JPH06284201A - 通信サービス選択及び組み合わせ方法 - Google Patents

通信サービス選択及び組み合わせ方法

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JPH06284201A
JPH06284201A JP7043893A JP7043893A JPH06284201A JP H06284201 A JPH06284201 A JP H06284201A JP 7043893 A JP7043893 A JP 7043893A JP 7043893 A JP7043893 A JP 7043893A JP H06284201 A JPH06284201 A JP H06284201A
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JP7043893A
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Atsuhiko Suganuma
厚彦 菅沼
Hisazumi Tsuchida
尚純 土田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、各利用者の利用特性に応じ
てサービス及び網を選択することができる通信サービス
選択方法及び組み合わせ方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明は、サービスの申込みがあると、通信
履歴データベース及びサービスデータベースより、サー
ビスの申込みをした利用者の通信履歴及び申し込まれた
サービスを実現するために必要な通信網と通信サービス
の組み合わせを選択し、知識ベースに保持されているル
ールにより1つまたは複数の通信サービスを選択し、1
つまたは複数の通信網を組み合わせたサービス提供形態
を利用者に提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信サービスの選択方法
及び組み合わせ方法に係り、特に、1つまたは複数の網
に対して利用契約している各網の多様なサービスの中か
ら、利用者の通信利用実績に応じてより経済的なサービ
スの組み合わせを手軽に知ることを可能とする通信サー
ビス選択方法及び組み合わせ方法に関する。
【0002】但し、網とは、通信の実現手段に関わら
ず、料金体系の異なる網のことを意味しており、本明細
書中で記載される網とは全てこの意味である。
【0003】
【従来の技術】従来は、通信利用者自身が利用者自身で
通信履歴を記録しておくか、通信料請求明細書等に記載
されている内容を自ら分析する等して、利用者自身が自
らの通信の特徴等を見つけ出し、自ら調べたサービスの
中から利用者自身の通信の特徴に応じたサービスを選択
している。
【0004】現状では各電気通信事業者(第1種、一般
第2種、特別第2種)が提供する網は、料金体系が比較
的簡素でサービスの種類も比較的少なく、個々の通信利
用者が自身の利用形態に適したサービスを探すことが比
較的容易であるが、今後各電気通信事業者が提供する網
の料金体系が多様化し、種々のサービスが提供されるこ
とが予想されることから、通信利用者にとってはどのサ
ービスが利用者自身にとって最も有益であるかが大きな
関心事となると考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、今後種
々のサービスが各事業者から提供されるに伴って、料金
体系も多様化し、サービスの内容も複雑化することが考
えられるため、通信利用者自らすべてのサービスを調査
し、利用者自身に最も適したサービスを選択することは
困難になると考えられる。
【0006】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
多種多様化したサービスの中から通信利用者の各々に最
も適したサービスを選択する際の困難さを解消し、各利
用者の利用特性に応じてサービス及び網を選択すること
ができる通信サービス選択方法及び組み合わせ方法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図である。
【0008】本発明は、利用者からサービス要求を受信
すると、料金体系が異なる複数の通信網から、サービス
内容、サービス料金に基づき利用者にサービスを提供す
る通信網を選択してサービスを提供するシステムにおい
て、利用者の通信履歴を記録した通信履歴データベース
