JPH06282417A - 加算回路 - Google Patents

加算回路

Info

Publication number
JPH06282417A
JPH06282417A JP7140693A JP7140693A JPH06282417A JP H06282417 A JPH06282417 A JP H06282417A JP 7140693 A JP7140693 A JP 7140693A JP 7140693 A JP7140693 A JP 7140693A JP H06282417 A JPH06282417 A JP H06282417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carry
function
input
cla
logic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7140693A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07104776B2 (ja
Inventor
Fuyuki Okamoto
冬樹 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP5071406A priority Critical patent/JPH07104776B2/ja
Publication of JPH06282417A publication Critical patent/JPH06282417A/ja
Publication of JPH07104776B2 publication Critical patent/JPH07104776B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】従来よりも高速な加算回路を提供する。 【構成】第1,第2階層のCLAセル400A〜402
Aおよび500A〜515Aは、桁上げ入力Cinの伝
播経路の遅延時間が第3階層のCLAセル300の上記
遅延時間よりも小さい論理素子E25,E27、E2
6,E28、E8,E12から成る2入力NANDゲー
トの2段構成の論理回路を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加算回路に関し、特に多
ビットの演算を4または8ビットのブロックに分割しこ
の4または8ビット単位のCLA(桁上げ先見)セルを
複数個縦続接続して加算の高速化を図った加算回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】CLA加算器は、演算すべきn桁のそれ
ぞれの桁毎に、その桁より下位の桁から別に求めた桁上
げを用いて演算する方式であり、加算全体の演算時間を
決定する桁上げ伝播時間が全加算器を用いる場合に比較
して短縮されるので、高速化の手法として広く使われて
いる。多ビットの演算の場合、4または8ビットのブロ
ックに分割しこの4または8ビット単位のCLA加算器
(CLAセル)を複数個縦続接続して所要ビットの加算
回路を構成することが多い。
【0003】4ビットのCLAセルを用いたブロック構
成の従来のこの種の64ビットの加算回路の一例を示す
図3を参照すると、この従来の加算回路は、それぞれ6
4ビットの入力AとBとから桁上げ発生関数Gと桁上げ
伝播関数Pとを生成する第1階層の桁上げ関数生成器1
と、第2階層,第3階層のそれぞれのブロック桁上げ関
数生成器100〜115,200〜203と、第3階層
の4ビットのCLAセル300と、各々が4ビットの第
2階層,第1階層のCLAセル400〜403,500
〜515と、CLAセル500〜515の出力から和S
を生成する和生成器2とを備える。
【0004】桁上げ関数生成器1が入力A,Bから生成
する桁上げ発生関数Gの各々のビットGiは、Aの各々
のビットAiとBの各々のビットBiとから次式で求め
られる。
【0005】
【0006】Giは、AとBとの加算において第i番目
のビットで桁上げが発生するとき真である。また、桁上
げ伝播関数Pの各々のビットPiは、Aの各々のビット
AiとBの各々のビットBiとから次式で求められる。
【0007】
【0008】Giは、AとBとの加算において第i番目
のビットで桁上げが伝播するとき真である。
【0009】桁上げ発生関数Gと桁上げ伝播関数Pとの
供給を受け、第2階層のブロック桁上げ関数生成器10
0〜115が、これら関数G,Pを4ビット単位のブロ
ックにまとめてブロック桁上げ発生関数GGとブロック
桁上げ伝播関数PPとを出力する。ここでブロック桁上
げ発生関数GGは次式で定義される。
