JPH06282788A - 流量計測装置 - Google Patents

流量計測装置

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JPH06282788A
JPH06282788A JP6853493A JP6853493A JPH06282788A JP H06282788 A JPH06282788 A JP H06282788A JP 6853493 A JP6853493 A JP 6853493A JP 6853493 A JP6853493 A JP 6853493A JP H06282788 A JPH06282788 A JP H06282788A
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Yoshio Horiike
良雄 堀池
Masahiro Yamamoto
雅弘 山本
康男 ▲よし▼村
Yasuo Yoshimura
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信頼性の高い自動検針システムを実現する流
量計測装置を提供することを目的としたものである。 【構成】 流量計2での計測データを電子的に計測記憶
する記憶手段3と、前記記憶手段3からの計測データの
送信を要求する要求信号あるいは前記計測データに対す
る応答信号を受信する受信手段7と、前記受信レベル検
出手段43からの受信レベルに対応してあらかじめ定め
た複数個の出力信号のうちのひとつを受信レベル調整手
段33に出力し受信レベルを制御する受信レベル制御手
段44とを有し、前記受信手段7は受信すべき搬送波信
号周波数に近い周波数で発振する発振手段32と、位相
差を検出する位相差検出手段41と、前記受信すべき搬
送波信号周波数と前記発振手段32からの信号周波数の
差を検出し、前記周波数差をなくす方向に前記発振手段
の発振周波数を制御する周波数補正手段42とで構成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスメータや水道メー
タ、電力メータ等によりガス、水道、電気等の使用量の
積算値を計測し、データ収集装置に前記積算値を吸い上
げるための流量計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電話回線等を利用して遠隔よりメ
ータで計測した積算値を吸い上げるいわゆる自動検針シ
ステムが導入されてきている。さらに電話回線とメータ
との間を無線回線により接続するこころみもなされてい
る。図6A及び図6Bに従来の流量計測装置を用いた自
動検針システムのブロック図を示し説明する。図6Aに
おいて1は家庭に配管されたガス配管、2はガス配管1
の途中に設けられ対象家庭でのガスの使用量を計測する
ガス流量計(いわゆるガスメータとよばれる)、3は記
憶手段、4は電圧制御発振器(以下VCO:Voltage Co
ntroled Oscillatorと呼ぶ)、5は送信手段、6は制御
手段、7は受信手段、8はアンテナである。受信手段7
は増幅手段8、ミキシング手段9、発振手段10、増幅
手段11、ミキシング手段12、発振手段13、増幅手
段14、復調手段15より構成されている。図6Bにお
いて16は公衆電話回線、17は公衆電話回線16に接
続されるノーリンギング網制御手段(以下T−NCU:
Terminal-Network Control Unitと呼ぶ)、18はイン
ターフェース手段、19は電圧制御発振器(以下VC
O:Voltage Controled Oscillatorと呼ぶ)、20は送
信手段、21は制御手段、22は受信手段、23はアン
テナである。受信手段22は増幅手段24、ミキシング
手段25、発振手段26、増幅手段27、ミキシング手
段28、発振手段29、増幅手段30、復調手段31よ
り構成されている。電話回線16には検針データを管理
する管理装置(図6には図示せず)が接続され電話回線
16を介してT−NCU17を呼び出す。呼び出された
T−NCU17はインターフェース手段18に検針デー
タ要求信号を出力する。インターフェース手段18は入
力した検針データ要求信号をレベル及び波形変換してV
CO19に出力する。VCO19では検針データ要求信
号により発振信号が周波数変調される。VCO19によ
り周波数変調された信号は送信手段20により増幅され
アンテナ23より空間に電波として放射される。放射さ
れる電波は、例えば近年小電力無線として利用が認めら
れている400MHz帯の電波である。アンテナ23より
放射された電波はアンテナ8で受信され増幅手段8に導
