入力される。402は図2のDラ
ッチ216からのデータの入力端子で、ブロック内の画
像の垂直方向の低周波成分が入力される。403、40
7は引き算回路、404、405、408は数値データ
R1,R2,R3を設定するレジスタ、406はセレク
タ、409、410は入力データが正及び0のとき出力
に符号“1”を発生し、負のときは符号0を発生する正
負判定回路、411は出力端子である。
【0021】次に動作について説明する。
【0022】入力端子401にはブロック内の8bit
の画素の高周波成分としてゼロから最大値14280ま
での値が入力される可能性がある。また、入力端子40
2には低周波成分としてゼロから最大値28560まで
の値が入力される可能性がある。
【0023】今、仮りにレジスタ404には、R1=7
140、レジスタ405には、R2=3570の値が設
定されていたとする。また、レジスタ408には、R3
=14280の値が設定されていたとする。
【0024】入力端子402に入力される低周波成分が
14280を越えると引き算回路407の出力が正とな
り、正負判定回路409の出力が“1”となり、セレク
タ406はレジスタ404のR1=7140を選択す
る。この状態で入力端子401に入力される画像の垂直
方向の高周波成分が7140以上であると、引き算回路
403の値が正となり、正負判定回路410が“1”を
出力端子411に出力する。また、入力端子401の値
が7140以下であると、引き算回路403の値が負と
なって正負判定回路410は出力端子411に“0”を
出力する。
【0025】一方、入力端子402に14280以下の
値が入力されると、引き算回路407の出力が負とな
り、従ってセレクタ406はレジスタ405のR2=3
570の値を選択する。この状態で入力端子401の入
力値が3570を越えると出力端子411に“1”が出
力され、入力値が3570以下の時は、出力端子411
に“0”が出力される。
【0026】図5は第2の実施例による判定回路208
の内部構成を示す。
【0027】図5において、501はブロックの垂直方
向の高周波成分の入力端子、502は同じくブロックの
垂直方向の低周波成分の入力端子、503、504は係
数回路、505は割り算回路、506は引き算回路、5
07はレジスタ、508は正負判定回路、509は出力
端子である。
【0028】上記構成において、入力端子501に入力
された高周波成分のデータは係数回路503で係数aを
乗ぜられる。一方、入力端子502に入力された低周波
成分のデータは係数回路504で係数bを乗ぜられる。
これら2つのデータは割り算回路505で2つの値の比
が求められる。この比の値は、レジスタ507に設定さ
れた所定のスレッショルド値thと引き算回路506で
引き算される。引き算した値が正の場合は正負判定回路
508は“1”を出力し、負の場合には“0”を出力し
て出力端子509から出力する。
【0029】上記において、割り算回路505は画像の
垂直方向の低周波成分と高周波成分との比率を見てお
り、この比率が一定以上の時は静止画、一定以下の時は
動画と判定する。
【0030】
【発明の効果】以上のように、ブロック内の垂直方向の
高周波成分を検出してフィールド間の相関もしくは動き
を判定する際に、ブロック内の垂直方向の低周波成分の
値に応じて判定の基準値を変化させることによって、比
較的細かい絵柄で動かない画像の場合の誤検出を防ぐこ
とができ、DCTの適応制御を正確に行うことができ、
圧縮効率が上がり、高画質の符号化を実現できる効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるディジタルVTRを示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明にかかる動き検出装置の実施例を示すブ
ロック図である。
【図3】動き検出されるブロックを示す構成図である。
【図4】判定回路の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図5】判定回路の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
202 Dラッチ 203 引き算回路 208 判定回路 211 Dラッチ 212 足し算回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号の垂直方向の高周波成分を複数
    個の画素データから成るブロック単位に検出する第1の
    検出手段と、 上記画像信号の垂直方向の低周波成分を上記ブロック単
    位に検出する第2の検出手段と、 上記第1の検出手段による高周波成分の検出量と上記第
    2の検出手段による低周波成分の検出量とに基づいて上
    記画像信号の動きを上記ブロック単位に判定する判定手
    段とを備えた動き検出装置。
JP9355893A 1993-03-29 1993-03-29 動き検出装置 Pending JPH06284399A (ja)

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JP9355893A JPH06284399A (ja) 1993-03-29 1993-03-29 動き検出装置
US08/217,281 US5617143A (en) 1993-03-29 1994-03-24 Movement detection device and encoding apparatus using the same
US08/968,724 US5874996A (en) 1993-03-29 1997-11-12 Movement detection device and encoding apparatus using the same

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008514120A (ja) * 2004-09-16 2008-05-01 トムソン ライセンシング 高速なビデオ・フレーム/フィールド符号化を行う方法および装置
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