JPH06282308A - 生産管理システム及びパラレル信号処理装置 - Google Patents

生産管理システム及びパラレル信号処理装置

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JPH06282308A
JPH06282308A JP6823393A JP6823393A JPH06282308A JP H06282308 A JPH06282308 A JP H06282308A JP 6823393 A JP6823393 A JP 6823393A JP 6823393 A JP6823393 A JP 6823393A JP H06282308 A JPH06282308 A JP H06282308A
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JP6823393A
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Akira Hirota
亮 廣田
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Keyence Corp
Original Assignee
Keyence Corp
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自由度の高い並列端子の割り当てを容易に行
えるようにする。 【構成】 生産管理システムは、複数の設備から取得し
た生産管理データを集計するシステムであって、複数の
端末とホストコンピュータとを備えている。各端末は、
設備に接続される複数の並列端子を有するパラレル入力
部と、マスクパターンを記憶する設定データ記憶部と、
マスクパターンにしたがってパラレル入力部の並列端子
を割り当てる制御演算部とを含んでいる。ホストコンピ
ュータは、端末へマスクパターンを含む制御信号を出力
するとともに、端末から生産管理データを得て集計を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の生産機器から取
得した生産管理データを集計する生産管理システムと、
複数の並列端子を有するパラレル信号ポートを備えたパ
ラレル信号処理装置とに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】ファクトリーオートメーシ
ョンを採用した工場では、生産性を向上するために、製
品や設備の不具合による設備の停止状況を的確に把握
し、設備停止の要因や製品不良の要因を突き止めて改善
していくことが必要である。これらの停止状況の把握や
停止要因及び不良要因の追求を行うために、生産管理シ
ステムが用いられている。生産管理システムは、設備か
らの生産管理データを収集するデータ収集用端末装置
と、端末装置で収集した生産管理データを集計するホス
トコンピュータとを備えている。
【0003】この種の生産管理システムでは、端末装置
が、設備の稼働時間、停止時間、停止回数、生産数、停
止要因、不良要因等の生産管理データを収集する。ま
た、ホストコンピュータは、収集された生産管理データ
を集計して稼働日報を作成する。この稼働日報は、日付
及び設備単位で作成される。作成された稼働日報のファ
イルは、ホストコンピュータに蓄積される。
【0004】この端末装置には、複数の並列端子を有す
るパラレル信号ポートが設けられている。通常、このパ
ラレル信号ポートは、設備を制御するプログラマブルコ
ントロール装置に接続されている。またパラレル信号ポ
ートの各並列端子は、取り扱うデータ別にそれぞれ割り
当てられている。前記従来の構成では、パラレル信号ポ
ートの並列端子の割り当て内容が固定されているため、
割り当てられた並列端子数が少なすぎて、取り扱うべき
全てのデータを表現できない場合が生じる。たとえば、
1つのデータに対して5端子が割り当てられているとす
ると、最大25 =32個のデータしか取り扱えない。
【0005】そこで、割り当てる並列端子数を多くして
余裕を持たせることが考えられるが、この場合には、パ
ラレル信号ポートが大きくなる。一方、プログラマブル
コントロール装置では、従来より、ラダーチャート形式
のプログラムで記述された内部リレーにより、入出力用