かれる。増幅手段8では400MHz帯の受信信号を増幅
し、ミキシング手段9で発振手段10からの信号とかけ
算を行い20MHz帯の信号に周波数変換する。周波数変
換された受信信号は増幅手段11で希望信号付近の信号
だけが選択増幅され、さらにミキシング手段12におい
て発振手段13からの信号とかけ算を行い455kHzの
信号に周波数変換される。455kHzに周波数変換され
た受信信号は、増幅手段14において455kHzを中心
とした帯域の狭いフィルタを通した後増幅される。そし
て復調手段15で周波数検波され検針データ要求信号が
復調手段15より出力する。記憶手段3にはガス流量計
2において計測したガス流量の積算値が記憶されてい
る。そして制御手段6は検針データ要求信号を受信する
と記憶手段3及び送信手段5を起動する。すると記憶手
段3に記憶されている積算データによりVCO4の発振
信号は周波数変調され、送信手段5で周波数変調された
信号が増幅されアンテナ8より空間に電波として放射さ
れる。アンテナ8より放射される電波の周波数はアンテ
ナ23より放射される電波の周波数と同じ周波数であ
る。この積算データにより周波数変調された電波はアン
テナ23で受信され増幅手段24に導かれる。増幅手段
24では400MHz帯の受信信号を増幅し、ミキシング
手段25で発振手段26からの信号とかけ算を行い20
MHz帯の信号に周波数変換する。周波数変換された受信
信号は増幅手段27で希望信号付近の信号だけが選択増
幅され、さらにミキシング手段28において発振手段2
9からの信号とかけ算を行い455kHzの信号に周波数
変換される。455kHzに周波数変換された受信信号
は、増幅手段30において455kHzを中心とした帯域
の狭いフィルタを通した後増幅される。そして復調手段
31で周波数検波され積算データが復調手段31より出
力する。制御手段21では積算データを受信すると送信
手段20を起動してガス流量計に対して積算データを受
信したことを知らせる応答信号をアンテナ23を介して
送信すると同時に、インターフェース18を介してT−
NCU17を起動し、電話回線16に積算データを送出
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、下記する問題点があった。
【0004】(1)外部に設置される流量計測装置は温
度等の環境状況がきびしく、−30℃〜70℃の温度変
化に対して高い信頼性を要求される。特に検針データに
基づきガス利用者より料金を徴収することになるため確
実に検針データを収集する必要がある。しかしながらV
CO4または19、発振手段10または26、発振手段
13または29と多くの発振器を有しており、そのため
すべての発振器の温度による発振周波数の変動をある値
以下に押えなければならない困難さがあった。
【0005】(2)流量計は流量を流量を計測するため
の流路部分が大きな体積上のウエイトを占めており電気
回路部分を実装するには構成上の工夫が必要である。し
かしながら400MHz帯の増幅手段8及び24、20MHz
帯の増幅手段11及び27、455kHzの増幅手段14
及び30にそれぞれ帯域の狭い急峻な減衰特性を持つ帯
域フィルタが必要であり、前記帯域フィルタとして水晶
やセラミックの機械的振動特性を利用したメカニカルフ
ィルタが用いられている。そのため電気回路部分の形状
が大きくなり実装するのが大変であった。
【0006】さらに20MHz帯の増幅手段11または2
7、や455kHzの増幅手段14または30により小さ
なレベルの高周波信号を大きなレベルの高周波信号にな
るよう大きな増幅度で増幅しなければならない。そのた
め高周波回路の実装に大きな注意を払わなければなら
ず、高周波回路になれない流量計の組み立て者にとって
は非常に困難な作業であった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、過酷
な使用環境下であっても信頼性高く検針データの収集を
行うことができ、かつ製造のしやすい流量計測装置を実
現することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の流量計測装置は、流量計での計測データを
計測記憶する記憶手段と、前記記憶手段からの計測デー
タを搬送波信号に乗せて送信する送信手段と、前記記憶
手段からの計測データの送信を要求する要求信号あるい
は前記計測データに対する応答信号を受信する受信手段
と、前記受信手段で受信する受信信号のレベルを検出す
る受信レベル検出手段と、前記受信手段で受信する受信
信号レベルを調整する受信レベル調整手段と、前記受信
