JPH06282932A - スピンドルモ−タ - Google Patents
スピンドルモ−タInfo
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- JPH06282932A JPH06282932A JP9252993A JP9252993A JPH06282932A JP H06282932 A JPH06282932 A JP H06282932A JP 9252993 A JP9252993 A JP 9252993A JP 9252993 A JP9252993 A JP 9252993A JP H06282932 A JPH06282932 A JP H06282932A
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- JP
- Japan
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- permanent magnet
- fixed sleeve
- rotary shaft
- spindle motor
- tubular portion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低摩擦トルクで回転精度のよいスピンドルモ
−タを提供すること。 【構成】 固定スリ−ブ3の筒部5に回転軸1を挿入
し、上記回転軸1に取り付けた第1の永久磁石11と、
上記固定スリ−ブ3の筒部5に上記第1の永久磁石11
に対向するように取り付けた第2の永久磁石12とで、
上記回転軸1を上記固定スリ−ブ3の筒部5に回転自在
に支承し、上記第1の永久磁石11と第2の永久磁石1
2を同極で対向させるとともに、上記第1の永久磁石1
1を上記第2の永久磁石12よりも所定距離hだけ上記
回転軸1の先端球面部6側にずらせて取り付け、上記固
定スリ−ブ3と上記回転軸1との間に動圧軸受14を設
けたスピンドルモ−タ。
−タを提供すること。 【構成】 固定スリ−ブ3の筒部5に回転軸1を挿入
し、上記回転軸1に取り付けた第1の永久磁石11と、
上記固定スリ−ブ3の筒部5に上記第1の永久磁石11
に対向するように取り付けた第2の永久磁石12とで、
上記回転軸1を上記固定スリ−ブ3の筒部5に回転自在
に支承し、上記第1の永久磁石11と第2の永久磁石1
2を同極で対向させるとともに、上記第1の永久磁石1
1を上記第2の永久磁石12よりも所定距離hだけ上記
回転軸1の先端球面部6側にずらせて取り付け、上記固
定スリ−ブ3と上記回転軸1との間に動圧軸受14を設
けたスピンドルモ−タ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば磁気ディスク
装置等に用いられるスピンドルモ−タに関する。
装置等に用いられるスピンドルモ−タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスピンドルモ−タとして
は、図4(実開昭63−21456号)に示すものがあ
る。このスピンドルモ−タは、フランジ部43と筒部4
4を有する固定スリ−ブ42と、この固定スリ−ブ42
の筒部44に挿入され、軸方向に間隔を設けた2箇所の
玉軸受45,46で回転自在に支承された回転軸40
と、上記回転軸40の一端40aに一体とされ上記固定
スリ−ブ42の筒部44を覆うハブ41と、上記ハブ4
1と上記固定スリ−ブ42の筒部44間に設けた永久磁
石49及びステ−タ48からなる回転軸40の回転駆動
部47と、上記回転軸40の先端40bに設けたスラス
ト軸受部となる球面部50を備えている。
は、図4(実開昭63−21456号)に示すものがあ
る。このスピンドルモ−タは、フランジ部43と筒部4
4を有する固定スリ−ブ42と、この固定スリ−ブ42
の筒部44に挿入され、軸方向に間隔を設けた2箇所の
玉軸受45,46で回転自在に支承された回転軸40
と、上記回転軸40の一端40aに一体とされ上記固定
スリ−ブ42の筒部44を覆うハブ41と、上記ハブ4
1と上記固定スリ−ブ42の筒部44間に設けた永久磁
石49及びステ−タ48からなる回転軸40の回転駆動
部47と、上記回転軸40の先端40bに設けたスラス