【0010】
【0011】GGiは、第i〜第i+3ビットを一まと
めにした1つのブロックとみなし、このブロック内から
上位(第i−1ビット)ブロックへの桁上げが発生する
とき真となる。また、ブロック桁上げ伝播関数PPは次
式で定義される。
【0012】
【0013】PPiは、GGiと同様、第i〜第i+3
ビットから成るブロックの最下位(第i+3ビット)へ
入力された桁上げがそのままブロック内を伝播して上位
ブロックへ伝播するとき真となる。なお、今後便宜上こ
れら関数GGとPPをそれぞれ第2階層のブロック桁上
げ発生関数、第2階層のブロック桁上げ伝播関数と呼
ぶ。
【0014】さらに、桁上げ発生関数GGと桁上げ伝播
関数PPとの供給を受け、第3階層のブロック桁上げ関
数生成器200〜203が、これら関数GGとPPとを
4ビットずつブロック化してブロック桁上げ発生関数G
GGとブロック桁上げ伝播関数PPPとを出力する。こ
こでこれら関数GGGおよびPPPは次式で定義され
る。
【0015】
【0016】GGGiは、第i〜第i+15ビットを1
つのブロックとみなし、このブロック内から上位ブロッ
クへの桁上げが発生するとき真となる。PPPiは、同
様に、第i〜第i+15ビットから成るブロックの最下
位(第i+15ビット)へ入力された桁上げがそのまま
ブロック内を伝播して上位ブロックへ伝播するとき真と
なる。なお、今後これら関数GGGとPPPをそれぞれ
第3階層のブロック桁上げ発生関数、第3階層のブロッ
ク桁上げ伝播関数と呼ぶ。
【0017】上述のようにして求められたこれら第3階
層のブロック桁上げ発生/伝播関数GGG,PPPと、
最下位ビットに対する桁上げ入力Cinとの供給を受
け、第3階層のCLAセル300が第16,32,48
ビットのそれぞれからの次式で示す桁上げC16,C3
2,C48を算出する。
【0018】
【0019】式(4)の計算を実現する第1型のCLA
セルの回路図である図4を参照すると、この第1型のC
LAセルは、関数P0〜P2と桁上げ入力Cinとの否
定論理積をとり論理値F1を出力する4入力NANDゲ
ートである論理素子E1と、関数P0,P1,G2の否
定論理積をとり論理値F2を出力する3入力NANDゲ
ートである論理素子E2と、関数P0,G1の否定論理
積をとり論理値F3を出力する2入力NANDゲートで
ある論理素子E3と、関数G0を反転し論理値F4を出
力するインバータである論理素子E4と、関数P1,P
2と桁上げ入力Cinとの否定論理積をとり論理値F5
を出力する3入力NANDゲートである論理素子E5
と、関数P1,G2の否定論理積をとり論理値F6を出
力する2入力NANDゲートである論理素子E6と、関
数G1を反転し論理値F7を出力するインバータである
論理素子E7と、関数P2と桁上げ入力Cinとの否定
論理積をとり論理値F8を出力する2入力NANDゲー
トである論理素子E8と、関数G2を反転し論理値F9
を出力するインバータである論理素子E9と、論理値F
1〜F4の否定論理積をとり論理値C0を出力する4入
力NANDゲートである論理素子E10と、論理値F5
〜F7の否定論理積をとり論理値C1を出力する3入力
NANDゲートである論理素子E11と、論理値F8,
F9の否定論理積をとり論理値C2を出力する2入力N
ANDゲートである論理素子E12とを備える。
【0020】図4において、関数P0が第3階層のブロ
ック桁上げ伝播関数PPP16に、P1がPPP32
に、P2がPPP48に、関数G0が第3階層のブロッ
ク桁上げ発生関数GGG16に、G1がGGG32に、
G2がGGG48にそれぞれ対応している。
【0021】次に、CLAセル300から供給される桁
上げC16と関数GG4,PP4,GG8,PP8,G
G12,およびPP12とを用いて、第2階層のCLA
セル400が桁上げC4,C8,C12を計算する。同
様に、CLAセル401が桁上げC32と関数GG2
0,PP20,GG24,PP24,GG28,および
PP28とを用いて桁上げC20,C24,C28を計
算する。同様に、CLAセル402が桁上げC48と関
数GG36,PP36,GG40,PP40,GG4
4,およびPP44とを用いて桁上げC36,C40,
C44を計算する。同様に、CLAセル403が桁上げ
入力Cinと関数GG52,PP52,GG56,PP
56,GG60,およびPP60とを用いて桁上げC5
2,C56,C60を計算する。ここで、各々の桁上げ
Ciの計算式は式(4)と同一の形であるので、これら
CLAセル400〜401は、CLAセル300と同様
の第1型のCLAセルを用いる。
【0022】次に、第2階層のCLAセル400〜40