レベル検出手段からの受信レベルに対応してあらかじめ
定めた複数個の出力信号のうちの一つを前記受信レベル
調整手段に出力し受信レベルを制御する受信レベル制御
手段と、前記受信レベル制御手段を起動するための起動
端子とを有し、前記受信手段は受信すべき搬送波信号周
波数に近い周波数で発振する発振手段と、前記発振手段
からの信号と受信信号の差信号を取り出す第一のミキシ
ング手段と、前記発振手段からの信号を位相推移させた
信号と受信信号の差信号を取り出す第二のミキシング手
段と、前記第一のミキシング手段からの信号と前記第二
のミキシング手段からの信号の間の位相差を検出する位
相差検出手段と、前記受信すべき搬送波信号周波数と前
記発振手段からの信号周波数の差を検出し、前記周波数
差をなくす方向に前記発振手段の発振周波数を制御する
周波数補正手段を備えたものである。
【0009】
【作用】本発明は上記構成によって、発振器の数を減ら
しかつ高周波増幅段を少なくすることができるため、過
酷な使用環境下であっても信頼性高く検針データの収集
を行うことができ、かつ製造のしやすい流量計測装置を
実現できることとなる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図1、図2を参照して
説明する。なお図6の従来例と同一の機能ブロックには
同一の番号を付与している。図1において1は家庭に配
管されたガス配管、2はガス配管1の途中に設けられ対
象家庭でのガスの使用量を計測するガス流量計(いわゆ
るガスメータとよばれる)、3は記憶手段、32はVC
O、5は送信手段、6は制御手段、7は受信手段、8は
アンテナ、43は受信レベル検出手段、44は受信レベ
ル制御手段である。受信手段7は、受信レベル調整手段
33、ミキシング手段34および35、90゜位相シフ
ター36、隣接チャンネル信号を除去するための低域フ
ィルタ37及び38、低周波増幅手段39及び40、位
相差検出手段41、周波数補正手段42で構成されてい
る。なおVCO32は受信手段7の一部でもある。図2
において16は公衆電話回線、17は公衆電話回線16
に接続されるT−NCU、18はインターフェース手
段、45はVCO、20は送信手段、21は制御手段、
22は受信手段、23はアンテナ、56は受信レベル検
出手段、57は受信レベル制御手段である。受信手段2
2は、受信レベル調整手段46、ミキシング手段48お
よび49、90゜位相シフター47、隣接チャンネル信
号を除去するための低域フィルタ50及び51、低周波
増幅手段52及び53、位相差検出手段54、周波数補
正手段55で構成されている。なおVCO45は受信手
段22の一部でもある。電話回線16には検針データを
管理する管理装置(図2には図示せず)が接続され電話
回線16を介してT−NCU17を呼び出す。呼び出さ
れたT−NCU17はインターフェース手段18に検針
データ要求信号を出力する。インターフェース手段18
は入力した検針データ要求信号をレベル及び波形変換し
てVCO45に出力する。VCO45では検針データ要
求信号により発振信号が周波数変調される。VCO45
により周波数変調された信号は送信手段20により増幅
されアンテナ23より空間に電波として放射される。放
射される電波は、例えば近年小電力無線として利用が認
められている400MHz帯の電波である。アンテナ23
より放射された電波はアンテナ8で受信され受信レベル
調整手段33に導かれる。受信レベル調整手段33では
400MHz帯の受信信号を増幅あるいは減衰させる。さ
てアンテナ8に S=cos{ω+p(t)*△ω}*t p(t):1またはー1
の符号列 ω:搬送波角周波数 △ω:角周波数偏移 で表わされるFSK信号Sが入力した場合について考え
る。FSK信号Sはミキシング手段34、35に入力す
る。VCO32では Q=COS{ω+x}*t x:搬送波角周波数ωからの
発振角周波数誤差 で表わされる信号Qを発生する。90゜位相シフター3
6ではVCO32からの信号Qが90゜位相シフトされ
Q’=SIN{ω+x}tとなる。ミキシング手段34ではVC
O32からの信号QとFSK信号Sのかけ算が行なわれ
る。ミキシング手段35では90゜位相シフター36ら
の信号Q’とFSK信号のかけ算が行なわれる。そして
低域フィルタ37、38により希望信号以外の高周波成
分が除去され、低周波増幅手段39、40により希望信
号が増幅される。従って端子a及び端子bには次の信号
が出力する。
【0011】 端子a : S*Q =COS{p(t)*△ωーx}*t 端子b : S*Q’=SIN{p(t)*△ωーx}*t 周波数補正手段39では情報を有する符号列に先だって
