JPH06282652A - 画像の輪郭抽出装置 - Google Patents

画像の輪郭抽出装置

Info

Publication number
JPH06282652A
JPH06282652A JP7043193A JP7043193A JPH06282652A JP H06282652 A JPH06282652 A JP H06282652A JP 7043193 A JP7043193 A JP 7043193A JP 7043193 A JP7043193 A JP 7043193A JP H06282652 A JPH06282652 A JP H06282652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contour
point
points
evaluation function
node
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7043193A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Ebihara
利行 海老原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP7043193A priority Critical patent/JPH06282652A/ja
Publication of JPH06282652A publication Critical patent/JPH06282652A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】計算量が少なくて済み、しかも1回の移動で長
距離の移動が行える効率の良い画像の輪郭抽出装置を提
供することにある。 【構成】輪郭抽出の対象である画像からエッジの強い点
(画素)を抽出して特徴点集合とする特徴点抽出装置2
と、前記特徴点集合から第1の評価関数を用いて選択し
た点を結んで輪郭モデルの初期位置を設定する初期位置
設定装置4と、第2の評価関数を用いてこの値が最小に
なるように前記輪郭モデルの節点を前記特徴点集合の他
の点に変更するエネルギー最小化計算部6とを具備した
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像の輪郭抽出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像の輪郭抽出方法の第1の例と
して、M.Kass, A.Witikin, D.Tezopoulos の"SNAKES:Ac
tive Contour models",Proc. 1st ICCV, pp259-268があ
る。該第1の従来例は、点列で構成された輪郭モデルの
状態に応じた量として定義されたエネルギー値を最小に
することにより画像の輪郭をとらえるものである。輪郭
モデルに発生するエネルギーは、内部エネルギーと外部
エネルギーとからなる。内部エネルギーは、点列の連続
性と点列の曲がり具合によって決る。一方、外部エネル
ギーは、輪郭モデルと画像の輪郭との位置関係で決る。
この場合輪郭モデルを次式のように弧の長さsをパラメ
ータとするベクトルVv(s)で表している。
【0003】Vv(s)=(x (s) ,y (s) ) そして、(1)式で表されるエネルギーが極小値をとる
とき輪郭モデルが画像の輪郭をとらえる。
【0004】
【数1】 (1)式において、Eintは輪郭モデルの曲がり具合や不
連続性にかかわるエネルギー、Eimageは画像との間に働
くエネルギー、Econは制約条件となるエネルギーであ
る。
【0005】また、第2の従来例として、Amini の提案
がある。これはProceedings,SecondInternational Conf
erence on Computer Vision,1988,pp.95-99において提
案されたdynamic programming であり、これは第1の従
来例を改良した方法である。
【0006】さらに、第3の従来例として、Cohen の提
案がある。これはIMAGE UNDERSTANDING Vol.53,No.2,Ma
rch,pp.211-218,1991 において提案されたもので、輪郭
モデルにそれが囲む面積を大きくするように働くエネル
ギーを導入する技術であり、第1の従来例を改良した提
案である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】第1〜第3の従来例に
あっては、以下のような問題点がある。すなわち、sn
akeと呼ばれる手法では、一般的に輪郭モデルの各節
点の移動先の対象はその8近傍である。1つの点の次の
フレームにおける位置を決定するために現在の位置も含
めて9点についてエネルギーを計算しなければならな
い。そのために、収束までに時間がかかるという問題が
ある。もちろん、4近傍にすることもできるが、斜めの
移動ができなくなるので、計算量を少なくする効果は少
ない。
【0008】また、8近傍を移動の対象にしているの
で、1回で移動できる距離は1画素程度と短い。このこ
ともsnakeの収束に時間がかかる原因になってい
る。
