JPH06281693A - 半導体装置の熱抵抗測定方法 - Google Patents

半導体装置の熱抵抗測定方法

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JPH06281693A
JPH06281693A JP5108627A JP10862793A JPH06281693A JP H06281693 A JPH06281693 A JP H06281693A JP 5108627 A JP5108627 A JP 5108627A JP 10862793 A JP10862793 A JP 10862793A JP H06281693 A JPH06281693 A JP H06281693A
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output transistor
thermal resistance
measurement
voltage
heating
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JP5108627A
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Toshio Ueno
利男 植野
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】出力トランジスタが制御回路とともにモジュー
ル内に組み込まれてその制御端子が導出されない場合に
も出力トランジスタのはんだ付けの良否等を示す熱抵抗
を正確に測定できるようにする。 【構成】モジュール1の出力端子Toから試験電流Itを出
力トランジスタ2に与えた状態で両端電圧VCEを第1測
定値VCE1として測定し、出力端子Toに負荷抵抗12を接
続しかつ入力端子Tcからパルス状の制御信号Scを制御回
路3に与えて出力トランジスタ2をオンオフさせながら
加熱電流Ihにより加熱した後、最初と同要領で両端電圧
CEを第2測定値VCE2として測定した上で、両端電圧
CEがもつ温度係数と, 第1測定値VCE1と第2測定値
CE2の差と, 加熱電力とから出力トランジスタ2の熱
抵抗を計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制御用の集積回路ととも
にモジュール内に一体に組み込まれた電力用トランジス
タ等の半導体装置の実装時のはんだ付け状態等を確認な
いしは良否を判定するためその熱抵抗を測定する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】バイポーラ形や電界効果形の電力用トラ
ンジスタ等の個別半導体装置は周知のようにパッケージ
に収納ないしはモジュールに組み込んだ状態で使用され
るが、この際そのチップをパッケージやモジュールの導
体にはんだ付け等の手段で接合する必要があり、接合が
不充分であるとチップのヒートシンク等への放熱が悪く
なって過熱による劣化のおそれがあるので、チップ状態
でその特性試験が済んでいても実際の使用に供する前に
この接合の状態を確認しておく必要があり、このため本
発明が対象とする半導体装置の熱抵抗が測定される。以
下、この熱抵抗の測定原理をバイポーラトランジスタに
ついて簡単に説明する。
【0003】熱抵抗測定にはふつうバイポーラトランジ
スタのベース・エミッタ間電圧Vbeがもっている固有な
温度係数を利用する。まず小さな試験電流をそのエミッ
タ・コレクタ間に流した状態でベース・エミッタ間電圧
を測定してVbe1とし、次に所定の電力損が発生するよ
うコレクタ・ベース間に電圧Vcbを掛けかつエミッタ電
流Ie を流して温度を上昇させ、その直後に前と同条件
でベース・エミッタ間電圧を測定してVbe2とする。こ
れから熱抵抗はRt=ΔVbe/kVcbe で与えられる。
ただし、ΔVbe=Vbe1−Vbe2で, 温度係数k=2mV
/℃(シングルトランジスタ)であって、Vcbの単位が
VでIe の単位がAのとき熱抵抗Rtは℃/Wの単位をも
つ。
【0004】なお、実際の測定の際にはベース・エミッ
タ間電圧Vbe1やVbe2の測定時の試験電流を温度上昇
を極力避けるために必要最低限の例えば数十〜数百mAに
設定するが、加熱中には加熱電流としてのエミッタ電流
e をそれよりずっと大な,例えば定格電流の半分程度
にし、コレクタ・ベース間電圧Vcbも定格電圧よりは低
いが必要な電力損失を発生させるに充分な電圧値にする
のが通例である。このように、実際の使用状態と若干異
なるが半導体装置に過大な熱負荷を掛けることなく熱抵