ト軸受部となる球面部50を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスピンドルモ−タは、回転軸40を玉軸受45,4
6にて支承しているため、回転軸40の回転時の摩擦ト
ルク損失がどうしても大きくなる。更に、玉軸受45,
46への予圧が必要であるため、予圧調整が面倒である
とともに、予圧のバラツキにより回転精度に不安定さが
残る場合がある。そこで、この発明の目的は、上記のよ
うな技術課題を解決し、低摩擦トルクでかつ安定した回
転精度が得られるスピンドルモ−タを提供することにあ
る。
来のスピンドルモ−タは、回転軸40を玉軸受45,4
6にて支承しているため、回転軸40の回転時の摩擦ト
ルク損失がどうしても大きくなる。更に、玉軸受45,
46への予圧が必要であるため、予圧調整が面倒である
とともに、予圧のバラツキにより回転精度に不安定さが
残る場合がある。そこで、この発明の目的は、上記のよ
うな技術課題を解決し、低摩擦トルクでかつ安定した回
転精度が得られるスピンドルモ−タを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、フランジ部と筒部を有する固定スリ−
ブと、上記固定スリ−ブの筒部に挿入されて回転自在に
支承されかつ先端が球面部とされた回転軸と、上記回転
軸と一体とされ上記固定スリ−ブの筒部を覆うハブと、
上記ハブと上記固定スリ−ブの筒部との間に設けた回転
軸駆動部とを有するスピンドルモ−タにおいて、上記回
転軸の一端部に取り付けた第1の永久磁石と、上記固定
スリ−ブの筒部に上記第1の永久磁石に径方向に間隔を
置いて対向するように取り付けた第2の永久磁石とで、
上記回転軸を上記固定スリ−ブの筒部に非接触に回転自
在に支承し、上記第1と第2の永久磁石をそれぞれ同極
で対向させるとともに、上記第1の永久磁石を対向する
上記第2の永久磁石よりも所定距離だけ上記回転軸の球
面部側にずらせて取り付けてなり、上記回転軸の他端部
と上記固定スリ−ブとの間に動圧軸受を設けたことを特
徴とする。
め、この発明は、フランジ部と筒部を有する固定スリ−
ブと、上記固定スリ−ブの筒部に挿入されて回転自在に
支承されかつ先端が球面部とされた回転軸と、上記回転
軸と一体とされ上記固定スリ−ブの筒部を覆うハブと、
上記ハブと上記固定スリ−ブの筒部との間に設けた回転
軸駆動部とを有するスピンドルモ−タにおいて、上記回
転軸の一端部に取り付けた第1の永久磁石と、上記固定
スリ−ブの筒部に上記第1の永久磁石に径方向に間隔を
置いて対向するように取り付けた第2の永久磁石とで、
上記回転軸を上記固定スリ−ブの筒部に非接触に回転自
在に支承し、上記第1と第2の永久磁石をそれぞれ同極
で対向させるとともに、上記第1の永久磁石を対向する
上記第2の永久磁石よりも所定距離だけ上記回転軸の球
面部側にずらせて取り付けてなり、上記回転軸の他端部
と上記固定スリ−ブとの間に動圧軸受を設けたことを特
徴とする。
【0005】また、別の発明は、フランジ部と筒部を有
する固定スリ−ブと、上記固定スリ−ブの筒部に挿入さ
れて回転自在に支承されかつ先端が球面部とされた回転
軸と、上記回転軸と一体とされ上記固定スリ−ブの筒部
を覆うハブと、上記ハブと上記固定スリ−ブの筒部との
間に設けた回転軸駆動部とを有するスピンドルモ−タに
おいて、上記回転軸の中央部に取り付けた第1の永久磁
石と、上記固定スリ−ブの筒部に上記第1の永久磁石に
径方向に間隔を置いて対向するように取り付けた第2の
永久磁石とで、上記回転軸を上記固定スリ−ブの筒部に
非接触に回転自在に支承し、上記第1と第2の永久磁石
を同極で対向させるとともに、上記第1の永久磁石を対
向する上記第2の永久磁石よりも所定距離だけ上記回転
軸の球面部側にずらせて取り付けてなり、上記回転軸の
両端部と上記固定スリ−ブとの間に動圧軸受を設けたこ
とを特徴とする。
する固定スリ−ブと、上記固定スリ−ブの筒部に挿入さ
れて回転自在に支承されかつ先端が球面部とされた回転
軸と、上記回転軸と一体とされ上記固定スリ−ブの筒部
を覆うハブと、上記ハブと上記固定スリ−ブの筒部との
間に設けた回転軸駆動部とを有するスピンドルモ−タに
おいて、上記回転軸の中央部に取り付けた第1の永久磁
石と、上記固定スリ−ブの筒部に上記第1の永久磁石に
径方向に間隔を置いて対向するように取り付けた第2の