【0009】移動先の候補を多くすることによって1回
に移動できる距離を長くすることができるが、それらの
移動先の候補の全てについてエネルギー値を計算する必
要があるので、計算に時間がかかることになる。
【0010】本発明は、このような問題点を解決するた
めなされたもので、移動先の候補となる点の集合を予め
定めておくことにより、計算量が少なくて済み、しかも
1回の移動で長距離の移動が行える効率の良い画像の輪
郭抽出装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、輪郭抽出の対象である
画像からエッジの強い点(画素)を抽出して特徴点集合
とする特徴点抽出装置と、前記特徴点集合から第1の評
価関数を用いて選択した点を結んで輪郭モデルの初期位
置を設定する初期位置設定装置と、第2の評価関数を用
いてこの値が最小になるように前記輪郭モデルの節点を
前記特徴点集合の他の点に変更するエネルギー最小化計
算装置とを具備した画像の輪郭抽出装置である。
【0012】
【作用】請求項1に対応する発明によれば、以下のよう
な作用が得られる。
【0013】まず、特徴点抽出装置は、輪郭抽出の対象
である画像からエッジの強い節点(画素)を抽出し特徴
点集合とすることによって、目的の輪郭が存在する可能
性のある位置が全てピックアップされ、以降、これらの
特徴点のみを処理の対象とし、それ以外の点を処理の対
象から除くことができる。
【0014】次に、初期位置設定装置によって前述の特
徴点集合から輪郭モデルの節点の初期位置に使われる点
が選択される。この場合、第1の評価関数を用いて特徴
点集合から初期位置に使う節点を選択するだけなので、
初期設定を自動で行うことができる。
【0015】最後に、エネルギー最小化計算装置は、第
2の評価関数の値が最小になるように輪郭モデルの各節
点の位置を移動することによって目的の輪郭を捕らえる
が、移動先は特徴点集合に属する点に限られているの
で、少ない計算量で、高速に目的の輪郭を捕らえること
ができる。
【0016】この結果、計算量が少なくて済み、しかも
1回の移動で長距離の移動が行える効率の良い画像の輪
郭抽出装置を得ることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0018】図1は本発明の第1の実施例の概略構成を
示すブロック図である。これは、輪郭抽出の対象となる
人物画像を記憶する原画像用メモリー1と、原画像を3
つの領域に分ける端点抽出装置(処理領域分割装置)2
と、原画像のエッジ強度を調べる対象となるラインであ
るスキャンラインを設定するスキャンライン設定装置3
と、スキャンライン上で原画像からエッジの強い点(画
素)を抽出する強エッジ点抽出装置4と、前記強エッジ
点の座標を記憶する強エッジ点座標メモリー5と、第1
の評価関数を用いて強エッジ転座標メモリーから評価値
の高い点を選択して輪郭モデルの最初の位置とする初期
位置設定装置6と、輪郭モデルを構成する節点の位置を
記憶する節点位置メモリー7と、強エッジ点座標メモリ
ーを参照して第2の評価関数を用いてエネルギーが最小
になるように節点位置を変更する節点位置更新装置8と
から構成されている。
【0019】本実施例では図2に示すような人物画像を
輪郭抽出の対象としている。この人物画像は、まず原画
像用メモリー1に記憶される。特徴集合としては原画像
のエッジ強度の強い点の集合を用いる。
【0020】輪郭抽出は処理を簡単にするため、端点抽
出装置(処理領域分割装置)2によって、3つの領域に
分割されて行われる。この分割を行うため、まず図3
(a)及び(b)に示す4点A、B、C、Dの位置を求
める。曲線は人物の輪郭を模式的に表わしたものであ
る。この階段では人物の輪郭はまだ把握されてはいな
い。
【0021】点A、Bは人物の輪郭線が下辺または左右
の辺に接する点である。点Aの位置は次のようにして求
める。まず、領域1及び領域2の平均色を求める。領域
1は背景部分に属していれば良く、領域2は人物の服の
部分に属していればよい。輪郭抽出の対象が人物の上半
身の画像に限られているので、これらの位置は適切に選
びさえすれば画像が変わっても固定でよい。図3の矢印
で示すように辺上を走査し、走査点の色と領域1の平均
色との色差が走査点の色と領域2の平均色との色差より
も大きくなったところで走査を終了する。この点が求め
る点である。色差はRGB空間における2色間の距離で
もよい。点Bも同様に求める。
【0022】点C、Dは人物の輪郭線が概略縦方向から
概略横方向に変化する点である。点Cの位置は次のよう
にして求める。まず、領域3及び領域4の平均色を求め
る。領域3は背景部分に属していれば良く、領域4は人
物の頭の部分に属していればよい。輪郭抽出の対象が人
物の上半身の画像に限られているので、これらの位置も
適切に選びさえすれば、画像が変わっても固定でよい。
矢印で示すように画像の上の角の画素から順に斜め45
度の線上を走査し、走査点の色と領域3の平均色との色
差が走査点の色と領域4の平均色との色差よりも大きく
なったところで走査を終了する。この点が求める点であ
る。点Dも同様に求める。
【0023】人物画像は、これら4点の座標を用いて、
図4(a)及び(b)に示す領域L、領域R、領域Uの
