JPH0628244A - 記憶装置及びこれを用いた情報処理システム - Google Patents

記憶装置及びこれを用いた情報処理システム

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JPH0628244A
JPH0628244A JP18343992A JP18343992A JPH0628244A JP H0628244 A JPH0628244 A JP H0628244A JP 18343992 A JP18343992 A JP 18343992A JP 18343992 A JP18343992 A JP 18343992A JP H0628244 A JPH0628244 A JP H0628244A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、記憶装置及びこれを用いた情報処
理システムに関し、比較的簡単に記憶容量を実質的に拡
張できる記憶装置及びこれを用いた情報処理システムを
提供することを目的とする。 【構成】 情報処理装置又は他の記憶装置と自記憶装置
100との間を結合する結合手段1及び6と、自記憶装
置100の記憶機構5がアクセスの対象か否かを判断す
る実装情報保持機構2と、前記判断に従って、アクセス
の対象である場合にアクセス要求をアクセス制御機構4
へ送り、アクセスの対象でない場合にアクセス要求を結
合手段6を介して他の記憶装置へ送る経路選択手段3を
備える記憶装置100を複数連結接続し、この連結接続
の始端に情報処理装置を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記憶装置及びこれを用い
た情報処理システムに関し、特に、複数の記憶装置を連
結接続して1つの大容量の記憶装置の如く扱うことが可
能な記憶装置及びこれを用いた情報処理システムに関す
る。
【0002】情報処理装置の発達により、高速かつ大量
のデータを処理することが可能となったが、情報処理装
置の高速性を生かすためには情報処理装置に対して安定
かつ高速にデータを供給することが必要となる。そのた
めには大容量で高速な記憶装置が不可欠となる。
【0003】
【従来の技術】情報処理装置から記憶装置へのアクセス
は、次のように行われる。例えば、装置IDを明示的に
指定した上で記憶装置ごとに持つ記憶アドレスを指定
し、情報処理装置側にある制御回路及び接続インタフェ
ースを選択して1つの記憶装置にアクセスを行う。この
方式を用いた例としてチャネル装置を介して接続される
磁気ディスク装置がある。また、より高速性が要求され
る場合には、CPUから直接アクセス可能な半導体記憶
装置である拡張記憶装置が用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】情報処理装置に既に接
続された記憶装置に実装された記憶容量を越える容量
が、何らかの理由で必要とされる場合がある。この場
合、記憶装置の増設拡張が行われる。
【0005】前述のチャネル装置を介して接続される磁
気ディスク装置等の記憶装置においては、1台の記憶装
置の記憶容量を増すことができない。そこで、以下の方
法のいずれかが採られる。
【0006】即ち、第1には、既設の記憶装置(例えば
1Gバイト)に代えてより大容量(例えば2Gバイト)
の記憶装置を新たに情報処理装置に接続し、同一の装置
IDを与えることが行われる。しかし、この場合は、既
設の記憶装置に対してそれまでに行われた投資の殆どが
無駄になる。即ち、この場合は、増設拡張というより
も、むしろ記憶装置の入換えというべきである。
【0007】また、第2には、既設の記憶装置の他に同
程度の容量の他の(物理的に独立した)記憶装置を情報
処理装置に接続し、別の装置IDを与えることが行われ
る。しかし、このように複数の記憶装置の容量を活用し
ようとすると、情報処理装置の制御部(チャネル装置な
ど)及び接続コネクタなどが多くなり、情報処理装置側
の物量が増大する。また、高速アクセスを行うために
は、チャネルを用いたアクセスでは性能が不足するた
め、CPUの性能を十分に発揮できない。
【0008】また、前述のCPUから直接アクセス可能
な拡張記憶装置においては、物理的に実装可能な記憶容
量の範囲内では比較的簡単に記憶容量の拡張を実現でき
るが、それを越えた場合には制御回路やインタフェース
部の物量が著しく増大するため、簡単には接続する拡張
