JPH0628186A - 複数処理演算器の並列処理方法及び並列処理装置 - Google Patents
複数処理演算器の並列処理方法及び並列処理装置Info
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- JPH0628186A JPH0628186A JP18194792A JP18194792A JPH0628186A JP H0628186 A JPH0628186 A JP H0628186A JP 18194792 A JP18194792 A JP 18194792A JP 18194792 A JP18194792 A JP 18194792A JP H0628186 A JPH0628186 A JP H0628186A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パイプライン型処理などを行わせた場合の、
用いる複数の処理演算器間の結合関係をより柔軟に設定
できるようにする。 【構成】 ステップ110の処理データ登録処理とし
て、各処理演算器に受渡す各処理データに対して、一連
の処理の少なくとも最初の処理の開始前にあたって、そ
の処理データの名称となる参照番号の登録を行う。ステ
ップ112では、前記処理データ登録処理が完了した前
記処理データに対する処理の登録として、その処理内容
を示す処理コードの登録と、その処理が受渡す前記処理
データの前記参照番号を示すデータIDの登録と、該処
理データに対して当該処理の処理順番を示す使用順序番
号の登録とを行う。前記処理演算器への前記処理の割当
は、前記使用順序実行番号と、前記使用順序番号とに従
って決定する。
用いる複数の処理演算器間の結合関係をより柔軟に設定
できるようにする。 【構成】 ステップ110の処理データ登録処理とし
て、各処理演算器に受渡す各処理データに対して、一連
の処理の少なくとも最初の処理の開始前にあたって、そ
の処理データの名称となる参照番号の登録を行う。ステ
ップ112では、前記処理データ登録処理が完了した前
記処理データに対する処理の登録として、その処理内容
を示す処理コードの登録と、その処理が受渡す前記処理
データの前記参照番号を示すデータIDの登録と、該処
理データに対して当該処理の処理順番を示す使用順序番
号の登録とを行う。前記処理演算器への前記処理の割当
は、前記使用順序実行番号と、前記使用順序番号とに従
って決定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数処理演算器それぞ
れがそれぞれの処理を独立して実行可能であると共に、
処理データの受渡しを伴う前記独立した処理間の同期を
も考慮した複数処理演算器の並列処理方法に係り、ある
いは並列処理装置に係り、パイプライン型処理などを行
わせた場合の、用いる複数の処理演算器間の結合関係を
より柔軟に設定でき、又、前記各処理演算器で実行され
る処理間の、処理データの受渡しを伴う同期を、利用者
(プログラマなど)が比較的意識することなく、比較的
容易に確実に行うことができる、複数処理演算器の並列
処理方法及び並列処理装置に関する。
れがそれぞれの処理を独立して実行可能であると共に、
処理データの受渡しを伴う前記独立した処理間の同期を
も考慮した複数処理演算器の並列処理方法に係り、ある
いは並列処理装置に係り、パイプライン型処理などを行
わせた場合の、用いる複数の処理演算器間の結合関係を
より柔軟に設定でき、又、前記各処理演算器で実行され
る処理間の、処理データの受渡しを伴う同期を、利用者
(プログラマなど)が比較的意識することなく、比較的
容易に確実に行うことができる、複数処理演算器の並列
処理方法及び並列処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ装置などのハードウ
ェア技術の進歩には目覚ましいものがある。又、このよ
うなハードウェア技術を活用するためのソフトウェア技
術の進歩も目覚ましいものとなっている。これらのハー
ドウェア技術やソフトウェア技術(以降、これら技術を
総称し、デジタル技術と称する)は、一般的な数値演算
処理や、事務計算処理などだけでなく、種々の計測や機
械などの制御などにも用いられている。又、画像解析や
画像認識、あるいはコンピュータグラフィックスなどの
画像処理においても、前記デジタル技術を用いた製品が
多数見られるようになっている。又、例えばこのような
画像処理など、前述のデジタル技術は、非常に多量のデ
ータに対する処理を行う分野や、非常に多量の処理を行
う分野にも近年用いられている。
ェア技術の進歩には目覚ましいものがある。又、このよ
うなハードウェア技術を活用するためのソフトウェア技
術の進歩も目覚ましいものとなっている。これらのハー
ドウェア技術やソフトウェア技術(以降、これら技術を
総称し、デジタル技術と称する)は、一般的な数値演算
処理や、事務計算処理などだけでなく、種々の計測や機
械などの制御などにも用いられている。又、画像解析や
画像認識、あるいはコンピュータグラフィックスなどの
画像処理においても、前記デジタル技術を用いた製品が
多数見られるようになっている。又、例えばこのような
画像処理など、前述のデジタル技術は、非常に多量のデ
ータに対する処理を行う分野や、非常に多量の処理を行
う分野にも近年用いられている。
【0003】従来から、全体の処理能力を向上させる目
的のため、あるいは画像処理や数値演算を専用に行う処
理演算器を利用する目的などのために、複数処理演算器
それぞれがそれぞれの処理を独立して並列実行するとい
う並列処理装置なども用いられている。このような並列
処理装置においては、各処理演算器で行われる処理間の
同期や、処理データの受渡しをどのように行うかによ
り、様々な形態のものが利用されている。
的のため、あるいは画像処理や数値演算を専用に行う処
理演算器を利用する目的などのために、複数処理演算器
それぞれがそれぞれの処理を独立して並列実行するとい
う並列処理装置なども用いられている。このような並列
処理装置においては、各処理演算器で行われる処理間の
同期や、処理データの受渡しをどのように行うかによ
り、様々な形態のものが利用されている。
【0004】例えば、高橋義造著「並列処理機構」(平
成元年8月25日丸善株式会社発行)においては、複数
処理演算器のそれぞれの動作を制御する方法によった分
類が示されている。
成元年8月25日丸善株式会社発行)においては、複数
処理演算器のそれぞれの動作を制御する方法によった分
類が示されている。
【0005】例えば、同書77〜79ページでは、「同
期方式の並列処理機構」として、1つの命令で複数の処
理演算器に同じ演算をさせるSIMD(single instruc
tionstream /multiple)方式(アレイ計算機)や、1
つの命令で複数の処理演算器にそれぞれ別の処理演算を
行わせるVLIW(Very Long InstructionWor
d )方式が示されている。又、「トークン駆動方式」と
して、トークンと称する許可信号を所定ループや所定ネ
ットワークで循環させ、該トークンを受信した処理演算
器に処理の実行権を与えるというものが示されている。
又、「データ駆動方式の並列処理機構」として、データ
の受渡し自体を前記トークンのような処理開始の許可信
号とし、各処理演算器は必要なデータが揃った時点でそ
の処理を開始するというものが示されている。又、「要
求駆動方式の並列処理機構」として、複数の処理演算器
のあるものが処理を開始するにあたって、該処理に必要
なデータを出力する他の処理演算器に対して更に処理要
求を行い、このように順次必要なデータを演算する他の
処理演算器へと処理要求を行い、一方、必要なデータが
揃った処理演算器は自らの処理演算を行うというものが
示されている。
期方式の並列処理機構」として、1つの命令で複数の処
理演算器に同じ演算をさせるSIMD(single instruc
tionstream /multiple)方式(アレイ計算機)や、1
つの命令で複数の処理演算器にそれぞれ別の処理演算を
行わせるVLIW(Very Long InstructionWor
d )方式が示されている。又、「トークン駆動方式」と
して、トークンと称する許可信号を所定ループや所定ネ
ットワークで循環させ、該トークンを受信した処理演算
器に処理の実行権を与えるというものが示されている。
又、「データ駆動方式の並列処理機構」として、データ
の受渡し自体を前記トークンのような処理開始の許可信
号とし、各処理演算器は必要なデータが揃った時点でそ
の処理を開始するというものが示されている。又、「要
求駆動方式の並列処理機構」として、複数の処理演算器
のあるものが処理を開始するにあたって、該処理に必要
なデータを出力する他の処理演算器に対して更に処理要
求を行い、このように順次必要なデータを演算する他の
処理演算器へと処理要求を行い、一方、必要なデータが
揃った処理演算器は自らの処理演算を行うというものが
示されている。
【0006】又、前記高橋義造著「並列処理機構」76
ページでは、「パイプライン型処理方式の並列処理機
構」として、複数の処理演算器を線形あるいはネットワ
ーク型に順次接続し、各処理演算器はその前段から処理
結果のデータを受取り、これに対して所定の処理を行っ
た後、次段の他の処理演算器へと該処理結果のデータを
出力するというものが示されている。なお、このように
処理結果のデータを順次次段へ送り、各演算器が順次行
う処理を、以降、パイプライン型処理と称する。前記ネ
ットワーク型パイプライン型処理は、処理結果データを
一部途中段を飛ばしてより後段にフィードフォワード的
に送ったり、逆に後段から前段の処理演算器へとフィー
ドバックするような形で処理結果のデータを送るという
構成を含んでいる。
ページでは、「パイプライン型処理方式の並列処理機
構」として、複数の処理演算器を線形あるいはネットワ
ーク型に順次接続し、各処理演算器はその前段から処理
結果のデータを受取り、これに対して所定の処理を行っ
た後、次段の他の処理演算器へと該処理結果のデータを
出力するというものが示されている。なお、このように
処理結果のデータを順次次段へ送り、各演算器が順次行
う処理を、以降、パイプライン型処理と称する。前記ネ
ットワーク型パイプライン型処理は、処理結果データを
一部途中段を飛ばしてより後段にフィードフォワード的
に送ったり、逆に後段から前段の処理演算器へとフィー
ドバックするような形で処理結果のデータを送るという
構成を含んでいる。
【0007】このようなパイプライン型処理方式の並列
処理機構によれば、処理結果のデータを順次受渡すこと
により、複数の処理演算器を用いて全体の処理能力を向
上することができる。例えば、前述のような線形パイプ
ラインに構成した複数の処理演算器を用いて処理を行う
ことにより、それぞれの処理演算器は、受取ったデータ
に対して自らの所定の処理終了時には、その処理結果の
データを次段の他の処理演算器へと出力した後、自ら
は、次に受取ったデータに対する処理を開始することが
できる。従って、複数の処理演算器が、それぞれ自らが
受取ったデータに対するそれぞれ所定の演算を、並行し
て行うことになる。従って、このような並行処理によ
り、全体の処理能力を向上することができる。
処理機構によれば、処理結果のデータを順次受渡すこと
により、複数の処理演算器を用いて全体の処理能力を向
上することができる。例えば、前述のような線形パイプ
ラインに構成した複数の処理演算器を用いて処理を行う
ことにより、それぞれの処理演算器は、受取ったデータ
に対して自らの所定の処理終了時には、その処理結果の
データを次段の他の処理演算器へと出力した後、自ら
は、次に受取ったデータに対する処理を開始することが
できる。従って、複数の処理演算器が、それぞれ自らが
受取ったデータに対するそれぞれ所定の演算を、並行し
て行うことになる。従って、このような並行処理によ
り、全体の処理能力を向上することができる。
【0008】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、前述の
パイプライン型処理方式の並列処理機構においては、線
形型パイプラインであっても、あるいはネットワーク型
パイプラインであっても、一般的には、用いる複数の処
理演算器間の結合関係は固定されたものとなっていた。
あるいは、用いる複数の処理演算器間の結合関係を一部
変えられるものに、スーパーコンピュータなどに使われ
るベクトルプロセッサなどがある。しかしながら、特殊
な用途での並列処理装置であり、一般的な処理を行うこ
とはできなかった。
パイプライン型処理方式の並列処理機構においては、線
形型パイプラインであっても、あるいはネットワーク型
パイプラインであっても、一般的には、用いる複数の処
理演算器間の結合関係は固定されたものとなっていた。
あるいは、用いる複数の処理演算器間の結合関係を一部
変えられるものに、スーパーコンピュータなどに使われ
るベクトルプロセッサなどがある。しかしながら、特殊
な用途での並列処理装置であり、一般的な処理を行うこ
とはできなかった。
【0009】なお、前記同期方式の並列処理機構、前記
トークン駆動方式、前記データ駆動方式の並列処理機
構、あるいは前記要求駆動方式の並列処理機構において
は、前述のようなパイプライン型処理を行う点では、プ
ログラム作成が難しいなどそれぞれ問題点を有してい
た。
トークン駆動方式、前記データ駆動方式の並列処理機
構、あるいは前記要求駆動方式の並列処理機構において
は、前述のようなパイプライン型処理を行う点では、プ
ログラム作成が難しいなどそれぞれ問題点を有してい
た。
【0010】例えば、前記同期方式の並列処理機構にお
いては、並列処理を意識して各処理演算器の処理手順を
指定する必要があり、プログラム作成が困難であるとい
う問題があった。前記トークン駆動方式では、前記トー
クンを発行したり循環させたりする際の制御を行うコン
トローラにおいて、並列処理を意識したプログラムが必
要であるという問題があった。前記データ駆動方式の並
列処理機構では、複数ある処理演算器のそれぞれが、処
理開始に必要なデータが揃うとすぐに自らの処理を開始
するため、無駄な処理演算を行ってしまうこととなり、
前述のようなパイプライン型処理を行う場合、効率が低
下してしまうという問題があった。前記要求駆動方式の
並列処理機構では、より上流の他の処理演算器への処理
要求信号(データ要求信号)を伝播させるために余分な
通信及び通信時間が必要となり、前述のようなパイプラ
イン型処理では能率が低下してしまうという問題があっ
た。
いては、並列処理を意識して各処理演算器の処理手順を
指定する必要があり、プログラム作成が困難であるとい
う問題があった。前記トークン駆動方式では、前記トー
クンを発行したり循環させたりする際の制御を行うコン
トローラにおいて、並列処理を意識したプログラムが必
要であるという問題があった。前記データ駆動方式の並
列処理機構では、複数ある処理演算器のそれぞれが、処
理開始に必要なデータが揃うとすぐに自らの処理を開始
するため、無駄な処理演算を行ってしまうこととなり、
前述のようなパイプライン型処理を行う場合、効率が低
下してしまうという問題があった。前記要求駆動方式の
並列処理機構では、より上流の他の処理演算器への処理
要求信号(データ要求信号)を伝播させるために余分な
通信及び通信時間が必要となり、前述のようなパイプラ
イン型処理では能率が低下してしまうという問題があっ
た。
【0011】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、前記パイプライン型処理などを行わ
せた場合の、用いる複数の処理演算器間の結合関係をよ
り柔軟に設定でき、又、前記各処理演算器で実行される
処理間の、処理データの受渡しを伴う同期を、利用者
(プログラマなど)が比較的意識することなく、比較的
容易に確実に行うことができる、複数処理演算の並列処
理方法及び並列処理装置を提供することを目的とする。
くなされたもので、前記パイプライン型処理などを行わ
せた場合の、用いる複数の処理演算器間の結合関係をよ
り柔軟に設定でき、又、前記各処理演算器で実行される
処理間の、処理データの受渡しを伴う同期を、利用者
(プログラマなど)が比較的意識することなく、比較的
容易に確実に行うことができる、複数処理演算の並列処
理方法及び並列処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を達成するための手段】本願の第1発明の複数処
理演算器の並列処理方法は、複数処理演算器それぞれが
それぞれの処理を独立して実行可能であると共に、処理
データの受渡しを伴う前記独立した処理間の同期をも考
慮した複数処理演算器の並列処理方法において、前記各
処理演算器に受渡す各処理データに対して、前記複数処
理演算器を順次用いて行う一連の処理の少なくとも最初
の処理の開始前にあたって、その処理データの名称とな
る参照番号の登録と、処理実行予定の順番数を示す使用
順序発行番号の初期化と、処理完了数を示す使用順序実
行番号の初期化との処理データ登録処理を行い、前記処
理データ登録処理が完了した前記処理データに対する処
理の、コマンド登録処理として、その処理内容を示す処
理コードの登録と、その処理が受渡す前記処理データの
前記参照番号を示すデータIDの登録と、該処理データ
に対して当該処理の処理順番を示す使用順序番号の登録
とを、その処理を実行可能な前記処理演算器毎に区別し
て行うと共に、前記使用順序発行番号を更新し、一方、
前記処理演算器への登録済みの前記処理の割当は、少な
くとも、前記使用順序実行番号と、前記使用順序番号と
に従って決定し、該割り当てた処理の実行を開始させ、
又、前記処理演算器での処理実行完了時に、処理対象と
なっていた処理データの前記使用順序実行番号を更新
し、前記受渡処理データに対して、利用可能な前記処理
演算器を用いて、前記コマンド登録された処理を順次実
行することにより、前記課題を達成したものである。
理演算器の並列処理方法は、複数処理演算器それぞれが
それぞれの処理を独立して実行可能であると共に、処理
データの受渡しを伴う前記独立した処理間の同期をも考
慮した複数処理演算器の並列処理方法において、前記各
処理演算器に受渡す各処理データに対して、前記複数処
理演算器を順次用いて行う一連の処理の少なくとも最初
の処理の開始前にあたって、その処理データの名称とな
る参照番号の登録と、処理実行予定の順番数を示す使用
順序発行番号の初期化と、処理完了数を示す使用順序実
行番号の初期化との処理データ登録処理を行い、前記処
理データ登録処理が完了した前記処理データに対する処
理の、コマンド登録処理として、その処理内容を示す処
理コードの登録と、その処理が受渡す前記処理データの
前記参照番号を示すデータIDの登録と、該処理データ
に対して当該処理の処理順番を示す使用順序番号の登録
とを、その処理を実行可能な前記処理演算器毎に区別し
て行うと共に、前記使用順序発行番号を更新し、一方、
前記処理演算器への登録済みの前記処理の割当は、少な
くとも、前記使用順序実行番号と、前記使用順序番号と
に従って決定し、該割り当てた処理の実行を開始させ、
又、前記処理演算器での処理実行完了時に、処理対象と
なっていた処理データの前記使用順序実行番号を更新
し、前記受渡処理データに対して、利用可能な前記処理
演算器を用いて、前記コマンド登録された処理を順次実
行することにより、前記課題を達成したものである。
【0013】又、本願の第2発明の並列処理装置は、複
数処理演算器それぞれがそれぞれの処理を独立して実行
可能であると共に、処理データの受渡しを伴う前記独立
した処理間の同期をも考慮した並列処理装置において、
前記各処理演算器に受渡す各処理データに対して、その
処理データの名称となる参照番号と、処理実行予定の順
番数を示す使用順序発行番号と、処理完了数を示す使用
順序実行番号との登録を行うためのデータ管理メモリ
と、前記処理データに対する処理の、コマンド登録とし
て、その処理内容を示す処理コードと、その処理が受渡
す前記処理データの前記参照番号を示すデータIDと、
該処理データに対して当該処理の処理順番を示す使用順
序番号とを、その処理を実行可能な前記処理演算器毎に
区別して登録するためのコマンドメモリ部と、前記各処
理演算器に受渡す各処理データに対して、前記複数処理
演算器を順次用いて行う一連の処理の少なくとも最初の
処理の開始前にあたって、前記参照番号を設定すると共
に、前記使用順序発行番号と前記使用順序実行番号とを
初期化する処理データ登録処理を行う処理データ登録手
段と、前記処理データ登録処理が完了した前記処理デー
タに対する処理の、コマンド登録処理として、前記処理
コードの登録と、前記データIDの登録と、前記使用順
序番号の登録とを、その処理を実行可能な前記処理演算
器毎に区別して行うと共に、前記使用順序発行番号を更
新するコマンド登録手段と、前記処理演算器への登録済
みの前記処理の割当を、少なくとも、前記使用順序実行
番号と、前記使用順序番号とに従って決定し、該割り当
てた処理の実行を開始させる実行開始手段と、前記処理
演算器での処理実行完了時に、処理対象となっていた処
理データの前記使用順序実行番号を更新する使用順序実
行番号更新手段とを備え、又、前記複数の処理演算器そ
れぞれが、前記実行開始手段から処理の実行を開始させ
ることができ、又、処理の実行完了時に該完了を前記使
用順序実行番号更新手段に通知することができる、それ
ぞれ所定の処理を実行する処理演算器であり、前記受渡
処理データに対して、利用可能な前記処理演算器を用い
て、前記コマンド登録された処理を順次実行することに
より、同じく前記課題を達成したものである。
数処理演算器それぞれがそれぞれの処理を独立して実行
可能であると共に、処理データの受渡しを伴う前記独立
した処理間の同期をも考慮した並列処理装置において、
前記各処理演算器に受渡す各処理データに対して、その
処理データの名称となる参照番号と、処理実行予定の順
番数を示す使用順序発行番号と、処理完了数を示す使用
順序実行番号との登録を行うためのデータ管理メモリ
と、前記処理データに対する処理の、コマンド登録とし
て、その処理内容を示す処理コードと、その処理が受渡
す前記処理データの前記参照番号を示すデータIDと、
該処理データに対して当該処理の処理順番を示す使用順
序番号とを、その処理を実行可能な前記処理演算器毎に
区別して登録するためのコマンドメモリ部と、前記各処
理演算器に受渡す各処理データに対して、前記複数処理
演算器を順次用いて行う一連の処理の少なくとも最初の
処理の開始前にあたって、前記参照番号を設定すると共
に、前記使用順序発行番号と前記使用順序実行番号とを
初期化する処理データ登録処理を行う処理データ登録手
段と、前記処理データ登録処理が完了した前記処理デー
タに対する処理の、コマンド登録処理として、前記処理
コードの登録と、前記データIDの登録と、前記使用順
序番号の登録とを、その処理を実行可能な前記処理演算
器毎に区別して行うと共に、前記使用順序発行番号を更
新するコマンド登録手段と、前記処理演算器への登録済
みの前記処理の割当を、少なくとも、前記使用順序実行
番号と、前記使用順序番号とに従って決定し、該割り当
てた処理の実行を開始させる実行開始手段と、前記処理
演算器での処理実行完了時に、処理対象となっていた処
理データの前記使用順序実行番号を更新する使用順序実
行番号更新手段とを備え、又、前記複数の処理演算器そ
れぞれが、前記実行開始手段から処理の実行を開始させ
ることができ、又、処理の実行完了時に該完了を前記使
用順序実行番号更新手段に通知することができる、それ
ぞれ所定の処理を実行する処理演算器であり、前記受渡
処理データに対して、利用可能な前記処理演算器を用い
て、前記コマンド登録された処理を順次実行することに
より、同じく前記課題を達成したものである。
【0014】
【作用】前記第1発明の複数の処理演算器の並列処理方
法においても、あるいは前記第2発明の並列処理装置に
おいても、前述のようなパイプライン型処理など、複数
処理演算器を順次用いて行う一連の処理の少なくとも最
初の処理の開始前にあたって、順次用いる前記処理演算
器間で順次処理データを受渡すための、処理データ登録
を行うようにしている。該処理データ登録は、その処理
データの名称となる参照番号の登録と共に、その処理デ
ータの処理実行予定の順番数を示す使用順序発行番号の
初期化と、その処理データに対して既に行われた処理完
了数を示す使用順序実行番号の初期化を行うというもの
である。該初期化には、例えばそのメモリ領域の確保な
ども含まれてもよい。
法においても、あるいは前記第2発明の並列処理装置に
おいても、前述のようなパイプライン型処理など、複数
処理演算器を順次用いて行う一連の処理の少なくとも最
初の処理の開始前にあたって、順次用いる前記処理演算
器間で順次処理データを受渡すための、処理データ登録
を行うようにしている。該処理データ登録は、その処理
データの名称となる参照番号の登録と共に、その処理デ
ータの処理実行予定の順番数を示す使用順序発行番号の
初期化と、その処理データに対して既に行われた処理完
了数を示す使用順序実行番号の初期化を行うというもの
である。該初期化には、例えばそのメモリ領域の確保な
ども含まれてもよい。
【0015】これら第1発明及び第2発明において、前
記処理データ登録を行うことにより、パイプライン型処
理など複数処理演算器を順次用いて一連の処理を行う
際、各処理演算器間での処理データの受渡しは適切に行
われる。
記処理データ登録を行うことにより、パイプライン型処
理など複数処理演算器を順次用いて一連の処理を行う
際、各処理演算器間での処理データの受渡しは適切に行
われる。
【0016】又、これら第1発明及び第2発明におい
て、利用者(プログラマなど)が実行させたい所望の一
連の処理の登録、即ち個々の処理の内容やそれらの処理
順序の登録であるコマンド登録を、その処理内容を示す
処理コードの登録と、その処理が受渡す前記処理データ
の前記参照番号を示すデータIDの登録と、該処理デー
タに対して当該処理の処理順番を示す使用順序番号の登
録とを、その処理を実行可能な処理演算器毎に区別して
行う。又、この際順次使用順序発行番号を更新する。こ
のようなコマンド登録は、前記一連の処理を構成する各
処理毎に行われる。
て、利用者(プログラマなど)が実行させたい所望の一
連の処理の登録、即ち個々の処理の内容やそれらの処理
順序の登録であるコマンド登録を、その処理内容を示す
処理コードの登録と、その処理が受渡す前記処理データ
の前記参照番号を示すデータIDの登録と、該処理デー
タに対して当該処理の処理順番を示す使用順序番号の登
録とを、その処理を実行可能な処理演算器毎に区別して
行う。又、この際順次使用順序発行番号を更新する。こ
のようなコマンド登録は、前記一連の処理を構成する各
処理毎に行われる。
【0017】このようなコマンド登録処理により、一連
の処理を構成する個々の処理内容が定まるだけでなく、
一連の処理のそれぞれの処理順序やこれに用いられる複
数の処理演算器の結合関係なども示されることとなる。
の処理を構成する個々の処理内容が定まるだけでなく、
一連の処理のそれぞれの処理順序やこれに用いられる複
数の処理演算器の結合関係なども示されることとなる。
【0018】以下、図1を用いて、前記第1発明の複数
処理演算器の並列処理方法について説明する。
処理演算器の並列処理方法について説明する。
【0019】図1は、本願の第1発明の複数処理演算器
の並列処理方法の要旨を示すフローチャートである。
の並列処理方法の要旨を示すフローチャートである。
【0020】この図1に示されるように、本願の第1発
明の複数処理演算器の並列処理方法は、ステップ110
で示される処理データ登録処理と、ステップ112で示
されるコマンド登録処理と、ステップ114で示される
コマンド実行開始処理とを順次行う。又、該ステップ1
14のコマンド実行開始処理によって、複数処理演算器
のうちの所定の処理演算器の処理実行が開始される。該
処理が完了すると、本願の第1発明では、この図1のス
テップ118で示されるように、コマンド実行完了処理
を行う。
明の複数処理演算器の並列処理方法は、ステップ110
で示される処理データ登録処理と、ステップ112で示
されるコマンド登録処理と、ステップ114で示される
コマンド実行開始処理とを順次行う。又、該ステップ1
14のコマンド実行開始処理によって、複数処理演算器
のうちの所定の処理演算器の処理実行が開始される。該
処理が完了すると、本願の第1発明では、この図1のス
テップ118で示されるように、コマンド実行完了処理
を行う。
【0021】ステップ110で示される前記処理データ
登録処理は、複数処理演算器のうち必要な処理演算器を
順次用いて一連の処理を行う際、最初の処理を行う処理
演算器に処理データを受渡したり、この後、前記各処理
演算器間で処理データを受渡すための処理データの登録
を行う。該処理データ登録処理は、前記各処理演算器に
受渡す各処理データに対して、前記複数処理演算器を順
次用いて行う一連の処理の少なくとも最初の処理の開始
前にあたって行われる。又、該処理データ登録処理は、
より具体的には、その処理データの名称となる参照番号
の登録と、その処理データについての処理実行予定の順
番数を示す使用順序発行番号の初期化と、その処理デー
タについての処理完了数を示す使用順序実行番号の初期
化となっている。なお、前記参照番号は、その処理デー
タが書き込まれている実際のメモリアドレスであっても
よい。
登録処理は、複数処理演算器のうち必要な処理演算器を
順次用いて一連の処理を行う際、最初の処理を行う処理
演算器に処理データを受渡したり、この後、前記各処理
演算器間で処理データを受渡すための処理データの登録
を行う。該処理データ登録処理は、前記各処理演算器に
受渡す各処理データに対して、前記複数処理演算器を順
次用いて行う一連の処理の少なくとも最初の処理の開始
前にあたって行われる。又、該処理データ登録処理は、
より具体的には、その処理データの名称となる参照番号
の登録と、その処理データについての処理実行予定の順
番数を示す使用順序発行番号の初期化と、その処理デー
タについての処理完了数を示す使用順序実行番号の初期
化となっている。なお、前記参照番号は、その処理デー
タが書き込まれている実際のメモリアドレスであっても
よい。
【0022】ステップ112で示される前記コマンド登
録処理は、前記ステップ110で前記処理データ登録処
理が完了した前記処理データに対する一連の処理の、各
処理毎に行うというものである。該コマンド登録処理
は、より具体的には、登録されるその処理の処理内容を
示す処理コードの登録と、その処理が受渡す前記処理デ
ータの前記参照番号を示すデータIDの登録と、該処理
データにおける今回登録する処理の処理順番を示す使用
順序番号の登録とを、登録されるその処理を実行可能な
前記処理演算器毎に区別して行うというものである。
又、該コマンド登録処理の際には、前記使用順序発行番
号を更新する。該更新された使用順序発行番号は、最も
新しくコマンド登録された処理の前記使用順序番号に従
ったものとなる。
録処理は、前記ステップ110で前記処理データ登録処
理が完了した前記処理データに対する一連の処理の、各
処理毎に行うというものである。該コマンド登録処理
は、より具体的には、登録されるその処理の処理内容を
示す処理コードの登録と、その処理が受渡す前記処理デ
ータの前記参照番号を示すデータIDの登録と、該処理
データにおける今回登録する処理の処理順番を示す使用
順序番号の登録とを、登録されるその処理を実行可能な
前記処理演算器毎に区別して行うというものである。
又、該コマンド登録処理の際には、前記使用順序発行番
号を更新する。該更新された使用順序発行番号は、最も
新しくコマンド登録された処理の前記使用順序番号に従
ったものとなる。
【0023】ステップ114で示される前記コマンド実
行開始処理は、前記ステップ112で登録された処理
を、実際に前記処理演算器に割り当て、該処理の実行を
開始させるというものである。該コマンド実行開始処理
は、より具体的には、少なくとも、前記使用順序実行番
号と、前記使用順序番号とに従って、既に登録されてい
るそれぞれの処理が実行可能であるか判定すると共に、
それぞれの処理を実際に実行する前記処理演算器へと割
り当てるというものである。又、該コマンド実行開始処
理は、このようにして割り当てられた前記処理演算器に
おいて、その割り当てた処理の実行を開始させる。
行開始処理は、前記ステップ112で登録された処理
を、実際に前記処理演算器に割り当て、該処理の実行を
開始させるというものである。該コマンド実行開始処理
は、より具体的には、少なくとも、前記使用順序実行番
号と、前記使用順序番号とに従って、既に登録されてい
るそれぞれの処理が実行可能であるか判定すると共に、
それぞれの処理を実際に実行する前記処理演算器へと割
り当てるというものである。又、該コマンド実行開始処
理は、このようにして割り当てられた前記処理演算器に
おいて、その割り当てた処理の実行を開始させる。
【0024】なお、ステップ116で示される前記コマ
ンドの実行は、前記ステップ114のコマンド実行開始
処理にてその処理の実行が開始させられた、前記処理演
算器の実行を示している。
ンドの実行は、前記ステップ114のコマンド実行開始
処理にてその処理の実行が開始させられた、前記処理演
算器の実行を示している。
【0025】続いてステップ118で示される前記コマ
ンド実行完了処理は、前記ステップ116で示される前
記処理演算器での所定の処理実行完了時に、該完了した
処理の処理対象となっていた処理データの前記使用順序
実行番号を更新するというものである。該更新される使
用順序実行番号は、今回実行完了した処理の前記使用順
序番号に対応したものとなる。
ンド実行完了処理は、前記ステップ116で示される前
記処理演算器での所定の処理実行完了時に、該完了した
処理の処理対象となっていた処理データの前記使用順序
実行番号を更新するというものである。該更新される使
用順序実行番号は、今回実行完了した処理の前記使用順
序番号に対応したものとなる。
【0026】このように、前記第1発明によれば、前記
パイプライン型処理などを行わせた場合の、用いる複数
の処理演算器間の結合関係を、前記処理データ登録処理
や前記コマンド登録処理などにより柔軟に設定すること
ができる。本発明は、前記処理データ登録処理や前記コ
マンド登録処理について細かく限定するものではない
が、例えば、前記コマンド登録処理で登録される個々の
処理について、前記データIDの登録を複数行えるよう
にしてもよい。このように、複数のデータIDの登録を
行えるようにすることにより、ある登録する処理につい
て、複数の処理データを用いて、複数の前記処理演算器
に対して処理データの受渡しを行うことを、登録するこ
とも可能である。従って、前記第1発明によれば、前述
の線形パイプライン型処理だけでなく、前記ネットワー
ク型パイプライン処理なども行わせることが可能であ
る。又、以上説明した通り、前記第1発明によれば、用
いる前記各処理演算器で実行される処理間の、処理デー
タの受渡しを伴う同期を、利用者(プログラマなど)が
比較的意識することなく、比較的容易に確実に行うこと
ができる。
パイプライン型処理などを行わせた場合の、用いる複数
の処理演算器間の結合関係を、前記処理データ登録処理
や前記コマンド登録処理などにより柔軟に設定すること
ができる。本発明は、前記処理データ登録処理や前記コ
マンド登録処理について細かく限定するものではない
が、例えば、前記コマンド登録処理で登録される個々の
処理について、前記データIDの登録を複数行えるよう
にしてもよい。このように、複数のデータIDの登録を
行えるようにすることにより、ある登録する処理につい
て、複数の処理データを用いて、複数の前記処理演算器
に対して処理データの受渡しを行うことを、登録するこ
とも可能である。従って、前記第1発明によれば、前述
の線形パイプライン型処理だけでなく、前記ネットワー
ク型パイプライン処理なども行わせることが可能であ
る。又、以上説明した通り、前記第1発明によれば、用
いる前記各処理演算器で実行される処理間の、処理デー
タの受渡しを伴う同期を、利用者(プログラマなど)が
比較的意識することなく、比較的容易に確実に行うこと
ができる。
【0027】なお、前記第2発明の並列処理装置につい
ての作用も、以上説明した前記第1発明の複数処理演算
器の並列処理方法の作用とほぼ同様となっている。
ての作用も、以上説明した前記第1発明の複数処理演算
器の並列処理方法の作用とほぼ同様となっている。
【0028】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
明する。
【0029】図2は、前記第1発明及び前記第2発明の
実施例の並列処理装置の構成を示すブロック図である。
実施例の並列処理装置の構成を示すブロック図である。
【0030】この図2においては、前記第1発明の複数
処理演算器の並列処理方法が適用されていると共に、前
記第2発明の並列処理装置が適用されている実施例であ
る、並列処理装置の構成が示されている。前記実施例の
並列処理装置は、2次元の画素毎の画像の濃度の、ラス
タスキャン型の1フレーム分の処理データを1単位とし
て、所定の画像処理や、所定の数値処理を順次行うとい
う画像処理装置となっている。前記画像処理や前記数値
処理は、前記1フレーム分の処理データ毎に行われる。
処理演算器の並列処理方法が適用されていると共に、前
記第2発明の並列処理装置が適用されている実施例であ
る、並列処理装置の構成が示されている。前記実施例の
並列処理装置は、2次元の画素毎の画像の濃度の、ラス
タスキャン型の1フレーム分の処理データを1単位とし
て、所定の画像処理や、所定の数値処理を順次行うとい
う画像処理装置となっている。前記画像処理や前記数値
処理は、前記1フレーム分の処理データ毎に行われる。
【0031】本実施例の前記並列処理装置は、主とし
て、並列処理制御部11と、画像処理演算器2と、数値
処理演算器3と、データ転送器4と、スイッチ7と、合
計3組のメモリ8〜10とにより構成されている。又、
該並列処理装置の前記データ転送器4には、カメラ5
と、CRT(cathode ray tube)6とが接続されてい
る。又、前記並列処理制御部11は、主として、データ
管理メモリ12と、コマンドメモリ部14と、制御プロ
セッサ20とにより構成されている。
て、並列処理制御部11と、画像処理演算器2と、数値
処理演算器3と、データ転送器4と、スイッチ7と、合
計3組のメモリ8〜10とにより構成されている。又、
該並列処理装置の前記データ転送器4には、カメラ5
と、CRT(cathode ray tube)6とが接続されてい
る。又、前記並列処理制御部11は、主として、データ
管理メモリ12と、コマンドメモリ部14と、制御プロ
セッサ20とにより構成されている。
【0032】前記データ管理メモリ12は、前記画像処
理演算器2や前記数値処理演算器3や前記データ転送器
4に受渡す、前記合計3組のメモリ8〜10に記憶され
ている処理データを管理するためのデータが登録されて
いる。なお、これら画像処理演算器2と数値処理演算器
3とデータ転送器4を、以降総称して、処理演算器2〜
4とも呼ぶ。該データ管理メモリ12は、より具体的に
は、前記各処理演算器2〜4に受渡す各処理データに対
して、その処理データの名称となる参照番号と、処理実
行予定の順番数を示す使用順序発行番号と、処理完了数
を示す使用順序実行番号との登録が行われる。なお、該
データ管理メモリ12の具体的なレコード構成について
は、図3を用いてより詳しく後述する。
理演算器2や前記数値処理演算器3や前記データ転送器
4に受渡す、前記合計3組のメモリ8〜10に記憶され
ている処理データを管理するためのデータが登録されて
いる。なお、これら画像処理演算器2と数値処理演算器
3とデータ転送器4を、以降総称して、処理演算器2〜
4とも呼ぶ。該データ管理メモリ12は、より具体的に
は、前記各処理演算器2〜4に受渡す各処理データに対
して、その処理データの名称となる参照番号と、処理実
行予定の順番数を示す使用順序発行番号と、処理完了数
を示す使用順序実行番号との登録が行われる。なお、該
データ管理メモリ12の具体的なレコード構成について
は、図3を用いてより詳しく後述する。
【0033】前記コマンドメモリ部14は、前記処理演
算器2〜4それぞれにおいて実行する所望の処理の登録
を行うために用いられる。該コマンドメモリ部14は、
主として、コマンドメモリ14a と、コマンドメモリ1
4b と、コマンドメモリ14c とにより構成されてい
る。これらそれぞれのコマンドメモリ14a 〜14c
は、それぞれ前記処理演算器2〜4に対応して用いられ
ている。従って、前記コマンドメモリ14a に登録され
た処理は、前記画像処理演算器2にて実行される処理と
なる。前記コマンドメモリ14b に登録された処理は、
前記数値処理演算器3にて実行される処理となる。前記
コマンドメモリ14c に登録された処理は、前記データ
転送器4にて実行される処理となる。
算器2〜4それぞれにおいて実行する所望の処理の登録
を行うために用いられる。該コマンドメモリ部14は、
主として、コマンドメモリ14a と、コマンドメモリ1
4b と、コマンドメモリ14c とにより構成されてい
る。これらそれぞれのコマンドメモリ14a 〜14c
は、それぞれ前記処理演算器2〜4に対応して用いられ
ている。従って、前記コマンドメモリ14a に登録され
た処理は、前記画像処理演算器2にて実行される処理と
なる。前記コマンドメモリ14b に登録された処理は、
前記数値処理演算器3にて実行される処理となる。前記
コマンドメモリ14c に登録された処理は、前記データ
転送器4にて実行される処理となる。
【0034】このように、前記コマンドメモリ部14
は、前記処理演算器2〜4それぞれで実行される処理
を、実行可能な該当処理演算器2〜4毎に区別して登録
することができるようになっている。又、これらコマン
ドメモリ14a 〜14c それぞれにおいては、前記処理
データに対する処理の、コマンド登録として、その処理
内容を示す処理コードと、その処理が受渡す前記処理デ
ータの前記参照番号を示すデータIDと、該処理データ
に対して当該登録される処理の処理順番を示す使用順序
番号とが登録されるようになっている。なお、これらコ
マンドメモリ14a〜14c 中の具体的なレコード構成
については、図4を用いてより詳しく後述する。
は、前記処理演算器2〜4それぞれで実行される処理
を、実行可能な該当処理演算器2〜4毎に区別して登録
することができるようになっている。又、これらコマン
ドメモリ14a 〜14c それぞれにおいては、前記処理
データに対する処理の、コマンド登録として、その処理
内容を示す処理コードと、その処理が受渡す前記処理デ
ータの前記参照番号を示すデータIDと、該処理データ
に対して当該登録される処理の処理順番を示す使用順序
番号とが登録されるようになっている。なお、これらコ
マンドメモリ14a〜14c 中の具体的なレコード構成
については、図4を用いてより詳しく後述する。
【0035】前記カメラ5は、1フレームの画像撮影を
行う毎に、ラスタスキャン型の1フレーム分の画素毎の
濃度データ(デジタルデータ)を、画像入力データとし
て出力する。
行う毎に、ラスタスキャン型の1フレーム分の画素毎の
濃度データ(デジタルデータ)を、画像入力データとし
て出力する。
【0036】前記CRT6は、ラスタスキャン型の1フ
レーム分の濃度データを記憶することができるフレーム
メモリを有している。該フレームメモリは、前記データ
転送器4から送られた画像出力データが書き込まれる。
該CRT6は、該フレームメモリに書き込まれた前記画
像出力データを表示することができる。
レーム分の濃度データを記憶することができるフレーム
メモリを有している。該フレームメモリは、前記データ
転送器4から送られた画像出力データが書き込まれる。
該CRT6は、該フレームメモリに書き込まれた前記画
像出力データを表示することができる。
【0037】前記スイッチ7は、前記処理演算器2〜4
それぞれと、前記メモリ8〜10それぞれとの間の、接
続関係を切換える。即ち、前記画像処理演算器2は、前
記メモリ8〜10のいずれかに接続される。前記数値処
理演算器3は、前記メモリ8〜10のいずれかに接続さ
れる。前記データ転送器4は、前記メモリ8〜10のい
ずれかに接続される。これらメモリ8〜10それぞれの
1つには、前記処理演算器2〜4のいずれか2つが同時
に接続されることはない。
それぞれと、前記メモリ8〜10それぞれとの間の、接
続関係を切換える。即ち、前記画像処理演算器2は、前
記メモリ8〜10のいずれかに接続される。前記数値処
理演算器3は、前記メモリ8〜10のいずれかに接続さ
れる。前記データ転送器4は、前記メモリ8〜10のい
ずれかに接続される。これらメモリ8〜10それぞれの
1つには、前記処理演算器2〜4のいずれか2つが同時
に接続されることはない。
【0038】前記データ転送器4は、前記スイッチ7に
より前記メモリ8〜10のいずれかに接続され、接続さ
れた前記メモリ8〜10へと、前記カメラ5からの前記
画像入力データを書き込む。あるいは、該データ転送器
4は、前記スイッチ7にて接続された前記メモリ8〜1
0のいずれか1つから、前記画像出力データを前記CR
T6へと出力する。該データ転送器4は、具体的にはD
MA(direct memoryaccess)装置となっている。
より前記メモリ8〜10のいずれかに接続され、接続さ
れた前記メモリ8〜10へと、前記カメラ5からの前記
画像入力データを書き込む。あるいは、該データ転送器
4は、前記スイッチ7にて接続された前記メモリ8〜1
0のいずれか1つから、前記画像出力データを前記CR
T6へと出力する。該データ転送器4は、具体的にはD
MA(direct memoryaccess)装置となっている。
【0039】前記画像処理演算器2は、前記スイッチ7
にて接続された前記メモリ8〜10のいずれか1つか
ら、処理データとして画像処理データを入力する。又、
該画像処理演算器2は、入力された該画像処理データに
対して所定の画像処理を行い、再び接続されている同一
の前記メモリ8〜10のいずれか1つに、該画像処理結
果を画像処理完了データとして出力(書込み)する。前
記数値処理演算器3は、前記スイッチ7にて接続される
前記メモリ8〜10のいずれか1つから、処理データと
して画像数値処理データを入力する。又、該数値処理演
算器3は、入力された該画像数値処理データに対して所
定の数値処理を行った後、その結果を画像数値処理完了
データとして、接続されている同一の前記メモリ8〜1
0のいずれか1つに出力(書込み)する。
にて接続された前記メモリ8〜10のいずれか1つか
ら、処理データとして画像処理データを入力する。又、
該画像処理演算器2は、入力された該画像処理データに
対して所定の画像処理を行い、再び接続されている同一
の前記メモリ8〜10のいずれか1つに、該画像処理結
果を画像処理完了データとして出力(書込み)する。前
記数値処理演算器3は、前記スイッチ7にて接続される
前記メモリ8〜10のいずれか1つから、処理データと
して画像数値処理データを入力する。又、該数値処理演
算器3は、入力された該画像数値処理データに対して所
定の数値処理を行った後、その結果を画像数値処理完了
データとして、接続されている同一の前記メモリ8〜1
0のいずれか1つに出力(書込み)する。
【0040】図3は、前記実施例の前記データ管理メモ
リの構成を示す線図である。
リの構成を示す線図である。
【0041】この図3においては、前記図2にて示され
た前記データ管理メモリ12の構成が示されている。該
データ管理メモリ12は、前記メモリ8〜10それぞれ
の中に連続して領域確保されている、前記処理データそ
れぞれを管理するためのデータが格納されている。該デ
ータ管理メモリ12においては、このように前記メモリ
8〜10にて領域確保されたそれぞれの処理データ毎
の、レコード単位のデータとなっている。即ち、この図
3にて示される参照番号毎のレコードは、前記メモリ8
〜10それぞれに領域確保されている処理データ毎とな
っている。該参照番号は、そのレコードに対応する該処
理データの名称となっている。
た前記データ管理メモリ12の構成が示されている。該
データ管理メモリ12は、前記メモリ8〜10それぞれ
の中に連続して領域確保されている、前記処理データそ
れぞれを管理するためのデータが格納されている。該デ
ータ管理メモリ12においては、このように前記メモリ
8〜10にて領域確保されたそれぞれの処理データ毎
の、レコード単位のデータとなっている。即ち、この図
3にて示される参照番号毎のレコードは、前記メモリ8
〜10それぞれに領域確保されている処理データ毎とな
っている。該参照番号は、そのレコードに対応する該処
理データの名称となっている。
【0042】該参照番号毎の各レコードは、この図3に
示されるように、メモリ番号データ12a と、アドレス
データ12b と、サイズデータ12c と、使用順序発行
番号データ12d と、使用順序実行番号データ12e と
により構成されている。
示されるように、メモリ番号データ12a と、アドレス
データ12b と、サイズデータ12c と、使用順序発行
番号データ12d と、使用順序実行番号データ12e と
により構成されている。
【0043】前記メモリ番号データ12a は、該メモリ
番号データ12a が含まれるレコードに対応する前記処
理データが書き込まれている、前記メモリ8〜10のい
ずれか1つを識別するコード(データ)が書き込まれて
いる。又、該メモリ番号データ12a が“0”となって
いるレコードは、無効となっているレコードである。
番号データ12a が含まれるレコードに対応する前記処
理データが書き込まれている、前記メモリ8〜10のい
ずれか1つを識別するコード(データ)が書き込まれて
いる。又、該メモリ番号データ12a が“0”となって
いるレコードは、無効となっているレコードである。
【0044】前記アドレスデータ12b は、該当レコー
ドに対応する処理データの、前記メモリ8〜10のいず
れかにおける、該処理データの領域確保されている領域
の開始アドレスが書込まれている。又、前記サイズデー
タ12c は、該領域確保されている領域の大きさ(バイ
ト数)が書込まれている。
ドに対応する処理データの、前記メモリ8〜10のいず
れかにおける、該処理データの領域確保されている領域
の開始アドレスが書込まれている。又、前記サイズデー
タ12c は、該領域確保されている領域の大きさ(バイ
ト数)が書込まれている。
【0045】前記使用順序発行番号データ12d は、そ
のレコードに対応する処理データに関する、処理実行予
定の順番数を示すデータが書込まれている。即ち、該使
用順序発行番号データ12d は、そのレコードに対応す
る処理データに対して、既に登録されている処理の数、
即ち、前記処理演算器2〜4のいずれかで行われる登録
済みの処理の総数が書込まれている。
のレコードに対応する処理データに関する、処理実行予
定の順番数を示すデータが書込まれている。即ち、該使
用順序発行番号データ12d は、そのレコードに対応す
る処理データに対して、既に登録されている処理の数、
即ち、前記処理演算器2〜4のいずれかで行われる登録
済みの処理の総数が書込まれている。
【0046】前記使用順序実行番号データ12e は、そ
のレコードに対応する処理データの、処理完了数を示す
データが書込まれている。即ち、該使用順序実行番号デ
ータ12e には、そのレコードが生成され、そのレコー
ドに対応する処理データの管理が開始されてから、その
レコードに対応する処理データに対する前記処理演算器
2〜4のいずれかで行われる処理のうち、既に実行が完
了した処理の総数が書込まれている。
のレコードに対応する処理データの、処理完了数を示す
データが書込まれている。即ち、該使用順序実行番号デ
ータ12e には、そのレコードが生成され、そのレコー
ドに対応する処理データの管理が開始されてから、その
レコードに対応する処理データに対する前記処理演算器
2〜4のいずれかで行われる処理のうち、既に実行が完
了した処理の総数が書込まれている。
【0047】図4は、前記実施例で用いられる前記コマ
ンドメモリの構成を示す線図である。
ンドメモリの構成を示す線図である。
【0048】この図4においては、前記図2にて示され
た前記コマンドメモリ14a 〜14c 内に書込まれてい
るデータのレコード構成が示されている。これらコマン
ドメモリ14a 〜14c では、前記データ管理メモリ1
2に登録され、前記メモリ8〜10のいずれかに領域確
保された処理データに対する処理毎に、該処理毎に対応
するレコード単位で登録(書込み)される。この図4に
おいては、登録される1つの処理に対応する、前記コマ
ンドメモリ14a 〜14c のいずれかに書込まれるレコ
ード1つ分が図示されている。
た前記コマンドメモリ14a 〜14c 内に書込まれてい
るデータのレコード構成が示されている。これらコマン
ドメモリ14a 〜14c では、前記データ管理メモリ1
2に登録され、前記メモリ8〜10のいずれかに領域確
保された処理データに対する処理毎に、該処理毎に対応
するレコード単位で登録(書込み)される。この図4に
おいては、登録される1つの処理に対応する、前記コマ
ンドメモリ14a 〜14c のいずれかに書込まれるレコ
ード1つ分が図示されている。
【0049】この図4に示されるように、前記コマンド
メモリ14a 〜14c に書込まれる1レコードは、それ
ぞれ、1つの処理コードデータ40と、少なくとも1つ
で複数ともなるデータIDデータ42、46、50、5
4・・・と、少なくとも1つで複数ともなる使用順序番
号データ44、48、52、56・・・とを有してい
る。これらデータIDデータ42、46、50、54・
・・と使用順序番号データ44、48、52、56・・
・とは、1対1で対となっており、それぞれの1対は前
記データ管理メモリ12に管理されている前記メモリ8
〜10中に領域確保されている前記処理データ1つに対
応している。
メモリ14a 〜14c に書込まれる1レコードは、それ
ぞれ、1つの処理コードデータ40と、少なくとも1つ
で複数ともなるデータIDデータ42、46、50、5
4・・・と、少なくとも1つで複数ともなる使用順序番
号データ44、48、52、56・・・とを有してい
る。これらデータIDデータ42、46、50、54・
・・と使用順序番号データ44、48、52、56・・
・とは、1対1で対となっており、それぞれの1対は前
記データ管理メモリ12に管理されている前記メモリ8
〜10中に領域確保されている前記処理データ1つに対
応している。
【0050】前記処理コードデータ40には、これが含
まれるレコードが対応する、登録(コマンド登録)しよ
うとする処理の、処理内容を示す処理コードが書き込ま
れる。前記データIDデータ42、46、50、54・
・・には、コマンド登録する処理で用いる1つの前記処
理データを示す、前記データ管理メモリ12中のレコー
ドの、前記図3の前記メモリ番号データ12a に書込ま
れている参照番号が書込まれる。又、前記処理順序番号
データ44、48、52、56・・・には、それぞれに
対応する前記処理データに対する、前記処理コードデー
タ40の処理が行われる順番を指し示すデータが書込ま
れる。
まれるレコードが対応する、登録(コマンド登録)しよ
うとする処理の、処理内容を示す処理コードが書き込ま
れる。前記データIDデータ42、46、50、54・
・・には、コマンド登録する処理で用いる1つの前記処
理データを示す、前記データ管理メモリ12中のレコー
ドの、前記図3の前記メモリ番号データ12a に書込ま
れている参照番号が書込まれる。又、前記処理順序番号
データ44、48、52、56・・・には、それぞれに
対応する前記処理データに対する、前記処理コードデー
タ40の処理が行われる順番を指し示すデータが書込ま
れる。
【0051】従って、前記処理コードデータ40は、前
記データIDデータ42、46、50、54・・・と前
記使用順序番号データ44、48、52、56・・・と
で示される、少なくとも1つで複数ともなる前記処理デ
ータ及びその使用順序に従い、前記処理演算器2〜4の
いずれかを用いて行われるある1つの処理の処理内容を
示すコードが書込まれる。
記データIDデータ42、46、50、54・・・と前
記使用順序番号データ44、48、52、56・・・と
で示される、少なくとも1つで複数ともなる前記処理デ
ータ及びその使用順序に従い、前記処理演算器2〜4の
いずれかを用いて行われるある1つの処理の処理内容を
示すコードが書込まれる。
【0052】図5は、前記実施例に用いられる前記制御
プロセッサの構成を示すブロック図である。
プロセッサの構成を示すブロック図である。
【0053】この図5に示されるように、前記図2で前
出した前記制御プロセッサ20は、主として、処理デー
タ登録手段21と、コマンド登録手段22と、コマンド
実行制御手段24とを有している。又、該コマンド実行
制御手段24は、実行開始手段25と、使用順序実行番
号更新手段26とを有している。
出した前記制御プロセッサ20は、主として、処理デー
タ登録手段21と、コマンド登録手段22と、コマンド
実行制御手段24とを有している。又、該コマンド実行
制御手段24は、実行開始手段25と、使用順序実行番
号更新手段26とを有している。
【0054】前記処理データ登録手段21は、前記各処
理演算器2〜4に受渡す前記各処理データに対して、前
記複数処理演算器2〜4を順次用いて行う一連の処理の
少なくとも最初の処理の開始前にあたって、前記データ
管理メモリ12中の、該受渡しに用いる各処理データ毎
の、前記図3を用いて詳しく前述した前記レコードの設
定を行う。該レコードの設定は、より具体的には、前記
図3に示される前記メモリ番号データ12a への、該当
処理データが書き込まれている前記メモリ8〜10の1
つを識別するコードの設定と、前記アドレスデータ12
b 及び前記サイズデータ12c それぞれの書き込み、即
ち、該当処理データが前記メモリ8〜10のいずれかで
領域確保された領域の、開始アドレス及びその領域の大
きさ(バイト数)それぞれの書込みと共に、前記使用順
序発行番号データ12d と前記使用順序実行番号12e
とを初期化(それぞれの値を“0”にする)するとい
う、処理データ登録処理を行うというものである。な
お、当該処理データ登録手段21で行われる処理につい
ては、図9のフローチャートを用いて詳しく後述する。
理演算器2〜4に受渡す前記各処理データに対して、前
記複数処理演算器2〜4を順次用いて行う一連の処理の
少なくとも最初の処理の開始前にあたって、前記データ
管理メモリ12中の、該受渡しに用いる各処理データ毎
の、前記図3を用いて詳しく前述した前記レコードの設
定を行う。該レコードの設定は、より具体的には、前記
図3に示される前記メモリ番号データ12a への、該当
処理データが書き込まれている前記メモリ8〜10の1
つを識別するコードの設定と、前記アドレスデータ12
b 及び前記サイズデータ12c それぞれの書き込み、即
ち、該当処理データが前記メモリ8〜10のいずれかで
領域確保された領域の、開始アドレス及びその領域の大
きさ(バイト数)それぞれの書込みと共に、前記使用順
序発行番号データ12d と前記使用順序実行番号12e
とを初期化(それぞれの値を“0”にする)するとい
う、処理データ登録処理を行うというものである。な
お、当該処理データ登録手段21で行われる処理につい
ては、図9のフローチャートを用いて詳しく後述する。
【0055】前記コマンド登録手段42は、前記処理デ
ータ登録手段21にて前記処理データ登録処理が完了し
た前記処理データに対する処理の、コマンド登録処理を
行う。該コマンド登録処理は、該当処理(登録される処
理)に対応する前記図4に示されるレコード、即ち当該
処理が行われる前記処理演算器2〜4のいずれかに対応
する前記コマンドメモリ14a 〜14c 中の、当該処理
に対応するレコードへの登録である。
ータ登録手段21にて前記処理データ登録処理が完了し
た前記処理データに対する処理の、コマンド登録処理を
行う。該コマンド登録処理は、該当処理(登録される処
理)に対応する前記図4に示されるレコード、即ち当該
処理が行われる前記処理演算器2〜4のいずれかに対応
する前記コマンドメモリ14a 〜14c 中の、当該処理
に対応するレコードへの登録である。
【0056】該コマンド登録処理は、前記図4に示され
る前記処理コードデータ40の登録と、前記データID
データ42、46、50、54・・・の登録と、前記使
用順序番号データ44、48、52、56・・・の登録
等を行う。即ち、該コマンド登録処理は、前記データI
Dデータ42、46、50、54・・・それぞれに、対
応する参照番号を書き込むと共に、前記データ管理メモ
リ12中の該参照番号のレコードの、前記使用順序発行
番号データ12d の値をインクリメント(その値を
“1”だけ増加)する。又、該コマンド登録では、該イ
ンクリメント後の値を、対応する前記使用順序番号デー
タ44、48、52、56・・・に書き込む。なお、こ
のコマンド登録手段22で行われる処理については、図
10のフローチャートを用いて詳しく後述する。
る前記処理コードデータ40の登録と、前記データID
データ42、46、50、54・・・の登録と、前記使
用順序番号データ44、48、52、56・・・の登録
等を行う。即ち、該コマンド登録処理は、前記データI
Dデータ42、46、50、54・・・それぞれに、対
応する参照番号を書き込むと共に、前記データ管理メモ
リ12中の該参照番号のレコードの、前記使用順序発行
番号データ12d の値をインクリメント(その値を
“1”だけ増加)する。又、該コマンド登録では、該イ
ンクリメント後の値を、対応する前記使用順序番号デー
タ44、48、52、56・・・に書き込む。なお、こ
のコマンド登録手段22で行われる処理については、図
10のフローチャートを用いて詳しく後述する。
【0057】前記実行開始手段25は、前記データ管理
メモリ12中に登録済みの処理の前記処理演算器2〜4
への割当と、該割り当てた処理の実行の開始を行う。該
割当は、より具体的には、前記使用順序実行番号データ
12e と、前記使用順序番号44、48、52、56・
・・とに従って決定する。又、該割当が完了すると、該
割り当てた処理の実行を、該割り当てた処理演算器2〜
4のいずれかにて開始させる。
メモリ12中に登録済みの処理の前記処理演算器2〜4
への割当と、該割り当てた処理の実行の開始を行う。該
割当は、より具体的には、前記使用順序実行番号データ
12e と、前記使用順序番号44、48、52、56・
・・とに従って決定する。又、該割当が完了すると、該
割り当てた処理の実行を、該割り当てた処理演算器2〜
4のいずれかにて開始させる。
【0058】前記使用順序実行番号更新手段26は、前
記実行開始手段25にて実行が開始させられた処理が完
了したときに、該完了した処理が処理対象とした前記処
理データに対応する、前記データ管理メモリ12中のレ
コードの更新を行う。該レコードの更新は、前記使用順
序実行番号データ12e の値をインクリメントするとい
うものである。
記実行開始手段25にて実行が開始させられた処理が完
了したときに、該完了した処理が処理対象とした前記処
理データに対応する、前記データ管理メモリ12中のレ
コードの更新を行う。該レコードの更新は、前記使用順
序実行番号データ12e の値をインクリメントするとい
うものである。
【0059】なお、これら実行開始手段25及び使用順
序実行番号更新手段26で行われる処理を含め、前記コ
マンド実行制御手段24で行われる処理については、図
11から図14の一連のフローチャートを用いてより詳
しく後述する。
序実行番号更新手段26で行われる処理を含め、前記コ
マンド実行制御手段24で行われる処理については、図
11から図14の一連のフローチャートを用いてより詳
しく後述する。
【0060】図6は、本実施例の並列処理装置で行われ
る処理の概要を示すフローチャートである。
る処理の概要を示すフローチャートである。
【0061】この図6においては、当該並列処理装置で
行われる画像データ処理全体のフローチャートが示され
ている。
行われる画像データ処理全体のフローチャートが示され
ている。
【0062】まず、ステップ152では、前記カメラ5
から前記画像入力データを前記メモリ8〜10のいずれ
かに書込む。
から前記画像入力データを前記メモリ8〜10のいずれ
かに書込む。
【0063】ステップ154では、前記ステップ152
で書込まれた前記画像入力データを前記画像処理データ
として、前記画像処理演算器2により所定の画像処理を
行う。該画像処理が完了すると、その処理結果の前記画
像処理完了データは、前記画像処理データが書込まれて
いた前記メモリ8〜10のいずれか1つと同一のものに
書込まれる。
で書込まれた前記画像入力データを前記画像処理データ
として、前記画像処理演算器2により所定の画像処理を
行う。該画像処理が完了すると、その処理結果の前記画
像処理完了データは、前記画像処理データが書込まれて
いた前記メモリ8〜10のいずれか1つと同一のものに
書込まれる。
【0064】ステップ156では、前記画像処理完了デ
ータを前記画像数値処理データとして、前記数値処理演
算器3により所定の数値処理を行う。該数値処理完了後
には、前記画像数値処理完了データが、前記画像数値処
理データが書込まれていた前記メモリ8〜10のいずれ
かと同一のものに書込まれる。
ータを前記画像数値処理データとして、前記数値処理演
算器3により所定の数値処理を行う。該数値処理完了後
には、前記画像数値処理完了データが、前記画像数値処
理データが書込まれていた前記メモリ8〜10のいずれ
かと同一のものに書込まれる。
【0065】ステップ158では、前記画像数値処理完
了データを画像出力データとして、前記データ転送器4
を用いながら前記CRT6へと出力する。
了データを画像出力データとして、前記データ転送器4
を用いながら前記CRT6へと出力する。
【0066】図7は、本実施例の並列処理装置で行われ
る画像データ処理の具体例を示すフローチャートであ
る。
る画像データ処理の具体例を示すフローチャートであ
る。
【0067】この図7においては、前記メモリ8〜10
のうち前記メモリ8を用いるという、前記図6を用いて
前述した前記画像データ処理のより具体的なものが示さ
れている。
のうち前記メモリ8を用いるという、前記図6を用いて
前述した前記画像データ処理のより具体的なものが示さ
れている。
【0068】この図7において、まずステップ170で
は、前記データ転送器4を用いて、前記カメラ5から前
記メモリ8へと前記画像入力データを入力する。
は、前記データ転送器4を用いて、前記カメラ5から前
記メモリ8へと前記画像入力データを入力する。
【0069】ステップ172では、前記スイッチ7によ
り、前記画像入力データが入力された前記メモリ8を、
前記画像処理演算器2へと接続する。ステップ174で
は、前記画像処理演算器2により、前記メモリ8に書込
まれている前記画像入力データを前記画像処理データと
して所定の画像処理を行い、この結果の画像処理完了デ
ータを再び前記メモリ8へと出力する。
り、前記画像入力データが入力された前記メモリ8を、
前記画像処理演算器2へと接続する。ステップ174で
は、前記画像処理演算器2により、前記メモリ8に書込
まれている前記画像入力データを前記画像処理データと
して所定の画像処理を行い、この結果の画像処理完了デ
ータを再び前記メモリ8へと出力する。
【0070】ステップ176では、前記スイッチ7によ
り、前記画像処理完了データが入力された前記メモリ8
を前記数値処理演算器3へと接続する。ステップ178
では、前記数値処理演算器3により、前記メモリ8に書
込まれている前記画像処理完了データを前記画像数値処
理データとして前記所定の数値処理を行い、該数値処理
結果の前記画像数値処理完了データを再び前記メモリ8
へと出力する。
り、前記画像処理完了データが入力された前記メモリ8
を前記数値処理演算器3へと接続する。ステップ178
では、前記数値処理演算器3により、前記メモリ8に書
込まれている前記画像処理完了データを前記画像数値処
理データとして前記所定の数値処理を行い、該数値処理
結果の前記画像数値処理完了データを再び前記メモリ8
へと出力する。
【0071】ステップ180では、前記スイッチ7によ
り、前記画像数値処理完了データが書込まれている前記
メモリ8を前記データ転送器4へと接続する。ステップ
182では、前記データ転送器4により、前記メモリ8
に書込まれている前記画像数値処理完了データを前記画
像出力データとして前記CRT6へと出力する。
り、前記画像数値処理完了データが書込まれている前記
メモリ8を前記データ転送器4へと接続する。ステップ
182では、前記データ転送器4により、前記メモリ8
に書込まれている前記画像数値処理完了データを前記画
像出力データとして前記CRT6へと出力する。
【0072】図8は、本実施例の並列処理装置での並列
処理の様子を示す線図である。
処理の様子を示す線図である。
【0073】この図8において、括弧書きされた数字
は、それぞれ処理データが格納されている前記メモリ8
〜10のいずれかのものの符号を示している。
は、それぞれ処理データが格納されている前記メモリ8
〜10のいずれかのものの符号を示している。
【0074】又、この図8においては、前記メモリ8を
用いて行われる、前記データ転送器4による入力1と、
前記画像処理演算器2による画像処理1と、前記数値処
理演算器3による数値処理1と、前記データ転送器4に
よる表示1とによる、第1の一連の処理が示されてい
る。又、前記データ転送器4による入力2と、画像処理
演算器2による画像処理2と、前記数値処理演算器3に
よる数値処理2と、前記データ転送器4による表示2と
による、第2の一連の処理が示されている。この図8に
おいては、このように、第1の一連の処理から第9の一
連の処理までの、複数の一連の処理が並列して実行され
る様子が示されている。
用いて行われる、前記データ転送器4による入力1と、
前記画像処理演算器2による画像処理1と、前記数値処
理演算器3による数値処理1と、前記データ転送器4に
よる表示1とによる、第1の一連の処理が示されてい
る。又、前記データ転送器4による入力2と、画像処理
演算器2による画像処理2と、前記数値処理演算器3に
よる数値処理2と、前記データ転送器4による表示2と
による、第2の一連の処理が示されている。この図8に
おいては、このように、第1の一連の処理から第9の一
連の処理までの、複数の一連の処理が並列して実行され
る様子が示されている。
【0075】まず、前記データ転送器4は、本実施例が
有する合計3個の前記メモリ8〜10を用いて、前記第
1の一連の処理から前記第3の一連の処理までの、入力
1から入力3を行う。該入力3が完了した時点では、前
記データ転送器4は出力先の前記メモリ8〜10がなく
なってしまうので、前記第4の一連の処理の入力4を行
うことができない。
有する合計3個の前記メモリ8〜10を用いて、前記第
1の一連の処理から前記第3の一連の処理までの、入力
1から入力3を行う。該入力3が完了した時点では、前
記データ転送器4は出力先の前記メモリ8〜10がなく
なってしまうので、前記第4の一連の処理の入力4を行
うことができない。
【0076】前記入力1〜入力3それぞれが完了する
と、前記画像処理演算器2は順次前記画像処理1〜3を
行う。又、これら画像処理1〜3が順次完了すると、前
記数値処理演算器3は、順次前記数値処理1〜3を行
う。これら数値処理1〜3が完了すると、前記データ転
送器4は、前記表示1〜表示3を順次行う。
と、前記画像処理演算器2は順次前記画像処理1〜3を
行う。又、これら画像処理1〜3が順次完了すると、前
記数値処理演算器3は、順次前記数値処理1〜3を行
う。これら数値処理1〜3が完了すると、前記データ転
送器4は、前記表示1〜表示3を順次行う。
【0077】これら表示1〜表示3が全て完了し、前記
メモリ8〜10全てが空き状態となると、前記データ転
送器4は、順次入力4〜入力6の処理を行う。以下、前
記第4の一連の処理以降の処理も同様にして行われてい
く。
メモリ8〜10全てが空き状態となると、前記データ転
送器4は、順次入力4〜入力6の処理を行う。以下、前
記第4の一連の処理以降の処理も同様にして行われてい
く。
【0078】このように、本実施例の並列処理装置は、
前記データ転送器4と前記画像処理演算器2と前記数値
処理演算器3とのそれぞれの処理が適宜並列処理され、
全体の処理能力が向上されている。
前記データ転送器4と前記画像処理演算器2と前記数値
処理演算器3とのそれぞれの処理が適宜並列処理され、
全体の処理能力が向上されている。
【0079】図9は、本実施例で行われる領域処理のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【0080】この図9のフローチャートでは、前記図5
で示された前記処理データ登録手段21で行われる処理
が示されている。又、この図9の領域処理は、前記図1
の前記ステップ110の前記処理データ登録処理に対応
するものである。
で示された前記処理データ登録手段21で行われる処理
が示されている。又、この図9の領域処理は、前記図1
の前記ステップ110の前記処理データ登録処理に対応
するものである。
【0081】この図9において、まずステップ202、
204、206では、前記データ管理メモリ12中での
未使用のレコードを捜す。前記ステップ204でのレコ
ードが未使用であるか否かの判定は、未使用のレコード
の前記図3の前記メモリ番号データ12a や、前記アド
レスデータ12b などが“0”となっていることにより
判定される。なお、これらステップ202、204、2