3つの処理領域に分割されて、それぞれの領域L,R,
U毎に輪郭の抽出が行われる。
【0024】次に、スキャンライン設定装置3が3つの
処理領域それぞれについて、原画像のエッジ強度を調べ
る対象のラインを設定する。スキャンラインは図5に示
すように領域L及び領域Rでは横方向のラインであり、
領域Uでは縦方向のラインである。ライン間隔は輪郭抽
出の細かさに対応しているので、目的に合わせて設定す
る。
【0025】以下、領域Lについて説明を行う。
【0026】強エッジ点抽出装置4は、図6に示すよう
にスキャンライン上の原画像のエッジ強度を計算し、エ
ッジの強い画素の座標を強エッジ座標メモリー5に記録
していく。エッジ強度の計算にはラプラシアンなどのよ
く知られたオペレータを用いればよい。
【0027】スキャンラインに沿って原画像にエッジ抽
出のオペレータを作用させると、例えば図8に示すよう
なエッジ情報が得られる。グラフの横軸はライン上の位
置を、縦軸はエッジ強度を示している。
【0028】次に、以降の輪郭モデルで扱う対象となる
点の数を少なくするためにエッジ強度の小さい部分は棄
却し、残った部分でさらにピークの位置を抽出する。エ
ッジ強度の小さい部分を棄却するには、図9に示すよう
に1ライン内の全画素のエッジ強度の分散を求め、その
値の定数倍を基準とし、それよりエッジ強度が小さい画
素を棄却するとよい。また、ピークを検出するには、各
画素について、その画素のエッジ強度をその左右数画素
(2画素程度)のエッジ強度とそれぞれ比較し、左右数
画素のエッジ強度が全てが注目画素のエッジ強度よりも
大きくない場合にピークとみなすことができる。
【0029】その結果、図9に示すように1ライン内に
おいて相対的にエッジ強度の強い点が抽出される。各ス
キャンラインについて同様の処理を施すことにより、図
6及び図7に示すように画像のエッジの強い点が抽出さ
れる。
【0030】図10はこれを模式的に表わしたものであ
る。これらの点は強エッジ点座標メモリー5に記憶され
る。記憶の方法は、例えば図11(a)に示すように、
2次元配列状のメモリーに上のラインから順に強いエッ
ジが検出された画素のX座標を記録していく。配列の各
ラインはそれぞれ1本のスキャンラインに対応してい
る。各スキャンライン上の強エッジ点のX座標は左詰め
でメモリーに書き込まれる。各文字は図10の対応する
点のX座標を表わしている。
【0031】初期位置設定装置6は、強エッジ点座標メ
モリー5を参照し、各スキャンライン上から1点ずつ、
輪郭モデルの節点位置の初期値に使用する点を選択す
る。この選択には第1の評価関数が用いられる。1つの
スキャンラインに注目し、そのライン上にある全ての強
エンジ点について第1の評価関数を用いて点数をつけ、
輪郭モデルの初期位置としてどのくらい適しているかを
調べる。1ライン内で最も評価点の高かった画素を輪郭
モデルの初期位置として採用し、節点位置メモリー7に
記録する。第1の評価関数としては、例えばその点のエ
ッジの強さを用いることができる。
【0032】ここでは、第1の評価関数として各強エッ
ジ点のX座標を用い、最も左端に近い点を採用すること
にする。マイクロプロセッサ(MPU)を用いた回路を
導入することによって評価関数にもっと複雑な関数を用
いることもできる。その他のラインについても同様に輪
郭モデルの初期位置に適していると判断された点の位置
が節点位置メモリー7に記録され、それらの位置を順に
結ぶと図12(a)に示すような輪郭モデルの初期形状
となる。節点位置メモリーは図11(b)に示すような
1次元配列型のメモリーである。
【0033】節点位置メモリー7の内容は節点位置更新
装置8によって、より目的の輪郭線に近い点更新されて
いき、最終的に目的の輪郭線に近い位置に収束する。図
13は節点位置更新装置8の詳細な構成を示す図であ
る。図13に示すように、節点位置更新装置6は、移動
先候補抽出装置61と、第2の評価関数値演算装置62
a〜62cと、最小値選択回路63およびゲート64か
ら構成されている。
【0034】第2の評価関数は輪郭モデルの位置および
形状を評価する関数であり、snakeにおけるエネル
ギーと同様の意味を持つ。輪郭モデルの初期形状が決ま
ると、よってその形状のエネルギー値を計算することが
できる。
【0035】節点位置更新装置6は、節点位置メモリー
7内のデータと強エッジ点座標メモリー5のデータを参
照し、第2の評価関数による評価値が小さくなるように
節点を強エッジ点の集合の他の点に変更し、それに応じ
て節点位置メモリー7内のデータを更新していく。
【0036】移動先候補抽出装置61は、まず節点位置
メモリー7から輪郭モデルの各スキャンライン上の節点
位置(X座標)を順次読み出す。例えば、図11(b)
のX座標としてのaを読み出す。次に図11(a)に示
す強エッジ点座標メモリー5を参照してX座標aに隣接
するX座標を検索する。この例では右に隣接しているX
座標bを読みだす。左側に隣接するデータはないので、
この場合はX座標としてのaとbがぞれぞれ評価関数値
演算装置62bおよび62cとに入力されるとともに、
ゲート64にも入力される。この場合は、評価関数値演
算装置62aは動作を停止させておくが、他のラインの
処理に際し左側に隣接する座標がある場合には、評価関