抗Rtを測定してはんだ付け等の良否を判定できる。
【0005】熱抵抗の測定対象がバイポーラトランジス
タでなく、電界効果トランジスタや絶縁ゲートバイポー
ラトランジスタの場合は、上述のベース・エミッタ間電
圧にかわる固有な温度係数をもつ量としてそれらのゲー
トのソースないしエミッタに対する動作しきい値Vth
利用するのが従来からの通例である。かかるゲートのし
きい値Vthがもつ温度係数kはVbeの場合とは異なり5
〜10mV/℃の範囲内にあるのがふつうであるが、2回の
測定と中間の加熱の要領は上述と同様であり、熱抵抗Rt
はしきい値Vthの2個の測定値の差をΔVthとし加熱中
に与えた電力をWとすると、Rt=ΔVth/kWの算式に
より計算できる。なお、測定対象がダイオードの場合は
そのpn接合がもつ温度係数を利用してバイポーラトラン
ジスタの場合と同様に熱抵抗を測定できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来から
測定対象の種類に応じた固有な温度係数をもつ量として
ベース・エミッタ間電圧Vbeやゲートしきい値Vth等の
主としてその制御端子であるベースやゲートに関連する
電気量を利用し、前後2回の測定と中間の加熱の3ステ
ップを踏んで熱抵抗を測定して来た。しかし、最近では
半導体装置の使い勝手向上の要求が非常に強く、これに
応じ測定対象の半導体チップをその制御用集積回路のチ
ップとともに共通のモジュールに組み込むことが多く、
この場合はモジュールから出力トランジスタのベースや
ゲートの端子が導出されないので、熱抵抗の測定が非常
に困難になって来た。
【0007】これは、モジュールがふつうは樹脂モール
ド形で出力トランジスタのベースやゲートの端子が樹脂
内に埋め込まれてしまうので、試験回路をそれらに接続
して前述のVbeやVthを測定できなくなるからである
が、もう一つ厄介な問題は制御回路を含めたモジュール
内の回路の全体的なゲインが高くなるので、ごく僅かな
擾乱等の予測不能な原因によっても出力トランジスタの
動作点がずれて測定値に狂いが発生しやすく、極端な場
合には発振等の異常現象が発生してモジュールが損傷を
蒙るおそれがあることである。
【0008】かかる実情に鑑みて、本発明の目的は熱抵
抗を測定すべき出力トランジスタとその制御回路がモジ
ュール内に一体化された場合でも、熱抵抗を確実かつ正
確に測定できる方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明方法によれば、上
述のように出力トランジスタをその制御回路とともに組
み込んだモジュール内の測定対象の熱抵抗を測定するに
際して、モジュールの出力端子を介して試験電流を測定
対象に流した状態でその両端電圧を第1測定値として測
定する第1測定ステップと, モジュールの入力端子から
制御信号を制御回路に与えて出力トランジスタを制御し
ながら出力端子を介して測定対象に加熱電流を流す加熱
ステップと, 第1測定ステップと同条件で測定対象の両
端電圧を第2測定値として測定する第2測定ステップを
経由した後に、第1測定値と第2測定値との差,加熱ス
テップ中に賦与した電力,および両端電圧がもつ温度係
数から測定対象の熱抵抗を計算することにより上述の目
的が達成される。
【0010】この本発明方法による測定対象はモジュー
ル内にチップ実装された出力トランジスタやダイオード
であり、いずれの場合も上記の制御信号によって出力ト
ランジスタを制御しながらその完全オン状態または完全
オフ状態で熱抵抗を測定するのがよい。測定対象が出力
トランジスタの場合はその両端電圧としてバイポーラト
ランジスタないし絶縁ゲートバイポーラトランジスタで
はコレクタ・エミッタ間電圧, 電界効果トランジスタで
はソース・ドレイン間電圧をそれぞれ測定するのがよ
い。測定対象がダイオード,とくに出力トランジスタの
両端に並列に接続されたダイオードである場合は、その
熱抵抗測定時に制御信号により出力トランジスタを完全
オフ状態にしておくのがよい。
【0011】モジュール内回路の全体ゲインが高い場
合、第1および第2測定ステップでの第1および第2測
定値として出力トランジスタの飽和電圧を測定するのが
有害な回路の発振を防止しかつ出力トランジスタの動作
点の狂いを少なくして熱抵抗の測定精度を高める上でと
くに有利である。また、モジュールがいわゆるインテリ
ジェントモジュールであって、出力トランジスタの過熱
検知手段が組み込まれている場合、加熱ステップにおい
てこの手段により過熱状態が検知されるまで過熱電流を
流すようにするのが測定の流れを簡単化しかつ温度上昇
を合理的に大きくして測定精度を高める上で有利であ
る。また、この過熱検知手段により過熱時の温度を測定
するようにすれば出力トランジスタの両端電圧がもつ温
度係数の値も実測した測定精度を一層高めることができ
る。
【0012】本発明方法では加熱ステップ中の加熱時間
を適宜に設定することによって測定対象の熱的な定常状
態および過熱状態のいずれでも熱抵抗を測定できる。ま
た、測定対象が出力トランジスタの場合は加熱ステップ
中に入力端子を介し繰り返しパルス状の制御信号を制御
回路に与えて出力トランジスタに対し加熱電流として高
周波の断続電流を流すようにすれば、その実際の使用状
態に非常に近い条件で熱抵抗を測定することができる。
【0013】
【作用】前述のように測定対象が出力トランジスタの場
合、従来からその熱抵抗測定に際して内部温度を電気的
に検出するため一定の温度係数をもつベース・エミッタ
間電圧やゲートの動作しきい値を利用していたが、本発
明はその内部温度の尺度として出力トランジスタのベー
スやゲートに関連したかかる電気量を利用しなくても、
その1対の主端子間に存在する npn形や pnp形の複合接
合でも充分に導通した状態,とくに飽和電流が流れる完
全導通状態ではその両端電圧の温度係数が実用的には高
い再現性をもつ点に着目し、これを内部温度検出の尺度
として利用することにより、モジュール内に組み込まれ
てベースやゲートの端子が導出されない場合でも熱抵抗
の測定を可能にするものである。かかる複合接合がもつ
温度係数は単一のpn接合であるベース・エミッタ間電圧
等と異なり測定対象の種類や定格に応じて変動し得る
が、同じ機種では熱抵抗を充分正確に測定できる程度に
良好な再現性を呈する。
【0014】すなわち本発明では前項の構成にいうよう
に、第1測定ステップで測定対象の1対の主端子から導
出されたモジュールの出力端子を介して試験電流を外部
からそれに流した状態でその両端電圧,例えばバイポー
ラトランジスタの場合はそのコレクタ・エミッタ間の電
圧を第1測定値として測定し、次の加熱ステップではモ
ジュールの入力端子から制御信号を制御回路に与えて出
力トランジスタのオンオフ状態を制御しながら出力端子
を介して加熱電流を流し、その直後の第2測定ステップ
で第1測定ステップと同条件で測定対象の両端電圧を第
2測定値として測定した上で、従来と同様に第1および
第2測定値の差と,加熱電力値と,測定対象の両端電圧
がもつ温度係数,ただし出力トランジスタでは機種ごと
に固有な温度係数の値とから測定対象の熱抵抗を計算す
る。
【0015】なお、出力トランジスタ等のほかその制御
回路が組み込まれたモジュールにはその動作の発停等の
ため制御用の入力端子が必ず設けられていて、それを介
して出力トランジスタの制御が可能なので、本発明では
制御信号をこの入力端子から制御回路に与えて出力トラ
ンジスタのオンオフ状態を制御しながら、測定対象に対
し第1および第2測定ステップでは試験電流を,過熱ス
テップでは加熱電流をそれぞれ供給するようにする。
【0016】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1〜図4はモジュール内に組み込まれた測定対象
の熱抵抗を本発明により測定するそれぞれ異なる実施例
を示し、いずれの実施例でも測定対象として出力トラン
ジスタを必ず含むが、図2以降に示す実施例ではダイオ
ードも測定対象に含められる。これらの図には出力トラ
ンジスタ2とその制御回路3が組み込まれたモジュール
1とともに、熱抵抗測定用の試験回路および測定装置の
例が示されている。
【0017】図1に一点鎖線で囲んで示すモジュール1
は、この実施例では絶縁ゲートバイポーラトランジスタ
である1対の出力トランジスタ2とそのゲートの制御用
等の集積回路である制御回路3の半導体チップを樹脂ケ
ース等の中に組み込んだ上で樹脂注形等の手段で一体に
モールドしてなり、図の例では出力トランジスタ2の過
熱状態を検知するサーミスタ4がこれに組み込まれてい
る。2個の出力トランジスタ2は電源端子TpとTnの間に
直列接続されて交互にオンオフ動作し、両者の相互接続
点から図示しない負荷の駆動用に出力端子Toが導出され
る。図の例では各出力トランジスタ2はその電流検出用
に補助エミッタを備え、それに接続した小抵抗2aの電圧
降下が電流検出信号として制御回路3に与えられる。電
源端子Tpには接地側の電源端子Tnに対し数百Vの電圧V
が与えられるが、制御回路3側は低圧で動作するので5
〜15Vの電圧Vdがこれに給電される。
【0018】制御回路3は1対の出力トランジスタ2を
交互にオンオフさせるためそれらのゲートを制御するほ
か、抵抗2aやサーミスタ4から検出信号を受けて出力ト
ランジスタ2の負荷状態や過熱状態を検出して警報を発
する等の動作を行なう。このためモジュール1には制御
回路3に制御信号Scを与える入力端子Tcと制御回路3に
よる警報Sa用の端子Taとが設けられている。なお、入力
端子Tcは必要に応じて複数個設けられる場合もあるが、
この実施例では出力トランジスタ2のオンオフ指定用に
1個だけが設けられ、かつ制御信号Scのハイの状態によ
って下側の方の出力トランジスタ2のオン動作が指定さ
れるものとする。
【0019】この下側の方の出力トランジスタ2の熱抵
抗を測定する場合には、図のように出力端子Toと電源端
子TnとTpに対し試験電流It用の定電流源11と加熱電流Ih
用の負荷抵抗12と両者を切り換えるスイッチ13からなる
試験回路を接続し、かつ測定装置として出力トランジス
タ2のコレクタ・エミッタ間電圧である両端電圧vを測
定する電圧測定器21と電流検出用抵抗23の電圧降下を受
ける電流測定器22とを接続する。なお、定電流源11と負
荷抵抗12には可調整のものを用い、測定器21と22にはデ
ィジタル出力形のものを用いるのがよい。また、図に示
されていないが測定器21と22のほかに出力トランジスタ
2の電圧と電流の波形を必要に応じ観測できるように、
オシロスコープないしメモリ機能付きのシンクロスコー
プを接続しておくのが便利である。
【0020】一方、モジュール1の入力端子Tcには、こ
の実施例では試験回路として高周波パルス状の制御信号
Scを発生するパルス発生器14と入力端子Tcの電位を電圧
Vdのハイに引き上げる抵抗15とそれらを切り換えるスイ
ッチ16を接続する。さらに、図示の例では試験回路や測
定装置の制御用と測定データの蒐集および処理用とを兼
ねてマイクロコンピュータ等の計算機30を用い、キーボ
ードスイッチ31により測定動作を開始させ、測定結果を
プリンタ32に印字させるようにする。
【0021】測定動作開始後の第1測定ステップでは、
計算機30からスイッチ指令SSを出力してスイッチ13と16
を図の状態に置き、ハイの制御信号Scを制御回路3に与
えて下側の出力トランジスタ2をオン状態にし、同時に
定電流源11から試験電流Itをそれに供給する。この際に
電源電圧Vを印加する必要はなく、試験電流Itは出力ト
ランジスタ2を加熱しないよう低く,電流定格が数十A
のとき0.01〜0.5 Aに設定するのがよい。この第1測定
ステップは数mSの短時間でよいが、出力トランジスタ2
の望ましくは完全な導通状態で両端電圧vであるコレク
タ・エミッタ間電圧VCEの飽和電圧値を測定するのがよ
い。このため第1測定ステップの終期に計算機30に電圧
検出指令SVを電圧測定器21に送らせ、測定結果の電圧デ
ータDVを読み込んで第1測定値VCE1として記憶させ
る。
【0022】次の加熱ステップでは、スイッチ指令SSに
よりスイッチ13と16を図と反対側に切り換えて入力端子
Tcにパルス発生器14を, 出力端子Toに負荷抵抗12をそれ
ぞれ接続し、かつ今度は電源電圧Vを印加した状態でパ
ルス発生器14による繰り返しパルス状の制御信号Scを制
御回路3に与えて出力トランジスタ2をオンオフさせな
がら、負荷抵抗12により設定した加熱電流Ihを出力トラ
ンジスタ2に断続的に流して加熱する。パルス発生器14
に発生させるパルスの周波数は実際の使用時の出力トラ
ンジスタ2の動作周波数とおなじ例えば10〜20kHz程度
に設定するのが望ましく、そのデューティ比はふつうの
50%程度とすることでよい。出力トランジスタ2に流す
加熱電流Ihをかかる断続電流とすることにより実際の使
用状態に非常に近い条件で熱抵抗を測定できる。
【0023】この加熱ステップでは、加熱電流Ihを例え
ば定格電流値近くに設定しかつ加熱時間をふつうの0.01
〜10秒程度に設定するようにしてもよいが、この実施例
ではモジュール1がサーミスタ4による加熱検知機能を
備えているので、これを利用して加熱電流Ihを定格電流
以上に設定しかつ警報Saの発生時点でこのステップの終
期を決めることにより、加熱電力を増加させる熱抵抗の
測定精度を上げ、かつ加熱時間が合理的に自動設定され
るようにする。計算機30は警報Saによってこの終期を知
り、例えばその直後に電圧測定指令SVと電流測定指令SA
をそれぞれ電圧測定器21と電流測定器22に送り、それら
による電圧データDVを加熱ステップ中の両端電圧VCE,
電流データDAを加熱電流Ihとしてそれぞれ記憶する。
【0024】これに続く第2測定ステップでは、スイッ
チ指令SSをスイッチ13と16に与えて試験回路の接続を第
