JPH06284161A - 電子制御ユニット、調整装置、電子制御ユニットと調整装置との間の通信装置及びその使用方法 - Google Patents
電子制御ユニット、調整装置、電子制御ユニットと調整装置との間の通信装置及びその使用方法Info
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- JPH06284161A JPH06284161A JP5068504A JP6850493A JPH06284161A JP H06284161 A JPH06284161 A JP H06284161A JP 5068504 A JP5068504 A JP 5068504A JP 6850493 A JP6850493 A JP 6850493A JP H06284161 A JPH06284161 A JP H06284161A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子制御ユニット内のCPUの仕様によるノ
イズの発生ひいては誤作動を防止するとともに、長距離
通信を可能にする。 【構成】 電子制御ユニット(ECU)1と、そのメモ
リ部(RAM)13の内容をモニタ等のデバッグ処理を
する調整装置2とを備える。ECU1に、そのCPU1
1からパラレル通信で送られて来る信号をシリアル通信
に変換し調整装置2側に出力するとともに、調整装置2
側からシリアル通信で送られて来る信号をパラレル通信
に変換しCPU11に送出するシリアル通信部14を設
ける。調整装置2に、そのデバッグ処理部29からパラ
レル通信で送られて来る信号をシリアル通信に変換しE
CU1側に出力するとともに、ECU1側からシリアル
通信で送られて来る信号をパラレル通信に変換しデバッ
グ処理部29に送出するシリアル通信部25を設ける。
上記両シリアル通信部14,25同士を、ケーブル31
によりシリアル通信可能に接続する。
イズの発生ひいては誤作動を防止するとともに、長距離
通信を可能にする。 【構成】 電子制御ユニット(ECU)1と、そのメモ
リ部(RAM)13の内容をモニタ等のデバッグ処理を
する調整装置2とを備える。ECU1に、そのCPU1
1からパラレル通信で送られて来る信号をシリアル通信
に変換し調整装置2側に出力するとともに、調整装置2
側からシリアル通信で送られて来る信号をパラレル通信
に変換しCPU11に送出するシリアル通信部14を設
ける。調整装置2に、そのデバッグ処理部29からパラ
レル通信で送られて来る信号をシリアル通信に変換しE
CU1側に出力するとともに、ECU1側からシリアル
通信で送られて来る信号をパラレル通信に変換しデバッ
グ処理部29に送出するシリアル通信部25を設ける。
上記両シリアル通信部14,25同士を、ケーブル31
によりシリアル通信可能に接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子制御ユニットのメ
モリ部の記憶内容をデバッグするための調整装置に関す
るものである。
モリ部の記憶内容をデバッグするための調整装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車や家電製品等に用いられ
る電子制御ユニット(ECU)は、CPUとメモリ部と
してのROM及びRAMとを有している。このECUの
開発時には、ROM内容(制御データ等)を書き換えた
り、RAM内容(一時的に使用する制御変数等)をモニ
タするなどデバッグを行う必要がある。特に、自動車の
エンジン制御やABS制御等に用いられるECUの場
合、自動車の挙動と制御プログラムとの相関関係をリア
ルタイムに記録し、検討を加える必要がある。このため
のECU調整装置は、近年、種々のものが提案され、実
用化されている。
る電子制御ユニット(ECU)は、CPUとメモリ部と
してのROM及びRAMとを有している。このECUの
開発時には、ROM内容(制御データ等)を書き換えた
り、RAM内容(一時的に使用する制御変数等)をモニ
タするなどデバッグを行う必要がある。特に、自動車の
エンジン制御やABS制御等に用いられるECUの場
合、自動車の挙動と制御プログラムとの相関関係をリア
ルタイムに記録し、検討を加える必要がある。このため
のECU調整装置は、近年、種々のものが提案され、実
用化されている。
【0003】ところで、従来、上記ECUとその調整装
置との間の通信方式は、転送速度とECUの回路変更が
少なくて済むこととからECU内のCPUのシステムバ
ス(アドレスバス、データバス及びコントロールバス)
を利用した、パラレル通信方式が普通である。
置との間の通信方式は、転送速度とECUの回路変更が
少なくて済むこととからECU内のCPUのシステムバ
ス(アドレスバス、データバス及びコントロールバス)
を利用した、パラレル通信方式が普通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のパラレル通信方式では、ECU内のCPUの動作速
度及びバス幅等の仕様によってノイズが発生し易く、正
常に作動しなくなる虞がある。また、通信距離が制限さ
れ、調整装置をECUの近くに配置しなければならない
という問題もある。
来のパラレル通信方式では、ECU内のCPUの動作速
度及びバス幅等の仕様によってノイズが発生し易く、正
常に作動しなくなる虞がある。また、通信距離が制限さ
れ、調整装置をECUの近くに配置しなければならない
という問題もある。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その第1の目的は、パラレル通信の代わりに、シ
リアル通信によりECUと調整装置との間の通信を行う
ことにより、ECU内のCPUの仕様によるノイズの発
生ひいては誤作動を防止するとともに、長距離通信を可
能にして調整装置の配置レイアウトの自由度を高めるよ
うにすることにある。
あり、その第1の目的は、パラレル通信の代わりに、シ
リアル通信によりECUと調整装置との間の通信を行う
ことにより、ECU内のCPUの仕様によるノイズの発
生ひいては誤作動を防止するとともに、長距離通信を可
能にして調整装置の配置レイアウトの自由度を高めるよ
うにすることにある。
【0006】本発明の第2の目的は、ECUと調整装置
との間でシリアル通信を行うに当たり、その通信方法を
改良して通信時間を短縮することにある。
との間でシリアル通信を行うに当たり、その通信方法を
改良して通信時間を短縮することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1記載の発明は、電子制御ユニットにお
いて、CPUからパラレル通信で送られて来る信号をシ
リアル通信に変換し外部に出力するとともに、外部から
シリアル通信で送られて来る信号をパラレル通信に変換
しCPUに送出するシリアル通信部を備える構成とす
る。
るため、請求項1記載の発明は、電子制御ユニットにお
いて、CPUからパラレル通信で送られて来る信号をシ
リアル通信に変換し外部に出力するとともに、外部から
シリアル通信で送られて来る信号をパラレル通信に変換
しCPUに送出するシリアル通信部を備える構成とす
る。
【0008】同じ目的を達成するため、請求項2記載の
発明は、電子制御ユニットのメモリ部の記憶内容をデバ
ッグするための調整装置において、デバッグ処理部から
パラレル通信で送られて来る信号をシリアル通信に変換
し電子制御ユニット側に出力するとともに、電子制御ユ
ニット側からシリアル通信で送られて来る信号をパラレ
ル通信に変換しデバッグ処理部に送出するシリアル通信
部を備える構成とする。
発明は、電子制御ユニットのメモリ部の記憶内容をデバ
ッグするための調整装置において、デバッグ処理部から
パラレル通信で送られて来る信号をシリアル通信に変換
し電子制御ユニット側に出力するとともに、電子制御ユ
ニット側からシリアル通信で送られて来る信号をパラレ
ル通信に変換しデバッグ処理部に送出するシリアル通信
部を備える構成とする。
【0009】また、同じ目的達成のため、請求項3記載
の発明は、電子制御ユニットとそのメモリ部の記憶内容
をデバッグするための調整装置との間の通信装置におい
て、上記電子制御ユニットに、そのCPUからパラレル
通信で送られて来る信号をシリアル通信に変換し調整装
置側に出力するとともに、調整装置側からシリアル通信