3から供給される桁上げC4,C8,C12,C16,
C20,C24,C36,C40,C44,C52,C
56,C60と関数G,Pと桁上げ入力Cinとをを用
いて、第1階層のCLAセル500〜515が桁上げC
0,C1,C2,…を計算する。これらCLAセル50
0〜515も、同様に第1型のCLAセルを用いる。
【0023】上述のように、得られた全部の桁上げC0
〜C63から、和生成器2は最後に和Sを算出する。こ
の和Sの各々のビットSiは次式で表される。
【0024】
【0025】上述のように、CLAセル300は第3階
層のブロック桁上げ発生/伝播関数GGG,PPPの供
給を受け、桁上げC16,C32,C48を計算し、第
2階層のCLAセル400〜403に供給する。このと
き、これら第1型のCLAセル400〜402の内部に
おいて、それぞれ入力された桁上げC16,C32,C
48が4入力NANDゲートである論理素子E1および
E10を経由するパスが最も遅延時間が大きいクリティ
カルパスである。また、上述の計算結果である桁上げ
は、次の第1階層のCLAセル500〜515の桁上げ
入力となり、同様に、CLAセル500〜515の各々
の内部の4入力NANDゲート論理素子E1,E10を
経由して桁上げが計算される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の加算回
路は、縦続接続された2段の4入力NANDゲートを有
する第1型のCLAセルをさらに縦続接続して全体の桁
上げを計算しているので、上記桁上げが伝播するクリテ
ィカルパスは少なくとも4段の4入力NANDゲートを
含むため遅延時間が大きくなり、高速化の阻害要因とな
るという欠点があった。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の加算回路は、そ
れぞれm×n(m,nは整数)ビットの加数と被加数と
から第1階層の桁上げ発生関数および桁上げ伝播関数と
を生成する第1階層の桁上げ関数生成手段と、前記第1
階層の桁上げ発生関数と桁上げ伝播関数との供給を受け
これら第1階層の桁上げ発生関数と桁上げ伝播関数とを
mビット毎にブロック化した第2階層のブロック桁上げ
発生関数とブロック桁上げ伝播関数とを生成するn個の
第2階層のブロック桁上げ関数生成手段と、前記第2階
層の桁上げ発生関数と桁上げ伝播関数との供給を受けこ
れら第2階層の桁上げ発生関数と桁上げ伝播関数とをm
ビット毎にブロック化した第3階層のブロック桁上げ発
生関数とブロック桁上げ伝播関数とを生成するn/m個
の第3階層のブロック桁上げ関数生成手段と、前記第3
階層のブロック桁上げ発生関数とブロック桁上げ伝播関
数と最下位ビットに対する桁上げ入力である最下位桁上
げ入力との供給を受けm−1個の予め定めた第1のビッ
ト番号の桁の桁上げである第1の桁上げ出力を算出する
第3階層の第1の桁上げ先見(CLA)セルと、前記第
1の桁上げ出力と前記第2階層の桁上げ発生関数と桁上
げ伝播関数と前記最下位桁上げとの供給を受けそれぞれ
m−1個の予め定めたビット番号の桁の桁上げである第
2の桁上げ出力を算出するn/m個の第2階層の第2の
CLAセルと、前記第2の桁上げ出力と前記第1階層の
桁上げ発生関数と桁上げ伝播関数と前記最下位桁上げ入
力との供給を受け全ての桁の桁上げである第3の桁上げ
出力を算出するn個の第1階層の第3のCLAセルと、
前記第3の桁上げ出力の供給を受け和を生成する和生成
器とを備える加算回路において、前記第2,第3のCL
Aセルが前記最下位桁上げ入力を伝播する最下位桁上げ
伝播経路の遅延時間を前記第1のCLAセルの前記遅延
時間よりも小さくする構成の論理回路を備えて構成され
ている。
【0028】
【実施例】本発明の加算回路の一実施例を示す図1を参
照すると、この図に示す本実施例の加算回路は、従来例
と同様の4ビットのCLA加算器を用いたブロック構成
の64ビットの加算回路であり、従来と同様の第1階層
の桁上げ関数生成器1と、第2階層,第3階層のそれぞ
れのブロック桁上げ関数生成器100〜115,200
〜203と、第3階層のCLAセル300と、和生成器
2とに加えて、第2階層のCLAセル400〜403,
および第1階層のCLAセル500〜515の代りに、
それぞれ後述の第2型のCLAセルであるCLAセル4
00A〜403A,および500A〜515Aとを備え
る。
【0029】この発明を特徴ずける上記第2型のCLA
セルの回路図を示す図2を参照すると、この第2型のC
LAセルは、上述の第1型のCLAセルの論理素子E
2,E3,E4,E6,E7,E8,E9,およびE1
2に加えて、論理素子E1,E5,E10,およびE1