伝送される付加信号を受信すると、上記角周波数誤差x
を零にする方向にVCO32を制御する信号を出力す
る。x=0として以下説明する。符号列p(t)と各端子
a、b、cの信号波形の関係を図3に示し、図3を参照
しながら説明する。図3から明かなように符号列p(t)が
−1の時には端子aの信号に比べ端子bの信号は位相が
90゜進んでいる。一方符号列p(t)が1の時には端子a
の信号に比べ端子bの信号は位相が90゜遅れている。
従って位相差検出手段41において端子aの信号と端子
bの信号の位相差を検出することによりもとの符号列p
(t)を再生し、端子cよりもとの符号列p(t)を出力する
ことができる。そして端子cより出力される符号列p(t)
は検針データ要求信号である。記憶手段3にはガス流量
計2において計測したガス流量の積算値が記憶されてい
る。そして制御手段6は検針データ要求信号を受信する
と記憶手段3及び送信手段5を起動する。すると記憶手
段3に記憶されている積算データによりVCO32の発
振信号は周波数変調され、送信手段5で周波数変調され
た信号が増幅されアンテナ8より空間に電波として放射
される。なお受信レベル検出手段43ではアンテナ8よ
り入力した受信信号の大きさを検出して、受信レベル制
御手段44を介して受信レベル調整手段33の増幅度が
大きな信号を受信した時には小さくなるように制御す
る。受信レベル制御手段44には起動端子Aが設けられ
ている。起動端子Aに信号が入力した時、受信レベル制
御手段44は受信レベル検出手段43からの信号を取り
込み、受信レベル検出手段43からの取り込み信号に応
じた制御信号を受信レベル調整手段33に出力する。以
後再び起動端子Aに入力があるまで受信レベル検出手段
43からの信号に関係なく前記制御信号を受信レベル調
整手段33に出力し続ける。即ち受信レベル調整手段3
3の増幅度を一定に保つ。起動端子Aへの入力は流量計
測装置をガス配管に取付時に行われる。
【0012】アンテナ8より放射される電波の周波数は
アンテナ23より放射される電波の周波数と同じ周波数
である。積算データにより周波数変調された電波はアン
テナ23で受信され受信レベル調整手段46に導かれ
る。受信レベル調整手段46では400MHz帯の受信信
号を増幅あるいは減衰させる。さてアンテナ23を介し
て S=cos{ω+p(t)*△ω}*t p(t):1または-1の
符号列 ω:搬送波角周波数 △ω:角周波数偏移 で表わされるFSK信号Sがミキシング手段48、49
に入力する。VCO45では Q=COS{ω+x}*t x:搬送波角周波数ωから
の発振角周波数誤差 で表わされる信号Qを発生する。90゜位相シフター4
7ではVCO45からの信号Qが90゜位相シフトされ
Q’=SIN{ω+x}tとなる。ミキシング手段48ではVC
O45からの信号QとFSK信号Sのかけ算が行なわれ
る。ミキシング手段49では90゜位相シフター47ら
の信号Q’とFSK信号のかけ算が行なわれる。そして
低域フィルタ50、51により希望信号以外の高周波成
分が除去され、低周波増幅手段52、53により希望信
号が増幅される。従って端子d及び端子eには次の信号
が出力する。
【0013】 端子d : S*Q =COS{p(t)*△ω−x}*t 端子e : S*Q’=SIN{p(t)*△ω−x}*t 周波数補正手段55では情報を有する符号列に先だって
伝送される付加信号を受信すると、上記角周波数誤差x
を零にする方向にVCO45を制御する信号を出力す
る。x=0として以下説明する。符号列p(t)と各端子
d、e、fの信号波形の関係を図3に示し、図3を参照
しながら説明する。図3から明かなように符号列p(t)が
−1の時には端子dの信号に比べ端子eの信号は位相が
90゜進んでいる。一方符号列p(t)が1の時には端子d
の信号に比べ端子eの信号は位相が90゜遅れている。
従って位相差検出手段54において端子dの信号と端子
eの信号の位相差を検出することによりもとの符号列p
(t)を再生し、端子fよりもとの符号列p(t)を出力する
ことができる。そして端子fより出力される符号列p(t)
は積算データである。制御手段21では積算データを受
信すると送信手段20を起動してガス流量計に対して積
算データを受信したことを知らせる応答信号をアンテナ
23を介して送信すると同時に、インターフェース18
を介してT−NCU17を起動し、電話回線16に積算
データを送出する。なお受信レベル検出手段56ではア
ンテナ23より入力した受信信号の大きさを検出して、
受信レベル制御手段57を介して受信レベル調整手段4
6の増幅度が大きな信号を受信した時には小さくなるよ
うに制御する。受信レベル制御手段57には起動端子B
が設けられている。起動端子Bに信号が入力した時、受
信レベル制御手段57は受信レベル検出手段56からの
信号を取り込み、受信レベル検出手段56からの取り込
み信号に応じた制御信号を受信レベル調整手段46に出
力する。以後再び起動端子Bに入力があるまで受信レベ
ル検出手段56からの信号に関係なく前記制御信号を受
信レベル調整手段46に出力し続ける。即ち受信レベル
調整手段46の増幅度を一定に保つ。起動端子Bへの入
力は流量計測装置をガス配管に取付時に行われる。
【0014】次に周波数補正手段42、55の構成の一
実施例を図4に示し、その動作を説明する。図4におい
て58は周波数分析手段、59は制御手段、60はアナ
ログ/ディジタル変換手段である。周波数分析手段58
では端子aの信号を高速フーリエ変換手法により周波数
分析を行う。伝送されるFSK信号のビット同期信号に
先立ち、無変調の搬送波信号が送信側より伝送される場
合について考える。端子aにはすでに説明したように 端子a : S*Q =COS{p(t)*△ωーx}*t なる信号が生じる。そして無変調の搬送波信号の場合、
△ω=0である。従って、周波数分析手段58により周
波数分析された結果、x/2πなる周波数が検出され
る。すると制御手段59ではVCO32あるいは45の
周波数がわずかに高くなる方向にVCO32あるいは4
5を制御する。そして周波数分析手段58の周波数分析
結果が前回にくらべ周波数が高くなった場合にはVCO
32あるいは45の発振周波数をx/2πだけ低くする
ように制御する。逆に前回にくらべ周波数が低くなった
場合は発振手段6の発振周波数をx/2πだけ高くする
ように制御する。アナログ/ディジタル変換手段60で
は制御手段59からの制御信号をアナログ量に変換して
VCO32あるいは45に加える。上記動作により周波
数誤差x/2πを補正することができることとなる。
【0015】さらに周波数補正手段42、55の構成の
他の実施例を図5に示し説明する。42が周波数補正手
段であり、61の直流検出手段、62の掃引信号発生手
段、63の電圧保持手段、64の切換スイッチにより構
成されている。伝送されるFSK信号のビット同期信号
に先立ち、無変調の搬送波信号が送信側より伝送される
場合について考える。最初、切換スイッチ64は掃引信
号発生手段62からの信号がVCO32に加わるように
なっている。掃引信号発生手段62ではVCO32の発
振周波数をある一定の周波数幅にわたって掃引させる信
号を出力する。すると端子aに生じる信号の周波数が掃
引に応じて変化する。直流検出手段61では端子aに生
じた信号の周波数が零になった時を検出する。そして零
を検出すると電圧保持手段63を起動し、切換スイッチ
64を電圧保持手段63の信号がVCO32に加わるよ
うにきりかえる。さらに掃引信号発生手段62の動作を
停止する。電圧保持手段63では直流検出手段61から
の信号により掃引信号発生手段62からの信号レベルを
保持する。上記動作によりVCO32の発振周波数がア
ンテナに入力するFSK信号の搬送波周波数と一致する
ことになる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の流量計測装
置によれば、流量計からの積算データを乗せている搬送
波周波数と同じ周波数でかけ算を行い低周波信号に変換
した後、積算データを復調するように構成しているため
高周波信号部の比率を小さくすることができ、かつ低周
波信号部をモノリシックIC化することができるので高
周波回路の知識のないものであっても容易に流量計測装
置を組み立てることができる。
【0017】さらに送信のための発振手段であるVCO
と、受信のための発振手段であるVCOを共用すること
ができ一つのVCOで送受信を行うことができるため周
波数の安定度を保ち易くなり、自動検針における積算デ
ータの信頼性を向上させることができる。
【0018】また周波数補正手段により受信すべきFS
K信号の搬送波周波数と発振手段の発振周波数とが一致
するように補正を行うことができるため角周波数偏移の
大きなFSK信号であっても送信された積算データを再
生することができる。
【0019】また流量計測装置を各家庭に取付時に受信
信号レベルが最適になるように受信レベル調整手段によ
り調整することができるためよりいっそう積算データ受
信における信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における流量計測装置を構成
する流量計測側の中継装置部のブロック図
【図2】本発明の一実施例における流量計測装置を構成
するT−NCU側の中継装置部のブロック図
【図3】本発明の一実施例における各出力端子の出力図
【図4】本発明の一実施例における周波数補正手段のブ
ロック図
【図5】本発明の他の実施例における周波数補正手段の
ブロック図
【図6】従来の流量計測装置のブロック図
【符号の説明】 1 ガス配管 2 流量計 3 記憶手段 32 VCO 33 受信レベル調整手段 41 位相差検出手段 42 周波数補正手段 43 受信レベル検出手段 44 受信レベル制御手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流量計での計測データを記憶する記憶手段
    と、前記記憶手段からの計測データを搬送波信号に乗せ
    て送信する送信手段と、前記記憶手段からの計測データ
    の送信を要求する要求信号あるいは前記計測データに対
    する応答信号を受信する受信手段とを有し、前記受信手
    段は受信すべき搬送波信号周波数に近い周波数で発振す
    る発振手段と、前記発振手段からの信号と受信信号の差
    信号を取り出す第一のミキシング手段と、前記発振手段
    からの信号を位相推移させた信号と受信信号の差信号を
    取り出す第二のミキシング手段と、前記第一のミキシン
    グ手段からの信号と前記第二のミキシング手段からの信
    号の間の位相差を検出する位相差検出手段とで構成され
    た流量計測装置。
  2. 【請求項2】流量計の計測データを収集するデータ収集
    手段と、前記データ収集手段からのデータ収集要求信号
    あるいは前記流量計からの計測データに対する応答信号
    を搬送波に乗せて送信する送信手段と、前記流量計から
    の計測データを受信する受信手段とを有し、前記受信手
    段は受信すべき搬送波信号周波数に近い周波数で発振す
    る発振手段と、前記発振手段からの信号と受信信号の差
    信号を取り出す第一のミキシング手段と、前記発振手段
    からの信号を位相推移させた信号と受信信号の差信号を
    取り出す第二のミキシング手段と、前記第一のミキシン
    グ手段からの信号と前記第二のミキシング手段からの信
    号の間の位相差を検出する位相差検出手段とで構成され
    た流量計測装置。
  3. 【請求項3】データ収集手段は電話回線に接続される網
    制御手段を有することを特徴とした請求項2記載の流量
    計測装置。
  4. 【請求項4】流量計での計測データを計測記憶する記憶
    手段と、前記記憶手段からの計測データを搬送波信号に
    乗せて送信する送信手段と、前記記憶手段からの計測デ
    ータの送信を要求する要求信号あるいは前記計測データ
    に対する応答信号を受信する受信手段とを有し、前記受
    信手段は受信すべき搬送波信号周波数に近い周波数で発
    振する発振手段と、前記発振手段からの信号と受信信号
    の差信号を取り出す第一のミキシング手段と、前記発振
    手段からの信号を位相推移させた信号と受信信号の差信
    号を取り出す第二のミキシング手段と、前記第一のミキ
    シング手段からの信号と前記第二のミキシング手段から
    の信号の間の位相差を検出する位相差検出手段と、前記
    受信すべき搬送波信号周波数と前記発振手段からの信号
    周波数の差を検出し、前記周波数差をなくす方向に前記
    発振手段の発振周波数を制御する周波数補正手段とで構
    成された流量計測装置。
  5. 【請求項5】流量計の計測データを収集するデータ収集
    手段と、前記データ収集手段からのデータ収集要求信号
    あるいは前記流量計からの計測データに対する応答信号
    を搬送波に乗せて送信する送信手段と、前記流量計から
    の計測データを受信する受信手段とを有し、前記受信手
    段は受信すべき搬送波信号周波数に近い周波数で発振す
    る発振手段と、前記発振手段からの信号と受信信号の差
    信号を取り出す第一のミキシング手段と、前記発振手段
    からの信号を位相推移させた信号と受信信号の差信号を
    取り出す第二のミキシング手段と、前記第一のミキシン
    グ手段からの信号と前記第二のミキシング手段からの信
    号の間の位相差を検出する位相差検出手段と、前記受信
    すべき搬送波信号周波数と前記発振手段からの信号周波
    数の差を検出し、前記周波数差をなくす方向に前記発振
    手段の発振周波数を制御する周波数補正手段とで構成さ