パラレル信号ポートの並列端子を割り当てることが可能
である。しかし、内部リレーで並列端子を割り当てる場
合には、1つずつ並列端子を割り当てる作業が必要であ
り、割当作業が煩雑なものになる。
【0006】本発明の目的は、自由度の高い並列端子の
割り当てを容易に行えるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る生産管理シ
ステムは、複数の生産機器から取得した生産管理データ
を集計するシステムであって、複数の端末部とホスト部
とを備えている。端末部は、生産機器に接続される複数
の並列端子を有するパラレル信号ポートと、端子割当命
令にしたがってパラレル信号ポートの並列端子を割り当
てる割当手段とを含んでいる。ホスト部は、端末部へ端
子割当命令を含む制御信号を出力するとともに、端子部
から生産管理データを得て集計を行う。
【0008】本発明に係るパラレル信号処理装置は、複
数の並列端子を有するパラレル信号ポートと、パラレル
信号ポートにおける並列端子の割当マスクパターンを記
憶するマスクパターン記憶手段と、割当マスクパターン
を用いてパラレル信号ポートの並列端子を割り当てる割
当手段とを備えている。
【0009】
【作用】本発明に係る生産管理システムでは、ホスト部
が複数の端末部に対して端子割当命令を含む制御信号を
出力する。端末部では、端子割当命令にしたがって、割
当手段がパラレル信号ポートの並列端子を割り当てる。
生産機器から並列端子に生産管理データが入力される
と、割り当てに応じて各生産管理データが取得される。
取得された生産管理データは端末部からホスト部に与え
られ、集計される。
【0010】ここでは、複数の端末部のパラレル信号ポ
ートの並列端子がホスト部からの割当命令にしたがって
割り当てられ、割り当て内容が変更されるので、自由度
の高い並列端子の割当を容易に行える。本発明に係るパ
ラレル信号処理装置では、マスクパターン記憶手段に記
憶された割当マスクパターンを用いて、割当手段がパラ
レル信号ポートの並列端子を割り当てる。
【0011】ここでは、割当マスクパターンにより並列
端子に対し一括して割当処理を行えるので、自由度の高
い並列端子の割り当てを容易に行える。
【0012】
【実施例】 〔構成〕図1において、本発明の一実施例としての生産
管理システムは、オンラインでリアルタイムに生産管理
を行えるシステムである。この生産管理システムは、ホ
ストコンピュータ1と、ホストコンピュータ1に回線コ
ントローラ2及びシリアル通信回線3を介して接続され
たN個(たとえば16個)の端末41 〜4N とから構成
されている。端末41 〜4N には、設備51 〜5N が別
々に接続されている。たとえば、設備51 〜54 はプレ
ス機A〜D、設備55 はダイキャストマシン、設備
6 ,57 はラベル貼り機A,B、設備5N-2 〜5N
梱包機A〜Cである。
【0013】ホストコンピュータ1は、たとえばパーソ
ナルコンピュータからなり、コンピュータ本体6とディ
スプレイ7とキーボード8とマウス9とプリンタ10と
を有している。また、ホストコンピュータ1は、図2に
示す制御演算部31を有している。制御演算部31は、
CPU,ROM,RAMを含むマイクロコンピュータか
ら構成されている。制御演算部31には、ディスプレイ
7、キーボード8、マウス9、プリンタ10、RS23
2Cインターフェイス32、フロッピーディスク装置3
3及びハードディスク装置34が接続されている。RS
232Cインターフェイス32には回線コントローラ2
が接続されている。ハードディスク装置34には、端末
から収集した各種の加工データ(後述)及びそれを加工
したデータ(例えば稼働率や不良率のデータ)が日報単
位で記録される。またハードディスク装置34には、そ
れらの集計結果も記録される。
【0014】端末41 〜4N は、接続された設備51
N から生産管理データを取得する。生産管理データに
は、設備の稼働/停止、停止要因、不良要因、生産数、
不良品検出等のデータが含まれる。また、製品の品種や
ロット番号等の製品データも含まれる。図3に示すよう
に、各端末41 〜4N (端末41 のみ図示)の前面に
は、表示部11とキー入力部12とが配置されている。
表示部11は、7セグメントのLEDからなるLED表
