JPH10333736A - 稼働管理・監視装置 - Google Patents

稼働管理・監視装置

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Publication number
JPH10333736A
JPH10333736A JP13729697A JP13729697A JPH10333736A JP H10333736 A JPH10333736 A JP H10333736A JP 13729697 A JP13729697 A JP 13729697A JP 13729697 A JP13729697 A JP 13729697A JP H10333736 A JPH10333736 A JP H10333736A
Authority
JP
Japan
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data
file
setting
key
screen
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Pending
Application number
JP13729697A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Kotani
清 小谷
Narimitsu Nagaoka
成光 長岡
Kazuhiro Sugamoto
和弘 菅本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ入力用の画面やファイルを、その都度
アプリケーションプログラムで作成する必要があり、そ
の製作と試験にかなりの作業工数と費用がかかった。 【解決手段】 キー入力画面4やマスタデータ入力画面
6を汎用の表計算ソフトで作成し、プログラム名やデー
タ入力エリア、データ桁数、マスタデータファイル名等
を別途作成したキー入力設定画面21やマスタデータ設
定画面23より対話形式で、キー入力設定ファイル22
やマスタデータ設定ファイル24にあらかじめ設定して
おき、その設定データにしたがって、それらの入力画面
4や6より入力されたデータをテキスト形式のキー入力
データファイル5やマスタデータファイル7に格納す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の設備で構
成された自動化ライン、特にロットで同一品種の製品を
大量生産する製造ラインにおける生産指示、および設備
稼働の監視や生産実績を管理する稼働管理・監視装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図58は従来の稼働管理・監視装置の機
能構成を示すブロック図である。図において、1はパー
ソナルコンピュータによるライン管理コントローラであ
り、2は製造ラインの設備と信号線でつながった設備制
御用のプログラマブルコントローラ(以下、PCとい
う)である。3はライン管理コントローラ1とPC2と
の間の通信をインタフェースするサイクリック通信イン
タフェース(以下、PC−NETという)である。
【0003】また、ライン管理コントローラ1内におい
て、4はキー入力データを入力するためのキー入力画面
であり、5はこのキー入力画面4から入力されたキー入
力データが格納されるキー入力データファイルである。
6はマスタデータを入力するためのマスタデータ入力画
面であり、7はこのマスタデータ入力画面6から入力さ
れたマスタデータが格納されるマスタデータファイルで
ある。8はキー入力画面4から入力されたキー入力デー
タをキー入力データファイル5に、あるいはマスタデー
タ入力画面6から入力されたマスタデータをマスタデー
タファイル7に、それぞれ格納するためのデータ格納処
理である。9は生産開始指令の働きによって、このキー
入力データファイル5に格納されたキー入力データをP
C−NET3にセットしてPC2に送るとともに、マス
タデータファイル7から検索されたマスタデータをPC
−NET3にセットしてPC2に送るための通信データ
セット処理である。
【0004】10はアラームの発生と復帰の時刻および
信号名称等の履歴データが格納されるアラーム実績ファ
イルであり、11はPC2によってPC−NET3にア
ラームとしてセットされた信号を読み取り、アラームの
オン/オフ時刻と信号名称をアラーム実績ファイル10
に格納するアラーム信号収集処理、12はPC2によっ
てPC−NET3にセットされたアナログデータに対し
て、あらかじめ定められた上下限値と比較して、その値
を超えた時の時刻、復旧した時の時刻と異常名称をアラ
ーム実績ファイル10に格納するアナログ上下限検出処
理である。
【0005】13はPC2によってPC−NET3にセ
ットされた稼働信号等のオン/オフ時刻やオンの間の時
間などを集計する時間データ計測処理であり、14はP
C2によってPC−NET3にセットされたアナログデ
ータに対して、その平均値・最大値・最小値・積分値な
どの集計を行うアナログ計測処理である。15は生産開
始および生産終了のキー入力を行うための生産開始/終
了設定画面であり、16はこの生産開始/終了設定画面
15で生産開始指令のキー入力があってから生産終了指
令のキー入力があるまでの間に、時間データ計測処理1
3の生成したデータ、アナログ計測処理14で生成した
データを格納し、さらにはキー入力データファイル5か
らのデータや、PC−NET3上のデータを直接取り込
んでの格納も行う実績データファイルである。
【0006】17はアラーム実績ファイル10に格納さ
れたデータ、および実績データファイル16に格納され
たデータが表示される実績表示画面であり、18はこの
実績表示画面17にそれらのデータの表示処理を行う実
績データ表示処理である。19はアラーム実績ファイル
10に格納されたデータ、および実績データファイル1
6に格納されたデータが印字される実績印字帳票であ
り、20はこの実績印字帳票19にそれらのデータの印
字処理を行う実績データ印字処理である。
【0007】次に、図57はこの発明および従来の稼働
管理・監視装置が適用されるシステムのハードウェア構
成を示すブロック図である。図において、1はライン管
理コントローラ、2は複数のPCであり、これらは図5
8に同一符号を付して示したものと同一のものである。
【0008】また、ライン管理コントローラ1内におい
て、1aは当該ライン管理コントローラ1のパーソナル
コンピュータ本体であり、1bはその中央演算処理装置
(以下、CPUという)、1cは記憶手段としての主メ
モリ、1dは記憶手段としてのハードディスク、1eは
PC通信インタフェースカード、1fは表示手段として
の陰極線管(以下、CRTという)ディスプレイ、1g
はキーボード、1hはマウス、1iはプリンタである。
【0009】なお、図58における、キー入力画面4、
マスタデータ入力画面6、生産開始/終了設定画面1
5、実績表示画面17などは表示手段としてのCRTデ
ィスプレイ1fに表示され、実績印字帳票19はプリン
タ1iによってプリントアウトされる。また、キー入力
データファイル5、マスタデータファイル7、アラーム
実績ファイル10、実績データファイル16などは記憶
手段としてのハードディスク1d内に形成され、通信デ
ータセット処理9、データ格納処理8、アラーム信号収
集処理11、アナログ上下限検出処理12、時間データ
計測処理13、アナログ計測処理14、実績データ表示
処理18、実績データ印字処理20などは、アプリケー
ションプログラムを作成してCPU1bで処理すること
によって実現している。
【0010】また、3aは各PC2とパーソナルコンピ
ュータ本体1aに内蔵されたPC通信インタフェースカ
ード1eとを接続している光ケーブルによる通信回線で
あり、PC2とPC通信インタフェースカード1eとの
間でサイクリック通信される信号やデータの伝送を行っ
ている。
【0011】次に動作について説明する。図58に示す
ライン管理コントローラ1のマスタデータファイル7内
にはあらかじめ、生産品種別の各設備の運転パラメータ
を登録しておく。この運転パラメータの登録は、マスタ
データを入力するために製作したマスタデータ入力画面
6をCRTディスプレイ1fに表示し、それをもとにキ
ーボード1gやマウス1hを用いて運転パラメータを入
力することによって行う。
【0012】ここで、作業者はその日の生産スタート時
においてまず、当該生産自動化ラインにおけるその日の
生産スケジュールの入力を行う。すなわち、作業者は生
産スケジュールを入力するために製作したキー入力画面
4をCRTディスプレイ1fに表示し、それをもとにキ
ーボード1gやマウス1hを用いて生産品種や生産数量
などのデータを入力する。この生産品種や生産数量など
のデータはデータ格納処理8によってキー入力データフ
ァイル5内に格納される。
【0013】次に生産開始/終了設定画面15を表示し
て、それに基づいて生産開始のキー入力を行う。これに
よって生産開始指令が発生し、このキー入力のタイミン
グで通信データセット処理9が働いて、キー入力データ
ファイル5に格納されている生産品種や生産数量などの
データがPC−NET3にセットされる。また、その
時、このキー入力データファイル5に格納されていた生
産品種データをもとにマスタデータファイル7が検索さ
れ、同じく通信データセット処理9の働きによってその
マスタデータがPC−NET3上にセットされる。な
お、以上の処理を全てアプリケーションにてプログラム
を作成している。
【0014】PC2はこのPC−NET3上にセットさ
れたデータを受け取ると設備の自動設定を行い、これに
より生産がスタートする。生産中に各設備の異常が検出
されると、そのアラーム信号のオン/オフがPC2によ
りPC−NET3にセットされる。PC−NET3にセ
ットされたその信号はアラーム信号収集処理11によっ
て読み取られ、オフからオンへの変化をアラーム発生、
オンからオフへの変化をアラーム復帰として、その信号
名称とアラーム発生・復帰時刻の履歴データを作成し、
それをアラーム実績ファイル10に格納する。また、ア
ナログデータについては、PC−NET3にセットされ
てくるデータをアナログ上下限検出処理12にて読み取
り、それをあらかじめ登録されている当該データの上限
値および下限値と比較し、その値を超えた時の時刻、復
帰した時の時刻の履歴データを作成してアラーム実績フ
ァイル10に格納する。
【0015】一方、時間データ計測処理13ではPC−
NET3上にセットされてくる設備運転・停止などの稼
働信号を読み取り、オフからオンに変化した時刻、オン
からオフに変化した時刻、オンが継続している時間など
を、生産が行われている期間中集計し続ける。また、ア
ナログ計測処理ではPC−NET3上にセットされてく
るアナログデータをリアルタイムに収集し、当該アナロ
グデータの平均値・最大値・最小値などを、生産が行わ
れている期間中集計し続ける。
【0016】生産終了時には生産開始/終了設定画面1
5を表示し、それに基づいて生産終了のキー入力を行
う。これによって生産終了指令が発生し、このキー入力
のタイミングで時間データ計測処理13で集計したデー
タやアナログ計測処理14で集計したデータ、さらには
キー入力データファイル5にセットされているデータや
PC−NET3上にセットされているデータの中から、
必要なデータのみを実績データファイル16に格納す
る。このようにして実績データファイル16やアラーム
実績ファイル10に格納されたデータは、必要に応じ
て、実績データ表示処理18によりCRTディスプレイ
1f上に実績表示画面17として表示され、また実績デ
ータ印字処理20にてプリンタ1iより実績印字帳票1
9としてプリントアウトされる。なお、以上の処理も全
てアプリケーションにてプログラムを作成している。
【0017】ここで、このような従来の稼働管理・監視
装置に関連のある技術についての記載がある文献として
は、例えば、特開平5−120083号公報、特開平6
−337879号公報などがある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来の稼働管理・監視
装置は以上のように構成されているので、生産開始前に
生産スケジュールデータを入力するためのキー入力画面
4やマスタデータを入力するためのマスタデータ入力画
面6と、入力したデータを格納するキー入力データファ
イル5やマスタデータファイル7、さらには入力したデ
ータをそれらのファイルに格納するデータ格納処理8な
どを、全てオーダメイドにアプリケーションプログラム
にて作成しなければならず、また、生産開始のタイミン
グなどでマスタデータファイル7に格納されたデータを
検索し、そのデータをPC−NET3にセットしてPC
2側に送る通信データセット処理9についても、オーダ
メイドにアプリケーションプログラムにて作成しなけれ
ばならないという課題があった。
【0019】また、生産中の実績データとして、信号の
オン/オフ時刻およびオンが継続している時間や、アナ
ログデータを計測して平均値・最大値・最小値を求めて
実績データを作成していく場合、そのための時間データ
計測処理13やアナログ計測処理14と、その実績デー
タを格納する実積データファイル16を全てオーダメイ
ドにアプリケーションプログラムにて作成しなければな
らず、同様に、PC−NET3上にセットされたアラー
ム信号のオン/オフや、アナログデータを上限設定値、
下限設定値と比較して上限アラームや下限アラームを検
出して、その発生・復帰状態の履歴データよりアラーム
実績データを作成していく場合、そのためのアラーム信
号収集処理11やアナログ上下限検出処理12と、その
アラーム実績データを格納するアラーム実績ファイル1
0を全てオーダメイドにアプリケーションプログラムに
て作成しなければならないという課題もあった。
【0020】また、実績データファイル16やアラーム
実績ファイル10のデータを実績表示画面17に表示し
たり、実績印字帳票19にプリントアウトしたりする場
合、そのための実績データ表示処理18や実績データ印
字処理20を、全てオーダメイドにアプリケーションプ
ログラムにて作成しなければならないという課題もあっ
た。
【0021】このように、全てその都度オーダメイドに
アプリケーションプログラムにて作成しているため、適
用する生産ラインや分野による監視項目や項目数の違
い、画面・印字フォームの違い、あるいはPC−NET
3に割り付けるアドレスの違いなどに対して、その製作
と試験にかなりの作業工数、納期および費用がかかり、
また、システムの改造要求が発生した場合にも、その製
作と試験にかなりの作業工数、納期および費用がかかる
ばかりか、システム適用後に不具合箇所が発見された場
合に、その修正や簡単な変更などが発生しても、プログ
ラムに手を加えなければならないため、プログラム製作
を担当した者しか対応できないという課題があった。
【0022】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、生産開始時あるいは生産中に、画
面上から入力したデータをファイルに格納する処理過
程、生産管理に必要なマスタデータについて、ファイル
を生成して画面上から入力したマスタデータをそのファ
イルに格納する処理過程、ファイルに格納されているデ
ータを通信インタフェース上にセットしてPC側に送信
する処理過程、さらには、通信インタフェースへのデー
タセットでキー入力をトリガとして用いるときの入力キ
ー、通信インタフェースへのデータセットでPCが通信
インタフェースにセットする信号をトリガとして用いる
ときの割込信号、また、生産中にPCが通信インタフェ
ースにオン/オフ信号をセットし、ライン管理コントロ
ーラがその信号により時刻(例えば、設備の稼働開始/
終了時刻)や時間(例えば、設備の稼働時間)を検出お
よび計測する処理過程、生産中にPCが設備のアラーム
信号を通信インタフェースにオン/オフ信号でセット
し、ライン管理コントローラがその信号によりアラーム
発生/復帰時刻を検出し、かつアラーム発生中の時間を
計測して、そのアラーム実績をテキスト形式のファイル
に格納する処理過程、生産中にPCが設備から取り込ん
だアナログデータを通信インタフェースにセットし、ラ
イン管理コントローラがそのデータを読み込んであらか
じめ指定された上限値あるいは下限値を超えた場合にア
ラームを検出し、そのアラーム実績をテキスト形式のフ
ァイルに格納する処理過程、生産中にPCが設備から取
り込んだアナログデータを通信インタフェースにセット
し、ライン管理コントローラがそのデータを読み込んで
指定時間内の平均値・最大値・最小値を計測する処理過
程、さらにまた、作成されたテキスト形式のファイルの
データや収集・計測されたデータを、ライン管理コント
ローラがPCにて通信インタフェースにセットされてく
る信号のオン検出時に、実績データとしてテキスト形式
のファイルに格納する処理過程、作成されたテキスト形
式のファイルのデータや収集・計測されたデータを、ラ
イン管理コントローラが自身が持つ内部時計のデータか
ら一定周期間隔でそれらを実績データとしてテキスト形
式のファイルに格納する処理過程、作成されたテキスト
形式のファイルのデータや収集・計測されたデータを、
ライン管理コントローラが登録キーの入力タイミングで
実績データとしてテキスト形式のファイルに格納する処
理過程、作成されたテキスト形式のファイルのデータや
収集・計測したデータを、ライン管理コントローラが登
録キーの入力タイミングで、実績データとしてテキスト
形式のファイルに格納する処理過程などを、その都度ア
プリケーションプログラムで作成せず、対話形式の設定
画面で必要なデータを設定するだけで、その処理を実現
することのできる稼働管理・監視装置を得ることを目的
とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る稼働管理・監視装置は、汎用の表計算ソフトを用いて
キー入力画面を作成し、別途作成したキー入力設定画面
よりプログラム名やデータ入力エリア、データ桁数等を
対話形式であらかじめ設定して、それらの設定データを
キー入力設定ファイルに格納しておき、キー入力画面よ
り入力されたデータを、このキー入力設定ファイルの設
定データにしたがって、テキスト形式のファイルによる
キー入力データファイルに格納するようにしたものであ
る。
【0024】請求項2記載の発明に係る稼働管理・監視
装置は、汎用の表計算ソフトを用いてマスタデータ入力
画面を作成し、別途作成したマスタデータ設定画面より
プログラム名やマスタデータファイル名、データ入力エ
リア、データ桁数等を対話形式であらかじめ設定して、