永久磁石とで、上記回転軸を上記固定スリ−ブの筒部に
非接触に回転自在に支承し、上記第1と第2の永久磁石
を同極で対向させるとともに、上記第1の永久磁石を対
向する上記第2の永久磁石よりも所定距離だけ上記回転
軸の球面部側にずらせて取り付けてなり、上記回転軸の
両端部と上記固定スリ−ブとの間に動圧軸受を設けたこ
とを特徴とする。
【0006】更にまた、上記各発明において、上記動圧
軸受が、上記回転軸に形成されている。
軸受が、上記回転軸に形成されている。
【0007】
【作用】上記構成によれば、回転軸は固定スリ−ブの筒
部に永久磁石の磁力の反発力を利用して回転軸の停止時
および回転中は非接触状態で径方向に支承されるため、
回転軸の先端の球面部すなわちスラスト軸受の箇所での
み摩擦が発生するのみであるから、低摩擦トルクが得ら
れる。しかも、回転軸の回転中は動圧軸受で回転軸を支
承するため、回転軸の回転が安定し回転精度が安定す
る。
部に永久磁石の磁力の反発力を利用して回転軸の停止時
および回転中は非接触状態で径方向に支承されるため、
回転軸の先端の球面部すなわちスラスト軸受の箇所での
み摩擦が発生するのみであるから、低摩擦トルクが得ら
れる。しかも、回転軸の回転中は動圧軸受で回転軸を支
承するため、回転軸の回転が安定し回転精度が安定す
る。
【0008】また、回転軸に直接動圧溝を形成した場合
は、外周面に溝成形を行うことになり、加工が容易であ
る。
は、外周面に溝成形を行うことになり、加工が容易であ
る。
【0009】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0010】図1にこの発明のスピンドルモ−タの一実
施例を示す。この実施例は、フランジ部4と筒部5を有
する固定スリ−ブ3と、上記固定スリ−ブ3の筒部5に
回転自在に挿入された回転軸1と、上記回転軸1の一端
1aに同体に形成され上記固定スリ−ブ3の筒部5を覆
うハブ2とを備えている。なお、このハブ2は別体に形
成した後、回転軸1に圧入嵌合等の手段にて一体化して
もよい。
施例を示す。この実施例は、フランジ部4と筒部5を有
する固定スリ−ブ3と、上記固定スリ−ブ3の筒部5に
回転自在に挿入された回転軸1と、上記回転軸1の一端
1aに同体に形成され上記固定スリ−ブ3の筒部5を覆
うハブ2とを備えている。なお、このハブ2は別体に形
成した後、回転軸1に圧入嵌合等の手段にて一体化して
もよい。
【0011】上記回転軸1は、軸方向に貫通穴17が設
けられて先端1bにボ−ル6がその一部が回転軸端面よ
り軸方向に突出するように固定され、これにより、回転
軸1の先端1bが球面部とされている。そしてこのボ−
ル6はベッド7に点接触してスラスト軸受16とされて
いる。なお、回転軸1にボ−ル6を固定するかわりに回
転軸1の先端を直接球面としてもよいものである。ま
た、上記ベッド7は、固定スリ−ブ3のフランジ部4
に、図示しないボルトにてボルト止め18されている。
けられて先端1bにボ−ル6がその一部が回転軸端面よ
り軸方向に突出するように固定され、これにより、回転
軸1の先端1bが球面部とされている。そしてこのボ−
ル6はベッド7に点接触してスラスト軸受16とされて
いる。なお、回転軸1にボ−ル6を固定するかわりに回
転軸1の先端を直接球面としてもよいものである。ま
た、上記ベッド7は、固定スリ−ブ3のフランジ部4
に、図示しないボルトにてボルト止め18されている。
【0012】また、上記回転軸1の外周面の一端部であ
る根元部1aには環状の第1の永久磁石11が嵌着固定
されている。更に、上記固定スリ−ブ3の筒部5内周面
には上記第1の永久磁石11と径方向に間隔を置いて対
向するよう環状の第2の永久磁石12が嵌着固定されて
いる。対向する上記第1の永久磁石11と第2の永久磁
石12との軸方向長さはほぼ同一とされている。また、
この対向する第1の永久磁石11と第2の永久磁石12
とは、同極で対向するようにされて磁力が反発するよう
に配置されている。この磁力の反発力により、回転軸1
は固定スリ−ブ3の筒部5に対し径方向に非接触で回転
自在に支承される。しかも、上記スラスト軸受16での
接触安定性を増加させるために、第1の永久磁石11の
反ボ−ル6側端面11aを対向する第2の永久磁石12
の反ボ−ル6側端面12aよりもボ−ル6側に所定距離
hだけずらせている。これにより磁力の反発力がよりボ
−ル6側に作用することになり、回転軸1がボ−ル6側
により強く押しつけられる。
る根元部1aには環状の第1の永久磁石11が嵌着固定
されている。更に、上記固定スリ−ブ3の筒部5内周面
には上記第1の永久磁石11と径方向に間隔を置いて対
向するよう環状の第2の永久磁石12が嵌着固定されて
いる。対向する上記第1の永久磁石11と第2の永久磁
石12との軸方向長さはほぼ同一とされている。また、
この対向する第1の永久磁石11と第2の永久磁石12
とは、同極で対向するようにされて磁力が反発するよう
に配置されている。この磁力の反発力により、回転軸1
は固定スリ−ブ3の筒部5に対し径方向に非接触で回転
自在に支承される。しかも、上記スラスト軸受16での
接触安定性を増加させるために、第1の永久磁石11の
反ボ−ル6側端面11aを対向する第2の永久磁石12
の反ボ−ル6側端面12aよりもボ−ル6側に所定距離
hだけずらせている。これにより磁力の反発力がよりボ
−ル6側に作用することになり、回転軸1がボ−ル6側
により強く押しつけられる。
【0013】また、各永久磁石11,12をそれぞれ一
個使いとしてもよいが、図1に示すように、それぞれ2
個一組というように複数個を一組にして使用してもよ
く、またそれらの組合せ等任意である。
個使いとしてもよいが、図1に示すように、それぞれ2
個一組というように複数個を一組にして使用してもよ
く、またそれらの組合せ等任意である。
【0014】上記固定スリ−ブ3の筒部5と上記ハブ2
との間には回転軸1を回転させる駆動部8が配置されて
いる。この駆動部8は、固定スリ−ブ3の筒部5に取り
付けたステ−タ9とハブ2に取り付けた永久磁石10と
から構成されている。
との間には回転軸1を回転させる駆動部8が配置されて
いる。この駆動部8は、固定スリ−ブ3の筒部5に取り
付けたステ−タ9とハブ2に取り付けた永久磁石10と
から構成されている。
【0015】上記回転軸1の他端部である先端部1bの
外周面には、動圧溝15が形成され、該動圧溝15と対
向するよう上記固定スリ−ブ3の筒部5の内周面に取り
付けられた環状スリ−ブ13との間に動圧軸受14が構
成されている。この動圧溝15は図2に示すように、例
えば、ヘリンボ−ン形の一列の溝とされている。なお、
動圧溝15の形状はヘリンボ−ン形に限定されるもので
はなく、動圧が発生する溝であればよい。
外周面には、動圧溝15が形成され、該動圧溝15と対
向するよう上記固定スリ−ブ3の筒部5の内周面に取り
付けられた環状スリ−ブ13との間に動圧軸受14が構
成されている。この動圧溝15は図2に示すように、例
えば、ヘリンボ−ン形の一列の溝とされている。なお、
動圧溝15の形状はヘリンボ−ン形に限定されるもので
はなく、動圧が発生する溝であればよい。
【0016】また動圧溝15は、実施例では回転軸1に
形成したが、対向する環状スリ−ブ13側に形成しても
よく、更には対向する回転軸1と環状スリ−ブ13の両
面に形成してもよいものである。ただ、回転軸1側に動
圧溝を形成すれば、軸の外周面に溝加工を行うことにな
り、より加工が容易である。
形成したが、対向する環状スリ−ブ13側に形成しても
よく、更には対向する回転軸1と環状スリ−ブ13の両
面に形成してもよいものである。ただ、回転軸1側に動
圧溝を形成すれば、軸の外周面に溝加工を行うことにな
り、より加工が容易である。
【0017】図3はこの発明における別の実施例であ
る。上記回転軸1の中央部に環状の第1の永久磁石11
が嵌着固定されている。更に、上記固定スリ−ブ3の筒
部5内周面には、上記第1の永久磁石11と径方向に間
隔を置いて対向するよう環状の第2の永久磁石12が嵌
着固定されている。
る。上記回転軸1の中央部に環状の第1の永久磁石11
が嵌着固定されている。更に、上記固定スリ−ブ3の筒
部5内周面には、上記第1の永久磁石11と径方向に間
隔を置いて対向するよう環状の第2の永久磁石12が嵌
着固定されている。
【0018】上記第1の永久磁石11は、軸方向に間隔
を置かれた2個の永久磁石110,111から構成さ
れ、同様に上記第2の永久磁石12も軸方向に間隔を置
かれた2個の永久磁石120,121から構成されてい