10と、各通信網が提供する通信サービス内容を記録し
たサービスデータベース20と、通信履歴データベース
10が保持する通信履歴情報より利用者の通信履歴の特
徴を抽出する特徴抽出ルール31と、通信履歴の特徴に
適した通信サービスを選択するサービス選択ルール32
と、選択された通信サービス相互間の干渉を調整するた
めの干渉調整ルール33を保持する知識ベース30とし
て通信網内に保持し、サービスの申込みがあると、通信
履歴データベース10及びサービスデータベース20よ
り、サービスの申込みをした利用者の通信履歴及び申し
込まれたサービスを実現するために必要な通信網と通信
サービスの組み合わせを選択し、知識ベース30に保持
されているルールにより1つまたは複数の通信サービス
を選択し、1つまたは複数の通信網を組み合わせたサー
ビス提供形態を利用者に提供する。
【0009】また、本発明は、知識ベースのルールに基
づいて、サービスデータベースから選択されたサービス
相互が干渉している場合には、選択された前記通信サー
ビスに重み付けを行い、重み付けをされた値により前記
サービス提供形態を選定し利用者に提示する。
【0010】
【作用】本発明は、通信利用者の通信履歴の一定期間分
を蓄積したデータベースと、電気通信事業者が提供する
サービスの内容、有効適用範囲等を集めたデータベー
ス、通信利用者の通信履歴を分析し、特徴を抽出するた
めのルール、利用者の通信の特徴に適したサービスを選
択するためのルール、抽出された複数の特徴のそれぞれ
に対して適したサービスの相互間の干渉による調整をす
るためのルール等の各種ルールを格納した知識ベースを
利用することにより、通信利用者の過去の通信実績によ
り適したサービスメニューを選択し、利用者に提示する
ことが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。
【0012】図1は本発明の一実施例の概要を説明する
ための図である。
【0013】まず、本発明の概要を説明する。本発明
は、利用者の通信履歴を記憶した通信履歴データベース
10、サービスに関してサービスの内容(サービス使
用、提供条件、料金体系等)をまとめたサービスデータ
ベース20、通信履歴を分析し、特徴を抽出するための
特徴抽出ルール31、各特徴に適した料金割引サービス
を選択するためのサービス選択ルール32、抽出された
複数の特徴のそれぞれに対して適したサービスの相互間
の干渉を調整するための干渉調整ルール33等をまとめ
た知識ベース30を利用することにより、処理部40に
おいて、個々の利用者の過去の通信利用実績を記録した
通信履歴データベース10から利用者の通信利用の特徴
(1つまたは複数)を抽出し、抽出した各特徴か利用者
にとって有効なサービスを選択し、選択したサービスが
複数存在する場合には選択した各サービスの相互間の干
渉を調整し、より有効なサービスの組み合わせを提示す
る方法であり、利用者からの遠隔アクセスを可能とする
通信機能(他ホストとの接続が必要な場合は、接続先ホ
ストとの通信機能も必要)を有する。
【0014】図2は本発明の一実施例のホスト装置の構
成を示す。
【0015】同図に示すホスト装置100は、通信制御
部1、データベース管理部2、処理部3、知識ベース管
理部4、通信履歴データベース10、サービスデータベ
ース20、知識データベース30から構成される。
【0016】通信制御部1は、ホスト装置100と利用
者端末200との間の通信に関わるプロトコル処理等の
種々の制御を行う。データベース管理部2は、通信履歴
データベース10、サービスデータベース20へのアク
セス管理を行う。
【0017】制御部3は、先ず通信制御部1を介して利
用者端末200から入力された伝文から利用者を識別す
るデータを読み取り、サービスを受ける資格があるかを
チェックし、通信履歴データベース10から知識データ
ベース30の特徴抽出ルール31を用いて利用者の過去
の通信履歴からの通信の特徴を抽出する。次に、サービ
スデータベース20から抽出された特徴に対して、知識
ベース30のサービス選択ルール32を検索して適した
料金割引サービスの選択を行う。選択したサービスが複
数ある場合には、知識データベース30の干渉調整ルー
ル33を検索して各サービス間の干渉の有無を調べ、互
いに干渉するならば調整を行う。
【0018】この間、通信履歴データベース10、サー
ビスデータベース20へのアクセスはデータベース管理
部2を介して行う。また、知識ベース30へのアクセス
は知識ベース管理部4を介して行う。