記憶装置の数を増やすことはできない。
【0009】本発明の目的は、比較的簡単に記憶容量を
実質的に拡張できる記憶装置を提供することにある。本
発明の他の目的は、他の1又は2以上の記憶装置と接続
可能な記憶装置を提供することにある。
【0010】本発明の更に他の目的は、高速アクセスに
適した記憶装置の記憶容量を比較的簡単に実質的に拡張
できる情報処理システムを提供することにある。本発明
の更に他の目的は、連結接続された複数の記憶装置を含
む情報処理システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の記憶装
置を連結(直列)接続して1つの大容量の記憶装置の如
く扱うことにより、情報処理装置の制御部や接続インタ
フェース部などの負担の増加なしに容易に記憶装置又は
容量を拡張できるという、本発明者の新たな知見に基づ
くものである。このために、本発明の記憶装置は、他の
記憶装置との結合手段(通信手段)を備え、アクセス要
求に対して特徴的な応答をするための手段を備える。
【0012】図1は本発明の原理構成図であり、本発明
の記憶装置100を示す。結合手段1は、アクセス要求
を発行する情報処理装置又は記憶装置等の他の装置(図
示せず)と自記憶装置100との間を結合する。結合手
段1は連結接続のアクセス要求元側に設けられる。実装
情報保持機構2は、自記憶装置100の実装状態を示す
情報を保持し、結合手段1からアクセス要求に対応する
アドレス情報を受け取り、自記憶装置100に実装され
ている記憶機構5がアクセスの対象になっているかどう
かを識別し、その結果を経路選択指示信号(例えばアク
セス例外信号)として経路選択手段3へ送る。経路選択
手段3は、経路選択指示信号を受信し、これに基づいて
結合手段1を介して伝達されて来る信号の伝達先を選択
する。アクセス制御機構4は自記憶機構5へのアクセス
制御を行う。記憶機構5は自記憶装置100に実装され
た記憶機構であり、実際にデータを記憶する部分であ
る。結合手段6は他記憶装置(図示せず)と自記憶装置
100との間を結合する。
【0013】
【作用】記憶装置100は、結合手段1により情報処理
装置と接続可能である。記憶装置100は、結合手段1
を他の記憶装置の結合手段6に接続することにより、ま
た、結合手段6を他の記憶装置の結合手段1に接続する
ことにより、他の記憶装置と接続可能である。従って、
複数の記憶装置100を連結接続することが可能とな
る。
【0014】記憶装置100において、実装情報保持機
構2は、自記憶装置100の記憶機構5がアクセスの対
象か否かを判断する。これに基づいて、経路選択手段3
は、自記憶装置100の記憶機構5がアクセスの対象で
ある場合にアクセス要求を前記アクセス制御機構4へ送
り、自記憶装置100の記憶機構5がアクセスの対象で
ない場合にアクセス要求を結合手段6を介して他の記憶
装置へ送る。
【0015】連結接続された複数の記憶装置100の各
々において同様の処理が行われる。従って、情報処理装
置において発行されたアクセス要求は、連結接続された
複数の記憶装置100の間を順に転送される。そして、
最終的にアクセス対象である記憶機構5を持つ記憶装置
100に達し、ここでアクセスのために用いられる。
【0016】以上によれば、連結接続された複数の記憶
装置100は、情報処理装置からは、同一の装置IDを
有する1台の記憶装置の如く扱うことができる。記憶容
量の拡張は、所望の数の記憶装置100を新たに連結接
続することにより達成できる。従って、比較的簡単に拡
張でき、かつ、制御回路や接続インタフェース部を新た
に必要とせず情報処理装置の負担が少なくて済む。
【0017】
【実施例】図1において、結合手段1及び6は通信機構
からなる。即ち、結合手段1は受信機構であり、結合手
段6は発信機構である。なお、実際は情報処理装置及び
他の記憶装置との間における双方向通信を可能とするよ
うに、結合手段1及び6が設けられる。
【0018】実装情報保持機構2は、自記憶装置100
の実装状態を示す情報とアクセス要求とから自記憶装置
100の記憶機構5がアクセスの対象か否かを判断し、
これに基づいて経路選択指示信号を形成する。ここで、
アクセス要求は、実際のアクセス要求(アドレス情報を
含む)の他、各種の制御信号やデータを含む。経路選択
指示信号は、例えばアクセス例外信号である。実装情報
保持機構2は、例えば記憶機構5の物理アドレスと論理
アドレスの対応及び実装状態を示す浮動メモリアドレス
レジスタ(FMAR)からなる。
【0019】経路選択手段3は、本来アクセス元へ返信
されるべきアクセス例外信号を駆動信号として用い、他
の記憶装置へアクセス要求を転送する。従って、従来単
純にアクセス元に対して返信されていたアクセス例外信
号が返信されない。なお、所定の場合には、アクセス例
外信号がアクセス元へ返信される。アクセス例外信号が
形成されない場合、経路選択手段3は、アクセス要求を
アクセス制御機構4へ送り記憶機構5をアクセスする。
【0020】図2は結合手段1及び6の構成図である。
結合手段1及び6は前述の如く通信機構からなるが、本
実施例の結合手段1及び6は光ケーブルを媒体として用
いる光通信を行う通信機構からなる。
【0021】また、結合手段1及び6は、図2に示す如
く、一体に形成されて信号の送受信を行う。後に図5に
示す如く、一体に形成された結合手段1及び6により、
各記憶装置100の間及び記憶装置100と情報処理装
置との間における双方向通信が可能とされる。
【0022】光/電気変換部11は光ケーブルを経路と
して伝搬してきた光信号を受信して電気信号に変換す
る。光信号の送信側は、情報処理装置又は他の記憶装置
である。
【0023】通信プロトコル制御部12は、送信側と自
記憶装置100との間で予め規定されたプロトコル(通
信規約)の下で通信を行うために、プロトコル制御を行
う。このプロトコル制御の下で通信プロトコル制御部1
2は、光/電気変換部11からの受信信号をデコーダ1
3へ送る。
【0024】デコーダ13は受信信号を適切な内部信号
に復元する。受信信号は例えばアクセス要求であり、内
部信号は例えばオペコード、制御情報(アクセス例外信
号を含む)、アドレス情報、データ等である。
【0025】通信制御部14は各部(光/電気変換部1
1、通信プロトコル制御部12、電気/光変換部61、
通信プロトコル制御部62)において検出したエラーに
伴う制御、各種エラー(ECC、転送長、応答時間等)
検出機構の制御、通信リトライ制御、エラー訂正制御、
ハンドシェイク制御等の通信に伴って必要となる制御を
行う。
【0026】電気/光変換部61は通信プロトコル制御
部62を介してエンコーダ63から得た電気信号を光信
号に変換し、これを光ケーブルに対して信出する。通信
プロトコル制御部62は、受信側と自記憶装置100と
の間で予め規定されたプロトコルの下で通信を行うため
に、プロトコル制御を行う。このプロトコル制御の下
で、通信プロトコル制御部62は、エンコーダ63から
の送信信号を電気/光変換部61へ送る。
【0027】エンコーダ63は内部信号を通信を行うた
めのプロトコルに従った形式に変換する。即ち、内部信
号とプロトコルとの親和性を持たせる。なお、結合手段
1は、光/電気変換部11、通信プロトコル制御部1
2、デコーダ13及び通信制御部14からなる。結合手
段6は、電気/光変換部61、通信プロトコル制御部6
2、エンコーダ63及び通信制御部14からなる。
【0028】図3は実装情報保持機構2の構成図であ
る。本実施例の実装情報保持機構2は浮動メモリアドレ
スレジスタ(FMAR)からなる。FMARは、自記憶
装置100が備える記憶機構5(に割り当てられた記憶
領域)が指定されたアドレスを有しているかどうかを識
別し、有していない場合にはアクセス例外信号を生成す
るための手段である。
【0029】図3において、レジスタ20は自記憶機構
5に割り当てられた記憶領域の先頭アドレスを保持す
る。レジスタ21はその記憶領域の実装容量を保持す
る。加算回路22はレジスタ20とレジスタ21の内容
を加えることにより、記憶機構5に割り当てられている
記憶領域の上限アドレスを求める。レジスタ23は加算
回路22で求めた上限アドレスを保持する。レジスタ2
4は下限アドレスを保持する。レジスタ24は、多くの
場合レジスタ20をそのまま用いるため省略されるが、
レジスタ23との対比のため便宜的に記述した。
【0030】レジスタ25は前述のデコーダ13から供
給されるアドレス情報を保持する。アクセスアドレス生
成機構26はレジスタ25のアドレス情報から実際にア
クセスするアドレスを生成する。比較回路27は、この
生成されたアクセスアドレスとレジスタ23に保持され
た上限アドレスとを比較し、アクセスアドレスが上限ア
ドレスより大きい場合、アクセス例外信号を生成する。
比較回路28は生成されたアクセスアドレスとレジスタ