示部13とLCD表示部14とを有している。キー入力
部11は、テンキー部15と各種データ入力キー部16
とファンクションキー部17と強制キー部18とを有し
ている。ファンクションキー部17には、ファンクショ
ンキーが押された状態であることを示すLEDからなる
表示灯19が各キーの上方に配置されている。
【0015】図4に示すように、各端末41 〜4N (端
末41 のみ図示)は制御演算部20を有している。制御
演算部20は、CPU,ROM,RAM等を含むマイク
ロコンピュータから構成されている。制御演算部20に
は、パラレル入力部21、RS232Cインターフェイ
ス23、キー入力部12、ディップスイッチ29、リン
クインターフェイス30、表示部11、内部時計25、
データ記憶部26、及び設定データ記憶部27が接続さ
れている。
【0016】パラレル入力部21は、20本のパラレル
データ入力用の並列端子X1〜X20を有している。こ
のうち並列端子X11〜X20は、不良要因と停止要因
との入力に用いられる。また並列端子X9,X10は、
後述する入力ストローブの入力に用いられる。各並列端
子X1〜X20には、設備5に取り付けられたプログラ
マブルコントローラ22の出力端子が接続されている。
【0017】RS232Cインターフェイス23には、
バーコードリーダ24が接続可能である。ディップスイ
ッチ29は、制御演算部20における状態を端末側で設
定するためのものであり、たとえば強制キー部18のキ
ー入力を有効にするか無効にするかの設定を行える。リ
ンクインターフェイス30は、シリアル通信回線3を介
して回線コントローラ2に接続されている。内部時計2
5は、稼働時間の測定やタイマーの設定に用いられる。
【0018】データ記憶部26には、収集した生産管理
データやその加工結果としての加工データが格納され
る。データ記憶部26に記憶される加工データには、状
態データ、総計データ、直・ロット・品種データ、時間
帯データ、イベントデータ及びメッセージデータが含ま
れる。状態データは、端末の状態を決めるデータであ
る。総計データは、設備の1日における稼働開始から現
在までの生産管理データの集計データである。直・ロッ
ト・品種データは、直(勤務体系における作業時間帯)
毎、ロット毎、品種毎の生産管理データの集計データで
ある。時間帯データは、所定時間(たとえば5分間)毎
の生産管理データの集計データである。イベントデータ
は、設備稼働時における事象の発生時刻や個数及び種別
等を記録したデータである。メッセージデータは、メッ
セージ入力におけるメッセージや発生時刻のデータであ
る。
【0019】設定データ記憶部27には、ホストコンピ
ュータ1で設定された端末の設定データが記憶されてい
る。たとえば、ホストコンピュータ1でデータ収集のタ
イムテーブルを設定した場合には、その設定データが設
定データ記憶部27に記憶される。また、ファンクショ
ンキー部17とそれに割り当てられた処理内容との関
係、及び後述するマスクパターンデータも記憶される。 〔動作〕次に、上述の実施例の動作について説明する。ホスト例 まず、ホストコンピュータ1の動作を、図5〜図9に示
す制御フローチャートに従って説明する。
【0020】ホストコンピュータ1では、図5のステッ
プP1で初期設定を行う。ステップP2では操作メニュ
ーを表示する。ステップP3〜P8では、操作メニュー
からいずれの処理が指定されたかを判断する。すなわ
ち、ステップP3ではオンラインモニタ処理が指定され
たか否かを判断する。ステップP4では印刷処理が指定
されたか否かを判断する。ステップP5ではシステム設
定が指定されたか否かを判断する。ステップP6では端
末データ収集処理が指定されたか否かを判断する。ステ
ップP7では他の処理が指定されたか否かを判断する。
ステップP8では終了指令がなされたか否かを判断す
る。終了指令がなされるまではステップ2に戻り、終了
指令がなされると処理を終了する。
【0021】オンラインモニタ処理が指定されるとステ
ップP3からステップP9に移行する。ステップP9で
は、各端末41 〜4N からデータを収集して表示するデ
ータ収集表示処理を実行する。印刷処理が指定されると
ステップP4からステップP10に移行する。ステップ
P10では、各種のフォームで印刷処理を実行する。シ