数値演算装置62bや62cと同様に動作する。
【0037】第2の評価関数値演算装置62a〜62c
は移動先候補抽出装置61から入力されたX座標に対す
る評価値(エネルギー値)を計算する。この評価関数は
輪郭モデルが目的の輪郭を捕らえるときに小さい値にな
るような任意の関数を用いる。
【0038】このような関数の一例を図14の場合につ
いて説明する。図8において点Pは評価の対象となって
いる点、点Aは点Pよりd画素上のライン上での輪郭モ
デルが通過する位置、点Bは点Pよりd画素下のライン
上での輪郭モデルが通過する位置である。この例ではス
キャンラインの間隔をdとしている。最も上のスキャン
ライン上の点を評価するときはA点として図3(a)に
示す点Cを用いる。また、最も下のスキャンライン上の
点を評価するときはB点として図3(b)に示す点Aを
用いる。つまり、常に輪郭モデルは処理領域の分割に用
いた端点を両端とする。
【0039】点Pの座標を(xp,yp)、A点の座標
を(xa,yp−d)、B点の座標を(xb,yp+
d)と表すことにする。また、ベクトルAPをv1、ベ
クトルPBをv2と表すことにする。すなわち、 v1=(xp−xa,d) v2=(xb−xp,d) また、ベクトルv1とベクトルv2のなす角をTとす
る。すると、次の関数Energyを評価関数として用
いることができる。
【0040】Energy=Wedge×Edge(x
p,yp)−Wcurve×cos(T) ただし、 Wedge:評価値に寄与するエッジ強度の重み Edge(x,y):座標(x,y)における画像のエ
ッジ強度 Wcurve:評価値に寄与する輪郭モデル滑らかさの
程度の重み を表す。
【0041】また、cos(T)はcos(T)=(v
1・v2)/(|v1|×|v2|)で求めることがで
きる。
【0042】この評価関数が複雑な場合はMPUを用い
た回路によって計算するのが適している。最小値選択回
路63は3つの第2の評価関数値演算装置62a〜62
cが計算した評価値を比較し、最も小さいものを見つ
け、ゲート64にその情報を出力する。ゲートはその情
報を受け取り、最も評価値(エネルギー値)の小さかっ
たものに対応するX座標が選択し、出力する。この例で
はX座標bについて計算した評価値が最も小さかったと
して、bを出力する。結局、エネルギー最小化計算部は
節点位置メモリーに記憶されていたX座標を読みだし、
その点と、その両側で隣接する強エッジ点のX座標につ
いてエネルギーを評価し、最もエネルギー値が小さいX
座標で節点位置メモリー7の内容を更新する。
【0043】以上のような輪郭モデルの位置更新を繰返
し行うことにより、図12(a)〜(c)に示すように
輪郭モデルの各節点は目的とする輪郭位置へと次第に近
付き、最終的に目的とする輪郭を捕らえることができ
る。
【0044】以上が処理領域Lについての説明である。
他の処理領域においても同様な処理を行う。これらの結
果を合わせると、図14(a)、(b)に示すように人
物の輪郭を捕らえることができる。
【0045】輪郭モデルを人物の輪郭に効率良く収束さ
せるために、第1の評価関数および第2の評価関数に次
に述べるような項を付加してもよい。図15(a)に示
すような輪郭抽出の結果として予想される一般的な輪郭
位置のテンプレートを予め設定しておき、図15(b)
に×印で示すように各スキャンライン上におけるテンプ
レートの位置をもとめる。そして、評価する強エッジ点
とそれと同じライン上にあるテンプレートの位置との距
離を新たな評価値の項として第1の評価関数および第2
の評価関数に付加する。
【0046】本実施例では図4(a)及び図4(b)に
示したように処理領域を分けたが、同様な方法で図16
(a)に示すように人物画像が下辺または左右の辺と接
する位置および首の概略位置を求め、これらの位置をも
とにして求めた3つの領域を処理領域としてもよい。前
述の実施例ではスキャンラインをY軸またはX軸に平行
な直線としたが、この場合は図16(b)に示すように
上部の処理領域については領域の中心点からの放射状の
直線を、また、残りの処理領域については領域のひとつ
の角を中心とした放射状の直線をスキャンラインとして
もよい。
【0047】以上述べた実施例によれば、輪郭モデルの
各節点の移動できる位置が、輪郭抽出の対象である画像
から抽出したエッジの強い点(画素)の集合である特徴
点集合に属する点に限られているので、少ない計算量
で、高速に目的の輪郭を捕らえることができるという効
果がある。
【0048】また、実施例の輪郭モデルの初期位置の設
定は、評価関数を用いて特徴点集合から選択するだけで
するので、輪郭モデルの初期位置の設定を自動で行うこ
とができるという効果もある。
【0049】
【発明の効果】本発明の画像の輪郭抽出装置によれば、
以下のような効果が得られる。すなわち、輪郭モデルの
各節点の移動できる位置が、輪郭抽出の対象である画像
から抽出したエッジの強い点(画素)の集合である特徴
点集合に属する点に限られているので、少ない計算量
で、高速に目的の輪郭を捕らえることができるという効
果がある。
【0050】また、本発明では輪郭モデルの初期位置の
設定は、評価関数を用いて特徴点集合から選択するだけ
であるので、輪郭モデルの初期位置の設定を自動で行う
ことができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像の輪郭抽出装置の第1の実施例の
概略構成を示すブロック図。
【図2】図1の輪郭抽出の対象を示す図。
【図3】図1の処理領域分割装置(端点抽出装置)の機
能を説明するための図。
【図4】図1の処理領域分割装置(端点抽出装置)の機
能を説明するための図。
【図5】図1のスキャンライン設定装置の機能を説明す
るための図。
【図6】図1の強エッジ点抽出装置の機能を説明するた
めの図。
【図7】図1の強エッジ点抽出装置の機能を説明するた
めの図。
【図8】図1のエッジ強度の計算仕方を説明するための
図。
【図9】本発明装置によって得られた抽出結果を示す
図。
【図10】図1の強エッジ点座標メモリーに記憶される
内容を説明するための図。
【図11】図1の強エッジ点座標メモリーに記憶される
方法を説明するための図。
【図12】図1の節点位置にメモリーに記憶される内容
を説明するための図。
【図13】図1の節点位置更新装置の詳細に構成を示す
ブロック図。
【図14】図13の第2の評価関数値を説明するための
図。
【図15】本発明装置の他の実施例の要部を説明するた
めの図。
【図16】本発明装置の更に異なる実施例の要部を説明
するための図。
【符号の説明】
1…原画像用メモリー、2…端点抽出装置(処理領域分
割装置)、3…スキャンライン設定装置、4…強エッジ
点抽出装置、5…強エッジ点座標メモリー、6…初期位
置設定装置、7…節点位置メモリー、8…節点位置更新
装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輪郭抽出の対象である画像からエッジの
    強い点(画素)を抽出して特徴点集合とする特徴点抽出
    装置と、 前記特徴点集合から第1の評価関数を用いて選択した点
    を結んで輪郭モデルの初期位置を設定する初期位置設定
    装置と、 第2の評価関数を用いてこの値が最小になるように前記
    輪郭モデルの節点を前記特徴点集合の他の節点に変更す
    るエネルギー最小化計算装置と、 を具備した画像の輪郭抽出装置。
JP7043193A 1993-03-29 1993-03-29 画像の輪郭抽出装置 Withdrawn JPH06282652A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7043193A JPH06282652A (ja) 1993-03-29 1993-03-29 画像の輪郭抽出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7043193A JPH06282652A (ja) 1993-03-29 1993-03-29 画像の輪郭抽出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06282652A true JPH06282652A (ja) 1994-10-07

Family

ID=13431293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7043193A Withdrawn JPH06282652A (ja) 1993-03-29 1993-03-29 画像の輪郭抽出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06282652A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0774730A2 (en) 1995-11-01 1997-05-21 Canon Kabushiki Kaisha Object extraction method, and image sensing apparatus using the method
JP2001109907A (ja) * 1999-10-04 2001-04-20 Sharp Corp 3次元モデル生成装置および3次元モデル生成方法ならびに3次元モデル生成プログラムを記録した記録媒体
KR100396357B1 (ko) * 1999-05-17 2003-09-02 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 윤곽을 따르는 트래커를 자동적으로 결정하기 위한 방법및 그 방법을 실시하는 프로그램을 기억한 기억 매체
WO2007029591A1 (ja) * 2005-09-06 2007-03-15 Sony Corporation 画像処理装置、マスク作成方法及びプログラム
JP2007164816A (ja) * 1995-11-13 2007-06-28 Applied Intelligent Systems Inc 画像中のパターンを自動的に位置付けるベクトル相関システム
JP2015184014A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 株式会社イシダ 計量装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0774730A2 (en) 1995-11-01 1997-05-21 Canon Kabushiki Kaisha Object extraction method, and image sensing apparatus using the method