24に保持された下限アドレスとを比較し、アクセスア
ドレスが下限アドレスより小さい場合、アクセス例外信
号を生成する。OR回路29は比較回路27及び28の
アクセス例外信号の論理和を求め、どちらか一方がアク
セス例外条件を検出した場合にアクセス例外信号を生成
する。
【0031】なお、記憶機構5が複数のセグメントで構
成されている場合には、レジスタ25及びアクセスアド
レス生成機構26を除いた機構を一組として、その組が
セグメントの数だけ用意されると考えれば良い。
【0032】図4は経路選択手段3の構成図である。図
4において、レジスタ31は、自記憶装置100に連結
接続された記憶装置のうち前段のものからのアクセス例
外信号を保持する。この前段のアクセス例外信号は、例
えばデコーダ13の制御情報中に含まれる。なお、自記
憶装置100が情報処理装置に直接接続されている場
合、アクセス例外信号は送信されてこないが、アクセス
例外信号があると同様の扱いがされる。
【0033】レジスタ32は前述のOR回路29が送出
したアクセス例外信号を保持する。このアクセス信号は
経路選択のために用いられる他、所定の場合に、自記憶
装置100に連結接続された記憶装置のうち後段のもの
へ送られる。
【0034】レジスタ33は終端フラグを保持する。終
端フラグは連結接続された複数の記憶装置のうち連結接
続の終段のものにのみセットされる。レジスタ33に終
端フラグがセットされていれば、自記憶装置100が連
結接続の終端である。なお、終端フラグは前述の結合手
段6にセットしてもよい。この場合、経路選択手段3
は、経路選択の際に予め結合手段6を参照し終端フラグ
のセットの有無を求めておく。
【0035】判別回路34は、レジスタ31の内容によ
り、前段の記憶装置でアクセス例外がなかったことを判
別する。前段でのアクセス例外がない場合、選択回路3
8は閉じられる。
【0036】判別回路35は、レジスタ31と32の内
容により、前段の記憶装置でアクセス例外があり、か
つ、自記憶装置100でアクセス例外がないことを判別
する。この場合、選択回路38は自記憶装置100のア
クセス制御機構4への経路を選択し、これにアクセス要
求を送る。アクセス要求は、レジスタ37に一時的に保
持されている。
【0037】判別回路36は、レジスタ31と32の内
容により、前段の記憶装置及び自記憶装置100で共に
アクセス例外があることを判別し、かつ、レジスタ33
の内容により、終端フラグがセットされているか否かを
知る。この場合、いずれも選択回路38は結合手段6へ
の経路を選択するが、終端フラグの有無により送信先と
送信内容が異なる。
【0038】終端フラグが無い場合、連結接続の次段の
記憶装置に対して、自記憶装置100でのアクセス例外
の発生と、前段から送信されてきたアクセス要求とを結
合手段6が送信できるように、選択回路38が動作す
る。
【0039】終端フラグが有る場合、連結接続の終端で
あるので、前段の記憶装置を介して情報処理装置(アク
セス元)に対して、アクセス例外の発生を結合手段6が
送信できるように、選択回路38が動作する。
【0040】図5は本発明による情報処理システムの構
成図である。この例では、前述の記憶装置100が4台
(100−1乃至100−4)直列に連結接続され、連
結接続の始端である記憶装置100−1にアクセス元で
ある情報処理装置200が接続される。情報処理装置2
00は、主にCPU(中央処理装置)及び主メモリから
なる。
【0041】なお、結合手段1及び6は一体に形成され
るものであり、一台の記憶装置100は結合手段1及び
6を1つしか備えていないが、図5では連結接続におけ
る双方向の通信を明らかにするため、図示の如く別々に
示している。なお、実線が双方向通信の往路、点線が双
方向通信の復路を示す。
【0042】情報処理装置200に1台の記憶装置10
0−1が接続され、使用されている。記憶装置100−
1はある装置IDを有する。情報処理装置200からの
アクセス要求についてアクセス例外となった場合、記憶
装置100−1には終端フラグがセットされているの
で、アクセス例外信号の応答が返される。
【0043】何らかの事情により記憶容量の拡張が必要
になると、記憶装置100−2乃至100−4が図示の
如く連結接続される。連結接続の終端である記憶装置1
00−4には終端フラグがセットされる。
【0044】この拡張により記憶容量は例えば4倍とさ
