JPH06283526A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH06283526A JPH06283526A JP5066326A JP6632693A JPH06283526A JP H06283526 A JPH06283526 A JP H06283526A JP 5066326 A JP5066326 A JP 5066326A JP 6632693 A JP6632693 A JP 6632693A JP H06283526 A JPH06283526 A JP H06283526A
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- JP
- Japan
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- film
- sio
- insulating film
- semiconductor device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンタクト孔の面積を小さくすることなく、
耐エチング性の十分な膜厚の絶縁膜をMOSトランジス
タの拡散層上に形成する。 【構成】 SiO2膜12で覆われた多結晶Si配線1
0をゲートとするMOSトランジスタ上に常圧CVDに
よるTEOSとオゾンの反応でSiO2膜14を堆積す
る。この反応では、Si上の堆積速度がSiO2に比べ
3倍程度速いので、SiO2膜12上よりもN型拡散層
6上に厚くSiO2膜14を形成できる。次にコンタク
ト孔16を形成した後、多結晶Si膜パターン18,誘
電体膜20,多結晶Si膜パターン22を順次形成し
て、MOSトタンジスタに接続された容量素子が形成さ
れる。
耐エチング性の十分な膜厚の絶縁膜をMOSトランジス
タの拡散層上に形成する。 【構成】 SiO2膜12で覆われた多結晶Si配線1
0をゲートとするMOSトランジスタ上に常圧CVDに
よるTEOSとオゾンの反応でSiO2膜14を堆積す
る。この反応では、Si上の堆積速度がSiO2に比べ
3倍程度速いので、SiO2膜12上よりもN型拡散層
6上に厚くSiO2膜14を形成できる。次にコンタク
ト孔16を形成した後、多結晶Si膜パターン18,誘
電体膜20,多結晶Si膜パターン22を順次形成し
て、MOSトタンジスタに接続された容量素子が形成さ
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超LSIなどの高集積化
に際し、配線や容量素子と基板との微細なコンタクトを
形成するのに有効な半導体装置の製造方法に関するもの
である。
に際し、配線や容量素子と基板との微細なコンタクトを
形成するのに有効な半導体装置の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】DRAMの高集積化に伴って、ワード線
の間隔が微細になり、ストレージノードあるいはビット
線と拡散層のコンタクトを微細化する必要がある。そこ
で近年、自己整合的にストレージノードあるいはビット
線と拡散層とのコンタクトを形成する方法が種々検討さ
れている。
の間隔が微細になり、ストレージノードあるいはビット
線と拡散層のコンタクトを微細化する必要がある。そこ
で近年、自己整合的にストレージノードあるいはビット
線と拡散層とのコンタクトを形成する方法が種々検討さ
れている。
【0003】例えば図4に示すように、Si基板50に
MOSトランジスタ(ソース・ドレイン領域54,ゲー
ト電極52,ゲート絶縁膜53)及びSiO2膜51の形
成されている上に、SiO2膜56をCVD法で堆積し
た後、SiO2膜56の所定の領域をレジスト膜パター
ンをマスクにしてエッチングしてn型拡散層54に至る
コンタクト孔58を自己整合的に形成する。その後、W
ポリサイド膜60を形成し所定の領域をエッチングして
ビット線となるWポリサイド膜パターンが得られる。こ
こにおいて、SiO2膜56はWポリサイド膜60をエ
ッチングする際にSi基板50がエッチングされるのを
防止する役割をする。例えば、「アイ・イ・イ・イ イ
ンターナショナル エレクトロン デバイス ミーティ
ング[IEEE INTERNATIONAL ELE
CTRON DEVICES MEETING Dig
est of papers.(1988 pp.59
6−599)]参照。
MOSトランジスタ(ソース・ドレイン領域54,ゲー
ト電極52,ゲート絶縁膜53)及びSiO2膜51の形
成されている上に、SiO2膜56をCVD法で堆積し
た後、SiO2膜56の所定の領域をレジスト膜パター