EP0774730A3 (en) * 1995-11-01 1998-04-01 Canon Kabushiki Kaisha Object extraction method, and image sensing apparatus using the method
US6636635B2 (en) 1995-11-01 2003-10-21 Canon Kabushiki Kaisha Object extraction method, and image sensing apparatus using the method
US6993184B2 (en) 1995-11-01 2006-01-31 Canon Kabushiki Kaisha Object extraction method, and image sensing apparatus using the method
JP2007164816A (ja) * 1995-11-13 2007-06-28 Applied Intelligent Systems Inc 画像中のパターンを自動的に位置付けるベクトル相関システム
JP4494427B2 (ja) * 1995-11-13 2010-06-30 アプライドインテリジェントシステムズ、インク 画像中のパターンを自動的に位置付けるベクトル相関システム
KR100396357B1 (ko) * 1999-05-17 2003-09-02 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 윤곽을 따르는 트래커를 자동적으로 결정하기 위한 방법및 그 방법을 실시하는 프로그램을 기억한 기억 매체
US6728407B1 (en) 1999-05-17 2004-04-27 International Business Machines Corporation Method for automatically determining trackers along contour and storage medium storing program for implementing the same
JP2001109907A (ja) * 1999-10-04 2001-04-20 Sharp Corp 3次元モデル生成装置および3次元モデル生成方法ならびに3次元モデル生成プログラムを記録した記録媒体
WO2007029591A1 (ja) * 2005-09-06 2007-03-15 Sony Corporation 画像処理装置、マスク作成方法及びプログラム
US8311332B2 (en) 2005-09-06 2012-11-13 Sony Corporation Image processing system, mask fabrication method, and program
JP2015184014A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 株式会社イシダ 計量装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6173075B1 (en) Drawing pixmap to vector conversion
JP2940936B2 (ja) 表領域識別方法
JP2001109895A (ja) 複数のディジタル画像の処理方法
JP2001101426A (ja) ディジタル画像処理方法
JP3830998B2 (ja) 罫線除去方法及びこれを用いた文字認識装置
JP3054682B2 (ja) 画像処理方法
JPH06282652A (ja) 画像の輪郭抽出装置
JPH0418351B2 (ja)
JPH0981740A (ja) 線図形入力装置
JP2002133424A (ja) 文書の傾き角度及び境界の検出方法
JPH07334648A (ja) 画像処理方法及びその装置
JP2001243479A (ja) 画像処理方法および装置、ならびに画像処理プログラムを記録した記録媒体
JPH04255080A (ja) 画像入力装置
JP3462960B2 (ja) 画像処理方法
JP2954778B2 (ja) 画像入力装置の線図形分岐点接続方法
JP2755299B2 (ja) 画像処理方法
JP2587812B2 (ja) 図形抽出方法
CN108109150B (zh) 图像分割方法、终端
JP4406974B2 (ja) 画像検出装置、画像検出方法および記録媒体
JP2559359B2 (ja) 画像の構造記憶方法及び画像登録装置
JPH0139153B2 (ja)
JP2633552B2 (ja) 画像処理方法
JP2838556B2 (ja) 画像処理装置
JPH06259554A (ja) 画像輪郭抽出装置
JP2633553B2 (ja) 画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000530