1測定ステップと同じ状態に戻し、かつ第1測定ステッ
プと同じ測定要領で再び出力トランジスタ2の両端電
圧,この例ではそのコレクタ・エミッタ間電圧VCEを測
定して第2測定値VCE2として計算機30に記憶させる。
もちろん、この測定は加熱ステップの後に温度が低下し
ない内にできるだけ早く行なう必要があるので、第2測
定ステップに入った直後の例えば50〜500 μSの短時間
内に測定を終わらせるようにする。
【0025】以上でこの実施例における測定動作がすべ
て終了し、それまでに計算機30内に記憶されている測定
値から図1の例では下側の出力トランジスタ2の熱抵抗
Rtが次式によって直ちに計算できる。 Rt=ΔVCE/k・W・D (1) ただし、ΔVCEは第1および第2測定値の差でΔVCE
CE1−VCE2であり、kは両端電圧としてのコレクタ
・エミッタ間VCEがもつ固有の温度係数であり、Wは加
熱ステップ中の加熱電力でW=VCE・Ihであり、Dは加
熱ステップで繰り返しパルス状の制御信号Scにより指定
した出力トランジスタ2のオンオフ動作のデューティ比
であって例えば前述の50%つまり 0.5である。
【0026】なお、以上はモジュール1内の下側の出力
トランジスタ2の熱抵抗を測定する場合であるが、上側
の出力トランジスタ2の熱抵抗を測定するには定電流源
11と負荷抵抗12と電圧測定器21の接続を上下方向に逆に
入れ換え、かつスイッチ16に一端が接続されている抵抗
15の他端を接地すればよい。さらに、この実施例ではモ
ジュール1内にサーミスタ4が組み込まれているので、
警報Saが発生した時のその検出信号を読み取ってその時
の温度Tを測定するようにすれば、出力トランジスタ2
のコレクタ・エミッタ間電圧VCEがもつ温度係数kもk
=ΔVCE/Tの計算式によって簡単に実測できる。
【0027】次の図2の実施例では、同図(a) に回路図
で示すようにモジュール1の構成は前実施例とほぼ同じ
であるが、各出力トランジスタ2のコレクタ・エミッタ
間にダイオード5が接続されている点が異なり、出力ト
ランジスタ2とダイオード5の熱抵抗が測定される。ダ
イオード5は例えば出力トランジスタ2の図示しない誘
導性の負荷に対するフリーホイーリング用であって、出
力トランジスタ2とは逆方向に電流を流す極性で並列に
接続される。
【0028】図2(a) には下側の出力トランジスタ2と
ダイオード5の熱抵抗測定用の試験回路と測定回路が示
されている。電圧測定器21と電流測定器22を含む測定回
路は図1と同じであるが、この実施例の試験回路には試
験電流It用の定電流源41と,加熱電流Ih用の定電流源42
と, 加熱電圧Vh用の電圧源43と, それらによる電流や電
圧を出力端子Toに与える極性を切り換える切換スイッチ
44とを用い、定電流源41と42に対してそれぞれ逆流防止
用のダイオード41aと42aを直列に接続する。定電流源
41と42や電圧源43は図のように可調整とするのがよい。
モジュール1の入力側にはこの実施例では図1のパルス
発生器14は用いないが、制御信号Sc用の電位引き上げ抵
抗15とスイッチ16を接続する。
【0029】図示されていないがこの図2の実施例でも
図1と同様な計算機30によって試験回路と測定回路を制
御しながら測定を進めるのが便利である。図2(b) 〜
(e) に出力トランジスタ2の熱抵抗を測定する際のそれ
ぞれ制御信号Scと試験電流Itと加熱電流Ihと出力トラン
ジスタ2の両端電圧vの経過を示す。この測定の開始に
際してはまず切換スイッチ44を図示の位置に置いた上
で、スイッチ16を操作して制御信号Scを図2(b) のよう
にハイにすることにより制御回路3を介して下側の方の
出力トランジスタ2をオン動作させてその状態に保つ。
【0030】第1測定ステップでは、定電流源42と電圧
源43を停止させた状態で前実施例と同様に定電流源41か
ら図2(c) に示す小さな試験電流Itを出力トランジスタ
2に数mSの短時間だけ供給し、その終期の図2(e) に示
す時刻t1にその両端電圧vの望ましくは飽和電圧値を電
圧測定器21に測定させた上で、前実施例と同じく第1測
定値VCE1として記憶する。
【0031】次の加熱ステップでは、定電流源41のかわ
りに定電流源42を動作させることにより加熱電流Ihを出
力トランジスタ2に対しこの実施例では図2(d) に示す
よう連続的に供給し、かつ電圧源43から加熱電圧Vhを印
加した状態でそれを加熱した上で、その終期の図2(e)
の時刻thに電圧測定器21に出力トランジスタ2の両端電
圧vを測定させてその値をVCEとして記憶するととも
に、電流測定器22に加熱電流Ihを測定させてその値を記