ンをマスクにしてエッチングしてn型拡散層54に至る
コンタクト孔58を自己整合的に形成する。その後、W
ポリサイド膜60を形成し所定の領域をエッチングして
ビット線となるWポリサイド膜パターンが得られる。こ
こにおいて、SiO2膜56はWポリサイド膜60をエ
ッチングする際にSi基板50がエッチングされるのを
防止する役割をする。例えば、「アイ・イ・イ・イ イ
ンターナショナル エレクトロン デバイス ミーティ
ング[IEEE INTERNATIONAL ELE
CTRON DEVICES MEETING Dig
est of papers.(1988 pp.59
6−599)]参照。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の方法においては、ワード線としての多結晶S
i膜パターン52の間隔が微細になると、図5に示すよ
うに、SiO2膜56を堆積した際に多結晶Si膜パタ
ーン52の間隔がSiO2膜56で埋まってしまい、コ
ンタクト孔58を自己整合的に形成することができな
い。また一方、コンタクト孔58を自己整合的に形成で
きるようSiO2膜56の膜厚を薄くした場合、ビット
線となるWポリサイド膜60をエッチングする際にSi
基板50がエッチングされてしまう、あるいは、基板が
エッチングされなくてもSiO2膜56の残膜厚が30
nm以下程度になると、上層の絶縁膜にBPSG膜を用
い熱処理によって平坦化する場合、BPSG膜からリン
やほう素がSi基板50中に拡散し、MOSトランジス
タの特性を変動させてしまうという問題点を有してい
た。
うな従来の方法においては、ワード線としての多結晶S
i膜パターン52の間隔が微細になると、図5に示すよ
うに、SiO2膜56を堆積した際に多結晶Si膜パタ
ーン52の間隔がSiO2膜56で埋まってしまい、コ
ンタクト孔58を自己整合的に形成することができな
い。また一方、コンタクト孔58を自己整合的に形成で
きるようSiO2膜56の膜厚を薄くした場合、ビット
線となるWポリサイド膜60をエッチングする際にSi
基板50がエッチングされてしまう、あるいは、基板が
エッチングされなくてもSiO2膜56の残膜厚が30
nm以下程度になると、上層の絶縁膜にBPSG膜を用
い熱処理によって平坦化する場合、BPSG膜からリン
やほう素がSi基板50中に拡散し、MOSトランジス
タの特性を変動させてしまうという問題点を有してい
た。
【0005】本発明は上記問題点に鑑み、上記問題点を
解決し、量産性及び製造歩留まりに優れ、高集積化を可
能とする半導体装置の製造方法を提供するものである。
解決し、量産性及び製造歩留まりに優れ、高集積化を可
能とする半導体装置の製造方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の半導体装置の製造方法は、第1の絶縁膜で
覆われた第1の導体パターンを有する半導体基板上に第
1の絶縁膜上よりも半導体基板上の方が膜厚が厚くなる
ように第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の導体
パターン間の前記第2の絶縁膜の所望の領域をエッチン
グして前記半導体基板上に接続孔を形成する工程と、前
記接続孔を通して前記半導体基板に接続する第2の導体
パターンをエッチングする工程と、全面に不純物を含む
第3の絶縁膜を形成し熱処理によって平坦化する工程と
を備えたものである。
めに本発明の半導体装置の製造方法は、第1の絶縁膜で
覆われた第1の導体パターンを有する半導体基板上に第
1の絶縁膜上よりも半導体基板上の方が膜厚が厚くなる
ように第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の導体
パターン間の前記第2の絶縁膜の所望の領域をエッチン
グして前記半導体基板上に接続孔を形成する工程と、前
記接続孔を通して前記半導体基板に接続する第2の導体
パターンをエッチングする工程と、全面に不純物を含む
第3の絶縁膜を形成し熱処理によって平坦化する工程と
を備えたものである。
【0007】
【作用】本発明は上記構成により、半導体基板上の方が
第1の絶縁膜上よりも膜厚が厚くなるように形成した第
2の絶縁膜は、第2の導体パターンを形成する際に半導
体基板がエッチングされるのを防止する役割、及び不純
物を含む第3の絶縁膜の熱処理の際に不純物が半導体基
板中に拡散するのを防止する役割をはたす。そして、第
2の絶縁膜の膜厚が第1の絶縁膜上の方が半導体基板上
よりも薄いことによって、第1の絶縁膜で覆われた第1
の導体パターンの間隔を第2の絶縁膜で埋め込んでしま
うことがなく、第2の絶縁膜をエッチングして得られる