1の代りに、関数P0〜P2の否定論理積をとり論理値
F21を出力する3入力NANDゲートである論理素子
E21と、関数P1,P2の否定論理積をとり論理値F
22を出力する2入力NANDゲートである論理素子E
22と、論理値F21,F2,F3の否定論理積をとり
論理値F23を出力する3入力NANDゲートである論
理素子E23と、論理値F22,F6の否定論理積をと
り論理値F24を出力する2入力NANDゲートである
論理素子E24と、論理値F23と桁上げ入力Cinと
の否定論理積をとり論理値F25を出力する2入力NA
NDゲートである論理素子E25と、論理値F24と桁
上げ入力Cinとの否定論理積をとり論理値F26を出
力する2入力NANDゲートである論理素子E26と、
論理値F25,F4の否定論理積をとり論理値C0を出
力する2入力NANDゲートである論理素子E27と、
論理値F26,F7の否定論理積をとり論理値C1を出
力する2入力NANDゲートである論理素子E28とを
備える。
【0030】図2において、関数P0が第3階層のブロ
ック桁上げ伝播関数PPP16に、P1がPPP32
に、P2がPPP48に、関数G0が第3階層のブロッ
ク桁上げ発生関数GGG16に、G1がGGG32に、
G2がGGG48にそれぞれ対応している。
【0031】次に、本実施例の動作について説明する。
【0032】全体の加算回路の動作については、上述の
従来例と同様であり、本発明に直接間連するもの以外は
冗長とならないよう説明を省略する。
【0033】まず、従来例で説明した式(1),
(2),(3),および(4)でそれぞれ示される計算
を実行し、第3階層のブロック桁上げ発生/伝播関数G
GG,PPPが算出され、これら関数GGG,PPPと
桁上げCinの供給を受け、第3階層のCLAセル30
0が桁上げC16,C32,C48を計算するまでは、
従来と同一である。
【0034】次に、CLAセル300から供給される桁
上げC16と関数GG4,PP4,GG8,PP8,G
G12,およびPP12とを用いて、第2階層のCLA
セル400Aが桁上げC4,C8,C12を計算する。
同様に、CLAセル401A〜403Aが、それぞれ桁
上げC16,C20,C24、C36,C40,C4
4、C52,C56,C60を計算する。次に、第2階
層のCLAセル400A〜403Aから供給される桁上
げC4,C8,C12,C16,C20,C24,C3
6,C40,C44,C52,C56,C60と関数
G,Pと桁上げ入力Cinとをを用いて、第1階層のC
LAセル500A〜515Aが桁上げC0,C1,C
2,…を計算する。
【0035】これらCLAセル401A〜403A、お
よびCLAセルCLAセル500A〜515Aは、上述
のように、第2型のCLAセルを用いる。この第2型の
CLAセルは、桁上げC0を算出する論理素子E25,
E27と、桁上げC1を算出する論理素子E26,E2
8と、桁上げC2を算出する論理素子E8,E12の各
々が2入力NANDゲートである。したがって、クリテ
ィカルパスとなる桁上げ入力Cinの伝達パスに関して
は、CLAセルの各々毎に2入力NANDゲートの2段
構成となり、これが縦続接続されて全体の伝達パスは4
段の2入力NANDゲートの縦続接続となる。
【0036】CLAセルを用いたこの種のブロック構成
の加算回路は、下の階層すなわち第1および第2階層の
上記CLAセルでは、桁上げ発生関数やブロック桁上げ
発生関数、および桁上げ伝播関数やブロック桁上げ伝播
関数が入力される時刻よりも、ブロック最下位への桁上
げが入力される時刻の方が極めて遅くなる。一方、最上
位階層すなわち第3階層の上記CLAセルでは、桁上げ
入力Cinが入力される時刻よりも、ブロック桁上げ発
生/伝播関数が入力される時刻の方が遅い。
【0037】一般に、CMOS論理回路におけるNAN
Dゲートは入力数に対応する数のトランジスタの直列接
続から構成されている。そのため、信号伝播時間につい
て同一素子を用いた同一回路方式の2入力NANDゲー
トと4入力NANDゲートとを比較すると、前者の方が
高速であり、したがって、下位からの桁上げ入力Cin
が入力されてから上位への桁上げ出力が得られるまでの
遅延時間は、4入力NANDゲートを用いた第1型のC
LAセルよりも、2入力NANDゲートを用いた第2型
のCLAセルの方が小さくより高速である。したがっ
て、第1,第2階層において、第2型のCLAセルを用
いることによりブロック最下位への桁上げ入力の遅延を
低減でき高速化が図れる。一方、第3階層については、
ブロック桁上げ発生/伝播関数に対してゲート段数が少
ない第1型のCLAセルの方が高速化できる。(CMO
S論理回路を構成する直列および並列トランジスタ接続