憶する。なお、加熱電流Ihと加熱電圧VhはこれらVCE
Ihの積である電力Wが出力トランジスタ2の定格負荷時
と同程度ないしは若干低めになるよう設定するのがよ
い。また、加熱時間は出力トランジスタ2の定常的な熱
抵抗の測定には0.01〜10秒程度に, 過渡的な熱抵抗の測
定には例えば10〜50mSにそれぞれ設定するのがよい。
【0032】第2測定ステップでは第1測定ステップと
同要領で出力トランジスタ2に試験電流Ihを流し、その
供給開始の50〜500 μSの短時間後に出力トランジスタ
2の両端電圧vを電圧測定器21に測定させて第2測定値
CE2として記憶する。これによりこの実施例における
測定動作が終了するので、それまでに記憶されている第
1および第2測定値VCE1およびVCE2と, 加熱電流Ih
および加熱電圧Vhと,所定の温度係数kとから、前述の
(1)式によりデューティ比Dを1と置いて出力トランジ
スタ2の熱抵抗Rtを計算することでよい。
【0033】この図2の実施例において下側のダイオー
ド5の熱抵抗を測定するには、まず切換スイッチ44を図
とは反対側に入れ、かつスイッチ16も図と反対側に操作
して制御信号Scをローの状態にして下側の出力トランジ
スタ2をオフの状態に保つ。第1測定ステップでダイオ
ード5に試験電流Itを流した時の順方向電圧Vfである両
端電圧vを測定してVf1として記憶し、加熱ステップで
加熱電流Ihを流しかつ低い加熱電圧Vhを掛けた状態での
両端電圧を測定してVfとして記憶すくとともに加熱電流
Ihの値を測定して記憶し、第2測定ステップで第1測定
ステップと同じ要領で両端電圧vを測定してVf2として
記憶した後、次式によりダイオード5の熱抵抗Rtを計算
することでよい。
【0034】 Rt=ΔVf/k・W (2) ただし、ΔVf=Vf1−Vf2で, W=Vh・Ihであり、kは
ダイオード5のpn接合の温度係数で前述のようにk=2
mV/℃である。図3に示す実施例は図2の実施例と実質
的にはほぼ同じであるが、同図(a) の試験回路の構成が
若干異なる。また、モジュール1の方では制御回路3用
の集積回路チップが出力トランジスタ2ごとに分けら
れ、制御信号Sc用の入力端子Tcがそれぞれから導出され
ている点が異なる。試験電流および加熱電流用の定電流
源41および42と, 加熱電圧用の定電圧源43を設けるのは
前実施例と同じであるが、それぞれに逆流防止用のダイ
オード 41a,42a,43aおよびスイッチ 41b,42b,43bが接続
されている。測定対象を出力トランジスタ2とダイオー
ド5とに切り換えるため切換スイッチ44を設けるのは同
じである。モジュール1の入力端子Tcに対し制御信号Sc
を出力トランジスタ2の熱抵抗測定時にハイにする抵抗
15およびダイオード5の熱抵抗測定時にローにするスイ
ッチ17が接続される。
【0035】図は下側の方の出力トランジスタ2とダイ
オード5の熱抵抗を測定する場合を示す。出力トランジ
スタ2の熱抵抗測定時には、スイッチ17と切換スイッチ
44を図の状態に置き、図3(b) の制御信号Scがハイの状
態でスイッチ 41b,42b,43bを動作させながら図3(c) の
試験電流Itと図3(d) の加熱電流Ihと図3(e) の加熱電
圧Vhを出力トランジスタ2に供給ないしは印加する。こ
の際の測定ステップと加熱ステップの要領は図2の実施
例と同じであって、かつ図3(b) 〜図3(e) は図2(b)
〜図2(e) と同じなので繰り返しを避けるため説明を省
略する。また、ダイオード5の熱抵抗測定時にはスイッ
チ17をオンさせて出力トランジスタ2をオフさせ、切換
スイッチ44を図と反対側に切り換える。この場合の試験
電流Itと加熱電流Ihと加熱電圧Vhの値はもちろん異なる
ものの、測定および加熱の要領は出力トランジスタ2の
熱抵抗測定時と同様である。
【0036】図4の実施例ではモジュール1の上側およ
び下側の出力トランジスタ2およびダイオード5の熱抵
抗が測定される。この実施例で用いる試験回路の図4の
右側部分は図3の実施例と同じであるが、図の中央部に
示すように図2や図3の切換スイッチ44のかわりに8個
のスイッチ45を用いる。図ではこれらのスイッチ45にA
〜Dの符号が付けられており、その下側に示された操作
回路46によって順次にオン操作される。図からわかるよ
うに、符号AとCの各2個のスイッチ45をオンさせたと
きにそれぞれ下側と上側の出力トランジスタ2の熱抵抗
を測定し、また符号BとDの各2個のスイッチ45をオン
させたときにそれぞれ下側と上側のダイオード5の熱抵
抗をそれに供給する電流や電圧の極性を逆に切り換えて
測定するようになっている。
【0037】図4のモジュール1内の制御回路3の集積
回路チップは図1や図2と同じで、それに対する制御信
号Sc用の入力端子Tcには図3と同様に抵抗15とスイッチ
17を接続し、かつスイッチ18を介しパルス発生器14を接
地側に接続する。このように試験回路を構成した図4の
実施例では、上側または下側の出力トランジスタ2の熱
抵抗測定時にはスイッチ17をオフにして出力トランジス
タ2をオンさせ、その加熱ステップではスイッチ18をオ
ンして図1の実施例と同様にパルス発生器14によって出
力トランジスタ2をオンオフさせながら加熱電流を断続
的に流すようにする。上側または下側のダイオード5の
熱抵抗の測定時にはスイッチ17をオンにして、出力トラ
ンジスタ2をオフ状態に保つようにする。図4には回路
図のみを示すが、出力トランジスタ2やダイオード5の
熱抵抗の測定時の測定ステップや加熱ステップの要領は
いままでの実施例と同様である。
【0038】なお、以上説明したいずれの実施例でも加
熱ステップ中に定電流源42から加熱電流Ihを供給しかつ
定電圧源43から加熱電圧Vhを印加する加熱時間を適宜に
設定することにより、測定対象の定常的な熱抵抗と過渡
的な熱抵抗のいずれも正確に測定することができる。ま
た、以上の図1〜図4の実施例からもわかるように、本
発明はこれらの実施例に限定されることなくその要旨の
範囲内で種々の態様や要領で実施をすることができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明では、第1測定ステ
ップでモジュールの出力端子を介して試験電流を測定対
象に供給した状態でその両端電圧を第1測定値として測
定し、加熱ステップではモジュールの入力端子を介し制
御信号を制御回路に与えて出力トランジスタを制御しな
がら出力端子から測定対象に加熱電流を流し、かつ第2
測定ステップで第1測定ステップと同じ状態で両端電圧
を第2測定値として測定した上で、これら測定結果から
出力トランジスタの熱抵抗を計算することにより次の効
果を上げることができる。
【0040】(a) 半導体装置の熱抵抗測定のためにその
内部温度を知る尺度として、従来のようにその制御端子
に関連したベース・エミッタ間電圧やゲートしきい値を
利用するかわりに、本発明では内部の複合接合を含むそ
の両端電圧を利用するので、出力トランジスタがモジュ
ール内に制御回路とともに一体に組み込まれその制御端
子が外部に導出されない場合でもモジュールの出力端子
を介してその熱抵抗を容易に測定できる。本発明を実験
的に実施した結果から、かかる両端電圧がもつ温度係数
は出力トランジスタの同一機種内で高い再現性を示し、
従って熱抵抗を実用上充分な精度で正確に測定できるこ
とが確かめられている。
【0041】(b) 第1および第2測定ステップで測定対
象の内部温度を表すその両端電圧の飽和電圧を測定する
態様では測定値の精度を一層高めるとともに、従来のよ
うに活性領域で動作させた状態で測定する場合よりモジ
ュール内回路の全体ゲインを全体的に落とし、出力トラ
ンジスタの増幅率が本来高い場合でも不測の擾乱等に起
因するその動作点のずれによる測定値の狂いをなくし、
かつ発振等の異常現象によってモジュールが損傷を蒙る
おそれを解消できる。
【0042】(c) 加熱ステップ中にモジュールの入力端
子から制御回路に繰り返しパルス状制御信号を与えて出
力トランジスタをオンオフ動作させながらそれに断続電
流を流す態様では、モジュール内にふつうは複数個組み
込まれる出力トランジスタに加熱電流を制御回路を利用
して供給することができ、かつ従来よりむしろ実際の使
用状態に非常に近い条件で出力トランジスタの熱抵抗を
測定して、測定結果の実用性を高めることができる。さ
らに、モジュール内の過熱検知手段を利用して過熱警報
により加熱時間を決める態様では、加熱時間の設定を合
理化しかつ温度上昇を大きくとって測定精度を一層高め
ることができる。
【0043】(d) 過熱ステップ中に定電流源により測定
対象に連続的な加熱電流を供給する態様によれば、必要
に応じて加熱時間を適宜に選定することにより定常熱抵
抗と過渡熱抵抗のいずれも正確に測定することができ、
かつ測定対象に与える電流や電圧の極性を切り換える態
様によれば出力トランジスタに対してダイオードが逆並
列接続されたような場合にも両者の熱抵抗を互いに区別
して測定でき、さらに制御信号により制御回路を介し出
力トランジスタのオンオフ状態を制御することにより熱
抵抗の測定精度を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による熱抵抗測定方法の第1実施例に関