れるが、拡張自体は、各記憶装置100−1乃至100
−4間を光ファイバコネクタで接続することにより完了
するので、比較的簡単である。情報処理装置200の物
量的な負担は、特にチャネル装置も必要とせず接続イン
タフェース部を増設する必要もないので、殆ど無い。ま
た、複数の記憶装置100−1乃至100−4を接続し
ているにも拘わらず実質的に1台の記憶装置とみなされ
るので、本記憶装置群100−1乃至100−4を使用
するための制御情報の変更も単に記憶容量の増大を定義
するだけでよい。
【0045】今、情報処理装置200が記憶装置100
−3に実装されている記憶領域についてのアクセス要求
を発行したとする。アクセス要求は記憶装置100−1
の結合手段1に入力される。入力されたアクセス要求は
レジスタ37に一旦保持され、アドレス情報が実装情報
保持機構2に送られる。実装情報保持機構2は自記憶装
置100−1に実装されている記憶領域がアクセスの対
象になっていないことを識別し、アクセス例外信号を経
路選択手段3へ送る。経路選択手段3は、アクセス例外
信号により結合手段6への経路を選択する。更に、経路
選択手段3は、終端フラグがセットされていないので、
結合手段6にアクセス要求及びアクセス例外信号を次段
の記憶装置100−2に対して送信させる。
【0046】以上により、情報処理装置200からのア
クセス要求は、そのまま記憶装置100−1を通過して
記憶装置100−2(の結合手段1)へ送られる。同様
にして、アクセス要求は、記憶装置100−2を通過し
て記憶装置100−3へ送られる。
【0047】記憶装置100−3において、実装情報保
持機構2は自記憶装置100−3がアクセス対象である
ことを識別する。経路選択手段3は、自記憶領域がアク
セスの対象であるので、アクセス制御機構4への経路を
選択し、アクセス要求信号を伝達する。アクセス制御機
構4は指示されたアクセスを記憶機構5に対して行う。
例えば記憶機構へのストアアクセスの場合、アクセス制
御機構4は経路選択手段3及び結合手段1を介してデー
タ送信開始を指示し、これらを介して送信されて来るデ
ータを記憶機構5にストアする。フェッチアクセスの場
合、アクセス制御機構4は記憶機構5からデータをフェ
ッチし、経路選択手段3及び結合手段6を介してデータ
を送信する。
【0048】連結接続の終端側に接続された記憶装置1
00−3から応答される制御信号やデータは、記憶装置
100−2及び/又は100−1の結合手段6が経路選
択手段3及び結合手段1を介して受信し、更に連結接続
のアクセス元側に接続された他の記憶装置100−1又
はアクセス元の情報処理装置200に伝送する(図5で
点線で示す)。
【0049】以上により、情報処理装置200は記憶装
置100−3に対するアクセスを行う。但し、情報処理
装置200は、アクセス対象が記憶装置100−1とは
物理的に別個の記憶装置100−3であることを全く意
識する必要がなく、記憶装置100−1をアクセスする
場合と同様である。即ち、拡張された記憶装置100−
1をアクセスしていると同様である。
【0050】次に、情報処理装置200が記憶装置10
0−1乃至100−4のいずれにも実装されていない記
憶領域についてのアクセス要求を発行したとする。この
アクセス要求は、前述と同様に記憶装置100−1乃至
100−3を通過して、連結接続の終端の記憶装置10
0−4へ送られる。記憶装置100−4において、終端
フラグがセットされており、かつ、アクセス例外信号が
形成される。そこで、その経路選択手段3は、このアク
セス例外信号を情報処理装置200へ返すべく応答す
る。
【0051】この応答は、記憶装置100−4の結合手
段6から送出され、図5の点線で示す経路により記憶装
置100−3乃至100−1を通過して情報処理装置2
00へ達する。
【0052】この応答により情報処理装置200はアク
セス例外の発生を知ることができるが、アクセス例外を
より高速に検出するために、以下の手段を採用すること
ができる。
【0053】即ち、実装情報保持機構2又はFMAR
が、自記憶装置から連結接続の終端方向に接続される他
の記憶装置の全てについて、その実装状態を示す情報を
保持し、この情報とアクセス要求とから終端方向に接続
される他の記憶装置がアクセスの対象か否かを判断す
る。アクセスの対象でない場合アクセス例外信号が形成
され経路選択手段3を介して情報処理装置200に応答
として送られる。