ステム設定が指定されるとステップP5からステップP
11に移行する。ステップP11では、たとえば、端末
1 〜4N のデータ収集時間の設定等の端末に関する設
定と、このソフトウェアに関する設定とを行う設定処理
を実行する。
【0022】端末データ収集処理が指定されるとステッ
プP6からステップP13に移行する。ステップP13
では、各端末41 〜4N に、収集した全てのデータを送
信するように要求する。ステップP14では、正しい受
信が行えたか否かを判断し、正しければステップP15
に移行する。ステップP15では、各端末41 〜4N
消去要求を送信する。また、取得した全データを1つの
日報ファイルとしてハードディスク装置34に記録す
る。
【0023】他の処理が指定されるとステップP7から
ステップP16に移行する。ステップP16では、デー
タ変換や各種のユーティリティ等の一般的な処理を行
う。図5のステップP11の設定処理では、まず図6の
ステップP21で設定メニューを表示する。ここでは、
端末設定、ソフト設定、終了の3項目が表示される。ス
テップP22では、端末設定が指定されたか否かを判断
する。ステップP23ではソフト設定が指定されたか否
かを判断する。ステップP24では終了が指定されたか
否かを判断する。終了が指定されるまではステップP2
1に戻る。終了が指定されるとメインルーチンに戻る。
【0024】端末設定が指定されるとステップP22か
らステップP25に移行する。ステップP25では端末
設定処理(後述)を実行する。ソフト設定が指定される
とステップP23からステップP26に移行する。ステ
ップP26ではソフトウエアの設定が実行される。端末
設定処理では図7のステップP31で、端末設定メニュ
ーが表示される。ここでは、編集、転送、他の設定、終
了の4項目が表示される。ステップP32では、編集が
指定されたか否かを判断する。ステップP33では転送
が指定されたか否かを判断する。ステップP34では他
の設定が指定されたか否かを判断する。ステップP35
では終了が指定されたか否かを判断する。終了が指定さ
れるまではステップP31に戻り、終了が指定されると
設定処理ルーチンに戻る。
【0025】編集が指定されるとステップP32からス
テップP36に移行する。ステップP36では、編集処
理(後述)を実行する。転送が指定されるとステップP
33からステップP37に移行する。ステップP37で
は編集処理で設定された設定データを各端末に転送す
る。他の設定が指定されるとステップP34からステッ
プP38に移行する。ステップP38では指定された他
の一般的な設定処理を行う。
【0026】編集処理では、図8のステップP41で、
図10の画面左側に表示した編集メニューを表示する。
ステップP42〜46では表示された項目からいずれが
指定されたかを判断する。すなわち、ステップP42で
は入力設定が指定されたか否かを判断する。ステップP
43ではバーコード入力設定が指定されたか否かを判断
する。ステップP44では機能キー設定が指定されたか
否かを判断する。ステップP45では他の設定が指定さ
れたか否かを判断する。ステップP46では終了が指定
されたか否かを判断する。終了が指定されるまではステ
ップP41に戻り、終了が指定されると端末設定処理に
戻る。
【0027】入力設定が指定されるとステップP42か
らステップP47に移行する。ステップP47では入力
設定処理(後述)を実行する。バーコード入力設定が指
定されるとステップP43からステップP48に移行す
る。ステップP48では、図10右側の画面をバーコー
ド入力設定の画面に変化させる。そして、端末のRS2
32Cインターフェイス23に接続されたバーコードリ
ーダー24からのバーコードデータの桁数設定を受け付
ける。
【0028】機能キー設定が指定されるとステップP4
4からステップP49に移行する。ステップP49で
は、端末の機能キーを設定する。ここでは、ファンクシ
ョンキー部17の各キー処理の設定を受け付ける。他の
設定が指定されるとステップP45からステップP50
に移行する。ここでは、ポーズ時刻設定、プリセット出
力設定、不良・停止要因設定等の他の設定を行う。
【0029】ステップP47の入力設定処理では、パラ
レル入力部21の10本の並列端子X11〜X20の割