における遅延時間については、例えば、ニール・HE・
ウェステ他,CMOS VLSI設計の原理,丸善株式
会社,昭和63年,第154〜155頁(文献1)に記
載されている。)例えば、0.8μmCMOSプロセス
の場合、フアンアウト1のとき4入力NANDゲートお
よび2入力NANDゲートの各々の遅延時間は0.35
nS,0.25nSである。また、フアンアウト3のと
き4入力NANDゲートおよび2入力NANDゲートの
各々の遅延時間は0.50nS,0.35nSである。
すなわち後者が前者に比し遅延時間が約30%小さいと
される。したがって、本実施例では、第2型のCLAセ
ルを用いた2力NANDゲート4段の縦続接続により、
クリティカルパスである桁上げ入力Cinの遅延時間を
約0.5nS低減、すなわち、約30%低減できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の加算回路
は、第1,第2階層のCLAセルの最下位桁上げ伝播経
路の遅延時間が第3階層のCLAセルの上記遅延時間よ
りも小さくする構成の論理回路を備えることにより、上
記桁上げが伝播するクリティカルパスの遅延時間を低減
し、演算の高速化が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加算回路の一実施例を示すブロック図
である。
【図2】本実施例の加算回路における第2型のCLAセ
ルの回路図である。
【図3】従来の加算回路の一例を示すブロック図であ
る。
【図4】第1型のCLAセルの回路図である。
【符号の説明】
1 桁上げ関数生成器 2 和生成器 100〜115,200〜203 ブロック桁上げ関
数生成器 300,400〜403,500〜515,300A,
400A〜403A,500A〜515A CLAセ
ル E1〜E12,E21〜E28 論理素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれm×n(m,nは整数)ビット
    の加数と被加数とから第1階層の桁上げ発生関数および
    桁上げ伝播関数とを生成する第1階層の桁上げ関数生成
    手段と、 前記第1階層の桁上げ発生関数と桁上げ伝播関数との供
    給を受けこれら第1階層の桁上げ発生関数と桁上げ伝播
    関数とをmビット毎にブロック化した第2階層のブロッ
    ク桁上げ発生関数とブロック桁上げ伝播関数とを生成す
    るn個の第2階層のブロック桁上げ関数生成手段と、 前記第2階層の桁上げ発生関数と桁上げ伝播関数との供
    給を受けこれら第2階層の桁上げ発生関数と桁上げ伝播
    関数とをmビット毎にブロック化した第3階層のブロッ
    ク桁上げ発生関数とブロック桁上げ伝播関数とを生成す
    るn/m個の第3階層のブロック桁上げ関数生成手段
    と、 前記第3階層のブロック桁上げ発生関数とブロック桁上
    げ伝播関数と最下位ビットに対する桁上げ入力である最
    下位桁上げ入力との供給を受けm−1個の予め定めた第
    1のビット番号の桁の桁上げである第1の桁上げ出力を
    算出する第3階層の第1の桁上げ先見(CLA)セル
    と、 前記第1の桁上げと前記第2階層の桁上げ発生関数と桁
    上げ伝播関数と前記最下位桁上げとの供給を受けそれぞ
    れm−1個の予め定めたビット番号の桁の桁上げである
    第2の桁上げ出力を算出するn/m個の第2階層の第2
    のCLAセルと、 前記第2の桁上げ出力と前記第1階層の桁上げ発生関数
    と桁上げ伝播関数と前記最下位桁上げ入力との供給を受
    け全ての桁の桁上げである第3の桁上げ出力を算出する
    n個の第1階層の第3のCLAセルと、 前記第3の桁上げ出力の供給を受け和を生成する和生成
    器とを備える加算回路において、 前記第2,第3のCLAセルが前記最下位桁上げ入力を
    伝播する最下位桁上げ伝播経路の遅延時間を前記第1の
    CLAセルの前記遅延時間よりも小さくする構成の論理
    回路を備えることを特徴とする加算回路。
  2. 【請求項2】 前記論理回路の前記最下位桁上げ伝播経
    路が縦続接続された2段の2入力NAND回路から成る
    ことを特徴とする請求項1記載の加算回路。
  3. 【請求項3】 前記第2および第3のCLAセルが、 第1,第2および第3の桁上げ伝播関数の否定論理積を
    とり第1の論理値を出力する3入力NANDゲートであ
    る第1の論理素子と、 前記第1および第2の桁上げ伝播関数と第3の桁上げ発
    生関数との否定論理積をとり第2の論理値を出力する3