接続孔を自己整合的に形成することができる。すなわ
ち、第1の導体パターンの間隔を微細化することができ
る。
第1の絶縁膜上よりも膜厚が厚くなるように形成した第
2の絶縁膜は、第2の導体パターンを形成する際に半導
体基板がエッチングされるのを防止する役割、及び不純
物を含む第3の絶縁膜の熱処理の際に不純物が半導体基
板中に拡散するのを防止する役割をはたす。そして、第
2の絶縁膜の膜厚が第1の絶縁膜上の方が半導体基板上
よりも薄いことによって、第1の絶縁膜で覆われた第1
の導体パターンの間隔を第2の絶縁膜で埋め込んでしま
うことがなく、第2の絶縁膜をエッチングして得られる
接続孔を自己整合的に形成することができる。すなわ
ち、第1の導体パターンの間隔を微細化することができ
る。
【0008】
【実施例】(実施例1)本発明の半導体装置の製造方法
の一実施例を具体例に基づいて説明する。
の一実施例を具体例に基づいて説明する。
【0009】図1は本発明による第1の実施例の製造工
程で、DRAMの容量素子の形成工程を示す。
程で、DRAMの容量素子の形成工程を示す。
【0010】まず、図1(a)に示すP型Si基板2に素
子分離膜としてのSiO2膜4,ソース・ドレイン領域
となるN型拡散層6,ゲート酸化膜8,ワード線となる
多結晶Si配線10及び多結晶Si配線10を覆うSi
O2膜12が形成された基板を常圧CVD装置中で基板
温度を370℃〜400℃に保ち、テトラエトキシシラ
ン(TEOS)とオゾンを含む酸素の熱分解反応によ
り、オゾンとTEOSの流量比((オゾン流量)/(T
EOS流量))が4以上の条件で、SiO2膜14を1
00〜200nm程度全面に堆積する。ここで、常圧C
VDによるTEOSとオゾンを含む酸素の熱分解反応を
用いてSiO2膜14を堆積することが本発明の重要な
点の一つであって、この反応は下地の種類によりSiO
2膜の堆積速度が異なり、図3に示すように、Si上の
方がSiO2膜上に比べ3倍程度速い堆積速度が得られ
る為に、工程数を増加する事なくSiO2膜14を堆積
するだけで、SiO2膜12上よりもN型拡散層6上に
厚くSiO2膜14を形成できる。すなわち、N型拡散
層6上のSiO2膜14の膜厚が150nmになるよう
に形成した場合、SiO2膜12上に形成されたSiO2
膜14の膜厚は50nm程度になる。この様に、N型拡
散層6上のSiO2 膜14の膜厚がSiO2膜12上に
形成されたSiO2膜14の膜厚に比べ3倍程度厚くな
ることがさらに本発明の重要な点の一つであって、以下
に詳しく述べるように、N型拡散層6上とSiO2膜1
2上のSiO2膜14の膜厚がほぼ等しくなる従来技術
に比べ、より微細な間隔のワード線に対しコンタクト孔
を自己整合的に形成できるという特徴がある。
子分離膜としてのSiO2膜4,ソース・ドレイン領域
となるN型拡散層6,ゲート酸化膜8,ワード線となる
多結晶Si配線10及び多結晶Si配線10を覆うSi
O2膜12が形成された基板を常圧CVD装置中で基板
温度を370℃〜400℃に保ち、テトラエトキシシラ
ン(TEOS)とオゾンを含む酸素の熱分解反応によ
り、オゾンとTEOSの流量比((オゾン流量)/(T
EOS流量))が4以上の条件で、SiO2膜14を1
00〜200nm程度全面に堆積する。ここで、常圧C
VDによるTEOSとオゾンを含む酸素の熱分解反応を
用いてSiO2膜14を堆積することが本発明の重要な
点の一つであって、この反応は下地の種類によりSiO
2膜の堆積速度が異なり、図3に示すように、Si上の
方がSiO2膜上に比べ3倍程度速い堆積速度が得られ
る為に、工程数を増加する事なくSiO2膜14を堆積
するだけで、SiO2膜12上よりもN型拡散層6上に
厚くSiO2膜14を形成できる。すなわち、N型拡散
層6上のSiO2膜14の膜厚が150nmになるよう
に形成した場合、SiO2膜12上に形成されたSiO2
膜14の膜厚は50nm程度になる。この様に、N型拡
散層6上のSiO2 膜14の膜厚がSiO2膜12上に
形成されたSiO2膜14の膜厚に比べ3倍程度厚くな
ることがさらに本発明の重要な点の一つであって、以下
に詳しく述べるように、N型拡散層6上とSiO2膜1
2上のSiO2膜14の膜厚がほぼ等しくなる従来技術
に比べ、より微細な間隔のワード線に対しコンタクト孔
を自己整合的に形成できるという特徴がある。
【0011】しかる後に、図1(b)に示すように、エッ
チングマスク材としてのレジスト膜パターン15を形成
し、SiO2膜14をドライエッチングしてコンタクト
孔16を形成する。そして、レジスト膜パターン15を
除去する。ここでコンタクト孔16の大きさは、多結晶
Si配線10の間隔及びその側壁のSiO2膜12,1
4の膜厚によって決まり、レジスト膜パターンの開口面
積をコンタクト面積に比較して大きくすることができ、
マスク合わせずれが生じた場合にも所定の位置にコンタ
クト開口部が形成できる。また、多結晶Si配線10の
間隔がサブミクロンになってくると、側壁のSiO2膜
14の膜厚が重要になってくる。例えば、多結晶Si配
線10の間隔が500nmで側壁のSiO2膜12の膜
厚が150nmの場合、側壁のSiO2膜14の膜厚が
50nmでコンタクトの幅が100nmとなり、SiO
2膜14の膜厚が100nm以上では多結晶Si配線1
0の間隔が埋まってしまい上記のような大きな開口面積
を有するレジスト膜パターンではコンタクト孔を形成す
ることはできない。
チングマスク材としてのレジスト膜パターン15を形成
し、SiO2膜14をドライエッチングしてコンタクト
孔16を形成する。そして、レジスト膜パターン15を
除去する。ここでコンタクト孔16の大きさは、多結晶
Si配線10の間隔及びその側壁のSiO2膜12,1
4の膜厚によって決まり、レジスト膜パターンの開口面
積をコンタクト面積に比較して大きくすることができ、
マスク合わせずれが生じた場合にも所定の位置にコンタ
クト開口部が形成できる。また、多結晶Si配線10の
間隔がサブミクロンになってくると、側壁のSiO2膜
14の膜厚が重要になってくる。例えば、多結晶Si配
線10の間隔が500nmで側壁のSiO2膜12の膜
厚が150nmの場合、側壁のSiO2膜14の膜厚が
50nmでコンタクトの幅が100nmとなり、SiO
2膜14の膜厚が100nm以上では多結晶Si配線1
0の間隔が埋まってしまい上記のような大きな開口面積
を有するレジスト膜パターンではコンタクト孔を形成す
ることはできない。
【0012】次に、図1(c)に示すように、リンドープ
多結晶Si膜18を形成し、レジスト膜パターン(図示
せず)をマスクにしてエッチングして、容量素子のスト
レージノードとなる多結晶Si膜パターンを得る。この
エッチング工程において、N型拡散層6上のSiO2膜
14もわずかにエッチングされるが、N型拡散層6がエ
ッチングされるのを防止する役割を果たす為に十分な膜
厚が必要である。その後レジスト膜パターンを除去す
る。
多結晶Si膜18を形成し、レジスト膜パターン(図示
せず)をマスクにしてエッチングして、容量素子のスト
レージノードとなる多結晶Si膜パターンを得る。この
エッチング工程において、N型拡散層6上のSiO2膜
14もわずかにエッチングされるが、N型拡散層6がエ
ッチングされるのを防止する役割を果たす為に十分な膜
厚が必要である。その後レジスト膜パターンを除去す
る。
【0013】次に、誘電体膜となるSiO2膜とSi3
N4膜の積層膜20を形成し、図1(d)に示すように、リ
ンドープ多結晶Si膜22を形成し、レジスト膜パター
ン(図示せず)をマスクにしてエッチングして、容量素
子のプレート電極となる多結晶Si膜パターンを得る。
このエッチング工程において、N型拡散層6上のSiO
2膜14はさらにエッチングされるが、N型拡散層6が
エッチングされるのを防止する役割を果たす為に十分な
膜厚が必要である。その後レジスト膜パターンを除去す
る。
N4膜の積層膜20を形成し、図1(d)に示すように、リ
ンドープ多結晶Si膜22を形成し、レジスト膜パター
ン(図示せず)をマスクにしてエッチングして、容量素
子のプレート電極となる多結晶Si膜パターンを得る。
このエッチング工程において、N型拡散層6上のSiO
2膜14はさらにエッチングされるが、N型拡散層6が
エッチングされるのを防止する役割を果たす為に十分な
膜厚が必要である。その後レジスト膜パターンを除去す
る。
【0014】次に、図1(e)に示すように、BPSG膜
24をCVD法により形成し、900℃の熱処理を行っ
てBPSG膜24を流動化し基板表面を平坦化する。こ
の熱処理工程において、N型拡散層6上のSiO2膜1
4はBPSG膜24中のPやBがSi基板中に拡散する
のを防止する役割を果たすが、そのためには30nm以
上の膜厚が必要である。従って、上記リンドープ多結晶
Si膜18及び22のエッチング工程を経た後で30n
m以上のSiO2膜14が残っていなければならないの
で、SiO2膜14を形成した段階でN型拡散層6上の
SiO2膜14の膜厚がより厚い方が望ましい。例え
ば、リンドープ多結晶Si膜18及び22のエッチング
工程で70nmのSiO2膜14がエッチングされる
と、最初N型拡散層6上のSiO2膜14の膜厚は10
0nm必要になるが、SiO2膜12上にも100nm
形成されると、上記述べたように、間隔が500nmの
ワード線に対しコンタクト孔16を自己整合的に形成す