【0054】例えば、記憶装置100−1が自記憶装置
100−1の他に記憶装置100−2乃至100−4の
実装情報を保持しているとする。この場合、アクセス要
求を記憶装置100−4まで転送せずとも記憶装置10
0−1において早期にアクセス例外の検出が可能とな
る。
【0055】なお、必ずしも記憶装置100−1が記憶
装置100−1乃至100−4の実装情報を保持する必
要はない。例えば、主記憶装置100−1及び100−
2は自己についての実装情報のみを保持し、記憶装置1
00−3が記憶装置100−3及び100−4の実装情
報を保持するようにすることができる。
【0056】図6は本発明による情報処理システムの他
の構成を示す。この例では、複数(13台)の記憶装置
(100−1乃至100−13)がツリー型に連結接続
されている。このために、記憶装置100−1乃至10
0−13の各々又はツリー型に接続されている記憶装置
100−2、100−3等の各々が、複数の結合手段6
を備える。
【0057】今、情報処理装置200が記憶装置100
−5に実装されている記憶領域についてのアクセス要求
を発行したとする。このアクセス要求は、前述と同様に
記憶装置100−1を通過して記憶装置100−2に達
する。記憶装置100−2は、その複数の結合手段6の
うち記憶装置100−3の接続されている側の結合手段
6を正しく選択できなければならない。
【0058】このために、主記憶装置100−2(の実
装情報保持手段2)は、自記憶装置100−2の実装情
報の他に、記憶装置100−3以降の記憶装置100−
3、100−5乃至100−8の実装情報(第1の実装
情報)と、記憶装置100−4以降の記憶装置100−
4、100−9乃至100−13の実装情報(第2の実
装情報)とを保持する。第1及び第2の実装情報は、ツ
リー型の経路に対応するように区別して保持される。更
に、例えば第1の実装情報において、記憶装置100−
5乃至100−8の実装情報は連続するように(アドレ
スが連続するように)される。これにより、例えば第1
の実装情報は4つの境界アドレスにより保持することが
できる。記憶装置100−3、100−5、100−1
0においても同様に、実装情報が保持される。
【0059】これにより、記憶装置100−2では記憶
装置100−3側の結合手段6が選択され、記憶装置1
00−3では記憶装置100−5側の結合手段6が選択
される。記憶装置100−5は、受信したアクセス要求
に従い自己の記憶機構5をアクセスする。
【0060】なお、記憶装置100−10の如く、ツリ
ー型に接続される記憶装置の数は2台に限られず3台
(又はそれ以上)であってもよい。記憶装置100−
7、100−8、100−11乃至100−13の各々
が終端フラグを保持する。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記憶装置及び情報処理システムにおいて、記憶装置に他
の記憶装置との結合手段及び経路選択手段を設けること
により、複数の記憶装置を連結接続することが可能とな
るので、比較的簡単に記憶容量を拡張でき、また、拡張
のための情報処理装置の負担を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】結合手段構成図である。
【図3】実装情報保持機構構成図である。
【図4】経路選択手段構成図である。
【図5】情報処理システム構成図である。
【図6】他の情報処理システム構成図である。
【符号の説明】
1 結合手段 2 実装情報保持機構 3 経路選択手段 4 アクセス制御機構 5 記憶機構 6 結合手段 11 光/電気変換部 12、62 通信プロトコル制御部 13 デコーダ 14 通信制御部 61 電気/光変換部 63 エンコーダ 20、21、23、24、25 レジスタ 22 加算回路 26 アクセスアドレス生成機構 27、28 比較回路 29 OR回路 31、32、33、37 レジスタ 34、35、36 判別回路 38 選択回路 100(100−1乃至100−13) 記憶装置 200 情報処理装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自記憶装置(100)に実装され、デー
    タを記憶するため記憶機構(5)と、 前記記憶機構(5)へのアクセス制御を行うアクセス制
    御機構(4)と、 アクセス要求を発行する情報処理装置(200)又は他