それらの設定データをマスタデータ設定ファイルに格納
しておき、マスタデータ入力画面より入力されたマスタ
データを、このマスタデータ設定ファイルの設定データ
にしたがって、テキスト形式のファイルによるマスタデ
ータファイルに格納するようにしたものである。
【0025】請求項3記載の発明に係る稼働管理・監視
装置は、ネットデータ設定画面を別途作成し、それによ
り対話形式でファイル種別、ファイル番号、データ番
号、データセットする通信インタフェースのアドレス番
号、データセットタイミング等をあらかじめ設定して、
それらのデータをネットデータ設定ファイルに格納して
おき、このネットデータ設定ファイルの設定データにし
たがって、PCに送信するキー入力データファイルやマ
スタデータファイルに格納されたデータを、通信インタ
フェース上に自動的にセットするようにしたものであ
る。
【0026】請求項4記載の発明に係る稼働管理・監視
装置は、キー登録設定画面を別途作成し、それにより対
話形式でキー入力が通信インタフェースにデータをセッ
トする際のトリガとなる登録キーの名称、およびそのデ
ータセットがなされる通信インタフェースのアドレス番
号等をあらかじめ設定して、それらのデータをキー登録
設定ファイルに格納しておき、このキー登録設定ファイ
ルの設定データにしたがって、登録キーのキー入力タイ
ミングをトリガとして、PCに送信するキー入力データ
ファイルやマスタデータファイルに格納されたデータ
を、通信インタフェース上に自動的にセットするように
したものである。
【0027】請求項5記載の発明に係る稼働管理・監視
装置は、割込登録設定画面を別途作成し、それにより対
話形式でプログラマブルコントローラが割込信号をセッ
トしてくる通信インタフェース上のアドレス番号等をあ
らかじめ設定して、それらのデータを割込登録設定ファ
イルに格納しておき、この割込登録設定ファイルの設定
データにしたがって、プログラマブルコントローラによ
る割込信号のセットをトリガとして、PCに送信するキ
ー入力データファイルやマスタデータファイルに格納さ
れたデータを、通信インタフェース上に自動的にセット
するようにしたものである。
【0028】請求項6記載の発明に係る稼働管理・監視
装置は、時間データ収集設定画面を別途作成し、それに
より対話形式でプログラマブルコントローラがオン/オ
フ信号をセットしてくる通信インタフェース上のアドレ
ス番号等をあらかじめ設定して、それらのデータを時間
データ収集設定ファイルに格納しておき、この時間デー
タ収集設定ファイルの設定データにしたがって、プログ
ラマブルコントローラが通信インタフェースにセットし
てくるオン/オフ信号を自動的に収集し、計測するよう
にしたものである。
【0029】請求項7記載の発明に係る稼働管理・監視
装置は、アラーム収集設定画面を別途作成し、それによ
り対話形式でプログラマブルコントローラが設備のアラ
ーム信号をセットしてくる通信インタフェース上のアド
レス番号やアラーム種別等をあらかじめ設定して、それ
らのデータをアラーム収集設定ファイルに格納してお
き、このアラーム収集設定ファイルの設定データにした
がって、プログラマブルコントローラが通信インタフェ
ースにセットしてくるアラーム信号を収集し、アラーム
実績データを集計するようにしたものである。
【0030】請求項8記載の発明に係る稼働管理・監視
装置は、アナログ上下限設定画面を別途作成し、それに
より対話形式でプログラマブルコントローラがアナログ
データをセットしてくる通信インタフェース上のアドレ
ス番号、上限アラーム値や下限アラーム値等をあらかじ
め設定して、それらのデータをアナログ上下限設定ファ
イルに格納しておき、このアナログ上下限設定ファイル
の設定データにしたがって、プログラマブルコントロー
ラが通信インタフェースにセットしてくるアナログデー
タを収集し、アラーム上下限検出を行うようにしたもの
である。
【0031】請求項9記載の発明に係る稼働管理・監視
装置は、アナログ計測設定画面を別途作成し、それによ
り対話形式でプログラマブルコントローラがアナログデ
ータをセットしてくる通信インタフェース上のアドレス
番号や、アナログデータの種別等をあらかじめ設定し
て、それらのデータをアナログ計測設定ファイルに格納
しておき、このアナログ計測設定ファイルの設定データ
にしたがって、プログラマブルコントローラが通信イン
タフェースにセットしてくるアナログデータを収集して
計測するようにしたものである。
【0032】請求項10記載の発明に係る稼働管理・監
視装置は、割込ファイル生成設定画面を別途作成し、そ
れにより対話形式でキー入力データファイルの格納デー
タ、時間データ収集設定ファイルやアナログ計測設定フ
ァイルの格納データに基づいて収集された計測データ、
さらには通信インタフェース上のセットデータの指定、
およびプログラマブルコントローラが通信インタフェー
ス上にセットしてくる割込信号のアドレス番号の設定等
をあらかじめ行って、それらのデータを割込ファイル生
成設定ファイルに格納しておき、この割込ファイル生成
設定ファイルの設定データにしたがって、上記各種デー
タを割込信号の検出タイミングで、テキスト形式のファ
イルによる割込収集実績データ格納用の実績ファイルに
格納するようにしたものである。
【0033】請求項11記載の発明に係る稼働管理・監
視装置は、定時ファイル生成設定画面を別途作成し、そ
れにより対話形式でキー入力データファイルの格納デー
タ、時間データ収集設定ファイルやアナログ計測設定フ
ァイルの格納データに基づいて収集された計測データ、
さらには通信インタフェース上のセットデータの指定、
およびそれらを周期的に収集するための収集周期間隔の
設定等をあらかじめ行って、それらのデータを定時ファ
イル生成設定ファイルに格納しておき、この定時ファイ
ル生成設定ファイルの設定データにしたがって、上記各
種データを所定の周期間隔でテキスト形式のファイルに
よる定時収集実績データ格納用の実績ファイルに格納す
るようにしたものである。
【0034】請求項12記載の発明に係る稼働管理・監
視装置は、キー収集ファイル生成設定画面を別途作成
し、それにより対話形式でキー入力データファイルの格
納データ、時間データ収集設定ファイルやアナログ計測
設定ファイルの格納データに基づいて収集された計測デ
ータ、さらには通信インタフェース上のセットデータの
指定、およびそれらの取り込みを指示する登録キー番号
の設定等をあらかじめ行って、それらのデータをキー収
集ファイル生成設定ファイルに格納しておき、このキー
収集ファイル生成設定ファイルの設定データにしたがっ
て、上記各種データを登録キーのキー入力のタイミング
で、テキスト形式のファイルによるキー収集実績データ
格納用の実績ファイルに格納するようにしたものであ
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1〜図3はこの発明の実施の形態1に
よる稼働管理・監視装置の機能構成を示すブロック図で
ある。図において、1は例えばパーソナルコンピュータ
によって形成され、製造ラインの設備の稼働管理・監視
を制御するライン管理コントローラであり、2は生産指
示、および設備稼働の監視や生産実績が管理される製造
ラインの設備とダイレクトに信号線によってつながり、
信号の送受信を行う設備制御用のプログラマブルコント
ローラ(以下、PCという)である。3はライン管理コ
ントローラ1とPC2との間を結んでいる通信回線を介
して、送信側は送信データを指定のアドレスに任意にセ
ットし、受信側は指定のアドレスの内容を読み込むだけ
で受信データとして任意に取り込める通信手段を持った
サイクリック通信インタフェース(以下、PC−NET
という)である。なお、これらは図58に同一符号を付
して示した従来の稼働管理・監視装置におけるそれらに
相当する部分である。
【0036】また、ライン管理コントローラ1内におい
て、4はEXCEL(マイクロソフト社の登録商標)な
どの汎用の表計算ソフトを用いて作成した、キー入力デ
ータを入力するためのキー入力画面であり、5はこのキ
ー入力画面4から入力されたキー入力データが格納され
るキー入力データファイルである。21はキー入力画面
4からキー入力するデータの入力欄と桁数、およびそれ
らデータを設定入力する画面のプログラム名等を別途設
定するキー入力設定画面であり、22はこのキー入力設
定画面21で設定された上記各データが格納されるキー
入力設定ファイルである。なお、キー入力画面4よりキ
ー入力されたデータは、このキー入力設定ファイル22
の内容にしたがってキー入力データファイル5に格納さ
れる。
【0037】6は上記EXCELなどの汎用の表計算ソ
フトを用いて作成した、マスタデータを入力するための
マスタデータ入力画面であり、7はこのマスタデータ入
力画面6から入力されたマスタデータが格納されるマス
タデータファイルである。23はこのマスタデータ入力
画面6から入力するマスタデータの、開始入力欄、レコ
ード数、1レコードのデータ数、1レコードの桁数、お
よびそれらデータを設定入力する画面のプログラム名等
を別途設定するマスタデータ設定画面であり、24はこ
のマスタデータ設定画面23で設定された上記各データ
が格納されるマスタデータ設定ファイルである。なお、
マスタデータ入力画面6より入力されたデータは、この
マスタデータ設定ファイル24の内容にしたがってマス
タデータファイル7に格納される。
【0038】25はテキスト形式のファイルで作成され
たキー入力データファイル5やマスタデータファイル7
に格納されたデータの中から、PC2に送信したいデー
タの指定、PC−NET3のアドレス指定、および送信
タイミング等を別途設定するネットデータセット設定画
面であり、26はこのネットデータセット設定画面25
にて設定されたデータを格納するNETデータセット設
定ファイルである。なお、キー入力データファイル5あ
るいはマスタデータファイル7に格納されたデータは、
このネットデータセット設定ファイル26の設定内容に
したがってPC−NET3上にデータセットされる。
【0039】27はライン管理コントローラ1を形成し
ているパーソナルコンピュータのCRTディスプレイ1
fに表示した画面上から入力する設定キーの名称、その
キーを入力したときにPC−NET3の信号をセットす
るアドレス番号などの設定を行うためのキー登録設定画
面であり、28はこのキー登録設定画面27によって設
定されたデータを格納するキー登録設定ファイルであ
る。29はPC2がPC−NET3に割込信号をセット
してくるアドレス番号などの設定を行うための割込登録
設定画面であり、30はこの割込登録設定画面29によ
って設定されたデータを格納する割込登録設定ファイル
である。
【0040】31はPC2が取り込む信号の変化した時
刻や信号の状態時間を計測する場合に、PC−NET3
にオン/オフ信号をセットしてくるアドレス番号などの
設定を行うための時間データ収集設定画面であり、32
はこの時間データ収集設定画面31によって設定された
データを格納する時間データ収集設定ファイルである。
33はPC2からPC−NET3上にセットされた信号
を、時間データ収集設定ファイル32の設定内容にした
がって計測して得られたデータが収集セットされる時間
データ計測テーブルである。
【0041】34はPC2に取り込んだ設備のアラーム
信号をPC−NET3にオン/オフ信号でセットしてく
るアドレス番号やアラームの種別などの設定を行うため
のアラーム収集設定画面であり、35はこのアラーム収
集設定画面34によって設定されたデータを格納するア
ラーム収集設定ファイルである。36はPC2からPC
−NET3上にセットされた信号を、このアラーム収集
設定ファイル35の設定内容にしたがって監視した結果
得られたデータが収集セットされるアラーム収集テーブ
ルであり、37は発生から復帰までの一動作が完了した
アラームのデータを格納しておくアラーム履歴ファイル
(信号用)である。38は重故障アラームのみをブロッ
ク、設備単位に集計して格納するアラーム集計実績ファ
イル(重故障用)であり、39は軽故障アラームのみを
ブロック、設備単位に集計して格納するアラーム集計実
績ファイル(軽故障用)である。なお、これらアラーム
履歴ファイル(信号用)37、アラーム集計実績ファイ
ル(重故障用)38、およびアラーム集計実績ファイル
(軽故障用)39は、テキスト形式のファイルによって
形成されている。
【0042】40はPC2に取り込んだ設備のアナログ
データをPC−NET3にセットしてくるアドレス番号
や上限アラーム値や下限アラーム値などの設定を行うた
めのアナログ上下限設定画面であり、41はこのアナロ
グ上下限設定画面40によって設定されたデータを格納
するアナログ上下限設定ファイルである。42はPC2
からPC−NET3上にセットされた信号を、このアナ
ログ上下限設定ファイル41の設定内容にしたがって監
視した結果得られたデータが収集セットされるアナログ
アラーム収集テーブルであり、43は発生から復帰まで
の一動作が完了した上下限アラームのデータを格納して
おくアラーム履歴ファイル(アナログ用)である。な
お、これのアラーム履歴ファイル(アナログ用)43
も、テキスト形式のファイルによって形成されている。
【0043】44はPC2に取り込んだ設備のアナログ
データをPC−NET3にセットしてくるアドレス番号
や計測データの種別などを設定するためのアナログ計測
設定画面であり、45はこのアナログ計測設定画面44
によって設定されたデータを格納するアナログ計測設定
ファイルである。46はPC2からPC−NET3上に
セットされたデータを、アナログ計測設定ファイル45
の設定内容にしたがって計測して得られたデータが収集
セットされるアナログデータ計測テーブルである。
【0044】47はテキスト形式によるキー入力データ
ファイル5あるいはマスタデータファイル7に格納され
たデータや、時間データ計測テーブル33もしくはアナ
ログデータ計測テーブル46に収集セットされた計測デ
ータや、PC−NET3のアドレス上のセットされたデ
ータと、それらのデータをPC2に取り込むために同様
のアドレス上にセットする割込検出信号などの設定を行
うための割込ファイル生成設定画面である。48はこの
割込ファイル生成設定画面47によって設定されたデー
タを格納する割込ファイル生成設定ファイルであり、4
9はこの割込ファイル生成設定ファイル48に設定され
たデータに基づいて生成された、割込収集実績データ格
納用のテキスト形式のファイルによる実績ファイル(以
下、実績ファイル(割込用)という)である。
【0045】50はテキスト形式によるキー入力データ
ファイル5あるいはマスタデータファイル7に格納され
たデータや、時間データ計測テーブル33もしくはアナ
ログデータ計測テーブル46に収集セットされた計測デ
ータや、PC−NET3のアドレス上のセットされたデ
ータと、それらのデータをPC2に取り込むための収集
周期間隔などの設定を行うための定時ファイル生成設定
画面である。51はこの定時ファイル生成設定画面50
によって設定されたデータを格納する定時ファイル生成
設定ファイルであり、52はこの定時ファイル生成設定
ファイル51に設定されたデータに基づいて生成され
た、定時収集実績データ格納用のテキスト形式のファイ
ルによる実績ファイル(以下、実績ファイル(定時用)
という)である。
【0046】53はテキスト形式によるキー入力データ
ファイル5あるいはマスタデータファイル7に格納され
たデータや、時間データ計測テーブル33もしくはアナ
ログデータ計測テーブル46に収集セットされた計測デ
ータや、PC−NET3のアドレス上のセットされたデ
ータと、それらのデータをPC2に取り込むためにキー
ボード1gより操作入力する登録キー番号などの設定を
行うためのキー収集ファイル生成設定画面である。54
はこのキー収集ファイル生成設定画面53によって設定
されたデータを格納するキー収集ファイル生成設定ファ
イルであり、55はこのキー収集ファイル生成設定ファ
イル54に設定されたデータに基づいて生成された、キ
ー収集実績データ格納用のテキスト形式のファイルによ
る実績ファイル(以下、実績ファイル(キー収集用)と
いう)である。
【0047】17は各アラーム集計実績ファイル38、
39に格納されたデータや、各実績ファイル49、5
2、55に格納されたデータが表示される、EXCEL
などの汎用の表計算ソフトで作成された実績表示画面で
あり、19は各アラーム集計実績ファイル38、39に
格納されたデータや、各実績ファイル49、52、55
に格納されたデータが印字される、EXCELなどの汎
用の表計算ソフトで作成された実績印字帳票である。
【0048】なお、このような機能構成を有するこの発
明の実施の形態1による稼働管理・監視装置も、従来の
場合と同様に、例えば図57に示したハードウェア構成
を有するシステムに適用することによって実現される。
図において、1はライン管理コントローラ、2は複数の
PCであり、これらは図1〜図3に同一符号を付して示
したそれらと同一のものである。
【0049】また、ライン管理コントローラ1内におい
て、1aは当該ライン管理コントローラ1を形成してい
るパーソナルコンピュータのパーソナルコンピュータ本
体であり、1bは当該パーソナルコンピュータ本体1a
の演算処理を制御するCPUである。1cはこのパーソ
ナルコンピュータ本体1a内の記憶手段としての主メモ
リ、1dは同じく記憶手段としてのハードディスクであ
り、1eは当該パーソナルコンピュータ本体1aに内蔵
されたPC通信インタフェースカード(PC−NET
I/F)である。なお、図1〜図3における、キー入力
データファイル5、マスタデータファイル7、キー入力
設定ファイル22、マスタデータ設定ファイル24、ネ
ットデータセット設定ファイル26、キー登録設定ファ
イル28、割込登録設定ファイル30、時間データ収集
設定ファイル32、アラーム収集設定ファイル35、各
アラーム履歴ファイル37、43、各アラーム集計実績
ファイル38、39、アナログ上下限設定ファイル4
1、割込ファイル生成設定ファイル48、定時ファイル
生成設定ファイル51、キー収集ファイル生成設定ファ
イル54、各実績データファイル49、52、55など
は、例えば記憶手段としてのハードディスク1d内に形
成され、また、時間データ計測テーブル33、アラーム
収集テーブル26、アナログアラーム収集テーブル4
2、アナログデータ計測テーブル46などは、例えば記
憶手段としての主メモリ1c上に形成される。
【0050】さらに、1fはパーソナルコンピュータ本
体1aに接続されてマン・マシンのインタフェースをと
る表示手段としてのCRTディスプレイであり、1gは