【0019】図3〜図8は本発明の一実施例の料金割引
サービスに関して適用した場合を示す図である。
【0020】図3は本発明の一実施例の料金割引サービ
スに関して適用したシステムの最も基本的な例のシーケ
ンスチャートである。
【0021】同図の例は、料金体系が独立な網(例え
ば、A社−電話網、A社−パケット網等)が個別に(網
単位に)本発明のシステムを用意する場合の一例であ
る。同図のシーケンス部分は本システムと本システムの
利用者間の通信シーケンスとホスト側の処理概要を示
す。
【0022】ステップ1)まず、利用者により案内シス
テムホスト100に対して利用者端末200より呼設定
要求が送出されると、案内システムホスト100は呼設
定後、利用者端末200に契約者番号の入力を要求す
る。
【0023】ステップ2)利用者は利用者端末200よ
りホスト100側からの利用ガイダンスに従って利用者
の契約端末番号(電話番号)を入力する。但し、案内シ
ステムを利用するときに使用する端末回線は、本システ
ム利用者自身が契約している回線でなくともよい。
【0024】ステップ3)利用者端末200より契約端
末番号を入力された案内システムホスト100は、次
に、利用者端末200に対してパスワードの要求を行
う。
【0025】ステップ4)利用者は案内システムホスト
100の指示に従ってパスワードを入力する。
【0026】ステップ5)案内システムホスト100
は、料金サービス案内システムについてのガイダンスを
利用者200に送出する。
【0027】ステップ6)利用者は、案内システムホス
ト100からガイダンスを受け取り、利用者端末100
に表示されているガイダンスに従って処理を行う。
【0028】ステップ7)案内システムホスト100は
利用者からの入力により最適の利用パターンを利用者に
通知するための以下ステップ10までの処理を行う。
【0029】第1の処理(通信特徴抽出処理)として、
案内システムホスト100は、通信履歴データベース1
0を検索し、利用者の通信履歴を月単位(歴月、料金月
(利用料金の計算基準期間)等)に取り出し、利用者の
月毎の通信実績から通信の特徴(通信時間帯、保留時
間、距離、通信先地域、総利用額等)を抽出する(詳細
は後述する)。また、この場合において、今後、複数契
約回線をまとめた集約型の料金割引サービスの出現が考
えられるため、案内システム利用時に利用者の一部また
は、全部の契約回線の利用実績について選択的に検索可
能とすることも考えられる。
【0030】ステップ8)第2の処理(特徴重み付け処
理)として、案内システムホスト100は、第1の処理
で抽出された毎月毎の通信の特徴を各月の共通の特徴と
特定の月の固有の特徴に分類し、それぞれの特徴に重視
度の重み付けをする。
【0031】ステップ9)第3の処理(サービス選択処
理)として、案内システムホスト100は、料金割引サ
ービスデータベース20を検索し、第1の処理で抽出し
た特徴のそれぞれに対して利用料金低減に効果を与える
料金割引サービスを効果の大きい順に1つまたは複数選
択する。
【0032】ステップ10)第4の処理(相互干渉の調
整処理)として、案内システムホスト100は第3の処
理で選択した利用者の通信の特徴と料金割引サービスの
組み合わせの相互干渉性の調整を行う。即ち、ある特徴
に対して最も有効な料金割引サービスが他の特徴に適合
する料金割引サービスとの相性が悪い場合(両サービス
を同時に契約できない場合等)には、特徴の重視度、そ
れぞれの特徴に適合した料金割引サービスの効果の大き
さ等を考慮して料金割引サービスの組み合わせの中から
トータルで最も利用料金の節約できる料金割引サービス
の組み合わせを探索する。
【0033】ステップ11)案内システムホスト100
は、上記の第1から第4の処理の結果得られた案内シス
テムの推奨料金割引メニュー(料金割引サービスの組み
合わせ)を利用者に紹介する。
【0034】ステップ12)利用者は案内システムホス
ト100から紹介されたデータを受け取り、案内システ
ムホスト100にサービスの利用終了を通知する。
【0035】ステップ13)案内システムホスト100
は利用者に対してサービス提供の終了報告を行う。
【0036】図4は本発明の一実施例の第1の処理(通
信特徴抽出処理)の概要を示すフローチャートである。
【0037】ステップ40)案内システムホスト100
は通信履歴データベース10より利用者の全通信履歴
(母集合)を取り出す。
【0038】ステップ41)月カウンタに最旧月を設定
する。例えば、利用者がサービス提供を要求した月が1