当設定、不良要因及び停止要因の入力方法、及びそれら
の重複を禁止するか否かの設定を受け付ける。ここで
は、図9のステップP51で図10右側に示す項目表示
を行う。ここでは、不良・停止要因ビット分割の項目に
おいて、10本の並列端子X11〜X20に対応する1
0個の白抜き四角が表示される。
【0030】ステップP52では、キーボード8に配置
されたカーソル上下キーが操作されたか否かを判断す
る。ステップP53では、カーソル左右キーが操作され
たか否かを判断する。ステップP54では、終了が指定
されたか否かを判断する。この判断はキーボード8に配
置されたESCキーの操作により判断する。終了が指定
されるまではステップP51に戻り、終了が指定される
と編集処理ルーチンに戻る。
【0031】カーソル上下キーが操作されるとステップ
P52からステップP55に移行する。ステップP55
では、図10の◎印の項目間でカーソルを1項目ずつ移
動させる。カーソル左右キーが操作されるとステップP
53からステップP56に移行する。ステップP56で
は、現在指定されている◎印の項目内においてカーソル
を移動させる。ここで、図10に示されている◎印の3
項目の内、上2つの項目では、◎印の項目内の小項目間
でカーソルを1項目ずつ移動させる。
【0032】また、最下位の不良・停止要因ビット分割
項目では、カーソル左右キーの操作に応じて、白抜き四
角の反転量を変化させる。すなわち、カーソル右キーの
操作に応じて、最左端の白抜き四角から順に反転表示を
1ずつ増加させる。また、カーソル左キーの操作に応じ
て、反転表示されている四角の最右端から順に反転表示
を1ずつ減少させる。これによって、不良要因と停止要
因とに関するパラレル入力部21の端子の割当を簡単に
変更できる。
【0033】カーソルを介して設定された値は、ハード
ディスク装置34内に記録される。カーソルを介した設
定の一例を図10に示す。図10に示す画面では、不良
要因の入力方法がバイナリー形式に設定され、停止要因
がビット形式に設定され、停止要因と不良要因との重複
が許可されている。さらに、不良要因に並列端子X11
〜X16の6端子が割り当てられ、停止要因に並列端子
X17〜X20の4端子が割り当てられている。このた
め不良要因は64個のデータ数を扱え、停止要因は4個
のデータを扱えることになる。この設定結果のデータは
10ビットのマスクパターンデータに変換される。たと
えば、図10のハッチングされた四角部分のデータを
「0」、白抜き四角部分のデータを「1」として、「0
000001111」のマスクパターンデータに変換さ
れる。そしてこのマスクパターンデータが、ステップP
37の設定データ転送処理において端末4側に転送さ
れ、端末4側の設定データ記憶部27に登録される。端末側 次に、端末4の制御動作を、図11〜図14に示す制御
フローチャートにしたがって説明する。
【0034】まず図11のステップS1で、初期設定を
行う。この初期設定時には、各種の設定値を初期値に設
定する。ステップS2では、キー入力部12が操作され
たか否かを判断する。ステップS3では、ホストコンピ
ュータ1からのコマンドを受信したか否かを判断する。
キー入力部12が操作されるとステップS2からステッ
プS4に移行する。ステップS4では、押されたキーに
対応するキー入力処理を行う。またホストコンピュータ
1からコマンドが受信されるとステップS3からステッ
プS5に移行する。ステップS5では図14に示すホス
トコマンド処理を実行する。
【0035】一方、端末4の制御演算部20は、3m秒
タイマ割り込み機能を有しており、タイマ割り込みが入
った場合には図12に示す割り込みルーチンを実行す
る。図12のステップS11では、パラレル入力部21
またはRS232Cインターフェイス23に入力された
データを取得するデータ取得処理(後述)を実行する。
ステップS12では、取得したデータに有効なデータが
含まれているか否かを判断する。有効なデータが含まれ
ていればステップS13に移行する。ステップS13で
は、加工の必要のあるデータについて加工を行い、加工
データをデータ記憶部26に記憶する。ここでは、生産
管理データから6つのデータを得る。すなわち状態デー
タと総計データと直・品種・ロッドデータと時間帯デー