ることができない。この様に、N型拡散層6上のSiO
2膜14の膜厚がSiO2膜12上に形成されたSiO2
膜14の膜厚に比べ2倍以上厚くなることによってはじ
めて、間隔が500nm以下のワード線に対しコンタク
ト孔16を自己整合的に形成することができる。本実施
例においては、SiO2膜12上のSiO2膜14の膜厚
が50nmなので間隔が500nmのワード線に対し幅
100nmのコンタクト孔16を自己整合的に形成で
き、リンドープ多結晶Si膜18及び22のエッチング
工程を経た後のN型拡散層6上のSiO2膜14の残膜
厚が80nmなのでBPSG膜24からの不純物拡散を
防止できる。
24をCVD法により形成し、900℃の熱処理を行っ
てBPSG膜24を流動化し基板表面を平坦化する。こ
の熱処理工程において、N型拡散層6上のSiO2膜1
4はBPSG膜24中のPやBがSi基板中に拡散する
のを防止する役割を果たすが、そのためには30nm以
上の膜厚が必要である。従って、上記リンドープ多結晶
Si膜18及び22のエッチング工程を経た後で30n
m以上のSiO2膜14が残っていなければならないの
で、SiO2膜14を形成した段階でN型拡散層6上の
SiO2膜14の膜厚がより厚い方が望ましい。例え
ば、リンドープ多結晶Si膜18及び22のエッチング
工程で70nmのSiO2膜14がエッチングされる
と、最初N型拡散層6上のSiO2膜14の膜厚は10
0nm必要になるが、SiO2膜12上にも100nm
形成されると、上記述べたように、間隔が500nmの
ワード線に対しコンタクト孔16を自己整合的に形成す
ることができない。この様に、N型拡散層6上のSiO
2膜14の膜厚がSiO2膜12上に形成されたSiO2
膜14の膜厚に比べ2倍以上厚くなることによってはじ
めて、間隔が500nm以下のワード線に対しコンタク
ト孔16を自己整合的に形成することができる。本実施
例においては、SiO2膜12上のSiO2膜14の膜厚
が50nmなので間隔が500nmのワード線に対し幅
100nmのコンタクト孔16を自己整合的に形成で
き、リンドープ多結晶Si膜18及び22のエッチング
工程を経た後のN型拡散層6上のSiO2膜14の残膜
厚が80nmなのでBPSG膜24からの不純物拡散を
防止できる。
【0015】なお、この実施例ではSiO2膜14を形
成する材料としてTEOSを用いたが、エチルトリエト
キシシラン(C2 H5 Si(OC2 H5 )3 )等を用い
てもよい。
成する材料としてTEOSを用いたが、エチルトリエト
キシシラン(C2 H5 Si(OC2 H5 )3 )等を用い
てもよい。
【0016】(実施例2)本発明の半導体装置の製造方
法の他の実施例を具体例に基づいて説明する。
法の他の実施例を具体例に基づいて説明する。
【0017】図1(a)、(b)及び図2は本発明による第2
の実施例の製造工程で、DRAMのビット線の形成工程
を示す。
の実施例の製造工程で、DRAMのビット線の形成工程
を示す。
【0018】まず、実施例1と同様に、図1(a)に示す
ワード線となる多結晶Si配線10の形成されたP型S
i基板2上に常圧CVD法でTEOSとオゾンを含む酸
素の熱分解反応によりSiO2膜14を100〜200
nm程度全面に堆積する。
ワード線となる多結晶Si配線10の形成されたP型S
i基板2上に常圧CVD法でTEOSとオゾンを含む酸
素の熱分解反応によりSiO2膜14を100〜200
nm程度全面に堆積する。
【0019】次に、実施例1と同様に、図1(b)に示す
ように、レジスト膜パターン15をエッチングマスクと
してSiO2膜14をドライエッチングしてコンタクト
孔16を自己整合的に形成する。そして、レジスト膜パ
ターン15を除去する。
ように、レジスト膜パターン15をエッチングマスクと
してSiO2膜14をドライエッチングしてコンタクト
孔16を自己整合的に形成する。そして、レジスト膜パ
ターン15を除去する。
【0020】次に、図2に示すように、リンドープ多結
晶Si膜とWシリサイド膜を順次形成しビット線となる
Wポリサイド膜26を形成し、レジスト膜パターン(図
示せず)をマスクにしてエッチングして、Wポリサイド
配線を得る。このエッチング工程において、N型拡散層
6上のSiO2膜14もわずかにエッチングされるが、
N型拡散層6がエッチングされるのを防止する役割を果
たす為に十分な膜厚が必要である。その後レジスト膜パ
ターンを除去する。しかる後に、実施例1と同様に、B
PSG膜28をCVD法により形成し、900℃の熱処
理を行ってBPSG膜28を流動化し基板表面を平坦化
する。この熱処理工程において、上記Wポリサイド膜2
6のエッチング工程を経た後でN型拡散層6上に30n
m以上のSiO2膜14が残っているので、N型拡散層
6上のSiO2膜14はBPSG膜28中のPやBがS
i基板中に拡散するのを防止する役割を果たす。
晶Si膜とWシリサイド膜を順次形成しビット線となる
Wポリサイド膜26を形成し、レジスト膜パターン(図
示せず)をマスクにしてエッチングして、Wポリサイド
配線を得る。このエッチング工程において、N型拡散層
6上のSiO2膜14もわずかにエッチングされるが、
N型拡散層6がエッチングされるのを防止する役割を果
たす為に十分な膜厚が必要である。その後レジスト膜パ
ターンを除去する。しかる後に、実施例1と同様に、B
PSG膜28をCVD法により形成し、900℃の熱処
理を行ってBPSG膜28を流動化し基板表面を平坦化
する。この熱処理工程において、上記Wポリサイド膜2
6のエッチング工程を経た後でN型拡散層6上に30n
m以上のSiO2膜14が残っているので、N型拡散層
6上のSiO2膜14はBPSG膜28中のPやBがS
i基板中に拡散するのを防止する役割を果たす。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明の半導体装置の製造
方法によれば、半導体基板上の方が第1の絶縁膜上より
も膜厚が厚くなるように形成した第2の絶縁膜は、第2
の導体パターンを形成する際に半導体基板がエッチング
されるのを防止する役割、及び不純物を含む第3の絶縁
膜の熱処理の際に不純物が半導体基板中に拡散するのを
防止する役割をはたす。そして、第2の絶縁膜の膜厚が
第1の絶縁膜上の方が半導体基板上よりも薄いことによ
って、第1の絶縁膜で覆われた第1の導体パターンの間
隔を第2の絶縁膜で埋め込んでしまうことがなく、第2
の絶縁膜をエッチングして得られる接続孔を自己整合的
に形成することができる。すなわち、コンタクト孔を小
さくすることなく、耐エッチング性に十分な膜厚のSi
O2 膜を拡散層上に堆積工程のみで形成することによっ
て、コンタクト不良を防止でき、かつ第3の絶縁膜から
の不純物拡散に起因するMOSトランジスタの特性変動
を防止することができる。さらに工程数を増加すること
なく第1の導体パターンの微細化が可能になる。
方法によれば、半導体基板上の方が第1の絶縁膜上より
も膜厚が厚くなるように形成した第2の絶縁膜は、第2
の導体パターンを形成する際に半導体基板がエッチング
されるのを防止する役割、及び不純物を含む第3の絶縁
膜の熱処理の際に不純物が半導体基板中に拡散するのを
防止する役割をはたす。そして、第2の絶縁膜の膜厚が
第1の絶縁膜上の方が半導体基板上よりも薄いことによ
って、第1の絶縁膜で覆われた第1の導体パターンの間
隔を第2の絶縁膜で埋め込んでしまうことがなく、第2
の絶縁膜をエッチングして得られる接続孔を自己整合的
に形成することができる。すなわち、コンタクト孔を小
さくすることなく、耐エッチング性に十分な膜厚のSi
O2 膜を拡散層上に堆積工程のみで形成することによっ
て、コンタクト不良を防止でき、かつ第3の絶縁膜から
の不純物拡散に起因するMOSトランジスタの特性変動
を防止することができる。さらに工程数を増加すること
なく第1の導体パターンの微細化が可能になる。
【0022】このように、素子の高集積化ならびに量産
性の向上に大きく寄与することができる。
性の向上に大きく寄与することができる。
【図1】本発明による半導体装置の製造方法の第1の実
施例を示す工程断面図
施例を示す工程断面図
【図2】本発明による半導体装置の製造方法の第2の実
施例を示す工程断面図
施例を示す工程断面図
【図3】TEOSとオゾンの反応による常圧CVD法で
形成したSiO2 膜の堆積速度の下地依存性を示す図
形成したSiO2 膜の堆積速度の下地依存性を示す図
【図4】従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面図
【図5】従来の半導体装置の製造方法の問題点を示す工
程断面図
程断面図
2 P型シリコン基板 4,8 SiO2膜 6 N型拡散層 10 リンドープ多結晶Si膜(第1の導体パターン) 12 SiO2膜(第1の絶縁膜) 14 SiO2膜(第2の絶縁膜) 15 レジスト膜パターン 16 コンタクト孔 18 リンドープ多結晶Si膜(第2の導体パターン) 20 Si3 N4膜/SiO2膜 22 リンドープ多結晶Si膜 24,28 BPSG膜(第3の絶縁膜) 26 Wポリサイド膜(第2の導体パターン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/90 C 7514−4M 27/108 21/336 29/784 9054−4M H01L 29/78 301 Y