    の記憶装置のいずれかと自記憶装置(100)との間を
    結合する第1の結合手段(1)と、 他の記憶装置と自記憶装置(100)との間を結合する
    第2の結合手段(6)と、 自記憶装置(100)の実
    装状態を示す情報を保持し、この情報と前記アクセス要
    求とから自記憶装置(100)の前記記憶機構(5)が
    アクセスの対象か否かを判断し、これに基づいて経路選
    択指示信号を形成する実装情報保持機構(2)と、 前記経路選択指示信号に従って、自記憶装置(100)
    の前記記憶機構(5)がアクセスの対象である場合に前
    記アクセス要求を前記アクセス制御機構(4)へ送り、
    自記憶装置(100)の前記記憶機構(5)がアクセス
    の対象でない場合に前記アクセス要求を前記第2の結合
    手段(6)を介して前記他の記憶装置へ送る経路選択手
    段(3)とを備えることを特徴とする記憶装置(10
    0)。
  2. 【請求項2】 前記実装情報保持機構(2)は、浮動メ
    モリアドレスレジスタからなり、前記記憶機構(5)の
    物理アドレスと論理アドレスの対応及び実装状態を示す
    ことを特徴とする請求項1記載の記憶装置(100)。
  3. 【請求項3】 複数の記憶装置(100−1乃至100
    −4)を連結接続すると共に、これらの連結接続の始端
    である記憶装置(100−1)に情報処理装置(20
    0)を接続してなる情報処理システムであって、 前記複数の記憶装置(100−1乃至100−4)の各
    々が、 自記憶装置に実装され、データを記憶するための記憶機
    構(5)と、 前記記憶機構(5)へのアクセス制御を行うアクセス制
    御機構(4)と、 アクセス要求を発行する前記情報処理装置(200)又
    は他の記憶装置のいずれかと自記憶装置との間を結合す
    る第1の結合手段(1)と、 他の記憶装置と自記憶装置との間を結合する第2の結合
    手段(6)と、 自記憶装置の実装状態を示す情報を保持し、この情報と
    前記アクセス要求とから自記憶装置(100)の前記記
    憶機構(5)がアクセスの対象か否かを判断し、これに
    基づいて経路選択指示信号を形成する実装情報保持機構
    (2)と、 前記経路選択指示信号に従って、自記憶装置の前記記憶
    機構(5)がアクセスの対象である場合に前記アクセス
    要求を前記アクセス制御機構(4)へ送り、自記憶装置
    の前記記憶機構(5)がアクセスの対象でない場合に前
    記アクセス要求を前記第2の結合手段(6)を介して前
    記他の記憶装置へ送る経路選択手段(3)を備えること
    を特徴とする情報処理システム。
  4. 【請求項4】 前記連結接続の終端である記憶装置(1
    00−4)に前記終端であることを示す終端フラグを設
    け、 前記実装情報保持機構(2)が、自記憶装置に前記終端
    フラグが存在し、かつ、自記憶装置の前記記憶機構
    (5)がアクセスの対象でない場合に、アクセス例外信
    号を形成してこれを前記経路選択手段(3)を介して前
    記情報処理装置(200)に送ることを特徴とする請求
    項2記載の情報処理システム。
  5. 【請求項5】 前記実装情報保持機構(2)が、自記憶
    装置から連結接続の終端方向に接続される他の記憶装置
    の全てについて、その実装状態を示す情報を保持し、こ
    の情報と前記アクセス要求とから前記終端方向に接続さ
    れる他の記憶装置の全てにおける前記記憶機構(5)が
    アクセスの対象か否かを判断し、アクセスの対象でない
    場合アクセス例外信号を形成してこれを前記経路選択手
    段(3)を介して前記情報処理装置(200)に送るこ
    とを特徴とする請求項2記載の情報処理システム。
  6. 【請求項6】 前記複数の記憶装置(100−1乃至1
    00−4)の各々が、前記第2の結合手段(6)を複数
    備え、 前記複数の記憶装置(100−1乃至100−4)をツ
    リー型に接続してなることを特徴とする請求項4記載の
    情報処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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