    入力NANDゲートである第2の論理素子と、 前記第1の桁上げ伝播関数と第2の桁上げ発生関数との
    否定論理積をとり第3の論理値を出力する2入力NAN
    Dゲートである第3の論理素子と、 第1の桁上げ発生関数を反転し第4の論理値を出力する
    インバータである第4の論理素子と、 前記第1および第2の桁上げ伝播関数の否定論理積をと
    り第5の論理値を出力する2入力NANDゲートである
    第5の論理素子と、 前記第2の桁上げ伝播関数と前記第3の桁上げ発生関数
    との否定論理積をとり第6の論理値F6を出力する2入
    力NANDゲートである第6の論理素子と、 前記第2の桁上げ発生関数を反転し第7の論理値を出力
    するインバータである第7の論理素子と、 前記第3の桁上げ伝播関数P2と最下位桁上げ入力との
    否定論理積をとり第8の論理値を出力する2入力NAN
    Dゲートである第8の論理素子と、 前記第3の桁上げ発生関数を反転し第9の論理値F9を
    出力するインバータである第9の論理素子と、 前記第1,第2および第3の論理値の否定論理積をとり
    第10の論理値を出力する3入力NANDゲートである
    第10の論理素子と、 前記第10および第6の論理値の否定論理積をとり第1
    1の論理値を出力する2入力NANDゲートである第1
    1の論理素子と、 前記第10の論理値と前記最下位桁上げ入力との否定論
    理積をとり第12の論理値を出力する2入力NANDゲ
    ートである第12の論理素子と、 前記11の論理値と前記最下位桁上げ入力との否定論理
    積をとり第13の論理値を出力する2入力NANDゲー
    トである第13の論理素子と、 前記第4および第11の論理値の否定論理積をとり第1
    の桁上げ出力を出力する2入力NANDゲートである第
    14の論理素子と、 前記第7および第13の論理値の否定論理積をとり第2
    の桁上げ出力を出力する2入力NANDゲートである第
    15の論理素と、 前記第8および第9の論理値の否定論理積をとり第3の
    桁上げ出力を出力する2入力NANDゲートである第1
    6の論理素子とを備えることを特徴とする請求項1記載
    の加算回路。
JP5071406A 1993-03-30 1993-03-30 加算回路 Expired - Fee Related JPH07104776B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5071406A JPH07104776B2 (ja) 1993-03-30 1993-03-30 加算回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5071406A JPH07104776B2 (ja) 1993-03-30 1993-03-30 加算回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06282417A true JPH06282417A (ja) 1994-10-07
JPH07104776B2 JPH07104776B2 (ja) 1995-11-13

Family

ID=13459607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5071406A Expired - Fee Related JPH07104776B2 (ja) 1993-03-30 1993-03-30 加算回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07104776B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6990510B2 (en) 2002-01-22 2006-01-24 International Business Machines Corporation Wide adder with critical path of three gates

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5848142A (ja) * 1981-09-17 1983-03-22 Toshiba Corp 高速加算回路
JPS61240330A (ja) * 1985-04-18 1986-10-25 Toshiba Corp 加算回路

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5848142A (ja) * 1981-09-17 1983-03-22 Toshiba Corp 高速加算回路