タとイベントデータとメッセージデータとである。
【0036】データ取得処理では、図13のステップS
20で、パラレル入力部21にパラレルデータが入力さ
れたか否かを判断する。この判断は、例えばパラレル入
力部21に設けられた入力バッファをスキャンすること
により行われる。パラレルデータが入力されると、ステ
ップS20からステップS21に移行する。ステップS
21では入力ストローブ1又は2がオンしたか否かを判
断する。入力ストローブ1は、たとえば並列端子X9に
入力され、不良要因データの入力時にオンする。入力ス
トローブ2は、たとえば並列端子X10に入力され、停
止要因データ入力時にオンする。
【0037】入力ストローブが不良要因を示している場
合(入力ストローブ1がオンの場合)にはステップS2
2に移行する。ステップS22では、ホストコンピュー
タ1で設定され、設定データ記憶部27に記憶されたマ
スクパターンの各ビットを反転する。ステップS23で
は、パラレル入力部21の10本の並列端子X11〜X
20に入力された不良要因を示す生産管理データとマス
クパターンとの論理積演算を行う。
【0038】ステップS24では、論理積演算結果を反
転前のマスクパターンの「1」の個数分右にシフトさせ
る。ここで演算結果を右にシフトさせるのは次の理由に
よる。マスクパターンがたとえば「000000111
1」の場合には、ステップS22でビット反転して「1
111110000」のパターンになる。このパターン
と並列端子X11〜X20に入力された生産管理データ
とをAND演算すると、上位6桁の値が有効な不良要因
を示すデータとなる。このデータは、元の不良要因を示
す生産管理データに比べて元のマスクパターンの「1」
の個数分(この例では4個分)左にシフトした値となっ
ている。従ってここで右シフトを行うのである。
【0039】ステップS25では、右シフトしたデータ
を、得られた不良要因を示す生産管理データとしてデー
タ記憶部26に記憶する。一方、入力ストローブが停止
要因を示す場合(入力ストローブ2がオンの場合)に
は、ステップS21からステップS26に移行する。ス
テップS26では、入力された生産管理データとマスク
パターンデータとの論理積演算を行う。ステップS27
では演算結果をそのままデータ記憶部26に記憶する。
【0040】ステップS21で入力ストローブがオンし
ていない場合にはステップS28に移行する。ステップ
S28では、入力された他のパラレルデータをデータ記
憶部26に記憶する。例えば、マスクパターンデータが
「0000001111」の場合に、パラレル入力部2
1の10本の並列端子X11〜X20に「101100
1101」の10ビットのデータが入力され、かつ入力
ストローブ1がオンしていたとすると、ステップS23
で「1011000000」のデータが得られる。そし
てこのデータがステップS24で4桁右にシフトされ、
「1011」になる。また、同じデータが入力された場
合に入力ストローブ2がオンしていたとすると、ステッ
プS26で、「1101」が得られる。
【0041】ここでは、マスクパターンにより並列端子
X11〜X20を割り当てているので、個別に端子割当
を定義することなく、並列端子X11〜X20を一括し
て割当できる。このため割当作業が容易である。パラレ
ル入力でない場合は、ステップS21〜S28を実行せ
ずにステップS29に移行する。ステップS29ではシ
リアル入力か否かを判断する。この判断は、RS232
Cインターフェイス23内のバッファをスキャンするこ
とにより行われる。シリアル入力があるとステップS2
9からステップS30に移行する。ステップS30では
入力されたシリアルデータをデータ記憶部26に記憶す
る。
【0042】図11のステップS5のホストコマンド処
理では、図14のステップS31でホストコンピュータ
1からデータ収集要求がなされたか否かを判断する。ホ
ストコンピュータ1から状態データ収集の要求がなされ
た場合には、ステップS31からステップS32に移行
する。また、総計データ要求がなされるとステップS3
1からステップS33に移行する。さらに他のデータの
要求がなされるとステップS31からステップS34に
移行する。これらのステップでは、要求されたデータを
データ記憶部26から読み出し、シリアル通信回線3を
介してホストコンピュータ1に送信する。
【0043】ステップS35では、ホストコンピュータ
1から消去要求がなされたか否かを判断する。この消去
要求は、通常、操作者が1日の作業の終了時に端末側か
ら全てのデータを吸い上げる操作をした後になされる。
消去要求がなされるとステップS36に移行する。ステ
ップS36ではデータ記憶部26に記憶されたデータを
消去する。換言すれば、消去要求があるまでは、データ
記憶部26の内容はホストコンピュータ1に送信されて
も残っていることになる。
【0044】ステップS37では、設定要求がなされた
か否かを判断する。設定要求がなされるとステップS3
8に移行する。ステップS38では、ホストコンピュー
タ1から送信された設定データを設定データ記憶部27
に格納する。このステップでは、前述したマスクパター
ンデータも設定データ記憶部27に格納される。ステッ
プS39では他の要求がなされたか否かを判断する。他
の要求がなされた場合にはステップS39からステップ
S40に移行する。ステップS40では、その要求に沿
った処理を行う。これらの処理が終了するとメインルー
チンに戻る。 〔他の実施例〕 (a) マスクパターンを「0」と「1」とのビットパ
ターンで示したのは例示であり、マスクパターンは2値
のものに限定されるものではない。たとえば3値や4値
を用いてもよい。 (b) マスクパターンと入力信号との論理積演算は例
示であり、他のアルゴリズムによっても割り当てが可能
である。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る生産管理システムでは、ホ
スト部からの割当命令により複数の端末部の並列端子の
割り当てを行うことができるので、自由度の高い並列端
子の割り当てを容易に行える。本発明に係るパラレル信
号処理装置では、割当マスクパターンにより並列端子を
割り当て得るので、自由度の高い並列端子の割り当てを
容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による生産管理システムの構
成ブロック図。
【図2】ホストコンピュータの構成ブロック図。
【図3】端末のパネル配置を示す平面図。
【図4】端末の構成ブロック図。
【図5】ホストコンピュータの制御フローチャート。
【図6】ホストコンピュータの制御フローチャート。
【図7】ホストコンピュータの制御フローチャート。
【図8】ホストコンピュータの制御フローチャート。
【図9】ホストコンピュータの制御フローチャート。
【図10】編集処理の表示画面の一例を示す図。
【図11】端末の制御フローチャート。
【図12】端末の制御フローチャート。
【図13】端末の制御フローチャート。
【図14】端末の制御フローチャート。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 4 端末 20 制御演算部 21 パラレル入力部 27 設定データ記憶部 31 制御演算部 X1〜X20 並列端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の生産機器から取得した生産管理デー
    タを集計する生産管理システムであって、 前記生産機器に接続される複数の並列端子を有するパラ
    レル信号ポートと、端子割当命令にしたがって前記パラ
    レル信号ポートの並列端子を割り当てる割当手段とを含
    む複数の端末部と、 前記端末部へ前記端子割当命令を含む制御信号を出力す
    るとともに、前記端末部から前記生産管理データを得て
    集計を行うホスト部と、を備えた生産管理システム。
  2. 【請求項2】複数の並列端子を有するパラレル信号ポー
    トと、 前記パラレル信号ポートにおける前記並列端子の割当マ
    スクパターンを記憶するマスクパターン記憶手段と、 前記割当マスクパターンを用いて、前記パラレル信号ポ
    ートの並列端子を割り当てる割当手段と、を備えたパラ
    レル信号処理装置。
JP6823393A 1993-03-26 1993-03-26 生産管理システム及びパラレル信号処理装置 Pending JPH06282308A (ja)

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