る。そして、上記永久磁石110と120、111と1
21とは、ほぼ同一の軸方向長さを有し、それぞれ対向
されている。この対向する永久磁石110と120、1
11と121とは、図1の実施例と同様にぞれぞれ同極
で対向するようにされて磁力が反発するように配置され
ている。しかも、上記永久磁石110の反ボ−ル6側端
面110aを、対向する上記永久磁石120の反ボ−ル
6側端面120aよりもボ−ル6側に所定距離hだけず
らせている。同様に、上記永久磁石111の反ボ−ル6
側端面111aを、対向する上記永久磁石121の反ボ
−ル6側端面121aよりもボ−ル6側に所定距離hだ
けずらせている。
を置かれた2個の永久磁石110,111から構成さ
れ、同様に上記第2の永久磁石12も軸方向に間隔を置
かれた2個の永久磁石120,121から構成されてい
る。そして、上記永久磁石110と120、111と1
21とは、ほぼ同一の軸方向長さを有し、それぞれ対向
されている。この対向する永久磁石110と120、1
11と121とは、図1の実施例と同様にぞれぞれ同極
で対向するようにされて磁力が反発するように配置され
ている。しかも、上記永久磁石110の反ボ−ル6側端
面110aを、対向する上記永久磁石120の反ボ−ル
6側端面120aよりもボ−ル6側に所定距離hだけず
らせている。同様に、上記永久磁石111の反ボ−ル6
側端面111aを、対向する上記永久磁石121の反ボ
−ル6側端面121aよりもボ−ル6側に所定距離hだ
けずらせている。
【0019】上記構成により、永久磁石11,12は磁
力が反発して、この反発力により回転軸1が固定スリ−
ブ3の筒部5に対し径方向に非接触で回転自在に支承さ
れる。しかも、永久磁石11が永久磁石12よりもボ−
ル6側に位置されているため、磁石の反発力がよりボ−
ル6側に作用することになり回転軸1がベッド7により
強く押しつけられる。この作用については、図1の実施
例と同様である。
力が反発して、この反発力により回転軸1が固定スリ−
ブ3の筒部5に対し径方向に非接触で回転自在に支承さ
れる。しかも、永久磁石11が永久磁石12よりもボ−
ル6側に位置されているため、磁石の反発力がよりボ−
ル6側に作用することになり回転軸1がベッド7により
強く押しつけられる。この作用については、図1の実施
例と同様である。
【0020】更に、上記回転軸1の両端部1a,1bに
は動圧溝15,20がそれぞれ形成されており、上記動
圧溝15,20は、該動圧溝15,20にそれぞれ対向
するよう上記固定スリ−ブ3の筒部5の内周面に嵌着固
定された環状スリ−ブ13,21との間で動圧軸受1
4,19を形成している。この図2の実施例では、動圧
軸受14,19が上記回転軸1の両端部に設けられてい
るため、回転軸1の回転時の安定性がより得られる。
は動圧溝15,20がそれぞれ形成されており、上記動
圧溝15,20は、該動圧溝15,20にそれぞれ対向
するよう上記固定スリ−ブ3の筒部5の内周面に嵌着固
定された環状スリ−ブ13,21との間で動圧軸受1
4,19を形成している。この図2の実施例では、動圧
軸受14,19が上記回転軸1の両端部に設けられてい
るため、回転軸1の回転時の安定性がより得られる。
【0021】なお、図3の実施例の上記構成以外の構成
は、図1の実施例の構成と全く同様であるため、説明を
省略する。
は、図1の実施例の構成と全く同様であるため、説明を
省略する。
【0022】
【発明の効果】以上から明らかなように、この発明のス
ピンドルモ−タは、回転軸を反発する永久磁石にて固定
スリ−ブの筒部に非接触にて支承し、回転軸の先端に形
成したスラスト軸受部のみの接触としたため、回転軸の
回転時の低摩擦トルクが可能となる。更に、永久磁石の
反発力をスラスト軸受側に発生させてスラスト軸受の接
触安定性を増加させるとともに、回転時には動圧軸受の
動圧作用による回転軸支承が加わるようにしたため、回
転軸の回転がより安定し回転精度が向上する。そのう
え、従来の玉軸受のような予圧調整が不要となる。
ピンドルモ−タは、回転軸を反発する永久磁石にて固定
スリ−ブの筒部に非接触にて支承し、回転軸の先端に形
成したスラスト軸受部のみの接触としたため、回転軸の
回転時の低摩擦トルクが可能となる。更に、永久磁石の
反発力をスラスト軸受側に発生させてスラスト軸受の接