1月であれば、月カウンタには10月「10」を設定す
る。
【0039】ステップ42)検索したい所望の該当月分
の履歴データを通信履歴データベースのデータより取り
出し、知識ベース30の特徴抽出ルール31を用いて、
その履歴データより特徴として、通信時間帯、保留時
間、距離、通信先知識、総利用額等を抽出する。
【0040】ステップ43)月カウンタをインクリメン
トする。即ち、月カウンタ=10+1とする。従って、
当月(11月)が設定される。
【0041】ステップ44)当月(11月)の利用者の
利用履歴が通信履歴データベース10に登録されている
かを判定する。登録されていれば、ステップ42に移行
し、登録されていなければ、前月(10月)分のみの履
歴データを取得する。
【0042】図5は本発明の一実施例の第2の処理(特
徴重み付け処理)の概要を示すフローチャートである。
【0043】ステップ50)第1の処理(通信特徴抽出
処理)により得られた各月の特徴の和集合(特徴集合)
を取る。
【0044】ステップ51)全月間の和集合の各要素の
出現頻度を累計する。
【0045】ステップ52)各月毎の特徴の母集合に対
する支配率の月当たりの平均(月平均支配率)を計算す
る。
【0046】ステップ53)月平均支配率と特徴の出現
頻度から特徴の重みを決定し、特徴データに重み付けを
行う。
【0047】図6は本発明の一実施例の第3の処理(サ
ービス選択処理)の概要を示すフローチャートである。
【0048】ステップ60)カウンタiに初期値として
1を設定する。
【0049】ステップ61)第2の処理(ステップ5
0)で得られた特徴集合の要素iに適する料金割引サー
ビスを、料金割引サービスデータベース20より知識ベ
ース30のサービス選択ルール32を用いて検索する。
【0050】ステップ62)ステップ61で検索された
料金割引サービスデータの割引率と、特徴データの重み
からサービスの重みを決める。
【0051】ステップ63)カウンタをインクリメント
する(i=i+1)。
【0052】ステップ64)検索すべき要素が無くなっ
た特徴集合の要素(i+1)=nullである場合には
処理を終了し、また、検索すべき要素があれば、ステッ
プ61に移行する。
【0053】図7は本発明の一実施例の第4の処理(相
互干渉の調整処理)の概要を示すフローチャートであ
る。
【0054】ステップ70)案内システムホスト100
は知識ベース30の干渉調整ルールを検索して、各特徴
要素に対応する料金割引サービスについて干渉する組み
合わせを抽出する。
【0055】ステップ71)干渉する組み合わせが有る
かを判断し、干渉する組み合わせがない場合には、ステ
ップ75に移行する。
【0056】ステップ72)干渉しない組み合わせの集
合を作る。
【0057】ステップ73)各組み合わせについて各要
素の重みの重ね合わせを行う。
【0058】ステップ74)重ね合わせの結果が最良と
なる組み合わせを取り出す。
【0059】ステップ75)料金割引サービス組み合わ
せの推奨案を作成する。
【0060】なお、上記の処理の例では、通信の特徴及
び各特徴に対応する料金割引サービスに対して重み付け
を行い、重みによる評価によって推奨案を生成している
が、重み付けを行わず、全ての組み合わせについて過去
の通信履歴を当てはめて通信料金の節減額が最大になる
組み合わせを選択する方法をとってもよいことは言うま
でもない。
【0061】図8は本発明の一実施例の仮想の料金サー
ビスを用いた例を示す図である。まず、同図(a)に示
す特徴抽出処理は、始めに利用者の通信履歴データベー
ス10のを分析し、利用者の通信の特徴の抽出を行う
が、特徴の抽出を行うにあたっては図1に示した知識ベ
ース30に格納されているルールに従う。同図では、利
用者の通信履歴データを分析し、特徴1、2、3を得る
までの部分がこれに該当する(第1の処理)。
【0062】次に、同図(b)に示す各特徴の重み付け
実行処理は、各特徴の分類と、重視すべき度合いにより
各特徴に対して重み付けを行うが、特徴の分類と重視度
の決定のためのルールは図1の知識ベース30に格納さ
れている特徴抽出ルール31を用いる(第2の処理)。
ここでは、利用者の通信履歴が保存されている全期間
(月)中、特徴が発現している月数の割合を各特徴の出
現頻度とし、各特徴の分類の属性としている。また、各
特徴の重視度として各特徴を示した月の通信全体に対し
て各特徴を示す呼の割合(支配率)を用いている。本実
施例では、以上のようにして得た各特徴の出現頻度と支
配率により各特徴の重みを決定する。
【0063】次に、同図(c)に示す各特徴に対応する
料金割引サービス抽出処理は、各特徴に対応する料金割
引サービス選択を行うが、選択に必要な料金割引サービ
スに関する知識は図1の知識ベース30に格納されてい
るサービス選択ルール32に従う(第3の処理)。
【0064】最後に、同図(d)に示す相互干渉の調整
処理は、上記の選択方法により得られた料金割引サービ
ス相互間の干渉を調整して、推奨案を生成するが、調整
のためのルールは、図1の知識ベース30に格納されて
いる干渉調整ルール33に従う。ここでは、まず、第3
の処理(料金割引サービス抽出処理)により得られた料
金割引サービスに対して対応する特徴の重みと、第3の
処理により得られた料金割引サービスに関する情報に基
づいて計算した割引効果からサービスの重みを決定して
いる。
【0065】また、料金割引サービスに関する情報から
得られた料金割引サービスの提供条件から、第3の処理
(c)により得られた料金割引サービスの併用の可能性
を判定し、併用可能な料金割引サービスの全組み合わせ
を抽出する。
【0066】このようにして得られた全組み合わせに対
して、各組み合わせ毎に組み合わせを構成する料金割引
サービスのサービスの重み(第3の処理により得られ
た)の総和を求め、総和の最も大きな組み合わせを推奨
案とする。
【0067】次に、同図における具体的な例を用いて説
明する。
【0068】同図において、(a)の特徴抽出処理は、
通信履歴データベース10より特徴を抽出する。通信履
歴データベース10には通信した日付、通信開始時刻、
通信終了時刻、通信時間、通信種別、着信番号、…等が
登録されている。同図の例は、12月に関する登録内容
である。特徴抽出処理により、複数の網(電話網とパケ
ット網の両方)を利用しており、その通信は全通信の2
0%を占めている特徴1、一般の電話の“03”地域へ
の通話が全体の70%となる特徴2、電話網の利用部分
の総通信料金が20,000円以上となる特徴3が抽出
される。
【0069】次に、(b)の各特徴の重み付け実行処理
により、特徴1に対しては、特徴の出現頻度が全月に渡
り、その支配率が20%であることにより、特徴の重み
を「2」とする。特徴2に対しては、特徴の出現頻度が
2回/3月、支配率が70%であることにより、特徴の
重みを「4」とする。特徴3に対しては、特徴の出現頻
度が1回/2月、支配率が100%であることにより、
特徴の重みを「5」とする。
【0070】さらに、(c)の各特徴に対応する料金割
引サービスの抽出処理では特徴1に対しては、サービス
データベース20から知識ベース30のサービス選択ル
ールを用いて、「複数網利用特約サービス」を抽出す
る。このサービスの提供条件は、サービスデータベース
20より、提供条件として“N社が提供する任意の異な
る2つの網に契約していること”、割引対象として“基
本料金”、割引方法として“50%の割引”等が取り出
される。また、特徴2に対しては、「特定対地限定割引
サービス」が抽出され、特徴3に対しては、「通信料総
額割引サービス」が抽出される。
【0071】サービスが抽出されると、(b)で設定さ
れた特徴の重みと、利用料金低減に効果の大きい割引サ
ービスの効果に基づいてサービスに対して重み付けされ
る。特徴1で選択された「複数網利用特約サービス」に
対しての重みとして「0.5」が設定され、特徴2で選
択された「特定対地限定割引サービス」に対しては
「0.6」が、特徴3で選択された「通信料総額割引サ
ービス」に対しては「1」が設定される。
【0072】次に、(d)の相互干渉の調整処理では、
相互のサービスの干渉を調整し、特徴1〜3の特徴に対
応する料金割引サービスについて併用が可能となり、最
も低料金となる最良の組み合わせを取り出す。同図の例
では「複数網利用特約サービス」と「通信料総額割引サ
ービス」が最良の組み合わせとなり、この組み合わせが
推奨案となる。
【0073】図9から図11は、本発明の一実施例のシ
ステム構成例を示す。
【0074】図9は、料金体系の異なる利用契約してい
る利用者に対して、複数網サービスの利用に対する複合
型/集約型料金割引サービスをも検討に含める場合の実
施例である。
【0075】ここで、複合型料金割引サービスとは、1
通話に対して複数の料金割引サービスが適用されるよう
な場合を意味し(例えば、第2種パケットサービス呼に
対して、電話網利用部分では電話網の、パケット網利用
部分ではパケット網の割引が適用可能な場合)、集約型
料金割引サービスとは複数の回線/複数の網を利用して
いる利用者に対し、同一網に接続した複数の回線に対す
る利用契約/複数の網に対する利用契約等をグループ化
し、回線単位/網単位の料金割引とは別のグループ単位
(利用回線のグループ、利用網のグループ)に別個の料
金割引を行う場合を意味している。
【0076】同図の構成例において、本発明の方法が共
用ホスト300に実装されており、利用者の利用者短間
端末と接続されている場合、利用者は、任意の網600
を介してサービスを受けることができる。網1、2、
…、nそれぞれにホスト1、2、…、nが接続され、各
通信網の利用者の通信履歴は各通信網毎のホスト1、
2、…、nで蓄積される。共用ホスト300は、利用者
の要求により通信網1、2、…、nのいずれか(複数の
場合もある)に蓄積された利用者の通信履歴を該当する
通信網に接続されたホスト1、2、…、またはnを介し
て入手し、利用者の通信利用実績に対応した料金割引サ
ービスの組み合わせを提示する。
【0077】この場合、本実施例では、各通信網が提供
している料金割引サービスに関する情報は共用ホスト3
00側で各網毎の料金割引サービスデータベース20と
して管理しており、共用ホスト300で管理している知
識データベース30には、通信網1、2、…、n全てに
対応できるルールが格納されている。
【0078】図10は本発明の一実施例の第2のシステ
ム構成例を示す。同図は、電気通信事業が地域事業者と
長距離事業者(地域事業者間バス提供者)に分化してい
る場合の例である。
【0079】本実施例では、地域事業者の網に接続され
ているホストに本発明の方法が実装されていることを前
提とし、ホストで利用者の通信履歴を通信履歴データベ
ースに1通話毎にどの長距離事業者を利用したかを併せ
て記録しておき、料金割引サービスデータベース20に
長距離事業者の料金割引サービスも登録しておくこと
で、地域事業者が自ら提供する利用者に対して、長距離
事業者利用部分も含めた料金割引サービスの組み合わせ
を紹介するものである。
【0080】図11は本発明の一実施例の第3のシステ
ム構成例を示す。同図は複数の事業者の網利用者を共用
ホスト300でサポートする場合の実施例である。本実
施例では共用ホスト300に本発明の方法が実装されて
いることを前提とし、各事業者が提供する網の利用者の
通信履歴は各事業者の網に接続された事業者ホスト40
0(事業者1、2、…nホスト)で通信履歴データベー
ス10に記録されており、各事業者ホスト400と共用
ホスト300は通信回線を介して接続されている。ま
た、サービス利用者の利用者端末200は、共用ホスト
300に接続された任意の網600を介してサービスを
受けることができる。共用ホスト300は利用者の要求
により事業者1、2、…、nのいずれか(複数の場合も
ある)が記録している利用者の通信履歴を該当の事業者
網に接続された事業者1、2、…、またはnホストを介
して入手し、利用者の通信利用実績に対応した料金割引
サービスの組み合わせを提示する。
【0081】この際、本実施例では、各事業者が提供し
ている料金割引サービスに関する情報は、共用ホスト3
00側で各事業者毎の料金割引サービスデータベース2
0として管理しており、共用ホスト300で管理してい
る知識ベース30には、事業者1、2、…、n全てに対
応できるルールが格納されている。通信履歴データベー
ス10を共用ホスト300側で管理する事も、料金割引
サービスデータベース20を各事業者が自ら用意するこ
とも可能であることはいうまでもない。
【0082】本実施例では、サービスの利用者は共用ホ
スト300に接続されている事業者の網で利用者自身が
加入している全ての網の中の特定の網の利用料金につい
て利用者の網の通信履歴(通信利用実績)から網のみの
利用に関して網の料金割引サービスの中から最適な料金
割引サービスの組み合わせの案内システムホスト100
を受けることが可能である。
【0083】また、共用ホスト300に接続され、利用
者が加入している全ての網の通信履歴(通信利用実績)
を総合的に分析し、全通信履歴(利用実績)に最も適し
た料金割引サービスの組み合わせ(1つ若しくは負数の
事業者が提供する料金割引サービスの組み合わせ)を共
用ホスト300に接続された全事業者(網)の中から抽
出し、案内を受けることも可能である。この場合、最適
な料金割引サービスの組み合わせは、利用者が加入して
いる網だけを検討対象とする他に、利用者が加入してい
ない網の料金割引サービスの中に利用者の通信履歴(通
信利用実績)に最も適したものがあれば、そちらを提示
し、料金割引サービスを提供する事業者の網への加入契
約を勧めることも可能である。
【0084】また、いずれのシステム構成でも本発明の
方法を実現したサービスの運用者が随時、任意の利用者
について通信利用実績に応じた最適な料金割引サービス
の組み合わせの一括出力することを可能とするためのバ
ッチ処理機能を付加することが可能である。
【0085】さらに、通信の利用量に応じた変動料金部
分のみでなく、利用契約の形態により通信の利用量に関
わらない固定料金部分についても料金割引サービスが提
供される場合には、固定料金部分の料金割引について併
せて案内することが可能であることは言うまでもない。
【0086】同様に、各種通信サービスに付随する付加
サービスの選択/組み合わせが可能となることも言うま
でもない。
【0087】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、料金割引
サービスの選択/組み合わせのみならず、各種通信サー
ビスの選択/組み合わせに関しても、通信利用者自身が
手を煩わすことなく、利用者自身の通信利用実績に適応
したサービスの選択及び組み合わせが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例のホスト装置の構成図であ
る。
【図3】本発明の一実施例の料金割引サービスに関して
適用したシステムの最も基本的な例のシーケンスチャー
トである。
【図4】本発明の一実施例の第1の処理の概要を示すフ
ローチャートである。
【図5】本発明の一実施例の第2の処理の概要を示すフ
ローチャートである。
【図6】本発明の一実施例の第3の処理の概要を示すフ
ローチャートである。
【図7】本発明の一実施例の第4の処理の概要を示すフ
ローチャートである。
【図8】本発明の一実施例の仮想の料金サービスを用い
た例を示す図である。
【図9】本発明の一実施例の第1のシステム構成を示す
図である。
【図10】本発明の一実施例の第2のシステム構成を示
す図である。
【図11】本発明の一実施例の第3のシステム構成を示
す図である。
【符号の説明】
1 通信制御部 2 データベース管理部 3 処理部 4 知識ベース管理部 10 通信履歴データベース 20 サービスデータベース 30 知識ベース 31 特徴抽出ルール 32 サービス選択ルール 33 干渉調整ルール 40 処理部 100 利用者端末 200 ホスト 300 共用ホスト 400 事業者ホスト 500 利用者が契約している網 600 共用ホストに接続された任意の網

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者からサービス要求を受信すると、
    料金体系が異なる複数の通信網から、サービス内容、サ
    ービス料金に基づき利用者にサービスを提供する通信網
    を選択してサービスを提供するシステムにおいて、 利用者の通信履歴を記録した通信履歴データベースと、
    各通信網が提供する通信サービス内容を記録したサービ
    スデータベースと、該通信履歴データベースが保持する
    該通信履歴情報より利用者の通信履歴の特徴を抽出する
    ルールと、該通信履歴の特徴に適した通信サービスを選
    択するルールと、選択された通信サービス相互間の干渉
    を調整するためのルールを保持する知識ベースとして通
    信網内に保持し、 サービスの申込みがあると、該通信履歴データベース及
    びサービスデータベースより、サービスの申込みをした
    利用者の通信履歴及び申し込まれたサービスを実現する
    ために必要な通信網と通信サービスの組み合わせを選択
    し、該知識ベースに保持されているルールにより1つま
    たは複数の通信サービスを選択し、1つまたは複数の通
    信網を組み合わせたサービス提供形態を利用者に提供す
    ることを特徴とする通信サービス選択方法及び組み合わ
    せ方法。
  2. 【請求項2】 前記知識ベースのルールに基づいて、前
    記サービスデータベースから選択されたサービス相互が
    干渉している場合には、選択された前記通信サービスに
    重み付けを行い、重み付けをされた値により前記サービ
    ス提供形態を選定し利用者に提示する請求項1記載の通
    信サービス選択方法及び組み合わせ方法。
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