Claims (4)
- 【請求項1】第1の絶縁膜で覆われた第1の導体パター
ンを有する半導体基板上に第1の絶縁膜上よりも半導体
基板上の方が膜厚が2倍以上厚くなるように第2の絶縁
膜を形成する工程と、前記第1の導体パターン間の前記
第2の絶縁膜の所望の領域をエッチングして前記半導体
基板上に接続孔を形成する工程と、前記接続孔を通して
前記半導体基板に接続する第2の導体パターンを形成す
る工程と、全面に不純物を含む第3の絶縁膜を形成し熱
処理によって平坦化する工程とを含む半導体装置の製造
方法。 - 【請求項2】請求項1記載の第2の絶縁膜を形成する工
程が、常圧下における有機シランとオゾンを含む酸素と
の熱反応によって絶縁膜を堆積する工程であることを特
徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】請求項1、2記載の半導体装置が第1の導
体パターンをワード線とし、第2の導体パターンをビッ
ト線とする記憶装置であることを特徴とする半導体装置
の製造方法。 - 【請求項4】請求項1、2記載の半導体装置が第1の導
体パターンをワード線とし、第2の導体パターンを容量
素子とする記憶装置であることを特徴とする半導体装置
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5066326A JPH06283526A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5066326A JPH06283526A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06283526A true JPH06283526A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13312608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5066326A Pending JPH06283526A (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06283526A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09129840A (ja) * | 1995-10-18 | 1997-05-16 | Taiwan Moshii Denshi Kofun Yugenkoshi | 集積回路装置の形成加工法 |
US7192893B2 (en) | 2000-08-31 | 2007-03-20 | Micron Technology Inc. | Use of linear injectors to deposit uniform selective ozone TEOS oxide film by pulsing reactants on and off |
US7214979B2 (en) | 2000-08-31 | 2007-05-08 | Micron Technology, Inc. | Selectively deposited silicon oxide layers on a silicon substrate |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP5066326A patent/JPH06283526A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09129840A (ja) * | 1995-10-18 | 1997-05-16 | Taiwan Moshii Denshi Kofun Yugenkoshi | 集積回路装置の形成加工法 |
US7192893B2 (en) | 2000-08-31 | 2007-03-20 | Micron Technology Inc. | Use of linear injectors to deposit uniform selective ozone TEOS oxide film by pulsing reactants on and off |
US7214979B2 (en) | 2000-08-31 | 2007-05-08 | Micron Technology, Inc. | Selectively deposited silicon oxide layers on a silicon substrate |
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