で送られて来る信号をパラレル通信に変換しCPUに送
出するシリアル通信部を設ける一方、上記調整装置に、
そのデバッグ処理部からパラレル通信で送られて来る信
号をシリアル通信に変換し電子制御ユニット側に出力す
るとともに、電子制御ユニット側からシリアル通信で送
られて来る信号をパラレル通信に変換しデバッグ処理部
に送出するシリアル通信部を設け、上記両シリアル通信
部同士を、ケーブルによりシリアル通信可能に接続する
構成とする。
の発明は、電子制御ユニットとそのメモリ部の記憶内容
をデバッグするための調整装置との間の通信装置におい
て、上記電子制御ユニットに、そのCPUからパラレル
通信で送られて来る信号をシリアル通信に変換し調整装
置側に出力するとともに、調整装置側からシリアル通信
で送られて来る信号をパラレル通信に変換しCPUに送
出するシリアル通信部を設ける一方、上記調整装置に、
そのデバッグ処理部からパラレル通信で送られて来る信
号をシリアル通信に変換し電子制御ユニット側に出力す
るとともに、電子制御ユニット側からシリアル通信で送
られて来る信号をパラレル通信に変換しデバッグ処理部
に送出するシリアル通信部を設け、上記両シリアル通信
部同士を、ケーブルによりシリアル通信可能に接続する
構成とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明に従属し、その構成要素であるデバッグ処理部を具体
的に示すものである。すなわち、上記デバッグ処理部
は、電子制御ユニットのメモリ部の記憶内容をモニタす
るものである。
明に従属し、その構成要素であるデバッグ処理部を具体
的に示すものである。すなわち、上記デバッグ処理部
は、電子制御ユニットのメモリ部の記憶内容をモニタす
るものである。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項3記載の発
明に従属し、その構成要素であるデバッグ処理部は、同
様に電子制御ユニットのメモリ部の記憶内容をモニタす
るものである。
明に従属し、その構成要素であるデバッグ処理部は、同
様に電子制御ユニットのメモリ部の記憶内容をモニタす
るものである。
【0012】上記第2の目的を達成するため、請求項6
記載の発明は、請求項5記載の発明における通信装置の
使用方法として、上記両シリアル通信部間でシリアル通
信を行うに当たり、最初のサンプリング時に調整装置側
のシリアル通信部からチャンネル数分のモニタアドレス
信号を順次電子制御ユニット側のシリアル通信部に送出
する工程と、上記モニタアドレス信号に基づいて、電子
制御ユニット側のシリアル通信部から調整装置側のシリ
アル通信部に対し、データ送出信号を送出した後、チャ
ンネル数分のモニタデータ信号を順次送出する工程と、
2回目以降のサンプリング時に調整装置側からのモニタ
アドレス信号に基づくことなく、電子制御ユニット側の
シリアル通信部から調整装置側のシリアル通信部に対
し、データ送出信号を送出した後、チャンネル数分のモ
ニタデータ信号を順次送出する工程とを備える構成とす
る。
記載の発明は、請求項5記載の発明における通信装置の
使用方法として、上記両シリアル通信部間でシリアル通
信を行うに当たり、最初のサンプリング時に調整装置側
のシリアル通信部からチャンネル数分のモニタアドレス
信号を順次電子制御ユニット側のシリアル通信部に送出
する工程と、上記モニタアドレス信号に基づいて、電子
制御ユニット側のシリアル通信部から調整装置側のシリ
アル通信部に対し、データ送出信号を送出した後、チャ
ンネル数分のモニタデータ信号を順次送出する工程と、
2回目以降のサンプリング時に調整装置側からのモニタ
アドレス信号に基づくことなく、電子制御ユニット側の
シリアル通信部から調整装置側のシリアル通信部に対
し、データ送出信号を送出した後、チャンネル数分のモ
ニタデータ信号を順次送出する工程とを備える構成とす
る。
【0013】同じ目的を達成するため、請求項7記載の
発明は、請求項5記載の発明における通信装置の使用方
法として、上記両シリアル通信部間でシリアル通信を行
うに当たり、モニタチャンネルを、モニタ要素の変化度
合いに応じてグループ分けをし、モニタ要素の変化度合
いが高い程そのグループのサンプリングレートを高くす
る構成とする。
発明は、請求項5記載の発明における通信装置の使用方
法として、上記両シリアル通信部間でシリアル通信を行
うに当たり、モニタチャンネルを、モニタ要素の変化度
合いに応じてグループ分けをし、モニタ要素の変化度合
いが高い程そのグループのサンプリングレートを高くす
る構成とする。
【0014】
【作用】上記の構成により、請求項3記載の発明では、
電子制御ユニット側のシリアル通信部と調整装置側のシ
リアル通信部との間で信号の送受信を行うときには、送
信側のシリアル通信部でパラレル通信による信号をシリ
アル通信に変換し、ケーブルを通して送信し、受信側の
シリアル通信部で上記ケーブルを通して受信される信号
をパラレル通信に変換する。このようなシリアル通信に
よれば、電子制御ユニットのCPUの仕様に拘らず、ノ
イズ等を生じることなく信号を確実に転送することがで
き、また、通信距離を長くすることもできる。尚、請求
項1及び2記載の発明と請求項3記載の発明とは、いわ
ゆるコンビネーションとサブコンビネーションとの関係
を有する。
電子制御ユニット側のシリアル通信部と調整装置側のシ
リアル通信部との間で信号の送受信を行うときには、送
信側のシリアル通信部でパラレル通信による信号をシリ
アル通信に変換し、ケーブルを通して送信し、受信側の
シリアル通信部で上記ケーブルを通して受信される信号
をパラレル通信に変換する。このようなシリアル通信に
よれば、電子制御ユニットのCPUの仕様に拘らず、ノ
イズ等を生じることなく信号を確実に転送することがで
き、また、通信距離を長くすることもできる。尚、請求
項1及び2記載の発明と請求項3記載の発明とは、いわ
ゆるコンビネーションとサブコンビネーションとの関係
を有する。
【0015】請求項6記載の発明では、電子制御ユニッ
ト側のシリアル通信部と調整装置側のシリアル通信部と
の間で信号の送受信を行って調整装置で電子制御ユニッ
トのメモリ部の記憶内容をモニタするとき、2回目以降
のサンプリング時に調整装置側からモニタアドレス信号
を送信することなく、電子制御ユニット側から直ちにデ
ータ送出信号を送出し、チャンネル数分のモニタデータ
信号を順次送出するので、モニタアドレス信号の送受信
に要する時間分通信時間が短くなる。
ト側のシリアル通信部と調整装置側のシリアル通信部と
の間で信号の送受信を行って調整装置で電子制御ユニッ
トのメモリ部の記憶内容をモニタするとき、2回目以降
のサンプリング時に調整装置側からモニタアドレス信号
を送信することなく、電子制御ユニット側から直ちにデ
ータ送出信号を送出し、チャンネル数分のモニタデータ
信号を順次送出するので、モニタアドレス信号の送受信
に要する時間分通信時間が短くなる。
【0016】請求項7記載の発明では、電子制御ユニッ
ト側のシリアル通信部と調整装置側のシリアル通信部と
の間で信号の送受信を行って調整装置で電子制御ユニッ
トのメモリ部の記憶内容をモニタするとき、モニタチャ
ンネルはモニタ要素の変化度合いに応じてグループ分け
され、モニタ要素の変化度合いが高い程そのグループの
サンプリングレートが高くなっているので、モニタ精度
の低下を招くことなく、サンプリング回数ないし通信回
数を可及的に少なくすることができる。
ト側のシリアル通信部と調整装置側のシリアル通信部と
の間で信号の送受信を行って調整装置で電子制御ユニッ
トのメモリ部の記憶内容をモニタするとき、モニタチャ
ンネルはモニタ要素の変化度合いに応じてグループ分け
され、モニタ要素の変化度合いが高い程そのグループの
サンプリングレートが高くなっているので、モニタ精度
の低下を招くことなく、サンプリング回数ないし通信回
数を可及的に少なくすることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0018】図1は本発明の第1実施例に係わる通信装
置を示し、この通信装置は、電子制御ユニット(EC
U)1と調整装置2との間の信号の送受信をシリアル通
信で行うものである。
置を示し、この通信装置は、電子制御ユニット(EC
U)1と調整装置2との間の信号の送受信をシリアル通
信で行うものである。
【0019】上記ECU1には、CPU11と、メモリ
部としてのROM(リードオンリーメモリ)12及びR
AM(ランダムアクセスメモリ)13と、シリアル通信
部14とが内臓されている。上記CPU11は拡張バス
モードに設定されており、そのアドレスバス15、デー
タバス16及びコントロールバス17は共にROM1
2、RAM13及びシリアル通信部14にそれぞれ接続
されている。上記ROM12にはECU1の制御プログ
ラム、制御データ、RAMモニタプログラム(後述する
モニタサービスルーチン)及びシリアル通信用プログラ
ムが格納されている。上記RAM13は、CPU11が
制御を行う上で一時的に使用する制御変数を格納すると
ともに、演算用ワークエリアとして用いられる。
部としてのROM(リードオンリーメモリ)12及びR
AM(ランダムアクセスメモリ)13と、シリアル通信
部14とが内臓されている。上記CPU11は拡張バス
モードに設定されており、そのアドレスバス15、デー
タバス16及びコントロールバス17は共にROM1
2、RAM13及びシリアル通信部14にそれぞれ接続
されている。上記ROM12にはECU1の制御プログ
ラム、制御データ、RAMモニタプログラム(後述する
モニタサービスルーチン)及びシリアル通信用プログラ
ムが格納されている。上記RAM13は、CPU11が
制御を行う上で一時的に使用する制御変数を格納すると
ともに、演算用ワークエリアとして用いられる。
【0020】また、上記シリアル通信部14は、調整装
置2側とシリアル通信を行うインターフェース部分であ
り、その通信は送受信を行う。送信はCPU11から各
バス15〜17を介してパラレル通信で送られて来たコ
マンド及びデータの各信号をシリアル通信に変換し、調
整装置2側へ出力する。また、受信は調整装置2側から
シリアル通信で送られて来たデータ信号を受信し、パラ
レル通信に変換してCPU11へ送出する。
置2側とシリアル通信を行うインターフェース部分であ
り、その通信は送受信を行う。送信はCPU11から各
バス15〜17を介してパラレル通信で送られて来たコ
マンド及びデータの各信号をシリアル通信に変換し、調
整装置2側へ出力する。また、受信は調整装置2側から
シリアル通信で送られて来たデータ信号を受信し、パラ
レル通信に変換してCPU11へ送出する。
【0021】一方、上記調整装置2は、上記ECU1の
RAM13の記憶内容をモニタするRAMモニタ機能を
発揮するものであり、制御指令部21とRAMモニタ制
御部22とRAMモニタ収集部23とRAMモニタ表示
部24とシリアル通信部25とを備えている。上記RA
Mモニタ制御部22とRAMモニタ収集部23とシリア
ル通信部25とは、三種類のバスつまりアドレスバス2
6、データバス27及びコントロールバス28により互
いに信号授受可能に接続されている。
RAM13の記憶内容をモニタするRAMモニタ機能を
発揮するものであり、制御指令部21とRAMモニタ制
御部22とRAMモニタ収集部23とRAMモニタ表示
部24とシリアル通信部25とを備えている。上記RA
Mモニタ制御部22とRAMモニタ収集部23とシリア
ル通信部25とは、三種類のバスつまりアドレスバス2
6、データバス27及びコントロールバス28により互
いに信号授受可能に接続されている。
【0022】上記制御指令部21は、ユーザ等の要求
(操作を含む)を受け、RAMモニタ制御部22に対
し、制御指令を出力する。上記RAMモニタ制御部22
は、制御指令部21の指令を受け、シリアル通信部2
5、RAMモニタ収集部23及びRAMモニタ表示部2
4の制御を行う。また、上記RAMモニタ収集部23
は、RAMモニタ制御部22の制御指令を受取り、シリ
アル通信部25からデータバス27を通して入力される
RAMモニタデータの収集を行う。その後、モニタデー
タをRAMモニタ制御部22に送出する。上記RAMモ
ニタ表示部24は、RAMモニタ制御部22から送られ
たモニタデータをリアルタイムに画面に表示する。上記
制御指令部21、RAMモニタ制御部22、RAMモニ
タ収集部23及びRAMモニタ表示部24により、EC
U1のRAM内容をデバッグするためにモニタをするモ
ニタ部又はデバッグ処理部29が構成されている。
(操作を含む)を受け、RAMモニタ制御部22に対
し、制御指令を出力する。上記RAMモニタ制御部22
は、制御指令部21の指令を受け、シリアル通信部2
5、RAMモニタ収集部23及びRAMモニタ表示部2
4の制御を行う。また、上記RAMモニタ収集部23
は、RAMモニタ制御部22の制御指令を受取り、シリ
アル通信部25からデータバス27を通して入力される
RAMモニタデータの収集を行う。その後、モニタデー
タをRAMモニタ制御部22に送出する。上記RAMモ
ニタ表示部24は、RAMモニタ制御部22から送られ
たモニタデータをリアルタイムに画面に表示する。上記
制御指令部21、RAMモニタ制御部22、RAMモニ
タ収集部23及びRAMモニタ表示部24により、EC
U1のRAM内容をデバッグするためにモニタをするモ
ニタ部又はデバッグ処理部29が構成されている。
【0023】さらに、上記シリアル通信部25は、EC
U1側とシリアル通信を行うインターフェース部分であ
り、その通信は送受信を行う。送信はRAMモニタ制御
部22からパラレル通信で送られて来たコマンド及びデ
ータの各信号をシリアル通信に変換し、ECU1側のシ
リアル通信部14へ転送する。また、受信はECU1側
からシリアル通信で送られて来たデータ信号を受信し、
パラレル通信に変換してRAMモニタ収集部23へ送出
する。
U1側とシリアル通信を行うインターフェース部分であ
り、その通信は送受信を行う。送信はRAMモニタ制御
部22からパラレル通信で送られて来たコマンド及びデ
ータの各信号をシリアル通信に変換し、ECU1側のシ
リアル通信部14へ転送する。また、受信はECU1側
からシリアル通信で送られて来たデータ信号を受信し、
パラレル通信に変換してRAMモニタ収集部23へ送出
する。
【0024】そして、上記ECU1側のシリアル通信部
14と調整装置2側のシリアル通信部25とは、ケーブ
ル31によりシリアル通信で送受信可能に接続されてお
り、上記ケーブル31の両端は、それぞれ該各シリアル
通信部14,25の接続コネクタ14a,25aに接続
されている。上記両シリアル通信部14,25間での送
受信は、互いにハンドシェークを取りながら行われる。
14と調整装置2側のシリアル通信部25とは、ケーブ
ル31によりシリアル通信で送受信可能に接続されてお
り、上記ケーブル31の両端は、それぞれ該各シリアル
通信部14,25の接続コネクタ14a,25aに接続
されている。上記両シリアル通信部14,25間での送
受信は、互いにハンドシェークを取りながら行われる。
【0025】次に、上記第1実施例の作動について、調
整装置2側とECU1側とに分けて説明する。
整装置2側とECU1側とに分けて説明する。
【0026】先ず、調整装置2側の作動を説明するに、
ユーザからのモニタ指令(要求)があると、ECU1に
対しモニタデータの送出を指令する。ECU1からデー
タが送られて来ると、RAMモニタ表示部24へモニタ
データをリアルタイムに表示する。この作動順序は、詳
しくは以下のようになる。
ユーザからのモニタ指令(要求)があると、ECU1に
対しモニタデータの送出を指令する。ECU1からデー
タが送られて来ると、RAMモニタ表示部24へモニタ
データをリアルタイムに表示する。この作動順序は、詳
しくは以下のようになる。
【0027】すなわち、先ず始めに、ユーザからのモニ
タ要求があると、制御指令部21は、モニタ情報(モニ
タチャンネル数、アドレス、属性(バイト又はワー
ド))を指定し、RAMモニタ制御部22に送出する。
タ要求があると、制御指令部21は、モニタ情報(モニ
タチャンネル数、アドレス、属性(バイト又はワー
ド))を指定し、RAMモニタ制御部22に送出する。
【0028】RAMモニタ制御部22は、上記モニタ情
報に基づき、RAMモニタ収集部23に対し、モニタ開
始・終了コマンド、モニタチャンネル数及び各チャンネ
ルのアドレスと属性を指令する。
報に基づき、RAMモニタ収集部23に対し、モニタ開
始・終了コマンド、モニタチャンネル数及び各チャンネ
ルのアドレスと属性を指令する。
【0029】RAMモニタ収集部23は、シリアル通信
部25を介して、ECU1と所定のプロトコルで通信を
行う。通信はモニタ開始コマンドで開始し、モニタ終了
コマンドが送られるまで、繰り返しECU1との通信は
行われる。ECU1からモニタデータが送られ、RAM
モニタ収集部23のメモリに一時蓄えられる。
部25を介して、ECU1と所定のプロトコルで通信を
行う。通信はモニタ開始コマンドで開始し、モニタ終了
コマンドが送られるまで、繰り返しECU1との通信は
行われる。ECU1からモニタデータが送られ、RAM
モニタ収集部23のメモリに一時蓄えられる。
【0030】また、RAMモニタ制御部22は、モニタ
データの表示に先立ち、表示データの情報(チャンネル
数、属性等)をRAMモニタ表示部24へ送る。続い
て、RAMモニタ収集部23のモニタデータを読み込
み、RAMモニタ表示部24へそのデータを送る。RA
Mモニタ表示部24では表示データの情報に基づき所定
のフォーマットでリアルタイムにデータを画面に表示す
る。
データの表示に先立ち、表示データの情報(チャンネル
数、属性等)をRAMモニタ表示部24へ送る。続い
て、RAMモニタ収集部23のモニタデータを読み込
み、RAMモニタ表示部24へそのデータを送る。RA
Mモニタ表示部24では表示データの情報に基づき所定
のフォーマットでリアルタイムにデータを画面に表示す
る。
【0031】次に、ECU1側の作動、特に、調整装置
2側との通信について説明する。この調整装置2側との
通信は、シリアル通信部14を介して行われ、モニタデ
ータ(RAM13の記憶内容)を送出する。この通信
は、所定のプロトコル(フロー)である、図2に示すモ
ニタサービスルーチンに従って行われる。以下、このモ
ニタサービスルーチンについて説明する。
2側との通信について説明する。この調整装置2側との
通信は、シリアル通信部14を介して行われ、モニタデ
ータ(RAM13の記憶内容)を送出する。この通信
は、所定のプロトコル(フロー)である、図2に示すモ
ニタサービスルーチンに従って行われる。以下、このモ
ニタサービスルーチンについて説明する。
【0032】図2に示すフローは、ECU1側と調整装
置2側とでソフト的に歩調(ハンドシェイク)を取りな
がら通信を行い、調整装置2から指定されたアドレスの
RAM13内容をモニタする方法である。通信はディバ
イスアドレスと呼ばれる共通のアドレス(XX00から
XX02、XXは任意設定可)を設け、このアドレスを
窓口に通信を行う。
置2側とでソフト的に歩調(ハンドシェイク)を取りな
がら通信を行い、調整装置2から指定されたアドレスの
RAM13内容をモニタする方法である。通信はディバ
イスアドレスと呼ばれる共通のアドレス(XX00から
XX02、XXは任意設定可)を設け、このアドレスを
窓口に通信を行う。
【0033】図2において、スタートした後、先ず始め
に、ステップS1 でディバイスアドレスXX02を読み
込み、ステップS2 でそのディバイスアドレスXX02
のビット7の値が「0」であるか否かを判定する。この
ビット7は、調整装置2との接続状態をチェックするた
めのものであり、その値が「0」のときは接続時を示
し、「1」のときは非接続時を示す。
に、ステップS1 でディバイスアドレスXX02を読み
込み、ステップS2 でそのディバイスアドレスXX02
のビット7の値が「0」であるか否かを判定する。この
ビット7は、調整装置2との接続状態をチェックするた
めのものであり、その値が「0」のときは接続時を示
し、「1」のときは非接続時を示す。
【0034】そして、上記判定がNOの非接続時にはそ
のままリターンする一方、判定がYESの接続時には、
ステップS3 及びS4 でモニタアドレスであるディバイ
スアドレスXX00を、上位アドレスと下位アドレスと
の2回に分けて読み込んだ後、ステップS5 及びS6 で
上記モニタアドレスに対応するRAM13の内容(モニ
タデータ)をディバイスアドレスXX01に上位バイト
と下位バイトとの2回に分けて書き込み、調整装置2側
へ送出する。ここで、読み込み及び書き込みを2回に分
けて行うのは、フローをCPU11が8ビットの場合と
16ビットの場合とに兼用するためである。従って、C
PU11が8ビットでモニタが1バイト指定の場合は、
調整装置2側で後のデータを無視する。
のままリターンする一方、判定がYESの接続時には、
ステップS3 及びS4 でモニタアドレスであるディバイ
スアドレスXX00を、上位アドレスと下位アドレスと
の2回に分けて読み込んだ後、ステップS5 及びS6 で
上記モニタアドレスに対応するRAM13の内容(モニ
タデータ)をディバイスアドレスXX01に上位バイト
と下位バイトとの2回に分けて書き込み、調整装置2側
へ送出する。ここで、読み込み及び書き込みを2回に分
けて行うのは、フローをCPU11が8ビットの場合と
16ビットの場合とに兼用するためである。従って、C
PU11が8ビットでモニタが1バイト指定の場合は、
調整装置2側で後のデータを無視する。
【0035】続いて、ステップS7 で再びディバイスア
ドレスXX02を読み込み、ステップS8 でそのディバ
イスアドレスXX02のビット0の値が「1」であるか
否かを判定する。このビット0は、次のチャンネルの有
無をチェックするためのものであり、その値が「0」の
ときはチャンネル無しを示し、「1」のときはチャンネ
ル有りを示す。
ドレスXX02を読み込み、ステップS8 でそのディバ
イスアドレスXX02のビット0の値が「1」であるか
否かを判定する。このビット0は、次のチャンネルの有
無をチェックするためのものであり、その値が「0」の
ときはチャンネル無しを示し、「1」のときはチャンネ
ル有りを示す。
【0036】そして、上記判定がNOとなるまで、つま
り次のチャンネルが無くなるまでステップS3 〜S6 を
繰り返することにより、チャンネル数分のモニタデータ
を調整装置2側へ送出する。しかる後リターンする。
り次のチャンネルが無くなるまでステップS3 〜S6 を
繰り返することにより、チャンネル数分のモニタデータ
を調整装置2側へ送出する。しかる後リターンする。
【0037】このように、上記第1実施例においては、
ECU1と調整装置2との間の通信がシリアル通信によ
り行われるので、ECU1のCPU11の仕様に拘ら
ず、ノイズ等を生じることなくアドレス及びデータの各
信号を確実に転送することができ、モニタデータの誤っ
た表示を防止することができる。また、通信距離は、単
にケーブル31の長さを長くすることで自在に長くする
ことができるので、ECU1に対する調整装置2の配置
レイアウト上の自由度を高めることができる。
ECU1と調整装置2との間の通信がシリアル通信によ
り行われるので、ECU1のCPU11の仕様に拘ら
ず、ノイズ等を生じることなくアドレス及びデータの各
信号を確実に転送することができ、モニタデータの誤っ
た表示を防止することができる。また、通信距離は、単
にケーブル31の長さを長くすることで自在に長くする
ことができるので、ECU1に対する調整装置2の配置
レイアウト上の自由度を高めることができる。
【0038】図3〜図6は本発明の第2実施例としてE
CUと調整装置との間の通信をシリアル通信により行う
場合におけるプロトコルの変形例を示すものである。図
3及び図4は調整装置側のプロトコルであるモニタルー
チンを示し、図5及び図6はECU側のプロトコルであ
るモニタサービスルーチンを示す。尚、このフローにお
いても、第1実施例の場合と同じ理由からモニタアドレ
スの読み込み等が1バイト毎に2回に分けて行われる。
また、ECU及び調整装置の構成は、第1実施例の場合
と全く同じであり、以下の説明では、これらの構成要素
に同一の符号を用いる。
CUと調整装置との間の通信をシリアル通信により行う
場合におけるプロトコルの変形例を示すものである。図
3及び図4は調整装置側のプロトコルであるモニタルー
チンを示し、図5及び図6はECU側のプロトコルであ
るモニタサービスルーチンを示す。尚、このフローにお
いても、第1実施例の場合と同じ理由からモニタアドレ
スの読み込み等が1バイト毎に2回に分けて行われる。
また、ECU及び調整装置の構成は、第1実施例の場合
と全く同じであり、以下の説明では、これらの構成要素
に同一の符号を用いる。
【0039】図3及び図4において、スタートした後、
先ず始めに、ステップS11でECU1との接続を意味す
る接続データ80hをディバイスアドレスXX02に書
き込み、ECU1側へ送出する。続いて、ステップS12
でサンプリングが1回目であるか否かを判定し、その判
定がYESのときには、ステップS13及びS14でディバ
イスアドレスXX00にモニタアドレスを、上位アドレ
スと下位アドレスとの2回に分けて書き込み、ECU1
側へ送出する。そして、ステップS15で全チャンネルの
モニタアドレスの書き込みが終了したことを確認した
後、ステップS16へ移行する。一方、上記ステップS12
の判定がNOのとき、つまり最初のサンプリング時でな
く2回目以降のサンプリング時には、直ちにステップS
16へ移行する。
先ず始めに、ステップS11でECU1との接続を意味す
る接続データ80hをディバイスアドレスXX02に書
き込み、ECU1側へ送出する。続いて、ステップS12
でサンプリングが1回目であるか否かを判定し、その判
定がYESのときには、ステップS13及びS14でディバ
イスアドレスXX00にモニタアドレスを、上位アドレ
スと下位アドレスとの2回に分けて書き込み、ECU1
側へ送出する。そして、ステップS15で全チャンネルの
モニタアドレスの書き込みが終了したことを確認した
後、ステップS16へ移行する。一方、上記ステップS12
の判定がNOのとき、つまり最初のサンプリング時でな
く2回目以降のサンプリング時には、直ちにステップS
16へ移行する。
【0040】ステップS16ではディバイスアドレスXX
01を読み込み、ECU1側からのデータ送出情報を得
る。しかる後、ステップS17及びS18でディバイスアド
レスXX01を読み込み、ECU1側から送出されるモ
ニタデータ(上位データと下位データとの2回分のデー
タ)を得、先のデータ送出情報に基づいて、データをR
AMモニタ収集部23に格納する。
01を読み込み、ECU1側からのデータ送出情報を得
る。しかる後、ステップS17及びS18でディバイスアド
レスXX01を読み込み、ECU1側から送出されるモ
ニタデータ(上位データと下位データとの2回分のデー
タ)を得、先のデータ送出情報に基づいて、データをR
AMモニタ収集部23に格納する。
【0041】続いて、ステップS19で全チャンネルのモ
ニタデータの収集が終了したか否かを判定し、その判定
がNOのときには、ステップS20で全チャンネルのモニ
タデータの収集途中を意味する収集途中データ01hを
ディバイスアドレスXX02に書き込んだ後、ステップ
S17へ戻る。一方、判定がYESのときには、ステップ
S21で全チャンネルのモニタデータの収集終了を意味す
る収集終了データ00hをディバイスアドレスXX02
に書き込んだ後、ステップS22で制御指令部21からの
指令がモニタを終了するものであるか否かを判定する。
この判定がNOのときはステップS11へ戻る一方、判定
がYESのときは制御を終了する。
ニタデータの収集が終了したか否かを判定し、その判定
がNOのときには、ステップS20で全チャンネルのモニ
タデータの収集途中を意味する収集途中データ01hを
ディバイスアドレスXX02に書き込んだ後、ステップ
S17へ戻る。一方、判定がYESのときには、ステップ
S21で全チャンネルのモニタデータの収集終了を意味す
る収集終了データ00hをディバイスアドレスXX02
に書き込んだ後、ステップS22で制御指令部21からの
指令がモニタを終了するものであるか否かを判定する。
この判定がNOのときはステップS11へ戻る一方、判定
がYESのときは制御を終了する。
【0042】図5及び図6において、スタートした後、
先ず始めに、ステップS31で調整装置2側からのディバ
イスアドレスXX02を読み込み、ステップS32でその
ディバイスアドレスXX02の値が接続データ80hで
あるか否かを判定する。この判定がNOの非接続時には
そのままリターンする一方、判定がYESの接続時に
は、ステップS33でサンプリングが1回目であるか否か
を判定する。
先ず始めに、ステップS31で調整装置2側からのディバ
イスアドレスXX02を読み込み、ステップS32でその
ディバイスアドレスXX02の値が接続データ80hで
あるか否かを判定する。この判定がNOの非接続時には
そのままリターンする一方、判定がYESの接続時に
は、ステップS33でサンプリングが1回目であるか否か
を判定する。
【0043】上記ステップS33の判定がYESのときに
は、ステップS34及びS35で調整装置2側からのモニタ
アドレスであるディバイスアドレスXX00を上位アド
レスと下位アドレスとの2回に分けて読み込んだ後、ス
テップS36でこの読み込んだアドレスを順にADDTB
Lに格納する。そして、ステップS37で全チャンネルの
モニタアドレスの読み込みが終了したことを確認した
後、ステップS38へ移行する。一方、上記ステップS33
の判定がNOのとき、つまり最初のサンプリング時でな
く2回目以降のサンプリング時には、直ちにステップS
38へ移行する。
は、ステップS34及びS35で調整装置2側からのモニタ
アドレスであるディバイスアドレスXX00を上位アド
レスと下位アドレスとの2回に分けて読み込んだ後、ス
テップS36でこの読み込んだアドレスを順にADDTB
Lに格納する。そして、ステップS37で全チャンネルの
モニタアドレスの読み込みが終了したことを確認した
後、ステップS38へ移行する。一方、上記ステップS33
の判定がNOのとき、つまり最初のサンプリング時でな
く2回目以降のサンプリング時には、直ちにステップS
38へ移行する。
【0044】ステップS38ではデータ送出情報をディバ
イスアドレスXX01に書き込み、調整装置2側へ送出
する。続いて、ステップS39及びS40で上記ADDTB
Lで示されるアドレスのRAM13の内容(モニタデー
タ)を順にディバイスアドレスXX01に上位バイトと
下位バイトとの2回に分けて書き込み、調整装置2側へ
送出する。
イスアドレスXX01に書き込み、調整装置2側へ送出
する。続いて、ステップS39及びS40で上記ADDTB
Lで示されるアドレスのRAM13の内容(モニタデー
タ)を順にディバイスアドレスXX01に上位バイトと
下位バイトとの2回に分けて書き込み、調整装置2側へ
送出する。
【0045】そして、ステップS41で全チャンネルのモ
ニタデータの送出が終了したことを確認した後、ステッ
プS42で再びディバイスアドレスXX02を読み込み、
ステップS43でそのディバイスアドレスXX02の値が
収集終了データ00hであるか否かを判定する。この判
定がYESのときはリターンする一方、判定がNOのと
きはステップS33へ戻り、モニタデータの送出を続け
る。
ニタデータの送出が終了したことを確認した後、ステッ
プS42で再びディバイスアドレスXX02を読み込み、
ステップS43でそのディバイスアドレスXX02の値が
収集終了データ00hであるか否かを判定する。この判
定がYESのときはリターンする一方、判定がNOのと
きはステップS33へ戻り、モニタデータの送出を続け
る。
【0046】このようなプロトコルに基づいたECU1
と調整装置2との間の通信の場合、最初のサンプリング
時には、調整装置2側(シリアル通信部25)からチャ
ンネル数分のモニタアドレス信号が順次ECU1側(シ
リアル通信部14)に送出され、これらのモニタアドレ
ス信号に基づいて、ECU1側から調整装置2側に対
し、データ送出信号(情報)が送出された後、チャンネ
ル数分のモニタデータ信号が順次送出される。一方、2
回目以降のサンプリング時には、調整装置2側からのモ
ニタアドレス信号に基づくことなく、ECU1側から調
整装置2側に対し、データ送出信号が送出された後、チ
ャンネル数分のモニタデータ信号が順次送出される。こ
のため、2回目以降のサンプリング時におけるモニタア
ドレス信号の送受信に要する時間を省略することがで
き、その分通信時間の短縮化を図ることができる。
と調整装置2との間の通信の場合、最初のサンプリング
時には、調整装置2側(シリアル通信部25)からチャ
ンネル数分のモニタアドレス信号が順次ECU1側(シ
リアル通信部14)に送出され、これらのモニタアドレ
ス信号に基づいて、ECU1側から調整装置2側に対
し、データ送出信号(情報)が送出された後、チャンネ
ル数分のモニタデータ信号が順次送出される。一方、2
回目以降のサンプリング時には、調整装置2側からのモ
ニタアドレス信号に基づくことなく、ECU1側から調
整装置2側に対し、データ送出信号が送出された後、チ
ャンネル数分のモニタデータ信号が順次送出される。こ
のため、2回目以降のサンプリング時におけるモニタア
ドレス信号の送受信に要する時間を省略することがで
き、その分通信時間の短縮化を図ることができる。
【0047】図7〜図9は本発明の第3実施例としてE
CUと調整装置との間の通信をシリアル通信により行う
場合におけるプロトコルの別の変形例を示すものであ
る。図7及び図8は調整装置側のプロトコルであるモニ
タルーチンを示し、図9はECU側のプロトコルである
モニタサービスルーチンを示す。尚、このフローにおい
ても、モニタアドレスの読み込み等が1バイト毎に2回
に分けて行われる。また、ECU及び調整装置の構成
は、第1実施例の場合と全く同じであり、以下の説明で
は、これらの構成要素に同一の符号を用いる。
CUと調整装置との間の通信をシリアル通信により行う
場合におけるプロトコルの別の変形例を示すものであ
る。図7及び図8は調整装置側のプロトコルであるモニ
タルーチンを示し、図9はECU側のプロトコルである
モニタサービスルーチンを示す。尚、このフローにおい
ても、モニタアドレスの読み込み等が1バイト毎に2回
に分けて行われる。また、ECU及び調整装置の構成
は、第1実施例の場合と全く同じであり、以下の説明で
は、これらの構成要素に同一の符号を用いる。
【0048】図7及び図8において、スタートした後、
先ず始めに、ステップS51でモニタチャンネルを高速と
中速と低速との三つのグループに分ける。高速グリープ
には、モニタ要素の変化度合いが高く5ms以下の時間
間隔での処理又は割り込み処理が必要なモニタ要素が含
まれる。中速グループには、モニタ要素の変化度合いが
中程度で5〜20ms以内の時間間隔での処理が必要な
モニタ要素が含まれる。低速グループには、モニタ要素
の変化度合いが低く20ms以上の時間間隔での処理で
足りるモニタ要素が含まれる。例えば自動車のエンジン
制御用ECUの場合、エンジン回転数、吸気流量及び点
火時期等は高速グループに含まれ、アクセルの踏み具合
やエンジンのモード切換え等ドライバーが操作する要素
は中速グループに含まれ、吸気ガス温度及び水温等は低
速グループに含まれる。そして、高速グループをアドレ
ステーブルTf に、中速グループをアドレステーブルT
mに、低速グループをアドレステーブルTs にそれぞれ
セットする。
先ず始めに、ステップS51でモニタチャンネルを高速と
中速と低速との三つのグループに分ける。高速グリープ
には、モニタ要素の変化度合いが高く5ms以下の時間
間隔での処理又は割り込み処理が必要なモニタ要素が含
まれる。中速グループには、モニタ要素の変化度合いが
中程度で5〜20ms以内の時間間隔での処理が必要な
モニタ要素が含まれる。低速グループには、モニタ要素
の変化度合いが低く20ms以上の時間間隔での処理で
足りるモニタ要素が含まれる。例えば自動車のエンジン
制御用ECUの場合、エンジン回転数、吸気流量及び点
火時期等は高速グループに含まれ、アクセルの踏み具合
やエンジンのモード切換え等ドライバーが操作する要素
は中速グループに含まれ、吸気ガス温度及び水温等は低
速グループに含まれる。そして、高速グループをアドレ
ステーブルTf に、中速グループをアドレステーブルT
mに、低速グループをアドレステーブルTs にそれぞれ
セットする。
【0049】続いて、ステップS52でECU1との接続
を意味する接続データ80hをディバイスアドレスXX
02に書き込み、ECU1側へ送出した後、ステップS
53で前回サンプルフラグFo を読み込み、今回サンプル
フラグFを次のようにセットする。つまり、前回サンプ
ルフラグFo が高速であれば今回サンプルフラグFを中
速にセットし、前回サンプルフラグFo が中速であれば
今回サンプルフラグFを低速にセットし、前回サンプル
フラグFo が低速であれば今回サンプルフラグFを高速
にセットする。
を意味する接続データ80hをディバイスアドレスXX
02に書き込み、ECU1側へ送出した後、ステップS
53で前回サンプルフラグFo を読み込み、今回サンプル
フラグFを次のようにセットする。つまり、前回サンプ
ルフラグFo が高速であれば今回サンプルフラグFを中
速にセットし、前回サンプルフラグFo が中速であれば
今回サンプルフラグFを低速にセットし、前回サンプル
フラグFo が低速であれば今回サンプルフラグFを高速
にセットする。
【0050】続いて、ステップS54で今回サンプルフラ
グFが高速、中速又は低速のいずれであるかを判定す
る。そして、今回サンプリングフラグFが低速のとき
は、ステップS55でモニタチャンネル数を高速グルー
プ、中速グループ及び低速グループの各チャンネル数を
加算した値をセットし、ステップS56でモニタアドレス
テーブルTに上記三つのグループの各アドレステーブル
Tf ,Tm ,Ts の値をセットする。また、今回サンプ
リングフラグFが中速のときは、ステップS57でモニタ
チャンネル数を高速グループ及び中速グループの各チャ
ンネル数を加算した値をセットし、ステップS58でモニ
タアドレステーブルTに上記二つのグループの各アドレ
ステーブルTf ,Tm の値をセットする。さらに、今回
サンプリングフラグFが高速のときは、ステップS59で
モニタチャンネル数を高速グループのみのチャンネル数
の値をセットし、ステップS60でモニタアドレステーブ
ルTに高速グループのみのアドレステーブルTf の値を
セットする。
グFが高速、中速又は低速のいずれであるかを判定す
る。そして、今回サンプリングフラグFが低速のとき
は、ステップS55でモニタチャンネル数を高速グルー
プ、中速グループ及び低速グループの各チャンネル数を
加算した値をセットし、ステップS56でモニタアドレス
テーブルTに上記三つのグループの各アドレステーブル
Tf ,Tm ,Ts の値をセットする。また、今回サンプ
リングフラグFが中速のときは、ステップS57でモニタ
チャンネル数を高速グループ及び中速グループの各チャ
ンネル数を加算した値をセットし、ステップS58でモニ
タアドレステーブルTに上記二つのグループの各アドレ
ステーブルTf ,Tm の値をセットする。さらに、今回
サンプリングフラグFが高速のときは、ステップS59で
モニタチャンネル数を高速グループのみのチャンネル数
の値をセットし、ステップS60でモニタアドレステーブ
ルTに高速グループのみのアドレステーブルTf の値を
セットする。
【0051】しかる後、ステップS61及びS62でディバ
イスアドレスXX00にモニタアドレスを、上位アドレ
スと下位アドレスとの2回に分けて書き込み、ECU1
側へ送出する。続いて、ステップS63及びS64でディバ
イスアドレスXX01を読み込み、ECU1側から送出
されるモニタデータ(上位データと下位データとの2回
分のデータ)を得、データ送出情報に基づいて、データ
をRAMモニタ収集部23に格納する。
イスアドレスXX00にモニタアドレスを、上位アドレ
スと下位アドレスとの2回に分けて書き込み、ECU1
側へ送出する。続いて、ステップS63及びS64でディバ
イスアドレスXX01を読み込み、ECU1側から送出
されるモニタデータ(上位データと下位データとの2回
分のデータ)を得、データ送出情報に基づいて、データ
をRAMモニタ収集部23に格納する。
【0052】続いて、ステップS65で全チャンネルのモ
ニタデータの収集が終了したか否かを判定し、その判定
がNOのときには、ステップS66で全チャンネルのモニ
タデータの収集途中を意味する収集途中データ01hを
ディバイスアドレスXX02に書き込んだ後、ステップ
S69へ移行する。一方、判定がYESのときには、ステ
ップS67で全チャンネルのモニタデータの収集終了を意
味する収集終了データ00hをディバイスアドレスXX
02に書き込んだ後、ステップS68で前回サンプルフラ
グFo に今回サンプルフラグFを代入して前回サンプル
フラグFo の更新を行い、ステップS69へ移行する。そ
して、ステップS69では制御指令部21からの指令がモ
ニタを終了するものであるか否かを判定する。この判定
がNOのときはステップS52へ戻る一方、判定がYES
のときは制御を終了する。
ニタデータの収集が終了したか否かを判定し、その判定
がNOのときには、ステップS66で全チャンネルのモニ
タデータの収集途中を意味する収集途中データ01hを
ディバイスアドレスXX02に書き込んだ後、ステップ
S69へ移行する。一方、判定がYESのときには、ステ
ップS67で全チャンネルのモニタデータの収集終了を意
味する収集終了データ00hをディバイスアドレスXX
02に書き込んだ後、ステップS68で前回サンプルフラ
グFo に今回サンプルフラグFを代入して前回サンプル
フラグFo の更新を行い、ステップS69へ移行する。そ
して、ステップS69では制御指令部21からの指令がモ
ニタを終了するものであるか否かを判定する。この判定
がNOのときはステップS52へ戻る一方、判定がYES
のときは制御を終了する。
【0053】図9において、スタートした後、先ず始め
に、ステップS71でディバイスアドレスXX02を読み
込み、ステップS72でそのディバイスアドレスXX02
の値が接続データ80hであるか否かを判定する。この
判定がNOの非接続時にはそのままリターンする一方、
判定がYESの接続時には、ステップS73及びS74でモ
ニタアドレスであるディバイスアドレスXX00を、上
位アドレスと下位アドレスとの2回に分けて読み込んだ
後、ステップS75及びS76で上記モニタアドレスに対応
するRAM13の内容(モニタデータ)をディバイスア
ドレスXX01に上位バイトと下位バイトとの2回に分
けて書き込み、調整装置2側へ送出する。
に、ステップS71でディバイスアドレスXX02を読み
込み、ステップS72でそのディバイスアドレスXX02
の値が接続データ80hであるか否かを判定する。この
判定がNOの非接続時にはそのままリターンする一方、
判定がYESの接続時には、ステップS73及びS74でモ
ニタアドレスであるディバイスアドレスXX00を、上
位アドレスと下位アドレスとの2回に分けて読み込んだ
後、ステップS75及びS76で上記モニタアドレスに対応
するRAM13の内容(モニタデータ)をディバイスア
ドレスXX01に上位バイトと下位バイトとの2回に分
けて書き込み、調整装置2側へ送出する。
【0054】続いて、ステップS77で再びディバイスア
ドレスXX02を読み込み、ステップS78でそのディバ
イスアドレスXX02の値が収集終了データ00hであ
るか否かを判定する。この判定がNOのときはステップ
S73へ戻る一方、判定がYESのときはリターンする。
ドレスXX02を読み込み、ステップS78でそのディバ
イスアドレスXX02の値が収集終了データ00hであ
るか否かを判定する。この判定がNOのときはステップ
S73へ戻る一方、判定がYESのときはリターンする。
【0055】このようなプロトコルに基づいたECU1
と調整装置2との間の通信の場合、予め調整装置2(R
AMモニタ制御部22)でモニタチャンネルがモニタ要
素の変化度合いに応じて高速、中速及び低速の三つのグ
ループに分けられる。そして、最初のサンプリング時に
は高速、中速及び低速の全てのグループのモニタチャン
ネルがモニタアドレス信号としてECU1側に送出さ
れ、それに対応してECU1側から全チャンネル数分の
モニタデータが調整装置2(RAMモニタ収集部23)
に入力される。また、2回目のサンプリング時には高速
及び中速のグループのモニタチャンネルがモニタアドレ
ス信号としてECU1側に送出され、それに対応してE
CU1側から高速及び中速グループのモニタチャンネル
数分のモニタデータが調整装置2に入力される。3回目
のサンプリング時には高速グループのモニタチャンネル
のみがモニタアドレス信号としてECU1側に送出さ
れ、それに対応してECU1側から高速グループのモニ
タチャンネル数分のモニタデータが調整装置2に入力さ
れる。4回目以降のサンプリングでは以上のことが繰り
返される。このため、モニタ精度の低下を招くことな
く、モニタデータのサンプリング回数を可及的に少なく
することができ、モニタのための通信時間の短縮化を図
ることができる。
と調整装置2との間の通信の場合、予め調整装置2(R
AMモニタ制御部22)でモニタチャンネルがモニタ要
素の変化度合いに応じて高速、中速及び低速の三つのグ
ループに分けられる。そして、最初のサンプリング時に
は高速、中速及び低速の全てのグループのモニタチャン
ネルがモニタアドレス信号としてECU1側に送出さ
れ、それに対応してECU1側から全チャンネル数分の
モニタデータが調整装置2(RAMモニタ収集部23)
に入力される。また、2回目のサンプリング時には高速
及び中速のグループのモニタチャンネルがモニタアドレ
ス信号としてECU1側に送出され、それに対応してE
CU1側から高速及び中速グループのモニタチャンネル
数分のモニタデータが調整装置2に入力される。3回目
のサンプリング時には高速グループのモニタチャンネル
のみがモニタアドレス信号としてECU1側に送出さ
れ、それに対応してECU1側から高速グループのモニ
タチャンネル数分のモニタデータが調整装置2に入力さ
れる。4回目以降のサンプリングでは以上のことが繰り
返される。このため、モニタ精度の低下を招くことな
く、モニタデータのサンプリング回数を可及的に少なく
することができ、モニタのための通信時間の短縮化を図
ることができる。
【0056】尚、本発明は上記第1〜第3実施例に限定
されるものではなく、その他種々の変形例を包含するも
のである。例えば、上記各実施例では、ECU1のRA
M13の内容をモニタする場合について述べたが、本発
明は、ECU1のR0M12の内容を変更するなど、他
のデバッグ処理を行う調整装置とECUとの間の通信装
置にも同様に適用することができるのは勿論である。
されるものではなく、その他種々の変形例を包含するも
のである。例えば、上記各実施例では、ECU1のRA
M13の内容をモニタする場合について述べたが、本発
明は、ECU1のR0M12の内容を変更するなど、他
のデバッグ処理を行う調整装置とECUとの間の通信装
置にも同様に適用することができるのは勿論である。
【0057】
【発明の効果】以上の如く、請求項3又は5記載の発明
における通信装置によれば、電子制御ユニットと調整装
置との間ではシリアル通信により信号の送受信が行われ
るので、電子制御ユニットのCPUの仕様に拘らず、ノ
イズ等を生じることなく信号を確実に転送することがで
き、誤作動の発生を防止することができる。また、通信
距離を長くすることができ、電子制御ユニットに対する
調整装置の配置レイアウト上の自由度を高めることがで
きる。
における通信装置によれば、電子制御ユニットと調整装
置との間ではシリアル通信により信号の送受信が行われ
るので、電子制御ユニットのCPUの仕様に拘らず、ノ
イズ等を生じることなく信号を確実に転送することがで
き、誤作動の発生を防止することができる。また、通信
距離を長くすることができ、電子制御ユニットに対する
調整装置の配置レイアウト上の自由度を高めることがで
きる。
【0058】請求項1記載の発明における電子制御ユニ
ット、又は請求項2若しくは4記載の発明における調整
装置によれば、上記請求項3又は5記載の発明における
電子制御ユニットと調整装置との間でのシリアル通信に
供することができ、電子制御ユニットのCPUの仕様に
よる誤作動の防止化及び調整装置の配置レイアウト上の
自由度の向上に寄与することができる。
ット、又は請求項2若しくは4記載の発明における調整
装置によれば、上記請求項3又は5記載の発明における
電子制御ユニットと調整装置との間でのシリアル通信に
供することができ、電子制御ユニットのCPUの仕様に
よる誤作動の防止化及び調整装置の配置レイアウト上の
自由度の向上に寄与することができる。
【0059】請求項6記載の発明における使用方法によ
れば、電子制御ユニットと調整装置との間の信号の送受
信をシリアル通信で行って調整装置で電子制御ユニット
のメモリ部の記憶内容をモニタするとき、2回目以降の
サンプリング時に調整装置側からモニタアドレス信号を
送信することなく、電子制御ユニット側から直ちにデー
タ送出信号を送出し、チャンネル数分のモニタデータ信
号を順次送出するので、モニタアドレス信号の送受信に
要する時間分通信時間を短縮することができる。
れば、電子制御ユニットと調整装置との間の信号の送受
信をシリアル通信で行って調整装置で電子制御ユニット
のメモリ部の記憶内容をモニタするとき、2回目以降の
サンプリング時に調整装置側からモニタアドレス信号を
送信することなく、電子制御ユニット側から直ちにデー
タ送出信号を送出し、チャンネル数分のモニタデータ信
号を順次送出するので、モニタアドレス信号の送受信に
要する時間分通信時間を短縮することができる。
【0060】請求項7記載の発明における使用方法によ
れば、電子制御ユニットと調整装置との間の信号の送受
信をシリアル通信で行って調整装置で電子制御ユニット
のメモリ部の記憶内容をモニタするとき、モニタチャン
ネルをモニタ要素の変化度合いに応じてグループ分け
し、モニタ要素の変化度合いが高い程そのグループのサ
ンプリングレートを高くしているので、モニタ精度の低
下を招くことなく、サンプリング回数ないし通信回数を
可及的に少なくすることができ、その分通信時間を短縮
することができる。
れば、電子制御ユニットと調整装置との間の信号の送受
信をシリアル通信で行って調整装置で電子制御ユニット
のメモリ部の記憶内容をモニタするとき、モニタチャン
ネルをモニタ要素の変化度合いに応じてグループ分け
し、モニタ要素の変化度合いが高い程そのグループのサ
ンプリングレートを高くしているので、モニタ精度の低
下を招くことなく、サンプリング回数ないし通信回数を
可及的に少なくすることができ、その分通信時間を短縮
することができる。
【図1】本発明の第1実施例に係わる電子制御装置と調
整装置との間の通信装置のブロック構成図である。
整装置との間の通信装置のブロック構成図である。
【図2】モニタサービスルーチンを示すフローチャート
図である。
図である。
【図3】本発明の第2実施例に係わるモニタルーチンを
示すフローチャート図である。
示すフローチャート図である。
【図4】同フローチャート図である。
【図5】モニタサービスルーチンを示すフローチャート
図である。
図である。
【図6】同フローチャート図である。
【図7】本発明の第3実施例に係わるモニタルーチンを
示すフローチャート図である。
示すフローチャート図である。
【図8】同フローチャート図である。
【図9】モニタサービスルーチンを示すフローチャート
図である。
図である。
1 電子制御ユニット(ECU) 2 調整装置 11 CPU 13 RAM(メモリ部) 14,25 シリアル通信部 29 デバッグ処理部 31 ケーブル
Claims (7)
- 【請求項1】 CPUからパラレル通信で送られて来る
信号をシリアル通信に変換し外部に出力するとともに、
外部からシリアル通信で送られて来る信号をパラレル通
信に変換しCPUに送出するシリアル通信部を備えたこ
とを特徴とする電子制御ユニット。 - 【請求項2】 電子制御ユニットのメモリ部の記憶内容
をデバッグするための調整装置であって、 デバッグ処理部からパラレル通信で送られて来る信号を
シリアル通信に変換し電子制御ユニット側に出力すると
ともに、電子制御ユニット側からシリアル通信で送られ
て来る信号をパラレル通信に変換しデバッグ処理部に送
出するシリアル通信部を備えたことを特徴とする調整装
置。 - 【請求項3】 電子制御ユニットとそのメモリ部の記憶
内容をデバッグするための調整装置との間の通信装置で
あって、 上記電子制御ユニットには、そのCPUからパラレル通
信で送られて来る信号をシリアル通信に変換し調整装置
側に出力するとともに、調整装置側からシリアル通信で
送られて来る信号をパラレル通信に変換しCPUに送出
するシリアル通信部が設けられており、 上記調整装置には、そのデバッグ処理部からパラレル通
信で送られて来る信号をシリアル通信に変換し電子制御
ユニット側に出力するとともに、電子制御ユニット側か
らシリアル通信で送られて来る信号をパラレル通信に変
換しデバッグ処理部に送出するシリアル通信部が設けら
れており、 上記両シリアル通信部同士は、ケーブルによりシリアル
通信可能に接続されていることを特徴とする電子制御ユ
ニットと調整装置と間の通信装置。 - 【請求項4】 上記デバッグ処理部は、電子制御ユニッ
トのメモリ部の記憶内容をモニタするものである請求項
2記載の調整装置。 - 【請求項5】 上記デバッグ処理部は、電子制御ユニッ
トのメモリ部の記憶内容をモニタするものである請求項
3記載の電子制御ユニットと調整装置と間の通信装置。 - 【請求項6】 上記両シリアル通信部間でシリアル通信
を行うに当たり、 最初のサンプリング時に調整装置側のシリアル通信部か
らチャンネル数分のモニタアドレス信号を順次電子制御
ユニット側のシリアル通信部に送出する工程と、 上記モニタアドレス信号に基づいて、電子制御ユニット
側のシリアル通信部から調整装置側のシリアル通信部に
対し、データ送出信号を送出した後、チャンネル数分の
モニタデータ信号を順次送出する工程と、 2回目以降のサンプリング時に調整装置側からのモニタ
アドレス信号に基づくことなく、電子制御ユニット側の
シリアル通信部から調整装置側のシリアル通信部に対
し、データ送出信号を送出した後、チャンネル数分のモ
ニタデータ信号を順次送出する工程とを備えた請求項5
記載の電子制御ユニットと調整装置との間の通信装置の
使用方法。 - 【請求項7】 上記両シリアル通信部間でシリアル通信
を行うに当たり、モニタチャンネルを、モニタ要素の変
化度合いに応じてグループ分けをし、モニタ要素の変化
度合いが高い程そのグループのサンプリングレートを高
くする請求項5記載の電子制御ユニットと調整装置との
間の通信装置の使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5068504A JPH06284161A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 電子制御ユニット、調整装置、電子制御ユニットと調整装置との間の通信装置及びその使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5068504A JPH06284161A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 電子制御ユニット、調整装置、電子制御ユニットと調整装置との間の通信装置及びその使用方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06284161A true JPH06284161A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13375602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5068504A Withdrawn JPH06284161A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 電子制御ユニット、調整装置、電子制御ユニットと調整装置との間の通信装置及びその使用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06284161A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010174891A (ja) * | 2009-01-28 | 2010-08-12 | Dspace Digital Signal Processing & Control Engineering Gmbh | 制御装置を調整する方法および調整ユニット |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP5068504A patent/JPH06284161A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010174891A (ja) * | 2009-01-28 | 2010-08-12 | Dspace Digital Signal Processing & Control Engineering Gmbh | 制御装置を調整する方法および調整ユニット |
JP2010173633A (ja) * | 2009-01-28 | 2010-08-12 | Dspace Digital Signal Processing & Control Engineering Gmbh | 制御装置を調整するための方法および操作ユニット |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000530 |