06で行われる未使用レコード探索は、参照番号N1を
“0”から順次インクリメントしながら、前記データ管
理メモリ12中のレコードを順次探索するというもので
ある。
204、206では、前記データ管理メモリ12中での
未使用のレコードを捜す。前記ステップ204でのレコ
ードが未使用であるか否かの判定は、未使用のレコード
の前記図3の前記メモリ番号データ12a や、前記アド
レスデータ12b などが“0”となっていることにより
判定される。なお、これらステップ202、204、2
06で行われる未使用レコード探索は、参照番号N1を
“0”から順次インクリメントしながら、前記データ管
理メモリ12中のレコードを順次探索するというもので
ある。
【0082】続くステップ208〜226は、前記デー
タ管理メモリ12に既に登録されている他のレコードを
参照しながら、前記メモリ8〜10のうちのいずれか1
つに関して、今回領域確保しようとしている処理データ
のサイズ以上の大きさの空きエリアをみつけるというも
のである。これらステップ208〜226を行う前に、
前記メモリ8〜10のうち、どのメモリに対して前記空
きエリアの探索を行うかは予め決定されているものとす
る。
タ管理メモリ12に既に登録されている他のレコードを
参照しながら、前記メモリ8〜10のうちのいずれか1
つに関して、今回領域確保しようとしている処理データ
のサイズ以上の大きさの空きエリアをみつけるというも
のである。これらステップ208〜226を行う前に、
前記メモリ8〜10のうち、どのメモリに対して前記空
きエリアの探索を行うかは予め決定されているものとす
る。
【0083】まず、ステップ208では、空きエリア開
始アドレスA1に“0”を書込み、初期化する。
始アドレスA1に“0”を書込み、初期化する。
【0084】ステップ214では、前記データ管理メモ
リ12に既に登録されている他のレコードを探索して、
前記メモリ番号データ12a に書込まれているメモリ番
号が今回探索の対象となっているものと同一であって、
且つ、前記アドレスデータ12b に書込まれているアド
レスが前記空きエリア開始アドレスA1より大きいレコ
ードを探索する。又、該ステップ214では、探索され
たレコードのうち、前記アドレスデータ12b に書込ま
れている開始アドレスが最も小さいレコードを抽出し、
該抽出されたレコードの前記アドレスデータ12b の値
を空きエリア終了アドレスA2に書込む。
リ12に既に登録されている他のレコードを探索して、
前記メモリ番号データ12a に書込まれているメモリ番
号が今回探索の対象となっているものと同一であって、
且つ、前記アドレスデータ12b に書込まれているアド
レスが前記空きエリア開始アドレスA1より大きいレコ
ードを探索する。又、該ステップ214では、探索され
たレコードのうち、前記アドレスデータ12b に書込ま
れている開始アドレスが最も小さいレコードを抽出し、
該抽出されたレコードの前記アドレスデータ12b の値
を空きエリア終了アドレスA2に書込む。
【0085】ステップ216では、前記ステップ214
で抽出されたレコードの、前記サイズデータ12c を読
出し、サイズS2へと書込む。ステップ218では、前
記空きエリア終了アドレスA2と前記空きエリア開始ア
ドレスA1との差から、今回みつけた空きエリアの大き
さを求め、サイズS1に書込む。
で抽出されたレコードの、前記サイズデータ12c を読
出し、サイズS2へと書込む。ステップ218では、前
記空きエリア終了アドレスA2と前記空きエリア開始ア
ドレスA1との差から、今回みつけた空きエリアの大き
さを求め、サイズS1に書込む。
【0086】ステップ224では、今回領域確保しよう
とする処理データの大きさが前記サイズS1以下である
か判定する。この判定により、今回みつけた空きエリア
を今回領域確保しようとする処理データのために用いる
ことができるか否かが判定される。用いることができ
る、即ち前記処理データの大きさが前記サイズS1以下
であると判定された場合にはステップ228へと進み、
それ以外の場合にはステップ226へと進む。
とする処理データの大きさが前記サイズS1以下である
か判定する。この判定により、今回みつけた空きエリア
を今回領域確保しようとする処理データのために用いる
ことができるか否かが判定される。用いることができ
る、即ち前記処理データの大きさが前記サイズS1以下
であると判定された場合にはステップ228へと進み、
それ以外の場合にはステップ226へと進む。
【0087】該ステップ226では、前記空きエリア終
了アドレスA2の値に前記サイズS2の値を加算し、こ
の結果を前記空きエリア開始アドレスA1へと書込む。
了アドレスA2の値に前記サイズS2の値を加算し、こ
の結果を前記空きエリア開始アドレスA1へと書込む。
【0088】前記ステップ224で空きエリアを用いる
ことができると判定された場合、続くステップ228
で、前記ステップ202〜206でみつけられた前記デ
ータ管理メモリ12の前記空きレコードへと、今回領域
確保しようとする処理データに関する情報のデータ書込
みを行う。即ち、前記ステップ202〜206でみつけ
られた該空きレコードの、前記メモリ番号データ12a
と前記アドレスデータ12b と前記サイズデータ12c
とのそれぞれに、前記ステップ208〜226でみつけ
られた前記空きエリアの、メモリ番号(前記メモリ8〜
10の1つを識別するコード)と、開始アドレス(前記
空きエリア開始アドレスA1の値)と、サイズ(前記サ
イズS1の値)との、それぞれを書込むと共に、該レコ
ードの前記使用順序発行番号データ12d と前記使用順
序実行番号データ12e とに“0”を書込むというもの
である。
ことができると判定された場合、続くステップ228
で、前記ステップ202〜206でみつけられた前記デ
ータ管理メモリ12の前記空きレコードへと、今回領域
確保しようとする処理データに関する情報のデータ書込
みを行う。即ち、前記ステップ202〜206でみつけ
られた該空きレコードの、前記メモリ番号データ12a
と前記アドレスデータ12b と前記サイズデータ12c
とのそれぞれに、前記ステップ208〜226でみつけ
られた前記空きエリアの、メモリ番号(前記メモリ8〜
10の1つを識別するコード)と、開始アドレス(前記
空きエリア開始アドレスA1の値)と、サイズ(前記サ
イズS1の値)との、それぞれを書込むと共に、該レコ
ードの前記使用順序発行番号データ12d と前記使用順
序実行番号データ12e とに“0”を書込むというもの
である。
【0089】なお、このステップ228では、処理デー
タの領域確保に今回用いた前記データ管理メモリ12の
前記参照番号(前記参照番号N1の値)を、この図9の
フローチャートに示される当該領域処理を呼び出した他
の処理に対する戻り値として設定する。従って、当該領
域処理を呼び出した他の処理は、用いた参照番号を認識
することができる。
タの領域確保に今回用いた前記データ管理メモリ12の
前記参照番号(前記参照番号N1の値)を、この図9の
フローチャートに示される当該領域処理を呼び出した他
の処理に対する戻り値として設定する。従って、当該領
域処理を呼び出した他の処理は、用いた参照番号を認識
することができる。
【0090】図10は、本実施例の並列処理装置で行わ
れるコマンド発行処理のフローチャートである。
れるコマンド発行処理のフローチャートである。
【0091】この図10のフローチャートでは、前記図
5の前記コマンド登録手段22で行われる処理が示され
ている。又、この図10のコマンド発行処理は、前記図
1のステップ112の前記コマンド登録処理に対応する
ものである。この図10のコマンド発行処理は、前記処
理演算器2〜4のいずれかに実行させる処理を登録する
ために、前記コマンドメモリ14a 〜14c のいずれか
1つに書込まれる、前記図4に示されるレコードへのデ
ータを書込むというものである。
5の前記コマンド登録手段22で行われる処理が示され
ている。又、この図10のコマンド発行処理は、前記図
1のステップ112の前記コマンド登録処理に対応する
ものである。この図10のコマンド発行処理は、前記処
理演算器2〜4のいずれかに実行させる処理を登録する
ために、前記コマンドメモリ14a 〜14c のいずれか
1つに書込まれる、前記図4に示されるレコードへのデ
ータを書込むというものである。
【0092】この図10において、まずステップ302
では、登録しようとする処理内容を示す処理コードを、
前記処理コードデータ40へと書込む。ステップ304
では、今回登録しようとする処理に用いられる少なくと
も1つで複数ともなり得る処理データそれぞれの前記参
照番号を、前記データIDデータ42、46、50、5
4・・・へと書込む。又、続くステップ306では、前
記ステップ304で書込んだ前記データIDデータ4
2、46、50、54・・・の個数を、データ数N2の
値として設定する。
では、登録しようとする処理内容を示す処理コードを、
前記処理コードデータ40へと書込む。ステップ304
では、今回登録しようとする処理に用いられる少なくと
も1つで複数ともなり得る処理データそれぞれの前記参
照番号を、前記データIDデータ42、46、50、5
4・・・へと書込む。又、続くステップ306では、前
記ステップ304で書込んだ前記データIDデータ4
2、46、50、54・・・の個数を、データ数N2の
値として設定する。
【0093】ステップ308〜328では、前記ステッ
プ304で書込んだ、少なくとも1つで複数ともなり得
る前記データIDデータ42、46、50、54・・・
それぞれに対応して、1つあるいは複数ともなる前記使
用順序番号データ44、48、52、56・・・を順次
書込んでいくというものである。即ち、ステップ308
で“0”に設定されるデータ順番N3をステップ326
にて順次インクリメントしながら、1つあるいは複数と
もなり得る前記使用順序番号データ44、48、52、
56・・・を順次書込んでいくというものである。
プ304で書込んだ、少なくとも1つで複数ともなり得
る前記データIDデータ42、46、50、54・・・
それぞれに対応して、1つあるいは複数ともなる前記使
用順序番号データ44、48、52、56・・・を順次
書込んでいくというものである。即ち、ステップ308
で“0”に設定されるデータ順番N3をステップ326
にて順次インクリメントしながら、1つあるいは複数と
もなり得る前記使用順序番号データ44、48、52、
56・・・を順次書込んでいくというものである。
【0094】ステップ320では、前記データ順番N3
の値番目の前記データIDデータ42、46、50、5
4・・・の値を読出し、これを対象参照番号J1へと書
込む。ステップ322では、前記データ管理メモリ12
中の前記対象参照番号J1のレコードを参照し、該レコ
ードの前記使用順序発行番号データ12d をインクリメ
ントする。又、続くステップ324では、インクリメン
トされた後の前記使用順序発行番号データ12d の値
を、前記ステップ320で参照した前記データIDデー
タ42、46、50、54・・・に対応する、前記使用
順序番号データ44、48、52、56・・・へと書込
む。
の値番目の前記データIDデータ42、46、50、5
4・・・の値を読出し、これを対象参照番号J1へと書
込む。ステップ322では、前記データ管理メモリ12
中の前記対象参照番号J1のレコードを参照し、該レコ
ードの前記使用順序発行番号データ12d をインクリメ
ントする。又、続くステップ324では、インクリメン
トされた後の前記使用順序発行番号データ12d の値
を、前記ステップ320で参照した前記データIDデー
タ42、46、50、54・・・に対応する、前記使用
順序番号データ44、48、52、56・・・へと書込
む。
【0095】ステップ326では、前記データ順番N3
をインクリメントする。ステップ328では、前記デー
タ数N2と前記データ順番N3とを比較することによ
り、1つあるいは複数ともなり得る前記使用順序番号デ
ータ44、48、52、56・・・全てにデータ書込み
が完了したかを判定する。前記データ順番N3の方が大
きければステップ340へと進み、これ以外の場合は前
記ステップ320の前方へと分岐する。
をインクリメントする。ステップ328では、前記デー
タ数N2と前記データ順番N3とを比較することによ
り、1つあるいは複数ともなり得る前記使用順序番号デ
ータ44、48、52、56・・・全てにデータ書込み
が完了したかを判定する。前記データ順番N3の方が大
きければステップ340へと進み、これ以外の場合は前
記ステップ320の前方へと分岐する。
【0096】ステップ340では、前記処理演算器2〜
4のいずれかで行わせる処理の登録の完了により、これ
ら処理演算器2〜4それぞれに対応したコマンドメモリ
14a 〜14c 毎に設けられているカウンタCTのイン
クリメントを行う。該カウンタCTは、前記コマンドメ
モリ14a 〜14c それぞれにおける既に登録されてい
る処理(コマンド)の個数をカウントする。
4のいずれかで行わせる処理の登録の完了により、これ
ら処理演算器2〜4それぞれに対応したコマンドメモリ
14a 〜14c 毎に設けられているカウンタCTのイン
クリメントを行う。該カウンタCTは、前記コマンドメ
モリ14a 〜14c それぞれにおける既に登録されてい
る処理(コマンド)の個数をカウントする。
【0097】なお、この図10を用いて説明した通り、
異なる処理で同じ前記処理データを使用する場合、後か
らコマンド発行された処理の前記使用順序番号44、4
8、52、56・・・の値が必ず大きくなる。従って、
同一の処理データに対する処理順序は、コマンド発行順
となる。又、前記処理演算器2〜4のうち、同一のもの
を使う複数の処理に関しても、これら画像処理演算器2
〜4それぞれに対応する前記コマンドメモリ14a 〜1
4c それぞれに順次処理のコマンド発行が行われるの
で、先にコマンド発行された処理が後にコマンド発行さ
れた処理よりも先に実行されることとなる。
異なる処理で同じ前記処理データを使用する場合、後か
らコマンド発行された処理の前記使用順序番号44、4
8、52、56・・・の値が必ず大きくなる。従って、
同一の処理データに対する処理順序は、コマンド発行順
となる。又、前記処理演算器2〜4のうち、同一のもの
を使う複数の処理に関しても、これら画像処理演算器2
〜4それぞれに対応する前記コマンドメモリ14a 〜1
4c それぞれに順次処理のコマンド発行が行われるの
で、先にコマンド発行された処理が後にコマンド発行さ
れた処理よりも先に実行されることとなる。
【0098】図11は、本実施例で行われるコマンド実
行制御処理のフローチャートである。
行制御処理のフローチャートである。
【0099】この図11のコマンド実行制御処理は、前
記図5の前記コマンド実行制御手段24にて行われる。
又、該コマンド実行制御処理は、前記図1のステップ1
14及び118に対応するものである。
記図5の前記コマンド実行制御手段24にて行われる。
又、該コマンド実行制御処理は、前記図1のステップ1
14及び118に対応するものである。
【0100】この図11において、まず、ステップ40
2では、前記画像処理演算器2に関するコマンド実行制
御を行う。該ステップ402で行われる処理について
は、図12のフローチャートを用いて詳しく後述する。
2では、前記画像処理演算器2に関するコマンド実行制
御を行う。該ステップ402で行われる処理について
は、図12のフローチャートを用いて詳しく後述する。
【0101】ステップ404では、前記数値処理演算器
3に関するコマンド実行制御を行う。該ステップ404
で行われる処理は、図13のフローチャートに示される
通りである。
3に関するコマンド実行制御を行う。該ステップ404
で行われる処理は、図13のフローチャートに示される
通りである。
【0102】ステップ406では、前記データ転送器4
に関するコマンド実行制御を行う。該ステップ406で
行われる処理は、図14に示されるフローチャートの通
りである。
に関するコマンド実行制御を行う。該ステップ406で
行われる処理は、図14に示されるフローチャートの通
りである。
【0103】ステップ414では、前記ステップ402
で設定されるフラグF1と、前記ステップ404で設定
されるフラグF2と、前記ステップ406で設定される
フラグF3とが全て“0”であることにより、未実行コ
マンドが無いことを判定する。未実行コマンドが無い場
合は全ての処理を終了し、これ以外の場合には次のステ
ップ418へと進む。
で設定されるフラグF1と、前記ステップ404で設定
されるフラグF2と、前記ステップ406で設定される
フラグF3とが全て“0”であることにより、未実行コ
マンドが無いことを判定する。未実行コマンドが無い場
合は全ての処理を終了し、これ以外の場合には次のステ
ップ418へと進む。
【0104】ステップ418では、前記画像処理演算器
2あるいは前記数値処理演算器3あるいは前記データ転
送器4のいずれか1つから、当該コマンド実行制御処理
により起動された処理の、終了を示す実行終了信号がき
たか否かを判定する。該実行終了信号がある場合には、
次にステップ414へと進み、該実行終了信号が無い場
合には前記ステップ402の前方へと分岐する。
2あるいは前記数値処理演算器3あるいは前記データ転
送器4のいずれか1つから、当該コマンド実行制御処理
により起動された処理の、終了を示す実行終了信号がき
たか否かを判定する。該実行終了信号がある場合には、
次にステップ414へと進み、該実行終了信号が無い場
合には前記ステップ402の前方へと分岐する。
【0105】前記ステップ424では、前記ステップ4
18で受け取った実行終了信号に対応する終了した処理
で用いられていた前記処理データに該当する、前記デー
タ管理メモリ12の各レコードの、前記使用順序実行番
号12e をインクリメントする。
18で受け取った実行終了信号に対応する終了した処理
で用いられていた前記処理データに該当する、前記デー
タ管理メモリ12の各レコードの、前記使用順序実行番
号12e をインクリメントする。
【0106】図12は、本実施例の前記コマンド実行制
御処理で呼び出される画像処理演算器コマンド実行制御
処理のフローチャートである。
御処理で呼び出される画像処理演算器コマンド実行制御
処理のフローチャートである。
【0107】この図12のフローチャートでは、前記図
11のステップ402で行われる前記画像処理演算器コ
マンド実行制御処理が示されている。
11のステップ402で行われる前記画像処理演算器コ
マンド実行制御処理が示されている。
【0108】この図12において、まずステップ502
a では、前記画像処理演算器2が既に別の処理を実行中
であるか否かを判定する。実行中であれば、この図12
のフローチャートに示されている処理を全て終了し、前
記図11のコマンド実行制御処理へと復帰する。一方、
処理実行中ではない場合には、次にステップ504aへ
と進む。
a では、前記画像処理演算器2が既に別の処理を実行中
であるか否かを判定する。実行中であれば、この図12
のフローチャートに示されている処理を全て終了し、前
記図11のコマンド実行制御処理へと復帰する。一方、
処理実行中ではない場合には、次にステップ504aへ
と進む。
【0109】ステップ504a では、前記画像処理演算
器2に対応して設けられている前記コマンドメモリ14
a 中に、実行可能である未実行コマンドがあるか判定す
る。この判定は、前記コマンドメモリ14a 中の古いコ
マンドのレコードを順に読出し、該レコード中の前記使
用順序番号データ44、48、52、56・・・が、該
それぞれの使用順序番号データ44、48、52、56
・・・に対応している前記データIDデータ42、4
6、50、54・・・に書込まれている、前記参照番号
で示される前記データ管理メモリ12中の該当レコード
の前記使用順序実行番号データ12e とを比較すること
により判定する。即ち、前記コマンドメモリ14a から
読出されたレコードの、1つあるいは複数ともなり得る
前記使用順序番号データ44、48、52、56・・・
それぞれが、これらそれぞれに対応する前記データ管理
メモリ12中のそれぞれの使用順序実行番号12e それ
ぞれ以下であるか判定する。該ステップ504a にて実
行可能である未実行コマンドが有りと判定された場合に
はステップ510a へと進み、実行可能である未実行コ
マンドが無いと判定された場合にはステップ512a へ
と進む。
器2に対応して設けられている前記コマンドメモリ14
a 中に、実行可能である未実行コマンドがあるか判定す
る。この判定は、前記コマンドメモリ14a 中の古いコ
マンドのレコードを順に読出し、該レコード中の前記使
用順序番号データ44、48、52、56・・・が、該
それぞれの使用順序番号データ44、48、52、56
・・・に対応している前記データIDデータ42、4
6、50、54・・・に書込まれている、前記参照番号
で示される前記データ管理メモリ12中の該当レコード
の前記使用順序実行番号データ12e とを比較すること
により判定する。即ち、前記コマンドメモリ14a から
読出されたレコードの、1つあるいは複数ともなり得る
前記使用順序番号データ44、48、52、56・・・
それぞれが、これらそれぞれに対応する前記データ管理
メモリ12中のそれぞれの使用順序実行番号12e それ
ぞれ以下であるか判定する。該ステップ504a にて実
行可能である未実行コマンドが有りと判定された場合に
はステップ510a へと進み、実行可能である未実行コ
マンドが無いと判定された場合にはステップ512a へ
と進む。
【0110】ステップ512a では、未実行コマンドの
有無を示すフラグF1をセット(“1”、即ち無し)に
する。一方、ステップ510a では、該フラグF1をリ
セット(“0”、即ち有り)する。
有無を示すフラグF1をセット(“1”、即ち無し)に
する。一方、ステップ510a では、該フラグF1をリ
セット(“0”、即ち有り)する。
【0111】ステップ528a では、実行可能なコマン
ド(処理)のうち最も古いものに対応する、前記コマン
ドメモリ14a 中のレコードの前記処理コードデータ4
0を参照する。又、ステップ532a では、該レコード
の前記データIDデータ42、46、50、54・・・
を参照する。
ド(処理)のうち最も古いものに対応する、前記コマン
ドメモリ14a 中のレコードの前記処理コードデータ4
0を参照する。又、ステップ532a では、該レコード
の前記データIDデータ42、46、50、54・・・
を参照する。
【0112】ステップ536a では、前記ステップ52
8a で参照された前記処理コードデータ40と、前記ス
テップ532a で参照された前記データIDデータ4
2、46、50、54・・・に従って、前記画像処理演
算器2での処理を起動する。
8a で参照された前記処理コードデータ40と、前記ス
テップ532a で参照された前記データIDデータ4
2、46、50、54・・・に従って、前記画像処理演
算器2での処理を起動する。
【0113】図13は、本実施例の前記コマンド実行制
御処理で呼び出される前記数値処理演算器コマンド実行
制御処理を示すフローチャートである。この図13で
は、前記図11のステップ404の数値処理演算器コマ
ンド実行制御処理の内容が示されている。
御処理で呼び出される前記数値処理演算器コマンド実行
制御処理を示すフローチャートである。この図13で
は、前記図11のステップ404の数値処理演算器コマ
ンド実行制御処理の内容が示されている。
【0114】一方、図14は、本実施例のコマンド実行
制御処理で呼び出される前記データ転送器コマンド実行
制御処理のフローチャートである。この図14では、前
記図11のステップ406のデータ転送器コマンド実行
制御処理の内容が示されている。
制御処理で呼び出される前記データ転送器コマンド実行
制御処理のフローチャートである。この図14では、前
記図11のステップ406のデータ転送器コマンド実行
制御処理の内容が示されている。
【0115】これら図13及び図14のフローチャート
で示される処理は、前記図12のフローチャートで示さ
れる処理とほぼ同様であり、処理対象となっている前記
処理演算器2〜4が異なっているだけである。
で示される処理は、前記図12のフローチャートで示さ
れる処理とほぼ同様であり、処理対象となっている前記
処理演算器2〜4が異なっているだけである。
【0116】以下、本実施例の並列処理装置におけるプ
ログラム例を示す。
ログラム例を示す。
【0117】まず、前提として、プログラムされる処理
の数は合計4個であり、それぞれの処理データが領域確
保された場所は領域1〜4(参照番号IMAGE1〜
4)である。
の数は合計4個であり、それぞれの処理データが領域確
保された場所は領域1〜4(参照番号IMAGE1〜
4)である。
【0118】(S1)メモリ領域確保(領域1)。 IMAGE1=MEMALLOC(MEMO,SIZ
E) #メモリ領域確保,参照番号IMAGE1 (S2)メモリ領域確保(領域2)。 IMAGE2=MEMALLOC(MEM1,SIZ
E) #メモリ領域確保,参照番号IMAGE2 (S3)メモリ領域確保(領域3)。 IMAGE3=MEMALLOC(MEM2,SIZ
E) #メモリ領域確保,参照番号IMAGE3 (S4)メモリ領域確保(領域4)。 IMAGE4=MEMALLOC(MEM3,SIZ
E) #メモリ領域確保,参照番号IMAGE4 (S5)コマンド記入(データ転送器で領域1に画像入
力)。 COMMAND(INPUT,IMAGE1) #コマンド記入,IMAGE1に画像入力 (S6)コマンド記入(画像処理演算器で領域1に処理
2)。 COMMAND(IP,IMAGE1) #コマンド記入,IMAGE1にIPが示す処理 (S7)コマンド記入(数値演算器で領域1に処理
2)。 COMMAND(NP,IMAGE1) #コマンド記入,IMAGE1にNPが示す処理 (S8)コマンド記入(データ転送器で領域1から画像
出力)。 COMMAND(OUTPUT,IMAGE1) #コマンド記入,IMAGE1を画像出力 (S9)コマンド記入(データ転送器で領域2に画像入
力)。 COMMAND(INPUT,IMAGE2) #コマンド記入,IMAGE2に画像入力 (S10)コマンド記入(画像処理演算器で領域2に処
理2)。 COMMAND(IP,IMAGE2) #コマンド記入,IMAGE2にIPが示す処理 (S11)コマンド記入(数値演算器で領域2に処理
2)。 COMMAND(NP,IMAGE2) #コマンド記入,IMAGE2にNPが示す処理 (S12)コマンド記入(データ転送器で領域2から画
像出力)。 COMMAND(OUTPUT,IMAGE2) #コマンド記入,IMAGE2を画像出力 (S13)コマンド記入(データ転送器で領域3に画像
入力)。 COMMAND(INPUT,IMAGE3) #コマンド記入,IMAGE3に画像入力 (S14)コマンド記入(画像処理演算器で領域3に処
理2)。 COMMAND(IP,IMAGE3) #コマンド記入,IMAGE3にIPが示す処理 (S15)コマンド記入(数値演算器で領域3に処理
2)。 COMMAND(NP,IMAGE3) #コマンド記入,IMAGE3にNPが示す処理 (S16)コマンド記入(データ転送器で領域3から画
像出力)。 COMMAND(OUTPUT,IMAGE3) #コマンド記入,IMAGE3を画像出力 (S17)コマンド記入(データ転送器で領域4に画像
入力)。 COMMAND(INPUT,IMAGE4) #コマンド記入,IMAGE4に画像入力 (S18)コマンド記入(画像処理演算器で領域4に処
理2)。 COMMAND(IP,IMAGE4) #コマンド記入,IMAGE4にIPが示す処理 (S19)コマンド記入(数値演算器で領域4に処理
2)。 COMMAND(NP,IMAGE4) #コマンド記入,IMAGE4にNPが示す処理 (S20)コマンド記入(データ転送器で領域4から画
像出力)。 COMMAND(OUTPUT,IMAGE4) #コマンド記入,IMAGE4を画像出力 (S21)コマンド実行。 EXEC #並列処理実行
E) #メモリ領域確保,参照番号IMAGE1 (S2)メモリ領域確保(領域2)。 IMAGE2=MEMALLOC(MEM1,SIZ
E) #メモリ領域確保,参照番号IMAGE2 (S3)メモリ領域確保(領域3)。 IMAGE3=MEMALLOC(MEM2,SIZ
E) #メモリ領域確保,参照番号IMAGE3 (S4)メモリ領域確保(領域4)。 IMAGE4=MEMALLOC(MEM3,SIZ
E) #メモリ領域確保,参照番号IMAGE4 (S5)コマンド記入(データ転送器で領域1に画像入
力)。 COMMAND(INPUT,IMAGE1) #コマンド記入,IMAGE1に画像入力 (S6)コマンド記入(画像処理演算器で領域1に処理
2)。 COMMAND(IP,IMAGE1) #コマンド記入,IMAGE1にIPが示す処理 (S7)コマンド記入(数値演算器で領域1に処理
2)。 COMMAND(NP,IMAGE1) #コマンド記入,IMAGE1にNPが示す処理 (S8)コマンド記入(データ転送器で領域1から画像
出力)。 COMMAND(OUTPUT,IMAGE1) #コマンド記入,IMAGE1を画像出力 (S9)コマンド記入(データ転送器で領域2に画像入
力)。 COMMAND(INPUT,IMAGE2) #コマンド記入,IMAGE2に画像入力 (S10)コマンド記入(画像処理演算器で領域2に処
理2)。 COMMAND(IP,IMAGE2) #コマンド記入,IMAGE2にIPが示す処理 (S11)コマンド記入(数値演算器で領域2に処理
2)。 COMMAND(NP,IMAGE2) #コマンド記入,IMAGE2にNPが示す処理 (S12)コマンド記入(データ転送器で領域2から画
像出力)。 COMMAND(OUTPUT,IMAGE2) #コマンド記入,IMAGE2を画像出力 (S13)コマンド記入(データ転送器で領域3に画像
入力)。 COMMAND(INPUT,IMAGE3) #コマンド記入,IMAGE3に画像入力 (S14)コマンド記入(画像処理演算器で領域3に処
理2)。 COMMAND(IP,IMAGE3) #コマンド記入,IMAGE3にIPが示す処理 (S15)コマンド記入(数値演算器で領域3に処理
2)。 COMMAND(NP,IMAGE3) #コマンド記入,IMAGE3にNPが示す処理 (S16)コマンド記入(データ転送器で領域3から画
像出力)。 COMMAND(OUTPUT,IMAGE3) #コマンド記入,IMAGE3を画像出力 (S17)コマンド記入(データ転送器で領域4に画像
入力)。 COMMAND(INPUT,IMAGE4) #コマンド記入,IMAGE4に画像入力 (S18)コマンド記入(画像処理演算器で領域4に処
理2)。 COMMAND(IP,IMAGE4) #コマンド記入,IMAGE4にIPが示す処理 (S19)コマンド記入(数値演算器で領域4に処理
2)。 COMMAND(NP,IMAGE4) #コマンド記入,IMAGE4にNPが示す処理 (S20)コマンド記入(データ転送器で領域4から画
像出力)。 COMMAND(OUTPUT,IMAGE4) #コマンド記入,IMAGE4を画像出力 (S21)コマンド実行。 EXEC #並列処理実行
【0119】以上説明した通り、本実施例によれば、複
数の前記処理演算器2〜4を用いた並列処理を行うこと
ができ、又、前記各処理演算器2〜4で実行される処理
間の、処理データの受渡しを伴う同期を、利用者(プロ
グラマなど)が比較的意識することなく、比較的容易に
確実に行うことができる。
数の前記処理演算器2〜4を用いた並列処理を行うこと
ができ、又、前記各処理演算器2〜4で実行される処理
間の、処理データの受渡しを伴う同期を、利用者(プロ
グラマなど)が比較的意識することなく、比較的容易に
確実に行うことができる。
【0120】又、これまでの本実施例での説明では、前
記処理演算器2〜4を用いる順番が、前記図6や前記図
7の如く、固定されたものを例として説明していた。し
かしながら、本実施例では、前記図3に示される前記デ
ータ管理メモリ12の各レコードの設定や、前記図4に
示される前記コマンドメモリ14a 〜14c の各レコー
ドの設定によっては、一連の処理で用いる前記処理演算
器2〜4の処理順番(結合関係)を変えることも可能で
ある。例えば、前記データ転送器4で入力された処理デ
ータに対して、前記数値処理演算器3、前記画像処理演
算器2の順に処理を行うことも可能である。
記処理演算器2〜4を用いる順番が、前記図6や前記図
7の如く、固定されたものを例として説明していた。し
かしながら、本実施例では、前記図3に示される前記デ
ータ管理メモリ12の各レコードの設定や、前記図4に
示される前記コマンドメモリ14a 〜14c の各レコー
ドの設定によっては、一連の処理で用いる前記処理演算
器2〜4の処理順番(結合関係)を変えることも可能で
ある。例えば、前記データ転送器4で入力された処理デ
ータに対して、前記数値処理演算器3、前記画像処理演
算器2の順に処理を行うことも可能である。
【0121】又、これまでの本実施例での説明では、主
として前記線形パイプライン処理について説明したが、
前記図4の如く、登録された各処理には複数の処理デー
タを用いることも可能である。従って、本実施例におい
ては、前述のようなネットワーク型パイプライン処理を
も行うことができる。
として前記線形パイプライン処理について説明したが、
前記図4の如く、登録された各処理には複数の処理デー
タを用いることも可能である。従って、本実施例におい
ては、前述のようなネットワーク型パイプライン処理を
も行うことができる。
【0122】従って、本実施例によれば、前記パイプラ
イン型処理などを行わせた場合の、用いる複数の処理演
算器間の結合関係をより柔軟に設定することができると
いう特徴も有している。
イン型処理などを行わせた場合の、用いる複数の処理演
算器間の結合関係をより柔軟に設定することができると
いう特徴も有している。
【0123】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、前
記パイプライン型処理などを行わせた場合の、用いる複
数の処理演算器間の結合関係をより柔軟に設定でき、
又、前記各処理演算器で実行される処理間の、処理デー
タの受渡しを伴う同期を、利用者(プログラマなど)が
比較的意識することなく、比較的容易に確実に行うこと
ができるという優れた効果を得ることができる。
記パイプライン型処理などを行わせた場合の、用いる複
数の処理演算器間の結合関係をより柔軟に設定でき、
又、前記各処理演算器で実行される処理間の、処理デー
タの受渡しを伴う同期を、利用者(プログラマなど)が
比較的意識することなく、比較的容易に確実に行うこと
ができるという優れた効果を得ることができる。
【図1】本願の第1発明の複数処理演算器の並列処理方
法の要旨を示すフローチャート
法の要旨を示すフローチャート
【図2】本願の第1発明の複数処理演算器の並列処理方
法及び本願の第2発明の並列処理装置が適用された実施
例の並列処理装置の構成を示すブロック図
法及び本願の第2発明の並列処理装置が適用された実施
例の並列処理装置の構成を示すブロック図
【図3】前記実施例で用いられるデータ管理メモリの各
レコードの構成を示す線図
レコードの構成を示す線図
【図4】前記実施例で用いられるコマンドメモリ部中の
コマンドメモリの各レコードの構成を示す線図
コマンドメモリの各レコードの構成を示す線図
【図5】前記実施例で用いられる制御プロセッサの構成
を示す線図
を示す線図
【図6】前記実施例で行われる画像データ処理を示すフ
ローチャート
ローチャート
【図7】前記画像データ処理の具体例を示すフローチャ
ート
ート
【図8】前記実施例において複数処理演算器を用いた並
列処理の様子を示す線図
列処理の様子を示す線図
【図9】前記実施例で行われる領域処理を示す線図
【図10】前記実施例で行われるコマンド発行処理を示
すフローチャート
すフローチャート
【図11】前記実施例で行われるコマンド実行制御処理
を示すフローチャート
を示すフローチャート
【図12】前記コマンド実行制御処理で呼び出される画
像処理演算器コマンド実行制御処理を示すフローチャー
ト
像処理演算器コマンド実行制御処理を示すフローチャー
ト
【図13】前記コマンド実行制御処理で呼び出される数
値処理演算器コマンド実行制御処理を示すフローチャー
ト
値処理演算器コマンド実行制御処理を示すフローチャー
ト
【図14】前記コマンド実行制御処理で呼び出されるデ
ータ転送器コマンド実行制御処理を示すフローチャート
ータ転送器コマンド実行制御処理を示すフローチャート
2…画像処理演算器 3…数値処理演算器 4…データ転送器 5…カメラ 6…CRT 7…スイッチ 8〜10…メモリ 11…並列処理制御部 12…データ管理メモリ 12a …メモリ番号データ 12b …アドレスデータ 12c …サイズデータ 12d …使用順序発行番号データ 12e …使用順序実行番号データ 14…コマンドメモリ部 14a 〜14c …コマンドメモリ 20…制御プロセッサ 21…処理データ登録手段 22…コマンド登録手段 24…コマンド実行制御手段 25…実行開始手段 26…使用順序実行番号更新手段 40…処理コードデータ 42、46、50、54・・・…データIDデータ 44、48、52、56・・・…使用順序番号データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート ダブリュ ミーンズ アメリカ合衆国, カリフォルニア州 92121 サンディエゴ, オバーリン ド ライブ 5501, エイチ エヌ シー イ ンコーポレーテッド カンパニィ内
Claims (2)
- 【請求項1】複数処理演算器それぞれがそれぞれの処理
を独立して実行可能であると共に、処理データの受渡し
を伴う前記独立した処理間の同期をも考慮した複数処理
演算器の並列処理方法において、 前記各処理演算器に受渡す各処理データに対して、前記
複数処理演算器を順次用いて行う一連の処理の少なくと
も最初の処理の開始前にあたって、その処理データの名
称となる参照番号の登録と、処理実行予定の順番数を示
す使用順序発行番号の初期化と、処理完了数を示す使用
順序実行番号の初期化との処理データ登録処理を行い、 前記処理データ登録処理が完了した前記処理データに対
する処理の、コマンド登録処理として、その処理内容を
示す処理コードの登録と、その処理が受渡す前記処理デ
ータの前記参照番号を示すデータIDの登録と、該処理
データに対して当該処理の処理順番を示す使用順序番号
の登録とを、その処理を実行可能な前記処理演算器毎に
区別して行うと共に、前記使用順序発行番号を更新し、 一方、前記処理演算器への登録済みの前記処理の割当
は、少なくとも、前記使用順序実行番号と、前記使用順
序番号とに従って決定し、該割り当てた処理の実行を開
始させ、 又、前記処理演算器での処理実行完了時に、処理対象と
なっていた処理データの前記使用順序実行番号を更新
し、 前記受渡処理データに対して、利用可能な前記処理演算
器を用いて、前記コマンド登録された処理を順次実行す
ることを特徴とする複数処理演算器の並列処理方法。 - 【請求項2】複数処理演算器それぞれがそれぞれの処理
を独立して実行可能であると共に、処理データの受渡し
を伴う前記独立した処理間の同期をも考慮した並列処理
装置において、 前記各処理演算器に受渡す各処理データに対して、その
処理データの名称となる参照番号と、処理実行予定の順
番数を示す使用順序発行番号と、処理完了数を示す使用
順序実行番号との登録を行うためのデータ管理メモリ
と、 前記処理データに対する処理の、コマンド登録として、
その処理内容を示す処理コードと、その処理が受渡す前
記処理データの前記参照番号を示すデータIDと、該処
理データに対して当該処理の処理順番を示す使用順序番
号とを、その処理を実行可能な前記処理演算器毎に区別
して登録するためのコマンドメモリ部と、 前記各処理演算器に受渡す各処理データに対して、前記
複数処理演算器を順次用いて行う一連の処理の少なくと
も最初の処理の開始前にあたって、前記参照番号を設定
すると共に、前記使用順序発行番号と前記使用順序実行
番号とを初期化する処理データ登録処理を行う処理デー
タ登録手段と、 前記処理データ登録処理が完了した前記処理データに対
する処理の、コマンド登録処理として、前記処理コード
の登録と、前記データIDの登録と、前記使用順序番号
の登録とを、その処理を実行可能な前記処理演算器毎に
区別して行うと共に、前記使用順序発行番号を更新する
コマンド登録手段と、 前記処理演算器への登録済みの前記処理の割当を、少な
くとも、前記使用順序実行番号と、前記使用順序番号と
に従って決定し、該割り当てた処理の実行を開始させる
実行開始手段と、 前記処理演算器での処理実行完了時に、処理対象となっ
ていた処理データの前記使用順序実行番号を更新する使
用順序実行番号更新手段とを備え、 又、前記複数の処理演算器それぞれが、前記実行開始手
段から処理の実行を開始させることができ、又、処理の
実行完了時に該完了を前記使用順序実行番号更新手段に
通知することができる、それぞれ所定の処理を実行する
処理演算器であり、 前記受渡処理データに対して、利用可能な前記処理演算
器を用いて、前記コマンド登録された処理を順次実行す
ることを特徴とする並列処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18194792A JPH0628186A (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 複数処理演算器の並列処理方法及び並列処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18194792A JPH0628186A (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 複数処理演算器の並列処理方法及び並列処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628186A true JPH0628186A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=16109665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18194792A Pending JPH0628186A (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 複数処理演算器の並列処理方法及び並列処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628186A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100403676B1 (ko) * | 1994-08-24 | 2003-12-31 | 선 마이크로시스템즈 인코퍼레이티드 | 카운터플로우파이프라인프로세서와카운터플로우파이프라인프로세서에서유용한명령의레지스터값을라벨링하는방법 |
JP4784607B2 (ja) * | 2006-04-26 | 2011-10-05 | 株式会社村田製作所 | 角速度センサインタフェース回路および角速度検出装置 |
-
1992
- 1992-07-09 JP JP18194792A patent/JPH0628186A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100403676B1 (ko) * | 1994-08-24 | 2003-12-31 | 선 마이크로시스템즈 인코퍼레이티드 | 카운터플로우파이프라인프로세서와카운터플로우파이프라인프로세서에서유용한명령의레지스터값을라벨링하는방법 |
JP4784607B2 (ja) * | 2006-04-26 | 2011-10-05 | 株式会社村田製作所 | 角速度センサインタフェース回路および角速度検出装置 |
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