触安定性を増加させるとともに、回転時には動圧軸受の
動圧作用による回転軸支承が加わるようにしたため、回
転軸の回転がより安定し回転精度が向上する。そのう
え、従来の玉軸受のような予圧調整が不要となる。
【図1】この発明にかかる一実施例であるスピンドルモ
−タの断面図である。
−タの断面図である。
【図2】図1の動圧溝形成部の一部展開図である。
【図3】この発明にかかる他の実施例であるスピンドル
モ−タの断面図である。
モ−タの断面図である。
【図4】従来のスピンドルモ−タの断面図である。
1 回転軸 2 ハブ 3 固定スリ−ブ 4 フランジ部 5 筒部 8 回転駆動部 11 第1の永久磁石 12 第2の永久磁石 13,21 環状スリ−ブ 14,19 動圧軸受 15,20 動圧溝
Claims (4)
- 【請求項1】 フランジ部と筒部を有する固定スリ−ブ
と、上記固定スリ−ブの筒部に挿入されて回転自在に支
承されかつ先端が球面部とされた回転軸と、上記回転軸
と一体とされ上記固定スリ−ブの筒部を覆うハブと、上
記ハブと上記固定スリ−ブの筒部との間に設けた回転軸
駆動部とを有するスピンドルモ−タにおいて、上記回転
軸の一端部に取り付けた第1の永久磁石と、上記固定ス
リ−ブの筒部に上記第1の永久磁石に径方向に間隔を置
いて対向するように取り付けた第2の永久磁石とで、上
記回転軸を上記固定スリ−ブの筒部に非接触に回転自在
に支承し、上記第1と第2の永久磁石を同極で対向させ
るとともに、上記第1の永久磁石を対向する上記第2の
永久磁石よりも所定距離だけ上記回転軸の球面部側にず
らせて取り付けてなり、上記回転軸の他端部と上記固定
スリ−ブとの間に動圧軸受を設けたことを特徴とするス
ピンドルモ−タ。 - 【請求項2】 請求項1のスピンドルモ−タにおいて、
上記動圧軸受を上記回転軸に形成してなることを特徴と
するスピンドルモ−タ。 - 【請求項3】 フランジ部と筒部を有する固定スリ−ブ
と、上記固定スリ−ブの筒部に挿入されて回転自在に支
承されかつ先端が球面部とされた回転軸と、上記回転軸
と一体とされ上記固定スリ−ブの筒部を覆うハブと、上
記ハブと上記固定スリ−ブの筒部との間に設けた回転軸
駆動部とを有するスピンドルモ−タにおいて、上記回転
軸の中央部に取り付けた第1の永久磁石と、上記固定ス
リ−ブの筒部に上記第1の永久磁石に径方向に間隔を置
いて対向するように取り付けた第2の永久磁石とで、上
記回転軸を上記固定スリ−ブの筒部に非接触に回転自在
に支承し、上記第1と上記第2の永久磁石を同極で対向
させるとともに、上記第1の永久磁石を対向する上記第
2の永久磁石よりも所定距離だけ上記回転軸の球面部側
にずらせて取り付けてなり、上記回転軸の両端部と上記
固定スリ−ブとの間に動圧軸受を設けたことを特徴とす
るスピンドルモ−タ。 - 【請求項4】 請求項3のスピンドルモ−タにおいて、
上記動圧軸受を上記回転軸に形成してなることを特徴と
するスピンドルモ−タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9252993A JP2864319B2 (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | スピンドルモ−タ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010064335A (ko) * | 1999-12-29 | 2001-07-09 | 송재인 | 광 디스크 구동용 모터 |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP9252993A patent/JP2864319B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010064335A (ko) * | 1999-12-29 | 2001-07-09 | 송재인 | 광 디스크 구동용 모터 |
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Publication number | Publication date |
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