JPS61240330A (ja) * 1985-04-18 1986-10-25 Toshiba Corp 加算回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6990510B2 (en) 2002-01-22 2006-01-24 International Business Machines Corporation Wide adder with critical path of three gates

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07104776B2 (ja) 1995-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5040139A (en) Transmission gate multiplexer (TGM) logic circuits and multiplier architectures
Townsend et al. A comparison of Dadda and Wallace multiplier delays
US5724276A (en) Logic block structure optimized for sum generation
US5349250A (en) Logic structure and circuit for fast carry
US6301600B1 (en) Method and apparatus for dynamic partitionable saturating adder/subtractor
JPH06348454A (ja) 算術または論理演算の計算結果の検出方法
US7617269B2 (en) Logic entity with two outputs for efficient adder and other macro implementations
EP1475699B1 (en) Multiplier
US4878192A (en) Arithmetic processor and divider using redundant signed digit arithmetic
US5500813A (en) Circuit for adding multiple-bit binary numbers
Singh et al. Performance analysis of fast adders using VHDL
US5007010A (en) Fast BCD/binary adder
JPH0552530B2 (ja)
EP1008033B1 (en) Digital adder circuit
US6990508B1 (en) High performance carry chain with reduced macrocell logic and fast carry lookahead
JPH06282417A (ja) 加算回路
US3914589A (en) Four-by-four bit multiplier module having three stages of logic cells
US6782406B2 (en) Fast CMOS adder with null-carry look-ahead
JP2992588B2 (ja) 加算回路
JPH056263A (ja) 加算器およびその加算器を用いた絶対値演算回路
Santhi et al. Realization of parallel prefix adders for power and speed critical applications
Anusha et al. A comparative study of high speed CMOS adders using microwind and FPGA
JP2518551B2 (ja) 多入力加算回路
Gowthami et al. Design of 16-bit heterogeneous adder architectures using different homogeneous adders
JP2000089937A (ja) ファンアウトの減少したア―キテクチャを備える桁上げ先見加算器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960507

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees