JP2004222058A - 課金プラン設定システム，方法，課金情報管理サーバおよびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】通信料金のユーザ毎の課金プランをインターネットを介して設定する。
【解決手段】ユーザ別にそれぞれ契約している通信事業者情報を課金情報管理サーバ２０に登録する手段と、通信事業者課金サーバ３０から送られる料金プラン情報を課金情報管理サーバ２０が通信事業者に対応付けて格納する手段と、課金プラン設定のためのＷｅｂサイトにユーザ端末１０からアクセスしたときに、ユーザが契約している通信事業者の課金プラン設定画面情報を課金情報管理サーバ２０がユーザ端末１０に送信する手段と、ユーザが課金プラン設定画面上で入力した課金プランデータを受信し、ユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバ３０に課金情報管理サーバ２０が送信する手段と、通信事業者課金サーバ３０が受信した課金プランデータをユーザに対応付けて格納し、登録，更新が終了したことを課金情報管理サーバ２０に通知する手段とを有する。
【選択図】 図１
【解決手段】ユーザ別にそれぞれ契約している通信事業者情報を課金情報管理サーバ２０に登録する手段と、通信事業者課金サーバ３０から送られる料金プラン情報を課金情報管理サーバ２０が通信事業者に対応付けて格納する手段と、課金プラン設定のためのＷｅｂサイトにユーザ端末１０からアクセスしたときに、ユーザが契約している通信事業者の課金プラン設定画面情報を課金情報管理サーバ２０がユーザ端末１０に送信する手段と、ユーザが課金プラン設定画面上で入力した課金プランデータを受信し、ユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバ３０に課金情報管理サーバ２０が送信する手段と、通信事業者課金サーバ３０が受信した課金プランデータをユーザに対応付けて格納し、登録，更新が終了したことを課金情報管理サーバ２０に通知する手段とを有する。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、課金プラン設定システム，方法，課金情報管理サーバおよびプログラムに関し、特にユーザがユーザ端末からインターネットを介して自身の課金プランを設定する課金プラン設定システム，方法，課金情報管理サーバおよびプログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、携帯電話機等の普及に伴い通信サービスを提供する通信事業者の数も増え、各事業者とも競争に打ち勝つために独自のサービスや料金体系を展開している。一方、利用者側からみれば、サービスや料金体系を参考にして通信事業者を選び、加入契約を行って通信サービスを受けることになる。料金プランについては、契約時に通信事業者側で予め用意した料金プランの中から利用者が選択するのが通常である。そして、利用者毎の料金プランは通信事業者の課金サーバに登録され、以降の利用者の通信の際の料金計算に用いられている。
【０００３】
なお、通信事業者の課金サーバに登録されている利用者毎の料金プランに基づいて料金計算を行う例は、特開２００１−３０９０８９号公報に記載されている。この公報に記載の発明においては、まず通信事業者の課金サーバに登録されている利用者毎の料金プランに基づいて料金計算を行って月当たりの平均通話料金を求め、次に他の料金プラン基づいて料金計算を行って月当たりの平均通話料金を求め、平均通話料金が最も安くなる料金プランを検出して利用者に通知することが記載されている。なお、月当たりの平均通話料金は、過去数ヶ月間の平均をとるようにしている
【特許文献１】
特開２００１−３０９０８９号公報（段落［０００５］、図１、図３）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の技術において、加入契約時やその後の料金プランの登録や更新をするには、利用者は通信事業者の店舗に出向いて申請することになるため、多忙な利用者にとっては時間をとられ煩わしいという問題があった。
【０００５】
また、通信事業者の料金プランは随時改定，更新されることがあるが、利用者は改定があったかを通信事業者に尋ねたり、通信事業者のパンフレットを参照する等して注意を払っておかないと、知ることができないという問題があった。
【０００６】
また、特許文献１に記載の発明においては、平均通話料金が最も安くなる料金プランを検出して利用者に通知してはくれるが、過去数ヶ月間のデータを基に判定を行っているため、利用者の今後の利用形態の変化を先取りした料金プランの設定については対応することができない。さらに、料金プランの比較を行って最も安くなる料金プランを通知してくれるだけであり、料金プランの変更登録については通信事業者の店舗に出向いて申請しなければならないことは従来と同じである。
【０００７】
本発明は、以上の問題を解決する課金プラン設定システム，方法，課金情報管理サーバおよびプログラムを提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の第１の課金プラン設定システムは、ユーザ端末と、通信事業者課金サーバと、課金情報管理サーバと、これらを相互に接続するインターネットとを備えた課金プラン設定システムであって、
ユーザ別にそれぞれ加入契約している通信事業者情報を前記課金情報管理サーバに予め登録する手段と、前記通信事業者課金サーバが自社の料金プランの登録，改定の度に料金プラン情報を前記課金情報管理サーバに送信する手段と、前記課金情報管理サーバが受信した料金プラン情報を通信事業者に対応付けて格納する手段と、前記課金情報管理サーバが前記インターネット上に開設している課金プラン設定のためのＷｅｂサイトにユーザが前記ユーザ端末からアクセスしたときに、前記ユーザが契約している通信事業者の課金プラン設定画面情報を前記課金情報管理サーバが前記ユーザ端末に送信する手段と、ユーザが課金プラン設定画面上で課金プランデータを入力し前記課金情報管理サーバに送信する手段と、前記課金情報管理サーバが受信したユーザの課金プランデータを、前記ユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバに送信する手段と、前記通信事業者課金サーバが受信したユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納し、登録，更新が終了したことを前記課金情報管理サーバに通知する手段と、前記課金情報管理サーバが前記通信事業者における課金プランの登録，更新が終了したことを前記ユーザ端末に対して通知するとともに、ユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納する手段とを有する。
【０００９】
本発明の第２の課金プラン設定システムは、本発明の第１の課金プラン設定システムにおいて、前記課金情報管理サーバが前記通信事業者課金サーバから料金プラン情報を受信したときに、その通信事業者と契約しているユーザを検索，抽出し、抽出されたユーザに対して料金プランが登録，更新されたことを電子メールで通知する手段を、さらに有する。
【００１０】
本発明の第１の課金情報管理サーバは、ユーザ端末と、通信事業者課金サーバと、課金情報管理サーバと、これらを相互に接続するインターネットとを備えたシステムにおける課金情報管理サーバであって、
ユーザ別にそれぞれ加入契約している通信事業者情報を予め登録する手段と、前記通信事業者課金サーバから料金プラン情報を受信して通信事業者に対応付けて格納する手段と、前記インターネット上に開設している課金プラン設定のためのＷｅｂサイトにユーザが前記ユーザ端末からアクセスしたときに、前記ユーザが契約している通信事業者の課金プラン設定画面情報を前記ユーザ端末に送信する手段と、ユーザが課金プラン設定画面上で入力した課金プランデータを受信し、前記ユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバに送信する手段と、前記通信事業者課金サーバから前記ユーザの課金プランデータの登録，更新が終了したことを通知され、前記通信事業者における課金プランの登録，更新が終了したことを前記ユーザ端末に対して通知するとともに、ユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納する手段とを有する。
【００１１】
本発明の第２の課金情報管理サーバは、本発明の第１の課金情報管理サーバにおいて、前記通信事業者課金サーバから料金プラン情報を受信したときに、その通信事業者と契約しているユーザを検索，抽出し、抽出されたユーザに対して料金プランが登録，更新されたことを電子メールで通知する手段を、さらに有する。
【００１２】
本発明の第１の課金プラン設定方法は、Ｗｅｂサイト上に各通信事業者の料金プランデータと、各ユーザに対応した契約通信事業者情報とを格納し、ユーザ端末からインターネットを介したＷｅｂサイト上でユーザの課金プランを設定し、設定した課金プランをそのユーザが契約している通信事業者の課金サーバに送信しユーザ別に登録，更新することを特徴とする。
【００１３】
本発明の第２の課金プラン設定方法は、ユーザ端末と、通信事業者課金サーバと、課金情報管理サーバと、これらを相互に接続するインターネットとを備えたシステムにおける課金プラン設定方法であって、
ユーザ別にそれぞれ加入契約している通信事業者情報を前記課金情報管理サーバに予め登録する第１のステップと、
前記通信事業者課金サーバが自社の料金プランの登録，改定の度に料金プラン情報を前記課金情報管理サーバに送信する第２のステップと、
前記課金情報管理サーバが受信した料金プラン情報を通信事業者に対応付けて格納する第３のステップと、
前記課金情報管理サーバが前記インターネット上に開設している課金プラン設定のためのＷｅｂサイトにユーザが前記ユーザ端末からアクセスしたときに、前記ユーザが契約している通信事業者の課金プラン設定画面情報を前記課金情報管理サーバが前記ユーザ端末に送信する第４のステップと、
ユーザが課金プラン設定画面上で課金プランデータを入力し前記課金情報管理サーバに送信する第５のステップと、
前記課金情報管理サーバが受信したユーザの課金プランデータを、前記ユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバに送信する第６のステップと、
前記通信事業者課金サーバが受信したユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納し、登録，更新が終了したことを前記課金情報管理サーバに通知する第７のステップと、
前記課金情報管理サーバが前記通信事業者における課金プランの登録，更新が終了したことを前記ユーザ端末に対して通知するとともに、ユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納する第８のステップとを有する。
【００１４】
本発明の第３の課金プラン設定方法は、本発明の第２の課金プラン設定方法において、前記第３のステップに続き、料金プラン情報が送られてきた通信事業者と契約しているユーザを検索，抽出し、抽出されたユーザに対して料金プランが登録，更新されたことを電子メールで通知するステップを、さらに有する。
【００１５】
本発明の第１のプログラムは、ユーザ端末と、通信事業者課金サーバと、課金情報管理サーバと、これらを相互に接続するインターネットとを備えたシステムにおける課金情報管理サーバに適用されるプログラムであって、
ユーザ別にそれぞれ加入契約している通信事業者情報を予め登録する機能、前記通信事業者課金サーバから料金プラン情報を受信して通信事業者に対応付けて格納する機能、前記インターネット上に開設している課金プラン設定のためのＷｅｂサイトにユーザが前記ユーザ端末からアクセスしたときに、前記ユーザが契約している通信事業者の課金プラン設定画面情報を前記ユーザ端末に送信する機能、ユーザが課金プラン設定画面上で入力した課金プランデータを受信し、前記ユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバに送信する機能、前記通信事業者課金サーバから前記ユーザの課金プランデータの登録，更新が終了したことを通知され、前記通信事業者における課金プランの登録，更新が終了したことを前記ユーザ端末に対して通知するとともに、ユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納する機能、をコンピュータに実現させる。
【００１６】
本発明の第２のプログラムは、ユーザ端末と、通信事業者課金サーバと、課金情報管理サーバと、これらを相互に接続するインターネットとを備えたシステムにおける課金情報管理サーバに適用されるプログラムであって、
ユーザ別にそれぞれ加入契約している通信事業者情報を予め登録する機能、前記通信事業者課金サーバから料金プラン情報を受信して通信事業者に対応付けて格納する機能、前記通信事業者課金サーバから料金プラン情報を受信したときに、その通信事業者と契約しているユーザを検索，抽出し、抽出されたユーザに対して料金プランが登録，更新されたことを電子メールで通知する機能、前記インターネット上に開設している課金プラン設定のためのＷｅｂサイトにユーザが前記ユーザ端末からアクセスしたときに、前記ユーザが契約している通信事業者の課金プラン設定画面情報を前記ユーザ端末に送信する機能、ユーザが課金プラン設定画面上で入力した課金プランデータを受信し、前記ユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバに送信する機能、前記通信事業者課金サーバから前記ユーザの課金プランデータの登録，更新が終了したことを通知され、前記通信事業者における課金プランの登録，更新が終了したことを前記ユーザ端末に対して通知するとともに、ユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納する機能、をコンピュータに実現させる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【００１８】
図１は、本発明の一実施の形態の構成を示す図であり、ユーザ端末１０と、課金情報管理サーバ２０と、通信事業者課金サーバ３０と、これらを相互に接続するインターネット４０とを備えている。
【００１９】
ユーザ端末１０は、ユーザが使用するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置であり、インターネット４０上に開設されているホームページ等のＷｅｂサイトにアクセスし画面上で必要事項を入力する機能と、電子メール受信機能とを備えている。
【００２０】
課金情報管理サーバ２０は、ユーザに対して課金プラン設定サービスを提供するサービス運営事業者が備えるワークステーション・サーバ等の情報処理装置であり、インターネット４０上に課金プラン設定サービスのためのホームページを開設している。また、この課金情報管理サーバ２０は、制御部２１と、ユーザ個人情報データベース２２と、ユーザ別通信事業者データベース２３と、通信事業者別料金プランデータベース２４と、通信事業者別割引ポイントデータベース２５と、ユーザ別課金プランデータベース２６とを備えている。
【００２１】
制御部２１は、例えばＣＰＵであり、図示しないプログラムにより制御されて、ユーザ端末１０からの課金プランの登録，変更に関する全般的な処理を行う。具体的には、通信事業者課金サーバ３０から送られる料金プランを受信し、通信事業者毎に最新の料金プランを格納しておく機能と、通信事業者課金サーバ３０から料金プランを受信する度に、その通信事業者と契約しているユーザに対して、電子メールで通信事業者の料金プランの登録，更新があったことを通知する機能と、ユーザ端末１０からアクセスがあったときに会員であるかの認証を行う機能と、ユーザから受信した課金プランを登録，更新する機能と、通信事業者課金サーバ３０に対してユーザ課金プランの登録，更新を通知する機能と、通信事業者課金サーバ３０へのユーザ課金プランの登録，変更が完了したことをユーザ端末１０に通知する機能とを備えている。
【００２２】
ユーザ個人情報データベース２２には、図２（ユーザ個人情報データベース２２に格納されるデータの一例を示す図）に示すように、課金プラン設定サービスへの加入時に会員として登録されたユーザ個人情報が格納されている。ユーザ個人情報としては、例えば、会員ＩＤ，パスワード，氏名，住所，電話番号，電子メールアドレスが含まれている。この内、会員ＩＤは制御部２１により生成されるが、他のデータについては会員登録時にユーザから入力されるものである。
【００２３】
ユーザ別通信事業者データベース２３には、各ユーザと各ユーザが契約している通信事業者とを対応付けるデータが会員登録時に格納されている。ここで、契約している通信事業者とは、ユーザ個人情報データベース２２に登録された電話番号（０９０１２３４１２３４）による通信を契約している通信事業者のことであり、図３（ユーザ別通信事業者データベース２３に格納されるデータの一例を示す図）に示すように、契約通信事業者名，通信事業者毎に異なる契約通信事業者ＩＤ，契約通信事業者課金サーバアドレス，通信事業者との加入契約年月日，契約通信事業者におけるユーザＩＤがユーザの会員ＩＤ対応に格納されている。なお、契約通信事業者名はユーザにより入力され、契約通信事業者ＩＤ，契約通信事業者課金サーバアドレスについては、課金プラン設定サービスの運営業者側担当者が登録する。なお、登録された契約通信事業者ＩＤについては別途通信事業者に通知され、通信事業者課金サーバ３０から課金情報管理サーバ２０に料金プランデータを送信する際に添付される。通信事業者との加入契約年月日や契約通信事業者におけるユーザＩＤについては、ユーザが入力してもよいし、課金プラン設定サービスの運営業者側担当者が通信事業者に確認して登録するようにしてもよい。
【００２４】
通信事業者別料金プランデータベース２４には、図４（通信事業者別料金プランデータベース２４に格納されるデータの一例を示す図）に示すように、通信事業者の料金プランが通信事業者ＩＤに対応付けられて格納されている。
【００２５】
通信事業者別割引ポイントデータベース２５には、図５（通信事業者別割引ポイントデータベース２５に格納されるデータの一例を示す図）に示すように、例えば、加入年数毎の割引ポイントが通信事業者ＩＤに対応付けられて格納されている。
【００２６】
ユーザ別課金プランデータベース２６には、図６（ユーザ別課金プランデータベース２６に格納されるデータの一例を示す図）に示すように、ユーザが設定した課金プランがユーザの会員ＩＤに対応付けられて格納されている。
【００２７】
通信事業者課金サーバ３０は、ユーザが加入契約している通信事業者が交換機、ＳＣＰ（Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｐｏｉｎｔ）、ＨＬＲ（Ｈｏｍｅ Ｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｇｉｓｔｅｒ）等に備えるワークステーション・サーバ等の情報処理装置である。この通信事業者課金サーバ３０は、料金プランが登録，更新される度に課金情報管理サーバ２０に料金プランを通信事業者ＩＤとともに送信する機能と、課金情報管理サーバ２０から通知された契約ユーザの課金プランを登録，更新する機能と、ユーザ毎の課金プランに基づいてユーザの通信時に課金処理を行う機能とを備えている。
【００２８】
次に、本発明の一実施の形態の動作について図１〜図８を参照して説明する。なお、図７はユーザ別課金プラン設定画面の一例を示す図であり、図８は本発明の一実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【００２９】
まず、図８による動作の説明に入る前に事前会員登録について説明する。本発明の課金プラン設定サービスを利用したいユーザは、ユーザ端末１０から課金情報管理サーバ２０がインターネット４０上に開設している課金プラン設定サービスのためのホームページにアクセスし、会員登録メニューを選択して画面上で会員登録を行う必要がある。このとき、課金情報管理サーバ２０は、ユーザが入力したユーザ個人情報についてはユーザ個人情報データベース２２に格納し、ユーザが入力した契約通信事業者情報についてはユーザ別通信事業者データベース２３に格納する。また、課金情報管理サーバ２０は会員登録時にユーザ毎に異なる会員ＩＤを生成して各ユーザに通知する。この後、ユーザはユーザ個人情報データベース２２に登録された会員ＩＤ，パスワードにより課金情報管理サーバ２０へのアクセスが許されることになり、図８による動作が可能になる。
【００３０】
次に、図８を参照すると、各通信事業者課金サーバ３０は自社の通信料金プランデータを通信事業者ＩＤとともに課金情報管理サーバ２０に送信し、課金情報管理サーバ２０の制御部２１は、受信した各通信事業者の通信料金プランデータを通信事業者ＩＤ対応に、通信事業者別料金プランデータベース２４に格納する（図４参照）。なお、この料金プランの送信は各通信事業者における新規登録時およびその後の改定の度に行われ、改定時は該当通信事業者ＩＤに対応するデータが既に格納されているため上書き更新を行う（ステップＡ１、Ａ２）。
【００３１】
引き続き、課金情報管理サーバ２０の制御部２１は、ユーザ別通信事業者データベース２３を参照し、受信した料金プランの通信事業者と契約しているユーザの会員ＩＤを通信事業者ＩＤにより検索して抽出する。次に、制御部２１はユーザ個人情報データベース２２を参照し、抽出した会員ＩＤに対応して登録された電子メールアドレスを取得し、これらの電子メールアドレスに対して料金プランの登録，更新があった旨の電子メールを生成して送信する（ステップＡ３）。このとき、電子メールに料金プランを添付してもよいし、電子メールには料金プランの登録があった旨の通知だけとして、料金プランの内容については別途課金プラン設定サービスのためのホームページにアクセスさせ、通信事業者別料金プランのメニューから参照させるようにしてもよい。
【００３２】
次に、料金プランの登録や更新を行いたいユーザは、ユーザ端末１０からインターネット４０上に開設されている課金プラン設定サービスのためのホームページにアクセスし（ステップＡ４）、課金情報管理サーバ２０の制御部２１はアクセスがあるとログイン画面情報をユーザ端末１０に送信する（ステップＡ５）。ユーザは、ユーザ端末１０に表示されたログイン画面上で会員ＩＤ，パスワードを入力して課金情報管理サーバ２０に送信する（ステップＡ６）。制御部２１は、受信した会員ＩＤ，パスワードとユーザ個人情報データベース２２に予め登録された会員ＩＤ，パスワードとが一致するかを照合する。一致すれば、制御部２１はメニュー画面情報をユーザ端末１０に送信する（ステップＡ７）。
【００３３】
ユーザは、ユーザ端末１０に表示されたメニュー画面上で課金プランの登録・更新を選択し、課金情報管理サーバ２０に送信する（ステップＡ８）。制御部２１はユーザ別課金プランデータベース２６を参照し、ユーザの会員ＩＤに対応した課金プランデータが登録されているかを判断する（ステップＡ９）。
【００３４】
ステップＡ９において登録されていなかった場合は、制御部２１は図示しない記憶部に格納されている通信事業者別登録・更新画面情報を取得し、これに予め登録されたデータを盛り込んでユーザ端末１０に送信する。このとき、課金プランの登録・更新画面情報としては、例えば図７に示すようなものがユーザ端末１０に表示される。この中で「ユーザ・時間帯別課金プラン表」のプラン番号，割引部分がユーザにより設定されるデータであり、それ以外の「ユーザ表」，「契約通信事業者料金プラン表」，「割引ポイント表」については、制御部２１がユーザ個人情報データベース２２，ユーザ別通信事業者データベース２３，通信事業者別料金プランデータベース２４，通信事業者別割引ポイントデータベース２５を参照し、該当データを追加して生成する。従って、ここでユーザ端末１０に送信される課金プランの登録・更新画面情報は、「ユーザ・時間帯別課金プラン表」のプラン番号，割引部分がブランクになったものである（ステップＡ１０）。
【００３５】
ステップＡ９において登録されていた場合は、制御部２１は図示しない記憶部に格納されている通信事業者別登録・更新画面情報を取得し、これに予め登録されたデータを盛り込んでユーザ端末１０に送信する。このとき送信される課金プランの登録・更新画面情報はステップＡ１０と異なり、「ユーザ・時間帯別課金プラン表」のプラン番号，割引部分も登録されたものである。このプラン番号，割引部分については、ユーザ別課金プランデータベース２６に登録されているデータが使用される（ステップＡ１１）。
【００３６】
ここで、図７の課金プランの登録・更新画面情報の一例についての説明を行う。まず、「ユーザ表」は、ユーザの会員ＩＤ，氏名，電話番号，住所，加入年数からなり、氏名，電話番号，住所はユーザの会員ＩＤをキーにしてユーザ個人情報データベース２２から取得し、加入年数はユーザ別通信事業者データベース２３から取得した加入契約年月日と現在年月日とを比較して決定されている。次に、「契約通信事業者料金プラン表」は、ユーザが契約している通信事業者（例えば、固定電話通信事業者や携帯電話通信事業者等）における料金プラン表であり、通信事業者別料金プランデータベース２４から取得している。この例では、プラン番号が０〜４の５種類あり、それぞれに対応して基本料金と課金レートが規定されている。基本料金は例えば通信時間に関係なく徴収される月当たり固定料金であり、課金レートは一日の利用時間帯数別に規定されている。利用時間帯数とは、「ユーザ・時間帯別課金プラン表」の時間帯の内、ユーザが利用登録をした時間帯の合計のことである。次に、「割引ポイント表」は、ユーザの通信事業者への加入年数による割引ポイントを示す表であり、制御部２１が「ユーザ表」の加入年数と通信事業者別割引ポイントデータベース２５とを参照して決定する。次に、「ユーザ・時間帯別課金プラン表」は時間帯とプラン番号と割引とからなり、時間帯は一日（２４時間）を１時間毎に区切ったものであり、プラン番号は時間帯毎に図７の「契約通信事業者料金プラン表」のいずれかのプラン番号を指定されるものであり、割引は「割引ポイント表」に示された割引ポイントを利用時間帯別に配分指定されるものである。
【００３７】
次に、ステップＡ１０またはＡ１１に続き、ユーザは、ユーザ端末１０に表示された課金プランの登録・更新画面上で、希望する課金プランの入力に移る。このとき、ユーザは、図７の「契約通信事業者料金プラン表」および「割引ポイント表」を参照することにより、「ユーザ・時間帯別課金プラン表」のプラン番号および割引部分を時間帯毎に入力する。入力が終了し、ユーザが画面上の登録ボタンを押すことにより、画面上の情報は課金情報管理サーバ２０に送信される（ステップＡ１２）。
【００３８】
図７の例では、一日の内１３の時間帯に対してプラン番号１〜４が入力されている。なお、プラン番号０は「契約通信事業者料金プラン表」にも規定されているように使用拒否を意味し、プラン番号０の時間帯については電話の使用は不可能となる。従って、例えば数ヶ月間海外旅行する場合等に、全時間帯をプラン番号０にしておけば、安い基本料金だけで通信事業者との契約を維持できる。また、割引については、「割引ポイント表」の割引ポイント（１０ポイント）の範囲内で時間帯別に配分入力する。図７では２ポイントを二つの時間帯に、３ポイントを二つの時間帯に配分している。この結果、２ポイントを設定された時間帯では２％の割引となり、３ポイントを設定された時間帯では３％の割引となる。このように、時間帯毎に料金プラン設定できるため、ユーザの利用状況に合った課金プランが設定できる。なお、この課金プランの設定により、通信事業者課金サーバ３０における実施の課金処理は以下のように行われる。例えば、ユーザが午前１０時３０分に発信した場合を例にとると、料金プラン番号は４であり、「契約通信事業者料金プラン表」のプラン番号４に対応する課金レートは３０秒当たり１０円（一日の利用時間帯数は上述したように１３時間で設定したため）となる。しかし、割引ポイントも２ポイント設定されているため、１０円×０．９８＝９．８円として課金処理される。また、基本料金については、料金プラン番号毎の利用時間帯数を基に課金処理される。例えば、図７を例にとると、料金プラン１が四つの時間帯、料金プラン２が二つの時間帯、料金プラン３が一つの時間帯、料金プラン４が六つの時間帯であるため、（３，０００円×４＋４，０００円×２＋５，０００円×１＋６，０００円×６）÷１３＝４，６９２円となる。
【００３９】
ステップＡ１２において、ユーザ端末１０から課金プランの登録・更新情報を受信した制御部２１は、ユーザから入力された値が正常かを確認する。この確認は、例えば、入力されたプラン番号が「契約通信事業者料金プラン表」のプラン番号に含まれているか、入力された割引ポイントの合計が「割引ポイント表」の割引ポイント以下であるかにより行う。制御部２１は、入力値が正常でなかった場合は、ユーザ端末１０から送られた課金プランの登録・更新情報をユーザ端末１０に送信し、入力値の確認を要求する。入力値が正常であった場合は、ステップＡ１４に進む（ステップＡ１３）。
【００４０】
制御部２１は、ユーザ別通信事業者データベース２３を参照し、ユーザの会員ＩＤからユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバ３０のアドレスと契約している通信事業者におけるユーザＩＤとを取得する。そして、ユーザ端末１０から受信した課金プランの登録・更新情報の内、図７における「ユーザ・時間帯別課金プラン表」のデータを、ユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバ３０に対して、通信事業者におけるユーザのユーザＩＤとともに送信する（ステップＡ１４）。
【００４１】
通信事業者課金サーバ３０は、課金情報管理サーバ２０から送信された「ユーザ・時間帯別課金プラン表」のデータを、送信されたユーザＩＤに対応付けて内部の図示しないユーザ別課金プラン記憶部に格納する。送信されたユーザＩＤに対応するデータが既に格納されていた場合は上書き更新を行う。その後、通信事業者課金サーバ３０は、課金情報管理サーバ２０に対して登録，更新が終了したことを通知する（ステップＡ１６）。
【００４２】
課金情報管理サーバ２０の制御部２１は、通信事業者課金サーバ３０に送信した「ユーザ・時間帯別課金プラン表」のデータを、ユーザ別課金プランデータベース２６にユーザの会員ＩＤに対応付けて格納する。このとき、会員ＩＤに対応するデータが既に格納されていた場合は上書き更新を行う（ステップＡ１７）。その後、制御部２１は、ユーザ端末１０に対して契約通信事業者における課金プランの登録，更新が終了した旨を通知し（ステップＡ１８）、ユーザは課金プランの登録，更新の終了を確認してログアウトする（ステップＡ１９）。
【００４３】
この後、ユーザが電話をかけると、通信事業者課金サーバ３０は、課金情報管理サーバ２０から送られ内部に格納した該当ユーザの課金プランに基づいて課金処理を行うことになる。
【００４４】
なお、以上の説明においては、携帯電話，固定電話等の電話通信を例に課金プランの設定について説明したが、これに限定されずデータ通信に対しても本発明を適用可能なことは明らかである。
【００４５】
【発明の効果】
本発明は、インターネットのＷｅｂサイトにおいて各通信事業者の料金プランを基にユーザ端末からユーザ毎の課金プランを設定可能にしたため、ユーザは課金プランの登録，更新のために通信事業者の店舗に出向いて申請する必要がなくなるという効果がある。
【００４６】
また、本発明においてはユーザの課金プランの設定，管理はユーザ自身で行われるため、通信事業者にとってはユーザの課金プラン登録，更新の手間が省け、オペレータの削減が可能になるという効果がある。
【００４７】
また、本発明は、通信事業者の料金プラン改定の度にインターネットのＷｅｂサイト上の通信事業者の料金プランを更新するとともに、ユーザに改定のあったことを通知するようにしたため、ユーザは自分が契約している通信事業者の最新の料金プランを常に把握できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態の構成を示す図である。
【図２】ユーザ個人情報データベース２２に格納されるデータの一例を示す図である。
【図３】ユーザ別通信事業者データベース２３に格納されるデータの一例を示す図である。
【図４】通信事業者別料金プランデータベース２４に格納されるデータの一例を示す図である。
【図５】通信事業者別割引ポイントデータベース２５に格納されるデータの一例を示す図である。
【図６】ユーザ別課金プランデータベース２６に格納されるデータの一例を示す図である。
【図７】ユーザ別課金プラン設定画面の一例を示す図である。
【図８】本発明の一実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１０ ユーザ端末
２０ 課金情報管理サーバ
２１ 制御部
２２ ユーザ個人情報データベース
２３ ユーザ別通信事業者データベース
２４ 通信事業者別料金プランデータベース
２５ 通信事業者別割引ポイントデータベース
２６ ユーザ別課金プランデータベース
３０ 通信事業者課金サーバ
４０ インターネット
【発明の属する技術分野】
本発明は、課金プラン設定システム，方法，課金情報管理サーバおよびプログラムに関し、特にユーザがユーザ端末からインターネットを介して自身の課金プランを設定する課金プラン設定システム，方法，課金情報管理サーバおよびプログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、携帯電話機等の普及に伴い通信サービスを提供する通信事業者の数も増え、各事業者とも競争に打ち勝つために独自のサービスや料金体系を展開している。一方、利用者側からみれば、サービスや料金体系を参考にして通信事業者を選び、加入契約を行って通信サービスを受けることになる。料金プランについては、契約時に通信事業者側で予め用意した料金プランの中から利用者が選択するのが通常である。そして、利用者毎の料金プランは通信事業者の課金サーバに登録され、以降の利用者の通信の際の料金計算に用いられている。
【０００３】
なお、通信事業者の課金サーバに登録されている利用者毎の料金プランに基づいて料金計算を行う例は、特開２００１−３０９０８９号公報に記載されている。この公報に記載の発明においては、まず通信事業者の課金サーバに登録されている利用者毎の料金プランに基づいて料金計算を行って月当たりの平均通話料金を求め、次に他の料金プラン基づいて料金計算を行って月当たりの平均通話料金を求め、平均通話料金が最も安くなる料金プランを検出して利用者に通知することが記載されている。なお、月当たりの平均通話料金は、過去数ヶ月間の平均をとるようにしている
【特許文献１】
特開２００１−３０９０８９号公報（段落［０００５］、図１、図３）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の技術において、加入契約時やその後の料金プランの登録や更新をするには、利用者は通信事業者の店舗に出向いて申請することになるため、多忙な利用者にとっては時間をとられ煩わしいという問題があった。
【０００５】
また、通信事業者の料金プランは随時改定，更新されることがあるが、利用者は改定があったかを通信事業者に尋ねたり、通信事業者のパンフレットを参照する等して注意を払っておかないと、知ることができないという問題があった。
【０００６】
また、特許文献１に記載の発明においては、平均通話料金が最も安くなる料金プランを検出して利用者に通知してはくれるが、過去数ヶ月間のデータを基に判定を行っているため、利用者の今後の利用形態の変化を先取りした料金プランの設定については対応することができない。さらに、料金プランの比較を行って最も安くなる料金プランを通知してくれるだけであり、料金プランの変更登録については通信事業者の店舗に出向いて申請しなければならないことは従来と同じである。
【０００７】
本発明は、以上の問題を解決する課金プラン設定システム，方法，課金情報管理サーバおよびプログラムを提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の第１の課金プラン設定システムは、ユーザ端末と、通信事業者課金サーバと、課金情報管理サーバと、これらを相互に接続するインターネットとを備えた課金プラン設定システムであって、
ユーザ別にそれぞれ加入契約している通信事業者情報を前記課金情報管理サーバに予め登録する手段と、前記通信事業者課金サーバが自社の料金プランの登録，改定の度に料金プラン情報を前記課金情報管理サーバに送信する手段と、前記課金情報管理サーバが受信した料金プラン情報を通信事業者に対応付けて格納する手段と、前記課金情報管理サーバが前記インターネット上に開設している課金プラン設定のためのＷｅｂサイトにユーザが前記ユーザ端末からアクセスしたときに、前記ユーザが契約している通信事業者の課金プラン設定画面情報を前記課金情報管理サーバが前記ユーザ端末に送信する手段と、ユーザが課金プラン設定画面上で課金プランデータを入力し前記課金情報管理サーバに送信する手段と、前記課金情報管理サーバが受信したユーザの課金プランデータを、前記ユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバに送信する手段と、前記通信事業者課金サーバが受信したユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納し、登録，更新が終了したことを前記課金情報管理サーバに通知する手段と、前記課金情報管理サーバが前記通信事業者における課金プランの登録，更新が終了したことを前記ユーザ端末に対して通知するとともに、ユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納する手段とを有する。
【０００９】
本発明の第２の課金プラン設定システムは、本発明の第１の課金プラン設定システムにおいて、前記課金情報管理サーバが前記通信事業者課金サーバから料金プラン情報を受信したときに、その通信事業者と契約しているユーザを検索，抽出し、抽出されたユーザに対して料金プランが登録，更新されたことを電子メールで通知する手段を、さらに有する。
【００１０】
本発明の第１の課金情報管理サーバは、ユーザ端末と、通信事業者課金サーバと、課金情報管理サーバと、これらを相互に接続するインターネットとを備えたシステムにおける課金情報管理サーバであって、
ユーザ別にそれぞれ加入契約している通信事業者情報を予め登録する手段と、前記通信事業者課金サーバから料金プラン情報を受信して通信事業者に対応付けて格納する手段と、前記インターネット上に開設している課金プラン設定のためのＷｅｂサイトにユーザが前記ユーザ端末からアクセスしたときに、前記ユーザが契約している通信事業者の課金プラン設定画面情報を前記ユーザ端末に送信する手段と、ユーザが課金プラン設定画面上で入力した課金プランデータを受信し、前記ユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバに送信する手段と、前記通信事業者課金サーバから前記ユーザの課金プランデータの登録，更新が終了したことを通知され、前記通信事業者における課金プランの登録，更新が終了したことを前記ユーザ端末に対して通知するとともに、ユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納する手段とを有する。
【００１１】
本発明の第２の課金情報管理サーバは、本発明の第１の課金情報管理サーバにおいて、前記通信事業者課金サーバから料金プラン情報を受信したときに、その通信事業者と契約しているユーザを検索，抽出し、抽出されたユーザに対して料金プランが登録，更新されたことを電子メールで通知する手段を、さらに有する。
【００１２】
本発明の第１の課金プラン設定方法は、Ｗｅｂサイト上に各通信事業者の料金プランデータと、各ユーザに対応した契約通信事業者情報とを格納し、ユーザ端末からインターネットを介したＷｅｂサイト上でユーザの課金プランを設定し、設定した課金プランをそのユーザが契約している通信事業者の課金サーバに送信しユーザ別に登録，更新することを特徴とする。
【００１３】
本発明の第２の課金プラン設定方法は、ユーザ端末と、通信事業者課金サーバと、課金情報管理サーバと、これらを相互に接続するインターネットとを備えたシステムにおける課金プラン設定方法であって、
ユーザ別にそれぞれ加入契約している通信事業者情報を前記課金情報管理サーバに予め登録する第１のステップと、
前記通信事業者課金サーバが自社の料金プランの登録，改定の度に料金プラン情報を前記課金情報管理サーバに送信する第２のステップと、
前記課金情報管理サーバが受信した料金プラン情報を通信事業者に対応付けて格納する第３のステップと、
前記課金情報管理サーバが前記インターネット上に開設している課金プラン設定のためのＷｅｂサイトにユーザが前記ユーザ端末からアクセスしたときに、前記ユーザが契約している通信事業者の課金プラン設定画面情報を前記課金情報管理サーバが前記ユーザ端末に送信する第４のステップと、
ユーザが課金プラン設定画面上で課金プランデータを入力し前記課金情報管理サーバに送信する第５のステップと、
前記課金情報管理サーバが受信したユーザの課金プランデータを、前記ユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバに送信する第６のステップと、
前記通信事業者課金サーバが受信したユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納し、登録，更新が終了したことを前記課金情報管理サーバに通知する第７のステップと、
前記課金情報管理サーバが前記通信事業者における課金プランの登録，更新が終了したことを前記ユーザ端末に対して通知するとともに、ユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納する第８のステップとを有する。
【００１４】
本発明の第３の課金プラン設定方法は、本発明の第２の課金プラン設定方法において、前記第３のステップに続き、料金プラン情報が送られてきた通信事業者と契約しているユーザを検索，抽出し、抽出されたユーザに対して料金プランが登録，更新されたことを電子メールで通知するステップを、さらに有する。
【００１５】
本発明の第１のプログラムは、ユーザ端末と、通信事業者課金サーバと、課金情報管理サーバと、これらを相互に接続するインターネットとを備えたシステムにおける課金情報管理サーバに適用されるプログラムであって、
ユーザ別にそれぞれ加入契約している通信事業者情報を予め登録する機能、前記通信事業者課金サーバから料金プラン情報を受信して通信事業者に対応付けて格納する機能、前記インターネット上に開設している課金プラン設定のためのＷｅｂサイトにユーザが前記ユーザ端末からアクセスしたときに、前記ユーザが契約している通信事業者の課金プラン設定画面情報を前記ユーザ端末に送信する機能、ユーザが課金プラン設定画面上で入力した課金プランデータを受信し、前記ユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバに送信する機能、前記通信事業者課金サーバから前記ユーザの課金プランデータの登録，更新が終了したことを通知され、前記通信事業者における課金プランの登録，更新が終了したことを前記ユーザ端末に対して通知するとともに、ユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納する機能、をコンピュータに実現させる。
【００１６】
本発明の第２のプログラムは、ユーザ端末と、通信事業者課金サーバと、課金情報管理サーバと、これらを相互に接続するインターネットとを備えたシステムにおける課金情報管理サーバに適用されるプログラムであって、
ユーザ別にそれぞれ加入契約している通信事業者情報を予め登録する機能、前記通信事業者課金サーバから料金プラン情報を受信して通信事業者に対応付けて格納する機能、前記通信事業者課金サーバから料金プラン情報を受信したときに、その通信事業者と契約しているユーザを検索，抽出し、抽出されたユーザに対して料金プランが登録，更新されたことを電子メールで通知する機能、前記インターネット上に開設している課金プラン設定のためのＷｅｂサイトにユーザが前記ユーザ端末からアクセスしたときに、前記ユーザが契約している通信事業者の課金プラン設定画面情報を前記ユーザ端末に送信する機能、ユーザが課金プラン設定画面上で入力した課金プランデータを受信し、前記ユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバに送信する機能、前記通信事業者課金サーバから前記ユーザの課金プランデータの登録，更新が終了したことを通知され、前記通信事業者における課金プランの登録，更新が終了したことを前記ユーザ端末に対して通知するとともに、ユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納する機能、をコンピュータに実現させる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【００１８】
図１は、本発明の一実施の形態の構成を示す図であり、ユーザ端末１０と、課金情報管理サーバ２０と、通信事業者課金サーバ３０と、これらを相互に接続するインターネット４０とを備えている。
【００１９】
ユーザ端末１０は、ユーザが使用するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置であり、インターネット４０上に開設されているホームページ等のＷｅｂサイトにアクセスし画面上で必要事項を入力する機能と、電子メール受信機能とを備えている。
【００２０】
課金情報管理サーバ２０は、ユーザに対して課金プラン設定サービスを提供するサービス運営事業者が備えるワークステーション・サーバ等の情報処理装置であり、インターネット４０上に課金プラン設定サービスのためのホームページを開設している。また、この課金情報管理サーバ２０は、制御部２１と、ユーザ個人情報データベース２２と、ユーザ別通信事業者データベース２３と、通信事業者別料金プランデータベース２４と、通信事業者別割引ポイントデータベース２５と、ユーザ別課金プランデータベース２６とを備えている。
【００２１】
制御部２１は、例えばＣＰＵであり、図示しないプログラムにより制御されて、ユーザ端末１０からの課金プランの登録，変更に関する全般的な処理を行う。具体的には、通信事業者課金サーバ３０から送られる料金プランを受信し、通信事業者毎に最新の料金プランを格納しておく機能と、通信事業者課金サーバ３０から料金プランを受信する度に、その通信事業者と契約しているユーザに対して、電子メールで通信事業者の料金プランの登録，更新があったことを通知する機能と、ユーザ端末１０からアクセスがあったときに会員であるかの認証を行う機能と、ユーザから受信した課金プランを登録，更新する機能と、通信事業者課金サーバ３０に対してユーザ課金プランの登録，更新を通知する機能と、通信事業者課金サーバ３０へのユーザ課金プランの登録，変更が完了したことをユーザ端末１０に通知する機能とを備えている。
【００２２】
ユーザ個人情報データベース２２には、図２（ユーザ個人情報データベース２２に格納されるデータの一例を示す図）に示すように、課金プラン設定サービスへの加入時に会員として登録されたユーザ個人情報が格納されている。ユーザ個人情報としては、例えば、会員ＩＤ，パスワード，氏名，住所，電話番号，電子メールアドレスが含まれている。この内、会員ＩＤは制御部２１により生成されるが、他のデータについては会員登録時にユーザから入力されるものである。
【００２３】
ユーザ別通信事業者データベース２３には、各ユーザと各ユーザが契約している通信事業者とを対応付けるデータが会員登録時に格納されている。ここで、契約している通信事業者とは、ユーザ個人情報データベース２２に登録された電話番号（０９０１２３４１２３４）による通信を契約している通信事業者のことであり、図３（ユーザ別通信事業者データベース２３に格納されるデータの一例を示す図）に示すように、契約通信事業者名，通信事業者毎に異なる契約通信事業者ＩＤ，契約通信事業者課金サーバアドレス，通信事業者との加入契約年月日，契約通信事業者におけるユーザＩＤがユーザの会員ＩＤ対応に格納されている。なお、契約通信事業者名はユーザにより入力され、契約通信事業者ＩＤ，契約通信事業者課金サーバアドレスについては、課金プラン設定サービスの運営業者側担当者が登録する。なお、登録された契約通信事業者ＩＤについては別途通信事業者に通知され、通信事業者課金サーバ３０から課金情報管理サーバ２０に料金プランデータを送信する際に添付される。通信事業者との加入契約年月日や契約通信事業者におけるユーザＩＤについては、ユーザが入力してもよいし、課金プラン設定サービスの運営業者側担当者が通信事業者に確認して登録するようにしてもよい。
【００２４】
通信事業者別料金プランデータベース２４には、図４（通信事業者別料金プランデータベース２４に格納されるデータの一例を示す図）に示すように、通信事業者の料金プランが通信事業者ＩＤに対応付けられて格納されている。
【００２５】
通信事業者別割引ポイントデータベース２５には、図５（通信事業者別割引ポイントデータベース２５に格納されるデータの一例を示す図）に示すように、例えば、加入年数毎の割引ポイントが通信事業者ＩＤに対応付けられて格納されている。
【００２６】
ユーザ別課金プランデータベース２６には、図６（ユーザ別課金プランデータベース２６に格納されるデータの一例を示す図）に示すように、ユーザが設定した課金プランがユーザの会員ＩＤに対応付けられて格納されている。
【００２７】
通信事業者課金サーバ３０は、ユーザが加入契約している通信事業者が交換機、ＳＣＰ（Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｐｏｉｎｔ）、ＨＬＲ（Ｈｏｍｅ Ｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｇｉｓｔｅｒ）等に備えるワークステーション・サーバ等の情報処理装置である。この通信事業者課金サーバ３０は、料金プランが登録，更新される度に課金情報管理サーバ２０に料金プランを通信事業者ＩＤとともに送信する機能と、課金情報管理サーバ２０から通知された契約ユーザの課金プランを登録，更新する機能と、ユーザ毎の課金プランに基づいてユーザの通信時に課金処理を行う機能とを備えている。
【００２８】
次に、本発明の一実施の形態の動作について図１〜図８を参照して説明する。なお、図７はユーザ別課金プラン設定画面の一例を示す図であり、図８は本発明の一実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【００２９】
まず、図８による動作の説明に入る前に事前会員登録について説明する。本発明の課金プラン設定サービスを利用したいユーザは、ユーザ端末１０から課金情報管理サーバ２０がインターネット４０上に開設している課金プラン設定サービスのためのホームページにアクセスし、会員登録メニューを選択して画面上で会員登録を行う必要がある。このとき、課金情報管理サーバ２０は、ユーザが入力したユーザ個人情報についてはユーザ個人情報データベース２２に格納し、ユーザが入力した契約通信事業者情報についてはユーザ別通信事業者データベース２３に格納する。また、課金情報管理サーバ２０は会員登録時にユーザ毎に異なる会員ＩＤを生成して各ユーザに通知する。この後、ユーザはユーザ個人情報データベース２２に登録された会員ＩＤ，パスワードにより課金情報管理サーバ２０へのアクセスが許されることになり、図８による動作が可能になる。
【００３０】
次に、図８を参照すると、各通信事業者課金サーバ３０は自社の通信料金プランデータを通信事業者ＩＤとともに課金情報管理サーバ２０に送信し、課金情報管理サーバ２０の制御部２１は、受信した各通信事業者の通信料金プランデータを通信事業者ＩＤ対応に、通信事業者別料金プランデータベース２４に格納する（図４参照）。なお、この料金プランの送信は各通信事業者における新規登録時およびその後の改定の度に行われ、改定時は該当通信事業者ＩＤに対応するデータが既に格納されているため上書き更新を行う（ステップＡ１、Ａ２）。
【００３１】
引き続き、課金情報管理サーバ２０の制御部２１は、ユーザ別通信事業者データベース２３を参照し、受信した料金プランの通信事業者と契約しているユーザの会員ＩＤを通信事業者ＩＤにより検索して抽出する。次に、制御部２１はユーザ個人情報データベース２２を参照し、抽出した会員ＩＤに対応して登録された電子メールアドレスを取得し、これらの電子メールアドレスに対して料金プランの登録，更新があった旨の電子メールを生成して送信する（ステップＡ３）。このとき、電子メールに料金プランを添付してもよいし、電子メールには料金プランの登録があった旨の通知だけとして、料金プランの内容については別途課金プラン設定サービスのためのホームページにアクセスさせ、通信事業者別料金プランのメニューから参照させるようにしてもよい。
【００３２】
次に、料金プランの登録や更新を行いたいユーザは、ユーザ端末１０からインターネット４０上に開設されている課金プラン設定サービスのためのホームページにアクセスし（ステップＡ４）、課金情報管理サーバ２０の制御部２１はアクセスがあるとログイン画面情報をユーザ端末１０に送信する（ステップＡ５）。ユーザは、ユーザ端末１０に表示されたログイン画面上で会員ＩＤ，パスワードを入力して課金情報管理サーバ２０に送信する（ステップＡ６）。制御部２１は、受信した会員ＩＤ，パスワードとユーザ個人情報データベース２２に予め登録された会員ＩＤ，パスワードとが一致するかを照合する。一致すれば、制御部２１はメニュー画面情報をユーザ端末１０に送信する（ステップＡ７）。
【００３３】
ユーザは、ユーザ端末１０に表示されたメニュー画面上で課金プランの登録・更新を選択し、課金情報管理サーバ２０に送信する（ステップＡ８）。制御部２１はユーザ別課金プランデータベース２６を参照し、ユーザの会員ＩＤに対応した課金プランデータが登録されているかを判断する（ステップＡ９）。
【００３４】
ステップＡ９において登録されていなかった場合は、制御部２１は図示しない記憶部に格納されている通信事業者別登録・更新画面情報を取得し、これに予め登録されたデータを盛り込んでユーザ端末１０に送信する。このとき、課金プランの登録・更新画面情報としては、例えば図７に示すようなものがユーザ端末１０に表示される。この中で「ユーザ・時間帯別課金プラン表」のプラン番号，割引部分がユーザにより設定されるデータであり、それ以外の「ユーザ表」，「契約通信事業者料金プラン表」，「割引ポイント表」については、制御部２１がユーザ個人情報データベース２２，ユーザ別通信事業者データベース２３，通信事業者別料金プランデータベース２４，通信事業者別割引ポイントデータベース２５を参照し、該当データを追加して生成する。従って、ここでユーザ端末１０に送信される課金プランの登録・更新画面情報は、「ユーザ・時間帯別課金プラン表」のプラン番号，割引部分がブランクになったものである（ステップＡ１０）。
【００３５】
ステップＡ９において登録されていた場合は、制御部２１は図示しない記憶部に格納されている通信事業者別登録・更新画面情報を取得し、これに予め登録されたデータを盛り込んでユーザ端末１０に送信する。このとき送信される課金プランの登録・更新画面情報はステップＡ１０と異なり、「ユーザ・時間帯別課金プラン表」のプラン番号，割引部分も登録されたものである。このプラン番号，割引部分については、ユーザ別課金プランデータベース２６に登録されているデータが使用される（ステップＡ１１）。
【００３６】
ここで、図７の課金プランの登録・更新画面情報の一例についての説明を行う。まず、「ユーザ表」は、ユーザの会員ＩＤ，氏名，電話番号，住所，加入年数からなり、氏名，電話番号，住所はユーザの会員ＩＤをキーにしてユーザ個人情報データベース２２から取得し、加入年数はユーザ別通信事業者データベース２３から取得した加入契約年月日と現在年月日とを比較して決定されている。次に、「契約通信事業者料金プラン表」は、ユーザが契約している通信事業者（例えば、固定電話通信事業者や携帯電話通信事業者等）における料金プラン表であり、通信事業者別料金プランデータベース２４から取得している。この例では、プラン番号が０〜４の５種類あり、それぞれに対応して基本料金と課金レートが規定されている。基本料金は例えば通信時間に関係なく徴収される月当たり固定料金であり、課金レートは一日の利用時間帯数別に規定されている。利用時間帯数とは、「ユーザ・時間帯別課金プラン表」の時間帯の内、ユーザが利用登録をした時間帯の合計のことである。次に、「割引ポイント表」は、ユーザの通信事業者への加入年数による割引ポイントを示す表であり、制御部２１が「ユーザ表」の加入年数と通信事業者別割引ポイントデータベース２５とを参照して決定する。次に、「ユーザ・時間帯別課金プラン表」は時間帯とプラン番号と割引とからなり、時間帯は一日（２４時間）を１時間毎に区切ったものであり、プラン番号は時間帯毎に図７の「契約通信事業者料金プラン表」のいずれかのプラン番号を指定されるものであり、割引は「割引ポイント表」に示された割引ポイントを利用時間帯別に配分指定されるものである。
【００３７】
次に、ステップＡ１０またはＡ１１に続き、ユーザは、ユーザ端末１０に表示された課金プランの登録・更新画面上で、希望する課金プランの入力に移る。このとき、ユーザは、図７の「契約通信事業者料金プラン表」および「割引ポイント表」を参照することにより、「ユーザ・時間帯別課金プラン表」のプラン番号および割引部分を時間帯毎に入力する。入力が終了し、ユーザが画面上の登録ボタンを押すことにより、画面上の情報は課金情報管理サーバ２０に送信される（ステップＡ１２）。
【００３８】
図７の例では、一日の内１３の時間帯に対してプラン番号１〜４が入力されている。なお、プラン番号０は「契約通信事業者料金プラン表」にも規定されているように使用拒否を意味し、プラン番号０の時間帯については電話の使用は不可能となる。従って、例えば数ヶ月間海外旅行する場合等に、全時間帯をプラン番号０にしておけば、安い基本料金だけで通信事業者との契約を維持できる。また、割引については、「割引ポイント表」の割引ポイント（１０ポイント）の範囲内で時間帯別に配分入力する。図７では２ポイントを二つの時間帯に、３ポイントを二つの時間帯に配分している。この結果、２ポイントを設定された時間帯では２％の割引となり、３ポイントを設定された時間帯では３％の割引となる。このように、時間帯毎に料金プラン設定できるため、ユーザの利用状況に合った課金プランが設定できる。なお、この課金プランの設定により、通信事業者課金サーバ３０における実施の課金処理は以下のように行われる。例えば、ユーザが午前１０時３０分に発信した場合を例にとると、料金プラン番号は４であり、「契約通信事業者料金プラン表」のプラン番号４に対応する課金レートは３０秒当たり１０円（一日の利用時間帯数は上述したように１３時間で設定したため）となる。しかし、割引ポイントも２ポイント設定されているため、１０円×０．９８＝９．８円として課金処理される。また、基本料金については、料金プラン番号毎の利用時間帯数を基に課金処理される。例えば、図７を例にとると、料金プラン１が四つの時間帯、料金プラン２が二つの時間帯、料金プラン３が一つの時間帯、料金プラン４が六つの時間帯であるため、（３，０００円×４＋４，０００円×２＋５，０００円×１＋６，０００円×６）÷１３＝４，６９２円となる。
【００３９】
ステップＡ１２において、ユーザ端末１０から課金プランの登録・更新情報を受信した制御部２１は、ユーザから入力された値が正常かを確認する。この確認は、例えば、入力されたプラン番号が「契約通信事業者料金プラン表」のプラン番号に含まれているか、入力された割引ポイントの合計が「割引ポイント表」の割引ポイント以下であるかにより行う。制御部２１は、入力値が正常でなかった場合は、ユーザ端末１０から送られた課金プランの登録・更新情報をユーザ端末１０に送信し、入力値の確認を要求する。入力値が正常であった場合は、ステップＡ１４に進む（ステップＡ１３）。
【００４０】
制御部２１は、ユーザ別通信事業者データベース２３を参照し、ユーザの会員ＩＤからユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバ３０のアドレスと契約している通信事業者におけるユーザＩＤとを取得する。そして、ユーザ端末１０から受信した課金プランの登録・更新情報の内、図７における「ユーザ・時間帯別課金プラン表」のデータを、ユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバ３０に対して、通信事業者におけるユーザのユーザＩＤとともに送信する（ステップＡ１４）。
【００４１】
通信事業者課金サーバ３０は、課金情報管理サーバ２０から送信された「ユーザ・時間帯別課金プラン表」のデータを、送信されたユーザＩＤに対応付けて内部の図示しないユーザ別課金プラン記憶部に格納する。送信されたユーザＩＤに対応するデータが既に格納されていた場合は上書き更新を行う。その後、通信事業者課金サーバ３０は、課金情報管理サーバ２０に対して登録，更新が終了したことを通知する（ステップＡ１６）。
【００４２】
課金情報管理サーバ２０の制御部２１は、通信事業者課金サーバ３０に送信した「ユーザ・時間帯別課金プラン表」のデータを、ユーザ別課金プランデータベース２６にユーザの会員ＩＤに対応付けて格納する。このとき、会員ＩＤに対応するデータが既に格納されていた場合は上書き更新を行う（ステップＡ１７）。その後、制御部２１は、ユーザ端末１０に対して契約通信事業者における課金プランの登録，更新が終了した旨を通知し（ステップＡ１８）、ユーザは課金プランの登録，更新の終了を確認してログアウトする（ステップＡ１９）。
【００４３】
この後、ユーザが電話をかけると、通信事業者課金サーバ３０は、課金情報管理サーバ２０から送られ内部に格納した該当ユーザの課金プランに基づいて課金処理を行うことになる。
【００４４】
なお、以上の説明においては、携帯電話，固定電話等の電話通信を例に課金プランの設定について説明したが、これに限定されずデータ通信に対しても本発明を適用可能なことは明らかである。
【００４５】
【発明の効果】
本発明は、インターネットのＷｅｂサイトにおいて各通信事業者の料金プランを基にユーザ端末からユーザ毎の課金プランを設定可能にしたため、ユーザは課金プランの登録，更新のために通信事業者の店舗に出向いて申請する必要がなくなるという効果がある。
【００４６】
また、本発明においてはユーザの課金プランの設定，管理はユーザ自身で行われるため、通信事業者にとってはユーザの課金プラン登録，更新の手間が省け、オペレータの削減が可能になるという効果がある。
【００４７】
また、本発明は、通信事業者の料金プラン改定の度にインターネットのＷｅｂサイト上の通信事業者の料金プランを更新するとともに、ユーザに改定のあったことを通知するようにしたため、ユーザは自分が契約している通信事業者の最新の料金プランを常に把握できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態の構成を示す図である。
【図２】ユーザ個人情報データベース２２に格納されるデータの一例を示す図である。
【図３】ユーザ別通信事業者データベース２３に格納されるデータの一例を示す図である。
【図４】通信事業者別料金プランデータベース２４に格納されるデータの一例を示す図である。
【図５】通信事業者別割引ポイントデータベース２５に格納されるデータの一例を示す図である。
【図６】ユーザ別課金プランデータベース２６に格納されるデータの一例を示す図である。
【図７】ユーザ別課金プラン設定画面の一例を示す図である。
【図８】本発明の一実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１０ ユーザ端末
２０ 課金情報管理サーバ
２１ 制御部
２２ ユーザ個人情報データベース
２３ ユーザ別通信事業者データベース
２４ 通信事業者別料金プランデータベース
２５ 通信事業者別割引ポイントデータベース
２６ ユーザ別課金プランデータベース
３０ 通信事業者課金サーバ
４０ インターネット
Claims (9)
- ユーザ端末と、通信事業者課金サーバと、課金情報管理サーバと、これらを相互に接続するインターネットとを備えた課金プラン設定システムであって、
ユーザ別にそれぞれ加入契約している通信事業者情報を前記課金情報管理サーバに予め登録する手段と、前記通信事業者課金サーバが自社の料金プランの登録，改定の度に料金プラン情報を前記課金情報管理サーバに送信する手段と、前記課金情報管理サーバが受信した料金プラン情報を通信事業者に対応付けて格納する手段と、前記課金情報管理サーバが前記インターネット上に開設している課金プラン設定のためのＷｅｂサイトにユーザが前記ユーザ端末からアクセスしたときに、前記ユーザが契約している通信事業者の課金プラン設定画面情報を前記課金情報管理サーバが前記ユーザ端末に送信する手段と、ユーザが課金プラン設定画面上で課金プランデータを入力し前記課金情報管理サーバに送信する手段と、前記課金情報管理サーバが受信したユーザの課金プランデータを、前記ユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバに送信する手段と、前記通信事業者課金サーバが受信したユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納し、登録，更新が終了したことを前記課金情報管理サーバに通知する手段と、前記課金情報管理サーバが前記通信事業者における課金プランの登録，更新が終了したことを前記ユーザ端末に対して通知するとともに、ユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納する手段とを有することを特徴とする課金プラン設定システム。 - 前記課金情報管理サーバが前記通信事業者課金サーバから料金プラン情報を受信したときに、その通信事業者と契約しているユーザを検索，抽出し、抽出されたユーザに対して料金プランが登録，更新されたことを電子メールで通知する手段を、さらに有することを特徴とする請求項１記載の課金プラン設定システム。
- ユーザ端末と、通信事業者課金サーバと、課金情報管理サーバと、これらを相互に接続するインターネットとを備えたシステムにおける課金情報管理サーバであって、
ユーザ別にそれぞれ加入契約している通信事業者情報を予め登録する手段と、前記通信事業者課金サーバから料金プラン情報を受信して通信事業者に対応付けて格納する手段と、前記インターネット上に開設している課金プラン設定のためのＷｅｂサイトにユーザが前記ユーザ端末からアクセスしたときに、前記ユーザが契約している通信事業者の課金プラン設定画面情報を前記ユーザ端末に送信する手段と、ユーザが課金プラン設定画面上で入力した課金プランデータを受信し、前記ユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバに送信する手段と、前記通信事業者課金サーバから前記ユーザの課金プランデータの登録，更新が終了したことを通知され、前記通信事業者における課金プランの登録，更新が終了したことを前記ユーザ端末に対して通知するとともに、ユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納する手段とを有することを特徴とする課金情報管理サーバ。 - 前記通信事業者課金サーバから料金プラン情報を受信したときに、その通信事業者と契約しているユーザを検索，抽出し、抽出されたユーザに対して料金プランが登録，更新されたことを電子メールで通知する手段を、さらに有することを特徴とする請求項３記載の課金情報管理サーバ。
- Ｗｅｂサイト上に各通信事業者の料金プランデータと、各ユーザに対応した契約通信事業者情報とを格納し、ユーザ端末からインターネットを介したＷｅｂサイト上でユーザの課金プランを設定し、設定した課金プランをそのユーザが契約している通信事業者の課金サーバに送信しユーザ別に登録，更新することを特徴とする課金プラン設定方法。
- ユーザ端末と、通信事業者課金サーバと、課金情報管理サーバと、これらを相互に接続するインターネットとを備えたシステムにおける課金プラン設定方法であって、
ユーザ別にそれぞれ加入契約している通信事業者情報を前記課金情報管理サーバに予め登録する第１のステップと、
前記通信事業者課金サーバが自社の料金プランの登録，改定の度に料金プラン情報を前記課金情報管理サーバに送信する第２のステップと、
前記課金情報管理サーバが受信した料金プラン情報を通信事業者に対応付けて格納する第３のステップと、
前記課金情報管理サーバが前記インターネット上に開設している課金プラン設定のためのＷｅｂサイトにユーザが前記ユーザ端末からアクセスしたときに、前記ユーザが契約している通信事業者の課金プラン設定画面情報を前記課金情報管理サーバが前記ユーザ端末に送信する第４のステップと、
ユーザが課金プラン設定画面上で課金プランデータを入力し前記課金情報管理サーバに送信する第５のステップと、
前記課金情報管理サーバが受信したユーザの課金プランデータを、前記ユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバに送信する第６のステップと、
前記通信事業者課金サーバが受信したユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納し、登録，更新が終了したことを前記課金情報管理サーバに通知する第７のステップと、
前記課金情報管理サーバが前記通信事業者における課金プランの登録，更新が終了したことを前記ユーザ端末に対して通知するとともに、ユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納する第８のステップとを有することを特徴とする課金プラン設定方法。 - 前記第３のステップに続き、料金プラン情報が送られてきた通信事業者と契約しているユーザを検索，抽出し、抽出されたユーザに対して料金プランが登録，更新されたことを電子メールで通知するステップを、さらに有することを特徴とする請求項６記載の課金プラン設定方法。
- ユーザ端末と、通信事業者課金サーバと、課金情報管理サーバと、これらを相互に接続するインターネットとを備えたシステムにおける課金情報管理サーバに適用されるプログラムであって、
ユーザ別にそれぞれ加入契約している通信事業者情報を予め登録する機能、前記通信事業者課金サーバから料金プラン情報を受信して通信事業者に対応付けて格納する機能、前記インターネット上に開設している課金プラン設定のためのＷｅｂサイトにユーザが前記ユーザ端末からアクセスしたときに、前記ユーザが契約している通信事業者の課金プラン設定画面情報を前記ユーザ端末に送信する機能、ユーザが課金プラン設定画面上で入力した課金プランデータを受信し、前記ユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバに送信する機能、前記通信事業者課金サーバから前記ユーザの課金プランデータの登録，更新が終了したことを通知され、前記通信事業者における課金プランの登録，更新が終了したことを前記ユーザ端末に対して通知するとともに、ユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納する機能、をコンピュータに実現させるためのプログラム。 - ユーザ端末と、通信事業者課金サーバと、課金情報管理サーバと、これらを相互に接続するインターネットとを備えたシステムにおける課金情報管理サーバに適用されるプログラムであって、
ユーザ別にそれぞれ加入契約している通信事業者情報を予め登録する機能、前記通信事業者課金サーバから料金プラン情報を受信して通信事業者に対応付けて格納する機能、前記通信事業者課金サーバから料金プラン情報を受信したときに、その通信事業者と契約しているユーザを検索，抽出し、抽出されたユーザに対して料金プランが登録，更新されたことを電子メールで通知する機能、前記インターネット上に開設している課金プラン設定のためのＷｅｂサイトにユーザが前記ユーザ端末からアクセスしたときに、前記ユーザが契約している通信事業者の課金プラン設定画面情報を前記ユーザ端末に送信する機能、ユーザが課金プラン設定画面上で入力した課金プランデータを受信し、前記ユーザが契約している通信事業者の通信事業者課金サーバに送信する機能、前記通信事業者課金サーバから前記ユーザの課金プランデータの登録，更新が終了したことを通知され、前記通信事業者における課金プランの登録，更新が終了したことを前記ユーザ端末に対して通知するとともに、ユーザの課金プランデータをユーザに対応付けて格納する機能、をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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2003
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