    れた流量計測装置。
  6. 【請求項6】データ収集手段は電話回線に接続される網
    制御手段を有することを特徴とした請求項5記載の流量
    計測装置。
  7. 【請求項7】流量計での計測データを計測記憶する記憶
    手段と、前記記憶手段からの計測データを搬送波信号に
    乗せて送信する送信手段と、前記記憶手段からの計測デ
    ータの送信を要求する要求信号あるいは前記計測データ
    に対する応答信号を受信する受信手段と、前記受信手段
    で受信する受信信号のレベルを検出する受信レベル検出
    手段と、前記受信手段で受信する受信信号レベルを調整
    する受信レベル調整手段と、前記受信レベル検出手段か
    らの受信レベルに対応してあらかじめ定めた複数個の出
    力信号のうちの一つを前記受信レベル調整手段に出力し
    受信レベルを制御する受信レベル制御手段と、前記受信
    レベル制御手段を起動するための起動端子とを有し、前
    記受信手段は受信すべき搬送波信号周波数に近い周波数
    で発振する発振手段と、前記発振手段からの信号と受信
    信号の差信号を取り出す第一のミキシング手段と、前記
    発振手段からの信号を位相推移させた信号と受信信号の
    差信号を取り出す第二のミキシング手段と、前記第一の
    ミキシング手段からの信号と前記第二のミキシング手段
    からの信号の間の位相差を検出する位相差検出手段と、
    前記受信すべき搬送波信号周波数と前記発振手段からの
    信号周波数の差を検出し、前記周波数差をなくす方向に
    前記発振手段の発振周波数を制御する周波数補正手段と
    で構成された流量計測装置。
  8. 【請求項8】流量計の計測データを収集するデータ収集
    手段と、前記データ収集手段からのデータ収集要求信号
    あるいは前記流量計からの計測データに対する応答信号
    を搬送波に乗せて送信する送信手段と、前記流量計から
    の計測データを受信する受信手段と、前記受信手段で受
    信する受信信号のレベルを検出する受信レベル検出手段
    と、前記受信手段で受信する受信信号レベルを調整する
    受信レベル調整手段と、前記受信レベル検出手段からの
    受信レベルに対応してあらかじめ定めた複数個の出力信
    号のうちの一つを前記受信レベル調整手段に出力し受信
    レベルを制御する受信レベル制御手段と、前記受信レベ
    ル制御手段を起動するための起動端子とを有し、前記受
    信手段は受信すべき搬送波信号周波数に近い周波数で発
    振する発振手段と、前記発振手段からの信号と受信信号
    の差信号を取り出す第一のミキシング手段と、前記発振
    手段からの信号を位相推移させた信号と受信信号の差信
    号を取り出す第二のミキシング手段と、前記第一のミキ
    シング手段からの信号と前記第二のミキシング手段から
    の信号の間の位相差を検出する位相差検出手段と、前記
    受信すべき搬送波信号周波数と前記発振手段からの信号
    周波数の差を検出し、前記周波数差をなくす方向に前記
    発振手段の発振周波数を制御する周波数補正手段とで構
    成された流量計測装置。
  9. 【請求項9】データ収集手段は電話回線に接続される網
    制御手段を有することを特徴とした請求項8記載の流量
    計測装置。
  10. 【請求項10】周波数補正手段は、第一あるいは第二の
    ミキシング手段からの信号を周波数分析する周波数分析
    手段と、前記周波数分析手段によって検出した周波数成
    分に応じて出力を発生する制御手段と、前記制御手段か
    らの信号により発振手段の発振周波数を制御する直流電
    圧を供給するためのディジタル/アナログ変換手段とで
    構成された請求項7または8記載の流量計測装置。
  11. 【請求項11】周波数補正手段は、発振手段の発振周波
    数を掃引するための掃引信号発生手段と、前記第一ある
    いは第二のミキシング手段からの信号から直流信号を検
    出する直流検出手段と、掃引信号発生手段からの掃引信
    号を前記直流検出手段からの信号により保持する電圧保
    持手段と、前記発振手段を制御する信号を直流検出手段
    からの信号により前記掃引信号発生手段からの信号と前
    記電圧保持手段からの信号とに切り換える切換手段とで
    構成された請求項7または8記載の流量計測装置。
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