同じくキーボード、1hは同じくマウスである。また、
1iは出力データのプリントアウトが行われるプリンタ
である。なお、図1〜図3における、キー入力画面4、
マスタデータ入力画面6、実績表示画面17、キー入力
設定画面21、マスタデータ設定画面23、ネットデー
タセット設定画面25、キー登録設定画面27、割込登
録設定画面29、時間データ収集設定画面31、アラー
ム収集設定画面34、アナログ上下限設定画面40、ア
ナログ計測設定画面44、割込ファイル生成設定画面4
7、定時ファイル生成設定画面50、キー収集ファイル
生成設定画面53などはCRTディスプレイ1fに表示
され、実績印字帳票19はプリンタ1iによってプリン
トアウトされる。
【0051】以下、この実施の形態1による稼働管理・
監視装置における、キー入力されたデータをテキスト形
式のファイルに格納するデータのキー入力処理について
説明する。このキー入力処理においては、図1〜図3に
示した各部のうちの、汎用の表計算ソフトで作成された
任意のキー入力画面4、別途対話形式でプログラム名や
データ入力エリア、データ桁数等をあらかじめ設定して
おくキー入力設定画面21、それにより設定されたデー
タを格納しているキー入力設定ファイル22、およびそ
のキー入力設定ファイル22のデータにしたがって、キ
ー入力データを格納するテキスト形式のキー入力データ
ファイル5が用いられる。
【0052】ここで、図4は生産ラインを自動で監視す
るシステムにおいて、生産開始時に製造計画データを入
力するキー入力画面4の一例を示す説明図である。この
キー入力画面4は汎用の表計算ソフトを用いてオーダメ
イドに作成されるものであり、ここでは、この汎用の表
計算ソフトとして、ウィンドウズ3.1、もしくはウィ
ンドウズ95(ウィンドウズ(Windows)はマイ
クロソフト社の登録商標)上で動作する統合表計算ソフ
トであるEXCELを使用するものとし、まずEXCE
Lについて簡単に説明する。なお、このEXCELも一
般的な表計算ソフトと同様に、「ワークシート」と呼ば
れる集計用紙に行と列からなる表を作成し、計算や集計
を行うものである。EXCELでは、1枚のワークシー
トに対して、作成した複数の表やグラフなど関連する部
分をそれぞれ独立に「シート」に分けて作成することが
できる。なお、このEXCELのような表計算ソフトで
は「セル」と呼ばれるワークシートを構成するマス目に
データを入力して仕事を行う。
【0053】また、図5はキー入力設定画面21の具体
的な画面フォーマットを示す説明図、図6はそのキー入
力設定画面21から設定されたデータが格納されるキー
入力設定ファイル22のファイル構成を示す説明図であ
り、図7はキー入力画面4で入力したデータがキー入力
設定ファイル22の設定情報にしたがって格納されるキ
ー入力データファイル5のファイル構成を示す説明図で
ある。
【0054】次に動作について説明する。まず、ライン
管理コントローラ1のCRTディスプレイ1fに図5に
示すキー入力設定画面21を表示し、このキー入力設定
画面21において、図4に示したキー入力画面4の「プ
ログラム名」(EXCELのプログラム名)21a、そ
のEXCELプログラム上で対象のデータ入力画面があ
る「シート名」21b、そのシートでデータを入力する
「セル位置」21cを、あらかじめキーボード1gより
設定する。次にマウス1hのポインタを登録キー21d
においてクリックし、当該登録キー21dのキー入力を
行う。これによって、それらのデータが図6に示したキ
ー入力設定ファイル22のプログラム名22a、シート
名22b、セル位置22cにそれぞれ格納される。
【0055】なお、このキー入力設定ファイル22への
データの格納は1データを単位に登録されるものであ
り、図6に示した例では1〜256まで登録することが
できる。また、キーボード1gよりキー入力設定画面2
1上のデータ番号21eを入力すれば、キー入力設定フ
ァイル22の該当データ番号欄にそれが格納される仕組
みになっている。
【0056】そして、図6に示すキー入力画面4をCR
Tディスプレイ1fに表示して、そのキー入力画面4の
該当セル位置にキーボード1gより所定のデータを入力
すれば、その入力データが、図7に示したキー入力デー
タファイル5の該当するデータ番号のエリアに自動的に
格納される。なお、このキー入力データファイル5は、
どの様な種類のプログラムからでも読み出し可能とする
ために、テキスト形式のファイルで作成する。
【0057】また、キー入力設定画面21では、一度キ
ー入力設定ファイル22に設定したデータを、削除キー
21fのキー入力により削除することもできるし、更新
キー21gのキー入力により、このシステムが稼働中
(オンライン中)に設定したデータをシステムに反映さ
せることができるようになっている。
【0058】例えば、データ番号1〜10までの連続し
た10個のデータが登録済であるときに、データ番号5
に登録したデータを削除したい場合、キー入力設定画面
21のデータ番号欄21eの位置をマウス1hでクリッ
クしてそれをデータ入力可能状態とする。次いでこのデ
ータ番号欄21eの右端の矢印をクリックして登録した
データ(データ番号1〜10)を表示し、マウス1hの
ポインタでデータ番号“5”を指定すると、当該データ
番号“5”で登録した各データが画面上に表示される。
ここで削除キー21fをキー入力すると、キー入力設定
ファイル22から当該データ番号“5”のデータが削除
される。そして、このデータ番号“5”のデータが削除
以前に、キー入力データファイル5の該当欄にも既に格
納済であった場合に、この削除した設定を効かしたい場
合は更新キー21gをキー入力する。これによって、そ
の設定をもとに動作する側にもそれをフィードバックす
ることができる。なお、このことは、以下に説明する他
の処理においても同様である。
【0059】このように、汎用の表計算ソフト(EXC
EL)で作成したキー入力画面4に対して、別途キー入
力設定画面21でプログラム名やデータ入力エリア、デ
ータ桁数等をあらかじめ設定しておき、該当するキー入
力画面4上で設定入力したデータをテキスト形式による
キー入力データファイル5に自動で格納することによ
り、以下のような効果を奏する。
【0060】すなわち、画面上で設定したデータを所定
のファイルに格納する場合、これまではファイル構成の
設計と、画面で設定したデータをそのファイルに格納す
るプログラムの作成をその都度行わなければならず、そ
の際にはビジュアル・ベーシック(Visual Ba
sic)などのプログラム言語が用いられることが多
く、その設計、製作、デバッグに多くの時間がかかって
いたものが、プログラミングに不慣れな人でも、EXC
ELなどの表計算ソフトを用いて容易にキー入力画面4
の製作が行え、そのキー入力画面4から入力するデータ
についても、キー入力設定ファイル21に設定しておく
だけで簡単に対応でき、その設計、製作、デバッグにか
かる作業が不要になるばかりか、不具合(ミス)の発生
も防止できて、製作後の変更に対しても、プログラムを
改造することなく容易に対応することができる。
【0061】以上、データのキー入力処理について述べ
たが、次に入力されたマスタデータをテキスト形式のフ
ァイルに格納するマスタファイル生成処理について説明
する。このマスタファイル生成処理においては、図1〜
図3に示した各部のうちの、汎用の表計算ソフトで作成
された任意のマスタデータ入力画面6、別途対話形式で
プログラム名やマスタデータファイル名、データ入力エ
リア、データ桁数等をあらかじめ設定しておくマスタデ
ータ設定画面23、それにより設定されたデータを格納
しているマスタデータ設定ファイル24、およびそのマ
スタデータ設定ファイル24のデータにしたがって、マ
スタデータを格納するテキスト形式のマスタデータファ
イル7が用いられる。
【0062】ここで、図8は生産ラインを自動で監視す
るシステムにおいて、生産する品目に応じて、それに適
用する資材データを登録するマスタデータ入力画面6の
一例を示す説明図である。なお、このマスタデータ入力
画面6もEXCELなどの汎用の表計算ソフトを用いて
オーダメイドに作成されるものである。
【0063】また、図9はマスタデータ設定画面23の
具体的な画面フォーマットを示す説明図であり、図10
はそのマスタデータ設定画面23から設定されたデータ
が格納されるマスタデータ設定ファイル24のファイル
構成を示す説明図である。図11はマスタデータ設定の
説明を補足するための説明図であり、図12はマスタデ
ータ入力画面6で入力したデータが、マスタデータ設定
ファイル24の設定情報にしたがって格納されるマスタ
データファイル7のファイル構成を示す説明図である。
【0064】次に動作について説明する。まず、CRT
ディスプレイ1fに図9に示すマスタデータ設定画面2
3を表示し、このマスタデータ設定画面23を用いて図
8に示したマスタデータ入力画面6における「プログラ
ム名」(EXCELのプログラム名)23a、そのEX
CELプログラム上で対象のデータ入力画面がある「シ
ート名」23b、そのシートで最初のマスタデータを入
力する「開始セル位置」23c、およびマスタデータを
入力した時のレコード数(図11に示す縦セル数に相
当)23d、レコード内データ数(図11に示す横セル
数−1に相当)23eをあらかじめ設定する。次に登録
キー23fのキー入力を行って、それらのデータを図1
0に示したマスタデータ設定ファイル24のプログラム
名24a、シート名24b、開始セル位置24c、レコ
ード数24d、レコード内データ数24eに格納する。
【0065】ここで、例えば、マッチ箱、ミカン箱、宝
石箱の3種類の箱について、その横幅、奥行き、高さ、
重さをマスタデータとして持つ場合、箱の種類数が図1
1に示した縦セル数で、それが図12に示すマスタデー
タファイル7においては“レコード番号1〜n”に相当
するものである。またサイズや重さなどのデータの種類
数が図11に示した「横セル数−1」で、それが図12
に示すマスタデータファイル7においては“マスタデー
タ1〜32”に相当するものである。なお、横セル数の
残りの1つはレコード番号で、マスタデータ入力画面6
によってセットされる。したがって、この場合には縦セ
ル数は“3”、「横セル数−1」は“4”となる。この
ように、第1のレコード(マッチ箱)には4つのパラメ
ータ(横幅、奥行き、高さ、重さ)があり、このことは
第2のレコード(ミカン箱)、第3のレコード(宝石
箱)においてもパラメータ数が変化することはない。
【0066】このように、マスタデータは各品目ごとに
設定項目を統一することができるため、図11に示す如
く横セル数×縦セル数分のデータがあり、それを図12
に示すマスタデータファイル7の該当するデータ欄に一
括して格納される。なお、ここでは1〜32までマスタ
データを作成でき、マスタデータ設定画面23上のファ
イル番号23gを入力すれば、マスタデータファイル7
の該当ファイル番号で生成される仕組みになっている。
【0067】そして、マスタデータ入力画面6より該当
開始セル位置、縦セル数、横セル数の範囲内にデータを
入力すれば、その入力データが図12に示した該当ファ
イル番号のマスタデータファイル7に自動的に一括登録
される。なお、このマスタデータファイル7は、どの様
な種類のプログラムからでも読み出し可能とするため
に、テキスト形式のファイルで作成する。
【0068】また、マスタデータ設定画面23では、削
除キー23hのキー入力によって一度マスタデータ設定
ファイル24に設定したデータを削除することもできる
し、更新キー23iのキー入力によって、このシステム
が稼働中(オンライン中)に設定したデータをシステム
に反映させることができるようになっている。
【0069】このように、汎用の表計算ソフト(EXC
EL)で作成したマスタデータ入力画面6に対して、別
途マスタデータ設定画面23でプログラム名やマスタデ
ータファイル名、データ入力エリア、データ桁数等をあ
らかじめ設定しておき、該当するマスタデータ入力画面
6上で設定入力したデータをテキスト形式によるマスタ
データファイル7に自動で格納することにより、プログ
ラミングに不慣れな人でも、EXCELなどの表計算ソ
フトを用いて容易にマスタデータ入力画面6の製作が行
えるようになり、そこから入力するデータについても、
マスタデータ設定ファイル24に設定しておくだけで簡
単に対応することができ、その設計、製作、デバッグに
かかる作業が不要になるばかりか、不具合(ミス)の発
生も防止でき、製作後の変更に対しても、プログラムを
改造することなく容易に対応することができる。
【0070】以上、キー入力データあるいはマスタデー
タをそれぞれEXCELで作成したキー入力画面4、あ
るいはマスタデータ入力画面6より入力し、テキスト形
式のキー入力データファイル5、あるいはマスタデータ
ファイル7に自動的に格納する場合について述べたが、
次に、それらのデータのいずれかを指定して、PC−N
ET3にそのデータをセットしてPC2側に送信する、
ネットデータセット処理について説明する。
【0071】このネットデータセット処理においては、
図1〜図3に示した各部のうちの、PC2側に送信した
いデータやPC−NET3のアドレスの指定、さらには
送信タイミング等を別途対話形式であらかじめ設定して
おくネットデータセット設定画面25、およびそれによ
り設定されたデータを格納しているネットデータセット
設定ファイル26が用いられる。
【0072】ここで、図13はネットデータセット設定
画面25の具体的な画面フォーマットを示す説明図であ
り、図14はそのネットデータセット設定画面25から
設定されたデータが格納されるネットデータセット設定
ファイル26のファイル構成を示す説明図である。
【0073】次に動作について説明する。まず、図13
に示すネットデータ設定画面25から、図14に示した
ネットデータセット設定ファイル26に対して、「ファ
イル種別」26a、「データ番号」26b、「データ変
換形式」26c、「転送先Wアドレス」26d、「転送
タイミング」26eなどの設定を行う。
【0074】ここで、上記「ファイル種別」26aで
は、キー入力データファイル5またはマスタデータファ
イル7のいずれに格納されているデータをPC−NET
3にセットしてPC2側に送信するのかを指定し、マス
タデータファイル7のデータを指定した場合には、マス
タデータファイル7が複数あるため、そのファイル番号
も指定する。また「データ番号」26bでは「ファイル
種別」26aで指定されたファイル中のどのデータかを
指定する。
【0075】なお、キー入力データファイル5およびマ
スタデータファイル7はテキスト形式のファイルである
ため、すべて文字データの形で格納されているが、本来
数値データである場合にはそれを整数の形に変換した
後、PC−NET3にセットする。「データ変換形式」
26cではこのテキストファイル(キー入力データファ
イル5もしくはマスタデータファイル7)のデータを変
換してPC−NET3にセットする形式、すなわち、数
値変換をするか否か、する場合には1ワード(16ビッ
ト)か2ワード(32ビット)かを指定する。
【0076】さらに、「転送先Wアドレス」26dでは
データをセットするPC−NET3のアドレス番号を指
定し、「転送タイミング」26eではそのPC−NET
3にデータをセットするセットトリガのタイミングを、
後述するキーの操作タイミングとするか、あるいはPC
−NET3にセットされてPC2側よりコントロールさ
れるフラグのオンのタイミングとするかを指定する。
【0077】このように、キー入力データファイル5や
マスタデータファイル7のデータを1データ単位で設定
することができ、図14に示した例では1〜512まで
データを登録することができる。
【0078】そして、指定された転送タイミング26e
を検出すると、該当ファイルのデータを指定されたファ
イル種別26aおよびデータ番号26bに基づいて検索
し、それを指定されたデータ変換形式26cにしたがっ
て変換した後、PC−NET3の指定された転送先Wア
ドレス26d上にその検索されたデータを自動的にセッ
トする。
【0079】また、ネットデータセット設定画面25で
は、削除キー25aのキー入力により一度ネットデータ
セット設定ファイル26に設定したデータを削除するこ
ともできるし、更新キー25bのキー入力によりこのシ
ステムが稼働中(オンライン中)に設定したデータをシ
ステムに反映させることができるようになっている。
【0080】このように、キー入力データファイル5や
マスタデータファイル7のデータをPC−NET3にセ
ットする処理を行う場合も、これまではビジュアルC
(Visual C)やビジュアル・ベーシックなどの
プログラム言語を用いて、その都度プログラムを作成す
る必要があったものを、ネットデータセット設定ファイ
ル26にその対象のファイルとデータを指定し、セット
したいPC−NET3のアドレスを設定するだけで簡単
に対応することが可能となり、その設計、製作、デバッ
グにかかる作業が不要となり、不具合(ミス)の発生も
防止できるばかりか、製作後に変更が生じてもプログラ
ムを改造することなく容易に対応することができる。
【0081】以上、キー入力データファイル5やマスタ
データファイル7に格納されたデータを自動的にPC−
NET3の指定アドレスにセットするネットデータセッ
ト処理について述べたが、次に、それらのデータを画面
上からのキー入力のタイミングでPC−NET3上にセ
ットするためのキー登録処理について説明する。
【0082】このキー登録処理においては、図1〜図3
に示した各部のうちの、そのキー入力がPC−NET3
にデータをセットする際のトリガとなる登録キーの名
称、当該登録キーが入力された時にデータがセットされ
るPC−NET3のアドレス番号等を、別途対話形式で
あらかじめ設定しておくためのキー登録設定画面27、
およびそれによって設定されたデータが格納されるキー
登録設定ファイル28も用いられる。
【0083】ここで、図15はキー登録設定画面27の
具体的な画面フォーマットを示す説明図であり、図16
はそのキー登録設定画面27から設定されたデータが格
納されるキー登録設定ファイル28のファイル構成を示
す説明図である。また、図17はこのキー登録設定ファ
イル28によって登録されるキー登録画面56の一例を
示す説明図であり、このキー登録画面56は他の画面と
同様にCRTディスプレイ1f上に表示されるものであ
る。なお、図1〜図3においてはこのキー登録画面56
の図示は省略されている。
【0084】次に動作について説明する。前述したネッ
トデータセットの処理において、キー入力のタイミング
でPC−NET3にデータをセットする場合には、まず
図15に示した、キー登録設定画面27において「キー
トップ名称」27aなどを設定し、登録キー27bのキ
ー入力により、それを図16に示したキー登録設定ファ
イル28の該当個所に格納する。なお、その時、図17
に示したキー登録画面56の設定項目のキー位置にその
キートップ名称が表示される。
【0085】次に図14に示したネットデータセット設
定ファイル26における「転送タイミング」26eを
「キー入力」と設定し、かつ「キー番号」26fに上記
キー登録設定ファイル28に設定されている「項目番
号」を設定する。これにより、ネットデータセット処理
によるPC−NET3への該当アドレスへのデータセッ
トは、この登録キーを入力したタイミングで実行され
る。すなわち、図17に示したキー登録画面56をCR
Tディスプレイ1fに任意に表示させて、キーオンした
タイミングで実行される。なお、ここでは、登録キーは
1〜30まで登録することができる。
【0086】また、キー登録設定ファイル28のキーオ
ン出力を設定することにより、その登録キーがキー入力
されたタイミングで、PC−NET3上の「Bアドレ
ス」28aで設定されたアドレスのフラグを、「信号オ
ン時間」28bで設定された時間だけオンさせるので、
キー入力の信号をそのままPC2側に送信することがで
きる。
【0087】なお、キー登録設定画面27では、削除キ
ー27cのキー入力により一度キー登録設定ファイル2
8に設定したデータを削除することもできるし、更新キ
ー27dのキー入力によりこのシステムが稼働中(オン
ライン中)に設定したデータをシステムに反映させるこ
とができるようになっている。また、参照キー27eを
キー入力することで、設定したキーのイメージ、すなわ
ちキー登録画面56を表示することも可能である。
【0088】このように、ネットデータセットの処理に
おけるPC−NET3へのデータセットのタイミングを
画面上から行う場合にも、ビジュアルCやビジュアル・
ベーシックなどのプログラム言語を用いてその都度プロ
グラムを作成するのではなく、あらかじめ専用の登録キ
ーを準備しておき、キー登録設定ファイル28にその登
録キーを設定しておくだけで、当該登録キーがキー入力
されるとそのタイミングでPC−NET3へのデータセ
ットが行われるため、プログラムの設計、製作、デバッ
グにかかる作業が不要となり、不具合(ミス)の発生も
防止でき、さらに製作後に変更が生じた場合でも、プロ
グラムを改造することなく容易に対応することが可能と
なる。
【0089】以上、キー入力データファイル5、あるい
はマスタデータファイル7に格納されたデータのPC−
NET3の指定アドレスへのセットを、画面上からのキ
ー入力のタイミングで行うキー登録処理について述べた
が、次に、それらのデータのセットを、PC2からPC
−NET3上に発信される割込信号のタイミングによっ
て行う割込登録処理について説明する。
【0090】この割込登録処理においては、図1〜図3
に示した各部のうちの、PC2が割込信号をセットして
くるPC−NET3のアドレス番号等を、別途対話形式
であらかじめ設定しておくための割込登録設定画面29
と、それによって設定されたデータが格納される割込登
録設定ファイル30とが用いられる。
【0091】ここで、図18は割込登録設定画面29の
具体的な画面フォーマットを示す説明図であり、図19
はその割込登録設定画面29から設定されたデータが格
納される割込登録設定ファイル30のファイル構成を示
す説明図である。
【0092】次に動作について説明する。前述したネッ
トデータセット処理において、割込信号のオン検出のタ
イミングでPC−NET3にデータをセットする場合に
は、まず図18に示した割込登録設定画面29において
「割込信号Bアドレス」29aなどの設定を行った後、
登録キー29dをキー入力することにより、それを図1
9に示す割込登録設定ファイル30の該当個所に格納す
る。
【0093】次に図14に示したネットデータセット設
定ファイル26における「転送タイミング」26eを
「外部割込」と設定し、かつ「外部割込番号」26hに
上記割込登録設定ファイル30に設定されている「項目
番号」を設定する。これにより、ネットデータセット処
理によるPC−NET3の該当アドレスへのデータセッ
トは、この割込信号のオン検出のタイミングで実行され
る。すなわち、PC2は割込発生時に、「割込信号Bア
ドレス」29aで指定されたPC−NET3のアドレス
番号のフラグをオンさせ、割込登録設定ファイル30に
あらかじめそのアドレス番号が設定されているそのアド
レスを、ライン管理コントローラ1側で周期的に監視す
ることで割込信号のオン検出が行われる。なお、ここで
は、割込信号は1〜30まで登録することができる。
【0094】また、割込登録設定画面29では、削除キ
ー29cのキー入力により一度割込登録設定ファイル3
0に設定したデータを削除することもできるし、更新キ
ー29dのキー入力によりこのシステムが稼働中(オン
ライン中)に設定したデータをシステムに反映させるこ
とができるようになっている。
【0095】このように、ネットデータセットの処理に
おけるPC−NET3へのデータセットのタイミングを
PC2側からの割込信号によって行う場合にも、ビジュ
アルCやビジュアル・ベーシックなどのプログラム言語
を用いてその都度プログラムを作成するのではなく、割
込登録設定ファイル30にフラグをセットするPC−N
ET3のアドレス番号を設定しておくだけで、当該割込
信号のオン検出のタイミングでPC−NET3へのデー
タセットが行われるため、プログラムの設計、製作、デ
バッグにかかる作業が不要となり、不具合(ミス)の発
生も防止でき、さらに製作後に変更が生じた場合でも、
プログラムを改造することなく容易に対応することが可
能となる。
【0096】以下、この実施の形態1による稼働管理・
監視装置における、PC2よりPC−NET3にセット
された信号のオン/オフを計測してそのデータを収集す
る時間データ収集処理について説明する。
【0097】この時間データ収集処理においては、図1
〜図3に示した各部のうちの、PC2がオン/オフ信号
をセットしてくるPC−NET3のアドレス番号等を、
別途対話形式であらかじめ設定しておくための時間デー
タ収集設定画面31と、それによって設定されたデータ
が格納される時間データ収集設定ファイル32、および
この時間データ収集設定ファイル32の設定内容にした
がって計測、収集されたデータが格納される時間データ
計測テーブル33が用いられる。
【0098】ここで、図20は時間データ収集設定画面
31の具体的な画面フォーマットを示す説明図であり、
図21はその時間データ収集設定画面31から設定され
たデータが格納される時間データ収集設定ファイル32
のファイル構成を示す説明図である。また図22はこの
時間データ収集設定ファイル32の設定情報にしたがっ
て、PC−NET3上にセットされた信号が収集、格納
される時間データ計測テーブル33のデータ構成を示す
説明図である。
【0099】次に動作について説明する。生産設備の運
転中や停止中を示す信号を検出して、当該設備の稼働時
間や運転開始時刻、運転終了時刻などを収集する場合に
は、まず図20に示した時間データ収集設定画面31に
おいて、PC2が設備の稼働/停止等を示すオン/オフ
信号をセットしてくるPC−NET3の「Bアドレス番
号」31aなどの設定をあらかじめ行った後、登録キー
31bのキー入力を行うことにより、それを図21に示
す時間データ収集設定ファイル32の該当個所に格納す
る。なお、この例では、1〜2048までのデータを登
録することができる。
【0100】ライン管理コントローラ1側では、この
「Bアドレス番号」32aとして時間データ収集設定フ
ァイル32に設定されたPC−NET3の該当アドレス
の信号を収集監視し、当該信号がオンした時刻、オフし
た時刻、オンとなっている時間、オンした回数などを計
測し、それを図22に示す時間データ計測テーブル33
にセットする。なお、この時間データ計測テーブル33
は、当該ライン管理コントローラ1を形成しているパー
ソナルコンピュータ本体1aに内蔵された主メモリ1c
上に形成されている。
【0101】ここで、時間データ収集設定ファイル32
において、「計測範囲有無」32bを「有」として、
「計測範囲信号Bアドレス番号」32cを設定しておく
と、その信号のオンをインタロック条件にとって時間デ
ータの計測を行うことができる。これは、例えばライン
生産中の場合にのみ設備の運転時間の計測を行うといっ
たインタロックが必要な時に使用する。また、「リセッ
ト信号Bアドレス番号」32dには、時間データ計測テ
ーブル33の収集データをリセット(クリア)するタイ
ミングの信号が設定される。
【0102】なお、この時間データ収集設定ファイル3
2に設定する「ブロック番号」32e、「設備番号」3
2f、および「メッセージ番号」32gはそれぞれ、図
23に示したブロック名称登録画面57で設定して、図
24に示すブロック名称登録ファイル58に格納された
データの「ブロック番号」58a、図25に示した設備
名称登録画面59で設定して、図26に示す設備名称登
録ファイル60に格納されたデータの「設備番号」60
a、および図27に示したメッセージ登録画面61で設
定して、図28に示すメッセージ登録ファイル62に格
納されたデータの「メッセージ番号」62aである。こ
こで、上記ブロック名称登録画面57、設備名称登録画
面59、およびメッセージ登録画面61はCRTディス
プレイ1f上に表示される画面であり、これらは図1〜
図3においてはその図示が省略されている。また、ブロ
ック名称登録ファイル58、設備名称登録ファイル6
0、およびメッセージ登録ファイル62はハードディス
ク1d上に形成されるファイルであり、これらも図1〜
図3においてはその図示が省略されている。
【0103】また、時間データ収集設定画面31では、
削除キー31cのキー入力により一度時間データ収集設
定ファイル32に設定したデータを削除することもでき
るし、更新キー31dのキー入力によりこのシステムが
稼働中(オンライン中)に設定したデータをシステムに
反映させることができるようになっている。
【0104】このように、設備の稼働時間や運転開始時
刻、運転終了時刻を自動的に検出するような場合に、P
C2側よりPC−NET3上にセットされるその設備の
運転状況に応じてオン/オフするフラグの計測、収集を
行う場合にも、ビジュアルCやビジュアル・ベーシック
などのプログラム言語を用いてその都度プログラムを作
成するのではなく、時間データ収集設定ファイル32に
そのフラグを設定しておくだけで、設備の稼働時間と運
転開始・終了時刻の計測が行われるため、プログラムの
設計、製作、デバッグにかかる作業が不要となり、不具
合(ミス)の発生も防止でき、さらに製作後に変更が生
じた場合でも、プログラムを改造することなく容易に対
応することが可能となる。なお、通常、生産設備ではラ
インの稼働率が問題となり、この設備の稼働時間や運転
開始時刻、運転終了時刻などはその重要なファクタであ
る。
【0105】以下、この実施の形態1による稼働管理・
監視装置における、PC2よりPC−NET3にセット
された設備の故障、復帰でオン/オフするアラーム信号
を監視して収集、集計するアラーム信号収集処理につい
て説明する。
【0106】このアラーム信号収集処理においては、図
1〜図3に示した各部のうちの、取り込んだ設備のアラ
ーム信号をPC2がオン/オフ信号でセットしてくるP
C−NET3のアドレス番号やアラームの種別等を、別
途対話形式であらかじめ設定しておくためのアラーム収
集設定画面34、それによって設定されたデータが格納
されるアラーム収集設定ファイル35、およびこのアラ
ーム収集設定ファイル35の設定内容にしたがって、P
C2よりPC−NET3にセットされた信号を監視し、
それを収集、集計して格納するアラーム収集テーブル3
6と、発生から復帰までの一動作が完了したアラームの
データが格納されるアラーム履歴ファイル(信号用)3
7、重故障アラームが集計、格納されるアラーム集計実
績ファイル(重故障用)38、および軽故障アラームが
集計、格納されるアラーム集計実績ファイル(軽故障
用)39とが用いられる。
【0107】ここで、図29はアラーム収集設定画面3
4の具体的な画面フォーマットを示す説明図、図30は
そのアラーム収集設定画面34から設定されたデータが
格納されるアラーム収集設定ファイル35のファイル構
成を示す説明図であり、図31はこのアラーム収集設定
ファイル35の設定情報にしたがって、PC−NET3
上にセットされたアラーム信号が収集、格納されるアラ
ーム収集テーブル36のデータ構造を示す説明図であ
る。また、図32は発生から復旧までの一動作が完了し
たアラームのデータが格納されるアラーム履歴ファイル
(信号用)37のファイル構造を示す説明図、図33は
重故障あるいは軽故障のアラームが集計、格納されるア
ラーム集計実績ファイル(重故障用)38と、アラーム
集計実績ファイル(軽故障用)39のファイル構造を示
す説明図であり、このアラーム集計実績ファイル(重故
障用)38とアラーム集計実績ファイル(軽故障用)3
9は同一のファイル構造を有している。
【0108】次に動作について説明する。生産設備の散
在する故障信号を検出して設備の故障データを収集する
場合、まず図29に示したアラーム収集設定画面34に
おいて、PC2がアラーム信号をセットしてくるPC−
NET3の「Bアドレス番号」34aなどの設定をあら
かじめ行った後、登録キー34bをキー入力することに
より、それを図30に示すアラーム収集設定ファイル3
5の該当個所に格納する。なお、この例では、1〜20
48までのデータを登録することができる。
【0109】ライン管理コントローラ1側では、この
「Bアドレス番号」34aとしてアラーム収集設定ファ
イル35に設定されたPC−NET3の該当アドレスの
信号を収集、監視して当該信号の状態変化を検出し、そ
のオフからオンへの変化をアラーム発生、オンからオフ
への変化をアラーム復帰とするアラーム収集信号の発生
状態と、アラームの発生/復帰時刻とを図31に示すア
ラーム収集テーブル36にセットする。そして、アラー
ムの発生から復帰までの一動作が完了したものから順
に、そのデータが図32に示すアラーム履歴ファイル
(信号用)37に格納されていく。なお、このアラーム
収集テーブル36も、当該ライン管理コントローラ1を
形成しているパーソナルコンピュータ本体1aに内蔵さ
れた主メモリ1c上に形成されている。
【0110】すなわち、アラーム収集テーブル36はア
ラーム収集設定ファイル35の項目(1〜2048)と
順序が一致しており、例えば1項目のアラームが発生し
た場合(PC−NET3で設定しているアドレスのフラ
グがオンした時)、アラーム収集テーブル36の1項目
の位置に1を書き込んでアラームが発生中であることを
明示するとともに、当該アラームの発生時刻をセットす
る。その後、その1項目のアラームが復帰して、PC−
NET3の当該アドレスのフラグがオフすると、アラー
ム収集テーブル36の1項目の位置を“0”に書き換え
てアラームが復帰したことを明示するとともに、アラー
ム発生時にセットした発生時刻を取り出して、そのアラ
ーム項目の名称と、アラームの発生時刻、復帰時刻など
によるアラーム履歴データを作成し、それをアラーム履
歴ファイル(信号用)37にセットする。このように、
アラーム履歴ファイル(信号用)37にはアラームが復
帰した時に順次データが書き込まれていく。
【0111】ここで、アラーム収集設定ファイル35に
おいて、「アラーム検出範囲有無」35aを「有」とし
て、「アラーム検出範囲信号Bアドレス番号」35bを
設定しておくと、その信号のオンをインタロック条件に
とってアラームの検出処理を行うことができる。これ
は、例えば設備稼働中の場合にのみ設備の故障信号の収
集を行うといったインタロックが必要な場合に使用す
る。
【0112】また、アラーム収集設定ファイル35の
「帳票集計」35gで集計有を設定し、かつ「故障分
類」35cで重故障を設定したものについては、重故障
アラームのみをブロック、設備単位に集計して、それを
図33に示されたアラーム集計実績ファイル(重故障
用)38に格納する。なお、上記「故障分類」35cで
軽故障を設定したものについては、軽故障アラームのみ
をブロック、設備単位に集計して、それを同じく図33
に示されたアラーム集計実績ファイル(軽故障用)39
に格納する。
【0113】なお、このアラーム収集設定ファイル35
に設定する「ブロック番号」35d、「設備番号」35
e、および「メッセージ番号」35fはそれぞれ、図2
3に示したブロック名称登録画面57で設定して、図2
4に示すブロック名称登録ファイル58に格納されたデ
ータの「ブロック番号」58a、図25に示した設備名
称登録画面59で設定して、図26に示す設備名称登録
ファイル60に格納されたデータの「設備番号」60
a、および図34に示したアラームメッセージ登録画面
63で設定して、図35に示すアラームメッセージ登録
ファイル64に格納されたデータの「アラームメッセー
ジ番号」64aである。ここで、上記アラームメッセー
ジ登録画面63はCRTディスプレイ1f上に表示され
る画面、アラームメッセージ登録ファイル64はハード
ディスク1d上に形成されるファイルであるが、これら
は図1〜図3においては、ブロック名称登録画面57、
設備名称登録画面59、およびブロック名称登録ファイ
ル58、設備名称登録ファイル60と同様に、その図示
が省略されている。
【0114】また、アラーム収集設定画面34では、削
除キー34cのキー入力により一度アラーム収集設定フ
ァイル35に設定したデータを削除することもできる
し、更新キー34dのキー入力によりこのシステムが稼
働中(オンライン中)に設定したデータをシステムに反
映させることができるようになっている。
【0115】このように、設備のアラーム信号を自動的
に検出してそのアラーム履歴をとりたい、あるいはアラ
ームの発生回数と発生中の継続時間とを集計してライン
の改善データとして使いたいといったような場合に、P
C2側よりPC−NET3上にセットされるその設備の
故障・復帰に応じてオン/オフするフラグを監視して収
集する場合にも、ビジュアルCやビジュアル・ベーシッ
クなどのプログラム言語を用いてその都度プログラムを
作成するのではなく、アラーム収集設定ファイル35に
そのフラグを設定しておくだけで、アラーム履歴とアラ
ーム集計実績のファイルが作成されるため、プログラム
の設計、製作、デバッグにかかる作業が不要となり、不
具合(ミス)の発生も防止でき、さらに製作後に変更が
生じた場合でも、プログラムを改造することなく容易に
対応することが可能となる。
【0116】以下、この実施の形態1による稼働管理・
監視装置における、PC2よりPC−NET3にセット
されたアナログデータを監視し、その上限アラーム・下
限アラームを検出して収集する上下限アラーム検出処理
について説明する。
【0117】この上下限アラーム検出処理においては、
図1〜図3に示した各部のうちの、取り込んだ設備のア
ナログデータをPC2がセットしてくるPC−NET3
のアドレス番号や、上限アラーム値、下限アラーム値等
を、別途対話形式であらかじめ設定しておくためのアナ
ログ上下限設定画面40、それによって設定されたデー
タが格納されるアナログ上下限設定ファイル41、およ
びこのアナログ上下限設定ファイル41の設定内容にし
たがって、PC2よりPC−NET3にセットされたア
ナログデータを監視し、検出した上限アラーム・下限ア
ラームを収集して格納するアナログアラーム収集テーブ
ル42と、アラームの発生から復帰までの一動作が完了
したデータが格納されるアラーム履歴ファイル(アナロ
グ用)43、および軽故障アラームが集計、格納される
アラーム集計実績ファイル(軽故障用)39とが用いら
れる。
【0118】ここで、図36はアナログ上下限設定画面
40の具体的な画面フォーマットを示す説明図、図37
はそのアナログ上下限設定画面40から設定されたデー
タが格納されるアナログ上下限設定ファイル41のファ
イル構成を示す説明図であり、図38はこのアナログ上
下限設定ファイル41の設定情報にしたがって、PC−
NET3にセットされたアナログデータが収集、格納さ
れるアナログアラーム収集テーブル42のデータ構造を
示す説明図である。また、図39は発生から復旧までの
一動作が完了したアナログアラームのデータが格納され
るアラーム履歴ファイル(アナログ用)43のファイル
構造を示す説明図である。
【0119】次に動作について説明する。生産設備の散
在するアナログデータを収集して、当該アナログデータ
の上限アラームおよび下限アラームを監視する場合、ま
ず、図36に示したアナログ上下限設定画面40におい
て、PC2がアナログデータをセットしてくるPC−N
ET3の「入力先Wアドレス」40a、アナログデータ
の上限値を示す「アラーム検出値(上限)」40b、ア
ナログデータの下限値を示す「アラーム検出値(下
限)」40c、さらには一定時間アラームをマスクする
「アラームマスク時間」40dなどをあらかじめ設定す
る。その後、登録キー40eをキー入力することによ
り、それを図37に示すアナログ上下限設定ファイル4
1の該当個所に格納する。なお、この例では、1〜50
までのデータを登録することができる。
【0120】ライン管理コントローラ1側では、この
「入力先Wアドレス」40aとしてアナログ上下限設定
ファイル41に設定されたPC−NET3の該当アドレ
スの信号の収集、監視を行って、そのアナログデータが
「アラーム検出値(上限)」40bとして設定された値
を超えたときに上限アラームを、また「アラーム検出値
(下限)」40cとして設定された値を超えたときに下
限アラームを発生させ、その発生状態と発生回数とを、
図38に示すアナログアラーム収集テーブル42にセッ
トする。ただし、アナログ上下限設定ファイル41にお
いて、「アラームマスク時間」41aが設定されている
場合には、その設定時間以上連続して、アナログデータ
が設定された上限値もしくは下限値を超えた場合にのみ
アラームを発生させる。そして、アラームの発生から復
帰までの一動作が完了したものから順に、そのデータが
図38に示すアラーム履歴ファイル(アナログ用)43
に格納されてゆく。なお、このアナログアラーム収集テ
ーブル42も、当該ライン管理コントローラ1を形成し
ているパーソナルコンピュータ本体1aに内蔵された主
メモリ1c上に形成されている。
【0121】ここで、アナログ上下限設定ファイル41
にて、「アラーム検出範囲有無」41aを「有」とし
て、「アラーム検出範囲信号Bアドレス番号」41cを
設定しておくと、その信号のオンをインタロック条件に
とってアラームの検出処理を行うことができる。これ
は、例えば設備稼働中の場合にのみ、設備のアナログデ
ータの上下限アラームの監視を行うといったインタロッ
クが必要な場合に使用する。また、「アラームリセット
信号Bアドレス番号」41dには、アナログアラーム収
集テーブル42の収集データをリセット(クリア)する
タイミングの信号が設定される。なお、アナログ上下限
設定ファイル41の「帳票集計」41gで集計有を設定
したものについては、検出したアナログアラームをブロ
ック、設備単位に集計して、それを図33に示すアラー
ム集計実績ファイル(軽故障用)39に格納する。
【0122】なお、このアナログ上下限設定ファイル4
1に設定する「ブロック番号」41g、および「設備番
号」41fはそれぞれ、図23に示したブロック名称登
録画面57で設定して、図24に示すブロック名称登録
ファイル58に格納されたデータの「ブロック番号」5
8a、および図25に示した設備名称登録画面59で設
定して、図26に示す設備名称登録ファイル60に格納
されたデータの「設備番号」60aである。
【0123】また、アナログ上下限設定画面40では、
削除キー40fのキー入力により一度アナログ上下限設
定ファイル41に設定したデータを削除することもでき
るし、更新キー40gのキー入力によりこのシステムが
稼働中(オンライン中)に設定したデータをシステムに
反映させることができるようになっている。
【0124】このように、設備の温度などのアナログデ
ータを自動的に検出して、その上下限アラームを検出し
たいといった場合に、PC2側よりPC−NET3上に
セットされるそのアナログデータ値(例えば100℃で
あれば100)を収集して上下限アラームの監視を行う
場合にも、ビジュアルCやビジュアル・ベーシックなど
のプログラム言語を用いてその都度プログラムを作成す
るのではなく、アナログ上下限設定ファイル41にその
データの上限値と下限値を設定しておくだけで、自動的
に上・下限のアラームが検出されるため、プログラムの
設計、製作、デバッグにかかる作業が不要となり、不具
合(ミス)の発生も防止でき、さらに製作後に変更が生
じた場合でも、プログラムを改造することなく容易に対
応することが可能となる。
【0125】以下、この実施の形態1による稼働管理・
監視装置における、PC2よりPC−NET3上にセッ
トされたアナログデータを計測して収集するアナログ計
測処理について説明する。
【0126】このアナログ計測処理においては、図1〜
図3に示した各部のうちの、取り込んだ設備のアナログ
データをPC2がセットしてくるPC−NET3のアド
レス番号や計測データの種別等を、別途対話形式であら
かじめ設定しておくためのアナログ計測設定画面44、
それによって設定されたデータが格納されるアナログ計
測設定ファイル45、およびこのアナログ計測設定ファ
イル45の設定内容にしたがって、PC2よりPC−N
ET3にセットされたアナログデータを計測し、それを
収集して格納するアナログデータ計測テーブル46が用
いられる。
【0127】ここで、図40はアナログ計測設定画面4
4の具体的な画面フォーマットを示す説明図であり、図
41はそのアナログ計測設定画面44から設定されたデ
ータが格納されるアナログ計測設定ファイル45のファ
イル構成を示す説明図である。また図42はこのアナロ
グ計測設定ファイル45の設定情報にしたがって、PC
−NET3上にセットされたアナログデータが収集、格
納されるアナログデータ計測テーブル46のデータ構造
を示す説明図である。
【0128】次に動作について説明する。生産設備の散
在するアナログデータを収集して、その平均値や、最大
値および最小値などを求める場合、まず図40に示した
アナログ計測設定画面44において、PC2がアナログ
データをセットしてくるPC−NET3の「入力先Wア
ドレス」44a、その平均値、最大値、最小値を出力す
る「計算出力テーブル番号(平均)」44b、「計算出
力テーブル番号(最大)」44c、および「計算出力テ
ーブル番号(最小)」44d、などをあらかじめ設定す
る。次いで登録キー44gのキー入力をすることによ
り、それを図41に示すアナログ計測設定ファイル45
の該当個所に格納する。なお、この例では、1〜50ま
でのデータを登録することができる。
【0129】ライン管理コントローラ1側では、アナロ
グ計測設定画面44より「入力先Wアドレス」44aと
して設定されたPC−NET3の該当アドレスのアナロ
グデータを、一定周期(例えば5秒)で収集して、その
収集の都度、データを累積加算した積算値、積算回数と
収集データの最大値、最小値を、図41に示したアナロ
グデータ計測テーブル46にセットする。そして、その
積算値を積算回数で割り算して求めた平均値と、収集し
た最大値および最小値の中から取り出したいデータにつ
いては、図43に示すアナログ計算出力テーブル65の
指定されたテーブル番号箇所にセットする。このアナロ
グ計算出力テーブル65はアナログデータ計測テーブル
46のデータで計算した結果が、アナログ計測設定ファ
イル45の設定情報に基づいてセットされるもので、当
該ライン管理コントローラ1を形成しているパーソナル
コンピュータ本体1aに内蔵された主メモリ1c上に形
成されるものであり、図1〜図3に示したアナログデー
タ計測テーブル46は実際には、この図43に示したア
ナログ計算出力テーブル65と図42に示したアナログ
データ計測テーブル46とを併せた形のものである。
【0130】ここで、アナログ計測設定ファイル45に
おいて、「計測範囲信号有無」45aを「有」として、
「計測範囲信号Bアドレス番号」45bを設定しておく
と、その信号のオンをインタロック条件にとってアナロ
グデータの計算処理を行うことができる。これは、例え
ば設備稼働中の場合にのみ設備のアナログデータを収集
して、その平均値、最大値、最小値の計算処理を行うと
いったインタロックが必要な場合に使用する。
【0131】また、「リセット信号Bアドレス番号」4
5cには、アナログデータ計測テーブル46の収集デー
タをリセット(クリア)するタイミングの信号が設定さ
れる。なお、アナログ計測設定ファイル45の「正時リ
セット有無」45dで「リセット有」が設定されている
場合には、ライン管理コントローラ1の内部時計(図示
省略)のデータで正時を検出する度に、アナログデータ
計測テーブル46の収集データのリセット(クリア)を
実行する。
【0132】なお、このアナログ計測設定ファイル45
に設定する「ブロック番号」45e、および「設備番
号」45fはそれぞれ、図23に示したブロック名称登
録画面57で設定して、図24に示すブロック名称登録
ファイル58に格納されたデータの「ブロック番号」5
8a、および図25に示した設備名称登録画面59で設
定して、図26に示す設備名称登録ファイル60に格納
されたデータの「設備番号」60aである。
【0133】また、アナログ計測設定画面44では、削
除キー44fのキー入力により一度アナログ計測設定フ
ァイル45に設定したデータを削除することもできる
し、更新キー44gのキー入力によりこのシステムが稼
働中(オンライン中)に設定したデータをシステムに反
映させることができるようになっている。
【0134】このように、設備の温度などのアナログデ
ータを自動的に検出してその検出周期で平均値、最大
値、最小値などを求めたいといった場合に、PC2側よ
りPC−NET3上にセットされるそのアナログデータ
を計測、収集する場合にも、ビジュアルCやビジュアル
・ベーシックなどのプログラム言語を用いてその都度プ
ログラムを作成するのではなく、アナログ計測設定ファ
イル45でそのデータを指定しておくだけで、自動的に
その平均値や最大値、最小値などが計算されるため、プ
ログラムの設計、製作、デバッグにかかる作業が不要と
なり、不具合(ミス)の発生も防止でき、さらに製作後
に変更が生じた場合でも、プログラムを改造することな
く容易に対応することが可能となる。
【0135】以下、上記キー入力処理でテキスト形式の
ファイルに格納されたデータ、時間データ収集処理で自
動収集してテーブルにセットしたデータ、アナログ計測
処理で自動的に収集、計算してテーブルにセットしたデ
ータ、さらにはPC−NET3上にセットされているデ
ータを、PC2からPC−NET3上に発信される割込
信号のタイミングにより、テキスト形式の実績データフ
ァイル(割込用)に取り込む、実績ファイル生成処理
(割込時)について説明する。
【0136】この実績ファイル生成処理(割込時)で
は、図1〜図3に示した各部のうちの、キー入力処理で
入力されたデータ、時間データ収集処理で収集されたデ
ータ、アナログ計測処理で収集、計算されたデータ、さ
らにはPC−NET3上のセットデータの指定や、PC
2が書込信号(割込信号)や締め信号をセットしてくる
PC−NET3のアドレス番号等の指定を、別途対話形
式であらかじめ設定しておくための割込ファイル生成設
定画面47、それによって設定されたデータが格納され
る割込ファイル生成設定ファイル48、およびその設定
情報にしたがって収集された実績データが格納される実
績ファイル(割込用)49が用いられる。なお、この実
績ファイル(割込用)49はテキスト形式のファイルに
て構成され、そこに格納されるデータはEXCELなど
の汎用の表計算ソフトで作成した実績表示画面17や実
績印字帳票19に出力することができる。
【0137】ここで、図44は割込ファイル生成設定画
面47の具体的な画面フォーマットを示す説明図であ
り、図45はその割込ファイル生成設定画面47から設
定されたデータが格納される割込ファイル生成設定ファ
イル48のファイル構成を示す説明図である。また、図
46は実績データとして取り込みたいデータを設定する
割込ファイル項目設定画面66の画面フォーマットを示
す説明図であり、図47はその割込ファイル項目設定画
面66から設定されたデータが格納される、割込ファイ
ル項目設定ファイル67のファイル構成を示す説明図で
ある。さらに、図48はそれらの設定情報にしたがって
実績データを収集し、格納する実績ファイル(割込用)
49のファイル構成を示す説明図である。
【0138】なお、この実施の形態においては、図1〜
図3に示した割込ファイル生成設定画面47は、その図
44に示す割込ファイル生成設定画面47と図46に示
す割込ファイル項目設定画面66とを併せた形のもので
あり、図1〜図3に示した割込ファイル生成設定ファイ
ル48は、図45に示す割込ファイル生成設定ファイル
48と図47に示す割込ファイル項目設定ファイル67
とを併せた形のものである。
【0139】次に動作について説明する。キー入力処理
で作成されてキー入力データファイル5に格納されたキ
ー入力データ、時間データ収集処理で収集、計測された
時間データ、アナログ計測処理で収集されたアナログ計
測データ、さらにはPC−NET3上にセットされてい
るデータを割込信号の検出タイミングで収集し、それを
図48に示した実績ファイル(割込用)49に格納した
い場合には、まず図46に示した割込ファイル項目設定
画面66において、「キー入力」66aであるか、「ア
ナログ入力」66bであるか、「PC−NETデータ」
66cであるか、「時間データ」66dであるかの選択
を行い、各々の項目番号やアドレス、およびデータ種別
などをあらかじめ設定する。これは、1データずつの設
定になっているため、1つの項目番号に対していずれか
一つしか設定できないようになっている。なお、この例
では、1ファイルにつき1〜64の項目まで登録するこ
とができる。
【0140】そして、図44に示す割込ファイル生成設
定画面47において、「書込信号Bアドレス」47aを
設定し、PC−NET3の該当アドレスの信号(フラ
グ)の監視を行うことによって、そのフラグのオン検出
タイミングで実績ファイル(割込用)49にデータを格
納する。なお、このフラグのオンを検出する都度、いく
らでもデータを取り込むことができる。また、割込ファ
イル生成設定画面47における「イニシャル信号Bアド
レス」47bの設定は、実績ファイル(割込用)49の
収集データをリセット(クリア)するタイミングの信号
(フラグ)を設定する。さらに、割込ファイル生成設定
画面47における「締め信号Bアドレス」47cの設定
では、実績ファイル(割込用)49へのデータの書き込
みを完了させ、EXCEL等の汎用の表計算ソフトでデ
ータ出力できるようなテキスト形式に変換して、最終的
な実績ファイル(割込用)49の形にするタイミングの
信号(フラグ)を設定する。
【0141】すなわち、まず、割込ファイル生成設定画
面47にて「書き込み信号Bアドレス」47a、「イニ
シャル信号Bアドレス」47b、「締め信号Bアドレ
ス」47cを設定することにより、PC2がPC−NE
T3にそれらのフラグをセットしてくるアドレス番号を
割込ファイル生成設定ファイル48に設定する。ライン
管理コントローラ1側では、PC−NET3上のイニシ
ャル信号Bアドレスのフラグのオン検出によって、実績
ファイル(割込用)49がクリアされて空ファイルがで
き上がる。そして、次にPC−NET3の書き込み信号
Bアドレス上のフラグのオン検出の都度、図47に示し
た割込ファイル項目設定ファイル67で指定されたデー
タを収集して、上記クリアされた実績ファイル(割込
用)49にその収集データを書き込んでいく。その後、
PC−NET3の締めBアドレス上のフラグのオンを検
出するとデータ収集を停止し、当該収集データをテキス
ト形式に変換して、最終的な実績ファイル(割込用)4
9を生成する。
【0142】また、割込ファイル生成設定画面47、お
よび割込ファイル項目設定画面66では、各々削除キー
47dあるいは66eのキー入力によって、一度割込フ
ァイル生成設定ファイル48あるいは割込ファイル項目
設定ファイル67に設定したデータを削除することもで
きるし、更新キー47eあるいは66fのキー入力によ
って、このシステムが稼働中(オンライン中)に設定し
たデータをシステムに反映させることができるようにな
っている。
【0143】このように、キー入力処理でテキスト形式
のファイルに格納されたデータ、時間データ収集処理で
自動収集してテーブルにセットしたデータ、アナログ計
測処理で自動的に収集、計算してテーブルにセットした
データ、さらにはPC−NET3上にセットされている
データを、PC2からPC−NET3上に発信される割
込信号のタイミングで実績データとして取り込みたい場
合にも、ビジュアルCやビジュアル・ベーシックなどの
プログラム言語を用いてその都度プログラムを作成する
のではなく、割込ファイル生成設定ファイル48および
割込ファイル項目設定ファイル67で各フラグのアドレ
ス番号や実績として取り込みたいデータを指定しておく
だけで、自動的に実績ファイル(割込用)49に取り込
むことができるため、プログラムの設計、製作、デバッ
グにかかる作業が不要となり、不具合(ミス)の発生も
防止でき、さらに製作後に変更が生じた場合でも、プロ
グラムを改造することなく容易に対応することが可能と
なり、また、実績ファイル(割込用)49がテキスト形
式であるため、EXCELなどの汎用の表計算ソフトに
よってデータを読み出すことができ、実績表示画面17
への表示や実績印字帳票19のプリントアウトを容易に
行うことができる。
【0144】なお、上記実績ファイル生成処理(割込
時)では、キー入力処理でテキスト形式のファイルに格
納されたデータ、時間データ収集処理で自動収集してテ
ーブルにセットしたデータ、アナログ計測処理で自動的
に収集、計算してテーブルにセットしたデータ、さらに
はPC−NET3上にセットされているデータの取り込
みを、PC2からPC−NET3上に発信される割込信
号のタイミングによって行う場合について説明したが、
それらのデータをライン管理コントローラ1の内部時計
のデータに基づいて、一定周期のタイミングで実績デー
タファイル(定時用)52に取り込むようにすることも
可能である。以下にそのような実績ファイル生成処理
(定周期)について説明する。
【0145】この実績ファイル生成処理(定周期)で
は、図1〜図3に示した各部のうちの、キー入力処理で
入力されたデータ、時間データ収集処理で収集されたデ
ータ、アナログ計測処理で収集、計算されたデータ、さ
らにはPC−NET3上のセットデータの指定や、当該
データの収集周期等の指定を、別途対話形式であらかじ
め設定しておくための定時ファイル生成設定画面50、
それによって設定されたデータが格納される定時ファイ
ル生成設定ファイル51、およびその設定情報にしたが
って収集された実績データが格納される実績ファイル
(定時用)52が用いられる。なお、この実績ファイル
(定時用)52もテキスト形式のファイルにて構成さ
れ、そこに格納されるデータはEXCELなどの汎用の
表計算ソフトで作成した実績表示画面17や実績印字帳
票19に出力することができる。
【0146】ここで、図49は定時ファイル生成設定画
面50の具体的な画面フォーマットを示す説明図であ
り、図50はその定時ファイル生成設定画面50から設
定されたデータが格納される定時ファイル生成設定ファ
イル51のファイル構成を示す説明図である。また、図
51は実績データとして取り込みたいデータを設定する
定時ファイル項目設定画面68の画面フォーマットを示
す説明図であり、図52はその定時ファイル項目設定画
面68から設定されたデータが格納される定時ファイル
項目設定ファイル69のファイル構成を示す説明図であ
る。なお、それらの設定情報にしたがって実績データを
収集し、格納する実績ファイル(定時用)52のファイ
ル構成は、図48に示した実績ファイル(割込用)49
のファイル構成と同一である。
【0147】なお、この実施の形態においては、図1〜
図3に示した定時ファイル生成設定画面50は、その図
49に示す定時ファイル生成設定画面50と図51に示
す定時ファイル項目設定画面68とを併せた形のもので
あり、図1〜図3に示した定時ファイル生成設定ファイ
ル51は、その図50に示す定時ファイル生成設定ファ
イル51と図52に示す定時ファイル項目設定ファイル
69とを併せた形のものである。
【0148】次に動作について説明する。キー入力処理
で作成されてキー入力データファイル5に格納されたキ
ー入力データ、時間データ収集処理で収集、計測された
時間データ、アナログ計測処理で収集されたアナログ計
測データ、さらにはPC−NET3上にセットされてい
るデータを一定周期間隔ごとに収集し、それを図48に
示した実績ファイル(定時用)52に格納したい場合に
は、まず図51に示した定時ファイル項目設定画面68
において、「キー入力」68aであるか、「アナログ入
力」68bであるか、「PC−NETデータ」68cで
あるか、「時間データ」68dであるかの選択を行い、
各々の項目番号やアドレス、およびデータ種別などをあ
らかじめ設定する。これは、1データずつの設定になっ
ているため、1つの項目番号に対していずれか一つしか
設定できないようになっている。なお、この例では、1
ファイルにつき1〜64の項目まで登録することができ
る。
【0149】そして、図49に示す定時ファイル生成設
定画面50において、「書込周期」50aで10分、3
0分、60分のいずれかを設定することにより、その周
期で実績ファイル(定時用)52にデータを格納する。
なお、この収集周期にしたがって、いくらでもデータを
取り込むことができる。また、定時ファイル生成設定画
面50における「イニシャル信号Bアドレス」50bの
設定は、実績ファイル(定時用)52の収集データをリ
セット(クリア)するタイミングの信号を設定する。さ
らに、定時ファイル生成設定画面50における「締め信
号Bアドレス」50cの設定では、実績ファイル(定時
用)52へのデータの書き込みを完了させ、EXCEL
などの汎用の表計算ソフトでデータ出力できるようなテ
キスト形式に変換して、最終的な実績ファイル(定時
用)52の形にするタイミングの信号を設定する。
【0150】また、定時ファイル生成設定画面50、お
よび定時ファイル項目設定画面68では、各々削除キー
50dあるいは68eのキー入力によって、一度定時フ
ァイル生成設定ファイル51あるいは定時ファイル項目
設定ファイル69に設定したデータを削除することもで
きるし、更新キー50eあるいは68fのキー入力によ
って、このシステムが稼働中(オンライン中)に設定し
たデータをシステムに反映させることができるようにな
っている。
【0151】このように、キー入力処理で入力されたデ
ータ、時間データ収集処理で収集されたデータ、アナロ
グ計測処理で、計算されたデータ、さらにはPC−NE
T3上のセットデータを、一定の周期間隔で実績データ
として取り込みたい場合にも、ビジュアルCやビジュア
ル・ベーシックなどのプログラム言語を用いてその都度
プログラムを作成するのではなく、定時ファイル生成設
定ファイル51および定時ファイル項目設定ファイル6
9でデータの書込周期や実績として取り込みたいデータ
を指定しておくだけで、自動的に実績ファイル(定時
用)52に取り込むことができるため、プログラムの設
計、製作、デバッグにかかる作業が不要となり、不具合
(ミス)の発生も防止でき、さらに製作後に変更が生じ
た場合でも、プログラムを改造することなく容易に対応
することが可能となり、また、実績ファイル(定時用)
52がテキスト形式であるため、EXCELなどの汎用
の表計算ソフトによってデータを読み出すことができ、
実績表示画面17への表示や実績印字帳票19のプリン
トアウトを容易に行うことができる。
【0152】なお、上記実績ファイル生成処理(定周
期)では、キー入力処理でテキスト形式のファイルに格
納されたデータ、時間データ収集処理で自動収集してテ
ーブルにセットしたデータ、アナログ計測処理で自動的
に収集、計算してテーブルにセットしたデータ、さらに
はPC−NET3上にセットされているデータの取り込
みを、一定の周期間隔で行う場合について説明したが、
それらのデータを指定された登録キーのキー入力のタイ
ミングで、実績データファイル(キー収集用)に取り込
むようにすることも可能である。以下にそのような実績
ファイル生成処理(キー入力)について説明する。
【0153】この実績ファイル生成処理(キー入力)で
は、図1〜図3に示した各部のうちの、キー入力処理で
入力されたデータ、時間データ収集処理で収集されたデ
ータ、アナログ計測処理で収集、計算されたデータ、さ
らにはPC−NET3上のセットデータの指定や、その
キー入力によって書き込みタイミングを発生させる登録
キーのキー番号等を、別途対話形式であらかじめ設定し
ておくためのキー収集ファイル生成設定画面53、それ
によって設定されたデータが格納されるキー収集ファイ
ル生成設定ファイル54、およびその設定情報にしたが
って収集された実績データが格納される実績ファイル
(キー収集用)55が用いられる。なお、この実績ファ
イル(キー収集用)55もテキスト形式のファイルにて
構成され、そこに格納されるデータはEXCELなどの
汎用の表計算ソフトで作成した実績表示画面17や実績
印字帳票19に出力することができる。
【0154】ここで、図53はキー収集ファイル生成設
定画面53の具体的な画面フォーマットを示す説明図で
あり、図54はそのキー収集ファイル生成設定画面53
から設定されたデータが格納されるキー収集ファイル生
成設定ファイル54のファイル構成を示す説明図であ
る。また、図55は実績データとして取り込みたいデー
タを設定するキー収集ファイル項目設定画面70の画面
フォーマットを示す説明図であり、図56はそのキー収
集ファイル項目設定画面70から設定されたデータが格
納されるキー収集ファイル項目設定ファイル71のファ
イル構成を示す説明図である。なお、それらの設定情報
にしたがって実績データを収集し、格納する実績ファイ
ル(キー収集用)55のファイル構成は、図48に示し
た実績ファイル(割込用)49のファイル構成と同一で
ある。
【0155】なお、この実施の形態においては、図1〜
図3に示したキー収集ファイル生成設定画面53は、そ
の図53に示すキー収集ファイル生成設定画面53と図
55に示すキー収集ファイル項目設定画面70とを併せ
た形のものであり、図1〜図3に示したキー収集ファイ
ル生成設定ファイル54は、その図54に示すキー収集
ファイル生成設定ファイル54と図56に示すキー収集
ファイル項目設定ファイル71とを併せた形のものであ
る。
【0156】次に動作について説明する。キー入力処理
で作成されてキー入力データファイル5に格納されたキ
ー入力データ、時間データ収集処理で収集、計測された
時間データ、アナログ計測処理で収集されたアナログ計
測データ、さらにはPC−NET3上にセットされてい
るデータを、指定された登録キーのキー入力のタイミン
グで収集し、それを図48に示した実績ファイル(キー
入力用)55に格納したい場合には、まず図55に示し
たキー収集ファイル項目設定画面70において、「キー
入力」70aであるか、「アナログ入力」70bである
か、「PC−NETデータ」70cであるか、「時間デ
ータ」70dであるかの選択を行い、各々の項目番号や
アドレス、およびデータ種別などをあらかじめ設定す
る。これは、1データずつの設定になっているため、1
つの項目番号に対していずれか一つしか設定できないよ
うになっている。なお、この例では、1ファイルにつき
1〜64の項目まで登録することができる。
【0157】そして図53に示すキー収集ファイル生成
設定画面53において、「書き込みキー番号」53aを
設定して登録キーを設定することにより、その設定され
た登録キーのキー入力の検出タイミングで実績ファイル
(キー入力用)55にデータを格納する。なお、この登
録キーのキーオン信号を検出する度に、いくらでもデー
タを取り込むことができる。また、キー収集ファイル生
成設定画面53における「イニシャル信号Bアドレス」
53bの設定は、実績ファイル(キー収集用)55の収
集データをリセット(クリア)するタイミングの信号を
設定する。さらに、キー収集ファイル生成設定画面53
における「締め信号Bアドレス」53cの設定は、実績
ファイル(キー収集用)55へのデータ書き込みを完了
させて、EXCELなどの汎用の表計算ソフトでデータ
出力できるようなテキスト形式に変換して、最終的な実
績ファイル(キー収集用)55の形にするタイミングの
信号を設定する。
【0158】また、キー収集ファイル生成設定画面5
3、およびキー収集ファイル項目設定画面70では、各
々削除キー53dあるいは70eのキー入力によって、
一度キー収集ファイル生成設定ファイル54あるいはキ
ー収集ファイル項目設定ファイル71に設定したデータ
を削除することもできるし、更新キー53eあるいは7
0fのキー入力によりこのシステムが稼働中(オンライ
ン中)に設定したデータをシステムに反映させることが
できるようになっている。
【0159】このように、キー入力処理で入力されたデ
ータ、時間データ収集処理で収集されたデータ、アナロ
グ計測処理で計算されたデータ、さらにはPC−NET
3上のセットデータを、登録キーのキー入力のタイミン
グで実績データとして取り込みたい場合にも、ビジュア
ルCやビジュアル・ベーシックなどのプログラム言語を
用いてその都度プログラムを作成するのではなく、キー
収集ファイル生成設定ファイル54およびキー収集ファ
イル項目設定ファイル71で登録キーのキー番号や実績
として取り込みたいデータを指定しておくだけで、自動
的に実績ファイル(定時用)52に取り込むことができ
るため、プログラムの設計、製作、デバッグにかかる作
業が不要となり、不具合(ミス)の発生も防止でき、さ
らに製作後に変更が生じた場合でも、プログラムを改造
することなく容易に対応することが可能となり、また、
実績ファイル(定時用)52がテキスト形式であるた
め、EXCELなどの汎用の表計算ソフトによってデー
タを読み出すことができ、実績表示画面17への表示や
実績印字帳票19のプリントアウトを容易に行うことが
できる。
【0160】以上のように、この発明の実施の形態1に
よれば、キー入力処理やマスタファイル生成処理、ネッ
トデータセット処理、時間データ収集処理やアナログ計
測処理、割込時、定周期、およびキー入力などの実績フ
ァイル生成処理、アラーム信号収集処理や上下限アラー
ム検出処理、さらにはキー登録処理や割込登録処理など
において、その都度アプリケーションプログラムを作成
せずに、対話形式の設定画面で必要なデータを設定する
だけで所望の処理を行うことができるので、その製作と
試験にかかる作業工数と費用を著しく削減できる効果が
ある。
【0161】また、このように、その都度オーダーメイ
ドにてソフトウェアを作成する必要がないため、プログ
ラミングに不慣れな人でも汎用の表計算ソフトを用いて
容易に作業が行え、誰が作業を行っても常に一定の品質
を確保できて、信頼性を高めることができるばかりか、
生産スケジュールデータの入力画面や実績データの表示
画面などは汎用の表計算ソフトで作成できるため、任意
にフレキシブルな画面フォーマットに対応でき、さら
に、システム導入後に変更や改造が発生した場合でもユ
ーザベースでその対応が可能であるため、余分な費用を
発生させないなどの効果もある。
【0162】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、キー入力画面を汎用の表計算ソフトを用いて作成
し、プログラム名やデータ入力エリア、データ桁数等を
キー入力設定ファイルに、別途作成したキー入力設定画
面より対話形式であらかじめ設定しておき、このキー入
力設定ファイルの設定データにしたがって、キー入力画
面より入力されたデータをテキスト形式のファイルによ
るキー入力データファイルに格納するように構成したの
で、画面上で設定したデータを所定のファイルに格納す
る場合に、これまではその都度、ファイル構成の設計
や、ビジュアル・ベーシックなどのプログラム言語を用
いてプログラムを作成する必要があって、プログラミン
グに不慣れな人にはその作業が困難であり、またその設
計、製作、デバッグにも多くの時間がかかっていたもの
が、プログラミングに不慣れな人でも、EXCELなど
の表計算ソフトを用いて容易にキー入力画面の製作が行
え、そのキー入力画面から入力するデータについても、
キー入力設定ファイルに設定しておくだけで簡単に対応
でき、その設計、製作、デバッグにかかる作業が不要に
なるばかりか、不具合の発生も防止でき、製作後の変更
に対してもプログラムを改造することなく容易に対応す
ることができる効果がある。
【0163】請求項2記載の発明によれば、マスタデー
タ入力画面を汎用の表計算ソフトを用いて作成し、プロ
グラム名やマスタデータファイル名、データ入力エリ
ア、データ桁数等をマスタデータ設定ファイルに、別途
作成したマスタデータ設定画面より対話形式であらかじ
め設定しておき、このマスタデータ設定ファイルの設定
データにしたがって、マスタデータ入力画面より入力さ
れたマスタデータをテキスト形式のファイルによるマス
タデータファイルに格納するように構成したので、プロ
グラミングに不慣れな人でも、EXCELなどの汎用の
表計算ソフトを用いて容易にマスタデータ入力画面の製
作が行えるようになり、そこから入力するデータについ
ても、マスタデータ設定ファイルに設定しておくだけで
簡単に対応することが可能となって、その設計、製作、
デバッグにかかる作業が不要になるばかりか、不具合の
発生も防止でき、製作後の変更に対してもプログラムを
改造することなく容易に対応することができる効果があ
る。
【0164】請求項3記載の発明によれば、別途作成し
たネットデータ設定画面より、ファイル種別、ファイル
番号、データ番号、データセットする通信インタフェー
スのアドレス番号、データセットタイミング等を、あら
かじめ対話形式でネットデータ設定ファイルに設定して
おき、PCに送信するキー入力データファイルやマスタ
データファイルに格納されたデータを、このネットデー
タ設定ファイルの設定データにしたがって通信インタフ
ェース上に自動的にセットするように構成したので、キ
ー入力データファイルやマスタデータファイルのデータ
をPC−NET上にセットする場合にも、これまでビジ
ュアルCやビジュアル・ベーシックなどのプログラム言
語を用いて、その都度プログラムを作成する必要があっ
たものを、ネットデータ設定ファイルにその対象のファ
イルとデータを指定し、セットしたいPC−NETのア
ドレスを設定するだけで簡単に対応することが可能とな
って、その設計、製作、デバッグにかかる作業が不要と
なるばかりか、不具合の発生も防止でき、製作後に変更
が生じてもプログラムを改造することなく容易に対応す
ることができる効果がある。
【0165】請求項4記載の発明によれば、別途作成し
たキー登録設定画面より、キー入力が通信インタフェー
スにデータをセットする際のトリガとなる登録キーの名
称、およびそのデータがセットされる通信インタフェー
スのアドレス番号等を、あらかじめ対話形式でキー登録
設定ファイルに設定しておき、PCに送信するキー入力
データファイルやマスタデータファイルに格納されたデ
ータを、このキー登録設定ファイルの設定データにした
がって、登録キーのキー入力タイミングをトリガとして
通信インタフェース上に自動的にセットするように構成
したので、ネットデータセットの処理におけるPC−N
ETへのデータセットのタイミングを画面上から行う場
合にも、これまでビジュアルCやビジュアル・ベーシッ
クなどのプログラム言語を用いて、その都度プログラム
を作成する必要があったものを、あらかじめ専用の登録
キーを準備しておき、キー登録設定ファイルにその登録
キーを設定しておくだけで、当該登録キーが入力される
とそのタイミングでPC−NETへのデータセットが行
われるため、プログラムの設計、製作、デバッグにかか
る作業が不要となるばかりか、不具合の発生も防止で
き、さらに製作後に変更が生じた場合でも、プログラム
を改造することなく容易に対応することが可能となる効
果がある。
【0166】請求項5記載の発明によれば、別途作成し
た割込登録設定画面より、プログラマブルコントローラ
が割込信号をセットしてくる通信インタフェース上のア
ドレス番号等を、あらかじめ対話形式で設定して割込登
録設定ファイルに格納しておき、PCに送信するキー入
力データファイルやマスタデータファイルに格納された
データを、この割込登録設定ファイルの設定データにし
たがって、プログラマブルコントローラによってセット
される割込信号をトリガとして通信インタフェース上に
自動的にセットするように構成したので、ネットデータ
セットの処理におけるPC−NETへのデータセットの
タイミングをPC側からの割込信号によって行う場合に
も、これまでビジュアルCやビジュアル・ベーシックな
どのプログラム言語を用いて、その都度プログラムを作
成する必要があったものを、割込登録設定ファイルにフ
ラグをセットするPC−NETのアドレス番号を設定し
ておくだけで、当該割込信号のオン検出のタイミングで
PC−NETへのデータセットが行われるため、プログ
ラムの設計、製作、デバッグにかかる作業が不要となる
ばかりか、不具合の発生も防止でき、さらに製作後に変
更が生じた場合でも、プログラムを改造することなく容
易に対応することが可能となる効果がある。
【0167】請求項6記載の発明によれば、別途作成し
た時間データ収集設定画面より、プログラマブルコント
ローラがオン/オフ信号をセットしてくる通信インタフ
ェース上のアドレス番号等を、あらかじめ対話形式で設
定して時間データ収集設定ファイルに格納しておき、プ
ログラマブルコントローラが通信インタフェースにセッ
トしてくるオン/オフ信号を、この時間データ収集設定
ファイルの設定データにしたがって自動的に収集し、計
測するように構成したので、設備の稼働時間や運転開始
時刻、運転終了時刻を自動的に検出するような場合に、
PC側よりPC−NET上にセットされるその設備の運
転状況に応じてオン/オフするフラグの計測、収集を行
う場合にも、これまでビジュアルCやビジュアル・ベー
シックなどのプログラム言語を用いて、その都度プログ
ラムを作成する必要があったものを、時間データ収集設
定ファイルにそのフラグを設定しておくだけで、設備の
稼働時間と運転開始・終了時刻の計測が行われるため、
プログラムの設計、製作、デバッグにかかる作業が不要
となるばかりか、不具合の発生も防止でき、さらに製作
後に変更が生じた場合でも、プログラムを改造すること
なく容易に対応することが可能となる効果がある。
【0168】請求項7記載の発明によれば、別途作成し
たアラーム収集設定画面より、プログラマブルコントロ
ーラが設備のアラーム信号をセットしてくる通信インタ
フェース上のアドレス番号やアラーム種別等を、あらか
じめ対話形式で設定してアラーム収集設定ファイルに格
納しておき、プログラマブルコントローラが通信インタ
フェースにセットしてくるアラーム信号を、このアラー
ム収集設定ファイルの設定データにしたがって収集し、
アラーム実績データを集計するように構成したので、設
備のアラーム信号を自動的に検出してそのアラーム履歴
をとりたい、あるいはアラームの発生回数と発生中の継
続時間とを集計してラインの改善データとして使いたい
といったような場合に、PC側よりPC−NET上にセ
ットされるその設備の故障・復帰に応じてオン/オフす
るフラグを監視してアラームのデータを収集する場合に
も、これまでビジュアルCやビジュアル・ベーシックな
どのプログラム言語を用いて、その都度プログラムを作
成する必要があったものを、アラーム収集設定ファイル
にそのフラグを設定しておくだけで、アラーム履歴とア
ラーム集計実績のファイルが作成されるため、プログラ
ムの設計、製作、デバッグにかかる作業が不要となるば
かりか、不具合の発生も防止でき、さらに製作後に変更
が生じた場合でも、プログラムを改造することなく容易
に対応することが可能となる効果がある。
【0169】請求項8記載の発明によれば、別途作成し
たアナログ上下限設定画面より、プログラマブルコント
ローラがアナログデータをセットしてくる通信インタフ
ェース上のアドレス番号、上限アラーム値や下限アラー
ム値等を、あらかじめ対話形式で設定してアナログ上下
限設定ファイルに格納しておき、プログラマブルコント
ローラが通信インタフェースにセットしてくるアナログ
データを、このアナログ上下限設定ファイルの設定デー
タにしたがって収集し、アラーム上下限検出を行うよう
に構成したので、設備のアナログデータを自動的に検出
して、その上下限アラームを検出したいといった場合
に、PC側よりPC−NET上にセットされるそのアナ
ログデータ値を収集して上下限アラームの監視を行う場
合にも、これまでビジュアルCやビジュアル・ベーシッ
クなどのプログラム言語を用いて、その都度プログラム
を作成する必要があったものを、アナログ上下限設定フ
ァイルにそのデータの上限値と下限値を設定しておくだ
けで、自動的に上・下限のアラームが検出されるため、
プログラムの設計、製作、デバッグにかかる作業が不要
となるばかりか、不具合の発生も防止でき、さらに製作
後に変更が生じた場合でも、プログラムを改造すること
なく容易に対応することが可能となる効果がある。
【0170】請求項9記載の発明によれば、別途作成し
たアナログ計測設定画面より、プログラマブルコントロ
ーラがアナログデータをセットしてくる通信インタフェ
ース上のアドレス番号や、アナログデータの種別等を、
あらかじめ対話形式で設定してアナログ計測設定ファイ
ルに格納しておき、このアナログ計測設定ファイルの設
定データにしたがって、プログラマブルコントローラが
通信インタフェースにセットしてくるアナログデータを
収集して計測するように構成したので、設備のアナログ
データを自動的に検出してその検出周期で平均値、最大
値、最小値などを求めたいといった場合に、PC側より
PC−NET上にセットされるそのアナログデータを計
測、収集する場合にも、これまでビジュアルCやビジュ
アル・ベーシックなどのプログラム言語を用いて、その
都度プログラムを作成する必要があったものを、アナロ
グ計測設定ファイルでそのデータを指定しておくだけ
で、自動的にその平均値や最大値、最小値などが計算さ
れるため、プログラムの設計、製作、デバッグにかかる
作業が不要となるばかりか、不具合の発生も防止でき、
さらに製作後に変更が生じた場合でも、プログラムを改
造することなく容易に対応することが可能となる効果が
ある。
【0171】請求項10記載の発明によれば、別途作成
した割込ファイル生成設定画面よりあらかじめ対話形式
によって、キー入力データファイルの格納データ、時間
データ収集設定ファイルやアナログ計測設定ファイルの
格納データに基づいて収集された計測データ、さらには
通信インタフェース上のセットデータの指定、およびプ
ログラマブルコントローラが通信インタフェース上にセ
ットしてくる割込信号のアドレス番号の設定等を行っ
て、それらを割込ファイル生成設定ファイルに格納して
おき、テキスト形式のファイルによる割込収集実績デー
タ格納用の実績ファイルに上記各種データを、この割込
ファイル生成設定ファイルの設定データにしたがって、
割込信号の検出タイミングで格納するように構成したの
で、キー入力処理でテキスト形式のファイルに格納され
たデータ、時間データ収集処理で自動収集してテーブル
にセットしたデータ、アナログ計測処理で自動的に収
集、計算してテーブルにセットしたデータ、さらにはP
C−NET上にセットされているデータを、PCからP
C−NET上に発信される割込信号のタイミングで実績
データとして取り込みたい場合にも、これまでビジュア
ルCやビジュアル・ベーシックなどのプログラム言語を
用いて、その都度プログラムを作成する必要があったも
のを、割込ファイル生成設定ファイルおよび割込ファイ
ル項目設定ファイルで各フラグのアドレス番号や実績と
して取り込みたいデータを指定しておくだけで、自動的
に実績ファイル(割込用)に取り込むことができるた
め、プログラムの設計、製作、デバッグにかかる作業が
不要となるばかりか、不具合の発生も防止でき、さらに
製作後に変更が生じた場合でも、プログラムを改造する
ことなく容易に対応することが可能となり、また、実績
ファイル(割込用)がテキスト形式であるため、EXC
ELなどの汎用の表計算ソフトによってデータを読み出
すことができ、実績表示画面への表示や実績印字帳票の
プリントアウトを容易に行うことができる効果がある。
【0172】請求項11記載の発明によれば、別途作成
した定時ファイル生成設定画面よりあらかじめ対話形式
によって、キー入力データファイルの格納データ、時間
データ収集設定ファイルやアナログ計測設定ファイルの
格納データに基づいて収集された計測データ、さらには
通信インタフェース上のセットデータの指定、およびそ
れらを周期的に収集するための収集周期間隔の設定等を
行って、それらを定時ファイル生成設定ファイルに格納
しておき、テキスト形式のファイルによる定時収集実績
データ格納用の実績ファイルに上記各種データを、この
定時ファイル生成設定ファイルの設定データにしたがっ
て、所定の周期間隔で格納するように構成したので、キ
ー入力処理で入力されたデータ、時間データ収集処理で
収集されたデータ、アナログ計測処理で計算されたデー
タ、さらにはPC−NET上のセットデータを、一定の
周期間隔で実績データとして取り込みたい場合にも、こ
れまでビジュアルCやビジュアル・ベーシックなどのプ
ログラム言語を用いて、その都度プログラムを作成する
必要があったものを、定時ファイル生成設定ファイルお
よび定時ファイル項目設定ファイルでデータの書込周期
や実績として取り込みたいデータを指定しておくだけ
で、自動的に実績ファイル(定時用)に取り込むことが
できるため、プログラムの設計、製作、デバッグにかか
る作業が不要となるばかりか、不具合の発生も防止で
き、さらに製作後に変更が生じた場合でも、プログラム
を改造することなく容易に対応することが可能となり、
また、実績ファイル(定時用)がテキスト形式であるた
め、EXCELなどの汎用の表計算ソフトによってデー
タを読み出すことができ、実績表示画面への表示や実績
印字帳票のプリントアウトを容易に行うことができる効
果がある。
【0173】請求項12記載の発明によれば、別途作成
したキー収集ファイル生成設定画面よりあらかじめ対話
形式によって、キー入力データファイルの格納データ、
時間データ収集設定ファイルやアナログ計測設定ファイ
ルの格納データに基づいて収集された計測データ、さら
には通信インタフェース上のセットデータの指定、およ
びそれらの取り込みを指示する登録キー番号の設定等を
行って、それらをキー収集ファイル生成設定ファイルに
格納しておき、テキスト形式のファイルによるキー収集
実績データ格納用の実績ファイルに上記各種データを、
このキー収集ファイル生成設定ファイルの設定データに
したがって、登録キーのキー入力のタイミングで格納す
るように構成したので、キー入力処理で入力されたデー
タ、時間データ収集処理で収集されたデータ、アナログ
計測処理で、計算されたデータ、さらにはPC−NET
上のセットデータを、登録キーのキー入力のタイミング
で実績データとして取り込みたい場合にも、これまでビ
ジュアルCやビジュアル・ベーシックなどのプログラム
言語を用いて、その都度プログラムを作成する必要があ
ったものを、キー収集ファイル生成設定ファイルおよび
キー収集ファイル項目設定ファイルで登録キーのキー番
号や実績として取り込みたいデータを指定しておくだけ
で、自動的に実績ファイル(定時用)に取り込むことが
できるため、プログラムの設計、製作、デバッグにかか
る作業が不要となるばかりか、不具合の発生も防止で
き、さらに製作後に変更が生じた場合でも、プログラム
を改造することなく容易に対応することが可能となり、
また、実績ファイル(定時用)がテキスト形式であるた
め、EXCELなどの汎用の表計算ソフトによってデー
タを読み出すことができ、実績表示画面への表示や実績
印字帳票のプリントアウトを容易に行うことができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による稼働管理・監
視装置の機能構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による稼働管理・監
視装置の機能構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による稼働管理・監
視装置の機能構成を示すブロック図である。
【図4】 上記実施の形態1にて汎用の表計算ソフトを
用いて作成したキー入力画面の一例を示す説明図であ
る。
【図5】 上記実施の形態1におけるキー入力設定画面
の画面フォーマットを示す説明図である。
【図6】 上記実施の形態1におけるキー入力設定ファ
イルのファイル構成を示す説明図である。
【図7】 上記実施の形態1におけるキー入力データフ
ァイルのファイル構成を示す説明図である。
【図8】 上記実施の形態1にて汎用の表計算ソフトを
用いて作成したマスタデータ入力画面の一例を示す説明
図である。
【図9】 上記実施の形態1におけるマスタデータ設定
画面の画面フォーマットを示す説明図である。
【図10】 上記実施の形態1におけるマスタデータ設
定ファイルのファイル構成を示す説明図である。
【図11】 上記実施の形態1におけるマスタデータ設
定の説明を補足するための説明図である。
【図12】 上記実施の形態1におけるマスタデータフ
ァイルのファイル構成を示す説明図である。
【図13】 上記実施の形態1におけるネットデータセ
ット設定画面の画面フォーマットを示す説明図である。
【図14】 上記実施の形態1におけるネットデータセ
ット設定ファイルのファイル構成を示す説明図である。
【図15】 上記実施の形態1におけるキー登録設定画
面の画面フォーマットを示す説明図である。
【図16】 上記実施の形態1におけるキー登録設定フ
ァイルのファイル構成を示す説明図である。
【図17】 上記キー登録設定ファイルに登録されるキ
ー登録画面の一例を示す説明図である。
【図18】 上記実施の形態1における割込登録設定画
面の画面フォーマットを示す説明図である。
【図19】 上記実施の形態1における割込登録設定フ
ァイルのファイル構成を示す説明図である。
【図20】 上記実施の形態1における時間データ収集
設定画面の画面フォーマットを示す説明図である。
【図21】 上記実施の形態1における時間データ収集
設定ファイルのファイル構成を示す説明図である。
【図22】 上記実施の形態1における時間データ収集
テーブルのデータ構成を示す説明図である。
【図23】 上記実施の形態1におけるブロック名称登
録画面の画面フォーマットを示す説明図である。
【図24】 上記実施の形態1におけるブロック名称登
録ファイルのファイル構成を示す説明図である。
【図25】 上記実施の形態1における設備名称登録画
面の画面フォーマットを示す説明図である。
【図26】 上記実施の形態1における設備名称登録フ
ァイルのファイル構成を示す説明図である。
【図27】 上記実施の形態1におけるメッセージ登録
画面の画面フォーマットを示す説明図である。
【図28】 上記実施の形態1におけるメッセージ登録
ファイルのファイル構成を示す説明図である。
【図29】 上記実施の形態1におけるアラーム収集設
定画面の画面フォーマットを示す説明図である。
【図30】 上記実施の形態1におけるアラーム収集設
定ファイルのファイル構成を示す説明図である。
【図31】 上記実施の形態1におけるアラーム収集設
定テーブルのデータ構成を示す説明図である。
【図32】 上記実施の形態1におけるアラーム信号履
歴ファイルのファイル構成を示す説明図である。
【図33】 上記実施の形態1におけるアラーム集計実
績ファイルのファイル構成を示す説明図である。
【図34】 上記実施の形態1におけるアラームメッセ
ージ登録画面の画面フォーマットを示す説明図である。
【図35】 上記実施の形態1におけるアラームメッセ
ージ登録ファイルのファイル構成を示す説明図である。
【図36】 上記実施の形態1におけるアナログ上下限
設定画面の画面フォーマットを示す説明図である。
【図37】 上記実施の形態1におけるアナログ上下限
設定ファイルのファイル構成を示す説明図である。
【図38】 上記実施の形態1におけるアナログアラー
ム収集設定テーブルのデータ構成を示す説明図である。
【図39】 上記実施の形態1におけるアナログ上下限
アラーム履歴ファイルのファイル構成を示す説明図であ
る。
【図40】 上記実施の形態1におけるアナログ計測設
定画面の画面フォーマットを示す説明図である。
【図41】 上記実施の形態1におけるアナログ計測設
定ファイルのファイル構成を示す説明図である。
【図42】 上記実施の形態1におけるアナログデータ
計測テーブルのデータ構成を示す説明図である。
【図43】 上記アナログデータ計測テーブルデータよ
り計算した結果が格納されるアナログ計算出力テーブル
のデータ構成を示す説明図である。
【図44】 上記実施の形態1における割込ファイル生
成設定画面の画面フォーマットを示す説明図である。
【図45】 上記実施の形態1における割込ファイル生
成設定ファイルのファイル構成を示す説明図である。
【図46】 上記割込ファイル生成設定ファイルに格納
する項目を設定する割込ファイル項目設定画面の画面フ
ォーマットを示す説明図である。
【図47】 上記割込ファイル項目設定画面で設定され
た項目が格納される割込ファイル項目設定ファイルのフ
ァイル構成を示す説明図である。
【図48】 上記実施の形態1における割込・定時・キ
ー収集の各実績ファイルのファイル構成を示す説明図で
ある。
【図49】 上記実施の形態1における定時ファイル生
成設定画面の画面フォーマットを示す説明図である。
【図50】 上記実施の形態1における定時ファイル生
成設定ファイルのファイル構成を示す説明図である。
【図51】 上記定時ファイル生成設定ファイルに格納
する項目を設定する定時ファイル項目設定画面の画面フ
ォーマットを示す説明図である。
【図52】 上記定時ファイル項目設定画面で設定され
た項目が格納される定時ファイル項目設定ファイルのフ
ァイル構成を示す説明図である。
【図53】 上記実施の形態1におけるキー収集ファイ
ル生成設定画面の画面フォーマットを示す説明図であ
る。
【図54】 上記実施の形態1におけるキー収集ファイ
ル生成設定ファイルのファイル構成を示す説明図であ
る。
【図55】 上記キー収集ファイル生成設定ファイルに
格納する項目を設定するキー収集ファイル項目設定画面
の画面フォーマットを示す説明図である。
【図56】 上記キー収集ファイル項目設定画面で設定
された項目が格納されるキー収集ファイル項目設定ファ
イルのファイル構成を示す説明図である。
【図57】 この発明のおよび従来の稼働管理・監視装
置のハードウェア構成を示すシステム構成図である。
【図58】 従来の稼働管理・監視装置の機能構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 ライン管理コントローラ、1c 主メモリ(記憶手
段)、1d ハードディスク(記憶手段)、1f CR
Tディスプレイ(表示手段)、2 PC(プログラマブ
ルコントローラ)、3 PC−NET(通信インタフェ
ース)、3a通信回線、4 キー入力画面、5 キー入
力データファイル、6 マスタデータ入力画面、7 マ
スタデータファイル、21 キー入力設定画面、22
キー入力設定ファイル、23 マスタデータ設定画面、
24 マスタデータ設定ファイル、25 ネットデータ
セット設定画面、26 ネットデータセット設定ファイ
ル、27 キー登録設定画面、28 キー登録設定ファ
イル、29 割込登録設定画面、30 割込登録設定フ
ァイル、31 時間データ収集設定画面、32時間デー
タ収集設定ファイル、34 アラーム収集設定画面、3
5 アラーム収集設定ファイル、40 アナログ上下限
設定画面、41 アナログ上下限設定ファイル、44
アナログ計測設定画面、45 アナログ計測設定ファイ
ル、47割込ファイル生成設定画面、48 割込ファイ
ル生成設定ファイル、49 実績ファイル(割込用)、
50 定時ファイル生成設定画面、51 定時ファイル
生成設定ファイル、52 実績ファイル(定時用)、5
3 キー収集ファイル生成設定画面、54 キー収集フ
ァイル生成設定ファイル、55 実績ファイル(キー収
集用)。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種画面が表示される表示手段、および
    各種ファイル類が形成される記憶手段を有するライン管
    理コントローラを備えて、製造ラインにおける設備の稼
    働管理および監視を行う稼働管理・監視装置において、 前記ライン管理コントローラに汎用の表計算ソフトを搭
    載し、 前記表計算ソフトを使用して作成され、前記表示手段上
    に表示される、データを入力するためのキー入力画面
    と、 前記表示手段上に表示されて、前記キー入力画面からキ
    ー入力するデータの入力欄と桁数、およびそれらデータ
    を設定入力する画面のプログラム名を設定するためのキ
    ー入力設定画面と、 前記記憶手段上に形成されて、前記キー入力設定画面に
    て設定されたデータが格納されるキー入力設定ファイル
    と、 前記記憶手段上に形成されて、キー入力されたデータが
    格納される、テキスト形式のファイルによるキー入力デ
    ータファイルとを設け、 前記キー入力画面から前記表計算ソフト上でデータを入
    力したときに、前記キー入力設定ファイルに格納された
    データに基づいて設定されたデータ入力欄のデータを、
    前記キー入力データファイルに格納することを特徴とす
    る稼働管理・監視装置。
  2. 【請求項2】 各種画面が表示される表示手段、および
    各種ファイル類が形成される記憶手段を有するライン管
    理コントローラを備えて、製造ラインにおける設備の稼
    働管理および監視を行う稼働管理・監視装置において、 前記ライン管理コントローラに汎用の表計算ソフトを搭
    載し、 前記表計算ソフトを使用して作成され、前記表示手段上
    に表示される、マスタデータを入力するためのマスタデ
    ータ入力画面と、 前記表示手段上に表示されて、前記マスタデータ入力画
    面から入力するマスタデータの開始入力欄、レコード
    数、1レコードのデータ数、1レコードの桁数、および
    それらデータを設定入力する画面のプログラム名を設定
    するためのマスタデータ設定画面と、 前記記憶手段上に形成されて、前記マスタデータ設定画
    面にて設定されたデータが格納されるマスタデータ設定
    ファイルと、 前記記憶手段上に形成されて、入力されたマスタデータ
    が格納される、テキスト形式のファイルによるマスタデ
    ータファイルとを設け、 前記マスタデータ入力画面から前記表計算ソフト上でマ
    スタデータを入力したときに、前記マスタデータ設定フ
    ァイルに格納されたデータに基づいて設定されたデータ
    入力欄のデータを、前記マスタデータファイルに格納す
    ることを特徴とする稼働管理・監視装置。
  3. 【請求項3】 ライン管理コントローラを製造ラインの
    設備を制御しているプログラマブルコントローラに接続
    している通信回線に対して、送信時には送信データを指
    定のアドレスに任意にセットし、受信時には指定のアド
    レスを読み込むだけで受信データとして任意に取り込む
    通信手段を持った通信インタフェースと、 前記ライン管理コントローラの表示手段上に表示され
    て、キー入力データファイルあるいはマスタデータファ
    イルに格納されたデータの中から、前記プログラマブル
    コントローラに送信したいデータの指定、前記通信イン
    タフェースのアドレスの指定、および送信タイミングの
    設定を行うためのネットデータセット設定画面と、 前記ライン管理コントローラの記憶手段上に形成され
    て、前記ネットデータセット設定画面にて設定されたデ
    ータが格納されるネットデータセット設定ファイルとを
    設け、 前記ネットデータセット設定ファイルに格納されたデー
    タに基づいて、前記キー入力データファイルあるいはマ
    スタデータファイルに格納されたデータを、前記通信イ
    ンタフェースの指定アドレス上にセットして自動的に前
    記プログラマブルコントローラに送信することを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の稼働管理・監視装
    置。
  4. 【請求項4】 ライン管理コントローラの表示手段上に
    表示されて、キー入力が通信インタフェースにデータを
    セットする際のトリガとなる登録キーの名称、およびそ
    の登録キーが入力された時にデータがセットされる前記
    通信インタフェースのアドレス番号を設定するためのキ
    ー登録設定画面と、 前記ライン管理コントローラの記憶手段上に形成され
    て、前記キー登録設定画面にて設定されたデータが格納
    されるキー登録設定ファイルとを設け、 前記登録キーのキー入力タイミングをトリガとして、前
    記ネットデータセット設定ファイルに格納されたデータ
    に基づいて、前記キー入力データファイルあるいはマス
    タデータファイルに格納されたデータを、前記通信イン
    タフェースの指定アドレス上にセットしてプログラマブ
    ルコントローラに送信することを特徴とする請求項3記
    載の稼働管理・監視装置。
  5. 【請求項5】 ライン管理コントローラの表示手段上に
    表示されて、プログラマブルコントローラが割込信号を
    セットしてくる通信インタフェース上のアドレス番号を
    設定するための割込登録設定画面と、 前記ライン管理コントローラの記憶手段上に形成され
    て、前記割込登録設定画面にて設定されたデータが格納
    される割込登録設定ファイルとを設け、 前記プログラマブルコントローラによる割込信号のセッ
    トをトリガとして、前記ネットデータセット設定ファイ
    ルに格納されたデータに基づいて、前記キー入力データ
    ファイルあるいはマスタデータファイルに格納されたデ
    ータを、前記通信インタフェースの指定アドレス上にセ
    ットして前記プログラマブルコントローラに送信するこ
    とを特徴とする請求項3記載の稼働管理・監視装置。
  6. 【請求項6】 各種画面が表示される表示手段、および
    各種ファイル類が形成される記憶手段を有するライン管
    理コントローラを備えて、製造ラインにおける設備の稼
    働管理および監視を行う稼働管理・監視装置において、 前記表示手段上に表示されて、プログラマブルコントロ
    ーラが取り込んだオン/オフ信号をセットしてくる通信
    インタフェース上のアドレス番号を設定するための時間
    データ収集設定画面と、 前記記憶手段上に形成されて、前記時間データ収集設定
    画面にて設定されたデータが格納される時間データ収集
    設定ファイルとを設け、 前記プログラマブルコントローラが前記通信インタフェ
    ースにセットしてくるオン/オフ信号を、前記時間デー
    タ収集設定ファイルに格納されたデータに基づいて自動
    的に収集し、計測することを特徴とする稼働管理・監視
    装置。
  7. 【請求項7】 各種画面が表示される表示手段、および
    各種ファイル類が形成される記憶手段を有するライン管
    理コントローラを備えて、製造ラインにおける設備の稼
    働管理および監視を行う稼働管理・監視装置において、 前記表示手段上に表示されて、プログラマブルコントロ
    ーラが取り込んだ設備のアラーム信号をセットしてくる
    通信インタフェース上のアドレス番号やアラームの種別
    を設定するためのアラーム収集設定画面と、 前記記憶手段上に形成されて、前記アラーム収集設定画
    面にて設定されたデータが格納されるアラーム収集設定
    ファイルとを設け、 前記プログラマブルコントローラが前記通信インタフェ
    ースにセットしてくるアラーム信号を、前記アラーム収
    集設定ファイルに格納されたデータに基づいて自動的に
    収集し、集計することを特徴とする稼働管理・監視装
    置。
  8. 【請求項8】 各種画面が表示される表示手段、および
    各種ファイル類が形成される記憶手段を有するライン管
    理コントローラを備えて、製造ラインにおける設備の稼
    働管理および監視を行う稼働管理・監視装置において、 前記表示手段上に表示されて、プログラマブルコントロ
    ーラが取り込んだ設備のアナログデータをセットしてく
    る通信インタフェース上のアドレス番号や、上限アラー
    ム値および下限アラーム値を設定するためのアナログ上
    下限設定画面と、 前記記憶手段上に形成されて、前記アナログ上下限設定
    画面にて設定されたデータが格納されるアナログ上下限
    設定ファイルとを設け、 前記プログラマブルコントローラが前記通信インタフェ
    ースにセットしてくるアナログデータを、前記アナログ
    上下限設定ファイルに格納されたデータに基づいて自動
    的に収集し、アナログデータのアラーム上下限検出を行
    うことを特徴とする稼働管理・監視装置。
  9. 【請求項9】 各種画面が表示される表示手段、および
    各種ファイル類が形成される記憶手段を有するライン管
    理コントローラを備えて、製造ラインにおける設備の稼
    働管理および監視を行う稼働管理・監視装置において、 前記表示手段上に表示されて、プログラマブルコントロ
    ーラが取り込んだ設備のアナログデータをセットしてく
    る通信インタフェース上のアドレス番号や、当該アナロ
    グデータの種別を設定するためのアナログ計測設定画面
    と、 前記記憶手段上に形成されて、前記アナログ計測設定画
    面にて設定されたデータが格納されるアナログ計測設定
    ファイルとを設け、 前記プログラマブルコントローラが前記通信インタフェ
    ースにセットしてくるアナログデータを、前記アナログ
    計測設定ファイルに格納されたデータに基づいて自動的
    に収集し、その平均値、最大値、最小値の計測を行うこ
    とを特徴とする稼働管理・監視装置。
  10. 【請求項10】 ライン管理コントローラの表示手段上
    に表示されて、キー入力データファイルに格納されたデ
    ータ、時間データ収集設定ファイルもしくはアナログ計
    測設定ファイルに格納されたデータに基づいて自動的に
    収集された計測データ、あるいは通信インタフェース上
    にセットされたデータを指定し、プログラマブルコント
    ローラが前記通信インタフェース上にセットしてくる割
    込信号のアドレス番号を設定するための割込ファイル生
    成設定画面と、 前記ライン管理コントローラの記憶手段上に形成され
    て、前記割込ファイル生成設定画面にて設定されたデー
    タが格納される割込ファイル生成設定ファイルと、 前記記憶手段上に形成されて、前記割込ファイル生成設
    定ファイルの設定データに基づいて生成された、テキス
    ト形式のファイルによる割込収集実績データ格納用の実
    績ファイルとを設け、 前記キー入力データファイルに格納されたデータ、時間
    データ収集設定ファイルもしくはアナログ計測設定ファ
    イルに格納されたデータに基づいて自動的に収集された
    計測データ、あるいは通信インタフェースのアドレス上
    にセットされたデータを、前記割込ファイル生成設定フ
    ァイルのデータに基づいて、前記通信インタフェース上
    にセットされた割込信号の検出タイミングで自動的に収
    集し、前記割込収集実績データ格納用の実績ファイルに
    格納することを特徴とする、請求項1、請求項6、また
    は請求項9のいずれか1項記載の稼働管理・監視装置。
  11. 【請求項11】 ライン管理コントローラの表示手段上
    に表示されて、キー入力データファイルに格納されたデ
    ータ、時間データ収集設定ファイルもしくはアナログ計
    測設定ファイルに格納されたデータに基づいて自動的に
    収集された計測データ、あるいは通信インタフェース上
    にセットされたデータを指定し、それらのデータを周期
    的に収集するための収集周期間隔を設定するための定時
    ファイル生成設定画面と、 前記ライン管理コントローラの記憶手段上に形成され
    て、前記定時ファイル生成設定画面にて設定されたデー
    タが格納される定時ファイル生成設定ファイルと、 前記記憶手段上に形成されて、前記定時ファイル生成設
    定ファイルの設定データに基づいて生成された、テキス
    ト形式のファイルによる定時収集実績データ格納用の実
    績ファイルとを設け、 前記キー入力データファイルに格納されたデータ、時間
    データ収集設定ファイルもしくはアナログ計測設定ファ
    イルに格納されたデータに基づいて自動的に収集された
    計測データ、あるいは通信インタフェースのアドレス上
    にセットされたデータを、前記定時ファイル生成設定フ
    ァイルのデータに基づいて、所定の周期間隔で自動的に
    収集し、前記定時収集実績データ格納用の実績ファイル
    に格納することを特徴とする、請求項1、請求項6、ま
    たは請求項9のいずれか1項記載の稼働管理・監視装
    置。
  12. 【請求項12】 ライン管理コントローラの表示手段上
    に表示されて、キー入力データファイルに格納されたデ
    ータ、時間データ収集設定ファイルもしくはアナログ計
    測設定ファイルに格納されたデータに基づいて自動的に
    収集された計測データ、あるいは通信インタフェース上
    にセットされたデータを指定し、キー入力によってそれ
    らのデータの取り込みを指示する登録キーのキー番号を
    設定するためのキー収集ファイル生成設定画面と、 前記ライン管理コントローラの記憶手段上に形成され
    て、前記キー収集ファイル生成設定画面にて設定された
    データが格納されるキー収集ファイル生成設定ファイル
    と、 前記記憶手段上に形成されて、前記キー収集ファイル生
    成設定ファイルの設定データに基づいて生成された、テ
    キスト形式のファイルによるキー収集実績データ格納用
    の実績ファイルとを設け、 前記キー入力データファイルに格納されたデータ、時間
    データ収集設定ファイルもしくはアナログ計測設定ファ
    イルに格納されたデータに基づいて自動的に収集された
    計測データ、あるいは通信インタフェースのアドレス上
    にセットされたデータを、前記定時ファイル生成設定フ
    ァイルのデータに基づいて、前記登録キーのキー入力タ
    イミングで自動的に収集し、前記キー収集実績データ格
    納用の実績ファイルに格納することを特徴とする、請求
    項1、請求項6、または請求項9のいずれか1項記載の
    稼働管理・監視装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001016662A (ja) * 1999-06-29 2001-01-19 Digital Electronics Corp データ収集システム、データ収集方法およびデータ収集のためのプログラムが記録された記録媒体
JP2002258909A (ja) * 2001-03-05 2002-09-13 Koyo Electronics Ind Co Ltd Hmi画面作成方法及びhmi画面作成のためのプログラム
JP2012160049A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Nec Corp データベース管理システム及びデータベースのマスタデータ管理方法
WO2023248471A1 (ja) * 2022-06-24 2023-12-28 ファナック株式会社 監視装置及びロボット監視システム

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