し、測定対象である出力トランジスタが組み込まれたモ
ジュールを試験回路および測定装置とともに示す回路図
である。
【図2】本発明の第2実施例に関し、同図(a) は測定対
象としての出力トランジスタとダイオードとが組み込ま
れたモジュールを試験回路および測定装置とともに示す
回路図であり、同図(b) は制御信号を,同図(c) は試験
電流を,同図(d) は加熱電流を,同図(e) は測定対象の
両端電圧をそれぞれ示す波形図である。
【図3】本発明の第3実施例に関し、同図(a) は測定対
象としての出力トランジスタとダイオードとが組み込ま
れたモジュールを試験回路および測定装置とともに示す
回路図であり、同図(b) は制御信号を,同図(c) は試験
電流を,同図(d) は加熱電流を,同図(e) は測定対象の
両端電圧をそれぞれ示す波形図である。
【図4】本発明の第4実施例に関し、測定対象である出
力トランジスタが組み込まれたモジュールを試験回路お
よび測定装置とともに示す回路図である。
【符号の説明】
1 モジュール 2 測定対象としての出力トランジスタ 3 制御回路 4 過熱検知用のサーミスタ 5 測定対象としてのダイオード 11 試験電流用の定電流源 12 負荷抵抗 14 繰り返しパルス状の制御信号用パルス発生器 16 制御信号用のスイッチ 21 電圧測定器 22 電流測定器 30 計算機 41 試験電流用の定電流源 42 加熱電流用の定電流源 43 加熱電圧用の定電圧源 44 電流,電圧の極性切り換え用の切換スイッチ 45 電流,電圧の極性等の切り換え用のスイッチ Ih 加熱電流 It 試験電流 Sa 過熱警報 Sc 制御回路に対する制御信号 Tc モジュールの入力端子 To モジュールの出力端子 VCE 出力トランジスタの両端電圧 VCE1 第1測定値 VCE2 第2測定値 Vh 加熱電圧 v 測定対象の両端電圧

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力トランジスタとその制御回路とをモジ
    ュールに一体化してなる半導体装置にチップ実装された
    測定対象の熱抵抗を測定する方法であって、モジュール
    の出力端子を介し試験電流を測定対象に流した状態でそ
    の両端電圧を第1測定値として測定する第1測定ステッ
    プと、モジュールの入力端子から制御信号を制御回路に
    与えて出力トランジスタを制御しながら出力端子を介し
    て測定対象に加熱電流を流す加熱ステップと、第1測定
    ステップと同条件で測定対象の両端電圧を第2測定値と
    して測定する第2測定ステップとを含み、第1測定値と
    第2測定値との差,加熱ステップ中に賦与した電力,お
    よび両端電圧がもつ温度係数から測定対象の熱抵抗を計
    算するようにしたことを特徴とする半導体装置の熱抵抗
    測定方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の方法において、測定対象
    が出力トランジスタであり、第1および第2測定値とし
    てその両端電圧の飽和電圧を測定するようにしたことを
    特徴とする半導体装置の熱抵抗測定方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の方法において、出力トラ
    ンジスタの過熱検知手段がモジュール内に組み込まれ、
    加熱ステップ中に過熱が検知されるまで加熱電流を流す
    ようにしたことを特徴とする半導体装置の熱抵抗測定方
    法。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の方法において、加熱ステ
    ップ中に入力端子を介し繰り返しパルス状の制御信号を
    制御回路に与え、出力トランジスタに対する加熱電流と
    して高周波断続電流を流すようにしたことを特徴とする
    半導体装置の熱抵抗測定方法。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の方法において、測定対象
    が出力トランジスタの両端に並列接続されたダイオード
    であることを特徴とする半導体装置の熱抵抗測定方法
  6. 【請求項6】請求項5に記載の方法において、ダイオー
    ドの熱抵抗測定時に制御信号により出力トランジスタを
    オフ状態におくようにしたことを特徴とする半導体装置
    の熱抵抗測定方法。
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